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2006年04月27日

ヒラメ

私は お刺身が大好きである・・・

美味しい刺身は、日本人の味覚の遺伝子に

永遠に残っていくものだと思う・・・

そりゃマグロの刺身は、基本ではあるが

私は特に 白身の刺身が大好物・・・


とりわけ 平目の刺身に

ロワールの白ワインを合わせるのが

一番好きだ・・


シャブリほど 高価でなくて

絶妙な マッチング・・・



今日は木曜日だけど 道徳の時間を

最近 時間割り が不規則で申し訳ない・・


平目・・・・

日本語で よく使う別の意味に

下を見ないで 上ばかりを見る

部下のことや 目下の人間には

目もくれず 

ひたすら上司や権力のある人間にのみ

意識を注力する 人・・・

と言うものがある


そういう 人のことを 「ヒラメ」 と言う・・・


私は 刺身は好きであるが

この 上司ばかり、上ばかりを見ている

「ヒラメ」 が大嫌いである・・・


上司や権力者に 失礼の無いよう

礼を尽くす・・・ これは分かる

でも

おい これが同じ人間かよ! 

と思うほど

自分より若い人や、職位の下の者に

態度を急変させるヤツがいる・・・


また 世の中 そういう 

「ヒラメ」 が好きな権力者も多い・・・

あいつは 忠義心があっていい・・・・って

あいつは 俺の言う事を すぐ実行する

なかなか 見所があるのー!・・・・ なんて



ところが その人間の部下からの評判は最低・・

そういう話がよくある・・・


本当に 仕事に真面目に取り組み

本当に 組織のことを考え

本当に 上司や最高責任者のことを想って

良い結果を出そうと思えば

「ヒラメ」に なれる訳が無い・・・


これくらい簡単な道理はない・・

けど

この世の中 たくさん いる・・・

ヒラメ が・・・


ヒラメの人は

最後には 失う・・・

例え何か 得たものがあったとしても

部下への感謝、ねぎらい

そして

マジの 「想い」 が無ければ

結果 そこそこでおしまい・・・


ヒラメ でなくて

本当に

組織や 最高責任者のことを大事に想い

成功を祈り

同じくらい 下を想う気持ちのある人

これ 大丈夫・・・


例え うまく行かず

ヒラメ好きの経営者から

左遷されても 

最悪

解雇されたとしても

絶対に 心配ない




必ず <誰か> が見てくれているから・・


投稿者 : 11:30 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月26日

人生のパートナー

ある大企業の社長が 休暇に奥さんとドライブに出かけた

途中 ガソリンスタンドで給油し

その後 ご主人は トイレへ・・・



用を足して 戻ってきたご主人は

奥さんが そのガソリンスタンドの店員と

親しそうに 話しているのを見て

「 あの人 知っている人かい?」

走り始めた車の中で 奥さんに聞いてみた


奥さん まっすぐ前を見たまま・・

「実は 私がハイスクール時代 
お付き合いしていた男性なの・・・・」

「えっ? じゃー 君の昔の恋人ってわけ?」

「えー まあね・・・奇遇だわね あんなところで出会うなんて」


「じゃー もし君が彼と結婚していたら、
君は社長夫人ではなくて
ガソリンスタンドの店員の奥さんだった て訳だ・・」


そういう ご主人に その奥さんは



「何言ってるの! もし私が貴方でなくて彼と結婚していたら
彼が会社の社長で、貴方がガソリンスタンドの店員さんだったわよ!」




恐れ 入りました・・・・・・・


投稿者 : 11:22 | トラックバック

2006年04月25日

格差の時代

あのー 大変失礼ですが

日本が「格差の時代」になっているって・・・


小泉内閣になって

構造改革したら格差が広がった・・・って

そうおっしゃっている方が

日本でだいぶ増えているようですが・・


そんなに 騒ぐほどの <格差> ですかね・・・

格差って言う意味は ほとんど

経済的な豊かさ 収入の差の事?


なら 日本の格差が何ですか・・・

この程度の格差で 騒ぐなんて・・

私が威張っても仕方が無いけど

アメリカなんか

一般労働者と CEOの収入の差は

 倍ですよ!
(答えは 文末に)


日本の今の程度が 格差 なんて言ってたら

<格差>が聞いて呆れるわ・・・



日本はもともと

資本主義を導入した天皇制 社会主義国家だったから?


この程度で騒ぐけど

筋金入りの社会主義 共産主義の国々は

これまた もっと格差がひどい・・・

格差なんていうより 悲惨な <激差>!


それに 日本には

親子三代で財産のほとんどが無くなる

恐ろしい 「相続税」 がある・・・

メキシコとか タイ みたいに 

相続税の無い国に比べて

いくら財産持っていても 

結局3代で 国にほとんど

取られるんだから・・・



この程度で格差なんて言うのは

<言いがかり> と同じ・・



そんなこと言ってると

また亀井さんを勢いづけてしまう

またやりましょうよ 皆で豊かに公共事業・・・・ って

皆で格差の無いように 談合しましょうよ!・・・・って

税金の無駄遣いをすれば
国の血行が良くなります!・・・なんて



日本ほど 

平均的教育レベルが高くて

国民の栄養が足りていて

着るものがあふれていて

他国からの直接的な侵略や
戦争の惨禍に 国民が苦しむことなく

住む環境は そりゃ 狭いけど 
難民のキャンプよりましで

誰でも 飲料水が手に入り

国民 皆保険で世界最高水準の医療が受けられて 

世界一の長寿を誇る国家は

この地球上に 希有だと思う・・・・



国民の最低限の
基本的生活レベル自体が

世界でもトップクラス・・・


<基本>が 高いんだから

その上には 

<格差>があって当たり前・・・


格差のある社会が悪い・・・ 

なんて 言っていると


能力のある日本人や若い人が

どんどん海外に流出してしまう・・


平均万歳!

「みんなで一緒だ 中流国家!」 に

逆戻りですよ・・・


本当に海外から見ていると

日本と言う国は、

世界を知らない

幼子のように見える・・・



<答え>

430 倍 !


投稿者 : 18:37 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月22日

モンラッシェ95年

先日 東京で友人と一緒に

生まれて初めて モンラッシェを飲んだ

正真正銘のドメーヌ ロマネ コンティの

モンラッシェ 95年


ホノルルの 

あるリカーストアーのオーナーから

私に電話があったのが 98年の5月

わざわざサンフランシスコからだった・・


Mr. Uchida

-------今 サンフランシスコに

ワインの買い付けに来ているが

ちょっと 相談がある---------


えー どうしたの?

------DRCのモンラッシェが手に入るけど

誰か日本人で買いたい人を知らないか?

欲しければ 3本手に入る------


えっ  何? 

モンラッシェ?

DRCの?

ホント?


-----本当だ-------

一本 いくらするの?

----- ○○○ ドル-----


------今日中に すぐ買い付けないと

他のバイヤーに押さえられてしまう-------



うーん そうか!

○○○ ドルか!

・・・・・・・・ やっぱ 高い!・・・・

うーん そうだなー ・・・ ・・・ ・・・

今すぐ誰とは 思い浮かばないけど

とりあえず 3本 全部買ってきて・・



------本当か? 3本全部だな?

うん、  そっ  そう! 

