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2006年05月31日

親孝行 その2

また親孝行について書こうと 思い立った

ある 還暦間近の 奥さんが


こう言っていると聞いて・・・

本日 2本目だ・・・



日本の 90歳近くなるお父さんが 

肺がんの末期で もう長くない

お母さんも  痴呆症だって 

あー  今流に言うと 「認知症」?


何が 違うんすっか?


イメージっすか?




もっと 親孝行しておくんだった・・・・ って


元気な内に ハワイに呼んであげれば良かったって・・・


どうも 泣いているらしい・・・



それを聞いて 腹が立ったので

ブログを書くことにした・・・

おーーー  今夜はウッチャン 怒ってる!



あのね  皆さん


この前も 言ったけど
 

親孝行は 親の為にするんじゃないんです



親の為に している  

させられている と 「勘違い」している輩が

本当に多い


親孝行は  

自分のために「させていただく」ものなの・・・




そんな お前!


実際に親の面倒見てみろ!って


「させていただく」 なんて気持ちになれるか!

とんでもない・・・


そうかもね


でもねあんた

それあんた自身の 将来の財産だよ


いや 土地や現金の財産でなくて・・・


宇宙銀行の 資産だって・・・



還暦間近になって 

年寄りの両親を思って

後悔して涙流しても  何にもならない訳・・・


そう言うのを  「怠け者の自己陶酔型 後悔」 って言うのね

自己中の人の自己満足の涙・・・と言います・・




よく 「仕事が忙しくて親孝行が 出来なかった・・・」

なーーーーーーーーーんて 言う人が多いけど

それも 違うんだね




それも 言うなら


忙しいと言うのを理由に 


親孝行を 「しなかった」・・・


「する気がなかった」   だ  け


これが 正しい・・




毎週ゴルフして 美食の限りを尽くしていたくせに

時間が無くて親孝行が出来なかった・・・って言って


メソメソ泣いている 人がいたら

これ いただけない・・・




誰も 同情してくれません



出来なかった なんて言ったら

笑われる


「孝行しなかった 馬鹿な自分を つくづく後悔しています」

そう はっきり 自らの不徳を悔いて

懺悔して 初めて まあ半人前くらいかな・・・・




まして 人前でメソメソ泣いては 

余計ひんしゅくを買います・・・




では これ以上書くと 血圧が上がるので   


この辺で もう 寝るとしましょう・・・・


投稿者 : 23:51 | コメント (1) | トラックバック

好き嫌い

人間誰でも 好き嫌いがある


これは人間の生理的な側面で


何にでも  多かれ少なかれ

それぞれ異なる好き嫌いがあると思う・・・




食べ物や 趣味の好き嫌いは ともかく

人間の好き嫌い・・・

これは はっきり言って

誰にでも ある・・・


好きな人

気の合う人

あこがれの人・・・

これは まったく平気


その相手に ご迷惑さえかけなければ

まったく問題ない・・・


好きになったり あこがれる人には

とかく 自分に無いものを持っている人なんかが多い


もちろん 人生観が合うとか もあるけど・・・・・




しかし ・・・


嫌いな人・・・・

どうも 相性が合わない人がいる・・・・・

これは 毎日の仕事や職場の人間関係で 

結構  自分自身に重くのしかかる・・・・・・・・


悪性ストレスの  隠れた病巣・・・・



アイツ 本当に 嫌な奴だよね


あんな上司 顔を見るのもイヤだ・・・

どうして あの人はあんなに ~ なんだろう・・・




そういう風に感じる 

嫌いな人が 誰にでもいるものだ

そこで ここからが

今日の コラムのエッセンス・・・・・・



自分の嫌いな人や

どうしても自分の鼻について嫌な人に


共通している点がある・・・


自分の 欠点と同じところを持っている!

何 それ?



つまり 


「コイツ おしゃべりで自分のことばかり話して・・・嫌な奴だ」

相手を見て そう感じる人は 

自分がおしゃべりな性格の場合が多い



自分が   


「本当にアイツわがままだ・・ 自己中なヤツだ・・」

と 感じる場合   それは


そう言ってる あんた自身が 自己中だから




皆 自分の中にある 悪い癖と

同じ要素を持っている人間を見ると


腹が立つわけだ・・・


だから

この人は ~ だから嫌いだ! と思った瞬間

あー この人の嫌な部分 

自分も同じものを持っているから

そう感じるんだ・・・と 考えてみる



おしゃべりな人は おしゃべりな人を見ると

「 コイツ しゃべってばかり・・」 と嫌がる


だって 自分がしゃべれないから



自分が寡黙で おとなしい口下手な人は


おしゃべりな人が大好き


だって 相手が全部しゃべってくれるんだから・・・




のんびり屋さん

せっかちで どんどん物事を進めてくれる人を見ると

「ありがたい この人といた方が安心だ」 なんて感じるものだ・・・




あいつ ケチで 薄情なヤツだ!

そう思ったら  そう感じたら

自分にそういう要素があるから

目につく  鼻につく  しゃくにさわるんだ・・・ と




イヤ  絶対に俺は あんな嫌なアイツとは違う!


そう 絶対的自信がある人ほど 

気をつけたほうがいい・・・




自分の心の底に沈んで見えない部分に

同様の 遺伝子?があるものだ・・・


そして 面白いことにその相手も 

あんたに対して同じ事を思ってる


アイツ ホント嫌な奴だなー  って・・・

だって 似てる性格なんだから・・・・


だから 嫌な人を見たら

こう思うと いい・・・・・・

「あー  俺も気をつけよう!」 ・・・っと




「他人の振り見て 我が振り直せ 」 ・・・

「相手は 自分の鏡」


そうね それと 似ているかな



自分の<大嫌い>な人から 

自分の 良くない部分に気づいて

反省して、修正する方法・・・・・・

これ結構  効果的である


是非 一度やってみてほしい・・・・



嫌いだ! と思っている人も


不思議と何か 親近感がわいて


違って 見えてくるから・・・・



移民局.JPG

この写真は ハワイの移民局


コラムとは 全然関係ないけど・・・

 

投稿者 : 07:06 | トラックバック

2006年05月30日

はしごの三段目

「はしご」 と言っても 

何軒も飲みに行く時の 「はしご酒」 の意味ではない

それなら 「はしごの3軒目」 だ・・???



今日の書き出だしは とても面白くない



「はしごの 三段目から気をつけろ」

よく 人間がはしごを降りるとき

高い所から 降り始めるときは

「落ちないように」 と くれぐれも

慎重によく 注意を払うが

もう あと三段降りるだけ・・・ の所に来たときに

足を踏み外す ことがある  と



「油断禁物」 と同様の意味だ

交通事故などのケースを分析すると


意外と そのドライバーの自宅周辺での


事故発生率が高いそうだ




いつも 通っている 見慣れた風景


あそこの角には タバコ屋さんがあって

その隣には スーパーがある


いつも自転車が たくさん止まっているから


気をつけてっと・・・・




ほーらね   今夜も8台も自転車が置きっぱなしで

ここの反対側にある本屋さんから


よく 子供が飛び出してくるんだー

危ない 危ない・・・


ほーーーーら ね

ここは  本当に駅前周辺の人ごみで


危ないから


よーく 気をつけて・・・



やっと自宅のある 通りを右折をして・・・

やっと 今日も家に着く・・・・




と 思うと


いつもは 絶対に車なんか飛び出してこない

三軒手前の お隣の 狭い路地から


急に  ・・・・・・・


ガシャン !



こんな はずはない・・・・


そう言う意味の 「はしごの三段目から落ちるな」




家のすぐそばに近づき


車庫に車を入れる 直前にこそ

必ず 注意力をもう一度 払って

緊張しなさい・・・って



自動車教習所  


運転免許試験場 などの講習会に

よく使われる例えだ・・・


しかし これ

ビジネスでも  人生でも


そして スポーツでも

色々なことに 当てはまる・・・・


「最後に ふと油断した時に予期せぬ事が起きる」  と

そういう 自らの気の緩みに備えなさい ・・・・


と言う 教え・・




毎日に こういう精神を忘れずに


最後の 最後まで

慣れたことであれば あるほど

注意して 行動する方が


安全のようだ・・・




ゴルフでも  慣れ親しんだコースの


得意の 最後のロングホールで

ダブルボギーを叩かぬように・・



今月 どんなに売り上げが絶好調でも

月末の 最後の3日間の営業の

売り上げ 販売活動にも 

絶対に手を抜かぬように・・・??


はしごの 下から三段目 


最後に慎重に 足を滑らせない集中力が

重要である・・・



お粗末!


投稿者 : 21:01 | トラックバック

2006年05月29日

メモリアルデー

いやー nizzy+さん

「天職」のコラムに素晴らしいコメントを

くださりありがとうございました。

そうですね 聖書には Gift とありますね。


自らに与えられた「ギフト」に気づいている人と 

気がつかないで  

ブーブー文句ばかり言ってる人とでは


きっと一生のうちで 大きな差になることでしょう・・・



今日 米国はメモリアルデー ・・・


「戦没者に祈る」 日だ

「道徳」に 非常にふさわしい?日である・・・




アラモアナビーチでは 日本の大きな仏教団体の


「とうろう流し」が行われる


戦没者だけでなく 海難事故で亡くなった方々の


霊も一緒に慰めるセレモニー ・・・・



戦争で亡くなった 兵士の魂を慰め


平和のありがたさを 改めて感謝する日・・・・


皆 花を買ってお墓参りに行き

玄関に 国旗を飾る家も多い・・・・




亡くなった 方々にはこれと言って


特別何をして差し上げることもないが


生きている我々に 

一つだけ 簡単に出来ることがある



それは


「 思いを はせる 」 こと・・・




そう 「思う」 だけでいい



別に花を買ったり

国旗を掲げなくてもいい




仕事が 忙しかったら

ちょっとした休憩時間や、 

お昼を食べる時間に

そんな亡くなった人たちのことを 

「思い」  「霊を慰める」 気持ちを

持つだけで 十分・・・


戦争で命を落とされた方々は

どれだけ 苦しかったか・・・

どんなに 無念だったか・・・


家族や 愛する人に対して
どんな思いをはせて死んでいったのか・・・




そんな事を 「思ってみる」 だけでいい


アメリカはおよそ10年に一度は

大きな戦争をしている


イラク戦争での死者の数は

既に2400人を超えている




自分には関係ない


自分の 知ったこっちゃ無い・・・ 

と つい考えがちだが

こういう 戦没者に祈る日が 


年に 一度くらいあっていい




どんなに仕事で忙しくても

毎日バタバタ あー もう勘弁してくれよー

と 不平不満を言いながらでも

そして


どんなに平和ボケしていても


こういう精神だけは 生きている人間の

最低限の 「マナー」 であり


元気に生かされている我々皆の

「義務」である・・・・



思って差し上げるだけでも 

亡くなった方々の魂は 現役の我々に 


きっと こう言ってくださる

「 思ってくれて ありがとう・・・・」 って



心から戦争の無い平和な世の中を祈念して 

そして 命をいただいていること に感謝して


良い一週間を・・・

投稿者 : 18:01 | トラックバック

2006年05月28日

よく 私のブログを読んでくださっている何人かの方から


こんなことを言われる・・・


「 まるで 自分の事を言われているようです・・」と




そうか やっぱり 同じ事を 感じ 悩み


そして 何とか答えを見つけたい・・


そう願っている人が多いんだと




でも それはそうだろうな・・・

私自身に そういうところがあって

いつも反省したり 

気がついたテーマについて

あれこれ書いているんだから

これ賛同してくれる人も多い訳だ・・・と




人生 日々これ 

<発見>  <気づき>の連続である


さて  今日のテーマは「軸」について
 

仕事をしていて いつも意識しているのが

事業の基本方針や考え方の 「軸」について・・・



この「軸」が ずれると 


とかく場当たり的な判断 結果となり


何ヶ月  何年 かすると

何本もの問題の糸が もつれて 


ほどけなくなる・・・




昔 サントリー 勤務時代


先輩から 

最初に「基本コンセプト」 をしっかり決めな アカン!

そう  よく言われた

これが無いと 何をやっても 

風任せの 「凧揚げ」と一緒や ! って

その内 糸の切れた凧に なってしまうで・・・



え?  コンセント っすか?

