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2008年04月13日

クレジット・クランチ

アメリカでも 日本でも


10年以上前から 単なる損益計算書で


その企業の業績を 診断する手法から


キャッシュフロー がどうか・・・で

判断する時代になった・・・





ま 昔から


「勘定合って 銭足らず・・・」とも言っていたけれど

企業は 売上高  帳簿上の損益だけでなく


どれだけ日々の経営で

実質のキャッシュフローに、


余裕と増減が見られるか で

その好不調 、将来性を 診断する・・・・・



ここ何年かで個人で起業した人達に

アドバイスした・・・・


これからは 去年より一層気をつけるように

昨年暮れから 急速に拡大した


アメリカの サブプライム問題で


世界同時に 金融・信用収縮が始まっているから




ローンが払えなくなった 人や不動産関連 金融機関


だけの問題ではなく


大企業だって 業績が急速に冷え込み始めている


あの世界のジェネラル・エレクトリックでさえ 

利益の半分を稼いでいた ファイナンス部門の不調で


全社的に 減益基調に入ったんだから・・・

中小の企業も その影響を受ける・・・どころか  


ある日突然 竜巻に襲われるように 

日々の収支に

ネガティブに影響し始めている


それも あっと言う間に・・・・


米国では 個人も 企業も


どんどん借金をして 物を買う


レバレッジの原理だ・・・なんて言って


借りれるだけ資金を借り

不動産や車、 ぜいたく品を買ったり


投資する・・・


次から次に買って 所有し・・・・・・


家を担保に入れて お金をどんどん借りる


借金の 厄介な所は


返済しないといけないことだ・・・

これまで 信じられなかったような

信用収縮が これから我々のすぐ周辺でも 

起きるようになる


やっぱりね・・・道理で派手にしていたと思っていた


なんて 日頃 目一杯借金をしていた 


放漫経営の会社や個人・・・・だけでは無い



まさか・・・・あの仕事熱心な○○さんが! なんて


嘘でしょう? あそこが不渡りを出したって! って

あそこの社長 
真面目で手堅いので有名なのに?って



急速に キャッシュ・フローが悪化するからだ・・


急変する個人や企業が 増えてくる



世の中 性善説と性悪説があるけれど


これからは  不本意ながら 

性悪説で考えることも必須だ・・・・



これまで一生懸命 仕事や経営していた所も


この未払い  焦げ付き債権の影響を受け始め


いつもの あの支払入金


何年もの間


毎月 この日になると 必ず払ってくれていた


個人や企業が払ってくれなくなったりすることで

将棋倒しのように 連鎖するね・・・・・・




いや本当は   その人たちだって

払う物は 払いたいんだけれど


払えなくなる・・・・・・・・・ これが恐い




彼らだって当てにしていた 


得意先からの支払が

急に 滞るようになるからね・・・



こんな はずじゃなかった・・・と



いやー 済みません


ウチも困っているんですよ・・・・



経営者や 経理・財務責任者は

これからは 一層キャッシュフローに

気を配った方が 安全だ・・・・・・


簡単に言えば


自分や自社で 費用や原材料費を


出来るだけ 立て替えないことだね・・・・



代金を 受け取ってから仕事をする・・・・・・

代金やフィーは 全部は無理でも  

最低 材料代、 人件費コストの分だけは

前払いで もらっておく・・・・ 

いつもと 同じ様に

はい 毎度ありがとうございます!
かしこまりました!なんて

のんびり構えていると

これまで 一年で稼いだ利益分も

一回の取りっぱぐれで


全て吹き飛んでしまう・・・・・・・・




信用収縮とは 野火のように広がる


まー ウチは大丈夫だ・・・・って


対岸の火事のように思って

高見の見物をしていると

火の粉が 自分の母屋まで飛んできます




個人も 起業した自営経営者でも


取り引き相手がお役所とか 大企業などでない場合


売掛金の支払い条件は 

毎回 きちんと事前交渉した方が無難だ


これまで長いお付き合い


取り引き友好関係が 何年もずーーっと 

どうだった なんて関係なく


「まさか」に 備えないと



私の ある知人は個人で


日本で小さな会社を経営している


彼女が雇用していたある社員が


昨年暮れに 退職した・・・・・・・・・



年明けに その前社員が在職中

その会社の経理で 不正を働き

何百万円かの 会社の資金を


着服したことが判明した・・・・・・・・


まー いつの時代にも


不正 詐欺 泥棒はいるけれど

その日頃 真面目な勤務振りだった社員は


自分の父親の会社が 昨年後半倒産して

出来た借金で、一家離散の目に合っていたそうだ・・・・



仕方が無く


やむにやまれず・・・・・・・って



その後


失踪し自殺を考えていた その元社員を

やっと見つけた その経営者も困っている

まさか あの社員が・・・・・・って


その社員の家庭環境など考えると

民事訴訟にも出来ない・・・・って



今 その経営者は

ハワイにある 重要な取引先に


昨年からの $19,000 の債務支払いが数ヶ月滞り

倒産の危機を迎えている・・・・・・・・・・


これまで そんな事は一度もなかった・・・

まさか あの人が・・・・・・

いや あの会社だけは絶対に大丈夫・・・と


信じていたけれど なんて


余程の 取り引き相手を除いて

取引条件を 慎重に見直す方が安全だ・・・


自分の会社の 売り掛け金回収

キャッシュ・フローに一層目を配り  


<万が一>   と   <念の為>で

これから 当分我々の周辺にも飛び火してくるであろう


クレジット・クランチに自己防衛

細心の注意を払いましょう・・・・



投稿者 : 2008年04月13日 06:15

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