ぜ、 ぜ ん ぶ !!・・・

少し ドモりながら



電話を切ったあと

しばらく ドキドキして

ぼう然として天井を見た・・・

おー モンラッシェかー


年間2~3000本しか生産されなく

もし私が間違っていなければ

日本には 生産量の一割が

総代理店のサントリーを通して

入荷次第国内の 各有力得意先に 

<割り当て> される


ホテルオークラに 1本

三越に 2本・・・とか




世界で最高宝と言われている

仏 ブルゴーニュ産白ワイン・・・


生まれてこの方 

ワインカタログでしか見た事がなかった私は

とにかく 奇跡に近いこの買い物に

かなり興奮したのを覚えている・・・



ワイン好きな方なら

分かると思う・・・

私が電話を受けながら

どのくらい気分が高揚したか・・


いくらするの ?

そういう 問題じゃなくて

手に入らない・・・

むかーーーーしの 

「越乃寒梅」みたいなもの


ありとあらゆる コネを使って手に入れる・・

<だから 旨い?> 

確かにそれもある かも・・・・


世界で最も素晴らしい希少な白ワインを

自分が手に入れてから8年が過ぎた・・・

そして今年

東京で 親友と1本空けた


タオルに包んで機内持ち込みにして

大事に 抱きかかえながら?横に寝かせて

誰にも盗られないように・・・


盗られるわけがない けど・・




友人が連れて行ってくれた

東京のある料理屋に

持ち込ませてもらって・・・・

そう 生まれて初めて 

モンラッシェを飲んだ・・・・・

ウオー ! 膝まづかなかったけど・・・

白身の刺身と 見事にマッチングし

歓喜の 声・・・


20年前に フランスに出張し

DRCの畑を見に行った時のことを

思い出す・・・



味は?

うーん・・・・・ 

そりゃ 最高って言えば最高だったけど

ま 別に・・・・

腰が抜けるほどではない


フランス人は 伝説を作るのがうまいから・・

日本人はすぐ そういう歴史と伝説に

好奇心を示し

希少性とかブランド性、

そして 値段が高ければ余計に

心が グラグラ!っとするから・・


しかし

コルクを開けてもらって

驚いた・・・・

その芳醇な香り・・・



ブルゴーニュ白ワインの中でも

ひときわ輝く あの黄金色・・

あれは<白ワイン>と言うより

<黄金ワイン>と種別すべきだ・・・


自分の身体全体にその芳醇な香りが

回ると言う感じ・・・

そう香りが口の中から 身体全体に・・・・

そして抜栓して 5分毎に 

風味が変わって、まろやかになる・・・

店のマネージャーに 

「少し ボトルを置いたままにしてください」

と言って 最初は 少しの量で飲み始める・・・



最初は少し照れていた 

恥ずかしがりやの子が

フランス → サンフランシスコ → ホノルル

そして 東京 と長旅を終え

10年の眠りから 起こされて

ちょっと 人見知りをしているようだ・・・


しかし1分ごとに だんだん

その血統の良さを誇示するがごとく

我々の身体を通して、

部屋中に芳醇な香りを

駆けめぐらせる・・・



ま そんな感じ・・・・



コルクが とても長い・・・

ボトルのガラスの肉厚がすごい

あれだと ちょっと床に落としたくらいなら

割れないかも・・・


ま その程度・・


でも 最高だった


将来の投資の為に・・・と思って

購入してから

そのワインショップのセラーに

ずーと置かせてもらっていた・・・


今誰かに売ったら ○○○○ドルはする・・・

なんて 時々思っていたけど

ほとんど忘れていた・・・


でも ふと ここ1-2年・・・・

自分で 飲んじゃおうかな・・と

考えが変わった・・・



だって お金にしたら

お札は 食べたり飲んだり出来ないし・・・


歳を取って 飲めなくなっても

もったいないし・・・・


死んでから お棺にかけてもらったって

それこそ <もったいない>と言うものだし・・・


いいや 飲んじゃえ・・と思った


東京に行くと

いつも美味しい店に連れて行ってくれる

グルメの親友と一緒に飲もうと・・

そう決めた・・・


来週 日本に行くという2月の下旬に

そのワインショップに 出かけた・・・

セラーに預かってもらっているモンラッシェを

一本 引き取りに行く為に・・・


そのワインショップを訪れたのは

数ヶ月ぶりだった

イヤー ご無沙汰!


いつもの おばちゃんスタッフと再会する・・・・

Mr. Uchida!  How are you?

イヤー 久しぶり・・・元気元気 と・・・


僕の子供 (ワイン) は、元気にしてるかい?

私がそう冗談を言うと・・・


うん・・・ ワインは元気だけど

昨年の暮れに

オーナーのMr. Kam が亡くなったのを知っているか?

と言われた・・・

えっ? 本当?

Mr. Kam が?


モンラッシェを買い付けてきてくれた

そのオーナーは

昔から腎臓を悪くしていて

人工透析をしながら仕事をしていた・・・

私がハワイに初めて来た 

91年以来からの長い付き合いだった・・・


リカービジネスだけでなく

色々と物知りで

人生や ビジネスに

哲学のようなものを持っていた人だった



仕事の話もさることながら

よく 日米の文化の違い

ビジネスの違いなどについて

たくさん話を聞かせてもらい

ちょうど息子くらいの年齢の私を

よく可愛がってくれていた・・・


その訃報を聞かされて

何かものすごく 淋しい気持ちがした・・・

よく分からないけど

ポッカリ 気持ちに穴が開いてしまったような・・・


あー あの人ともう話が出来ないのかー と



ワインセラーの横にある事務所に

奥さんがいた・・・

おー  ミスター内田!


I am sorry to hear ~ 

お悔やみを言った・・・

まだご主人を亡くして2ヶ月ほどの奥さんは

心なしか 小さくなったように見えて

やはり 元気が無かった・・・


仲の良い夫婦だったから当然だろう・・

「ご主人には 仕事以外でもいくつも良い話を

聞かせてもらって勉強になりました」・・・と


米国式に 奥さんをHug して慰めた・・・


東京で 初めてモンラッシェを口に含んだ時

そのリカーストアーのオーナーの面影を

偲びながら 心の中で 献杯した・・・




そのモンラッシェ・・・・ 

シャルドネ種がこの世に生まれ

収穫され醸造されてから

約10年・・・・・

そのオーナーは70歳を目前にした人生だった


モンラッシェを飲みながら

時の流れとか・・・

人のご縁とか・・

人間の命とか・・・

そして

自分の生かされている貴重な人生とか

様々な この世の中の<摂理>も共に 

味わうことが出来たような気がする・・


投稿者 : 19:58 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月20日

<袖すり合う仲も多少の縁> と言う

我々は 人生の中で様々な <縁>で

生きているような気がする・・・


縁談・・・

別に 結婚だけではない

縁が あるか 無いかは

これ 誰にでも 人生の中で

ほぼ 毎日のように関係していることだと思う・・


私は 最近 この<縁> について

とても意識するようにしていて

人との出会いだけでなく

何かをするときに

あるいは

何かをしようとするときに

この<縁>があるかどうかを

意識する・・・


どうしても何としてでもやりたい

と思っても

すぐ出来る事と

中々 うまく行かない事がある・・・


あきらめないで がんばれ!

挫折するな!

へこたれるな!

とも 考えるが

あー これ ご縁が無かったかな・・・って

考える・・・


そうすると 悔しくもないし残念にも思わない

むしろ

うまく行かないのは 「やらない方がいいよ」

と<誰か>に言われている・・・というように

考えたり 受けとめるようにしている


宝くじが 当たらない人がほとんどなのは

当たる確率もさることながら

当たらない方が いいから・・

あんなもの 縁が無くて当たらないほうが

ほとんどの人にとって いいから・・

当たって運勢やツキが落ちないように

ほとんどの人が守られているからである・・・???



