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2005年03月25日

ロッカールームで

ハーフタイム中は、ロッカールームに入り少し走るのを止めます。

後半はかなり風向きも変わり、自分の残された体力も前半とは違うはず。


どうやって得点を上げるか?

どうやったら怪我をしないよう、ホイッスルが鳴るまでプレーできるか?

自分の納得の行くプレーを・・・・・


色々な本を読み、旅行をしました。

ニュージーランド、タイ、シンガポール、ブルネイ王国、カナダ、オーストラリア、日本の温泉、そして両親の墓参り・・・・

それまで毎日、毎月読んでいた日経新聞、日経ビジネスを読むのを止めてみました。


散歩をしたり、ジムへ行ったり、そして一人でビーチへ・・・・

最初は、周りの人が自分をどう見ているのか?ばかり気になっていましたが、その内だんだん自分を
見つめるコツが分かってきました。


そう、コツが・・・

誰とも会わないことです。


一人でいると、自分の事が見えてくる・・・

皆といると皆の事ばかり気になって、他人の事ばかり考えている。


ちょっとした発見でした。

自分は本当に「何がしたいのだろう?」・・・

自分は、何故生きているのか?   いや生かされているのか?


ウーン、ちょっとソクラテス状態。


そんな時何人かの友人から言われました。

「内田君さー、 髪型変えたらどう?」

はー?髪型?

投稿者 : 06:10 | トラックバック

2005年03月18日

人生のハーフタイム

02年春の人事異動を機に24年勤務した会社を辞めることにしました。


人生の半分以上をサントリーに勤務して過ごしたことになります。


良い会社でした。


最後まで良くしてくれました。 

辞表を出し、人事部から国際電話をもらった時は3日間食事ができなかった。


自分の我侭が申し訳なくて。


でももう決意は翻らなかった。  

大げさだけど、自分にとってはそれまでの人生で一番大きな決断だったように思います。


会社を辞めてしばらくのんびりしようと思いました。


旅行をして、一人になって、そして本を読んで・・・・


ハワイの友人にでさえ、もう引退したみたいだね、と言われるくらい。

一人で、これからの人生を考えました。
今までうるさいくらい鳴っていた携帯電話がほとんど黙ってる・・・   


孤独・・・ちょっと怖かったけど慣れた。   結構快適。

どうやって生きてゆくか?   どうやって与えられた残りの人生を過ごしてゆくか?

どうすれば少しでも後悔の無い人生を送れるか?


道端のハイビスカスの花に気が付く・・・  今まで目にも入らなかったのに・・・


あ、綺麗に咲いているね・・  花に語りかけたりして・・  これ生まれて初めて・・

外科医をしていた同級生がいつかこんな事を言っていました。


癌の手術を終え、死期間近い患者さんが皆共通して言う言葉がある


「もっといろんな事をしておけば良かった」・・・・

自分はどうだろう?