アホッ ! そりゃ 壁についているやつ や!


コ ン セ プ ト やっ ! 

は  スンマセン!

(サントリー社内では大阪弁での会話が多い?)




後で 辞書を引いて見た・・・・

はー  なるほど・・・


「基本コンセプト」 かー 


カッコエエ なー ・・・・・ と思った?



ハワイに進出してきたあとに

ビジネスがうまく行かない・・・

そう言うケースの ほとんどに


この 「軸」 がずれている方が多い

中には もともと 「軸」 なんか無い!

と言うケースもある・・




なぜ ハワイなのか?

どうしてこのビジネスを始めたのか?


あるいは 


なぜ この物件を選んだのか?


そんな 経営判断や 

日常の決定の中に

この 「軸」 が無いと

結果は ものすごく ツギハギだらけで

「いびつ」 な 形になる



売り上げは伸びないし   利益だって同じ

その前に色々な 手続きや契約事項に

不手際が出てくる・・・



経営者本人は これらの問題を解決するのが


仕事だと 勘違いして

日々 しかめっ面をして忙しく取り組む・・・・



そういう時に 

この経営や判断の「軸」があると

ものすごく 楽である・・・


何でもだいたいすぐ 決められる・・・


人間に 背骨があるように

経営にも 背骨が あってしかるべき・・


背骨が曲がると  これ大変な事になる




最近の起業ブームの中で

経営者に成り立ての人に

この 「軸」 が無い方が多い


起業ブーム に流されて・・・ みたいな

起業して 

自分の会社を設立して 名刺 作って

後で 適当に「軸」を決める・・・ みたいな

おー  キツイ !



政治家にも 多いよね・・・このタイプ

当選するためには 軸を変えちゃう

落選したら  ただの人以下だから・・・?



小沢一郎みたいな 軸の振れない政治理念 と


小泉首相みたいな <永田町>で言う 変人スタイル


そして


安倍官房長官みたいなルックスが

ミックスした政治家がいればいいけどな・・・・なんて





国の 外交とか行政


そして

テレビや雑誌で稼ぐ評論家も・・・・

軸が無くて

その時代の 「風潮」に 

流されるケースが多い




そういう 会社や国

そして

一人の人間に 共通しているのは

出たとこ勝負・・・

「人生色々 方針コロコロ 」 ・・・・




日々の 諸問題に振り回され

結果 「つじつま」が 合わなくなる・・・

最終的に 誰からも 認められない・・・



軸が 決まっている人は

姿勢や 決断が振れない・・・




じゃー 内田さん あんたの軸は?

ほーら    そう来ると思った・・・



私の 場合 

社会人になって 一貫していることが

一つだけある・・・


ほー   何 それ?


「顧客志向」 ・・・

ふーーん



どんな仕事でも徹底した 「顧客志向」で 

やってきたし


これからもたぶん この「軸」は変えない


だって<内田流>だから 絶対に変えない




そして かなり欲張りだけど


最近


この 「顧客志向」の 他に

もう一本の 支え棒的 「軸」を 建設中



へー 何 それ?




「働く人志向」・・・

???



時には 「顧客志向」 と 相反する事も出るけど

この 「働く人志向」 を取り入れると


人間として何かの仕事をする時に


理想に近くなると 思っている・・・



起業された方から受けるご相談にも


働くその起業家ご自身やご家族を志向した

仕事の進め方  生き方を 取り入れるよう

アドバイスする

そして アドバイスしながら

同時に 自分にも言い聞かせている



なぜ 働くのか

何の為に?  なんて 


さも 分かったように考え方を 説く・・・


 


でも 賛同し 納得してくれる方が多いですよ



くれぐれも もちろん 分かっている


<誰か>には かなわない・・・・


最終審判は <誰か> から下るのは

十分 承知してはいるが

人間として 可能な限り

自分スタイルの「軸」を確立して


仕事をすることが重要だ・・・と


そしてもっと大事なことは


これを ちょこちょこ 変えないこと・・・




「変えない」事は 

頑固とか強情ではなくて


自分の 背骨と同じ

一生変えられない・・と考え


時々 やせ我慢しながら


取り組む・・・・



だから 最初に この「軸」について  

将来に続く 社是のようなものを 造り決めるには


かなり 「考える時間」 が必須となるはずだ



だから 会社を辞めて 自分で起業される方に

よくこうアドバイスする・・・

一年 くらい ゆっくりして 

一人でじっくり この「軸」について 

考えてみたら如何ですか?・・・と


投稿者 : 11:25 | トラックバック

2006年05月27日

天職

今朝も 5時から起きて 仕事・・


それから アラモアナ方面へ散歩に行ってきた




土曜日の 朝だから スタバに


コデロ牧師は・・・・? と


探してみたが 今日はいらっしゃらなかった・・・



さて 今日は ちょっと真面目に


「天職」 について


よく 「天職」にめぐり合う・・・ とか言う あれ



英語辞典では Vocation と 書かれている



「天職」 とは 何だろう?


普通 一般的には


人それぞれに違う 与えられた才能や 特技があって・・・

そんな 天から与えられた能力を活かして


一生懸命 生き生きと 働く・・・


そんな仕事のことを 


その人の「天職」と呼ぶ・・・

ま  そんな感じだろうか・・・




誰でも 自分の天職にめぐり合い

その職に就いて 収入を得て

生計を立てられるなら 


とても好ましいことだ・・・



しかし ある本に


天職とは 「仕事」とか「技能・才能」ではなく

その人の 「役割」 である・・・と 書かれていた


英語で  天職のことを 別に mission とも言う



単に仕事をこなす「能力」と言う見方ではなくて


この世に 生まれて 生きてゆく上での

「役割」 「使命」なんだと・・・




じゃー 自分の場合 その役割は何か?

そう 考えると  いまだに

しっかりとしたものを発見出来ているとは 

実感できないが・・



肩書きや権力が あれば 役割があるのか?


と言うと


何となく しっくりこない



本当の天職は 職種とか 役職


あるいは 「持っている特技」 とは

少し違うような気がする

これは 単なる  「担当業務」 と同じ



天職とは その仕事や 才能を通して


何かの 役に立つ 「役割」であると



だから イチローにとって <野球>は


才能を活かした  「仕事・職業」であるが

「天職」ではない・・・?  


その生き方や 一流の野球人生から


多くの子供や 

自信を無くしかけている人達が 

何かを感じ 気づき 

そして 奮い立つように・・・・


 
多くの人が「夢」を持てるよう 勇気付けることが  


イチローの 真の天職 「役割」 なのかもしれない・・・



野球そのもので 大記録を作ることや


マリナーズを 優勝させることが 

「天職」ではない・・・と



そう考えると


人間誰にでも  


少なからず 「天職」 が 

与えられているように思う・・・




自分の天職 (役割) は何か?



そう 考えながら 日々働くと


別に 


一流で 


時代の最先端の仕事とか

高収入 とか

立派な会社の 社長さんでなくても いい




人生の目的を考えるときに


自分の役割 と言う視点で考えると 

色々と見えてくるものがあるのかな・・・なんて


もし


「どうか自分の 天職とめぐり合えますように」・・・・


と 願い 考えている人がいたら


どんな「仕事」 とか 「ビジネス」にめぐり合うか 

ではなくて

どんな 「役割」 と出会えるか? 



そんな発想で考えてみると


人生観 や 職業観に 

ちょっと違うものが見えてくると思う・・・

 


投稿者 : 09:01 | コメント (2) | トラックバック

2006年05月25日

恐れ

「早起き」のコラムにコメントをくださった nizzy+さん

初めまして・・・


コデロ牧師とそんなに親しいとは・・・


素晴らしい牧師さんですし、あの先生のお説教や


メッセージに 感動される貴方も


きっと素晴らしい方だと想像しています。



さてさて いつも通り


テーマが サーフィンのように コロコロ 変わる・・・




ボクシングのコーチをしているある人から

こんなことを教えてもらった




人間は 毎日Fear と相対して生きている・・・と




なるほど 人間は 大人になるにつれ

知識や経験 そして競合が増えるにつれ

「恐れ」 が 増えてくる・・・と




たまたま 護身術を習っているときに


話してくれた・・・

突然誰かに 襲われたとき


相手の弱点や 隙を突く・・・・

自分の護身術を


しっかり身につけておけば

この「恐れ」とは 無縁である・・・と




落ち着いて 相手の出方を見て


余裕で 相手の急所や隙を


瞬時に突くことができる・・・

おー  怖い!



しかし このコーチは その後 また話しを続けた

人間 誰でも 色々な恐れと戦っている


「病気」 「死」 「貧困」 「事故」 「災い」・・・


そして 時には外的からの 「攻撃」



だから 落ち着いて 

それらの「恐れ」に対する


対処の仕方


防御の仕方を 

学んでおけば 恐れを小さくできるだろ?って




はいっ  その通り・・・です!



俺が こうやってマサルの胸倉を掴んだら どうする?

うーーーん  


こう !   かい?


Baka!   違う!

おー !




日本語で 「バカ」は 無いんじゃないの・・・・



そうじゃなくて  <これ>だけでいいんだよ!って

はー   なるほっどー ・・・確かにそうだ




人間 誰でも 


この「恐れ」 や 「トラブル」をよく研究し


対応方法を 学び 身につけている人は 頼もしい・・・

へー あの人 落ち着いていて カッコイイなー  !  

みたいな・・・




咄嗟の 出来事に 


身体の 重心や姿勢

そして 思考 判断力が瞬時に反応し


事なきを得る・・・




「恐れ」 を 怖がって避けるのではなく


日頃 よく 学んで 研究しておくと

「恐れ」 が 「恐れ」 でなくなるよ! ・・・・ と


この人は ハワイ州公認の 


ボクシング 護身術の 師範ライセンス保持者

だから  なおさら説得力がある・・・

FBI新人エージェントに対する


護身術指導も頼まれているとか・・・




ビジネス経営でも 日々色々な 問題が起き


ドタバタ することがある・・・


だから


最悪の状況を よく想定して

その最悪にどう対処するかは


常に 考えておくべきだと思う・・・




最悪を 想定して  全力を尽くす・・・

これは 皆よく言うこと・・・


最悪を 想定して


落ち着いて 自分の身体のバランスを崩さず


襲ってくるものを できれば撃退し

可能な限り 被害を最小限に 抑える・・・

そうすれば 人生の日々の 「恐れ」 も

最小限にすることが可能だ




コーチの顔は いつもに無いくらい


メチャクチャ  マジで

「分かったか?」


「Make sense だろ?」と 


「本当に分かったのか?」・・・・

そう 何度も  念を押された・・・


投稿者 : 22:22 | コメント (1) | トラックバック

ティッシュ

日本で ティッシュが値上げされるとか・・・


石油の値段が上がっているのが理由で


身近な   誰でも毎日使っている 


あるいは 駅前や地下道で配られている


広告ティッシュのコストが 値上げになる・・・




日本に帰国すると 


あのティッシュ配りがまだ存在して


続いているのに驚く・・・




クリネックスティッシュ・・・


私が子供の頃から 日本で


当たり前のように 使われるようになった

最初は あー 何て肌触りがいいんだろう

母親の 化粧鏡の前にあったティッシュを


そっと1枚取って 


それまでとは違う 紙の柔らかさを

感じ 使わせてもらったのを覚えている・・・




25%の値上げ・・・

不思議と このティッシュの値上げのニュースを見て


「あー 良かったな」 と思った・・




だって これで


少し皆 ティッシュを大事に使うようになるだろうから・・・




日本の 物の豊かさは


本当に アメリカの物質文明の後を


急速に 追いかけているようだ・・



その中でも


「紙」の消費量がすごい


ナプキン  

ティッシュ

お手拭き



もう なんでもかんでも


紙で 拭いて  どんどん捨てる・・




ハンカチを使えばいいのに・・・・

ハンカチを洗うのが 面倒くさいのかなー

紙を 消費する・・・


みんな綺麗なハンカチを何枚も持っているくせに



文明社会の 豊かさを測るのに


この「紙の消費量」が とても重要だ・・




紙の 消費量は


そのまま資源の消費に直結しているのに


そんなこと考えもしない・・・




良かった・・・


これで ハンカチを使う人も増えるかも・・


日米の生活を見ていて

使い捨ての文化が

ありとあらゆる 部分に取り入れられている



Disposal なんて言うと


<清潔>で <豊か>で 


そして <最先端>みたいな・・・

そんな 印象すら感じられるように


どんどん消費する・・・




特に ここ10年 のデフレで

何でも物の値段が安くなったから


余計 この消費癖が 

ひどくなっているように思っていた・・




物を大事にする

そんな 当たり前な精神を見直せる


ありがたい 「値上げ」だと感じた




紙を大事に使う人は

反対に 豊かになってゆくと思う

だって そういう生き方が


日々の仕事や生活の 全てに通じるから・・


投稿者 : 07:45 | トラックバック

2006年05月24日

口コミ

ハワイは この口コミが すごい

地元の情報はとても早く 伝わる・・・



良い情報は ゆっくりだけれども


悪い情報は アッと言う 間に 広がる・・・


口コミの 文化は


ハワイと言う土地柄が 


適当な広さ 大きさだから可能なのだと思う




どこに どんな店がオープンした・・・


どこの レストランは 早く行くと


超お得なメニューがある・・・




あそこの会社は もう撤退するらしい


閉店セールが あるんだって・・・



あの店の経営者が最近変わって


ものすごく 良くなった ・・・ 悪くなった・・・




まー 100%正確な情報では無いことも多いが


ハワイの地元の人たちは この口コミを


ものすごく信頼する・・・

広告宣伝以上に重要な  


自分の意思決定  判断の基準にしている・・・



ハワイで 開業する人が


地元の新聞や邦字新聞 などに 


開業情報を宣伝することが多い・・・



新しく ○○がオープン!


