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2006年03月20日

考課

日本では、各企業の人事考課が色々と変わり始めている。

10-20年前から、 各企業とも それぞれの管理職、

事業部責任者の考課に、ある物差しを入れ始めた。


部下からの 評価・・・


それまでは 上司が部下を評価するだけだった

しかし、今では 上下から評価される・・


それに加えて 

実績・・

売上げ予算比・・

利益・・・

顧客満足度・・・



アメリカでも 10年ほど前から

徹底した顧客志向がトレンドのなかで

ホテルなども、顧客からの満足度と合わせ

従業員の満足度を調査するようになってきた




一見素晴らしい仕組みである この制度も

何でもかんでも 顧客の声を聞く

何でもかんでも 従業員のクレームを聞く

何でもかんでも 部下の苦情を聞く・・

上下 左右から 苦情パンチを浴びて


そのくせ 中間管理職は 

人件費削減の真っ先に対象となる・・・



これが いかに世の中に 悪い影響を与えているか?

えっ?


だって 下の言う事を聞いてあげなければ・・・


そう その通り

威張って、働かないで、業績を横取りするような

管理職は チクられたらいい・・

しかし


管理職に

業績の目標予算を突きつけて

利益の達成目標を突きつけて

それに加えて

顧客からの評価

部下からの評価・・・


誰が考えたのだろう こんな仕組みを・・


いまだに 自殺者が年間3万人でている日本の中で

精神科の予約が3ヶ月先 なんていう状態を聞くと

こういう何でも「考課」時代が影響していないだろうか?


自殺する人の多くは 経済的な問題が多いとは言え

多くの中間管理職が 

気がおかしくなりそうになっていると聞く・・


日本は 相手にプレッシャーを与えながら仕事をする国・・

「肩書き」を与えることで残業代を 払わず

どんどん 働かせる・・・

出来ないと イジメて リストラしたり、左遷させる・・・


そろそろ日本も人手不足の時代になるから

こういう 

実績考課で 

部下からの評価で


それで あれもこれも達成しろ と言う人事制度だと

一番戦力となる、中間管理職がいなくなる・・・


もう少し 人を大切にする社会になるといい 

そういう 会社が増えるといい・・・


そして 管理職に登用する段階で

徹底的に<道徳>を研修する方がいい・・・


コンプライアンス だけでなく

「電車で痴漢と言われたときは駅構内からとにかく逃げる・・」とか

そんな カリキュラムだけではなく

道徳心を もう一度教えればいい 

上司や部下を思う心、 仕事や顧客に感謝する心・・・

そういう中身を増やすべきだ・・



「人の心」が分からない 

実務だけ 学歴だけの人が偉くなると

自殺者 3万人を 2万人に削減を目標! なんて

訳の分からない事を言い出すから・・



自殺を交通事故と一緒に考えている

自殺者を何人減らせたか・・と実績考課しやすいように・・

まさか・・


こんなところに

今の 日本人が日本の社会を好きになれない

<病んだ心> があると思う・・・

投稿者 : 2006年03月20日 03:41

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コメント

本当にそうだとおもいます。私は小さい会社の経営に携わっているとはいえ、雇われですので、中間管理職のようなものです。私は上司が好きなので幸せですが、部下からは、何か新しい試みを導入しようと言う時、必ず反抗をくらいます。特にハワイは、日本と違い(日本が異質?)、マネジメント側と従業員は、なにか埋めきれない隔たりを感じます。みんなで一緒に考えてやっていこうと言うのは建前としは存在しますが、現実としてはなかなか難しい。考えるのはマネージメントの仕事、従業員は、なんかプロダクション(与えられた仕事を行うだけの)で、付加価値提案っていうのは期待できないのかぁ、って思います。であるならば、アメリカに強いリーダーシップがあるのは、マネージャークラスや従業員の力が弱い裏返しなのかなぁ、って思ってしまいます。今までの日本は一億総中流階級で、学業レベルも大差なし、従業員と経営側の差と言うのは、実績、経験、貢献、ぐらいで、能力的には一部を除いて、大差なし。中間層がしっかりしから、そんなに強いリーダーシップが必要じゃなかったような気がします。(それには終身雇用、従業員それぞれの職人気質も大いに貢献したとおもいます)私は日本はそのいい面を大事に何でも海外のシステムを取り入れるんじゃなくて、温故知新を図って欲しいです。特に、ISOなどの国際規格という、すべてマニュアル化され、職人気質からくる工夫とういうことがなくなるのではと。ISO、QSという品質管理のスタンダードのマニュアルでがんじがらめにするのは反対です。想像力がなくなるような気がして。日本の職人集団には必要ありません。なんか取りとめもないコメントになりましたが、とにかく、”う”さんは、働く人に優しい温情人事ですね。

投稿者 Nobu : 2006年03月24日 11:21

 
 
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