ある人が偶然こんな本をくれました・・・・

聖路加国際病院の名誉医院長をされている、日野原重明さんの書いた

「豊かに老いを生きる」


ちょっと待って、もう老後かよ・・・・・・・・

でもこの本に答えがあった、


生まれて人生の前半は親に支えられ、先生に支えられ、会社に支えられ・・・・・・・

そして人生の後半は、少しでも世の中にお返しをしていったり、自分が自分以外の人を支える仕事はないかと考えるゆとりがあっていいはずだ、と。


自分以外の人を支える・・・ そう自分は人に喜んでもらえる事が好きだから。


これまでの経験と、知識を使って、人に喜んでもらう事をテーマに。

そう、サッカーでも前半と後半があります。


今自分は人生のハーフタイム中・・・


ロッカールームで、後半のゲーム展開と、戦略を考えている・・・・

そう思うと、今という時間の大切さを感じ、色々と考える事に幅が出てくるような気がしてきました。

投稿者 : 08:34 | トラックバック

2005年03月15日

人生の優先順位

肩書き? 大企業? 安定収入?  うーーん。 これは○・・・・これは△・・・・

そう、それでずいぶんと頭の中が整理できました。


はっきりしてきた事。

人生は残り少ない。   

大学の同級生や会社の同期が、肺がんや動脈瘤破裂で亡くなったという訃報を聞いて、

同じ年齢の友達が死んでいる・・・         

自分もいつか死ぬんだ・・・


そう、よく平均寿命まで自分が生きる、と勝手に、絶対に、

疑いも無く信じている人がいますがそれは違う。

あれは、あくまで 平均・・・・

好きな場所で、時間を大切に、人生を味わって生きよう。

安定収入や肩書きは捨てて、会社の為ではなく、自分の為に働こう。


安定収入は=反対に言えば、今の10倍の収入にもならないという事。


肩書きは、あくまで「肩」に付いた称号だけ、皆いずれは元社長、元常務、元支店長・・・・


元 元 元

大企業を辞めるなんて「もったいない」・・・・・・・


大企業にこのまま残るほうが「もったいない」・・・・・・


この不況に会社を辞めるとは勇気がある・・・

不況だから反対にチャンス、会社に残って定年を迎えるほうが「勇気がいる」・・・・・

という感じ。

ある日決断しました。

自分の人生の車線を変更することを。


今の労働ビザをグリーンカードに切り替えよう。  弁護士に相談。


今度は、車線変更に必要なもの、手続き、心構え、計画実現の為の経費、家計の計算・・・・・

ありとあらゆる必要事項を紙に書き出し、必死になって調べたのです。

ちょうど、大橋巨泉の「アーリーリタイヤメント」の本が書店に目につく時代でした。

「アーリー リタイヤメント」か・・・・・・・・・


でも、これはちょっと違和感あるな・・・・・・・・・・


そしてある日の朝、CNNのファイナンシャルニュースを読んでいて、

こんな言葉を見つけました。


「 Active Retirement 」・・・・・・・「アクティブ リタイヤメント」   これだ!これ。     


ついにキーワード発見。


そう、直訳すると「生き生きとした人生の為の引退」・・・・・・


人生の多くの時間を犠牲にしてお金をたくさん稼ぐ・・・

という仕事中心の人生、考え方から、たとえ収入が減っても自分の

やりたい仕事や人生を見つけ実現する生活にシフトする。

隠居ではなく、仕事中心の人生から「引退」する、と言う事

何とも私のモヤモヤにしっかりとした、クリアーな回答を出してくれた記事でした。

その時、霧の合間に少し晴れ間が見えてきたように感じたのを覚えています。

投稿者 : 07:09 | トラックバック

ハワイでも風邪を引く

常夏の楽園・・・ハワイ。

ゴホン ゴホン!

ハワイでも風邪を引きます。


甘い!  と怒られそうですが、

やはり引くものは引きます。


ここ2-3日、ハワイは強風で気温も23℃位と

「冷え込んで」います!?



こうなると皆大変。  


セーター着て、寒い寒いと大騒ぎ。

ビーチにはほとんど観光客だけ、そしてどこのレストランでも

熱燗がよく売れる・・・・



寒いだけでなく、風邪を引いた観光客がハワイに来て、

ウイルスをお土産に皆さんにまいてくれるのも大きな要因。


もともとあまり抵抗力の無いハワイの人達は、すぐ感染します。

特に観光客の集まるSCやホテル、レストランで働く

従業員から風邪を引くようです。



今日の朝5:30は、気温22℃でした。


あーーーーーーーーーー寒い。

投稿者 : 06:34 | トラックバック

2005年03月14日

ミドルエイジクライシス

皆さん、ミドルエイジクライシスって知っていますか?


中年の危機・・・・・ そう、直訳するとこんな感じかな?


米国の立派な 病気の名前です。

特に仕事をしている男性が多くかかる症候群です。

「発症」の年齢時期はかなり個人差があります。


私はハワイ勤務の期間にこの「病気」にかかったのです。


人生このままで良いのか?

今後もずっと同じ仕事を続け、人生の後半を生きてゆくのか?


ひどい人はうつ病になるほど悩みます。


ハワイ勤務を続けるうちに私はもうすぐ40歳・・・

このままサラリーマンで人生を終わらせるのか?

と日々自分に問いかけました。


そこで流行の「成功の法則」、「強く願えば人生が変わる」・・・・

などと言う関係の本を読みまくりました。


ある日、自分が手に入れたい、または将来の理想の人生を紙に全て書き出してみたのです。


そう、全て・・・・・・

それで一つ分かった事がありました。


いかに自分が欲張りか?という事・・・・・・・・・・


肩書きも、安定収入も、自由な時間も、仕事のやりがいも、

ハワイに住む事も、子供の教育も・・・・・・・

よくまーこれだけ望むな!・・・・・という感じ。


そしてもう一つはっきりしました。

どう考えても私には「全てを同時に叶える事は不可能」だ、ということ。

そう、絶対に今の自分の人生では無理。

だから悟ったのです。


「何かを得る為には、何かを捨てる」必要がある・・・・・・・・・・・・

全てではなく、欲しいものに優先順位と、重要度をつけることにしました。


何故自分が「中年の危機症候群」で悩んでいたのかが少しわかってきたのです。

そこでそれぞれの願い事を「選択」して見ることにしました。


◎・・△・・・×をつけながら。

投稿者 : 07:10 | トラックバック

法治国家

米国は法治国家です。


何言ってるんだ、当たり前じゃない。  日本だって法治国家だぞ。


そうです、日本も・・・・・


と言いたいところですが、海外から日本を見ると、そのスタイルは

だいぶ米国と違います。

何が違うか?

それは法律を犯す、という事に対する罪の意識です。


西武の堤前会長が逮捕されました。

上場基準に抵触しない為、株の名義を幹部社員に・・・・


信じられないけれど日本にはこれに基本が

似たものが多く存在するのでは?