○月△日 から 開店記念セール!




これも もちろん地元の人に宣伝する


有効な手段であるが


私は むしろこの宣伝をしないよう


顧客に勧めている・・・



その通り


その一般的な宣伝をするより


ハワイは 口コミが より効果的だから

開業して まだオペレーションが


軌道に乗っていないうちに 宣伝すると


返って逆効果・・・・


それよりも そーーっと ソフトオープンして


一人一人のお客様に 


丁寧にサービスする


「おまけ」を付けたり・・・・


出た!



1ヶ月も それを続けていれば


あれよあれよ と言う間に


広がる・・・・

「 ちょっと 知ってる? あそこにねー ・・・」




街の 宣伝カーみたいな おばさん達が

得意げに 宣伝してくれる・・・

地元の人は 

新聞広告や宣伝をしていない

そういう店の方が

余計 気になり


「 ほんじゃ 行ってみようじゃないの・・・」ってなる



口コミの 文化は 


面倒くさいこともあるけど


上手に使えば これかなり効果的




もっとも 日々 真面目に経営し


お客を喜ばせて 


初めてプラスの効果になる訳だが・・・




日本の投資家は 


「立地」  「不動産物件」を

まず 商売の成功の基本と考えるが

ハワイの場合 は必ずしもそうとは限らない


もちろん駐車場が無いと

これ致命的な場合が多いが


それでも、良いサービスや商品には

人は 不便なところへでも出かける



そして 小さな商業モールの小規模店舗の方が


家賃が安くて 小売価格も安く 

消費者には 有利だ・・と

しっかり考える文化もあるし・・



内装も 豪華にする必要は無い


豪華にすると これ返って逆効果・・・


あらまー こんなに贅沢して・・・

きっと高いよ この店は・・なんて




ハワイの消費者は とても現実的で

それなりに 

本当の お買い得商品


サービスの バリューを見逃さない・・・・


投稿者 : 11:23 | トラックバック

2006年05月23日

返品

道徳のコラムを昨日書けなくて


今日 になってしまった・・・



さて、 道徳にふさわしい? タイトル


「返品」    えっ?




最近 また「受け」を狙っているところが良くないが・・



アメリカでは 「返品」が 基本的に自由にできる


もちろん例外もあるが


ほとんどのスーパーや 専門店で


買った商品の返品を受け付けてくれる


日本でも お中元 お歳暮の 返品


商品券への交換など


どこのデパートでも受け付けているが


昔は 駄目だった・・・




この「返品」という 商習慣を


初めて 大々的に 始めたのが


ウォルマート である・・



世界一の 小売スーパーチェーン


世界一の ディスカウントストアー


ウォルマート

グループ全体の年商は 30兆円 を超える・・・・



返品を 笑顔で受ける


どんな理由でも すべて受ける


例え レシートが無くても 受ける・・・




最初従業員は どうしても


返品しにくるお客に気持ちよく応対しなかった・・・


いや できなかった・・・そうだ



そこで 社内で再度徹底的に 返品には


喜んで 何も理由を 聞かず 笑顔で対応しようと決め


社員も それを実行したのだそうだ




返品率はなんと  10%・・・


10人に一人の客が 買った商品を


返品に来る・・


しかし 驚くことに


その返品をしに来たお客の90%が


その返品額の3倍の額の商品をウォルマートで


買って帰るのだとか・・・




そして 全てのお客が 平均一人当たり 


17人の友人 知人に


そのウォルマートのサービスの


話をしたそうだ・・・




返品サービスを 徹底して


同社の売り上げは、その前より30%も


伸びたそうである・・・



一度使って 気に入らなくなった


ウエディングドレス・・


磨り減った 車のタイヤ・・


こういう 悪質なお客の返品も受け

その商品はウォルマート本社内に

面白おかしく 展示されている・・・とか




それ以来 全米どのスーパーでも


どの専門店でも 返品を受けざるをえなくなったのは


言うもでもない・・・



聖書に

右の 頬を打たれたら


左の 頬も出しなさい

という言葉がある・・・・




そう これまでの顧客サービスをした結果が


世界一のスーパーマーケットチェーンを築き上げた訳だ




これを


<馬鹿らしい> と思うか


それとも


こういう精神を 普段の仕事や生き方に


取り入れられるかどうかで

ビジネスの将来の盛衰が 決まる



将来の人生が変わる・・・


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2006年05月21日

サプライズ

よく英語で Suprise suprise ! と言う



本人に 内緒で 色々と準備して


当日 びっくりさせること・・・




誕生日とか 結婚式にやることが多い・・



昨日は マウイ島でそれをやってきた・・・



私の昔の上司で 30年来兄弟付き合いを


させていただいている方の結婚式が


マウイ島の  ワイレアであった・・・

Chapel.JPG



新郎は 一昨年奥様を亡くされ


今回が 再婚・・・


新婦は 初婚であるが


とてもお似合いなカップルだった・・


新婦側は ご両親と 弟さんご家族が参列

一方先輩の新郎側は 


ご子息が仕事でどうしても


ハワイに来れず 参列者ゼロ と聞いたら


これ やはり行くしかない・・・

「枯れ木も 山の賑わい・・」 とも言うし


親族の代理として? 駆けつけよう・・・と



黒田さん!

新婦  本当に素敵でしたよ・・・



前日の夕方の便で マウイ島へ飛び


同じワイレアにある


ダイヤモンドリゾートに 1泊した・・・

ここのリゾートは 日本資本

大きな お風呂があり


打たせ湯やサウナなども ある・・・

ちょっとした 1泊温泉旅行気分・・・


早朝 鳥の声で起こされた

ホノルルでは あまり見かけない 赤い鳥など・・




同じハワイでも 違うなー ・・・・

朝のコーヒーを飲みながら

マウイ島から 見える


ラナイ島 そして 


モロキニ島や モロカイ島の

雄大な景色をしばらく 眺める・・・


9時過ぎに現地に着き、チャペルまで下見に・・

ちょうど準備に来た担当の


ウエディングコーディネーターに


事の成り行きを話すと

「えー! そうなんですかー ・・・」って

自分のことのように喜んでくれ


「サプライズ サプライズ」に


大いに 協力してくれた




これから新郎新婦をお迎えに


お部屋まで行きますので


内田さんはチャペル内で 隠れていてください・・・っと


「 はいっ! 」

こういう時は 


プロの言う通りにした方がいい・・




10時の 式が始まる15分前


二人がチャペルに 現れる・・・




「○○ さん!  おめでとうございまーす!」  



新郎


「アレー! うっそー! 何! ウッチャン来てくれたの!」って


新婦も


「えー! わざわざ ホノルルから来てくださったんですか?」って

とても驚いて 喜んでくれた・・




作戦大成功・・・




私は ハワイの結婚式には何度も参列しているが


昨日の 挙式は一段と感動的だった・・・

だって牧師が 泣いて説教するのを初めて見たし・・・




「お二人の人柄に <真の感謝>を感じます・・」 って


泣いて そんな話をしてくれる


日系ハーフの牧師を見て


・・・・あー この人本当の善人だな・・・ なんて思った



私も最近 泣くことなんてなかったが

昨日は  久しぶりに

感動して 泣いてしまった・・・




本当に良かった ・・  


おめでとうございます・・・って



お二人の年齢差 が 20歳・・・


しきりにそれを気にする 新郎に

 
「先輩  年齢のこと気にしすぎですよ・・・・・
アメリカなんて そんな年齢差の夫婦なんかいくらでもいます・・」


そう 説教?した・・・



 
「うん そうだな  もう言うのやめる・・」って



これまでのお二人の生き方や人柄が


挙式の 感動を 

本物で重厚なものにしたような気がする・・



挙式が 終わり


昼食会にも飛び入り参加させていただき

楽しい時間をご一緒させていただいた・・



終了後  幸せのおすそ分けを頂戴し


午後の飛行機で ホノルルへ



明日の夜は ホノルルに移動されてくるお二人と


お祝いの宴を ご一緒する・・・




本当に 良かった


自分のことのように そう安心した


・・・・末永く お幸せに・・・・


これが今の私の気持ちに


ピッタリの 祈りの言葉だ・・・・


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2006年05月19日

道具

「主よ、わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。」

アッシジの聖フランチェスコの祈りの言葉です。



アッシジに生まれたフランチェスコは、謙遜と福住、

愛と清貧の戒律によって修道生活の理想を実現しました。


アッシジへ行った時、大きな 


しかしどこか淋しい感じのする


教会を前にして、聖フランチェスコの


この祈の言葉がふっと浮かんできました。

何時覚えたか全く記憶になかったのに。


もしかしたら、あれは出家して間もなかったわたしに、


聖フランチェスコが彼岸、いえ天国から


お祝いに贈ってくれた祈の言葉だったのかもしれません。

小鳥の言葉がわかったらしい 聖フランチェスコは、


異国の尼僧の胸の中の言葉も読み取れたのではないでしょうか。




瀬戸内寂聴さんの言葉である・・・・・・・・・



寂聴さんが 出家したのが 51歳の時


その頃の 時代は

人生 50年 と言われていた・・・




今 東光さんに相談し


出家の手ほどきを受けたとか・・・




自分を 何かの道具に使ってください・・・


そう <誰か>にお願いする


自分を 「捧げる」 わけだ

英語で Dedicationと言う言葉がある


「 献身 」



自分を 何かの役に立つ道具として


捧げる・・・

人生の最後に 何かの役にたって


死にたい・・・




寂聴さんも


この言葉に きっと 出家の意味を


悟られて 自身を納得させられたに違いない




瀬戸内寂聴さんは


ハワイに 時々来られる


私も 二度 講演会に出席し


法話をお聞きする機会があった・・・



とにかく 話が うまい・・・


会場は 爆笑の連続


寂聴さんの 講演会には


若手の落語家が   


多くの人の心をつかむ話のコツを勉強するため


最前列に陣取るのだそうだ・・・




自らを  この世の中に役に立つ


道具として どうぞ お使いください・・



自分も そんな思いを最近強く持つようになっている

人生の後半   最後には


何かの 為に


誰かの 為に

自分を 少しでも役立てられたら 本望だ・・・




ちょうど 私も この夏で


寂聴さんが出家された時と 同じ歳になる・・・



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2006年05月18日

おまけ

昔 私の子供時代には

グリコのおまけ・・・ が非常に重要な関心事だった


キャラメルのことは もう知っている


どんな味で 何個入っていて


どんな色で・・・ 全部・・

しかし

「おまけ」には 毎回違う期待と喜び

そして感動や落胆があった・・


今回は 一体何が入っているのだろう?




人形か? 自動車のおもちゃか?


