2007年03月10日
確定申告
アメリカは 今 確定申告の時期である
2月15日から3月15日までが 法人の確定申告
3月15日から4月15日までが 個人の確定申告の期間
皆 昨年2006年度分を 申告する
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英語では Tax Return と言う
そう 税金還付・・・・だ
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でも 税金が戻ってくるとは限らない
昨年の収入によっては
追加で税金を払う必要も出てくる
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ハワイでも この時期は
意外と消費者の財布の紐が固くなる・・・
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日本では ほとんどサラリーマンが源泉徴収され
確定申告をする人としない人がいるけど
アメリカでは 基本的に収入を得た人は皆
翌年に 確定申告をする
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だからアメリカに住む人は
自分が納税している・・と言う 意識が
自然と高くなる
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日米の面白い税金の違いに
相続税がある
日本は 人が亡くなると
その法定相続人が 相続税を納税する
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アメリカでは ちょっと違う
基本的に亡くなった その本人が納税する仕組み
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死んだ人が 納税する・・・なんておかしいけど
死んだ人が その死亡した年の確定申告をすると言う
理屈になる・・
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米国では
相続税と言う 言い方とは違う
遺産税と言う 概念がある
遺産を残した人が払う税金・・・??
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別名 死亡税 とも言うくらい
死ぬのにも 税金を取られる!
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もちろん 亡くなった人が
書類にサイン出来ないから
故人に代わり遺産財団が組まれ、
遺産管理人または遺言執行者による
精算業務がなされる仕組みになっている・・・
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法的に有効な Will 「遺言」が無い場合
この相続手続きはとても時間と手間がかかる
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だからアメリカのお金持ちは
弁護士を雇って
生きている間に
いかに この遺産税を少なくするか・・と言う
合法的節税 遺言書の作成に
費用と時間をかける・・・・
お金持ちも大変だ・・
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確定申告の時期になると
つくづく 思う・・・
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あー 税金を取られているなーって
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よく 個人が経営する会社は
売上げから 何でも経費で落とし
時には 他人から領収書をもらってまで
どんどん 経費を落として赤字にし
税金を払わないように
「一生懸命」 な場合が多い
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そうだよね
税金取られると悔しいし
損した気になるし・・・・
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儲かって仕方がない会社や個人は
赤字の会社を買収したりするくらい・・・
その会社の累積赤字を買って
納税額を少なくする・・・!
おー !
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起業して 会社がある程度利益が出るようになり
一生懸命 納税<しないよう>
赤字経営を続ける社長さんには
こうアドバイスしている
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法人経営をしていて
会社やビジネスに価値が付くのは
納税するようになってからですよ・・・って
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日本でも同じ
今年は 売上げが伸びて
このままだと 利益が出てしまうので
赤字決算にする為に
社員旅行の名目で、ハワイに来ました・・・なんて
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でも ハワイに投資を考え
ビジネス進出を考えている経営者は
極力 単年度の決算を黒字にするべきだ
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赤字の会社には
移民局もビザの発給をしないことがほとんど
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税金は 稼いだ以上には取られない
とにかく 税金を取られるのが嫌か
あるいは
納税して 一人前の企業として
次のレベルに上がるチャンスを掴むか
それぞれの経営者の考え方だと思う・・・
投稿者 : 2007年03月10日 04:26
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