縁が無いのに、

無理やり進めようとしたり 

あの手この手で画策すると

あとでかえって厄介な問題が起きる事が多い


そして

事を進める時期が 今では無い

そういう時も

<タイミング>に縁が無いと考える


まだ熟していない 果実を

無理やりに枝から取ろうとすると

枝が 「折れる」・・・


はしごに登り

無理やり枝をゆすって

果実を取ろうとすると

果実ではなくて

自分がはしごから落ちて怪我をする・・・


だから

全ては そういう縁で結ばれている

と考えれば気が楽である・・・・


そう考えられるようになってから

何度 やろうとしてもダメなときは


「 あー 今じゃないんだなー ・・」

とか

「 やっぱりこれは しない方がいいんだ・・」て

自分に言い聞かせるようにしている

投稿者 : 09:20 | コメント (1) | トラックバック

2006年04月19日

絶対的権力

ある経営者の方が 自分の机の上に

こういう言葉を飾っている・・・

「絶対的権力は 絶対に腐敗する」 と


そう その人は

自分を戒める為に

この言葉を いつも自分が見える所に

置き 日々読むように心がけている・・・



絶対的な権力は 

必ず悲しい結末

愚かな結末

そして

見苦しい結末を迎えることは

歴史が証明している・・・


何でも 適当に 反対勢力

あるいは

異論や抗議をしてくる 人が必要である


これを封じ込めようとして

強制収容所送りとか

処刑とかすると

最後は その本人が必ず

墜落する・・・


その絶対的権力を持った人間は

全てに 猜疑心を持つようになり

ありとあらゆる物が信用できなくなる


信用できるのは 自分の血縁者だけ・・

それも

一応 チェックする・・


アメリカが 現政権になってから

世界の嫌米感情が増幅している


アメリカの大統領の権限と言うのは

物凄い・・・




民主主義なのに

選ばれる方法が 民主主義なだけで 

一旦 大統領になると

絶対的権力に近いほどの パワーで

世界を 動かす・・・


武力でも経済力でも

やりたい放題が 出来てしまうほど

絶対に近い・・・



これまでの米国の歴史の中で

これほど アンチアメリカの思想が

増えた時代も少ない


もちろん 良い面もある・・

白黒 はっきりしろって !

分かりやすい・・

こっちに付くのか それとも

あちら側に味方するのか

はっきり決めな って・・・


分かりやすい・・

どっち付かずだと

機嫌が悪くなる・・・

番長みたいに


どうすんだよ オメエー!って


ものすごく怖い・・・


絶対的にやろうとしたり

権力を集中すると

必ず 最後は壊れる・・・

ガシャン っと 割れる・・・


どうすれば 皆の賛成を得られるかなーとか


何でそう反対する奴ばかりなんだ・・・

こちらの 何が足りないんだろう?

そう思って 反省できるくらいの方が


「健全」なのかも知れない・・


賢者は 必ず

異論を唱える側近を大事にする・・・


権力を持ち 結果それを維持している人間は

真に 我慢と勇気

そして セルフコントロールの出来る人である・・


今 世の中

昔の日本の武士のように

セルフコントロールを出来る人が

減っている・・・

投稿者 : 09:50 | トラックバック

集中力

私は集中力が無い・・・

えっ? ウソ!

いや 小さいときから集中力に欠けている

またー ! 内田さん

落ち着いていて

何でも ソツなくこなすくせに・・・


そう、 何でもそこそこに こなすけど

集中力が欠如している事が多い・・


何でも うっかり忘れたり 

あれやこれやで ゴルフのパターの時も

気が散る・・・

周りの人の 「 はずせ!」 という

嫌な波動をすぐ感じて

50cmを はずす ・・・


もともと欲張りだから

あれも これもしようと思い

慌てて 何かが抜ける事がある・・・

あっ と 後で気がつく・・・


何でも かんでも 

さっさと片付けるのが

大好きだから 

結果 <焦る>ことになる・・・


時々 「あー いけねー」 と

後で思い出したりする・・・


子供の頃 母親から

集中力を付けるために

強制的にピアノを習わされた・・・

毎週 水曜日の午後はピアノの練習・・

地獄の 水曜日だった・・・


またこのピアノの先生が 

怖いおばさん教師で

大きな屋敷の その家に入るとき

嫌で嫌でたまらなかった・・・


先週の宿題は? ・・・

やってない・・

だから 弾けない・・・


また 練習サボったの?

はい・・・

鍵盤の上で 止まっている

私の手の甲を その先生は

つねる・・・・

とても 強くつねる・・・


お仕置き・・・


あー 痛い!

何で先生の言ったことが出来ないの?

ごめんなさい・・・


私は 下を向いて黙る・・


「集中力」 と言う言葉を聞くと

条件反射のように

「あの」 ピアノの先生の顔を思い出す・・・


ブルグミユーラー

チェルニー まで 何とか進んだが


今では 「猫踏んじゃった」 しか 

まともに弾けない・・・


ロンドンのレストランサントリーに

当時よく 小沢征爾さんが来られた・・・


ロンドン滞在中は ほぼ毎日予約無しに

店のドアーを開けて

なだれ込むように ドー っと入ってくる・・・


あっ 小沢先生!

二人! ・・・

はい かしこまりました


すぐ席をご用意する・・・

メニューを注文するタイミングに

ウエイターやウエイトレスがいないと

私を見つけ


割り箸を 一本 立てて

キっと 私の顔をにらむ・・・



そのすごい 迫力と集中力に

思わず 「は はいっ !」と 

吸い込まれる

あの眼で 割り箸を<指揮棒>のように

立てられて ちょっと 君っ ! と言われると

動けなくる・・・・・・・・

何かの暗示にかけられたほどの パワー・・・


天ぷら 定食! 

はいっ  只今!


集中力が世界レベルの人は

本当に違う・・・?


ゴルフのプロの集中力も

すごい・・・

タイガーウッズの パターの時なんか

周りの人が動けなくなるような

集中力・・・・


これは テレビで見ていても

パターが終わるまで

息を呑む 緊張感が伝わってくる・・・


今 世の中は 皆が

「集中力」の欠けている時代ではないだろうか?

集中するには、雑音や面倒なことが多すぎる

そして 皆 毎日忙しすぎる・・・


溢れるほどの ニュースや情報の量も

集中力を欠如させる 原因の一つ・・


宣伝や安売りのチラシも集中力の

邪魔をする・・・



しかし最近 

私も少し集中力が増してきたなー ・・・と

満足することが増えてきた


旅行の手配の時・・・

読書の時間・・・

一人でサウナに入っている時・・・

砂漠に行った時・・

そして

このブログを書いている時間など


夢中になり、頭の中に

ただ一つのテーマだけが

<ある>だけの状態のときが増えてきた・・・


最近時間が大事なので

可能な限り集中力を意識して

時間のクオリティーを

より高める心がけをしている


亡くなった母も 

・・・・最近やっと少し・・・と

喜んで見ていてくれている事だろう

投稿者 : 00:49 | トラックバック

2006年04月17日

勘定

日本やハワイで色々な人と会っていて

いつも ちょっと戸惑ったり 

気まずい思いをすることがある・・・


それはちょっとしたお勘定の支払い・・

ハワイでも 色々な人と会って

簡単にコーヒーを飲んで

あるいは食事でもして・・・

という事が多々ある・・・


日本で 人と会って

同様に打ち合わせをしたり

飲みに行くと

必ず 「飲み代の支払い」が発生する


これは いつもちょっと困るものだ

どちらが払うか・・・・


前にもブログに書いたけど

関東は おごって おごられるのが好き

関西は 割り勘主義が多いとか・・・

○○○は 勘定支払いの時にはトイレに立つ・・・?


