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2006年04月27日
ヒラメ
私は お刺身が大好きである・・・
美味しい刺身は、日本人の味覚の遺伝子に
永遠に残っていくものだと思う・・・
そりゃマグロの刺身は、基本ではあるが
私は特に 白身の刺身が大好物・・・
・
・
とりわけ 平目の刺身に
ロワールの白ワインを合わせるのが
一番好きだ・・
シャブリほど 高価でなくて
絶妙な マッチング・・・
・
・
今日は木曜日だけど 道徳の時間を
最近 時間割り が不規則で申し訳ない・・
・
・
平目・・・・
日本語で よく使う別の意味に
下を見ないで 上ばかりを見る
部下のことや 目下の人間には
目もくれず
ひたすら上司や権力のある人間にのみ
意識を注力する 人・・・
と言うものがある
・
・
そういう 人のことを 「ヒラメ」 と言う・・・
・
・
私は 刺身は好きであるが
この 上司ばかり、上ばかりを見ている
「ヒラメ」 が大嫌いである・・・
・
・
上司や権力者に 失礼の無いよう
礼を尽くす・・・ これは分かる
でも
おい これが同じ人間かよ!
と思うほど
自分より若い人や、職位の下の者に
態度を急変させるヤツがいる・・・
・
・
また 世の中 そういう
「ヒラメ」 が好きな権力者も多い・・・
あいつは 忠義心があっていい・・・・って
あいつは 俺の言う事を すぐ実行する
なかなか 見所があるのー!・・・・ なんて
・
・
ところが その人間の部下からの評判は最低・・
そういう話がよくある・・・
・
・
本当に 仕事に真面目に取り組み
本当に 組織のことを考え
本当に 上司や最高責任者のことを想って
良い結果を出そうと思えば
「ヒラメ」に なれる訳が無い・・・
・
・
これくらい簡単な道理はない・・
けど
この世の中 たくさん いる・・・
ヒラメ が・・・
・
・
ヒラメの人は
最後には 失う・・・
例え何か 得たものがあったとしても
部下への感謝、ねぎらい
そして
マジの 「想い」 が無ければ
結果 そこそこでおしまい・・・
・
・
ヒラメ でなくて
本当に
組織や 最高責任者のことを大事に想い
成功を祈り
同じくらい 下を想う気持ちのある人
これ 大丈夫・・・
例え うまく行かず
ヒラメ好きの経営者から
左遷されても
最悪
解雇されたとしても
絶対に 心配ない
・
・
必ず <誰か> が見てくれているから・・
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2006年04月26日
人生のパートナー
ある大企業の社長が 休暇に奥さんとドライブに出かけた
途中 ガソリンスタンドで給油し
その後 ご主人は トイレへ・・・
・
・
用を足して 戻ってきたご主人は
奥さんが そのガソリンスタンドの店員と
親しそうに 話しているのを見て
「 あの人 知っている人かい?」
走り始めた車の中で 奥さんに聞いてみた
・
・
奥さん まっすぐ前を見たまま・・
「実は 私がハイスクール時代
お付き合いしていた男性なの・・・・」
「えっ? じゃー 君の昔の恋人ってわけ?」
「えー まあね・・・奇遇だわね あんなところで出会うなんて」
・
・
「じゃー もし君が彼と結婚していたら、
君は社長夫人ではなくて
ガソリンスタンドの店員の奥さんだった て訳だ・・」
・
・
そういう ご主人に その奥さんは
・
・
「何言ってるの! もし私が貴方でなくて彼と結婚していたら
彼が会社の社長で、貴方がガソリンスタンドの店員さんだったわよ!」
と
・
・
恐れ 入りました・・・・・・・
2006年04月25日
格差の時代
あのー 大変失礼ですが
日本が「格差の時代」になっているって・・・
小泉内閣になって
構造改革したら格差が広がった・・・って
そうおっしゃっている方が
日本でだいぶ増えているようですが・・
・
・
そんなに 騒ぐほどの <格差> ですかね・・・
格差って言う意味は ほとんど
経済的な豊かさ 収入の差の事?
・
・
なら 日本の格差が何ですか・・・
この程度の格差で 騒ぐなんて・・
私が威張っても仕方が無いけど
アメリカなんか
一般労働者と CEOの収入の差は
? 倍ですよ!
(答えは 文末に)
・
・
日本の今の程度が 格差 なんて言ってたら
<格差>が聞いて呆れるわ・・・
・
・
日本はもともと
資本主義を導入した天皇制 社会主義国家だったから?
この程度で騒ぐけど
筋金入りの社会主義 共産主義の国々は
これまた もっと格差がひどい・・・
格差なんていうより 悲惨な <激差>!
・
・
それに 日本には
親子三代で財産のほとんどが無くなる
恐ろしい 「相続税」 がある・・・
メキシコとか タイ みたいに
相続税の無い国に比べて
いくら財産持っていても
結局3代で 国にほとんど
取られるんだから・・・
・
・
この程度で格差なんて言うのは
<言いがかり> と同じ・・
・
・
そんなこと言ってると
また亀井さんを勢いづけてしまう
またやりましょうよ 皆で豊かに公共事業・・・・ って
皆で格差の無いように 談合しましょうよ!・・・・って
税金の無駄遣いをすれば
国の血行が良くなります!・・・なんて
・
・
日本ほど
平均的教育レベルが高くて
国民の栄養が足りていて
着るものがあふれていて
他国からの直接的な侵略や
戦争の惨禍に 国民が苦しむことなく
住む環境は そりゃ 狭いけど
難民のキャンプよりましで
誰でも 飲料水が手に入り
国民 皆保険で世界最高水準の医療が受けられて
世界一の長寿を誇る国家は
この地球上に 希有だと思う・・・・
・
・
国民の最低限の
基本的生活レベル自体が
世界でもトップクラス・・・
<基本>が 高いんだから
その上には
<格差>があって当たり前・・・
格差のある社会が悪い・・・
なんて 言っていると
能力のある日本人や若い人が
どんどん海外に流出してしまう・・
・
・
平均万歳!
「みんなで一緒だ 中流国家!」 に
逆戻りですよ・・・
・
・
本当に海外から見ていると
日本と言う国は、
世界を知らない
幼子のように見える・・・
・
・
<答え>
430 倍 !
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2006年04月22日
モンラッシェ95年
先日 東京で友人と一緒に
生まれて初めて モンラッシェを飲んだ
正真正銘のドメーヌ ロマネ コンティの
モンラッシェ 95年
・
・
ホノルルの
あるリカーストアーのオーナーから
私に電話があったのが 98年の5月
わざわざサンフランシスコからだった・・
・
・
Mr. Uchida!
-------今 サンフランシスコに
ワインの買い付けに来ているが
ちょっと 相談がある---------
・
・
えー どうしたの?
------DRCのモンラッシェが手に入るけど
誰か日本人で買いたい人を知らないか?
欲しければ 3本手に入る------
と
・
・
えっ 何?
モンラッシェ?
DRCの?
ホント?
・
・
-----本当だ-------
一本 いくらするの?
----- ○○○ ドル-----
------今日中に すぐ買い付けないと
他のバイヤーに押さえられてしまう-------
・
・
うーん そうか!
○○○ ドルか!
・・・・・・・・ やっぱ 高い!・・・・
うーん そうだなー ・・・ ・・・ ・・・
今すぐ誰とは 思い浮かばないけど
とりあえず 3本 全部買ってきて・・
・
・
------本当か? 3本全部だな?
うん、 そっ そう!
