2006年02月27日
謝る文化
日本と 欧米社会を比べていて
気がつく違いの一つに
「謝る」 と言う 文化があると思う・・
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昔から 日本人は
「謝る」と言う文化を 尊んできた・・・
謝るのは 美しい と言うような
謝るのは 潔く そして 尊い と言うような
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欧米では 違う・・・
謝らない・・・
謝る事は 敗北と 自分が悪い事をした と言うことを
認める 行為だから
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謝らない
簡単なことは 謝っても
普通 何が あっても謝らない・・・
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英語でも
日本人がまず覚える 言葉に
I am sorry ! がある
日本語と英語の この表現
「すみません・・・」
意味は 同じでも
使うオケージョンが 違う場合が多い・・・
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日本人は 何か物事を頼むときに
あのー すみません! 水 一杯ください・・・ と言う
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I am sorry, Can I have a glass of water, please?
と言ってしまうような・・・
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これ 正しくは
Excuse me ! Can I have ~ である・・・
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そう エチケット上 または
人に 物事を頼むときの 「すみません」
と
悪い事を して 謝る 「すみません」
と言うのとは
違う・・
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日本人も 謝る と言う文化を
正しく 使ったほうがいい
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しかし 日本が これまで発展してきた
国民性と、素晴らしい文化のうちに
実は この 「謝る文化」が 見逃せない・・
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チームワーク
私が 悪かった
反省して また皆でがんばろう・・・
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そんな 潔い 精神は
特に 戦後日本の成長の基礎にあったと思う・・
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しかし
簡単に 謝るな・・
謝れば 自分の非を認めることになるぞ!
そうなれば 全て終わりだ・・・
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そんな 欧米の文化が
日本にも 急速に広がっているのが分かる・・
謝る ことを 潔い として
肯定的に 取ってきた 文化が
「 ほーら 謝った・・ 悪いのは お前だ!」
みたいな・・・
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民主党の永田議員も 前原代表も
どう 謝るのか 聞きたい・・・
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潔く 謝るか
それとも
一応 事態収拾の為に とりあえず言葉上だけで
誤りを認めて 武部幹事長や小泉首相に陳謝するのではなく
国民に謝る・・ みたいな筋違いをして
そして
言い訳をして
結局 あまり自分は悪くない・・
まだ不透明で 怪しい部分が残るみたいだ・・
と結論付け、 謝る格好をするのか・・・?
興味が ある・・
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人間の 価値は
自分が間違っていたら
正直に 自分の非を認め
迷惑をかけた その当人に 謝る
心から お詫びを伝える事ではないだろうか・・・
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謝らなくて すむように 日々努力はしながらも
自分に はっきりとした落ち度があった場合
それを どんなに恥ずかしくても
どんなに「裏の」事情があっても
真摯に その迷惑をかけた相手に謝る・・
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それも
心の底から 誤りを認め 陳謝する・・
そうすると 気持ちも晴れ晴れするものだ・・・
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この文化の基本にある キーワードは
「 覚悟 」 だと思う・・・
最近
この 「覚悟」 が出来ていない人が多いような気がする・・
そして その代わりに 「執着」 がすごい・・・
投稿者 : 2006年02月27日 06:55
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