それとも ヘリコプターか? ・・・・と




家の近くにあった おもちゃ屋さんは


いつも何かを買うと


花火とか おもちゃの小物など


必ず 「おまけ」を付けてくれた


子供心に これが嬉しくてたまらなかった・・・

・・・・・ やったー!・・・・・・



ハワイの アロハ豆腐の工場では


小売直売もしている・・・


毎朝 出来立てのお豆腐を買いに来る人が


たくさん・・・

我が家も この工場に


出来たての豆腐を買いに


週一回ほど出かける・・



ほぼ毎回 


揚げ とか 


ダメージ豆腐 (ちょっと機械の袋詰めを失敗したもの) を


「おまけ」で くれる・・・



「おまけ」  とは


「お負け」 と書くそうだ・・・



そう  


売る側が 買い手に負けること・・・

お客さんに 負ける と言う意味だ・・・


100円でキャラメルを買ったら


それだけでなくて 「おまけ」が付く


しかし キャラメルと比べて 


「おまけ」の価値はかなり 


重要だった・・

これが理由で 買ってしまうほど・・・



豆腐も 出来立て と言うことだけでなく


豆腐を買いに来てくれる人への


朝のご挨拶代わりに  


色々と 「おまけ」 が付く



私なんか ものすごーーーーーく 


得した気分になるから不思議だ


えー   いいの?こんなに・・・


 申し訳ないなー なんて




おまけ は 「値引き」 という意味もある・・

日本でも米国でも 値引きをする店が多い


アラモアナSCの Macy's なんかは


毎日 特売セールをしている

毎週末や 連休には


特別値引きセールをしている

だから 何がどのくらい 安いのか


もう 訳がわからないくらい・・

でも 通常のセール価格から


もう 15% 引き なんて書いてあると

えっ 何?    ホント? なんて・・・・・

つい 意識を取られる・・



商売をしていて


あるいは


人とお付き合いしていて


この 「おまけ」 を付けようとする精神が


ある店や人間も いれば
 


絶対に そんな気持ちは微塵も無い店


あるいは 人間もいる・・・




要は 負けず 嫌いなんだろう・・・


負ける と 失ったり 自分が損したりすると


考えているんだと思う・・・




ハワイでも これだけ多くの観光客が来て


観光業で成り立っている 土地柄なのに


この 「おまけ」 を付けてあげる精神が少ない・・



まー 「おまけ」を 付ける振りをして


それも しっかり原価に入れる・・・


そんな商法もあるけど・・・


これは 言ってみれば「詐欺」と一緒


できれば お客さんや 友人に


ちょっと 驚かれて


少しだけでいいから 


「 あらー ありがとう!」 なんて


言われる 「おまけ」 をあげるといい



「お負け」 の精神のある人や会社は


とても 良い波動を感じる


ありがとう また来てくださいね・・・というような



おまけを あげることなんて


思いもしない


いや 

精神的に そんなものあげられない人も多い




そういう人は

 
それなり だと 思う・・・・


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2006年05月17日

インフレ

ハワイだけではないが 

全米でインフレの影が忍び寄っている・・・


特に 何でも米国本土から


船で物が運ばれてくるハワイ州は 


物の値段が確実に、そしてここ最近


ジリジリと 上がり始めている・・・




米本土からの物流コンテナーを運ぶ


Matson がこの4月に18%の運賃値上げをしたが


6月4日 新たに 21%以上の値上げすることを発表した。




そう 今年の3月まで100ドルだった運賃が


6月から 144ドルになる計算だ・・・

一昨年まで ハワイは デフレまでは行かないとも


「ディスインフレ」 であると言われ


金利も大幅に下がって


今までの不動産ブームを支えてきた・・



その不動産ブームも今年前半から

様変わり・・・


住宅の 販売価格も下がり始め


売り手市場から  買い手市場に


ゆっくりと潮の流れが変わり始めている




ハワイのガソリン価格は

ここ2ヶ月で、30%ほど急上昇

さすがに 昨年の後半の経験があるので


消費者は 以前ほどの動揺はないものの

あちらこちらで 車社会のコストを見直す動きが出ており、


バスに乗る乗客数が8%も増えているとか・・・


スーパーの棚の値段には まだそれほど


大きな 衝撃的値付けは見られないが


明らかに 色々な物価が上昇している




家賃


食品


飲料


レストランのメニュー価格



日常生活用品で

それも 値段の安いものほど


気が付かないようにだが 少しずつ


上昇してきている・・


この夏に 今のガソリン価格が続いていれば


おそらく ありとあらゆる物の値段が


5-10%程 上がるのではないか・・・



便乗値上げも入れれば


今まで 1ドルのものが 1ドル18セントになっても

誰も文句は言わない・・・

アメリカ人は 消費する・・・



しかし知らぬうちに 可処分所得が


減って行き、 クレジットカードの金利も


カードを金利の低い 他社のものに


変えられれば良いが、


そのままだと、所有するカード金利も 


上がってくる・・

下がるときは遅いが 上がるときは


メチャ 速い・・・・・・


米国の雇用関係には 日本のように 


定期昇給 と言う文化があまり無い


昇給があるのは ラッキーな方だ・・


自分のお給料を 上げるためには


転職するか、 今のポジションより上に


昇格しないと ほとんど収入は変わらない



米国では その人にお給料が支払われる・・


と言う感覚よりも


そのポジションに 妥当な金額が支払われる・・・


と言う考え方が主流だから・・




ハワイにはたくさんの億万長者がいる・・・


ハワイ州人口の  12.5%が


ミリオネラー だ・・・


えっ ? ホント? と思う人が多いだろうが

ここ3-4年でこれほど上昇した不動産価格で

全米でも トップ10に入るほどの 


人口当たりの 総資産 ミリオネラー比率・・



今年後半の原油価格次第では 


ハワイ州は 


インフレと


不動産相場の下落から来る逆回転


そしてドル安が加わり

一気に景気が冷え込むかも・・・




今日は  

経済先行き悲観論者!


「高橋乗宣」 なみ・・・・・




でも 不安に負けず? 


少しは ラテン系の人たちを見習い


楽しく 暮らして行きましょう・・・・

 


命は 取られないんだから・・・・

投稿者 : 13:42 | トラックバック

2006年05月16日

飛ぶ鳥

ちょっと遅れたけど


また 道徳だ・・・

昔の人がよく言う諺に

「飛ぶ鳥 後を濁さず」 と言う言葉がある 


最後に 周囲の人に迷惑をかけないように・・・って



普通 色々な人を見ていて

やはりこれが出来ている人と

そうでない人がいる・・・・



人間だいたい <自分中心>だから


仕方が無いといえば 仕方が無いが

最後に きちんとして 次の行動をとる人は

やはり


次の職場でも いい結果を残す・・・



先日 ある人から


今の会社を辞めて
もっと給料のいい所に 
転職したいんですけど・・・
どうしたらいいでしょうか?


と相談を受けた・・・


うーーん  そうだね


辞めるのは 自由だし


君の権利だから かまわないと思うけど


まず 今の会社に感謝して


それで


最後に どういう<引継ぎ>ができるか・・・だね


そう話した・・・



私は 今までの勤務先、プロジェクトで


退職していく人を何人も見ていたから


その中でも


最後に きちんとした引継ぎをしている人が


一番 立派だなー・・・


あるいは 後に残り 業務を担当する人が


助かっているなー ・・・と思っていたので


そう アドバイスした・・・



退職願いを出してから

辞める最後の日まで  

例えば 2週間あったとする

普通 この最後の


ちゃんと給与が支給されている


2週間の仕事振りに


その人の 本当の


人間性 や 責任感 そして生き方が出る・・・


そう言っても過言ではない・・


ふーーん  なるほどー !


<初心忘れるべからず>も 立派・・・


<最初が肝心> とも言う


でも


人間 やはり <終わり良ければ全て良し> だ・・・



人間 


会社や組織に 入る時よりも


実は 


辞める時の方が難しいと思う



辞める理由だけでなく


普通 辞めて行った人のことは


皆 あまりよく言わないものだし・・・・



それに


狭い世の中 どこでまたご縁があるか分からない・・

退職を申し出でて 最後までしっかりと業務をこなし

最後の日に預かった物を きちんと会社に返して・・

「 本当にお世話になりました・・・」 と

皆に挨拶をして 辞める・・・


そう出来るのが理想だと思う・・・



でも 多くの人は


あまり 感心しない理由で辞めたり

辞めさせられたり している・・・




人間 働いていて


最も大事なのは

どう いい仕事をするか・・・・

と同時に


どう 辞めるか・・・・・・ だと思う・・



引き際 ?


うん ・・・・・


有終の美?


そう  それかも知れない・・・



誰でも

最後 どう 「惜しまれて」 辞められるか?


その為に 日頃 頑張るか・・・


懸命に 職務を遂行するか・・・


が 重要だと思う・・・・



たとえ 


別に 今すぐ辞めようと思っていない人でも

将来


今の会社や同僚に

感謝して  感謝されて

その会社や組織を辞められるかを

常日頃 念頭に入れ 

想定しながら 働くといい・・




私の そんな話を聞いて


彼の表情が パッと明るくなった・・・

 

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2006年05月14日

今日は 日曜日


母の日である・・・


米国では 母の日はどのレストランも


大変な混雑・・・


予約無しでは 入れないほど


街中の レストランがレイをしたお母さんを囲んで


食事をする家族連れで 賑わう・・・・


朝から 花屋さん  レイショップは


行列が出来ている・・・


今日のホノルルは  早朝から


トライアスロンの大会があって


アラモアナビーチ方面より


自宅近くまで  どこもかしこも


道路 ブロック・・・・




ビーチでの散歩はあきらめて


ジムへ行き 汗を流してきた・・・

帰りの 貿易風は 


今日も爽やかで、乾燥していて


本当に気持ちがいい・・・



帰宅してから 仕事・・・


えっ?   日曜日に?

そう  昨日も書いたけど

私は 


他人が休んでいるときに 仕事をし


他人が働いている時間に 


自由に過ごすことが多い・・・

その方が どこも空いているから・・・・


経理を済ませ、


日本の顧客との


電話相談 コンサルタント・・・・



この方はハワイの商品の 


日本フランチャイジー 第一号として


最近ビジネス起業された・・・




ハワイでビジネスをするのもいいが


ハワイの商品やブランドを


購買力のある日本市場で販売し


ビジネスを成功させて


将来ハワイに 移住する・・・・・

その方が現実的かもしれない・・・



仕事を ある程度片付け


明日 月曜日の 予定と準備を済ませ


時間があったので


その後 


ある所へ行ってきた・・・



HS.JPG


Humane Society 

ここ最近 ずーーーっと悩んでいる



犬を 飼おうか  どうしようか・・・と



もともと 犬好きなので


将来 旅行も行かなくなり


毎日家にいる年代になったら


必ず飼おうと 決めているが


最近 だんだん 我慢が出来なくなってきている・・・


我が家のコンドミニアムは


ペット OK ・・・・


だから 余計 諦めがつかない・・・


最近TVをつけると どの番組にも


犬が出ている・・・・

宣伝・・・ ペットを連れてのバケーションの様子・・・

画面に可愛い犬が 出る度に 


うーん  どうしようか・・・と


ペットショップも 3軒ほど行き


色々と 下見をしている・・・・

私は ビーグルを探している・・・

頭が良くて しつけが楽だとか・・・

中型犬だから コンドでも飼えるし・・・

吠えて 同じ階のご近所に迷惑をかけぬよう


トレーニングして・・・・ なんて




Dog 1.JPG


Dog 2.JPG


Humane Society には


街で捨てられていた 犬や猫


そして 自宅で育てられなくなった動物が


連れてこられて


新しい ご主人様との出会いを待つ・・・




前から気になっていたが


いよいよ行ってきた




最近 行きたい所には


出来るだけ <さっさと>行くようにしているので・・・


かわいい 犬 たちが訪問者の接見を受ける・・・



昔の境遇により


かなり 恐怖心や 


愛情不足、人間不信になっている犬は


多くのボランティアーが来て

人間からの 愛情治療をたっぷり受ける・・・

Love.JPG

Volunteer.JPG

吠えるだけで 感情の高ぶっている犬は


来訪者との接見は出来ず、

裏の施設で


専門トレイーナーの教育を受けている

ここは 訪問者立ち入り禁止・・・・



人間を 噛む恐れのある犬は


処分されるらしい・・・




Dog 3.JPG


この子は 大丈夫


既に 養子縁組が決まっている


I'm adopted.JPG

I'm Adopted! と書かれた カードが柵に・・・・

おめでとう!  良かったね・・・って

心なしか 表情も明るかった・・・



広い敷地内に


たくさんの ボランティアー


職員が働いている・・・

日曜日だから 来訪者も後を絶たない・・・



あー アメリカってすごいなー


と思った・・・


日本は チワワ の価格が


暴落してるとか・・・???