政財界の大物が平気で法律を犯す。

特権階級、拝金主義、そしてあの人は大物だから・・・と言って

何となくそれを皆が黙認したり、例外視してしまう、

という風潮があるように思います。



またバレなければ良い。

バレたら、謝罪会見とトップや担当幹部が辞任、退陣すれば

世間から許される・・と言う「腹切り文化」。



ハワイや米国でビジネスをする時、法律や規制を

しっかり遵守するという、当たり前のような事を

日本と同様に簡単に無視したり、日本でもこんな事は

平気で「皆がやっている」という意識で片付けてしまうと、

とても大きなツケを払う事になります。



日本でも最近企業や各機関で「コンプライアンス」

という言葉が流行語のように広がり、

「違法行為がないようにチェックする」仕組みが

どんどん取り入れられてはいますが、

まだまだ政財界のトップや、昔から絶対的権力で

君臨する人たちは、商法等は

自分なりに勝手に捻じ曲げて解釈したり、言わば

無視する土壌があると思います。



米国では弁護士を上手に使い、ビジネスの形態、

取引相手との契約などを合法的に

しっかり交わしておく事が大切です。




そう、米国ももちろん完全ではありませんが、

日本のように「法律を遵守する」者が、

世の中で損をするという事はあまりありません。



「法を守る」という基本的意識、そして「法を犯す」

と言う意味はどんな事か・・

と言う理解に、日米の意識に大きな違いを感じるのです。

投稿者 : 06:43 | トラックバック

2005年03月12日

ハワイの人材市場

ハワイの最近の失業率が発表になりました。 全米平均の5.2%を大きく下回る3%です。

9/11テロ直後に比べると3%ほど改善した事になります。


いわゆる採用求人難と言えるでしょう。


どの新聞の求人欄も1年前と比べ、圧倒的にその中身が増えています。

ハワイにビジネス進出をされた方は、ほとんどの場合当地で従業員を採用する事になります。


よく、「ハワイの人はあまり働かない・・・・・」

とボヤく日本人ビジネスオーナーがいらっしゃいますが、日本と比べて

当地の労働に関する価値観、仕事とプライベートなどの価値観の違い

について思いつくまま書いてみます。

<ハワイの一般的労働価値観>

1.仕事は人生の「一部」の時間を費やし、生活の為に収入を得る事である。

2.残業はあまりしない。 また休みを取らずに働く、という事は異常な事である。

3.会社の為ではなく自分の為に働く。

4.上司は自分と同じ「人間」で、上司は権限や責任が重いだけ。 日本のような権威主義は少ない。

5.死ぬほど働く、という考え方はありえない。

6.待遇もさることながら、楽しく、効率良く稼ぎたい。

7.転職はキャリアアップである。

8.上司やお客様には腰低く謙虚に行儀良く、というだけでなく「フレンドリー」に接しなくてはいけない。

9、自己主張しなくては自分が評価されない。


最近の日本もこの米国スタイルに似た価値観が増えてきているかも?

ホノルルのあるチャイニーズレストランに長嶋茂雄さんの来店された時の

写真と色紙が飾られています。

その色紙には「野球は人生そのものです」と書かれていました。

もちろん、野球というスポーツは人生と言うドラマと良く似ている・・・という意味でしょう。


しかし日本には人生と自分の所属する会社を 運命共同体と考えたり、

職業=人生 と考えがちな風潮があるように思います。


最近の日本での若者のフリーター現象・・・・

国として、ゆゆしき問題だ!

と国会議員の先生方が盛んに言われていますが、ある意味では今の日本の若者が欧米化し、

考え方が人生=仕事・・・とはちょっと違うものになってきているのではないでしょうか?


ハワイで人を雇用するとき、「何でこの人達は一生懸命働かないんだ・・・」と

日本と比較して考えずに、一度こういう米国ハワイの労働に対する文化風習、

考え方を学ぶのも意味ある事ではないでしょうか?