ぜ、 ぜ ん ぶ !!・・・
少し ドモりながら
・
・
電話を切ったあと
しばらく ドキドキして
ぼう然として天井を見た・・・
おー モンラッシェかー
・
・
年間2~3000本しか生産されなく
もし私が間違っていなければ
日本には 生産量の一割が
総代理店のサントリーを通して
入荷次第国内の 各有力得意先に
<割り当て> される
・
・
ホテルオークラに 1本
三越に 2本・・・とか
・
・
世界で最高宝と言われている
仏 ブルゴーニュ産白ワイン・・・
・
・
生まれてこの方
ワインカタログでしか見た事がなかった私は
とにかく 奇跡に近いこの買い物に
かなり興奮したのを覚えている・・・
・
・
ワイン好きな方なら
分かると思う・・・
私が電話を受けながら
どのくらい気分が高揚したか・・
・
・
いくらするの ?
そういう 問題じゃなくて
手に入らない・・・
むかーーーーしの
「越乃寒梅」みたいなもの
・
・
ありとあらゆる コネを使って手に入れる・・
<だから 旨い?>
確かにそれもある かも・・・・
・
・
世界で最も素晴らしい希少な白ワインを
自分が手に入れてから8年が過ぎた・・・
そして今年
東京で 親友と1本空けた
・
・
タオルに包んで機内持ち込みにして
大事に 抱きかかえながら?横に寝かせて
誰にも盗られないように・・・
盗られるわけがない けど・・
・
・
友人が連れて行ってくれた
東京のある料理屋に
持ち込ませてもらって・・・・
そう 生まれて初めて
モンラッシェを飲んだ・・・・・
ウオー ! 膝まづかなかったけど・・・
白身の刺身と 見事にマッチングし
歓喜の 声・・・
・
・
20年前に フランスに出張し
DRCの畑を見に行った時のことを
思い出す・・・
・
・
味は?
うーん・・・・・
そりゃ 最高って言えば最高だったけど
ま 別に・・・・
腰が抜けるほどではない
・
・
フランス人は 伝説を作るのがうまいから・・
日本人はすぐ そういう歴史と伝説に
好奇心を示し
希少性とかブランド性、
そして 値段が高ければ余計に
心が グラグラ!っとするから・・
・
・
しかし
コルクを開けてもらって
驚いた・・・・
その芳醇な香り・・・
・
・
ブルゴーニュ白ワインの中でも
ひときわ輝く あの黄金色・・
あれは<白ワイン>と言うより
<黄金ワイン>と種別すべきだ・・・
・
・
自分の身体全体にその芳醇な香りが
回ると言う感じ・・・
そう香りが口の中から 身体全体に・・・・
そして抜栓して 5分毎に
風味が変わって、まろやかになる・・・
店のマネージャーに
「少し ボトルを置いたままにしてください」
と言って 最初は 少しの量で飲み始める・・・
・
・
最初は少し照れていた
恥ずかしがりやの子が
フランス → サンフランシスコ → ホノルル
そして 東京 と長旅を終え
10年の眠りから 起こされて
ちょっと 人見知りをしているようだ・・・
・
・
しかし1分ごとに だんだん
その血統の良さを誇示するがごとく
我々の身体を通して、
部屋中に芳醇な香りを
駆けめぐらせる・・・
・
・
ま そんな感じ・・・・
・
・
コルクが とても長い・・・
ボトルのガラスの肉厚がすごい
あれだと ちょっと床に落としたくらいなら
割れないかも・・・
・
・
ま その程度・・
・
・
でも 最高だった
将来の投資の為に・・・と思って
購入してから
そのワインショップのセラーに
ずーと置かせてもらっていた・・・
・
・
今誰かに売ったら ○○○○ドルはする・・・
なんて 時々思っていたけど
ほとんど忘れていた・・・
・
・
でも ふと ここ1-2年・・・・
自分で 飲んじゃおうかな・・と
考えが変わった・・・
・
・
だって お金にしたら
お札は 食べたり飲んだり出来ないし・・・
・
・
歳を取って 飲めなくなっても
もったいないし・・・・
死んでから お棺にかけてもらったって
それこそ <もったいない>と言うものだし・・・
いいや 飲んじゃえ・・と思った
・
・
東京に行くと
いつも美味しい店に連れて行ってくれる
グルメの親友と一緒に飲もうと・・
そう決めた・・・
・
・
来週 日本に行くという2月の下旬に
そのワインショップに 出かけた・・・
セラーに預かってもらっているモンラッシェを
一本 引き取りに行く為に・・・
・
・
そのワインショップを訪れたのは
数ヶ月ぶりだった
イヤー ご無沙汰!
・
・
いつもの おばちゃんスタッフと再会する・・・・
Mr. Uchida! How are you?
イヤー 久しぶり・・・元気元気 と・・・
僕の子供 (ワイン) は、元気にしてるかい?
私がそう冗談を言うと・・・
うん・・・ ワインは元気だけど
昨年の暮れに
オーナーのMr. Kam が亡くなったのを知っているか?
と言われた・・・
えっ? 本当?
Mr. Kam が?
・
・
モンラッシェを買い付けてきてくれた
そのオーナーは
昔から腎臓を悪くしていて
人工透析をしながら仕事をしていた・・・
私がハワイに初めて来た
91年以来からの長い付き合いだった・・・
・
・
リカービジネスだけでなく
色々と物知りで
人生や ビジネスに
哲学のようなものを持っていた人だった
・
・
仕事の話もさることながら
よく 日米の文化の違い
ビジネスの違いなどについて
たくさん話を聞かせてもらい
ちょうど息子くらいの年齢の私を
よく可愛がってくれていた・・・
・
・
その訃報を聞かされて
何かものすごく 淋しい気持ちがした・・・
よく分からないけど
ポッカリ 気持ちに穴が開いてしまったような・・・
あー あの人ともう話が出来ないのかー と
・
・
ワインセラーの横にある事務所に
奥さんがいた・・・
おー ミスター内田!
・
・
I am sorry to hear ~
お悔やみを言った・・・
まだご主人を亡くして2ヶ月ほどの奥さんは
心なしか 小さくなったように見えて
やはり 元気が無かった・・・
・
・
仲の良い夫婦だったから当然だろう・・
「ご主人には 仕事以外でもいくつも良い話を
聞かせてもらって勉強になりました」・・・と
米国式に 奥さんをHug して慰めた・・・
・
・
東京で 初めてモンラッシェを口に含んだ時
そのリカーストアーのオーナーの面影を
偲びながら 心の中で 献杯した・・・
・
・
そのモンラッシェ・・・・
シャルドネ種がこの世に生まれ
収穫され醸造されてから
約10年・・・・・
そのオーナーは70歳を目前にした人生だった
・
・
モンラッシェを飲みながら
時の流れとか・・・
人のご縁とか・・
人間の命とか・・・
そして
自分の生かされている貴重な人生とか
様々な この世の中の<摂理>も共に
味わうことが出来たような気がする・・
投稿者 : 19:58 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月20日
縁
<袖すり合う仲も多少の縁> と言う
我々は 人生の中で様々な <縁>で
生きているような気がする・・・
・
・
縁談・・・
別に 結婚だけではない
縁が あるか 無いかは
これ 誰にでも 人生の中で
ほぼ 毎日のように関係していることだと思う・・
・
・
私は 最近 この<縁> について
とても意識するようにしていて
人との出会いだけでなく
何かをするときに
あるいは
何かをしようとするときに
この<縁>があるかどうかを
意識する・・・
・
・
どうしても何としてでもやりたい
と思っても
すぐ出来る事と
中々 うまく行かない事がある・・・
・
・
あきらめないで がんばれ!
挫折するな!
へこたれるな!
とも 考えるが
あー これ ご縁が無かったかな・・・って
考える・・・
・
・
そうすると 悔しくもないし残念にも思わない
むしろ
うまく行かないのは 「やらない方がいいよ」
と<誰か>に言われている・・・というように
考えたり 受けとめるようにしている
・
・
宝くじが 当たらない人がほとんどなのは
当たる確率もさることながら
当たらない方が いいから・・
あんなもの 縁が無くて当たらないほうが
ほとんどの人にとって いいから・・
当たって運勢やツキが落ちないように
ほとんどの人が守られているからである・・・???
