2006年05月06日
冠婚葬祭
日本と 欧米の違い
色々とあるけど
その中でも一番驚く事・・
冠婚葬祭・・・
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冠婚葬祭そのものは
各国それぞれに事情や
文化、形式の違いがある
それは 当然分かる・・・・
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でも 一番違うこと・・・
相場・・・・
えっ ?
相場って?
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包む 金額!
あー そう っかー !
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何で日本は あんなに大金を包むのか?
結婚式の招待状が来たら
参萬円 五萬円
夫婦だと
七萬円 壱拾萬円・・・・・・!?
ヒエ ー !
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葬式の連絡が来る度に
一人 五千円 壱萬円・・・・・
おいおい・・・
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だって そりゃ知らされたら
知らん顔 出来ないし
だいち 手ぶらで お通夜に行けないだろうが!・・・
はー ・・・・・
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勤め先で 社員が40~50人いる同じ部署の
誰々さんの お父さんが亡くなった・・・・
誰々さんの おばあさんが・・・・
ものすごく寒くなった日とか
猛暑の季節になると回ってくる
「集金」 の回覧板が・・・・
「訃報・・・・ ○月 △日 ~ 様ご逝去」 って
皆
その人のお父さんや おばあさんに
一度も会ったことも無いのに
払う・・・・
いや 徴収される・・・・
だって 払わないと
何言われるか分からないから・・・・
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アメリカでは?
そう色々とあるけど
お金を包むと言う習慣は
本来あまり一般的ではない・・・
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招待されたら
プレゼントとかお花を持参して
挙式セレモニーに出席し
そして披露宴でご馳走になり一緒に祝う・・・
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もちろん現金やギフト券を包む場合もあるが
「相場」は 招待客一人当たり
50ドルから100ドルで十分
それよりも お祝いのカードが重要・・
<心からのメッセージ>を 包む・・・
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葬式
やはり あまりお金は包まない
その代わり当日の葬儀に参列することが
その家族に 弔意を示す一番の マナー
残された家族や、友人を心から慰める
そしてカードにお悔やみの一言を書いて
遺族に渡す
お花を持ってゆく・・・・
それくらい
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ハワイの日系人社会では
日本式にお金を包む人もいるが
相場は ごく小額・・・・
20ドルくらいで十分
そう いわゆるお線香代・・・・
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遺族も 集まったそういうお金を
亡くなった本人が 闘病した 病気撲滅の為
基金に全額寄付したりする・・・
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日本でも 最近お香典で集まったお金を
癌撲滅基金とか 特定の研究機関に
寄付するケースも増えてきている・・・
これはとてもいいなー なんて・・・・
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昔の日本は 貧しかった
そういう 祝儀不祝儀を
親戚 縁者 そして近所に住む人たちが
皆でお金を出し合い、
炊き出しをして 互助する習慣があった
それが 現代では「包む」と言う習慣で
続いている・・・
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しかし これだけ時代が変わってきて
この習慣が
実は日本人の生活を
かなり苦しめているケースがよくある
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だって 内田さん
それは日本の良い風習ですよ・・・
皆で 喜び や 悲しみを分かち合って・・・
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確かに そうかも知れない・・
しかし
私のよく知っている人で
この 「冠婚葬祭貧乏」の人を良く知っている・・・
見栄もあるし・・・・
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お金の代わりに
自筆の お悔やみ
あるいは
心からのお祝いの
メッセージカードでは
駄目なのかしら?
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高額な医療手術を受ける子供に
皆で 基金集めをする・・・
これには
やはり「包む」 支援が大事
それで一人の子供の命が
助かるかもしれない
こういう時は 可能な限り
「額」を 奮発する・・・
そういう文化なら とても素敵だ・・・
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虚礼廃止 とも言うし・・・
日本が もう少し
金額ではなくて
どう 本来の<気持ち>を 「包む」かが
評価される社会になればいいな・・・ なんて
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老婆心ながら 思ってしまう・・・
投稿者 : 2006年05月06日 16:20
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