2006年12月17日
2.1%
この数字 何だと思われるだろう・・
歴史的な数字・・・
あるいは 超 低水準
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実はこれ、
ハワイの最近の失業率である
2.1%はハワイ州の過去の歴史から見ても
最も低い水準・・・・
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ちなみに 現在の全米平均失業率は 4.4%・・・
それに比べてハワイの失業率が いかに低いかが
分かる・・・
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「完全雇用状態」 と言っても良い・・・
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じゃーハワイは景気が良くていいじゃないか・・・と
誰でも思う・・・
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確かに ローカルの人たちの
消費者マインドは それほど悪くない
ガソリン代も ここのところ落ち着いているし
ハワイでは 一人 二つ仕事を持って
働く人も多いので 収入は増えているはずである
確かに ショッピングセンターは混雑しているし
車も ここ数年の低金利時代に
毎年 6万~7万台近い新車登録数を記録した為
どこの駐車場も いつも混雑している
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州の人口 130万人弱に対して
車の台数が 110万台以上ある・・・
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レンタカーや 商業トラックも含んでの数字だが
州民大人一人当たり一台 車を所有するようになった
とも 言える数字だ・・・
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ところが 雇用する側から見ると
人手不足 賃金雇用条件の上昇で
人件費が増えて 収益を圧迫する
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今 ハワイの建設業は昔の日本のバブル時代に似ている
工事費の見積もりが 3-4年前の 2~3倍である・・・
この価格なら 工事を引き受けてもいいよ・・・
工事会社 施工会社から出てくる見積もりは
そんな小さな金額の工事に わざわざ人手は割けないね・・・・
明らかにそういう 数字である・・・・
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アメリカでの経済や景気のバロメーターは
輸出金額でも
平均ボーナス金額でもなく
この失業率 が一つのバロメーター・・・
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アメリカでは 「仕事にありつけるかどうか」が
いわゆる 景気が良い 悪いの判断になる
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米国の 労働VISA(査証)取得の話になると
どの日本人投資家も
ちょっと勘違いしている部分がある
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投資家や 駐在員に発行される 非移民系の労働VISAは
米国に住んで仕事をしたい人に与えられる・・・のではなくて
米国にとって その投資や企業進出が
どれだけ 米国経済に寄与し、
「雇用創出」に 役立つか・・・・が
米国国土安全保障省管轄の移民局が
その査証を 発行するかどうかを 判断するポイント
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間違っても アメリカが大好きです
ハワイに住んで 仕事して サーフィンしたいし・・・
なんて言ったら 即 却下だ・・・
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そう その投資家の為ではない
アメリカの為に その査証発行が
利益があるかどうか・・・で判断される
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皆 <労働VISA> <労働許可証>とか言うものだから
アメリカに住みたい人が 申請すればもらえると思っている
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アメリカは ただでさえ
世界各国からの 密入国者 不法移民の急増に
頭を悩ませて 国をあげて対策を講じている
その問題に加えて、今はテロとの戦争下
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自国の国益を 「常に」最優先するアメリカは
米国市民に対する
雇用創出 雇用確保 雇用推進を
常に 経済の国家戦略としている・・・
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今 ハワイの新聞は
多くのページ数に渡り
沢山の 求人情報が掲載されている・・・
投稿者 : 2006年12月17日 10:16
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