・
・
縁が無いのに、
無理やり進めようとしたり
あの手この手で画策すると
あとでかえって厄介な問題が起きる事が多い
・
・
そして
事を進める時期が 今では無い
そういう時も
<タイミング>に縁が無いと考える
・
・
まだ熟していない 果実を
無理やりに枝から取ろうとすると
枝が 「折れる」・・・
・
・
はしごに登り
無理やり枝をゆすって
果実を取ろうとすると
果実ではなくて
自分がはしごから落ちて怪我をする・・・
・
・
だから
全ては そういう縁で結ばれている
と考えれば気が楽である・・・・
・
・
そう考えられるようになってから
何度 やろうとしてもダメなときは
「 あー 今じゃないんだなー ・・」
とか
「 やっぱりこれは しない方がいいんだ・・」て
自分に言い聞かせるようにしている
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2006年04月19日
絶対的権力
ある経営者の方が 自分の机の上に
こういう言葉を飾っている・・・
「絶対的権力は 絶対に腐敗する」 と
・
・
そう その人は
自分を戒める為に
この言葉を いつも自分が見える所に
置き 日々読むように心がけている・・・
・
・
絶対的な権力は
必ず悲しい結末
愚かな結末
そして
見苦しい結末を迎えることは
歴史が証明している・・・
・
・
何でも 適当に 反対勢力
あるいは
異論や抗議をしてくる 人が必要である
・
・
これを封じ込めようとして
強制収容所送りとか
処刑とかすると
最後は その本人が必ず
墜落する・・・
・
・
その絶対的権力を持った人間は
全てに 猜疑心を持つようになり
ありとあらゆる物が信用できなくなる
・
・
信用できるのは 自分の血縁者だけ・・
それも
一応 チェックする・・
・
・
アメリカが 現政権になってから
世界の嫌米感情が増幅している
アメリカの大統領の権限と言うのは
物凄い・・・
・
・
民主主義なのに
選ばれる方法が 民主主義なだけで
一旦 大統領になると
絶対的権力に近いほどの パワーで
世界を 動かす・・・
武力でも経済力でも
やりたい放題が 出来てしまうほど
絶対に近い・・・
・
・
これまでの米国の歴史の中で
これほど アンチアメリカの思想が
増えた時代も少ない
・
・
もちろん 良い面もある・・
白黒 はっきりしろって !
分かりやすい・・
こっちに付くのか それとも
あちら側に味方するのか
はっきり決めな って・・・
・
・
分かりやすい・・
どっち付かずだと
機嫌が悪くなる・・・
番長みたいに
どうすんだよ オメエー!って
ものすごく怖い・・・
・
・
絶対的にやろうとしたり
権力を集中すると
必ず 最後は壊れる・・・
ガシャン っと 割れる・・・
・
・
どうすれば 皆の賛成を得られるかなーとか
何でそう反対する奴ばかりなんだ・・・
こちらの 何が足りないんだろう?
そう思って 反省できるくらいの方が
「健全」なのかも知れない・・
・
・
賢者は 必ず
異論を唱える側近を大事にする・・・
権力を持ち 結果それを維持している人間は
真に 我慢と勇気
そして セルフコントロールの出来る人である・・
・
・
今 世の中
昔の日本の武士のように
セルフコントロールを出来る人が
減っている・・・
集中力
私は集中力が無い・・・
えっ? ウソ!
いや 小さいときから集中力に欠けている
またー ! 内田さん
落ち着いていて
何でも ソツなくこなすくせに・・・
・
・
そう、 何でもそこそこに こなすけど
集中力が欠如している事が多い・・
・
・
何でも うっかり忘れたり
あれやこれやで ゴルフのパターの時も
気が散る・・・
周りの人の 「 はずせ!」 という
嫌な波動をすぐ感じて
50cmを はずす ・・・
・
・
もともと欲張りだから
あれも これもしようと思い
慌てて 何かが抜ける事がある・・・
あっ と 後で気がつく・・・
・
・
何でも かんでも
さっさと片付けるのが
大好きだから
結果 <焦る>ことになる・・・
・
・
時々 「あー いけねー」 と
後で思い出したりする・・・
・
・
子供の頃 母親から
集中力を付けるために
強制的にピアノを習わされた・・・
毎週 水曜日の午後はピアノの練習・・
地獄の 水曜日だった・・・
・
・
またこのピアノの先生が
怖いおばさん教師で
大きな屋敷の その家に入るとき
嫌で嫌でたまらなかった・・・
・
・
先週の宿題は? ・・・
やってない・・
だから 弾けない・・・
・
・
また 練習サボったの?
はい・・・
鍵盤の上で 止まっている
私の手の甲を その先生は
つねる・・・・
とても 強くつねる・・・
お仕置き・・・
・
・
あー 痛い!
何で先生の言ったことが出来ないの?
ごめんなさい・・・
・
・
私は 下を向いて黙る・・
・
・
「集中力」 と言う言葉を聞くと
条件反射のように
「あの」 ピアノの先生の顔を思い出す・・・
・
・
ブルグミユーラー
チェルニー まで 何とか進んだが
今では 「猫踏んじゃった」 しか
まともに弾けない・・・
・
・
ロンドンのレストランサントリーに
当時よく 小沢征爾さんが来られた・・・
ロンドン滞在中は ほぼ毎日予約無しに
店のドアーを開けて
なだれ込むように ドー っと入ってくる・・・
あっ 小沢先生!
二人! ・・・
はい かしこまりました
・
・
すぐ席をご用意する・・・
メニューを注文するタイミングに
ウエイターやウエイトレスがいないと
私を見つけ
割り箸を 一本 立てて
キっと 私の顔をにらむ・・・
・
・
そのすごい 迫力と集中力に
思わず 「は はいっ !」と
吸い込まれる
あの眼で 割り箸を<指揮棒>のように
立てられて ちょっと 君っ ! と言われると
動けなくる・・・・・・・・
何かの暗示にかけられたほどの パワー・・・
・
・
天ぷら 定食!
はいっ 只今!
・
・
集中力が世界レベルの人は
本当に違う・・・?
・
・
ゴルフのプロの集中力も
すごい・・・
タイガーウッズの パターの時なんか
周りの人が動けなくなるような
集中力・・・・
・
・
これは テレビで見ていても
パターが終わるまで
息を呑む 緊張感が伝わってくる・・・
・
・
今 世の中は 皆が
「集中力」の欠けている時代ではないだろうか?
集中するには、雑音や面倒なことが多すぎる
そして 皆 毎日忙しすぎる・・・
・
・
溢れるほどの ニュースや情報の量も
集中力を欠如させる 原因の一つ・・
宣伝や安売りのチラシも集中力の
邪魔をする・・・
・
・
しかし最近
私も少し集中力が増してきたなー ・・・と
満足することが増えてきた
・
・
旅行の手配の時・・・
読書の時間・・・
一人でサウナに入っている時・・・
砂漠に行った時・・
そして
このブログを書いている時間など
夢中になり、頭の中に
ただ一つのテーマだけが
<ある>だけの状態のときが増えてきた・・・
・
・
最近時間が大事なので
可能な限り集中力を意識して
時間のクオリティーを
より高める心がけをしている
・
・
亡くなった母も
・・・・最近やっと少し・・・と
喜んで見ていてくれている事だろう
2006年04月17日
勘定
日本やハワイで色々な人と会っていて
いつも ちょっと戸惑ったり
気まずい思いをすることがある・・・
・
・
それはちょっとしたお勘定の支払い・・
ハワイでも 色々な人と会って
簡単にコーヒーを飲んで
あるいは食事でもして・・・
という事が多々ある・・・
・
・
日本で 人と会って
同様に打ち合わせをしたり
飲みに行くと
必ず 「飲み代の支払い」が発生する
・
・
これは いつもちょっと困るものだ
どちらが払うか・・・・
・
・
前にもブログに書いたけど
関東は おごって おごられるのが好き
関西は 割り勘主義が多いとか・・・
○○○は 勘定支払いの時にはトイレに立つ・・・?