この 支払いのときに

その人の 考え方や 器が分かる・・・


明らかに おごって欲しいと思っている人・・・・

最初から きちんと 自分で

相手の分と合わせてコーヒーを買う為に並ぶ人・・・

色々といる・・・


これも 前にブログに書いた

私は かなりの多くの会社経営者や

年齢を問わず 様々な人と会ってきて

はっきり 言うが・・

自信を持って 言うが・・・

あくまで 持論ではあるが・・・


早く 言いなさい・・


ケチは 駄目・・・

ずるい人も 駄目・・・

金離れの悪い人は 絶対に駄目・・・

である・・・


たとえコーヒー 一杯でもご馳走させていただく

自分で 勘定を払い

少しでも 施しが出来る人で

駄目な人は 見た事がない・・・


誰でも 自分が得をしたいと思う

でも

そこは 勇気を持って出す・・・




コーヒー代でもいいから 

相手の分まで出せる人・・

必ず 良い事がある・・・


金額の大小ではない・・・

絶対に 自分で何かを相手に

おごれる人は 得るものも大きい


これは アメリカ人でも同じ・・

日本も アメリカも関係ない・・・


要は気持ち・・・

感謝の気持ち・・・



同じ支払うのでも

会社の接待費では駄目・・

自腹が いい・・

そして 相手の年齢や

お金持ちか どうかも関係ない・・・


要は 自分が払わせていただく・・・


テーブルの上に来た勘定書きを

自分で先に取れる癖をいつも付けておくと

ビジネスでも 人生でも

道が開けてゆくと思う・・・


これも 世の中の真理というものだ


投稿者 : 15:12 | トラックバック

2006年04月16日

28歳

昨日は 28歳のある日本人青年を迎えに

ホノルル空港へ出かけた

昔 自分が駐在員だった頃は、

日本からのお客様送迎の為に

何度 空港へ出かけた事だろう・・・・


久しぶりの 朝の空港は土曜日のせいか

出迎えの人たち

そして

ツアー会社の人たち等で 

とても混雑していた・・・


彼は 近い将来ハワイで働くことを前提に

今回 来布する・・・

まだ雇用者との契約や、労働許可証の取得など

全てをクリアーしなくてはならないが

必要な手続きなどを進めている・・・


飛行機の到着した時間から

1時間以上 過ぎて

やっと 空港ターミナルビルの出口から

彼は姿を現した・・・


ハワイに到着したばかりの彼は

かなり緊張した面持ちだったが、

出迎えの人ごみの中に

私を見つけると、子供のように

クシャクシャな笑顔に変わった・・

とてもさわやかで、印象的だった・・・

「おー よく来たね!」

「はい無事 来ました。よろしくお願いしますっ!」

お互いしっかり握手を交わした・・・


私が初めて海外勤務赴任で、

ロンドンヒースロー空港に

一人で着いたのも 

やはり 自分が28歳の時だった・・


彼の緊張した入国審査での

やり取りの話を聞くと

自分の同じ経験を思い出した・・


まだ若いけれど 何とかハワイで

仕事を見つけたい・・・と言う しっかりとした

熱意と夢を持っており

偶然、出会い、時のタイミングなど全てが重なり

今回 話が一気に進んだ・・・


空港から出て、車から見る

初めてのハワイの光景に彼が

ワー !・・・っと 感激しているのを見て

夢と希望に胸膨らませている様子が

手に取るように分かる・・


そして見るもの、感じるもの、

飲んだり食べたりするものに

一喜一憂 する彼を見ていて

思わず笑ってしまった・・・


昼過ぎから時差調整の為に宿で休ませ

一旦別れて帰宅した私は、

日本の実家のお母さんに電話を入れた

「息子さん 無事予定通り着きました。ご安心ください。」と・・・


「あー そうですかー。ありがとうございます。よろしくお願い致します!」

初めての息子の海外旅行をきっと心配されていたのだろう

電話口でお母さんの声が 心なしか 

とても 弾んでいるように聞こえる・・・


真面目な好青年だ・・・

今まで 学校を卒業してから

休む暇も無く働き通しで 

人生これからどうしたらいいか・・

そんな彼の悩みが、最高潮に達していた

去年の春、東京で初めて出会った・・・


その時の 彼の暗い表情と比べると

今回ハワイで再会した彼の笑顔は別人のようだ・・


やっと「夢」を手につかみかけている

若者が その喜びと期待で興奮し、輝き

身体全体からオーラ さえ感じる・・・・


自分も 赴任早々 

初めてロンドンで下宿生活のような

日々が始まって以来

毎日 何をするのにも

英語や日常生活に戸惑い、緊張し、

失敗して困ることばかりの連続だった・・・
 

それに加え 

一日15時間ほどの長い勤務時間と

休みが取れない日々に

疲れ果てたのを思い出す・・


彼に そんな話をしながら

きっとこれまでの努力が

君をハワイまで連れてきたのだと思うよ・・


もしハワイでの勤務、生活が実現すれば

色々大変だし、苦労も多いと思うけど

将来に絶対に良い経験になるから・・・と

昔を思い出し、先輩面で アドバイスをした・・・


日本の旧態依然とした職場・・

上司の古い価値観が嫌でたまらなかった・・・と


何とか 海外で働き

経験と人生の幅を広げたいんです・・・


そう言う 彼の表情が 急に引き締まる・・


彼は今日 朝から一人で ワイキキや街を歩き

初めての海外での生活 「実体験」に入る・・・

命綱の 携帯電話だけは持ちながら・・・


さて彼の将来の人生に 

私は どんな役割を果たしたらいいか・・・


今日は昼頃から 会って

また色々と話をする予定・・・


ハワイに着いて 一晩眠った彼は

これまで何年にも渡り 蓄積した疲労も

全部取れる程 元気になって

また一段と 輝いているに違いない・・

だってまだ 28歳だから・・・

投稿者 : 07:35 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月14日

機械

欧米に住んでみて

日本人と、物事の考え方の違うことが多々あるが

最近 すっかりその違いを

受け入れられるようになったことが一つある・・・


<機械 、 機器は壊れるものである・・・>

???

そう

欧米では 

自動車や機械は壊れるものである・・と言う

大前提が 社会の基本的考え方にある・・


一方 日本は

機械は壊れやすいから

壊れない機械を造ろうとする・・

そして 

万が一 故障したら・・・

誰かが 責任を取る・・・と言う 

厳しい文化がある・・・


駅の 自動販売機・・

日本製の券売機が壊れる事は

稀であるし・・・・

壊れると 乗客は駅員に文句を言う


そうすると

日本の場合 誰かがすぐ対応し修理して

「 謝 る 」・・


「故障して、大変ご迷惑をおかけしましたー」って



例えすぐ切符の詰まりを直しても

こういう機械を造った誰かが 悪い・・と考える


おい この券売機壊れたぜー・・・見た?今 詰まったろ! 