たぶん 日本も今後 どんどんこういう傾向になってゆく・・


という意味では米国の雇用関係を考える事は、日本でのビジネス、

新しい労務管理にも非常に参考となるはずです。

その従業員達の将来に雇用者として何がしてあげられるか?を考え、

職場をキャリアアップの場として労使双方でとらえてゆけば、ハワイの人達も

笑顔でやる気を出して働いてくれるはずです。

しかし、これまでハワイでも、日本人顔負けの笑顔と責任感で、仕事がある事に

感謝しながら、会社やオーナーの為に、自己犠牲にも似た努力で一生懸命働く人を

私は何人も見てきました。


そういう方は、やはりどこでも引っ張りだこ。 


そして不思議とそういう方達はあまり簡単に転職はされないのですが、

色々なところから声がかかり、結果自然とキャリアアップ、収入増を実現されています。

きっと、誰かが見てくれているのですね・・・・・・

投稿者 : 07:55 | トラックバック

2005年03月08日

願いは叶う

そして悶々とした日々を送っていたある日、部長から

「内田君、上着を着て会議室へ行ってくれ」・・・

「上着? あー、はい。」

「えー、8月1日付けでホノルル事務所長を命じます。」

常務東京支社長より、内示を受けました。

「ホノルル?」  頭の中が真っ白・・・・  「ハワイ?」

しばらくボーっとして。

91年の9月、ビザを取得して生まれて初めて「ハワイ」に飛びました。


そう、あの「トリスを飲んでハワイへ行こう」・・・のハワイへ。


ハワイは日本のバブル経済の影響を受け、多くのリゾート、ビル、ゴルフ場が

日本企業所有になっていました。

真珠湾攻撃50周年・・・・・・・・

50年たった今、飛行機の代わりに経済でハワイを攻撃、占領している

ようにすら感じられる程、次から次と日本資本のハワイ不動産買収、進出、

そして日本人観光客の増加・・・・


ここアメリカなの?   それとも日本の領土?  不謹慎ながら錯覚してしまうほど・・

初めてカウアイ島へ出張・・・・


プリンスヴィルという北端にある高級リゾート。


ホテルのプールサイドで、ハナレイ湾とバリハイの風景を見た時でした。


「俺は13年、何をしてきたんだろう?  こんなに綺麗な景色が世の中にあったのか?」

頭と心、そして全身に電気が走るような衝撃・・・・・・・・・・

何、ここ・・   凄い・・・


身体中の力、蓄積した疲れ、突っ張っていた「何か」・・・・・

全てが溶けるようでした。

私はこの時に、「人生が変わる」と予感したのです。


そう、変わる、  きっと・・・・と。


ハワイ勤務をしてゆくうちに、本当の自分と、優秀なサラリーマンを

「演じてきた今までの自分」の違いに気がつき始めました。        

そう、「演じていた」 自分。


多くの新しい友人が出来ました。

皆笑顔でゆっくりと人生を楽しみ、健康に、そして穏やかに・・・・・・・・・


それまでの動悸息切れが、静かに収まってゆくような安らぎを覚えました。


35歳になって、今まで持っていた生き方のベクトルの方向が音を立てて

動き出したように思います。


ハワイにこのままずっと住んで、仕事がしたい・・・・・・・・・・・
 

投稿者 : 20:58 | トラックバック

Tipの習慣

ハワイだけではありませんが、米国ではサービスにはお金を払うという習慣があります。

日本では「サービス」という言葉は、無料という意味によく使われます。


○○商品を買うと、△△をサービスします・・・・

しかし英語で無料という意味は「フリー」といいます。


Buy one get one free! 一個買うと一個無料進呈!


「人にサービスをする」という意味に関して日米の価値観に基本的な違いがあるように思います。


日本では、昔からサービスをするという事は「奉仕する」という観念があるように思うのです。
お客様に誠心誠意、「奉仕する。」  そうお客様は神様です・・・・という基本。


これに対し米国ではサービスは「人にしてあげる」こと、いわゆる「労働」という観念。

労働ですから有料です。

ですから、お客さんとしての態度も、米国ではサービスしてもらう方が「サンキュー」を言います。

そう、日本みたいに「おい、ねーちゃんビール追加!」等と、命令するようには言いません。


Tipの習慣・・・・・・
これが結構難しいですね。
いつ、どんな時、どのくらい渡せば良いのか?


観光ブックには、レストランでは飲食代金の15%ほどが目安と書かれています。


ホテルや、タクシーに乗ったときもTipを渡します。

Tipは、法律ではないので、もし払わなくても警察に捕まるわけではありません。


しかし・・・・

日本人はTipを払わないケースが未だに多い。

特にレストランで、最後の支払いの時に「忘れる」、「分からない」、

「英語でTipが含まれているかどうか聞けない」・・・  

理由は色々ですが、どのレストランのサーバーの人たちも日本人のテーブルに

サービスするのを嫌がります。

もしかすると「タダ働き」に近くなってしまうのではないだろうか・・・・?


彼らは、このTip収入が基本的収入であり、店から支払われるのは最低賃金

またはそれに少し上乗せがあるくらいが普通だからです。


Tipをもらう為に彼らは一生懸命お客様にサービスを提供し、笑顔で接し、

そして最後のお客様の「判定」を待ちます。

よく300ドルくらいの食事代で、Tipを5ドル、なんていう日本人の方がいます。

その方が帰った後、その店は大騒動・・・・


「え、たったの$5?  なんで?  何かサービスに問題があったのか?」

「我々店の従業員が、バカにされたのかな?」

「あんなに一生懸命サービスしたのに・・・・

もう日本人のテーブルを担当するのは真っ平ゴメンだ」


そのお客様が特に何も考えていなくとも、こういう「旅の恥」をかいている

日本人観光客の多いこと・・・

Tipはやはり、その土地の習慣に従い正当な額、%を支払ってあげてください。


その店のサーバーの人たちや皿洗いのスタッフはそのTipで生活をしている

と言っても過言ではありません。


少し酔っていて15%の額の計算が面倒であれば、店側に計算を頼んでも

決しておかしくありません。

ただし・・・


全くひどいサービスで、感じの悪いサービス、お料理もひどい・・・

という食事であった場合、Tipを払う義務はありません。

こういう場合は、Tipの欄にはっきりと「0%」と書き込みましょう。


「私は今日、Tipを払うほどの満足を得られなかった」という、客として正当な意思表示です。

それからもう一つ知っていたほうが良い事・・・・・・

よく日本人の方は「チップ」と発音されますが、これは日本語英語の発音。

Tipの発音は、正確には「ティップ」です。

チップというと「ポテトチップス」のチップスと勘違いされますので気をつけてください!

投稿者 : 19:46 | トラックバック

2005年03月07日

最後のチャンス

転職・・・・電車の中吊り広告に、そんな言葉が良く目に留まるようになっていた時代でした。


世の中バブルの人手不足状態。


それまでの終身雇用の時代とは少し違う価値観が、日本にも芽生え始めていたように覚えています。


そりゃ、優秀な俺だし、ロンドン勤務だってしてたんだから「まー、5-6社くらいから面接したい」と言ってくるだろうな・・・・少なくてもね。


ところが、人材紹介会社の担当者と電話での面接。

「内田さんは、何ができるんですか?」

「はー?」

「どういう専門分野をお持ちですか?  レストランの経営?」


「いや、その、レストランは、その、あのー、勤務時間が長くて、えー腰痛が・・・・ 

まー営業なら」


「海外勤務をご希望とありますが・・・どんな専門、技能をお持ちですか?」


全くダメでした。

どこにも紹介してくれなかった。  


良い学校、大企業勤務・・・・・何もハッタリきかせられなかった。      

そう何も。


この時のショックは、結構記憶に残っています。

どうしたらいいんだ。


このまま、毎日1時間20分通勤して、深夜に帰宅して、えーと社宅は何歳までいられるんだっけ?