・
・
この 支払いのときに
その人の 考え方や 器が分かる・・・
・
・
明らかに おごって欲しいと思っている人・・・・
最初から きちんと 自分で
相手の分と合わせてコーヒーを買う為に並ぶ人・・・
色々といる・・・
・
・
これも 前にブログに書いた
私は かなりの多くの会社経営者や
年齢を問わず 様々な人と会ってきて
はっきり 言うが・・
自信を持って 言うが・・・
あくまで 持論ではあるが・・・
・
・
早く 言いなさい・・
・
・
ケチは 駄目・・・
ずるい人も 駄目・・・
金離れの悪い人は 絶対に駄目・・・
である・・・
・
・
たとえコーヒー 一杯でもご馳走させていただく
自分で 勘定を払い
少しでも 施しが出来る人で
駄目な人は 見た事がない・・・
・
・
誰でも 自分が得をしたいと思う
でも
そこは 勇気を持って出す・・・
・
・
コーヒー代でもいいから
相手の分まで出せる人・・
必ず 良い事がある・・・
・
・
金額の大小ではない・・・
絶対に 自分で何かを相手に
おごれる人は 得るものも大きい
・
・
これは アメリカ人でも同じ・・
日本も アメリカも関係ない・・・
・
・
要は気持ち・・・
感謝の気持ち・・・
・
・
同じ支払うのでも
会社の接待費では駄目・・
自腹が いい・・
そして 相手の年齢や
お金持ちか どうかも関係ない・・・
・
・
要は 自分が払わせていただく・・・
・
・
テーブルの上に来た勘定書きを
自分で先に取れる癖をいつも付けておくと
ビジネスでも 人生でも
道が開けてゆくと思う・・・
・
・
これも 世の中の真理というものだ
2006年04月16日
28歳
昨日は 28歳のある日本人青年を迎えに
ホノルル空港へ出かけた
昔 自分が駐在員だった頃は、
日本からのお客様送迎の為に
何度 空港へ出かけた事だろう・・・・
・
・
久しぶりの 朝の空港は土曜日のせいか
出迎えの人たち
そして
ツアー会社の人たち等で
とても混雑していた・・・
・
・
彼は 近い将来ハワイで働くことを前提に
今回 来布する・・・
まだ雇用者との契約や、労働許可証の取得など
全てをクリアーしなくてはならないが
必要な手続きなどを進めている・・・
・
・
飛行機の到着した時間から
1時間以上 過ぎて
やっと 空港ターミナルビルの出口から
彼は姿を現した・・・
・
・
ハワイに到着したばかりの彼は
かなり緊張した面持ちだったが、
出迎えの人ごみの中に
私を見つけると、子供のように
クシャクシャな笑顔に変わった・・
とてもさわやかで、印象的だった・・・
「おー よく来たね!」
「はい無事 来ました。よろしくお願いしますっ!」
お互いしっかり握手を交わした・・・
・
・
私が初めて海外勤務赴任で、
ロンドンヒースロー空港に
一人で着いたのも
やはり 自分が28歳の時だった・・
彼の緊張した入国審査での
やり取りの話を聞くと
自分の同じ経験を思い出した・・
・
・
まだ若いけれど 何とかハワイで
仕事を見つけたい・・・と言う しっかりとした
熱意と夢を持っており
偶然、出会い、時のタイミングなど全てが重なり
今回 話が一気に進んだ・・・
・
・
空港から出て、車から見る
初めてのハワイの光景に彼が
ワー !・・・っと 感激しているのを見て
夢と希望に胸膨らませている様子が
手に取るように分かる・・
・
・
そして見るもの、感じるもの、
飲んだり食べたりするものに
一喜一憂 する彼を見ていて
思わず笑ってしまった・・・
・
・
昼過ぎから時差調整の為に宿で休ませ
一旦別れて帰宅した私は、
日本の実家のお母さんに電話を入れた
「息子さん 無事予定通り着きました。ご安心ください。」と・・・
・
・
「あー そうですかー。ありがとうございます。よろしくお願い致します!」
初めての息子の海外旅行をきっと心配されていたのだろう
電話口でお母さんの声が 心なしか
とても 弾んでいるように聞こえる・・・
・
・
真面目な好青年だ・・・
今まで 学校を卒業してから
休む暇も無く働き通しで
人生これからどうしたらいいか・・
そんな彼の悩みが、最高潮に達していた
去年の春、東京で初めて出会った・・・
・
・
その時の 彼の暗い表情と比べると
今回ハワイで再会した彼の笑顔は別人のようだ・・
・
・
やっと「夢」を手につかみかけている
若者が その喜びと期待で興奮し、輝き
身体全体からオーラ さえ感じる・・・・
・
・
自分も 赴任早々
初めてロンドンで下宿生活のような
日々が始まって以来
毎日 何をするのにも
英語や日常生活に戸惑い、緊張し、
失敗して困ることばかりの連続だった・・・
・
・
それに加え
一日15時間ほどの長い勤務時間と
休みが取れない日々に
疲れ果てたのを思い出す・・
・
・
彼に そんな話をしながら
きっとこれまでの努力が
君をハワイまで連れてきたのだと思うよ・・
・
・
もしハワイでの勤務、生活が実現すれば
色々大変だし、苦労も多いと思うけど
将来に絶対に良い経験になるから・・・と
昔を思い出し、先輩面で アドバイスをした・・・
・
・
日本の旧態依然とした職場・・
上司の古い価値観が嫌でたまらなかった・・・と
何とか 海外で働き
経験と人生の幅を広げたいんです・・・
そう言う 彼の表情が 急に引き締まる・・
・
・
彼は今日 朝から一人で ワイキキや街を歩き
初めての海外での生活 「実体験」に入る・・・
命綱の 携帯電話だけは持ちながら・・・
・
・
さて彼の将来の人生に
私は どんな役割を果たしたらいいか・・・
今日は昼頃から 会って
また色々と話をする予定・・・
・
・
ハワイに着いて 一晩眠った彼は
これまで何年にも渡り 蓄積した疲労も
全部取れる程 元気になって
また一段と 輝いているに違いない・・
だってまだ 28歳だから・・・
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2006年04月14日
機械
欧米に住んでみて
日本人と、物事の考え方の違うことが多々あるが
最近 すっかりその違いを
受け入れられるようになったことが一つある・・・
・
・
<機械 、 機器は壊れるものである・・・>
???
そう
欧米では
自動車や機械は壊れるものである・・と言う
大前提が 社会の基本的考え方にある・・
・
・
一方 日本は
機械は壊れやすいから
壊れない機械を造ろうとする・・
そして
万が一 故障したら・・・
誰かが 責任を取る・・・と言う
厳しい文化がある・・・
・
・
駅の 自動販売機・・
日本製の券売機が壊れる事は
稀であるし・・・・
壊れると 乗客は駅員に文句を言う
・
・
そうすると
日本の場合 誰かがすぐ対応し修理して
「 謝 る 」・・
「故障して、大変ご迷惑をおかけしましたー」って
・
・
例えすぐ切符の詰まりを直しても
こういう機械を造った誰かが 悪い・・と考える
おい この券売機壊れたぜー・・・見た?今 詰まったろ!
