« 2003年02月 | メイン | 2003年04月 »
2003年03月04日
ハワイで不動産購入
夢のハワイに別荘を持つ!多くの日本人の方が持っている夢の一つでしょう。ハワイは年間を通して気候も良く、また米国本土の都市と比べても比較的治安も良い事、そして日本とのアクセスが非常に便利と言う事で海外の都市の中で不動産を購入して、所有するにはとても良い環境と思います。
当地ではハワイ州の不動産免許を持った日本人の不動産業者の方も多く活躍されており、昔日本のバブル時代には怪しげな不動産業者が詐欺まがいの商売をしていたと聞きますが、現在ビジネスを続けている方々のほとんどが良心的に物件を仲介されています。 またハワイでは不動産取引の時にエスクローという、買い手、売り手の間に入って物件の登記や両方の信用調査をする仕組みがあり、日本で良く聞く、ウソの登記簿を偽造して他人名義の土地や家を売ったり、買わされたりと言う恐ろしい事がないので大変安心です。
ハワイの不動産市場は日本のバブル経済崩壊頃より7‐8年低迷を続けてきましたが、 1997‐1998年頃より取引件数、中間価格ともに前年を上回るような活況を呈しています。米国では歴史的に見て景気の後退局面で不動産が売れるという景気循環(株を売って利益を確定して不動産を買う)の流れがあり、米国金融市場40年来の低金利という追い風もあって市場は大きく動いています。
私もよくハワイに別荘を購入したいという日本の方のご相談を受けます。いつもアドバイスをしている事は、「とにかく一つでも多くの物件を自分の眼で見る事」、そして「何度か旅行でハワイに来てホテル、キッチン付きのコンドミニアム、あるいは一軒家のバケーションレンタルなど毎回違う所に宿泊してみる事等」をお勧めしています。
日本にお住まいの方がハワイで不動産を購入する場合気をつけたほうが良い点は・・・・
1. 不動産の基本:自分が利用して良し、人に賃貸して良し、将来売り易い、を忘れぬ様に。
2. 同じ物件でも、朝、日中、夜等に何度も見てから購入を決断する。可能であればその物件に泊まって夜中の騒音、隣近所、上階の様子などを体験してみる。
3. 名義登録は結婚していれば夫婦名義で。友人同志でお金を出し合って購入する等の場合は名義登録について将来の相続などの問題点を良く調べる。 (米国の不動産は所有者が日本にいても米国の財産相続法で処理されます。)
4. 購入価格などばかりでなく、固定資産税等も含め年間の維持費について良く調べる。
5. 未使用の場合に賃貸を考える時は、家賃から管理委託料、修理費、税金、その他家主が負担する費用をしっかり計算して実質の手取り家賃収入を見込むこと。
6. 大幅な円安に備え、購入時にある程度の年間維持費を当地の銀行にドルで預金しておく。
7. 不動産屋さんだけでなく、一般の住宅に何軒か住んだ経験のある地元の人の意見を聞く。
ハワイで不動産を購入する事はワイキキでアロハシャツを買うのとはだいぶ違います。 将来安心して利用でき、良い資産として永く所有する為にも、衝動買いなどはどうぞ避けて良い物件を選んでください。それにしてもハワイの風は最高ですよ!ホント。
投稿者 : 12:46