そうすると自分の家はどうしたらいいの?

月給は・・・・円だし、身体はクタクタだし、酒の飲みすぎだし・・・・


そんな中でも必死に働きました。 

願いをかなえてもらえるよう、人事の自己申告 異動希望には再度海外勤務。

ある日、上司に言われました。

「おい内田。  お前、まだ海外志望なのか?    

今度海外へ出ると出世が遅れるぞ。

このまま営業にいれば近く支店長だぞ・・・・・・・

頭冷やしてよく慎重に考えろよ」

「はー、支店長っすか?・・・・」

肩書き・・・サントリーの支店長・・・・
結構信用つくし、親戚なんかも喜ぶし、 親もそりゃ喜ぶし、
周りの人もそれなりに注目してくれるし・・・・・
役職手当なんか付くだろうし・・・飲み代も、タクシー代も結構増えて・・・・・・


でも何故か・・・・・・・・・・全く興味がわかなかった。    


ウキウキしなかった。  

むしろ営業の支店長なんかなったら、日本脱出の最後のチャンスが無くなると思いました。

そう、最後のチャンスが・・・・・・・・


社会人になって12年、34歳の時でした。

投稿者 : 00:29 | トラックバック

2005年03月06日

移住できる資格

ハワイに移住となると、国内の引越しと違い、当地に住んで良いという滞在許可、ビザが必要です。

あるいは、通称グリーンカードという永住権がないと基本的に3ヶ月以上は滞在できません。

そうです、滞在と移住は大きく違いますし、移住となると「資格」が必要となる訳です。

ビジネスの投資ビザ、学生ビザ、そして専門技術でビザを取るなど、かなり多岐に渡り複雑な資格、可能性、適正がありますので労働ビザの専門の弁護士とも相談することをお勧めします。


よくビザを取るのってそんなに難しいのですか?
と聞かれますが、VISAカードではありませんので念の為!


米国は世界で最も移住したい人が多い人気の国。
ですから米国移民局は基本的に誰にでもビザを発給しないようにその審査や手続きを難しくしています。


労働ビザと違い、ほぼ毎年抽選でグリーンカードが当たるロッターリーという制度があるのは多くの方がご存知です。


そう、抽選です。  宝くじと同じ。  当たれば米国に移住できて、働く事が出来ます。

私の知っている方にも、この抽選でグリーンカードが当たり、ハワイで仕事をしている方を何人も知っています。


労働ビザ(投資家や、日本の関係会社管理職に与えられる)というのは、基本的に以下の理由で米国がビザを発給すると考えてください。


1.米国内に投資を呼び、米国経済に大きく寄与する。
2.米国以内で雇用を促進し、そのビザを与える事で多くの地元労働者を雇用するチャンスが生まれる。
3.自由の国、アメリカに多くの優秀な人材、企業の進出を促す。


ハワイに移住したいと言う人がお金を出したり、申し込み用紙を書けば発給されるものではありません。

よく調べてください。
インターネットの記事や、友人方の情報などで 勝手に解釈して、移住の準備を進める方がいますが、全ての事例が可能か不可能かケースバイケースです。


先に準備して、後でビザが取得できないとわかってあわてている方が多いのに驚きます。


それから、付け加えますが移住の資格。


真剣さ・・・ それに必死の覚悟かな?


そう移住に真剣な人ですね。

人生をかけないで「何年かハワイで呑気に暮らしたいなー」と考えている方にはちょっとその資格が無いように思います。

当社でも親切にご相談に乗りますので、いつでもご連絡下さい。


資格・・・・・そう、移住ってとても難しいんですよ。

投稿者 : 18:38 | トラックバック

日本の常識

決して外国かぶれではありませんが・・・・・・・・


帰国して仕事をする内に、「絶対に日本の常識はおかしい」と思うようになりました。


帰国してまず気が付いたのは、日本の拝金主義。

そう、お金を中心とした権威、正義、そして尊敬。
金持ち=一流と言う観念。


お金を「拝む」という風潮・・・風潮どころか、国民性。 国の根幹にある「主義」です。

何で世の中、こんなに金、金、働け、働け、株式長者、金ぴかの新築ビル、

豪華ナイトクラブ、宮殿のようなゴルフ場のクラブハウスだらけなの?・・・・・


NYの有名なビルを日本企業がどんどん買収していました。
それも、あまり聞いた事のない値段で。


それでも自分は一生懸命働きました。  根が真面目だから・・・・

以前のレストラン勤務の時と比べると、夢のように楽な毎日。

だって座って5分以上かけてゆっくり自分の食事が出来る・・・・・

それだけで幸せでした。


夜遅くまで、お得意先訪問。

朝4時まで営業しているお店にも朝4時の閉店時に伺い、店長にご挨拶。

「こんなに遅くまでサントリー製品を販売してくださりありがとうございます。」

差し入れのケーキを持って伺いました。

店長絶句、大感激。    


「内田さんこんな時間まで仕事してるんですか?」

「はい。 僕も以前の職場ではだいたいこんな感じだったもので・・」

「差し入れありがとうございます。 ご馳走様です、これから皆でいただきます。」

固い握手・・・・・・・・・・

そう、心・・・・


そういう時代の日本で日々を送るうちに、この常識にずっとこれからも住み続けるのか?

それとも・・・・


悩んで悩んで、そして大好きな今の会社を諦めて転職しようか?と。

そしてまた海外に仕事を見つけようか?


