2009年08月08日
肯定
今 宇宙の真理だとか
幸福論にハマっていて
毎日本を読んでいる・・・・
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昔 購入した同じ本でも
今 読むと 理解できる部分が違ったり
気がつくことが 増えたりと
とても 面白い・・・
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不思議な事に 日本人の著者も米国の著者も
基本的に 同じ事を書いている
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例えや 宗教は 違っても
要点は 全て同じ・・・・・
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申し合わせたように 同じだ・・・
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だから 宇宙は やっぱり
共通 普遍な 「真理」を持っているんだな・・・・・・・と
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その中で 一つ こんな真理がある
「今の自分を肯定してよい」
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宇宙の絶対的 無条件の愛を受けて
この世に 生を与えられた 我々は
どんな境遇でも 人生どんな出来映えでも
今の自分として 全部受け容れて
肯定して良いのだそうだ
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それじゃ 悪い事をしている人間は?
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それも 犯罪者としての
自分を受け入れ 肯定して行けばよい・・・と
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罪を反省し その間違いを悔い改めていけば
宇宙は必ず 大きな愛で包んでくださる・・・のだとか
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社会人になって 間もなく
母親に 乳がんが見つかった
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その頃 癌といえば 今とは違い
十中八九 死を意味するような時代だった
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それまで 幸せな日々が続いていた我が家にとって
原子爆弾を落とされたような 衝撃だった
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今でも 診断してくれた医者のカルテに書かれていた
アルファベットの頭文字 C ( Cancer ) の文字が
頭から離れない
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母親に気づかれないよう 看護婦さんが
自分に説明してくれた あの瞬間を
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目の前が 真っ暗になり
何とかして 母親の命を助けられないものか・・・と
医学辞典や関係する書物を 読みあさった
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術後の生存率
他の臓器への転移
抗癌治療の副作用・・・
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読めば読むほど
絶望感と焦りばかりだったのを覚えている
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近い将来 海外勤務が決まっていた
自分にとって この先 母親と
どれだけ一緒にいられるのか・・・・と
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本を読んでいると
発症の原因として考えられる
いくつかの理由の中に
晩年に出産した 女性が
乳がんにかかりやすい・・・と書かれている
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これが ショックだった
益々 落ち込む・・・・・・
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母親が 自分を産んだのが
44歳の時だったから
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そうか 俺が原因か・・・・みたいな
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最近 気づいた
心の底に 忘れていたようだったが
その自責の念が 深層心理の中に
随分永く 残っていたような
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自分さえ 生まれなければ・・・・・・・・と
自分が生まれたのと 引き換えに母親の命が・・・・みたいな
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何とも言えない悲しい解釈を
自分の脳裏に焼き付けて
これまで 25年近くの時が過ぎて来たようだ
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それが 今の自分の存在を肯定して良い・・・と
言われ 許されたようで
少し 心が楽になったような気がする
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多くの人間が 意外とこの
自分を責めたり、否定する傾向があり
その意識 思考が
幸福感を 阻害する要因になっていると
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真面目で 努力家ほど
このタイプが 多いそうだ
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日本で後を絶たない 自殺者の多くは
その時の自分を肯定できず
「自分さえ いなくなれば 全てが解決する」 と
最後の決断をされたのではないだろうか・・
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自分を肯定し、 生かされている間は
何か意味がある と 理解できると
かすかな 希望と幸せを感じたりするものだ
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人間 そこそこで 良い
人間 まあまあ 何とか「中くらい」で やれれば
立派なものだ・・
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人間 リストラされ どんなに生活が苦しくても
食べていければ 中々 上出来
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普通に 生きて行けることが
どれだけ 恵まれていて素晴らしいことか・・・・・と言うことに気づくと
これ 大きな幸福感につながる
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どの本にも そんな風に書いてある
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最近 どうだい?
はい おかげ様で ボチボチ やっています
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もしかしたら
そんな やり取りさえ出来れば
これを 「幸せ」と言うのではないかしら・・・
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投稿者 : 2009年08月08日 08:03
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