2006年02月13日
敬老
もう月曜日・・
今日は 気を引き締めて 書こうと思う・・・
昔 日本は お年寄りを大事にする国だった・・
社会福祉なんていう 国の制度が出来る前から
実は とても敬老の精神のある国だった・・
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いつから お年寄りを相手に
振り込め詐欺とか、リフォーム詐欺とかが
日常茶飯事に なってきてしまったのだろう
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高校時代 英語の文法の先生で
日頃から 敬老の精神を
生徒に説いていた人がいた・・・
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英語で 「席を譲る」 と言うのを
Give up the seat と言う・・・
先生は この言い方を 忘れずに
そして 日頃 通学中でも
お年寄りに 電車やバスで席を譲るように・・と
力を込めて言っていた・・・
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・・・・・これ 絶対に試験に出る ! ・・・・・
そう確信し、赤ペンで しっかり マークし
山を 張った・・・
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大当たり!
やっぱり期末試験に 出た
それも 普通の問題の点数が 1問 5点なのに
この問題だけ 7点だった・・・
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いやー あの先生らしいな
と思い Give ( ) の問題のところに
up としっかり書き込む
よし!
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それ以来 どう言うわけか忘れない
この 言い方を
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ロンドンでも ヘアスタイルをとんがらせて
ズタズタのジーンズをはいている パンクファッションの
お兄ちゃんが お年寄りが来ると さっとドアーを開ける・・・
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自転車に乗っている子供達も
お年寄りが歩いてくると 自転車を降りて
道を譲る・・・
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アメリカでも 皆驚くほど お年寄りに親切だ
お先に どうぞって・・・
手を貸してあげたり、荷物を持ってあげたり
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それも ちっとも 照れないで当然のように
普通に 親切を施す・・・
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日本でも そういう事が
当たり前だった時代があったのだが
今は 本当に悲しくなるほど
お年寄りを ないがしろにする・・・・・
社会保障制度が充実すればするほど
そういう精神が 行政任せみたいに・・・
自分には関係ない みたいに
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国民年金も 掛け金払わないし・・・
自分の 得だけ考えて・・
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たまに東京へ行くと 駅の階段で
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おい どけよ このジジイ! っていう感じで・・・
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駅の券売機の前で
何してんだ バーさん 早く買えよ 後ろがつかえてんだからよー って
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すごく そういう殺伐とした雰囲気を感じる
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こういう国が 将来 栄えるだろうか?
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昔 父親の葬式に日本へ帰国した際
お香典返しを 選びにデパートへ出かけた・・・
売り場で 商品を見ていたら
すぐそばのエスカレーターで
70歳を過ぎたかなり高齢のお年寄りが 転んだ・・・
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あっ !
皆の視線が そのお年寄りに・・・
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動いているエスカレーターの下で
身動きが取れないようだ
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気がついたら 私がその老人を抱きあげていた
「大丈夫ですか?」 という私に
「あー ありがとう」
そう言って そのお年寄りは動揺して
涙を流していた
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自分も 父親を亡くした直後で
何かが 重なったように
涙ぐんでしまったのを 覚えている・・
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足を見てあげて ズボンや衣服についた
汚れを 一生懸命払ってあげて・・・
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気をつけてくださいね・・・と
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そのお年寄りは
しばらく気が動転していたようだったが
だいぶ落ち着いて
怪我も無く、ちゃんと歩けるのを確認すると
喜んで 私に握手をしてくれた
・・・・ あー 良かった ・・・・
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最近 仕事やビジネスで色々なことを考えていて
昔の人は いい事を言ってたよなー なんてよく思う
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昔の人がしていた事の方が道理に合ってるし
無駄もないし、むしろ正しいかもなー なんて・・・
世の中
お年寄りが喜んでくれる事で
悪い事は一つも無い・・
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日本人に 本来の敬老精神が戻る事は
景気回復 や デフレ克服 より
重要な事だと思う・・・
投稿者 : 2006年02月13日 10:38
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