どこ製だ?・・・みたいな


欧米では 謝らない・・・


だって 機械だから仕方が無い・・・

誰のせいでも 無い・・



ロンドンの地下鉄の自動券売機

3台あると 2台故障している・・


残りの 1台で切符を買う人は

余程 実情を知らない観光客か

一か八か・・と勇気のある人である・・・

ほとんどの人は

一箇所だけ開いている

窓口で並んで切符を買う


だって 券売機だと

切符どころか投入したお金さえも

戻って来ないのを

皆 知っているから・・・


元来 機械は信頼しない・・・



社会に そういう共通の理解と

「あきらめ」がある・・


時々 我が家のコンドミニアムの

火災警報アラームが

ウーン ウーン と鳴り出す

普通 だいたいは 誤報・・・

「今のは誤報でした・・ 繰り返します 今のは・・」

と 後でアナウンスが流れる・・


すっかりこれに慣れて オオカミ少年にならないかと

心配しているが・・・



「お騒がせして 大変申し訳ございませんでした・・」

とは 言わない

だって 機械が誤作動しただけだから・・・って

時々 こういう事があるじゃない・・って


誰のせいでも 無い・・


しかし 同じヨーロッパでも

ドイツとかスイスは少し違う

どちらかと言うと日本の文化と近い

自動車や時計/精密機器を得意とする国だし

「故障が少ないのは性能のいい車」とか、

「時間に正確」と言うのは、

良い事であり当然だ・・

と考える文化があるから・・・


でも アメリカは謝らない

スペースシャトルやボーイングジェットが 

墜落したら

誰かが責任を取るが

普通

機械が故障しても

誰かが責任を取るどころか 

謝りもしない・・・


最近 日本の航空会社の 

整備不良が増えている・・・・

米国から始まった航空自由化で 

どんどん

日本本来の 匠の世界

あるいは

徹底した 妥協を許さないモノ作り、 

完璧な修理、チェック体制・・なんて言う文化までが

どんどん 失われていっているような・・


民営化、価格競争から来る費用削減で

現場の価値観が加速度的に 

米国スタイルになっているのが

目に見えて分かるような気がする・・・


日本航空が 退職した整備士を再雇用するとか


是非 お願いしたいものだ・・・


飛行機が落ちて


だって 「機械なんだから」 は勘弁して欲しいし・・・



でも最近 

この文化の違いを理解できてから

生活の中で、 機械が壊れても

別に 腹が立たなくなった・・・


そういう国民性や文化を持つ国に住んでいるんだから・・と


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2006年04月13日

ガンジー

インド独立運動に 命を捧げた

建国の父・・・

マハトマ ガンジーが こう言っている

「明日 死ぬと思って生きよ。
不老不死 と思って学べ。」  と


思わず 背筋を伸ばして

はい! っと 言ってしまいそうな・・・

立派な お言葉である・・・


私は今 年代で言うと何故か

30代 40代の方々と、60歳前後の方々との

お付き合いが多い・・・



いつも 仕事や旅行、ゴルフなどで

それぞれの方々とお付き合いしている

会いたくない人とは もう会わないようにしているので

日々 快適である・・・


その人達の 人生や、 

自分の人生を見ていて

一つ 気が付く事がある・・・

それは 「学ぶ姿勢」 ・・・


「学ぶ」と言っても

別に 学校の授業ではない・・

普段の生活、仕事の手配とか、事務そういう

あくまで一般的に諸事 雑事と言われていること・・

それを 習得して、可能な範囲で自分で出来るように・・・

手間を惜しまない・・・




色々な人たちを見ていて

まず 仕事でも 何でも 

覚えたり、自分でやってみたり、

そして

自分で 調べて、やってみて

実際にそれが出来るように・・・と
心がけている人と

他人や部下に 全部やってもらっている人との

違い・・・


これ 何でも無いことのように思えるが

何年間の 積み重ねで大きく差が出る・・・



米国では VPくらいの肩書きが付くと

秘書が 付く・・・

秘書と言っても 

仕事のアシスタント的存在ではあるが

その秘書の人が優秀だと

とても 助かることが多い


世話好きで 業務処理能力のある人が

秘書に 付いてくれると

本当に 助かる・・・

もう 自分は何もする事がないくらい


事務所に戻ると

頼んであった出張の手配から、

何でもかんでも

机の上に 出来上がって

置いてある・・・


付箋に 全部メモが書いてあり

その通りにすれば いい・・・

これ とても便利で 大いに助かるが・・・


実は この習慣が身に付いてしまうと

後で 大変なことになる・・・


そう その通り

何でも 秘書任せ・・・が<身について>しまうと

気が付いたときには

自分が

何も知らない・・・

自分では

何も出来ない・・・という 

ただの

「だるまオジサン」になっている・・・


何? だるま って・・・


手も足も出ない!

・・・・・・・・・・・・・・・・



仕事や、面倒な手続きや、出張の手配なんかを

全部自分で やっている人

自分で やるのが苦にならない人

自分で やるほうがむしろ好きな人

これは将来、安心である・・


ある大企業の 重役を20年 30年勤め

顧問になった人がいる・・・

自分の専任秘書がいなくなり

自分で会社の外線電話をかけられなかった

お昼の店屋物のメニューを自分で注文できなかった

というような実話をいくつも知っている・・


「人間そのときの 運 不運は 

自業自得であることが多い・・・・」


おー  !


全てではないけど

日頃の心がけが

20年 30年過ぎて積み重なり

そして あるときになると

あー 良かった・・・・ と思ったり

あー こりゃ困った・・・ と慌てたりする


「人生は 線ではなくて、点の集合である」・・・・

うーん これまた 

奥深い お言葉・・・・



どう物事に <日々> 取り組むか

面倒くさい ややこしい、

そして普通 他人が嫌がるような

手間のかかることを 自分一人で出来て

還暦を迎えられるか?

はたまた 何でも他人や部下任せにするか


私も しっかり気を引き締めて

天性の得手不得手はいたし方ない・・と

認めながらも

できるだけ自分で何でもやるようにしたい・・・ 


そして

周囲に役に立つことはあっても

迷惑をかける<おじさん>には ならぬよう

明日死んでもいいと、後悔をしない日々を送り

そして

一応長生きを前提に?学んでゆきたいと思う・・


せめて 「心がけ」だけでも・・・・


投稿者 : 11:12 | トラックバック

2006年04月12日

水は高い所から

よく皆さんも聞いた事があるだろう

水は高い所から、低い所に流れる・・・

という言葉・・



これ 当たり前と言えば

それまでだが

実は 奥の深い言葉である・・・



地球の重力と

いつでも周りの形状に合わせて

形を変える液体である 水は

高い所から 低い所に

それは見事に流れてゆく


あっと言う間に


ビジネスでもこういう原理が

当てはまることが多い



物を 売るときとか

お客さんを増やしたいとき とか

何かを 向上させたいとき


この 水が流れる原理が

結局一番の 解決案になることが多い


昔から 無駄を美徳とする日本人は

水を 低い所から 高い所へ

一生懸命運ぶのを

「仕事」と勘違いしている人が多い・・・



そりゃ 高地に住んでいて

下の川から 水を汲んで持ってくるのが仕事なら

水を低い所から、高い所に持ってくることが

仕事になる


でも 商売とか、

顧客の流れとか、

お金の流れは

こういう 自然の原理に沿っている事が

多々ある・・・



それを 無理やりに

下から 上へ運ぼうとするとか

逆流するように 一生懸命苦労するから

毎日 ヘトヘトに なる・・・



こういうのを 「消耗戦」 と言う


儲ける為・・ と錯覚して

「消耗戦」に 人件費と時間を費やす

結果は ほとんど 水が残らない・・・




しかし この意味を短絡的に理解して


売れないなら 価格を下げればいい

長いデフレの時代に 多くの経営者は

この方法で 行った・・・

おー やっぱり安くすると 売れるわ! なんて


でも しばらくすると気がつく・・・

売上げは上がったけど全然利益が出ない・・・って



そうすると 

品質を下げて

もっと経費を削って

人件費を削って

そして競合店がもっと安売りすると

それに 対抗したりして・・・

そして多くの経営者は社員を消耗戦に

動員した・・・



そして最後は 倒産する・・

これが デフレ経済の怖さ・・


正しい 水の自然な流れを作る

これが 経営者の本来の仕事だと思う・・・

何をやっても

何回やっても

駄目な場合

何か基本的なことが間違っている・・・はず



そういう風に 一度冷静に考えてみる



こんなに 何度もバケツで水を運んでも

ちっとも残らない

バケツの底に穴が開いていないか

バケツのサイズに問題がないか

それとも従業員がバケツで水を運んでいる振りをして

サボっていないか・・・


はたまた これ 

基本的に、意味が無いんじゃないの?

