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2005年02月22日
ハワイタイムの設計施工
ご存知の方が多いと思いますが、当地では人と会うとき、または会合の開始時間はその約束の時間の
5-10分後または開始時間の30分後ぐらいからバラバラと人が集まってきます。
いわゆるハワイタイム。もう慣れました。
最初は、「何で約束の時間を守らないんだ!」、「人をバカにしている!」などといきり立った事も・・
ラジオの朝9時のニュースも、9:02から始まるし、7時のテレビ番組も7:04になっても始まらないし・・
大した事ではないんだ、と思えるようになってからはだいぶ楽になりました。
ビジネスでもこういう事が沢山起こります。
例えばレストランの内装工事。
ハワイの人に新規レストランが開店予定日通りにオープンした事があるかどうか聞いてみてください。
そう、「○月×日引渡し」という業者の言葉を信じてはいけません。
もちろんケースバイケースですが通常、この○月×日から2~3ヶ月後です。
そう、2~3日ではなく、2~3ヶ月あと・・・・
何で? 良い質問です。
1.ハワイでは基本的にこの引渡し日はあくまで「目処」である。
2.ビルディングデパートメントの審査が厳しく、ひじょーーーーに遅い。
3.現場で働く人の効率がひじょーーーーーに悪い。
4.引渡し日に間に合わせるよう、徹夜で働く・・などという文化は無い!
5.最初に設計/施工業者を、見積もりの「安い方」を選んでしまう。
まー代表的な理由だけでこのくらいですか。
それでは、こういう商習慣にどう対応するか?これも良い質問です。
1.まず徹底的に実績のある良い業者を選ぶ。(むしろ最初の見積もりの一番高いところに発注する。)
2.開業日通知関係の印刷物は実際にオープンしてから発注する。
3.ハワイタイムを受け入れる。郷に入って郷に従え!
4.出来れば店舗物件の大家さんと工事完了、開業してから家賃支払いを、と最初に交渉する。
5.日本の設計デザイナーを使わない。使ってもあくまで当地のデザイナーに仕事をさせる。
6.MKUに相談する!
どうしても皆さん最初に設計施工費の見積もりオファーの安い所に発注してしまうんですよね。
でも考えてみてください。
安い見積もり業者ほど、「これは別・・」、「これは追加料金・・」、「これは含まれていない・・・」です。
まして工期の遅れで、開店が遅れて売上発生が遅れる「損失」を想定していない。
例えば3ヶ月間、月10万ドルの売上が工期の遅れで発生しないのも大きな費用損失です。
特に幹部人件費、基本家賃が発生していればなおさら。ただただ費用のみ・・・・・
そうですね、胃薬飲む前にMKUにご連絡を・・・・・私もやっと胃薬飲まなくなりました。
投稿者 : 2005年02月22日 08:07
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