« お久し振りです。 | メイン | 交渉 その2 »
2009年02月06日
交渉 その1
日本人として生まれ 米国に住んで 仕事をし
最も苦労する ビジネス習慣の違いの一つに
「交渉」 がある・・・・・・・・・
・
・
英語で言う Negotiation
・
・
アメリカでは 何でも 通常
この「交渉」が 当たり前で
契約書でも 賃貸条件でも
また 労使間の雇用条件でも何でも
交渉する
・
・
・
日本は どちらかと言うと
あまり この交渉に時間をかけたり
弁護士などの専門家を 雇う事は少なかった
・
・
それでも 最近は
双方の都合や法的権利 それに
利益を守るために 十分時間をかけて
内容を交渉をすることが
当たり前になって来ている・・・・
・
・
・
プロ野球の選手が エージェント (代理人)を
立てて 球団と年俸や契約内容を交渉するようになってきたし
・
・
・
アメリカでは 元々 プロスポーツの選手達は
このプロのエージェントに交渉を依頼し
少しでも有利な条件を引き出す
・
・
エージェントは プロ選手と契約し
その勝ち取った 契約や
保証された年俸総額などから
何% と言う コミッションを得る・・・
・
・
この 選手とエージェントの間にも
また 別の交渉がある訳だ・・・・・・・・・
・
・
・
「交渉」 と言うと 我々日本人には
お互い 腹の探り合い・・・・・・のような
お互い 本音を隠して
時に強引に押したり 引いたり・・・・・・・・・なんて
・
・
だから 「折衝」 なんて言葉を使うこともある
「折衝」の方が 何となく
サウンドが 清い ような感じ・・・・・・・・・・・・?
・
アメリカでは 一般の契約書は 交渉が基本
相手から 提示された 契約条件を
そのまま サインすることは 皆無・・・・・・
・
・
・
ところが 日本人は よく
サインしちゃう・・・・・・・・・・・・
・
・
はい サインですね えー どこですか?
あー! ここと ここですね
はいはい ・・・・・・・・・・・なんて
・
・
・
相手の弁護士が 作成した契約書は
100% 相手に有利に出来ている
・
・
だから こちらも弁護士や専門家を必ず雇って
契約書ドラフトを 精査する
・
・
・
ここに 時間とエネルギー フィーをケチっては
後で 何倍も いや 何十倍もの金額
膨大な 時間を損することになるから・・・・・・・・・
・
・
賃貸契約などでは
下手をすると 実質 追い出される事になる・・・・・・・・
・
・
・
確かに交渉は 難しいけれど
相手からの 条件をそのまま 飲むのは
プロ とは言えない・・・
・
・
交渉には コツがある・・・・・・・・・・
・
・
・
この コツが分かっていない人が交渉すると
失敗する・・・・・・・・
・
・
相手が 「そんな事言うなら もう結構です」 ってなるから
・
・
交渉とは 相手が
その交渉の席について 初めて始まるもの・・・・・
・
・
自分の 利益だけ 50 で十分なところ
どうせ 相手も このくらい押してくるから と言って
ダメもとで 100くらい言ってみるか!
なーんて やっていると
子供の喧嘩になる・・・・・・・・・
・
・
相手は プイ っと怒って
席を 立ってしまうから
・
・
・
交渉には 次の要素が不可欠だと思う
・
・
1. 自分と同じく 相手の利益を 考える
2・ 正直に約束(期日 叉は ルール)を守る
3・ 腹をくくり 最低ここまで と言う
「覚悟」 を決めておく
・
・
・
そして 最後に
4. 感謝と見極め・・・・・・・・かしら
・
・
交渉していると 相手の会社や人間が見えてくる
もし 相手の言ってくる 内容が
ものすごく理不尽であったり 無礼な場合
交渉は止めた方が 得策だ・・・・・・・・・
・
・
・
相手が
* 人間的におかしいケース
* 詐欺・・・・・ おー!
それが わかってりゃ最初から交渉なんかしないか・・・
* 法律や約束を守らない会社
そして
* テロリスト・・・・・・・・・・・
・
・
ビジネスの世界では、取り引き・契約が当たり前だが
中には交渉すらしては いけない相手もいる
・
・
・
・
投稿者 : 2009年02月06日 08:17
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mkuhawaii.com/blog/mt-tb.cgi/1426