2007年11月22日
着眼点
ハワイで 初めてビジネスをしようと
考える日本人の方は
日本の常識とちょっと違うポイントを
理解する必要がある
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日本とは違う特異な部分に着眼して欲しい・・・・
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その1 人件費
よく 時給いくら程で人が雇えますか?
あるいは
一般的にマネージャーの月給はだいたい いくら位ですか?
と質問がある・・・・
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この人件費額を単純に日本と比較計算すると
事業計画に大きな狂いが出る・・・
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ハワイでの人件費は
その額だけでなく
同じ人件費をかけて得られる
効率そして精度が
いかに日本より低いかを
よく理解していただきたい・・・
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ハワイで時給15ドル払って雇う人でも
日本の時給800円の パートタイマーの
おばさん以下の貢献度・・・と言うことも珍しくない
いわゆる 労働生産性の低さ・・・
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その2 時間
これは 多くの方がご存知だが
日本で 1日で出来ることが
ハワイでは3日かかる
頼むのが水曜日なら来週の月曜日に・・・
くらいに考えておいてちょうど良い
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それも催促してだ・・・
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納期 工期 など
ハワイには 引渡し日は <無い>
あるけど 守らないから 実質<無い>
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日本で1ヶ月かかる工事は
3-4ヶ月・・・・そして
何週間も待って やっと届いた
部品の種類やサイズが間違っていることが
しょっちゅうある・・・・
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何にでも 日本の3倍の時間が最低でもかかる
そう 心して準備して欲しい
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これより 短い期間で結果が出たら
内田の 嘘つき!と
大いにそのプラスの誤差を喜んでいただきたい
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その3 医療保険料
日本に比べて 米国では医療費が異常に高い
命にかかわる費用でも 金次第の国だ
だから 特にハワイでも
医療保険の掛け金は 大きな経営コスト
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それに
この掛け金は年率2桁前後の高い伸びで
順調に上昇している・・・
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企業側が その費用の重しで
青息吐息である・・・・
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その4 輸送コスト
ハワイ州は 何でも物を
米本土 か 日本から船または飛行機で
運ばないといけない・・・
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そのコストをしっかり計算することを忘れずに・・・
このコストも 最近の原油価格高騰で
年々大きく 上昇している事は言うまでもない
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その5 法律
米国は 法治国家である・・・
日本も 最近コンプライアンス不況
なんて言うほど
法規制遵守がコスト高につながっているが
これは ハワイ州も同じ
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もっと厳しい
米国で法律を破ると
日本以上に こっぴどくやられる
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バレなければ・・・と言う日本の官僚 政治家の真似は
ハワイでは くれぐれもしない方がいい・・・
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法律は 守ること・・・
法律を 敵に回さないことだ・・
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しかし何でも法律通りにやれば当然コストがかかる
だから 特に働く側に法律が有利なハワイ州は
全米でもビジネスをするのに適している州
<ワースト5>に常連として有名だ・・・・
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なんだこれじゃ
ハワイでビジネスなんか出来ない・・・
そう 感じる方へ
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その通り 貴方は正しい・・・・
少なくとも日本の感覚で
ハワイでビジネスを始めるのは
絶対に 止めた方がいい・・・
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絶対に・・・だ
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大金を失うだけでなく
胃に穴が開くから・・・・
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それでも どうしても
ハワイでビジネスをしたい・・・と諦め切れずに考える方
是非当社に 相談いただきたい・・・
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そうは言っても
失礼ながら
ほとんどの事業計画は
私が ご本人の家族に成り代わって
諦めるよう説得する事が多いが・・・
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しかし たまに
少し違う観点で 計画を再考し
十分に リスクを計算し
この方法なら やってみても良いかな・・・と言う
ビジネスモデル 経営スタイルを
ご提案できるケースがある・・・
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不動産に 「1000 三つ」 と言う言葉がある
ハワイでビジネスを始めるのは
十分な資金だけでなく
なんとかやってゆけるビジネス経営スタイルは
1000のプランのうち 3つ程の確率だ・・・・くらいに心して
開業してもオーナー自ら
ゴルフやサーフィンに興じることなく
夫婦で額に汗して毎日 朝から晩まで
懸命に働く覚悟も、事業計画に合わせて
ご用意いただきたい・・・
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日本流に言う 「死んだ気になって働いて・・・」
そのビジネスを軌道に乗せる
それからである
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リタイヤーして
この世界最高のリゾート地ハワイで
ゆっくり楽しく 暮らすのは・・・・
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