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2006年05月31日
親孝行 その2
また親孝行について書こうと 思い立った
ある 還暦間近の 奥さんが
こう言っていると聞いて・・・
本日 2本目だ・・・
・
・
日本の 90歳近くなるお父さんが
肺がんの末期で もう長くない
お母さんも 痴呆症だって
あー 今流に言うと 「認知症」?
何が 違うんすっか?
イメージっすか?
・
・
もっと 親孝行しておくんだった・・・・ って
元気な内に ハワイに呼んであげれば良かったって・・・
どうも 泣いているらしい・・・
・
・
・
それを聞いて 腹が立ったので
ブログを書くことにした・・・
おーーー 今夜はウッチャン 怒ってる!
・
・
あのね 皆さん
この前も 言ったけど
親孝行は 親の為にするんじゃないんです
・
・
親の為に している
させられている と 「勘違い」している輩が
本当に多い
親孝行は
自分のために「させていただく」ものなの・・・
・
・
そんな お前!
実際に親の面倒見てみろ!って
「させていただく」 なんて気持ちになれるか!
とんでもない・・・
そうかもね
・
・
でもねあんた
それあんた自身の 将来の財産だよ
いや 土地や現金の財産でなくて・・・
宇宙銀行の 資産だって・・・
・
・
還暦間近になって
年寄りの両親を思って
後悔して涙流しても 何にもならない訳・・・
そう言うのを 「怠け者の自己陶酔型 後悔」 って言うのね
自己中の人の自己満足の涙・・・と言います・・
・
・
よく 「仕事が忙しくて親孝行が 出来なかった・・・」
なーーーーーーーーーんて 言う人が多いけど
それも 違うんだね
・
・
それも 言うなら
忙しいと言うのを理由に
親孝行を 「しなかった」・・・
「する気がなかった」 だ け
これが 正しい・・
・
・
毎週ゴルフして 美食の限りを尽くしていたくせに
時間が無くて親孝行が出来なかった・・・って言って
メソメソ泣いている 人がいたら
これ いただけない・・・
・
・
誰も 同情してくれません
・
・
出来なかった なんて言ったら
笑われる
「孝行しなかった 馬鹿な自分を つくづく後悔しています」
そう はっきり 自らの不徳を悔いて
懺悔して 初めて まあ半人前くらいかな・・・・
・
・
まして 人前でメソメソ泣いては
余計ひんしゅくを買います・・・
・
・
では これ以上書くと 血圧が上がるので
この辺で もう 寝るとしましょう・・・・
投稿者 : 23:51 | コメント (1) | トラックバック
好き嫌い
人間誰でも 好き嫌いがある
これは人間の生理的な側面で
何にでも 多かれ少なかれ
それぞれ異なる好き嫌いがあると思う・・・
・
・
食べ物や 趣味の好き嫌いは ともかく
人間の好き嫌い・・・
これは はっきり言って
誰にでも ある・・・
・
・
好きな人
気の合う人
あこがれの人・・・
これは まったく平気
その相手に ご迷惑さえかけなければ
まったく問題ない・・・
・
・
好きになったり あこがれる人には
とかく 自分に無いものを持っている人なんかが多い
もちろん 人生観が合うとか もあるけど・・・・・
・
・
しかし ・・・
嫌いな人・・・・
どうも 相性が合わない人がいる・・・・・
これは 毎日の仕事や職場の人間関係で
結構 自分自身に重くのしかかる・・・・・・・・
悪性ストレスの 隠れた病巣・・・・
・
・
アイツ 本当に 嫌な奴だよね
あんな上司 顔を見るのもイヤだ・・・
どうして あの人はあんなに ~ なんだろう・・・
・
・
そういう風に感じる
嫌いな人が 誰にでもいるものだ
そこで ここからが
今日の コラムのエッセンス・・・・・・
・
・
自分の嫌いな人や
どうしても自分の鼻について嫌な人に
共通している点がある・・・
・
・
自分の 欠点と同じところを持っている!
何 それ?
・
・
つまり
「コイツ おしゃべりで自分のことばかり話して・・・嫌な奴だ」
相手を見て そう感じる人は
自分がおしゃべりな性格の場合が多い
・
・
自分が
「本当にアイツわがままだ・・ 自己中なヤツだ・・」
と 感じる場合 それは
そう言ってる あんた自身が 自己中だから
・
・
皆 自分の中にある 悪い癖と
同じ要素を持っている人間を見ると
腹が立つわけだ・・・
・
・
だから
この人は ~ だから嫌いだ! と思った瞬間
あー この人の嫌な部分
自分も同じものを持っているから
そう感じるんだ・・・と 考えてみる
・
・
おしゃべりな人は おしゃべりな人を見ると
「 コイツ しゃべってばかり・・」 と嫌がる
だって 自分がしゃべれないから
・
・
自分が寡黙で おとなしい口下手な人は
おしゃべりな人が大好き
だって 相手が全部しゃべってくれるんだから・・・
・
・
のんびり屋さん
せっかちで どんどん物事を進めてくれる人を見ると
「ありがたい この人といた方が安心だ」 なんて感じるものだ・・・
・
・
あいつ ケチで 薄情なヤツだ!