犬も 消費者金融のCMやスキャンダルに

振り回され


人間の 好き嫌い


わがままや流行に


振り回されている・・・

かわいそうだ 



飼い主に捨てられた 犬が

野良犬になるケースが増えているとか・・・

うーん そうか・・・・・


どうしようかなー


飼おうか 飼うまいか・・・




毎日 朝と夜に散歩に連れてゆき


月2-3回 シャンプーしてあげて


しつけと トレーニングをして

病気になったら 獣医に連れて行き


そして


可愛い だけでなく


その犬の「一生の面倒」を見てあげられるか・・・・



ちょっと まだ自信がない・・・


昔 犬を亡くしている <トラウマ> も


まだ捨てきれないでいるし・・・

犬を 飼うというよりも

一つの <命> を預かると言う責任だから


これ ちょっと  衝動買い的行いは

いけないし・・・なんて



今日は この辺で帰ろう!


帰り際に インフォメーションデスクに立ち寄り


10ドルを 寄付してきた


施設の維持 ドッグフードの費用の一部にと・・・



昨日の朝 道路で拾ったお金に 少し足して

動物の命の お世話に

少しでも 役立ててもらう事にした・・・・


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2006年05月13日

早起き

コメントをくださった yukinoさん

職場で読んでくれてるの?

怒られないように気をつけてくださいね・・・


ご友人にも 紹介くださると嬉しいです。


chiaさんも 


たくさん 良いコメントをありがとうございました。


やはり 色々と感じた事を書き込んでくださると


励みになるなー 


うーん 深く納得! とか言われると 


人間誰でも嬉しいものですね

あー こういう風に考えている人は自分だけでは

ないんだ・・・と思えて・・




今日も 早起きだった・・・


私は いつも だいたい5時頃に起きて

日米のニュースに目を通して


仕事を始める・・・


朝9時 ~ 夕方5時までだけでなく


普通  人が 働いていない時間帯に忙しい


だから コンドミニアムのメンテナンスの連中は


昼間に ジムへ行ったりサウナに行っている私を見て

たぶん 私は 働いていないで


毎日 余裕で遊んでいると


思っているようだ・・・



でも 気にしない・・・


あんた達の 休んでいる時間に


こっちは 働いているんだから・・・って




人それぞれ 色々と違うんだよって・・・




Takaさん   これでいいですか?





さて・・・


昔から 「早起きは三文の徳」・・・と言う

この 「徳」を  「得」 と勘違いしている人が


多いのではないだろうか?


正式には 損得の 得ではなく


「三文の徳」と 言う・・・



今朝は6時前から散歩に出かけた


やはり 三文の徳に出会えた・・・

本当に 昔の人は 正しい事を言う




まず  1文の 徳・・・


ハワイの早朝の 冷気は 格別である・・・

これ 住んでいると 当たり前と思って


とかく忘れがちに なる・・・




つくづく 感謝の心が沸いてくる・・・


あー 俺はハワイに住んでいるんだー って

これを当たり前と思ったらいけないなー なんて・・・




2番目の 徳・・・


道路で 硬貨を8枚 拾った・・・


えっ ?


8枚も?


そう・・・・




ちょうど Ward Avenue と Ala Moana Blvd の交差点・・・


Cute Webの事務所のすぐ近く・・・!?

信号待ちをしていたら 見つけた


あれ !?  って



一枚  二枚・・・


あらまー  !

25セント 硬貨が 8枚もある・・・


ん ?

よく見ると 25セント硬貨とちょっと違う・・・


あれー ?  


少し 重い・・・

おいおい ・・・ 25セントじゃないよ これ・・・


おー  1ドル硬貨だ・・




こんな経験は 初めて


だいたい 米国では


1ドルコインは 


あまり流通していないし・・・

てっきり 25セントだと思った



へー 早起きするとこんなご褒美があるんだ・・・なんて


これは どちらかと言うと「得」の方だ・・・



そして いつものスタバに行った・・・


もう7時前だから 開店している

さっき拾ったお金で? 

コーヒーを買って

席に着くと

なんと!  

あの人が 座っていた・・・・




えっ ! 誰 ?

おー   間違いない・・・

短パン  Tシャツ  ゴムぞうり だけど

絶対に あの人だ・・・・


ハワイで一番有名な牧師さん

ウエイン コデロ ・・・


そう 正真正銘のコデロさんが 


スタバの隅っこの席に座って・・・

コーヒーを飲んでいた・・・


前にも ブログに書いたけど


彼の教会は ハワイで一番多くの信者を抱える

私も以前 日曜礼拝に出てみた・・・



すごい・・・


あんなに 話の上手な牧師さんは


今まで見たことがない・・・



とても ハンサムで


優しい  笑顔


そして 

とても分かりやすい英語・・・・



私はそれ以来 大ファンである


彼の説教はハワイの地元テレビでも 


よく放映されている



話し方や 仕草が

クリントン前大統領に似ている・・・



どうしようかな・・・・・


でも勇気を出して 挨拶に行った


帽子を脱いで・・・・

「あのー  おはようございます!」って



コデロ牧師


口に含んだペイストリーを 


モグモグ食べながら


立ち上がって 笑顔で


そして 


優しい握手で 


挨拶を返してくれた・・・






「いつも お話聴いています・・・」って


彼は 

「初めまして・・・  おー サンキュー」って・・・


テーブルの上には


とても使い古した


そして 赤ボールペンで


色々な書き込みがしてある


「聖書」が置いてあった・・・




本当に 何年も何年も使っているような

ボロボロな聖書だった・・



イヤー   感動した・・・


・・・・コデロ牧師に 直接会って挨拶できた・・・


握手してもらって・・・

今日 3番目の 「徳」 だ・・・・



 

それから コーヒーを飲んで

自宅に帰った・・・




路上の ところどころに 

昨日の金曜日の夜に


飲み散らかしたと思われる 

ビールの空き瓶が 落ちている




何本か拾って


ゴミ箱に入れて・・・・・・


あー やっぱり 


「早起きは 三文の徳」 だなー


そんな風に 思った・・・・


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2006年05月12日

帳尻

ビジネスをすると、帳簿をつける。

収支を記録し、最後の残高のところを


「帳尻」と言う・・・



「帳尻」 は 英語で BALANCE と言い


帳尻を合わせる・・・とは


英語で Balance the books と言う



でも帳尻は 何も


ビジネスの収支だけではないと


私は 信じている・・



人生にも <帳尻>がある・・・・



生きている 何十年のうちに


色々ある・・・




運のいい時や  ついていない時も・・・

絶好調の時も、 絶不調の時も・・・


まあまあ の時もあれば

ずーーーと 変わらず一緒の 日々もある・・・


そして


人間が 生きていって

成功する人 失敗する人

出世する人  一生ヒラ社員の人・・・


これも色々と差がある・・・



そう 


帳尻が大幅に黒字な人


そこそこ の人


利益も出てなければ 損もない・・・


あるいは 赤字の人・・・

中には家族まで巻き込んで

再起不能なぐらいの 借金を作る人・・・


お金や財産 と言うものだけではなく

時間とか 健康とか やりがい・・・・

<人生の総合的な帳尻> もあるのでは・・・



<人生の黒字経営> をしている人・・・



こういう人は

日頃の仕事や 物事の考え方が健全だ・・・



誠実で、 約束を守り、 


苦しいときでも


人が見ていないところで


最善を尽くす・・・

「ありがとうございます」 とか 「おかげさまで」


と言う言葉を使う回数が多い・・・・


普段は倹約家だけど  


お世話になった人には


きちんとお礼をする


時には・・・・ いやほとんどの場合


自分が犠牲になる事もいとわない・・・



自分より 他人の事を考え


そして


自分より 相手を優先する・・・

必ず二人で座るときは、景色の良い方に


相手を座らせる・・・・・




周囲からは アイツは真面目で要領が悪い・・と

笑われたり

ひどい場合


アイツ 何か企んでるんじゃない?


そうじゃ 無ければ 


ただの 馬鹿な <お人よし> しかないぜ! 


みたいに言われて




でも沢山の人から 


最後には好かれて・・・・


信頼される・・・・


あの人なら 絶対だね! なんて・・・・



こういう人が


ビジネスで成功すれば 億万長者・・・・

そして

ビジネスで 駄目でも

多くの人から慕われ 

最後に <信頼や友情> と言う


大きな 益を残す・・・・


中には 

「歴史に名を残す」・・・・

そんな 帳尻を 残す・・・・


はー ん




だから人生  結局 


誰でも 


それぞれに帳尻が合うように


出来ているんじゃないかなと思う・・・・




今は 大赤字でも


お客様のことを考えて 


いい仕事を していれば


いつか必ず報われる・・・


うまいこと言って 


他人や 銀行をだまして


ズルをしてうまく利益を出して 


銀座のクラブで飲んでたり 名声を得ても

最後の最後には もっと大事なもので損を出す・・・・・

そうすると結局 人生の帳尻が合ってしまう・・・みたいな



成功する人と 成功出来ない人の違い・・・

人生の帳尻が 


大幅な 黒字になる人と


赤字になる人


その唯一の違いは

結局 日頃の


生き方


考え方


感謝の量


そして


不器用なくらいの誠実さ・・・・

ではないかな と思う・・・



自分の 生き方や人生の


総合帳簿残高を


大幅な<黒字>に出来る人は


たとえば

商売をやっても 成功するし・・・

その逆は

言うまでもない・・・・


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2006年05月08日

ゴミ拾い

5月5日記の「意地悪」の コラムに

コメントくださった

東京の yukinoさん・・・・


ご愛読、そしてとても良いコメントありがとうございました。

そうですか、お金より、自分を大事にする生き方・・

いいですね・・・


本来の 優しい自分を保っていると、


違うことで豊かになってゆきますよ・・・・必ず


そして運勢や収入も

自然と それなりに上がってゆく・・


本来は そういう生き方が


理想ではないでしょうか?


今朝はアラモアナビーチまで散歩に行ってきた。


涼しい気持ちの良い風が たまらない・・・

ビーチは片道で 1kmある・・・

往路は 裸足で波打ち際を 

海の水を蹴りながら歩く・・・

これ 結構 キツイ・・



復路は 砂浜を やや小走り程度に・・・


やはり裸足で 


砂で 足の裏が刺激され


最高に気持ちがいい



そして ついでに


海の中や砂浜に 落ちている


ゴミを拾いながら歩く・・・



特に ビニール袋や お菓子の袋が


海に浮いていると 心配だ・・・


亀が クラゲ と間違えて


食べてしまい 窒息死するから・・・




本来は長生きの亀に 


人間として大変ご迷惑をかけるので 


極力 拾って


ゴミ箱に入れるようにしている・・・



そう 今日は道徳だから


ゴミ拾いについて・・


ゴミは 道路や浜辺に捨ててはいけない・・・


はいっ !

そして

落ちている ゴミがあったら


拾ってゴミ箱に入れるといい・・・

えっ?  は はいっ !



世の中


自分で ゴミを 捨てなくても

落ちているゴミを拾う人は   少ない・・・


ふーーん ・・



乞食みたいで みっともない・・・?


汚いから・・・?


清掃員の人の仕事だから・・・?




中南米では


マネージャーは 絶対にゴミを拾わない


「 おい そこにゴミが落ちている 」と

従業員にそう言って 拾わせるのが 


管理職の仕事・・



間違って 自分でゴミを拾うと


「おー あのマネージャー ゴミを拾うのも仕事だ」と


マジに 従業員から思われるから・・・



日本なんか 上司が率先して ゴミを拾ったり

片付けたりするけど

同じことを 外国でするときは

よくその国の常識を確かめてからにした方がいい・・・



私?