ある日曜日、人材紹介会社に自分の履歴書を書いて送付したのです。

投稿者 : 09:28 | トラックバック

ハワイの食生活

ハワイに住んでいて、意外と気が付かず

当たり前に感じてしまっているのが

日本食が何でも手に入る、という事。


日本から輸入されるもの、それに地元にある

製麺工場、豆腐工場、豊富な野菜、カリフォルニア産のお米、

それに地元のお煎餅業者・・・



ダイエットという言葉は、皆さん「減量」という意味に

使っている事が多いようですが、実は本来、ダイエット

という言葉は「食事」という意味なんだそうです。


英語で、I am on diet. と言います。

これは、私は今食事に気をつけているんです・・

という意味。




ハワイにDr. Shintaniという栄養、食事に関する医学を

研究しているお医者さんがいて、ハワイで日本食を

食べていると寿命が延びるという研究結果を

報告されています。

ハワイ州も、州民の健康増進にキャンペーンを実施中。


最近アメリカでも豆腐とか、寿司が人気なのもこのような

食=健康という考え方が基盤にあるのでしょう。


ハワイに生活していて一番ありがたいのが、日本食が

手軽に手に入り、食卓が日本で生活しているのと

ほとんど変わらないことです。


Stay Healthyという言葉がハワイでもどんどん目に

入るようになって来ました。




食生活を見直して、病気にならぬよう、

そして長生きしましょう・・・と。


もちろん、健康保険制度の健全存続を目的とする部分も

あるのですが、やはり恵まれた天候だけではなく、

健康があって初めてバランスが取れますよね。


白いご飯、お醤油、そして柿の種・・・・

こんな物が手軽に、種類を選んで買える州は

全米でも決して多くはありません。



今日の朝食は、ご飯と、味噌汁、そして納豆です。

投稿者 : 04:57 | トラックバック

2005年03月05日

移住とは

たくさんの方々から、内田さんはハワイに住んで何年くらいですか?と聞かれます。

はい、もうかれこれ13年になりますかねー。

へー13年ですか?  どうですかハワイの生活は?

そりゃー最高ですよ。


ま、こんなやり取りは今まで何百回としたでしょう?


ハワイに移住をしたいと考えている方は、日本人だけでも何千、何万人といらっしゃるはずです。
そうですね、もっと多いかもしれません。

そもそも海外への移住とは何でしょう?

日本国内の引越し、転居と比べ、それは格段に違う「転籍」です。


そう戸籍の籍ですね。
言ってみれば、人生の劇的な「転換」です。


100年前、明治時代に日本から多くの方々がハワイに移住されました。

今では我々にとってかなり身近となったハワイも、当時の方々にとって見れば、船に乗り1週間以上
それはそれは遠い、別世界であったことでしょう。


その移住された日本人の方々の勤勉さ、優秀さは、今の米国社会の中でも多くの差別や、戦争、そして収容所生活を乗り越え、ハワイ日系人の基礎となり、多くの信用を得てきています。

私のようにこちらに永住している日本人が快適に生活が出来る基盤をも作ってくださいました。


その頃の方々にとって、移住とは日本という国を離れ、捨て、希望と不安を胸に、そして命がけで新天地へ向かわれた大英断だった事でしょう。

その時代とは比較にならぬほどの国際化した現代では、移住すると言うことは明治時代のそれとは、
違い大して珍しい、一大事ではありませんが、非常に大きな「転換」「転籍」なのです。


それにはしっかりした人生の設計図が必要です。

そう設計図・・・・・・青写真、いわゆる図面です。

そしてこれらの設計図面には、しっかりした人生のコンセプトが必要です。
これがブレていると必ず途中で挫折します。
設計図は、事前に良く考え描くものです。

禁物は、「現在逃避型」、「選択消去法」、「子供の教育の為に」などの理由で移住を決断する事。


どんなことでもそうですが、今から逃避しよう・・・・とか、まー他に道が無いし・・・とか、自分以外の人の為に仕方が無いから・・・とか思って実行に移すと大抵失敗します。


転職と似ていますね!  

そう、貴方が移住してから何をテーマに、どんな人生を送るのか?がキーです。

このシリーズでは、ハワイへの移住について色々とご案内します。

投稿者 : 20:35 | トラックバック

どうしよう?

88年まで5年間の、いや10年分の勤務を終え、東京の営業部に転勤となりロンドンを離れました。
空から見たロンドンの光景は今でも忘れられません。

綺麗だなー、また帰ってこれるかなー?と。

東京では営業の特殊部隊のような、大手のレストラン、飲食業チェーンを

経営する企業を専門に担当する部署に配属になりました。

日本経済、バブルの真っ最中。

ゴルフ会員権、銀座のクラブ、不動産価格の上昇、そして変わらないお給料。

お客様の接待に銀座のクラブへ良く行きました。

4人で1時間ほど、ホステスさんとお話して、請求書が26万3千円。 


え? 俺の月給は手取りで・・・・・円!

マンションブームでした。

日曜日のマンションモデルルーム公開、即時販売会・・・・・

「えー、お客様のご予算はおいくらくらいで?」

思いっきりはったりかまして、
「4,000万円くらいです(冷や汗)」

「はっ? 4,000万円ですか? あのー 大変申し訳ございませんが、

あちらに中古物件のコーナーがございますのでそちらにお移りいただけますか?」

「え? 中古?  4,000万円で?」


冷やかしに行ったつもりが、こちらが冷やかされて家に帰ってきました。


何で?・・・・・・・・・・・・・・・・・


何でこんなにロンドンと比べて、何でもかんでも値段が高いの?

