« 口癖(くちぐせ) | メイン | 諦めない »
2007年03月28日
戦争
日本では 久しぶりに義両親と一緒に
湯河原の温泉に出かけた・・・・
春休みの時期だが、桜の開花の前
まだ道も空いていて 東京から2時間弱で
宿に到着した・・・・・
・
・
義両親は共に 80歳を超えている
まだまだ元気である・・・
この年代の人は
今の日本の豊かさ 国の根幹を造ってきた世代だ
・
・
第一次世界大戦後、
日本経済は大きく急成長を遂げたが
大戦が終結して諸列強の生産力が回復すると、
日本の輸出は減少して戦後恐慌となった。
・
・
更に昭和2年には、関東大震災・・・・・・
そして金融恐慌・・・・
この世代が生まれた頃は
日本が本当に大変だった時代
・
・
そして 彼らの青春時代は 第二次大戦・・・・
人生で最も多感で本来花であるべき時代に
困窮 と 食糧難
徴兵 や 空襲を経験する・・
・
・
戦後 日本の焼け野原からの驚異的経済成長は
世界でも 他に類を見ないほどの奇跡だと言われている
・
・
この世代があって 今の我々の世代があるように思う
・
・
最近の日本で食卓に所狭しと置かれる
ご馳走の数々・・・
それを 平気で残して 捨てる文化・・
・
・
食べすぎでダイエットに熱心で
贅沢病である成人病予防に 気を配る・・・
・
・
ここまで 日本が変わるとは・・
この世代の誰が 予想しただろうか・・・
・
・
義両親は 月に一度
この湯河原の温泉に来るのが
一番の楽しみのようだ・・・
・
・
確かに お湯も良いけど
空気や 街の様子が都会と違い
ホッとさせてくれる
・
・
ハワイでも この世代の日系人が
移民でハワイに来た、親達と共に
異国の地で 懸命に働き
信用を得て 今のハワイの日系社会を築いてくれた
・
・
そのお陰で 我々ローカルジャパニーズも
日本から来る観光客も
人種差別も受けることなく
居心地の良さを 実感する事ができる・・
・
・
あるアメリカ人が こんな事を言っていた
米国が大国として 世界のリーダーとして
その役割を果たす裏側には
実は <戦争>がある・・・と
・
・
第二次大戦
朝鮮戦争
ベトナム戦争
湾岸戦争に イラク戦争・・・・
・
・
米国は 大体 10年~20年の周期で
世界のどこかで戦争をしている・・・
・
・
この戦争に従軍し 米国内に戻ってきた将兵は
一部の人を除き
国で 中心として活躍しているとか・・・
確かに<生死の境>を経験した世代は
仕事でも 国づくりでも半端な根性ではなく
その役割を責任をもって果たす・・
・
・
・
軍で 徹底した愛国心と
敵と戦い どう相手を殺すか・・を
教え込まれた人間が
国を 強くするのだ・・・って
・
・
なるほど そう言われればそうかも知れない
だけど ずいぶん関係のない女子供 お年寄り
多くの民間人が
その戦争に巻き込まれて 殺されている
ちょっと 乱暴過ぎないかい? その理論は・・
・
・
イラク戦争・・・・
もういい加減にして欲しい
・
・
日本は 憲法9条を改正する流れだ
その潮の流れは もう止められないような・・・
国の指導者が徐々に
その下地作りをしているような・・・
・
・
戦争を恒久的に放棄し 平和国家となる決意をした日本も
そろそろ 方向転換か・・・
・
・
しかし両親の世代 誰に聞いても
100% 戦争は絶対にやってはいけない
あんな悲惨な事は 絶対にダメだ・・・って言う
・
・
その 人達の悲痛な声が
だんだんと薄れてくるのが分かる
・
・
人間は とかく争う動物だし
世界史は 戦争の歴史だし
地球上で、戦争の無かった時代は皆無だし・・・・
・
・
湯河原で両親と共に過ごした二日間で
両親の年代は 今の日本を
いや これからの日本を
どう思い案じているのか・・と
・
・
自分の世代は何をしたら良いのか
どう生きて 次の世代に何を残したら良いのかな・・・
なんて考えてしまった・・・・
・
自分もそんな事を 思う年代になってきたようだ
投稿者 : 2007年03月28日 01:21
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mkuhawaii.com/blog/mt-tb.cgi/1075