私は 拾う・・・・

別に 「ゴミ拾い」と 思われてもいいので


出来るだけ拾うようにしている・・・



ゴミを 平気で捨てる人・・・


ゴミを 拾って片付ける人・・・


これ 絶対に 


<誰か>が見ている


そう 宇宙銀行口座開設の審査基準でもある・・


私はそう信じて ゴミを拾うようにしている・・・


ゴミ拾いのおじさんと思われたって


ぜーんぜん 構わないし・・・



ビーチでも 拾う・・・


両手に 一杯になる程度だけど


拾って ゴミ箱に捨てるようにしている・・・



数年前 ある朝早起きをして


ビーチに散歩に出かけるとき


エレベーターで たまたま


新聞配達のおばさんと 同乗した・・・


お互い <おはよう!>って



「こんなに朝早く どこへ行くの?」


おばさんに そう聞かれたから


「あー ビーチにゴミ拾いに行くんだよ」って


ビーチに散歩に行く・・・と言う答えでは 

これ やや 芸が無いので


半分ジョークを交えたつもりで 


そう答えた




その新聞配達の おばさん

急に マジな顔になって


私に


「 ○○○○ ○○○ 」と言った


(答えは 文末に・・・・)


私は 驚いた


えっ?


そんな・・・・・ って

咄嗟に 


こちらから返事が出来なかった・・・



それ以来 



ゴミ拾いを 


意識して


喜んで 


かなり 

得意げに


 
するようになった・・・


きっと

<誰か>も 

ゴミを拾っている私を見て 


「うん なかなか よろしい!」

って言ってくれているに違いないし・・・





<答え>


Thank you for serving the community

アメリカは、 すごい国だ・・・・


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2006年05月07日

普通

今日は 気持ちの良い貿易風の吹く日曜日

少しシャワーがあるけど、気持ちの良いお湿りだ・・・

ハワイの風に 本当に感謝したくなる・・・

エアコンでも 作り出せない 


こんなに 気持ちの良い風は・・・・



さて

ハワイでビジネスをしていて

あるいは 仕事をしていて

一番 ありがたいものがある・・・


「普通」


おっと - !



頼んだ事や 約束した事が

その通りに 運ぶ・・・


これ 普通のことだけど


ハワイでは 非常に貴重なことで


感謝をしなければいけない・・・


とにかく 普通に やってくれたら


心から あー 今日はいいことがあるかもナー


なんて 思うくらい・・・



頼んだ事は そのまま忘れられる


約束は 一応その場の社交辞令・・・


そう?


ま そこまではひどくないが


ハワイで 普通に 予定通り


約束した事が運んだら 


「ラッキー」と


思わなくてはならない・・・



これ あくまで


日本と比べてではあるが

ヨーロッパ


中南米よりは 


ハワイのほうが <まだ>マシである・・・


海外で 何かのビジネス

仕事に関わる場合


この 「いい加減さ」に 驚かないように

よく 自分を訓練する必要がある・・


でないと  胃潰瘍に なるから・・


「普通」 が素晴らしい・・


だから 反対に言えば


普通に仕事をすると


「 おー あの人は すごく出来る!」と 言われる??

「ちょっと 気を利かせたら おー エクセレント!」


なんて言われちゃう・・・


だから 楽とは言わないが


ここ ハワイでも 


日本以外の国々にある


時間や約束を守らない習慣や


いい加減な見積もり


適当で 間違った情報が


当たり前・・・・


これをストレスに感じ、


許せないほど腹が立つ人は、


絶対に海外でビジネスなんか


考えない方がいい・・・


ストレスで 血圧が上がるから・・・



観光業で成り立っているハワイ・・・


その代表格のホテル業界なんかも

その いい加減さの 象徴・・・



荷物は 間違える


チェックインしたら 部屋が掃除していない


渡されたキーで、ドアーが開かない


予約日が 間違っている


夜中に 非常サイレンがなって起こされる

ベッドメイクした後に、シャンプーが入っていない


チェックアウトに 30分以上待たされる・・・


こんなことは 皆さん何かしらご経験済みのはず・・




そして 謝らない・・・


オー   ヤー?


ミス アンダースタンド や! って・・・

??



先日  日本滞在中に驚いた


用事があって杉並区役所に行った時だった


何しろ サービスがすごい!



日本で宿泊した ホテルよりも


また


どこのレストランよりも


サービスがいい・・




だからハワイより 


比べ物にならないくらい


行き届いたサービス・・・



ロビーで 女性担当者が迎えてくれて

「おはようございます!本日はどんなご用で?」って


寄って来てくれて・・・

あのー 国民年金の・・・

笑顔で 「 年金ですね。 2階の5番 窓口にどうぞ!」 なんて


日本の銀行や 


羽田のJALのカウンター


そして泊まったホテルのフロントより


数段 気持ちの良いテキパキした対応・・・


根性が入っていた



後で 聞いてなるほどと思った・・・


杉並区役所は 東京都の中で


サービスの5つ星なんだそうだ・・・




役所に サービスの格付けがあるなんて


知らなかったなー ・・・




ハワイには そんな行き届いたサービスはない


何故か 


そりゃ そういう意識とか 人事効果基準がないから


昔あったそういう アロハスピリットは 


今 働いている人には あまりない・・・・



面倒くさいじゃん って


日本人は チップ払わないしー ・・・ って




「普通」の サービス・ホスピタリティー精神が


ハワイに戻ると もっと観光客が増えると


思うんだけど・・・




私も 仕事をしていて


顧客の期待に「普通」より上のレベルに 


到達し 応えられるよう


自分なりに意識し、


努力するようにしている

 

投稿者 : 13:22 | トラックバック

2006年05月06日

冠婚葬祭

日本と 欧米の違い


色々とあるけど


その中でも一番驚く事・・

冠婚葬祭・・・




冠婚葬祭そのものは


各国それぞれに事情や


文化、形式の違いがある

それは 当然分かる・・・・




でも 一番違うこと・・・


相場・・・・


えっ ?

相場って?



包む 金額!


あー  そう っかー !




何で日本は あんなに大金を包むのか?


結婚式の招待状が来たら


参萬円   五萬円


夫婦だと


七萬円  壱拾萬円・・・・・・!?

ヒエ ー !




葬式の連絡が来る度に


一人 五千円  壱萬円・・・・・


おいおい・・・



だって そりゃ知らされたら


知らん顔 出来ないし


だいち 手ぶらで お通夜に行けないだろうが!・・・

はー ・・・・・




勤め先で 社員が40~50人いる同じ部署の


誰々さんの お父さんが亡くなった・・・・


誰々さんの おばあさんが・・・・


ものすごく寒くなった日とか 

猛暑の季節になると回ってくる

「集金」 の回覧板が・・・・

「訃報・・・・ ○月 △日 ~ 様ご逝去」  って

皆 


その人のお父さんや おばあさんに


一度も会ったことも無いのに


払う・・・・

いや  徴収される・・・・

だって 払わないと


何言われるか分からないから・・・・




アメリカでは?


そう色々とあるけど


お金を包むと言う習慣は


本来あまり一般的ではない・・・




招待されたら 


プレゼントとかお花を持参して


挙式セレモニーに出席し


そして披露宴でご馳走になり一緒に祝う・・・



もちろん現金やギフト券を包む場合もあるが


「相場」は 招待客一人当たり


50ドルから100ドルで十分


それよりも お祝いのカードが重要・・


<心からのメッセージ>を 包む・・・



葬式


やはり あまりお金は包まない


その代わり当日の葬儀に参列することが


その家族に 弔意を示す一番の マナー


残された家族や、友人を心から慰める


そしてカードにお悔やみの一言を書いて 


遺族に渡す


お花を持ってゆく・・・・


それくらい



ハワイの日系人社会では


日本式にお金を包む人もいるが


相場は ごく小額・・・・


20ドルくらいで十分


そう いわゆるお線香代・・・・




遺族も 集まったそういうお金を


亡くなった本人が 闘病した 病気撲滅の為


基金に全額寄付したりする・・・



日本でも 最近お香典で集まったお金を


癌撲滅基金とか 特定の研究機関に


寄付するケースも増えてきている・・・


これはとてもいいなー なんて・・・・



昔の日本は 貧しかった


そういう 祝儀不祝儀を  


親戚 縁者 そして近所に住む人たちが


皆でお金を出し合い、


炊き出しをして 互助する習慣があった

それが 現代では「包む」と言う習慣で 


続いている・・・




しかし これだけ時代が変わってきて


この習慣が


実は日本人の生活を 


かなり苦しめているケースがよくある



だって 内田さん


それは日本の良い風習ですよ・・・


皆で 喜び や 悲しみを分かち合って・・・




確かに そうかも知れない・・


しかし


私のよく知っている人で


この 「冠婚葬祭貧乏」の人を良く知っている・・・

見栄もあるし・・・・



お金の代わりに


自筆の お悔やみ


あるいは


心からのお祝いの


メッセージカードでは


駄目なのかしら?


高額な医療手術を受ける子供に


皆で 基金集めをする・・・


これには 


やはり「包む」 支援が大事


それで一人の子供の命が


助かるかもしれない


こういう時は 可能な限り 


「額」を 奮発する・・・


そういう文化なら とても素敵だ・・・



虚礼廃止 とも言うし・・・


日本が もう少し

金額ではなくて


どう 本来の<気持ち>を 「包む」かが


評価される社会になればいいな・・・ なんて




老婆心ながら 思ってしまう・・・


投稿者 : 16:20 | トラックバック

2006年05月05日

意地悪

人間 色々な人がいる


親切な人


いつも笑顔で 「 はい  いいですよ」って言ってくれる人


おおらかで  「 あー 気にしないで」 なんて言ってくれる人・・・



そうかと思うと


意地悪な人・・・


何でも 


「 駄目だよ  それは出来ないね!」 と言う


いつも顔が 怒っている・・・

「 まったく もう !」 が口癖・・・


他人から何かを頼まれても


「してあげない」 ・・・・


・・・・・誰が やってやるもんか!・・・と



三つ子の魂 百までも・・・


小さいときに 周囲から


愛情をたっぷり受けて育った人は 


比較的 相手に親切で


思いやりのある大人になることが多い・・・


その 反対の場合


あまり 相手に親切ではない



ひどい場合 犯罪を犯す


他人を殺す


「憎悪」と言う遺伝子が 年齢を増すごとに


そして過労が手伝って 


ますます体内で繁殖してゆくような・・・


おー ! 恐ろしい !~



あるいは


本来は とても親切な人なのに


意地悪に なってゆくケースも多い・・・


本当は 心が優しくて


おだやかな人なのに・・・・



こういうケースのほとんどは


<心身> の疲労  


<過労> が原因である場合が多い・・・



身体や心が 疲れてくると


人間 意地悪になってくる・・・


確かに・・・


他人に 親切にしてあげる心や 


感謝の気持ちが


持てなくなってくる・・・・



先日もTakaさん に言ったけど


こういう 心身の疲れは 実はとても


よくない・・・・


危険である
 



スポーツで 身体が疲労するのは


健全なことだけど

仕事や 人間関係


そして 過度な労働時間が


長期間 続くと 


人間 「意地悪」 になる・・・




笑顔も 無くなり


グチっぽく そして 


ついつい カリカリ  してしまう



それじゃ どうしたらいいか


これ 簡単


心身の疲れを取ってあげればいい・・・




だって 忙しくて・・・


休むと怒られるし・・・


そんな 余裕なんかありませんよ・・・



そう?   


そういう 場合


自分の心身の疲れを


取ってくれることができる


唯一の人がいる・・・・

その人に頼めばいい・・・





誰?  それ


あんた 自身・・・


えっ ?




ほとんどの人が


自分で 自分のことを追い詰めているのに


気がつかない・・・



じゃー 手を抜けって言う事?


そう それでもいい・・


あるいは やり方を変える・・・

優先順位を 決めて選別する・・・




いやー そうじゃなくてね 内田さん・・


生活費がね・・・

あ そう? 足りない? 


それなら乗っている車を売って


モペットか自転車に換えればいい・・・


えー?



住んでいる所を 


もっと家賃の安い所に・・・

そんでもって スタバで 


コーヒーフラプチーノ じゃなくて


普通のコーヒーにすればいい・・・




えー ! それって キツくないっすか?・・・


それくらいの贅沢も駄目?