何かおかしいんじゃないの? って

考えてみる・・


抵抗 という言葉もある・・・

「空気抵抗」・・・・

進もうとする方向から逆に風が吹いてくる

そう アゲンストの風の場合

ボールは飛ばない・・


だから 向きを変えたり

クラブの番手を変えたり

スイングやボールの球筋を変える



しかし経営の場合

出来れば逆風には逆らわないほうがいい

追い風を利用して皆の喜ぶ方

お客さんの 好む方に

発想を 変えてみる・・・



そうすると

水が流れ始める

今までの苦労が嘘のように

水が チョロチョロ ・・・ ザー ・・・

ドー! っと流れ始める


そうしたら 横で見ているだけでいい・・・

おー ずいぶん勢いよく流れて 溜まってるねー ・・・って



売れない物を売ってくるのが、

本当に有能な営業マンだ!

そんな時代も長くあった

根性論  克己心・・・

B-29を 竹やりで 落とそうとする民族だから


でも

売れないには 何か理由があるはずだ・・・

反対に売れるのにも 何か理由があるはず・・・

消費者は 経営者が考えているほど

馬鹿じゃない・・・



我慢や努力は必要だけど

その売れない理由をよく考えて

結果を出す為に 

無駄の無い仕事をする

そういう心がけ一つで

ガラリと見えるものが

変わってくると思う・・・


<人生の消耗戦>に巻き込まれないように

世の中の流れに 逆らわないように・・・



<こだわり>と <頑固さ>は違う

<伝統>と <変えない> も ちと違う

<継続は力なり>なんて言うのと
<ここまで来て、今更やめられるか!> も結構 違う


売れないなら 売れるように

変更すればいい

高い所から 低い所へ

水が勢いよく 流れ出すように・・・

 

投稿者 : 11:11 | トラックバック

2006年04月11日

賢さ

人間 能力がある人

見識があり 判断力のある人

難問にぶつかっても、解決できる人

そういう人を見て 皆

「あの人は賢いよなー」 と言う


中には 色々な世の中の

競争や 交渉ごとに

うまく法律の網目を使い

難を逃れ 

そして勝ち抜く

時には 悪知恵を使い

したたかに・・・

うまく合法的に 金儲けをしたりする

「あの人ホント悪賢いねー」・・・・とも 言う


でも 本当の賢さとは 何か?

学歴とか、成績とか、 仕事の成果、

プレゼンテーションの素晴らしさ・・・

企画力の素晴らしさ・・・


そういうものを本来の <賢さ> 

とは言わないと思う・・
 



本来の<賢さ>とは 

自分の能力の限界を知り、謙虚になることだ・・・

そう、自分の 得手不得手を知る・・・

自分の強みだけでなく、弱い所も認識する


出来る人に負けないように頑張るのは結構だが

出来ないのに 出来る振りをすると

ヤケドする・・・


自分がヤケドするだけなら

まだいいが

下手に つっぱり過ぎると

同僚や 組織に迷惑をかける・・・




世の中 業績考課が浸透するにつれ

この 本来の<賢さ>を忘れる人が増えている・・

何かを私はその分野のこと 「あまりよく知らない!」 

と言えない・・・

恥ずかしくて 

「自分の無知」や「能力不足」を認められない・・

考課が下がると 出世が遅れるから・・・


知らないのに 知ったかぶりをする

出来ないのに 出来るように話す・・・

ついそれをやってしまう・・


ハッタリとか  見栄をはる・・・



こういう人は 賢くない人達である

昔から 「能ある鷹は爪を隠す」・・・と言うが

そーーーんな 崇高なる謙虚さとは

雲泥の差ほどの 輩が多い・・・


人を管理する 役職に就くと

この <知ったかぶり>  <見栄を張る> 

回数が増えてくる・・・

そう 部下にバカにされたくないから・・・


そうそう  あー あれね! あのことだろ?

うんうん この方がいいんじゃない?って・・・

それは 駄目だ・・・ って・・・



黙って若い人のやり方を聞いていればいいのに

仕切りたがる・・・

こう やりなさい!って


賢い上司は そんな事は言わない・・・

ほー それで?

なるほどー 

へー それは知らなかった・・・


面白い アイデアだね・・・


うん それで?  って・・・


その人の アイデアを試す・・

<賢さ>と言うものは <勇気>にも似ている

知らない事や 出来ない事を 恥とせず

自分より得意に上手に出来る人を 

どんどん登用し、 

結果 成果を出す


そして最後に もちろん・・

手柄を <横取りしない>のが大事

その担当者を 皆の前で誉めて 認めてあげる・・・

これで 本当の<賢者>となれる・・・


そのように

メンバーの能力、専門性、優れた力・・・

そして皆の総合力を引き立たせられる人が

トップにいる組織は いつも生き生きしている・・・


本来の<賢さ>を身につけるには 

まずは、<自分の至らなさ>を認めるところから

スタートする・・・・・


投稿者 : 21:42 | コメント (2) | トラックバック

2006年04月09日

唯我独尊

300本目のブログのテーマを何にしようかと

考えていたけど、今回のタイトルは

すごい!

とても高尚な テーマだ・・・・


「唯我独尊」

この言葉 

私はこれまで

「自分がいかに優れていて、すごいかを
自惚れる・・」 と言うような意味だと思っていた・・・


辞書にも 普通そう書いてあるし・・・



だからこの言葉は嫌いだった

謙遜の内田さんとしては

ちょっと受け入れられない 言葉だった


ところが 実はこの解釈

本当は 違うのだそうだ

それを 昨日知った・・・



「唯我独尊」 と言う本来の意味は

「私は様々な因縁によって、誰よりも
かけがえのない尊い命をもらって
この世に生まれてきた」 というもの


だから自分を大事にしなさい・・・


そういう意味なのだそうだ・・・


えー それじゃ全然違うじゃないの

と思った・・・



そしてこの意味で この言葉を理解して

自分の特別さ

自分の命や存在そのものの因果について

意識すると 

日々これ

少し 真面目にやらないといけないな・・

と感じるようになった・・・


ここで はー そうでしたか・・・で終わっては

内田日記 らしくない・・


唯我独尊が 

人間皆に与えられている

「真理」とすれば


これ 普段の生活で他人を見るときにも

人と仕事をするときにも

全部この精神を 

相手にも 当てはめないといけない・・・

<自分の為>だけの理解では 

周りの皆様に対して失礼である・・


仕事や 何かで嫌な事がある

相手が ミスをしたり

反対したり

約束を破ったり・・・


色々とある・・・ 毎日色々とね


大概 皆 

腹を立て

文句を言ってしまう


抗議して

やっつけてやろうじゃないか・・みたいな・・




こいつー!  って

喧嘩や 言い合いになる・・・


そして影で 他人に その人の悪口まで言う・・・


そういう時に

この言葉を思い出す・・・


あー その人の「唯我独尊」を

忘れてはいけない・・・と


私も 最近相手に頭にきたときには

うーん と思って 

抗議したり

注意したりするとき

その人の両親が一緒に横に座っているのを

想像しながら 物を言うようにしている

えっ  ご両親?