俺の給料じゃ、家も買えないじゃない!

なんで銀座のクラブで一人6万円なわけ?

なんで夜中の首都高速がタクシーとハイヤーで渋滞してるわけ?


何で?


それに、自分としては何も豊かさや、喜びを感じない日々。

どうしよう?  このまま日本で仕事をするの?


このまま?  今の人生?  ずーっと?


日に日に、悩んだり、自分に問う事が増えてきました。

投稿者 : 12:53 | トラックバック

ハワイの流行

ハワイではどんなビジネスが流行っていますか?

良く聞かれる質問です。


ハワイのビジネスには「時差」があります。

例えば、日本とハワイのビジネス時差・・・

日本でヒットしている商品、サービスが6-12ヶ月、ものによっては

1-2年するとハワイにも一気に広がります。


商品・・・

ABCストアーの棚を見れば一目瞭然。
観光でハワイに来た方は、ABCストアーの冷蔵庫を見ると、

ちょっと日本のコンビニにいる錯覚を覚えませんか?

そうなんです、ABCストアーのバイヤーはいつも日本のヒット商品、

売れ筋を研究調査しています。

日本のダイエーが経営する、ハワイのダイエースーパー。

日系人を中心に多くの消費者で毎日一杯です。

ここの棚や商品構成を見てください。  

あれ?ここは日本か? と思ってしまいます。

特にハワイの人口の25%程を占める日系人の憧れは、「日本製」です。

サービス・・・

日本で個室カラオケが流行る、エステ、マッサージなど癒しのビジネスが街中に、

そして工夫されたメニューや家族で楽しめる豊富なメニューを揃えた居酒屋が

主流になるとそれがハワイに上陸し、ロコの人気になる。

全てでは有りませんが、日本のトレンドがハワイに大きな影響を与えているのは事実です。


ハワイと日本とを結ぶビジネスを考える時、ハワイではMade in Japanがとても品質の高い

良品として信頼を得ており、消費者の人気を得やすい。

また日本では、ハワイから直輸入の~等、「ハワイというイメージ」をしっかり前面に打ち出した

商品やサービスに消費者の注目が集まりやすい。

日本の書店でタイトルに「ハワイの~」と付いている本は、すぐ売上トップ10に入るとか・・・

そうなんです、誰でも「自分の手になかなかはいらない」、「お互いの国の流行が気になる」

というところもビジネスチャンスとなるキーポイントです。

そしてハワイや米国本土から来る観光客の人達がお金を使うもの、お金を払うサービス、

そしてそれらの金額=価値は日本と大きく違います。


最初に時間をかけてハワイでの市場調査をよくされてください、

とお勧めする大きな理由はここです。


ハワイの市場調査はハワイに実際ビジネス進出されない方でも、日本での既存の

ビジネスやマーケティング手法にも大きなヒント、発見があるはずです。


ハワイで一日観光もいいけど、一日市場調査もなかなか面白いですよ。

投稿者 : 09:52 | トラックバック

2005年03月04日

人生の価値観

Unhappy ?  そうだよね。  顔に出てたんだ。

ある採用したギリシャ系の移民のウエイター。  これもよく働く奴でした。

でも週 5日勤務で採用したのに、いつも週 4日しか仕事に来ません。

ある日、彼を呼んで


「君なー、週5日は働かないと一日分欠勤扱いだよ」・・・


そしたら、彼いわく・・・

「Mr. Uchida. 週 3日分だと、あとちょっと必要な生活費に足りないんです。」


「What?」

よく人生には「色々な価値観」があって・・・と言います。

この時のショックは、結構刺激的でした。

人生に必要な分だけ働き、あとは家族と一緒の時間を優先する・・・


「はー?」


「子供のサッカーが、今リーグ戦で一日おきに試合や練習に連れて行かなくてはならなくてね・・・」

「ほんじゃ、お前 貯金しないの?・・・」


皆さんはどう思われます?

日本人の私には、当然受け入れがたい「いい加減で、無責任な、チャランポランな」言動でした。


受け入れがたいんだけど・・・・でも、何故か 「Oh. Yeah?」


恐れ入りました。 

世界の価値観の中で、日本という国、日本企業、そして売上予算達成主義・・・


これは、唯一の価値観ではない、という事を学びました。 

そう「学んだ」っていう感じ。


オレはこのままでいいのかな?

心の奥底に「何か」今までの人生で感じたことのない別の「気づき」みたいな・・・・


閃光のようなものが、その時スーと通り抜けたような気がしました。


相当努力家で我慢強かった私も、周りが 「24時間戦えますか軍団」 だった時は、

そんなこと微塵も感じなかったような 「何か」を・・・・・

投稿者 : 13:34 | トラックバック

ハワイは車社会

ハワイ州には約129万人の人口がいます。

日本で言うと、ちょうど政令都市ほどの規模でしょうか?

内ホノルルのあるオアフ島に約89万人、全州の70%近くが住んでいます。
この青い海、青い空のハワイに朝と夕方にそれぞれ1-2時間程忙しい時間があります。

そう、渋滞・・・

この人口規模に何と約105万台の自動車が登録されているという事を聞くと皆さんびっくり。


なに?それじゃーほとんど一人1台じゃない!  