だって お金が無いなら


無いなりの生活に変えればいいだけ・・・



収入に見合った生活をしていないから


余計お金が足りなくて 心身症になる


全部自分のせいなんだから・・・・






そして最も大事なこと・・・・ 


他人から どう思われるか


ではなくて 


自分がどう思うか・・・で 


判断してみる・・・・



うーーーーーーーーーん 

でも 他人の目って言うものもあるし


何 言われるか分からないし・・・・




あのね  


見栄を張るのは 


張れるようになってから にしなきゃ・・・

そういう他人の目なんか 気にしない


気にしてる場合じゃない・・・・



<心身症>になるくらい働いている


人のほとんどは


北朝鮮の<強制収容所>に入れられていない限り


実は<自分のせい>だ と言うことを

理解していないんだな・・・これが



仕方が無い


誰かに こき使われて

働かされていると 


被害妄想になりながら・・・・・・・・



会社や 上司が悪い・・と思い


不景気のリストラのせいだ・・・と グチりながら

自分が「意地悪」になるまで 働いている・・・




働く事で 幸せになる


楽しく 働く


充実感を味わう・・・



なーーんてことを 言うと


そんなの 「理想論」 だー
 


甘いこと言ってるんじゃないよー ・・・・と

一蹴される文化が 日本にはある




日本人の職業観には


この


自己犠牲 → 過労 → 意地悪 → 


お互い プレッシャーをかけ合って → 心身症・・


そんな悪循環が根底にある・・・
 



そして それを改善するどころか


むしろ 受け入れているようなところさえある

<我慢比べ大会> するみたいに


残業して会社から 帰らない


いや


帰<れ>ない・・・




帰ればいいのに・・・・




是非 自分で 自分を


大切にケアーしてあげて欲しい


本当に 自分のことを


親身 になって考え 


状況を 改善してくれる人は 

親や自分を愛してくれる人ではない

お医者さんでもない・・・・



自分自身である


そして





そして? 何?



自分に 優しくしてあげると


だんだん他人に 優しくできる人間に 


戻る事ができる・・・



そう

心の優しい 本来の自分を

取り戻すことができる・・・・



では 良い週末を・・・

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2006年05月04日

怖いもの

すごい 今日は 既に 3本目のブログだ・・・


書かない時は 一週間書かないけど

気分が乗ると 大量生産する・・・



さて 人間誰でも

怖いものがあるのが普通だ・・・

ヘビ・・・

まんじゅう・・・?

死・・・・

嫁さん・・・?


私は  牛乳~!



反対に 「怖いものなし」 と言う人もいる


乗りに 乗って 


やることなすこと 全て上手く 行き


事業の成功から 絶対的権力を得て 


多くの人を従え


全てが 自分の言うとおりになる・・・


どんどんお金も稼いで


世の中 怖いもの無し・・・ というような



そういう 状態の人がいる・・・



日本人によくいるタイプ・・・


お金を持っていると 怖いものなし・・・

そう 考えて 24時間


お金稼ぎのことだけを考えている

他人を評価するのも お金が基本・・・・




どれだけ 金持ちか

自分より どうか・・・


それで 自然に相手に対する


態度が変わる・・・



ある牧師さんと話したとき


こんな話になった・・・




人間は 怖いものが一つくらい無いと


駄目になってしまう・・・と


何でも 完璧に

人に比べて 驚くほどの力を発揮する人が


すごいかと言うと それは違うそうだ

賢い者は 必ず最後に 自分には絶対かなわない 


「何かの」 存在に 常に意識が行っている・・・


その <サムシンググレート>から


必ず 最終審判が下る   と信じ 


その覚悟が出来ている・・・のだと


どういう審判が下るか 怖いから


いつも 調子に乗った 傲慢な態度は出来ない・・・




信仰心 とか 宗教と言うと


日本人は すぐに 色眼鏡で見る


すぐ  ○○○真理教みたいに・・・


偏見で見る・・・



欧米で 日本人のように 


<威張る>人が少ないのは


おそらく この信仰心のせいではないか・・・




<誰か> の存在を信じ、


それを基本に生きるか


<資産残高> を 基本に生きるかの


違いのようだ・・・



5月の連休となると

日本からの航空運賃がぐっと高くなる・・・・


普段の2倍近くするのではないだろうか・・・



この時期にハワイに来る日本人は


比較的 富裕層・・・



しかし 残念ながら そういう客層に


共通している事が多い・・・



もちろん 全員とは言わないが

どこでも 


無言で 笑顔も無く

一番値段の高い店で食事をし  


ブランドショップで 高級品を買ってゆく




そして 


最も 恥ずかしい 


その人達の共通点



サービスをしてくれた人や


周囲の人に まともに 


「ありがとう」の一言 が言えない・・・

きっと 

平均よりお金を持っているから


「怖いもの無し」なのだろう・・・




実は これが 


世界で一番 ひんしゅく を買う


習慣だということに


微塵も気づかず


ただ これ見よがしに

アメックス ブラックカードを取り出し


黙々と 大金を使ってゆく・・・・・



どうだ すごいだろう 


お前ら こんなカード持ってねえだろう!   って


こういう人は 


本当に<怖いもの>の存在に


気づいていないんだろうなと思う・・・


投稿者 : 21:31 | トラックバック

Apple

英語で Appel

<りんご>の こと


ハワイでも 最近日本の<富士リンゴ>が手に入る


一個 3ドル位する高級品だけど・・


ハワイの人も パパイヤ だけでなく

リンゴもだいぶ 食べるようだ・・・


さて

英語で Apple to Apple という言い方がある

物事を 比較するときに

比べる もの同士が 

同じ 尺度や 内容である・・・という意味


つまり

昨年の6月~12月の売上と


今年の1月~4月の売上を比べる


これは通常


Apple to Appleではない


昨年の 1~4月 と

今年の 1~4月 の売上を比べる


これを Apple to Apple と言う・・・


<比べる 意味がある・・ 対象となる>


そんなことを この表現で言い表す・・・




Apple to Apple

これ 別に 

数字とか単位でなくてもいい思う・・


人間同士でも 当てはまる・・


人と人を比べるとき・・


普通 同じ人間という種類だから


皆 Apple to Apple だと思ってしまう事が多い・・



あー 僕もあの人みたいになりたいなー 

これは 別にかまわないが


あー 何でアイツが あんなにもらって

俺が これだけしかもらえないんだ・・・


とか


あー 何でアイツが ロールスロイスで

俺が 中古の ○○なんだよー! って・・・

すぐ 比較する人が 多い


比較して その差に

腹を立てている・・・

比較して

ねたむ・・・・


比較して

投げやりになってふてくされる・・・


そして

やる気を無くしている・・・・



そういう人がたくさんいる・・・


でもこれ必ずしも Apple to Appleでは無い事が多い


そういうあこがれる人と自分が


同じ年数 

努力や 心がけ


そして 勉強や仕事

あるいは <ある特別な分野に>


子供のとき、若い頃から

一生懸命 注力して 時間を費やしているかどうか・・・




基礎的な能力や体力の差は如何ともしがたいが


その人と <同じ> 努力や切磋琢磨をしてきたかどうかは


全然考えたり 比べたりしないで


ただ その人と自分の


乗っている車の車種を比べて


嫉妬する・・



何で アイツだけが・・・ って




比べる前に

その人が子供の頃からどんな人生を送り


どんな苦労や 勉強 生き方 を


してきたかをよく 聞いた方がいい・・・




それで 


自分に何が足りないのか


今から 自分で出来る事は何か・・・

その目標まで あと何年で


それに向けてどういう進路を歩むべきか・・



どんなことがあってもくじけないか・・

その人みたいに 入院するくらい

病気になるくらい 仕事や勉強


厳しい難関に 立ち向かえる自信があるか・・

他人より 苦労を惜しまないか・・・・

成功しているその人から


そういうことをよく聞かせてもらって


それを自分に 当てはめる・・・




その人と同じ苦労 


それを通して経験や実績を残し


自分が 同じくらいやってみた後


比べるといい・・・・




それで 初めて  

Apple to Apple の比較となる・・・・・・・

投稿者 : 09:54 | トラックバック

あこがれ 初恋

皆さんの 初恋の人はどんな人だっただろう・・・

私の場合

それは 幼稚園の時の先生・・・



ま ずいぶん マセてるのねー 


そう マセていた・・・・


幼稚園の名前は 「めぐみ幼稚園」

その先生の名前・・・・

忘れた・・・・・


???




とても きちんとした あの当時確か

スーツ姿が よく似合った先生だった・・・



どんな女の人だったか

顔はしっかり覚えている・・・

あー こんな 女性がいるんだ・・・

普段は 川で おたまじゃくしを

釣って 遊んでいた 男の子が

胸をときめかした・・・・


それから 小学校の同級生

彼女はバレエを習っていた・・・

決して美人タイプではないけど

何故か 清楚なイメージがあった


次に 恋したのが


あんた 小さい時から・・・・


内田さんって 女好き?


いやー こういうことを正直に言わない人が


多いだけじゃない? ・・・・


その次は?


そう 同じクラスの可愛い子・・・

A子チャンに 


その次は 

B子チャン・・・・・




どうでもいいけど

何人もの女の子に あこがれていた




そうこうしている内に 中学生となり


男の先輩にもあこがれるようになった・・・


これは 決まっている


スポーツが出来て スタイルが良くて


学校の成績がいい・・・


野球部や バレー部の時の先輩・・・



ソックスが白で


アメリカ製のバスケットシューズを履いている・・・・・・


これ 当たり前・・・


シャツが ボタンダウンである・・・


ヘアースタイルが カッコイイ

おー ズボンの後ろのポケットに


くし を 入れている・・・・


当時 まだ 整髪料なんて珍しかった時代に

高級品の資生堂 MG5 や 

ブラバスなんかをつけている先輩は 

そりゃー もう


男子生徒 皆の憧れの的 だった・・・・



カッコイイ なー と思う


運動部の先輩を見て

彼らの一挙手一投足を見ていた・・

あー 俺もあんな風になりたいなー ・・って




自分は これまでそんな風に


いつも 誰かに


あこがれて 生きてきたような気がする



しかし


最近 あこがれるような人がいない・・


特に 男性


あー こういう男になりたいなー


あの人みたいな人生を送りたいなー・・・

そんな風にあこがれる 先輩/対象が無くなった・・・




どうしよう・・・


考えた・・


何でも すぐ考える・・・私は




それじゃー


自分自身が そのあこがれる人になれば


いいじゃないか   と・・・・



仕事でも 人生でも 


何でも かんでも 


他人や先輩の真似をしないで・・・

自分が理想とする

 

<自分>を 作ればいいだろう! ・・・って

そう 思うようになった・・・




少し生意気かも知れないけど・・・

最近強く そう思うようになっている・・・


投稿者 : 01:30 | トラックバック

2006年05月03日

戸籍謄本 その3

玄関の外で ご一行をお迎えする・・・

おー 浩ノ宮殿下だ!

本物だ・・・?


いらっしゃいませ・・・


殿下にそう言って 一礼した・・


「あ どうも」 殿下も きちんと


挨拶をしてくださった


当日は、駐英大使夫妻と 侍従


そして


スコットランドヤード(ロンドン市警)の 


専任ガードマン二人が


食事をされる事になっていた・・・

あとは お付きの方々・・・


殿下は きちんとしたスーツ姿で


笑顔で お越しになった・・・


店内で 「いらっしゃいませ!」 と言う 従業員一人一人に


「あ どうも」と 丁寧に挨拶をしてくださる・・・




店の常連だった駐英大使は


「 内田君 今回は 殿下がサントリーの鉄板焼きをと
ご所望でね・・・・」 と言ってくれた・・


「はー 左様でございますか・・・それは光栄でございます」と


いつもより 舌をかみそうな敬語で答える・・・


殿下は にこやかに 店内を珍しそうに見ながら


私の後に付いて 歩いてくださる・・・


鉄板焼きの個室に ご案内・・・



続いて 殿下ご留学中の専属警護官二人を 


その個室がすぐ目の前に見える


一般席に案内した・・・・・


(この二人の警護官は、殿下が留学後帰国された後に

宮内庁から、夫婦で日本に招待されている)


二人とも 笑顔で とてもスマートな紳士・・


あまり警察、警備担当 と言う感じがしない・・・

二人並んで 個室が見える側に座る・・


殿下は オックスフォード大学の学生寮生活をされていたから


きっと日本食が恋しく思われたのだろう・・


お食事が始まり


戸籍謄本を渡した 例の鉄板焼チーフに


「緊張しないで笑顔で・・・」 と


声をかけた・・・・



殿下は とてもお酒が強くていらっしゃる・・


食事中は 日本酒をとても喜んで飲まれ


お刺身や 土瓶蒸し、


鉄板焼きステーキやシーフードの食事を堪能された・・・・


二人の専任ガードマンにも挨拶する


「いつも殿下が お世話になっております・・・」 と??