どこ製だ?・・・みたいな
・
・
欧米では 謝らない・・・
だって 機械だから仕方が無い・・・
誰のせいでも 無い・・
・
・
ロンドンの地下鉄の自動券売機
3台あると 2台故障している・・
残りの 1台で切符を買う人は
余程 実情を知らない観光客か
一か八か・・と勇気のある人である・・・
ほとんどの人は
一箇所だけ開いている
窓口で並んで切符を買う
・
・
だって 券売機だと
切符どころか投入したお金さえも
戻って来ないのを
皆 知っているから・・・
元来 機械は信頼しない・・・
・
・
社会に そういう共通の理解と
「あきらめ」がある・・
・
・
時々 我が家のコンドミニアムの
火災警報アラームが
ウーン ウーン と鳴り出す
普通 だいたいは 誤報・・・
「今のは誤報でした・・ 繰り返します 今のは・・」
と 後でアナウンスが流れる・・
すっかりこれに慣れて オオカミ少年にならないかと
心配しているが・・・
・
・
「お騒がせして 大変申し訳ございませんでした・・」
とは 言わない
だって 機械が誤作動しただけだから・・・って
時々 こういう事があるじゃない・・って
誰のせいでも 無い・・
・
・
しかし 同じヨーロッパでも
ドイツとかスイスは少し違う
どちらかと言うと日本の文化と近い
自動車や時計/精密機器を得意とする国だし
「故障が少ないのは性能のいい車」とか、
「時間に正確」と言うのは、
良い事であり当然だ・・
と考える文化があるから・・・
・
・
でも アメリカは謝らない
スペースシャトルやボーイングジェットが
墜落したら
誰かが責任を取るが
普通
機械が故障しても
誰かが責任を取るどころか
謝りもしない・・・
・
・
最近 日本の航空会社の
整備不良が増えている・・・・
米国から始まった航空自由化で
どんどん
日本本来の 匠の世界
あるいは
徹底した 妥協を許さないモノ作り、
完璧な修理、チェック体制・・なんて言う文化までが
どんどん 失われていっているような・・
・
・
民営化、価格競争から来る費用削減で
現場の価値観が加速度的に
米国スタイルになっているのが
目に見えて分かるような気がする・・・
・
・
日本航空が 退職した整備士を再雇用するとか
是非 お願いしたいものだ・・・
飛行機が落ちて
だって 「機械なんだから」 は勘弁して欲しいし・・・
・
・
でも最近
この文化の違いを理解できてから
生活の中で、 機械が壊れても
別に 腹が立たなくなった・・・
そういう国民性や文化を持つ国に住んでいるんだから・・と
2006年04月13日
ガンジー
インド独立運動に 命を捧げた
建国の父・・・
マハトマ ガンジーが こう言っている
「明日 死ぬと思って生きよ。
不老不死 と思って学べ。」 と
・
・
思わず 背筋を伸ばして
はい! っと 言ってしまいそうな・・・
立派な お言葉である・・・
・
・
私は今 年代で言うと何故か
30代 40代の方々と、60歳前後の方々との
お付き合いが多い・・・
・
・
いつも 仕事や旅行、ゴルフなどで
それぞれの方々とお付き合いしている
会いたくない人とは もう会わないようにしているので
日々 快適である・・・
・
・
その人達の 人生や、
自分の人生を見ていて
一つ 気が付く事がある・・・
それは 「学ぶ姿勢」 ・・・
・
・
「学ぶ」と言っても
別に 学校の授業ではない・・
普段の生活、仕事の手配とか、事務そういう
あくまで一般的に諸事 雑事と言われていること・・
それを 習得して、可能な範囲で自分で出来るように・・・
手間を惜しまない・・・
・
・
色々な人たちを見ていて
まず 仕事でも 何でも
覚えたり、自分でやってみたり、
そして
自分で 調べて、やってみて
実際にそれが出来るように・・・と
心がけている人と
他人や部下に 全部やってもらっている人との
違い・・・
・
・
これ 何でも無いことのように思えるが
何年間の 積み重ねで大きく差が出る・・・
・
・
米国では VPくらいの肩書きが付くと
秘書が 付く・・・
秘書と言っても
仕事のアシスタント的存在ではあるが
その秘書の人が優秀だと
とても 助かることが多い
・
・
世話好きで 業務処理能力のある人が
秘書に 付いてくれると
本当に 助かる・・・
もう 自分は何もする事がないくらい
・
・
事務所に戻ると
頼んであった出張の手配から、
何でもかんでも
机の上に 出来上がって
置いてある・・・
・
・
付箋に 全部メモが書いてあり
その通りにすれば いい・・・
これ とても便利で 大いに助かるが・・・
実は この習慣が身に付いてしまうと
後で 大変なことになる・・・
・
・
そう その通り
何でも 秘書任せ・・・が<身について>しまうと
気が付いたときには
自分が
何も知らない・・・
自分では
何も出来ない・・・という
ただの
「だるまオジサン」になっている・・・
何? だるま って・・・
手も足も出ない!
・・・・・・・・・・・・・・・・
・
・
仕事や、面倒な手続きや、出張の手配なんかを
全部自分で やっている人
自分で やるのが苦にならない人
自分で やるほうがむしろ好きな人
これは将来、安心である・・
・
・
ある大企業の 重役を20年 30年勤め
顧問になった人がいる・・・
自分の専任秘書がいなくなり
自分で会社の外線電話をかけられなかった
お昼の店屋物のメニューを自分で注文できなかった
というような実話をいくつも知っている・・
・
・
「人間そのときの 運 不運は
自業自得であることが多い・・・・」
おー !
・
・
全てではないけど
日頃の心がけが
20年 30年過ぎて積み重なり
そして あるときになると
あー 良かった・・・・ と思ったり
あー こりゃ困った・・・ と慌てたりする
・
・
「人生は 線ではなくて、点の集合である」・・・・
うーん これまた
奥深い お言葉・・・・
・
・
どう物事に <日々> 取り組むか
面倒くさい ややこしい、
そして普通 他人が嫌がるような
手間のかかることを 自分一人で出来て
還暦を迎えられるか?
はたまた 何でも他人や部下任せにするか
・
・
私も しっかり気を引き締めて
天性の得手不得手はいたし方ない・・と
認めながらも
できるだけ自分で何でもやるようにしたい・・・
・
・
そして
周囲に役に立つことはあっても
迷惑をかける<おじさん>には ならぬよう
明日死んでもいいと、後悔をしない日々を送り
そして
一応長生きを前提に?学んでゆきたいと思う・・
せめて 「心がけ」だけでも・・・・
2006年04月12日
水は高い所から
よく皆さんも聞いた事があるだろう
水は高い所から、低い所に流れる・・・
という言葉・・
・
・
これ 当たり前と言えば
それまでだが
実は 奥の深い言葉である・・・
・
・
地球の重力と
いつでも周りの形状に合わせて
形を変える液体である 水は
高い所から 低い所に
それは見事に流れてゆく
あっと言う間に
・
・
ビジネスでもこういう原理が
当てはまることが多い
・
・
物を 売るときとか
お客さんを増やしたいとき とか
何かを 向上させたいとき
この 水が流れる原理が
結局一番の 解決案になることが多い
・
・
昔から 無駄を美徳とする日本人は
水を 低い所から 高い所へ
一生懸命運ぶのを
「仕事」と勘違いしている人が多い・・・
・
・
そりゃ 高地に住んでいて
下の川から 水を汲んで持ってくるのが仕事なら
水を低い所から、高い所に持ってくることが
仕事になる
・
・
でも 商売とか、
顧客の流れとか、
お金の流れは
こういう 自然の原理に沿っている事が
多々ある・・・
・
・
それを 無理やりに
下から 上へ運ぼうとするとか
逆流するように 一生懸命苦労するから
毎日 ヘトヘトに なる・・・
・
・
こういうのを 「消耗戦」 と言う
・
・
儲ける為・・ と錯覚して
「消耗戦」に 人件費と時間を費やす
結果は ほとんど 水が残らない・・・
・
・
しかし この意味を短絡的に理解して
売れないなら 価格を下げればいい
長いデフレの時代に 多くの経営者は
この方法で 行った・・・
おー やっぱり安くすると 売れるわ! なんて
・
・
でも しばらくすると気がつく・・・
売上げは上がったけど全然利益が出ない・・・って
・
・
そうすると
品質を下げて
もっと経費を削って
人件費を削って
そして競合店がもっと安売りすると
それに 対抗したりして・・・
そして多くの経営者は社員を消耗戦に
動員した・・・
・
・
そして最後は 倒産する・・
これが デフレ経済の怖さ・・
・
・
正しい 水の自然な流れを作る
これが 経営者の本来の仕事だと思う・・・
何をやっても
何回やっても
駄目な場合
何か基本的なことが間違っている・・・はず
・
・
そういう風に 一度冷静に考えてみる
・
・
こんなに 何度もバケツで水を運んでも
ちっとも残らない
バケツの底に穴が開いていないか
バケツのサイズに問題がないか
それとも従業員がバケツで水を運んでいる振りをして
サボっていないか・・・
・
・
はたまた これ
基本的に、意味が無いんじゃないの?
