2007年01月24日
花となるより
私のとても好きな言葉・・・
「花となるより根となろう」
チームスポーツなどで よく使われる
ラグビーとかアメフトなんかで・・・
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ボール持って カッコよく
トライやタッチダウンを決めるバックスと違い
一番 過激なぶつかり合いで
一番前や下で チームを支える・・・
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花は皆から注目され
「すごいねー」 と賞賛されるけど
根っこの人達は そんな陽も当たらず
一生懸命 土壌から栄養を吸収する・・
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人間 この 花になれる人は羨ましい
やっぱり足が速くて ステップが切れて
ボールを持って 走れるのは何と言っても
カッコいいものだ・・・
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私は アメフト時代どちらかと言うと
この根っこのポジションだった・・・
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何十試合も出場して
ボールを手にしたのなんか ほんの数回・・
相手のパスをインターセプトした時だけだった・・
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花となる人には やはりそれだけ能力がいる
でも 根っこの部分にも
とても有能な選手が必要なのは
言うまでもない・・
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花形選手は よく誉められて
取材とか受けたり
応援団の女性からキャーキャー言われる
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根っこ選手は その横で黙々と
ダミーに向かって タックルやチャージの練習
顔もユニフォームも真っ黒
だいたい大柄で スタイルもズングリ型が多いから
あまり女性にもモテない・・・
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花形になる
仕事場でも 会社でもよくいる
そういう人が
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皆から誉められ
自分は優秀で このチームに無くてはならない存在だ・・・と
自信満々・・・
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誉めるのは 人をとても成長させるけど
下手すると その人物の健全な成長を阻害する場合もある
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花形が <鼻高> に なってしまう・・・
他の同僚の選手 後輩の選手
ボール磨きしてくれている
試合に出られない選手の気持ちが
見えなくなってくる・・
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その 根っこの連中のお陰で
自分が何本もトライしているのに
自分の俊足がトライをもたらした ・・・と
勘違いする・・・
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ここで <謙虚さ>が問われるわけだが
謙虚さを忘れて
振る舞い 発言をするようになると
皆から だんだんと見放される・・・
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謙虚で 有能な選手ほど
練習の後 最後まで残ってボールを磨き
グランド整備をする・・・
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自分が賞賛を受ければ受けるほど
チームの皆に感謝する「量」を増やし
行動で示すようになる・・
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それでこそ 本当の綺麗な「花」であり
皆から プレー以外でもお手本になれる
偉いねー って・・・
こういう人間になれる人
憧れる人が増えて欲しい
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誉められる事に慣れてしまったヒーローは
だんだん 考えが傲慢になる・・・
自分以外は 皆アホだ・・・って
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ドイツもコイツも 動きが鈍くて・・・
アイツの足が遅いから チームが負ける・・・
あそこで アイツがちゃんとブロックしなかったから
俺がタッチダウンできなかった・・・・って文句言うようになる・・
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若いうちから 才能があり
恵まれた環境で 良い仕事をさせてもらっても
これでは 将来は暗いね・・・
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皆のお陰で自分がさっそうと走れる・・・
今の自分があるのは 皆のお陰・・・
そう言う心を持てると
人間 ロケット弾のように上昇 成長する
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人をどんどん 誉めるのは良いこと・・
でも誉められたら
周囲の同僚に、 チームメイトに感謝する
その連中を引き立ててやる・・・
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学校では こういう教育をして
子供達を 社会に送り出してもらいたい・・
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そういう教育を受けた人が
会社や国、
組織のトップになる時代が来ると
日本は もっと国際的に
尊敬される国になれると思う
投稿者 : 2007年01月24日 09:53
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