この二人 食事は普通にするが


一切飲み物を飲まなかった


お酒どころか 水一杯も・・・



警護の時間中は水分を摂らないそうだ・・・


トイレに行きたくなるから

はー これまた ご立派!



殿下と駐英大使夫妻 そして 侍従 4人での


個室の食事は とても和やかに楽しそうで


笑い声が 絶えなかった・・・

あー 良かった・・・・


そう思った瞬間


鉄板焼きダイニングルーム一般席で


ガシャーーーーン ! という音が!



ギリシャ人のウエイターが緊張の為


あの重い益子焼のお皿を 5枚ほど


床に落として割った音だった・・・・・


あっ !!


私が駆けつけると 


二人の警護官が咄嗟に 腰のベルトの拳銃に手を当て


立ち上がった!


ノー ノー ノー ~!


そのギリシャ人のウエイターは、両手を高く上げて


叫んでいる・・・



失礼しました・・・・


私が謝り、そして個室にも謝りに行った


「お騒がせして申し訳ございませんでした・・・」  と


さて ご一行のお席が終わるまでに


日系婦人会の方々にお帰りいただかないといけない


だって 殿下の来店は<極秘>なんだから・・・



店内にいらっしゃる殿下を


日本人のご婦人方に見られると 困るから・・・



しかし心配していたよりうまく、婦人会の面々は 


3時頃に 皆お帰りになった・・・・


あー 良かった

これで殿下との 鉢合わせは 無い・・・



殿下のお食事もそろそろ終了・・・・


警護やお付きの面々が 


「内田さん もう車を回してもいいですか?」 と


「 はい お願いします・・」



食事が終わって 大使夫妻と殿下ご一行は


とても満足そうに個室を出ていらした・・・・



「 ご馳走様でした。とても美味しかったです・・」


そう 殿下は私に 直接言ってくださった・・・


かなり お飲みになっているはずだが


全く 姿勢も崩れず、紳士然 とされていた



「はい ありがとうございました。
またよろしくお願いします・・・・」


なんだか 訳の分からない平民の挨拶をして


お見送りをする・・・

殿下を先導して 店内の廊下を歩いていたその時


あれー ?


帰ったはずの日系婦人会のお客さんが二人


地下の化粧室から 上がってきて

ばったり・・・ してしまった!


その 日本企業の駐在員の奥さん二人は・・・


<鳩が豆鉄砲を食らった>状態・・・


殿下が目の前を通り過ぎるのを見て 


あわてて 我々に道を譲り 深々と 頭を下げて


お見送りをしてくれた・・・



「殿下 また是非いらしてくださいませ・・・」


そして玄関に 用意してあった


サントリーのメロンリキュール 「ミドリ」を一本献上し?


「これ よろしければ学生寮で 召し上がってください・・」 と


スタッフ皆で 挨拶した・・・


殿下は


「あー そうですか。ありがとうございます」


そう言って とても喜んでくださった・・・


私が殿下に差し出した品は 


さっと 横から侍従が受け取る


殿下は 直接受け取らない・・・


あっ これは失礼しました!  と

一つ勉強になった・・・?




車に乗り込んだ ご一行を無事

お見送りし店内に戻る・・・


驚いた婦人会の二人から


「あのー 今のは 浩ノ宮殿下ですよね?」


と聞かれた・・・


「 はい・・・」

その二人は脱兎のごとく帰っていった…




その 特報ニュースが


口コミで その一両日中に


ロンドン中の 日本人に


あっという間に広がったのは


言うまでも 無い・・・


別にウチが宣伝したわけじゃないからいいや・・ と


お見送りを終えて 店内に戻った私は


上着を脱いで 驚いた


着ていたシャツが 汗でびっしょり・・・

ドッと疲れが出て 座り込んでしまう…



それにしても 殿下のお人柄は素晴らしかった

あれなら世界中どこでも そして

どの国の王室とお付き合いされても通用するな・・なんて


日本人として そう 嬉しく 誇りに思ったのを覚えている・・・


アメリカ人が 日本や英国に嫉妬することがある

それは ロイヤルファミリーの 存在


米国には 王族、皇族がいないので

とても あこがれるそうだ・・・


海外にいて 日本の<天皇制国家> とか 

<国籍>  <戸籍制度>とかいうものを実感し


日本という国を 


全く違う角度で見れたような気がする・・・


投稿者 : 07:28 | トラックバック

2006年05月02日

戸籍謄本 その2

「何でしょう お願いと言うのは・・」

急に 頭が冴え始めた・・・

浩ノ宮殿下がいらっしゃると聞いたら

途端に 集中力が増した・・・


「 あのー 内田さん・・・」

「 はいっ!」

とお互い 前に身体をのり出す・・・

「 殿下が来店されるということは極秘にお願いしたい・・」

「 極 秘 ? はい承知しました」


「それからね、この殿下の来店は一切店の宣伝に使わないように・・」

「 宣伝?  はい 使いません」

「 当日以降もご本社以外、一切口外しないでいただきたい・・」

「 口外?  あー それは 絶対に致しません・・・」


「それからね・・・」

・・・ずいぶんある  お願いが・・・

「 当日ですけど 誰が鉄板焼きを焼いてくださいます?」

「 はー? 誰? あー それは鉄板焼チーフに担当させます」

「 チーフね?」

「はい チーフ・・・・」

「あのー内田さん・・ 
そのチーフの方の 謄本を入手してくださいませんか?」


「 はー? トウホン ですか?」


「そう 戸籍謄本・・・」

何で  戸籍謄本なの?

そう思ったが、一等書記官の顔を見ていると

決して冗談ではなく マジであった・・・


「コセキトウホンって あの 戸籍謄本ですか?」

「はい そうです・・」


はっとして

ちょうど 本人のビザ申請書類のファイルが

2階の事務所にあるのを思い出した・・・


「あのー 少しお待ちいただけますか?」

そう言って 私は事務所に保管している

日本からの派遣従業員の人事ファイルを確認した・・・


あった! 

そのチーフの労働許可証を取得する為に

昔 揃えた各申請書類のファイルに戸籍謄本があった・・・



急いで 1部 コピーをして

階下に降り、一等書記官に

あのー  少し取得日が古いのですが

これでよろしいでしょうか?と

手渡す・・・



一等書記官は そのコピーをじっくり見て

顔の表情が少し緩んだ・・・


「 はい これで結構です。 さすがサントリーさん!」

と 誉めてくれた・・・

「あー  はい・・・」

何で戸籍謄本が必要なのかは

よく分からなかったけど

一等書記官の表情を見て、

こちらも安堵した・・・


それから 内田さん!

・・・・・・ まだ あんのかよ! ・・・・

「 はいっ !」

「 当日は必ず このチーフシェフが担当するようにお願いします」

「 はいっ ! かしこまりました!」

体育会出身の私は こういう時の応対が素晴らしい・・

完璧である・・・



一等書記官 それはそれは安心した表情で

店の外に待たせてあった

外交官ナンバーの日本大使館の車に乗り込んだ


お見送りを済ませ店内に戻った私は


何で戸籍謄本なんだよ・・・・・・ と思った



しばらく考えて分かった

そうか!


殿下の 1m 面前で、刃物を持つからだ・・


日本に照会して 調べるんだ!

彼の 氏 素性、 犯罪経歴などを ・・・

おー !

特高警察みたいだ・・・なんて

驚き、 感心し、そしてちょっと背筋が寒くなった・・


それから二週間ほどした土曜日昼の12:30が 

浩ノ宮殿下ご来店の時間だった


当時 殿下がオックスフォード大学に 

留学されていた事は

もちろん知ってはいたが 

驚いた・・・・

まさか この店に殿下ご自身が来られるなんて

まさか 私が殿下をお迎えするなんて・・・


当日はロンドンでは珍しい 青空の好天で

私も朝から 緊張して

一番上等のスーツを着て出勤した・・・


従業員には 前の日の夜に発表し


丁度 昼12時から日系企業の婦人会30名の

団体予約も入っているし

他のお客様にも くれぐれも気を配るよう・・

騒いだり、動揺せぬよう・・・

駐英大使ご夫妻と浩ノ宮殿下に失礼の無い様に・・と告げた



皆 普段 掃除しない所まで綺麗にしている・・

そのくらい 毎日やれよ!  と思うほど・・


心配していた 日系婦人会の奥様方は

皆開店12時より前から 全員集合し

一般席に案内が完了していた・・・



いよいよ 12:15分になる・・・

自ら 玄関から 鉄板焼きの個室、 

そして 男性化粧室の中の中?まで

入念にチェックしながら

全て最終確認を済ませる・・・



あと 15分で 

日本国の 皇太子とご挨拶をする・・

おー こりゃ日本の親父に知らせなきゃ・・・


店の周辺は ロンドン中心地

バッキンガム宮殿、セントジェームス宮殿の隣接するエリア・・・


週末には平日と打って変わって

車の通りが少なくなる・・・・

セントジェームス通り・・

日本で言うと 

ちょうど皇居近くの<日比谷通り>くらいの感じかもしれない・・



正午12:30 ピッタリ!

外交官ナンバーの 黒塗りの車が

合計5台 店の前に次々に停まった・・・・・・


・・・・次号に続く・・・・


投稿者 : 10:32 | トラックバック

2006年05月01日

戸籍謄本

今日はホノルルにある 日本総領事館に行ってきた

パスポートの更新手続きのために・・・


ホノルルの総領事館は ヌアヌ と言うエリアにある

ちょうど 日系クアキニ病院のすぐ近く・・・

駐車場に車を停め

警備ゲートを通って 館内に入る・・・


おー ここは 日本国領土だ・・

ちょっと 治外法権を感じる・・・


手続きを済ませ感じた・・・

日本って すごいなーって


戸籍謄本

住民票

本当にこれだけ国民一人一人の

氏素性

住んでいる所

家族構成

何でも 登録されていて


本当に 国民一人一人に

管理が行き届いている国だ?!・・・と

感心して、 少し怖くなるような気がする・・・



領事館の中庭で

あー ここは 日本だなー

あー 横田めぐみ さんは

生きて帰ってきてくれるかなー とか


国 と 国の 

治外法権を 少し意識した・・・


海外に 住んでいて

日本の 「戸籍」 制度ほど

すごいものはないと思う・・・


だって その家族や

それぞれの 人の人生を 記録したものだし・・

変更の度に 手続きして

国が しっかり 一人一人

「管理」できる・・・


この 当たり前のような

しかし

世界では 稀な制度を見て

また 世界の中の 違いに気が付かされた・・・


あれは またロンドンでの勤務時代

すぐ ロンドンの話になる・・・

ある日 駐英日本大使館の一等書記官から

私宛に電話があった・・・


あのー マネージャーの内田さんですか?

はい

今日の午後ちょっとお邪魔してもよろしいですか?

はい 何のご用件でしょう?

それは お会いしたときに・・・


その一等書記官は 190cm近くある

長身のメガネをかけた外交官だった・・


内田さん

はい 

この ○月 △日に

鉄板焼きの個室に駐英大使の予約が入っていますね?


はい 確かに ございます・・・

一等書記官

周囲を見渡して 小声で・・・

「 実はですね・・・・」

また 周囲を見渡して


「 大使のお客様は・・・」

また キョロキョロして


「 でんかなんです・・・」

「はー ?」


「いや 殿下 なんですよ・・・」


「 は? 伝家?」




もともと 寝不足の私は

でんか・・・ の意味が分からず

ボケてしまった・・・


「 違います 殿下! 浩ノ宮殿下です!」

「えっ? ひ ひ ひ 浩 の?」


「しー ! 声が大きい」

「 あー はい・・・」


そういう私に

その一等書記官は こう依頼してきた

あのー 内田マネージャー

お願いがあります・・・・・


「 は はいっ !」



次回に続く!


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