何かおかしいんじゃないの? って
考えてみる・・
・
・
抵抗 という言葉もある・・・
「空気抵抗」・・・・
進もうとする方向から逆に風が吹いてくる
そう アゲンストの風の場合
ボールは飛ばない・・
・
・
だから 向きを変えたり
クラブの番手を変えたり
スイングやボールの球筋を変える
・
・
しかし経営の場合
出来れば逆風には逆らわないほうがいい
追い風を利用して皆の喜ぶ方
お客さんの 好む方に
発想を 変えてみる・・・
・
・
そうすると
水が流れ始める
今までの苦労が嘘のように
水が チョロチョロ ・・・ ザー ・・・
ドー! っと流れ始める
・
・
そうしたら 横で見ているだけでいい・・・
おー ずいぶん勢いよく流れて 溜まってるねー ・・・って
・
・
売れない物を売ってくるのが、
本当に有能な営業マンだ!
そんな時代も長くあった
根性論 克己心・・・
B-29を 竹やりで 落とそうとする民族だから
・
・
でも
売れないには 何か理由があるはずだ・・・
反対に売れるのにも 何か理由があるはず・・・
消費者は 経営者が考えているほど
馬鹿じゃない・・・
・
・
我慢や努力は必要だけど
その売れない理由をよく考えて
結果を出す為に
無駄の無い仕事をする
そういう心がけ一つで
ガラリと見えるものが
変わってくると思う・・・
・
・
<人生の消耗戦>に巻き込まれないように
世の中の流れに 逆らわないように・・・
・
・
<こだわり>と <頑固さ>は違う
<伝統>と <変えない> も ちと違う
<継続は力なり>なんて言うのと
<ここまで来て、今更やめられるか!> も結構 違う
・
・
売れないなら 売れるように
変更すればいい
高い所から 低い所へ
水が勢いよく 流れ出すように・・・
2006年04月11日
賢さ
人間 能力がある人
見識があり 判断力のある人
難問にぶつかっても、解決できる人
そういう人を見て 皆
「あの人は賢いよなー」 と言う
・
・
中には 色々な世の中の
競争や 交渉ごとに
うまく法律の網目を使い
難を逃れ
そして勝ち抜く
時には 悪知恵を使い
したたかに・・・
うまく合法的に 金儲けをしたりする
「あの人ホント悪賢いねー」・・・・とも 言う
・
・
でも 本当の賢さとは 何か?
学歴とか、成績とか、 仕事の成果、
プレゼンテーションの素晴らしさ・・・
企画力の素晴らしさ・・・
そういうものを本来の <賢さ>
とは言わないと思う・・
・
・
本来の<賢さ>とは
自分の能力の限界を知り、謙虚になることだ・・・
そう、自分の 得手不得手を知る・・・
自分の強みだけでなく、弱い所も認識する
・
・
出来る人に負けないように頑張るのは結構だが
出来ないのに 出来る振りをすると
ヤケドする・・・
・
・
自分がヤケドするだけなら
まだいいが
下手に つっぱり過ぎると
同僚や 組織に迷惑をかける・・・
・
・
世の中 業績考課が浸透するにつれ
この 本来の<賢さ>を忘れる人が増えている・・
何かを私はその分野のこと 「あまりよく知らない!」
と言えない・・・
恥ずかしくて
「自分の無知」や「能力不足」を認められない・・
考課が下がると 出世が遅れるから・・・
・
・
知らないのに 知ったかぶりをする
出来ないのに 出来るように話す・・・
ついそれをやってしまう・・
ハッタリとか 見栄をはる・・・
・
・
こういう人は 賢くない人達である
昔から 「能ある鷹は爪を隠す」・・・と言うが
そーーーんな 崇高なる謙虚さとは
雲泥の差ほどの 輩が多い・・・
・
・
人を管理する 役職に就くと
この <知ったかぶり> <見栄を張る>
回数が増えてくる・・・
そう 部下にバカにされたくないから・・・
そうそう あー あれね! あのことだろ?
うんうん この方がいいんじゃない?って・・・
それは 駄目だ・・・ って・・・
・
・
黙って若い人のやり方を聞いていればいいのに
仕切りたがる・・・
こう やりなさい!って
・
・
賢い上司は そんな事は言わない・・・
ほー それで?
なるほどー
へー それは知らなかった・・・
面白い アイデアだね・・・
うん それで? って・・・
・
・
その人の アイデアを試す・・
<賢さ>と言うものは <勇気>にも似ている
知らない事や 出来ない事を 恥とせず
自分より得意に上手に出来る人を
どんどん登用し、
結果 成果を出す
・
・
そして最後に もちろん・・
手柄を <横取りしない>のが大事
その担当者を 皆の前で誉めて 認めてあげる・・・
これで 本当の<賢者>となれる・・・
・
・
そのように
メンバーの能力、専門性、優れた力・・・
そして皆の総合力を引き立たせられる人が
トップにいる組織は いつも生き生きしている・・・
・
・
本来の<賢さ>を身につけるには
まずは、<自分の至らなさ>を認めるところから
スタートする・・・・・
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2006年04月09日
唯我独尊
300本目のブログのテーマを何にしようかと
考えていたけど、今回のタイトルは
すごい!
とても高尚な テーマだ・・・・
・
・
「唯我独尊」
この言葉
私はこれまで
「自分がいかに優れていて、すごいかを
自惚れる・・」 と言うような意味だと思っていた・・・
辞書にも 普通そう書いてあるし・・・
・
・
だからこの言葉は嫌いだった
謙遜の内田さんとしては
ちょっと受け入れられない 言葉だった
・
・
ところが 実はこの解釈
本当は 違うのだそうだ
それを 昨日知った・・・
・
・
「唯我独尊」 と言う本来の意味は
「私は様々な因縁によって、誰よりも
かけがえのない尊い命をもらって
この世に生まれてきた」 というもの
だから自分を大事にしなさい・・・
そういう意味なのだそうだ・・・
・
・
えー それじゃ全然違うじゃないの
と思った・・・
・
・
そしてこの意味で この言葉を理解して
自分の特別さ
自分の命や存在そのものの因果について
意識すると
日々これ
少し 真面目にやらないといけないな・・
と感じるようになった・・・
・
・
ここで はー そうでしたか・・・で終わっては
内田日記 らしくない・・
・
・
唯我独尊が
人間皆に与えられている
「真理」とすれば
これ 普段の生活で他人を見るときにも
人と仕事をするときにも
全部この精神を
相手にも 当てはめないといけない・・・
<自分の為>だけの理解では
周りの皆様に対して失礼である・・
・
・
仕事や 何かで嫌な事がある
相手が ミスをしたり
反対したり
約束を破ったり・・・
色々とある・・・ 毎日色々とね
・
・
大概 皆
腹を立て
文句を言ってしまう
・
・
抗議して
やっつけてやろうじゃないか・・みたいな・・
・
・
・
こいつー! って
喧嘩や 言い合いになる・・・
そして影で 他人に その人の悪口まで言う・・・
・
・
そういう時に
この言葉を思い出す・・・
あー その人の「唯我独尊」を
忘れてはいけない・・・と
・
・
私も 最近相手に頭にきたときには
うーん と思って
抗議したり
注意したりするとき
その人の両親が一緒に横に座っているのを
想像しながら 物を言うようにしている
えっ ご両親?
