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2003年04月13日

ハワイと東京の物価比較

世界が心配していたイラクとの戦争も残念ながら現実のものとなってしまいました。 一日も早い終戦と犠牲者の数が一人でも少なくて済むよう祈る毎日です。


さて、今回はホノルルと東京の物価比較について考えてみたいと思います。我々の生活に密着した物価で、米国でも今回のイラク開戦によりここ2、3ヶ月で急速に上昇したガソリン価格について1US$≒120円の為替レートで比べてみましょう。 3月下旬現在のホノルルでのレギュラーガソリン価格は1年前より約25%程値上がりし、1ガロン当たり約1.95ドルで、1リットル当たりに換算すると約 52セント(約 62円)になります。
先日出張で見てきましたが東京でも最近ガソリンが値上がりしてきて1リットル当り 103円位ではないでしょうか?
まず物価比較と言うと、通常これを皆さんその時の為替レートで円換算し比較されます。つまりこの場合、「ホノルルのガソリンは東京に比べ約4割安い!」という訳です。また日本の内閣府調査室の生計費調査によると、日本の物価を「購買力平価」(注1) という概念で計算し海外との内外価格差を計算しており、このガソリン価格の場合だけで見る限り、ホノルル-東京の購買力平価は 1US$≒198円となります。


* 注1(購買力平価とは米国において1ドルで購入できるものを日本で購入するといくらかかるかを表するものである。 内閣府国民生活局)


ハワイでビジネスを考えている方で、その時の通常為替レートのみでハワイの物価を東京と比較し、計画を進めようとする方が非常に多くおられますがこれは大きな間違いです。全ての物価比較はこの購買力平価の概念を常に頭に入れて計算しかつ地元の消費者またはワイキキにいる日本人観光客をビジネスの対象とするのかをしっかり見極め、また当地の所得水準、消費動向等よく分析してから単価や売上計画を立てることをお勧めします。
更にハワイに永年暮らしている私はこのガソリン価格の単純な比較にも実際の購買力平価の他に実質の消費効率を考慮した価格差を実感しています。つまり信号が多く渋滞だらけの東京の道路をエアコンを付けて走るのと、朝夕のラッシュ時以外はほとんど渋滞のないホノルル市内を運転するのでは燃費効率が断然違うからです。
そう言う意味で私はよく日本から来た方の質問にこれらを説明して「ホノルルのガソリン価格は東京の実質約 3分の1ですよ」と答えています。


ハワイ進出をお考えの方はどうかこのような地元の実際の生活慣習に基づいた物価比較を色々な尺度で検証されてから東京と比べて実質「どれくらい高いか、安いか」を判断される目を養ってください。


それにしてもハワイのガソリン価格、早く下がってくれないかな! ホントに!

投稿者 : 12:48

 
 
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