そう 

そうすると 失礼な事は言えない

変な事を言うと

「内田さん あんた ウチの子に なんて失礼な事言うの!」て

怒られそうだから・・・・



最近 すっかり落ち着いてきたおじさんは

そういう時

その人の ご両親や 奥さんが

横に座って 私の意見を聞いている・・・と

<想定して> 話す・・




これ ものすごくいい・・・


そうすると

相手は とても素直に話を聞いてくれる

そうですね  これから気をつけます・・・

すみませんでした・・・なんて

謝ってくれたりする・・


自分や 他人が 

何かの因果で唯一の存在として

この世に「生」を授かり

一人一人が 尊重されて

この世に存在しているんだ・・と考えると

結構 マジに他人と関わっていかないと失礼である・・



そして <自分自身>もしっかりと

尊重してあげないと

これまた

世の中の真理に対して

失礼と言うものかも知れない・・・


投稿者 : 21:08 | トラックバック

2006年04月07日

ハワイで飲食店

ハワイでビジネスを と考えておられる方で

一番多いご相談はレストランを開店したい

という内容・・・


ハワイでレストランを経営して

ハワイで暮らしたい・・・

そんなにぼろ儲けが出来ないのは

知っている

でも 取り合えず 

レストランでも・・・




ほとんどの方に 共通していること

「いい物件は ありませんかねー?」・・・

必ず 不動産物件から探す・・・


あのー  ・・・・

ハワイで US法人は設立されたんですか?


いえ あっ 会社作ったほうがいいですか・・ やっぱ?

えっ?・・・・・・・


あのー 出店する地域はどの辺りで?

あっ ワイキキがいいんじゃないんっすかね・・

えっ? ・・・ ワイキキは家賃が高いですけど・・・


あっ そうですか! じゃー もっと違う所でもいいっす・・

・・・・・・・・・・・・・・・



あのー 店を管理する責任者はお決まりですか?

いえ。  ハワイで採用します・・・

誰か いい人いませんかね?


えっ?  


あのー  日本から誰か担当の方とか

こちらで働きますか?


はい 私が社長で、あと料理人を一人

日本で見つけて・・・


あ そうですか

じゃー 労働ビザは?


ビザって 取るの難しいんですか?


はー ?

・・・・・ あのー  <ビザカード>じゃないんですから・・・・


あの ビザをお考えなら投資金額はどのくらいを?

えーっと 出来るだけ安くしたいんでー


まっ   800万とか 1000万円くらいで・・・

えっ? 


まー ラーメン屋みたいので いいんですよー

駄目っすかね?


いやー そのー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あのー 飲食業経営のご経験は?

あー ありません これが初めてです

当たって砕けろ! 気合だー!ですよ 


はっ はっ はー ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



あのー 失礼ですけど

その開業投資資金の他に 

余裕資金とか

黒字になるまでの 追加可能な資金は

どのくらいお持ちですか?

えー っと   ありません・・・


ハワイの銀行で借りられます?


えっ ?



あのー

もう一度 お考えになった方が

いいんじゃないでしょうか?


え?  でも とにかくいい物件さえあれば・・・

何とかなりませんかね?・・・

私も含めて家内も子供3人も皆
ハワイが大好きなもんで・・・


えっ ? お子さん3人 いらっしゃるんですか?

そうなんですよ・・・ で 4人目が今お腹の中にいて・・・

4人目はハワイで 産みたいもんで・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



申し訳ありませんけど  

何とかは ・・・ ならないと思います・・・・


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2006年04月05日

グルメ

<グルメ>と聞くと皆さん何を思い出すだろうか?

ドンペリ?

キャビア?

フォアグラ?



最近は こういう高級品を食べたり飲んだりすることが

本来のグルメではない・・・ ということに

気づき始めている人が増えている・・



そういう高級品は、もちろん品質もいいが

いわゆる「高額品」というべきだろう・・・

値段が高い・・・


それには理由がある


製法に手間がかかっている

希少価値がある

そして

値段を高くした方が

ブランドものを好む金持ちに売れるから・・・ 

などなど


しかし 私は30年近くフード&ベバレッジの世界に

関係したり 自分でも好きで色々と体験したりして

面白い話をいくつも聞いた


金に糸目をつけず、一番高いものを食べるのが

グルメと勘違いされていた時代が

確かに日本にもあった・・・



しかし、グルメとはフランス語で <グルマン>

<食いしん坊> の意味である・・

食べることに興味があって

食べる事が大好きな人たちのことを

<グルマン> と言う・・




別に ドンペリ開けて キャビアを食べる人が

グルメの必須条件ではない


美味しいものがあると

わざわざ それを目当てに

旅にまで出るくらいの 

熱狂的な食いしん坊がいる・・・


こういう 人たちのことをいわゆる

<グルメ>と言うのだ・・・


昔 日本航空のフライトアテンダントの人に聞いた話・・・

ファーストクラスに乗るお客さんの中で

そのお客さんのクラスを見定めるコツがある・・とか

何ですかそれ?


搭乗して すぐ シャンペーンくれ!

キャビアー 持ってこい!

そういう物に食いつく人たちは

ただの 成金!だそうだ・・・

あるいは マイレージのアップグレード組み!

はー !


本当に一流で グルメの人は・・・?


 
えー お飲み物は何がよろしゅうございますか?

・・・・あ ウーロン茶をください・・

はい かしこまりました!


本日のお食事のメニューでございます・・・・・

・・・あ 結構です。 自分でお弁当を持ってきました・・・

あ はい かしこまりました!


弁当 !?



こういう乗客が一番 上級で
 
乗務員として 

最もケアーすべき 

恐ろしい最上級の客層なのだそうだ・・・


えー だって 

せっかく高い運賃払ってんのに・・

弁当持ってくんの?


そう・・・ 機内食を食べない

自分でカロリー計算したメニューで 

自分で吟味した食材で作った

自家製の弁当を持ち込む・・・


まー 機内食を食べたとしても

メニューを見て

スープと サラダだけで・・・

離陸したら 早めに寝る・・



まー 金持ちとかどうこうではないが

本当の グルメは

基本的に機内食なんか 

いくらファーストクラスでも 

食べない人が多いそうだ・・


だって どこで いつ どうやって作って 

それを機内に運んで

温めて 出してるなんて知ってるから


そんなもの 食べない・・・・


ほー   そんなもの・・・か?




でも もったいないですね ・・・



そう もったいないと思うけど

本当の グルマンは

一回の食事に こだわりを持っている

手を抜かない

妥協しない・・・



食事も飛行機運賃に含まれているんだから・・ 

なーんていう風には 考えない・・・


本当に 美味しい

そして

新鮮な食材を 

自分の体調 健康にあった調理法で


あるいは 旬の獲れたてのものを食べる

そして

それを 味わう・・・




じゃあ  内田さん機内食は食べないの?



私は まだ本当のグルメではないので

しっかり食べる事が多い

ただ 最近・・・

深夜のフライトでは

機内食を食べないようにするとか


お酒を飲まない方が

酸素の薄い機内では、

よりよく寝られる事を覚えて以来

少し 変わった・・・


グルメの人は 

食べる「もの」もさることながら

食べた後の体調とか

少し我慢してでも

到着後 翌日の朝食を どこで何を

いかに 美味しく食べるか・・ 

なんて言うことに

こだわっているようだ・・・


私も いつまでも「鯨飲馬食」ではなく・・・

そろそろ そういう真のグルマン精神を


真似してみようか・・なんて 考えている・・


投稿者 : 23:27 | トラックバック

2006年04月03日

改善

今日のブログで 297本目

まー よくこんなに書いたものだ・・

300本目は どんなテーマにしようかな・・・・ なんて

少し 記念ぽく ? とか・・


でも 最近 コメント投稿や

色々と感想を寄せてくださる方も増えてきたし、

嬉しい励ましをもらうと また書いてしまう・・



ブログを使って アフィリエイトで稼ぐ人も多いけど

私のブログはそういう 稼ぎの道具にはしたくない・・


へー  またカッコつけてー・・・・



今日は 月曜日

ハワイに久しぶりに 青空と貿易風が

戻ってきた・・・

高気圧、さわやかな風に 

日頃これが当たり前と思っている

ハワイの人達も さぞありがたい・・と

感じていることだろう・・


観光客の方も やっとハワイ旅行だ・・・



さて 今日の道徳は 

「改善」について・・・・


人間 仕事をしていて あるいは生きていて

一番重要なのは 「改善する」 という意識


「改革」ほど 大げさではなく

「改善」というのは 日々心がけてゆくべき

習慣だと思う・・・


仕事の出来る人、そうでない人・・・

企業の業績の良し悪し・・・

こういうものの鍵は 

日々の 

小さな「改善」の中にあると思う・・

その積み重ねに 起因すると思う・・・



別に トヨタ自動車だけでなくて

どこでも こういう「カイゼン」は日々

意識しなくてはならない


何故か?