そう
そうすると 失礼な事は言えない
変な事を言うと
「内田さん あんた ウチの子に なんて失礼な事言うの!」て
怒られそうだから・・・・
・
・
最近 すっかり落ち着いてきたおじさんは
そういう時
その人の ご両親や 奥さんが
横に座って 私の意見を聞いている・・・と
<想定して> 話す・・
・
・
これ ものすごくいい・・・
・
・
そうすると
相手は とても素直に話を聞いてくれる
そうですね これから気をつけます・・・
すみませんでした・・・なんて
謝ってくれたりする・・
・
・
自分や 他人が
何かの因果で唯一の存在として
この世に「生」を授かり
一人一人が 尊重されて
この世に存在しているんだ・・と考えると
結構 マジに他人と関わっていかないと失礼である・・
・
・
そして <自分自身>もしっかりと
尊重してあげないと
これまた
世の中の真理に対して
失礼と言うものかも知れない・・・
2006年04月07日
ハワイで飲食店
ハワイでビジネスを と考えておられる方で
一番多いご相談はレストランを開店したい
という内容・・・
・
・
ハワイでレストランを経営して
ハワイで暮らしたい・・・
そんなにぼろ儲けが出来ないのは
知っている
でも 取り合えず
レストランでも・・・
・
・
ほとんどの方に 共通していること
「いい物件は ありませんかねー?」・・・
必ず 不動産物件から探す・・・
・
・
あのー ・・・・
ハワイで US法人は設立されたんですか?
いえ あっ 会社作ったほうがいいですか・・ やっぱ?
えっ?・・・・・・・
・
・
あのー 出店する地域はどの辺りで?
あっ ワイキキがいいんじゃないんっすかね・・
えっ? ・・・ ワイキキは家賃が高いですけど・・・
あっ そうですか! じゃー もっと違う所でもいいっす・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・
・
あのー 店を管理する責任者はお決まりですか?
いえ。 ハワイで採用します・・・
誰か いい人いませんかね?
えっ?
・
・
あのー 日本から誰か担当の方とか
こちらで働きますか?
はい 私が社長で、あと料理人を一人
日本で見つけて・・・
あ そうですか
じゃー 労働ビザは?
ビザって 取るの難しいんですか?
はー ?
・・・・・ あのー <ビザカード>じゃないんですから・・・・
・
・
あの ビザをお考えなら投資金額はどのくらいを?
えーっと 出来るだけ安くしたいんでー
まっ 800万とか 1000万円くらいで・・・
えっ?
まー ラーメン屋みたいので いいんですよー
駄目っすかね?
いやー そのー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あのー 飲食業経営のご経験は?
あー ありません これが初めてです
当たって砕けろ! 気合だー!ですよ
はっ はっ はー ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・
・
あのー 失礼ですけど
その開業投資資金の他に
余裕資金とか
黒字になるまでの 追加可能な資金は
どのくらいお持ちですか?
えー っと ありません・・・
ハワイの銀行で借りられます?
えっ ?
・
・
あのー
もう一度 お考えになった方が
いいんじゃないでしょうか?
・
・
え? でも とにかくいい物件さえあれば・・・
何とかなりませんかね?・・・
私も含めて家内も子供3人も皆
ハワイが大好きなもんで・・・
えっ ? お子さん3人 いらっしゃるんですか?
そうなんですよ・・・ で 4人目が今お腹の中にいて・・・
4人目はハワイで 産みたいもんで・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・
・
申し訳ありませんけど
何とかは ・・・ ならないと思います・・・・
投稿者 : 12:28 | コメント (2) | トラックバック
2006年04月05日
グルメ
<グルメ>と聞くと皆さん何を思い出すだろうか?
ドンペリ?
キャビア?
フォアグラ?
・
・
最近は こういう高級品を食べたり飲んだりすることが
本来のグルメではない・・・ ということに
気づき始めている人が増えている・・
・
・
そういう高級品は、もちろん品質もいいが
いわゆる「高額品」というべきだろう・・・
値段が高い・・・
それには理由がある
・
・
製法に手間がかかっている
希少価値がある
そして
値段を高くした方が
ブランドものを好む金持ちに売れるから・・・
などなど
・
・
しかし 私は30年近くフード&ベバレッジの世界に
関係したり 自分でも好きで色々と体験したりして
面白い話をいくつも聞いた
・
・
金に糸目をつけず、一番高いものを食べるのが
グルメと勘違いされていた時代が
確かに日本にもあった・・・
・
・
しかし、グルメとはフランス語で <グルマン>
<食いしん坊> の意味である・・
食べることに興味があって
食べる事が大好きな人たちのことを
<グルマン> と言う・・
・
・
別に ドンペリ開けて キャビアを食べる人が
グルメの必須条件ではない
・
・
美味しいものがあると
わざわざ それを目当てに
旅にまで出るくらいの
熱狂的な食いしん坊がいる・・・
こういう 人たちのことをいわゆる
<グルメ>と言うのだ・・・
・
・
昔 日本航空のフライトアテンダントの人に聞いた話・・・
ファーストクラスに乗るお客さんの中で
そのお客さんのクラスを見定めるコツがある・・とか
何ですかそれ?
・
・
搭乗して すぐ シャンペーンくれ!
キャビアー 持ってこい!
そういう物に食いつく人たちは
ただの 成金!だそうだ・・・
あるいは マイレージのアップグレード組み!
はー !
・
・
本当に一流で グルメの人は・・・?
・
・
えー お飲み物は何がよろしゅうございますか?
・・・・あ ウーロン茶をください・・
はい かしこまりました!
本日のお食事のメニューでございます・・・・・
・・・あ 結構です。 自分でお弁当を持ってきました・・・
あ はい かしこまりました!
弁当 !?
・
・
こういう乗客が一番 上級で
乗務員として
最もケアーすべき
恐ろしい最上級の客層なのだそうだ・・・
・
・
えー だって
せっかく高い運賃払ってんのに・・
弁当持ってくんの?
そう・・・ 機内食を食べない
自分でカロリー計算したメニューで
自分で吟味した食材で作った
自家製の弁当を持ち込む・・・
・
・
まー 機内食を食べたとしても
メニューを見て
スープと サラダだけで・・・
離陸したら 早めに寝る・・
・
・
まー 金持ちとかどうこうではないが
本当の グルメは
基本的に機内食なんか
いくらファーストクラスでも
食べない人が多いそうだ・・
・
・
だって どこで いつ どうやって作って
それを機内に運んで
温めて 出してるなんて知ってるから
そんなもの 食べない・・・・
ほー そんなもの・・・か?
・
・
でも もったいないですね ・・・
・
・
そう もったいないと思うけど
本当の グルマンは
一回の食事に こだわりを持っている
手を抜かない
妥協しない・・・
・
・
食事も飛行機運賃に含まれているんだから・・
なーんていう風には 考えない・・・
・
・
本当に 美味しい
そして
新鮮な食材を
自分の体調 健康にあった調理法で
あるいは 旬の獲れたてのものを食べる
そして
それを 味わう・・・
・
・
じゃあ 内田さん機内食は食べないの?