そうなんです。
もちろんレンタカーや商業トラックも入れてですが、いかにハワイが車社会かお分かりになると思います。

ここ2-3年の米国の低金利の景気浮揚政策で、ますますローンで車を買う人が増え、毎年6万5千台
近くが新車登録されています。

地下鉄や電車路線が無く、バス路線も決して便利とは言えず結局はいつも車で移動せざるを得ません。
ハワイの人は不思議とタクシーを使いません。
非常に高いと判断するようです。


金曜日の午後などは、どこもかしこも渋滞で、どうしてこんなに車が多いのだろう・・・と


でも、東京の首都高速に比べればマシか? まだ動くから・・・   と気を落ち着けて運転。


ハワイに興味の有る方には、車社会の生活は避けて通れません。

ちなみに皆さん良くご存知の通り、ハワイは日本の運転免許証でレンタカーも出来ますし、車を買う事も可能です。


サングラス忘れずに、今日も安全運転と行きましょう。

投稿者 : 11:35 | トラックバック

2005年03月02日

ロンドン勤務

人生の転換期と言うのはこんなものなのかも知れません。

誰が立川の営業所から、赤坂の東京支社から、英国のロンドンに転勤になると思いますか?普通。

ロンドンのレストランサントリーは、バッキンガム宮殿の近くにある

クイーンマザーがお住まいになるセントジェームス宮殿のすぐ隣のブロックにありました。


1977年7月7日開店。

私は、83年~88年までそこで勤務しました。

何もかもが初めてのことばかり。

英語が通じない。 あー日本の学校で習ったのは「米語」だったんだ。

銀行で両替が出来ない。 スーパーのレジで言葉が分からない。 

パブでビールも注文できない。

日本の英語教育を恨むべきか・・・・自分のバカさ加減を恨むべきか?

とにかく一生懸命、朝から夜中まで、時には翌日の朝方まで働きました。

週90時間勤務は普通。 


イヤ、普通じゃないですよね・・・90時間は。

従業員は合計で35名、11カ国の出身国。 もうオリンピック状態。

色々なお客様にも来ていただきました。

ミック ジャガー、リンゴ スター、ロジャー ムアー、アラブの石油大臣、

インドの投資家、オックスフォードにご留学中だった浩宮殿下、


そして私はダイアナ妃とチャールズ皇太子お二人にパーティー会場で

お二人にとっては初めての お寿司をご説明、献上した初めての日本人です。

とにかく有名人の沢山来られる店でした。
 
予約無しでお見えになったティナターナを変な黒人女性と間違え

お断りしそうになり、ウエイターに「Mr. Uchida ! She is Tina Tana !」


Oh. Yeah?

その頃の英国ロンドンは、サッチャー首相が再選され、2期目の5年が始まったばかりでした。

英国経済絶好調、店に2本ある電話は予約の電話で鳴りっ放し。


腰が抜けるまで働きました。   

どうしてオレはいつもこうクタクタになるまで働くんだ?

役職はジェネラルマネージャー・・・ 

そう日本語で言うと 総支配人・・・偉そう・・


でもやる事は、店の運営、管理「全部」、スタッフが休んだ時はトイレの掃除、

皿洗い、壊れた椅子の修理、仕入れまで全てやらなければならない、


「ジェネラルな」マネージャーです。


毎日一生懸命働きました。


のんびりサボっている外人スタッフを見つけては叱りながら、ただただ本社に

評価されるように、売上予算を達成するように・・・・・と。

しかし、英国のパブでのんびりビール片手に延々とお話している人々、

アフタヌーンティーを楽しむ人々の余裕を見ている内に、「なんか変じゃない?」と

思うようになりました。

「どうして、こう日本人だけ忙しい訳?」

「どうして、俺だけ椎間板ヘルニアになるまで働かなきゃいけないの?」


心の底に、「何かしっくり来ない」ものが流れ始めてきました。 


深夜帰りに契約しているタクシー会社のいつもの運転手に言われたんです・・・・・


「Hey Mr. Uchida.   Why you look so unhappy?」

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2005年03月01日

ハワイの観光市場

ハワイの観光市場は01年の9/11同時多発テロ以降、イラク開戦、

SARSと大変な時期を経験しました。

それまで「お客様が来るのが当たり前」と思っていた観光業の人達も、

これまでに無い業績不振を味わい、その落ち込みは極めて深刻でしたが、

03年の後半頃よりだんだんと観光客数も戻ってきて、ついに04年度のハワイの

ホテル産業売上は、これまでの最高を記録するまでに回復しました。


05年1月の観光客数は、04年の1月に比べ約16%アップ。

主な内訳は以下の通りです。

*米本土からの観光客数 356,900人 前年比 110.5%
*日本からの観光客数   131,800人 前年比  119.1%

ハワイには毎年約650万人の観光客が訪れています。

ざっと区別して、500万人が米本土やカナダから・・ そして150万人が日本からです。

日本のビジネスオーナーはとかく、この日本人観光客をターゲットとしてビジネスをと

考えがちですが、日本人以外の観光客のマーケットも見逃せません。

と言うよりもこちらの方が大きいと言えるでしょう。

もし貴方が日本国内で日本を観光で訪れている「外国人観光客に好評」の商品、

サービスを提供されているとすれば、それをハワイで展開してみるのも面白いかもしれません。

ワイキキだけでハワイの市場を判断されず、色々な角度からビジネスチャンスを

検討されてみてください。

ハワイは巨大マーケット・・とは言えませんが、意外と宝の山なのです。

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