2010年06月23日
通訳
日頃 お受けする仕事の中で、結構多いのが
通訳・・
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通訳のご依頼内容は、ビジネスの交渉はもちろん
会議での通訳
それに 米国での医療・検査・診察時
中には 占いの時の通訳をやってもらいますか?
なんて言うお問い合わせもある・・
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通訳に大事な要素は
語学的に言えば 単語をいかに多く知っているか・・・だが
それだけではありませんね・・・・
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実際に頼んで役に立つ通訳は
両国の文化や考え方
制度や風習などの違いを良く知っている事・・
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そして 両方の顧客の心理や思い入れ
加えて 不安感やこだわりを
よく「読める」人が良いですね・・
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要は 思いやりと親切心のある通訳かしらね・・
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この親切心のない通訳に頼んだ日には
目も当てられないほど その場が白ける
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自分も 通訳の立場を肝に銘じながらも
出来るだけ 双方の考えや気持ちを
最大限に察知するように 心がける・・
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普通 通訳の人は
英語で話している A さんの言っている事を
日本語しか分からない B さんに伝えれば
それで役目を果たしていると思うものだ・・・
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ところが これ 英語を日本語に訳すのは
当然であり基本的なことなんだけれど
自分は 日本語しか分からない Bさんに
Aさんの言った英語の意味を日本語に訳しながら 同時に
英語でしゃべった Aさんの最も言いたい
キーになる部分や単語を 一度英語で発音してから
日本語に通訳するようにしている・・・
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そうすると
Aさん 「あ~ ウチダはちゃんと その大事な部分を
しっかり訳しているな~・・・」って 自分を信じてくれる
相手の言葉が分からない同士 双方に安心してもらうのに
この手法をいつも使う・・
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反対に 日本語しか出来ない方の
一番伝えたい部分も その日本語を一度発音し
その内容を英訳するようにしている・・・
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双方に 「本当に俺の言っている事、ちゃんと訳してくれてんのかい?」
そんな 不安感や猜疑心を持たれないように
特に気を使うわけです・・ これ大事ね・・
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そうすることで 双方の会話に
大きな誤解や ズレが出ていないことを
Aさん Bさんの両方に理解してもらうのが 私のやり方です・・・はい
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通訳は TOEICの最高点 と 英検一級でなければいけない
と言う法則はないと思う・・・
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それより どれだけ 言語の違う両方の国と
国民性を理解し、必要な補足説明もしながら
いかに双方が理解し満足できる会話をお手伝いするか?
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どうしても分からない言葉があれば
電子辞書を持参すれば用が足りる場合もある
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通訳に大切なのは その場の空気を読みながら
顧客同士の気持ちを理解しようとする 気配りじゃないか
そんな風に思う
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投稿者 : 2010年06月23日 19:59
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