・
・
私は まだ本当のグルメではないので
しっかり食べる事が多い
ただ 最近・・・
深夜のフライトでは
機内食を食べないようにするとか
お酒を飲まない方が
酸素の薄い機内では、
よりよく寝られる事を覚えて以来
少し 変わった・・・
・
・
グルメの人は
食べる「もの」もさることながら
食べた後の体調とか
少し我慢してでも
到着後 翌日の朝食を どこで何を
いかに 美味しく食べるか・・
なんて言うことに
こだわっているようだ・・・
・
・
私も いつまでも「鯨飲馬食」ではなく・・・
そろそろ そういう真のグルマン精神を
真似してみようか・・なんて 考えている・・
2006年04月03日
改善
今日のブログで 297本目
まー よくこんなに書いたものだ・・
300本目は どんなテーマにしようかな・・・・ なんて
少し 記念ぽく ? とか・・
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でも 最近 コメント投稿や
色々と感想を寄せてくださる方も増えてきたし、
嬉しい励ましをもらうと また書いてしまう・・
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ブログを使って アフィリエイトで稼ぐ人も多いけど
私のブログはそういう 稼ぎの道具にはしたくない・・
へー またカッコつけてー・・・・
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今日は 月曜日
ハワイに久しぶりに 青空と貿易風が
戻ってきた・・・
高気圧、さわやかな風に
日頃これが当たり前と思っている
ハワイの人達も さぞありがたい・・と
感じていることだろう・・
観光客の方も やっとハワイ旅行だ・・・
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さて 今日の道徳は
「改善」について・・・・
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人間 仕事をしていて あるいは生きていて
一番重要なのは 「改善する」 という意識
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「改革」ほど 大げさではなく
「改善」というのは 日々心がけてゆくべき
習慣だと思う・・・
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仕事の出来る人、そうでない人・・・
企業の業績の良し悪し・・・
こういうものの鍵は
日々の
小さな「改善」の中にあると思う・・
その積み重ねに 起因すると思う・・・
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別に トヨタ自動車だけでなくて
どこでも こういう「カイゼン」は日々
意識しなくてはならない
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何故か?
いつも 「改善」 を心がけないと
人間でも 企業でも、 組織でも
惰性で 毎日が過ぎて行き
「進化」が止まるから・・・
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良い業績、 よく売れる商品
そして他人に喜ばれる仕事とは、
必ず 裏方で
お客さんの見えないところで
面倒くさく、能率が悪い作業が
基礎になっているものである・・
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これを
手を抜かずに 工夫して
効率化することを 「改善」 と言う
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でも 普通
誰でも この 「改善」 を面倒くさがる・・・
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すぐ 楽をしようとする
いつも 同じがいい・・・
すぐ 損をしないように 効率化!なんていって
大義名分をつけて 反対に手を抜く・・・
どうせ お客は分からないって・・・
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TQC だ! なんていって
作業や手順を簡素化して
間違いないように、
そして無駄や不良品がでないように・・なんて
細かな 面倒な部分を 省こうとする・・・
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進化・・・
別に ダーウィンでなくても
人間や企業は
日々<進化>してゆくものだと思う
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大きいものが 生き残るのではない
強いものが 生き残るのでもない
生き残れるものは
日々進化するものである・・・
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そう
毎日 「改善」 を考え
もっと 良い方法は無いか・・・と
考えて 考えて 考え抜く・・
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特に 組織のトップや管理職は
これが 仕事・・・
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カイゼンの 無い日々は
仕事ではなく、「作業」になってしまう
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そういう 努力をおろそかにすると
誰でも 進化が止まる・・・
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そして いつの間にか
皆から 取り残される
時代から 取り残される
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面倒くさがらずに
「改善」を 心がけないと
その内に
古代の <恐竜> のように
絶滅していく事になる・・・・
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では 良い一週間を!
2006年04月01日
日本男児
欧米に住んでみて、
そして自分の育ってきた環境を比べてみて
一番大きい違いの中に
日本人の男性の価値観がある・・
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日本人男性は、残念ながら多くを間違っている・・・
えっ?
そう かなり色々な
<勘違い>をしている・・・
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昔から 日本人男性は
亭主関白といい
家で 何もしないで威張って
大黒柱として、おかずが一品多いと言う
男尊女卑の文化の中で育ってきた
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戦後 これがある意味でうまく行って
日本という国が大きく 世界の先進国の
仲間入りを果たす為の経済発展の要因には
確かになった・・
しかし
それ以上に 多くのものを失ったと思う・・
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日本人男性は
「家族を食わしてやる」
と言う意識が強い・・・
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女房や子供は
何も言わないで黙ってついて来い!
女房は炊事洗濯 子育てだけしていろ・・!
女の癖に 口を出すな・・・!と
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よく 最近 会社を辞めて
起業を目指す方々の相談をお受けする・・
必ず 最初に家族関係を聞くようにしている
どうですか? 奥様はなんと言っていますか?って
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たいがい 「はい夫婦仲は うまく行っています・・」
「家内も 理解して応援してくれて・・・」 と言うような
返事が多い・・
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しかし 本当にそうだろうか?
日本人男性の価値観で大きく間違っているのが
仕事優先、出世肩書き優先、
そして
会社への忠誠心や自己犠牲・・・
家族のことで仕事を後回しにすると
おー アイツは家族優先主義者だな! なんて
言われる・・・
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自分が 会社や組織で偉くなって
肩書きや収入が上がれば
イコール
家族も幸せになれる・・と
<勘違い>している人が 多い・・・
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じゃー 働かなくて
一生 平社員で 安給料で
家族と一緒に、貧乏してもいいのか?
もちろん それは違う・・・
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でも そもそも 何のために結婚したのだろう?
世間体?
男が30歳過ぎて独身だと
奇異の目で見られる・・・
一応 結婚して家族を持つ訳?
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私の若い頃は そうだった
30歳過ぎまで、会社の独身寮なんかにいると
「変な男」のレッテルを貼られるような・・
そんな文化、社会の価値観があった・・
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何故 結婚して 子供を作ったんですか・・・
いやー そりゃー 普通
どこの家庭でも
子供が1-2人いるのが 当たり前だし・・
世間体?
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でも 子育てや
家のことは全て 奥さん任せ・・・
何もしない・・
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ある日本を代表する大手企業の 歴代の社長で
子供の死に目に 会えなかった人がいる・・
当時重役だったその方は
お子さんが危篤だったとき
会社の組合交渉の席から 離れられなかった・・・
つまり <仕事>で忙しかったそうだ・・・
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日本は こんな人が社長になる 社会・・・
「こんな人」とは 失礼な言い方ではあるが
こんな悲しい話が どちらかと言うと「美談」として
会社に対する 最大の「自己犠牲」として
美化されるように伝わる
恐ろしい文化がある・・・
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最近日本でも こういう価値観が
大きく変わっては来ているものの・・・
未だに 仕事、肩書き、収入、資産だけが
男としての自分に対する社会の評価だと
勘違いしている 男性が多い・・
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欧米社会が全て 素晴らしいとは言わないが
欧米で 子供の死に目に
知っていて 駆けつけず
その日の仕事を優先しているような人は
果たして社長として登用されるだろうか?
たぶん ありえないと思う・・
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そういう トップは 部下にも同じような
自己犠牲を強いると思う・・
だから たとえトップに就いても
業績を上げることだけで、
従業員の幸せを考えることは
後回しだろう・・・
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欧米では
高待遇の会社重役や、政府高官が
いとも簡単に 突然辞職、退職、引退する
理由は 家族との時間・・・
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本人にとっては さぞ苦渋の決断だっただろうが
仕事と家族を 比較し
家族を優先する人が とても多い・・・
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そりゃ 内田さん
アメリカなんか奥さんに離婚されたら
財産半分、持って行かれちゃうからですよ・・
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そう それも理由の一つかもしれない・・
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でも 私の経験から言えること
もし・・・・
日本人の 男性の価値観が
夫として
父親として
男としての役割を
もっとしっかり意識していたら
少なくとも
今の日本のような
登校拒否、
自殺者年間3万人、
ブチ切れ子供の凶悪犯罪
あるいは
熟年離婚・・・なんて
かなり防げると思う・・
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新しく ビジネスを始める
会社を辞めて 独立したい・・・
そういう方には
まず こういう <男として 一人前になる努力>をして
それから
稼ぐ事を考えるようにしてください・・・と
助言するようにしている・・
そうしないと せっかく新しい人生を進もうとしても
前と同じか むしろ悲惨な結果になる事が多いと思うから・・
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自らの生き方を 反省して
自らが気づいた経験を元に
自信満々に
そう アドバイスしている・・