2009年05月12日
老
先日 5年振りにハワイに来られた
聖路加病院理事長の 日野原重明先生の
講演会に参加した・・・・・
・
・
・
ハワイでの講演は これが2回目
自分も前回に続き 2回目・・・・ 皆勤賞
・
・
・
日野原先生は 現在
「新老人の会」を設立され 運営されている
・
・
人生 80年の時代
65歳以上を 老人と定義していた昔から
今では 75歳以上を 新老人としましょう
・
・
「豊かに老いを生きる」
「生き方上手」 のお話し・・・・
・
・
老人として 豊かに第二の人生を生きるには
1.愛し愛される事
2.創(はじ)める事
そして
3.耐える事 が大切だ・・・・・・・・・・と
・
・
そして 少しでも 世の中の為になるように
生きることが 老後の生き甲斐につながります・・・・って
・
・
いくつかの興味深いお話しの中で
「老」 と言う漢字について
面白いお話しがあった・・・
・
・
本来 この「老」 と言う漢字には
中国では とても 尊敬の意味があり
日本でも昔は
偉い人やその役職を表すのに使われる漢字だった・・・・・・・と
・
元老 とか 大老
家老・・・・・・・・・とか
・
それが どういう訳か
最近日本では この漢字が
汚くて、 古くて、 もう捨てた方がいいような物に
良く使われる・・・・・・・
・
・
老朽化 老衰 老廃物・・・・・・・・なんて
・
・
・
そう言う響きで
「老人」 と言ったり 聞いたりすると
どうも 扱いが「廃棄物」と同じになりそうになる
・
・
・
日本は 新しい物が好きだ
・
・
ヨーロッパでは 古い物 歴史
アンティーク など
時を重ねて来ているものに
価値を見出す文化があるけれど
歴史の浅い アメリカとか
国としての歴史は古いけど
戦争で焼け野原になって復興してから
まだ歴史の浅い 日本は
新しい建物や 新品の商品
時代の先端を行く 技術やデザインが
人の注目を浴びるような文化がある
・
・
・
そうね 「老人」 と言うと
ちょっと そこどいてくれません?
なんて言う雰囲気を
日本で電車に乗っていると感じる かな・・・・
・
・
・
日本の お年寄りは
謙虚に 若い者の邪魔をしないように
社会の片隅で
つつましく生きないといけない・・・・なんて
自嘲されているように 感じる
・
・
・
97歳の 日野原先生が言っていた
皆さん 出来るだけ健康寿命を永くしなさい・・・って
・
・
・
病気だからって言って
病院に入院し ベッドの上で
安静にしているだけでは
反対に身体がダメになりますよ・・・って
・
・
・
入院病棟も 昼間はベッドを
壁に立てかけて
患者が寝られないようにした方が
むしろ 回復には良いんです・・・・・・だって
・
・
はー なるほど・・・
・
ハワイのお年寄りも とても元気
80歳になっても ゴルフやジムに行って
運動している人が とても多いし
服装も 明るくお洒落で
年齢を感じさせない
・
・
・
生き方上手の コツの中には
「老い方上手」も あるように思う・・・・・・・
・
・
投稿者 : 2009年05月12日 09:12
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mkuhawaii.com/blog/mt-tb.cgi/1461