いつも 「改善」 を心がけないと

人間でも 企業でも、 組織でも

惰性で 毎日が過ぎて行き

「進化」が止まるから・・・


良い業績、 よく売れる商品

そして他人に喜ばれる仕事とは、

必ず 裏方で 

お客さんの見えないところで

面倒くさく、能率が悪い作業が

基礎になっているものである・・


これを 

手を抜かずに 工夫して

効率化することを 「改善」 と言う



でも 普通

誰でも この 「改善」 を面倒くさがる・・・



すぐ 楽をしようとする

いつも 同じがいい・・・

すぐ 損をしないように 効率化!なんていって

大義名分をつけて 反対に手を抜く・・・

どうせ お客は分からないって・・・


TQC だ! なんていって 

作業や手順を簡素化して

間違いないように、

そして無駄や不良品がでないように・・なんて

細かな 面倒な部分を 省こうとする・・・


進化・・・

別に ダーウィンでなくても

人間や企業は 

日々<進化>してゆくものだと思う


大きいものが 生き残るのではない

強いものが 生き残るのでもない

生き残れるものは

日々進化するものである・・・


そう 

毎日 「改善」 を考え

もっと 良い方法は無いか・・・と

考えて 考えて 考え抜く・・


特に 組織のトップや管理職は

これが 仕事・・・


カイゼンの 無い日々は

仕事ではなく、「作業」になってしまう


そういう 努力をおろそかにすると

誰でも 進化が止まる・・・


そして いつの間にか

皆から 取り残される

時代から 取り残される



面倒くさがらずに

「改善」を 心がけないと

その内に 

古代の <恐竜> のように 

絶滅していく事になる・・・・



では 良い一週間を!  

投稿者 : 09:54 | トラックバック

2006年04月01日

日本男児

欧米に住んでみて、

そして自分の育ってきた環境を比べてみて

一番大きい違いの中に 

日本人の男性の価値観がある・・


日本人男性は、残念ながら多くを間違っている・・・

えっ?

そう かなり色々な 

<勘違い>をしている・・・


昔から 日本人男性は

亭主関白といい

家で 何もしないで威張って 

大黒柱として、おかずが一品多いと言う 

男尊女卑の文化の中で育ってきた



戦後 これがある意味でうまく行って

日本という国が大きく 世界の先進国の

仲間入りを果たす為の経済発展の要因には

確かになった・・

しかし

それ以上に 多くのものを失ったと思う・・


日本人男性は 

「家族を食わしてやる」

と言う意識が強い・・・



女房や子供は 

何も言わないで黙ってついて来い!

女房は炊事洗濯 子育てだけしていろ・・!

女の癖に 口を出すな・・・!と


よく 最近 会社を辞めて

起業を目指す方々の相談をお受けする・・

必ず 最初に家族関係を聞くようにしている

どうですか? 奥様はなんと言っていますか?って



たいがい 「はい夫婦仲は うまく行っています・・」

「家内も 理解して応援してくれて・・・」 と言うような

返事が多い・・


しかし 本当にそうだろうか?

日本人男性の価値観で大きく間違っているのが

仕事優先、出世肩書き優先、

そして

会社への忠誠心や自己犠牲・・・


家族のことで仕事を後回しにすると

おー アイツは家族優先主義者だな! なんて

言われる・・・


自分が 会社や組織で偉くなって 

肩書きや収入が上がれば

イコール 

家族も幸せになれる・・と

<勘違い>している人が 多い・・・


じゃー 働かなくて 

一生 平社員で 安給料で

家族と一緒に、貧乏してもいいのか?

もちろん それは違う・・・


でも そもそも 何のために結婚したのだろう?

世間体?


男が30歳過ぎて独身だと

奇異の目で見られる・・・

一応 結婚して家族を持つ訳?



私の若い頃は そうだった


30歳過ぎまで、会社の独身寮なんかにいると

「変な男」のレッテルを貼られるような・・


そんな文化、社会の価値観があった・・


何故 結婚して 子供を作ったんですか・・・

いやー そりゃー 普通

どこの家庭でも

子供が1-2人いるのが 当たり前だし・・

世間体?



でも 子育てや

家のことは全て 奥さん任せ・・・

何もしない・・


ある日本を代表する大手企業の 歴代の社長で

子供の死に目に 会えなかった人がいる・・

当時重役だったその方は

お子さんが危篤だったとき 

会社の組合交渉の席から 離れられなかった・・・

つまり <仕事>で忙しかったそうだ・・・


日本は こんな人が社長になる 社会・・・

「こんな人」とは 失礼な言い方ではあるが

こんな悲しい話が どちらかと言うと「美談」として

会社に対する 最大の「自己犠牲」として

美化されるように伝わる 

恐ろしい文化がある・・・


最近日本でも こういう価値観が

大きく変わっては来ているものの・・・

未だに 仕事、肩書き、収入、資産だけが 

男としての自分に対する社会の評価だと

勘違いしている 男性が多い・・


欧米社会が全て 素晴らしいとは言わないが

欧米で 子供の死に目に

知っていて 駆けつけず

その日の仕事を優先しているような人は 

果たして社長として登用されるだろうか?


たぶん ありえないと思う・・



そういう トップは 部下にも同じような

自己犠牲を強いると思う・・

だから たとえトップに就いても

業績を上げることだけで、

従業員の幸せを考えることは

後回しだろう・・・


欧米では 

高待遇の会社重役や、政府高官が

いとも簡単に 突然辞職、退職、引退する

理由は 家族との時間・・・



本人にとっては さぞ苦渋の決断だっただろうが

仕事と家族を 比較し

家族を優先する人が とても多い・・・


そりゃ 内田さん

アメリカなんか奥さんに離婚されたら

財産半分、持って行かれちゃうからですよ・・


そう それも理由の一つかもしれない・・


でも 私の経験から言えること

もし・・・・

日本人の 男性の価値観が

夫として

父親として

男としての役割を 


もっとしっかり意識していたら

少なくとも

今の日本のような

登校拒否、 

自殺者年間3万人、

ブチ切れ子供の凶悪犯罪

あるいは

熟年離婚・・・なんて


かなり防げると思う・・


新しく ビジネスを始める

会社を辞めて 独立したい・・・

そういう方には

まず こういう <男として 一人前になる努力>をして

それから 

稼ぐ事を考えるようにしてください・・・と

助言するようにしている・・


そうしないと せっかく新しい人生を進もうとしても

前と同じか むしろ悲惨な結果になる事が多いと思うから・・



自らの生き方を 反省して 

自らが気づいた経験を元に

自信満々に 

そう アドバイスしている・・

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