そう思ったら そう感じたら
自分にそういう要素があるから
目につく 鼻につく しゃくにさわるんだ・・・ と
・
・
イヤ 絶対に俺は あんな嫌なアイツとは違う!
そう 絶対的自信がある人ほど
気をつけたほうがいい・・・
・
・
・
自分の心の底に沈んで見えない部分に
同様の 遺伝子?があるものだ・・・
そして 面白いことにその相手も
あんたに対して同じ事を思ってる
アイツ ホント嫌な奴だなー って・・・
だって 似てる性格なんだから・・・・
・
・
だから 嫌な人を見たら
こう思うと いい・・・・・・
「あー 俺も気をつけよう!」 ・・・っと
・
・
「他人の振り見て 我が振り直せ 」 ・・・
「相手は 自分の鏡」
そうね それと 似ているかな
・
・
自分の<大嫌い>な人から
自分の 良くない部分に気づいて
反省して、修正する方法・・・・・・
これ結構 効果的である
是非 一度やってみてほしい・・・・
・
・
嫌いだ! と思っている人も
不思議と何か 親近感がわいて
違って 見えてくるから・・・・
・
・
この写真は ハワイの移民局
コラムとは 全然関係ないけど・・・
2006年05月30日
はしごの三段目
「はしご」 と言っても
何軒も飲みに行く時の 「はしご酒」 の意味ではない
それなら 「はしごの3軒目」 だ・・???
・
・
今日の書き出だしは とても面白くない
・
・
「はしごの 三段目から気をつけろ」
よく 人間がはしごを降りるとき
高い所から 降り始めるときは
「落ちないように」 と くれぐれも
慎重によく 注意を払うが
もう あと三段降りるだけ・・・ の所に来たときに
足を踏み外す ことがある と
・
・
「油断禁物」 と同様の意味だ
交通事故などのケースを分析すると
意外と そのドライバーの自宅周辺での
事故発生率が高いそうだ
・
・
いつも 通っている 見慣れた風景
あそこの角には タバコ屋さんがあって
その隣には スーパーがある
いつも自転車が たくさん止まっているから
気をつけてっと・・・・
・
・
ほーらね 今夜も8台も自転車が置きっぱなしで
ここの反対側にある本屋さんから
よく 子供が飛び出してくるんだー
危ない 危ない・・・
ほーーーーら ね
・
ここは 本当に駅前周辺の人ごみで
危ないから
よーく 気をつけて・・・
・
・
やっと自宅のある 通りを右折をして・・・
やっと 今日も家に着く・・・・
・
・
と 思うと
いつもは 絶対に車なんか飛び出してこない
三軒手前の お隣の 狭い路地から
急に ・・・・・・・
ガシャン !
・
・
こんな はずはない・・・・
そう言う意味の 「はしごの三段目から落ちるな」
・
・
家のすぐそばに近づき
車庫に車を入れる 直前にこそ
必ず 注意力をもう一度 払って
緊張しなさい・・・って
・
・
自動車教習所
運転免許試験場 などの講習会に
よく使われる例えだ・・・
・
・
しかし これ
ビジネスでも 人生でも
そして スポーツでも
色々なことに 当てはまる・・・・
「最後に ふと油断した時に予期せぬ事が起きる」 と
そういう 自らの気の緩みに備えなさい ・・・・
と言う 教え・・
・
・
毎日に こういう精神を忘れずに
最後の 最後まで
慣れたことであれば あるほど
注意して 行動する方が
安全のようだ・・・
・
・
ゴルフでも 慣れ親しんだコースの
得意の 最後のロングホールで
ダブルボギーを叩かぬように・・
・
・
今月 どんなに売り上げが絶好調でも
月末の 最後の3日間の営業の
売り上げ 販売活動にも
絶対に手を抜かぬように・・・??
・
・
はしごの 下から三段目
最後に慎重に 足を滑らせない集中力が
重要である・・・
・
・
お粗末!
2006年05月29日
メモリアルデー
いやー nizzy+さん
「天職」のコラムに素晴らしいコメントを
くださりありがとうございました。
そうですね 聖書には Gift とありますね。
自らに与えられた「ギフト」に気づいている人と
気がつかないで
ブーブー文句ばかり言ってる人とでは
きっと一生のうちで 大きな差になることでしょう・・・
・
・
今日 米国はメモリアルデー ・・・
「戦没者に祈る」 日だ
「道徳」に 非常にふさわしい?日である・・・
・
・
アラモアナビーチでは 日本の大きな仏教団体の
「とうろう流し」が行われる
戦没者だけでなく 海難事故で亡くなった方々の
霊も一緒に慰めるセレモニー ・・・・
・
・
戦争で亡くなった 兵士の魂を慰め
平和のありがたさを 改めて感謝する日・・・・
皆 花を買ってお墓参りに行き
玄関に 国旗を飾る家も多い・・・・
・
・
亡くなった 方々にはこれと言って
特別何をして差し上げることもないが
生きている我々に
一つだけ 簡単に出来ることがある
・
・
それは
「 思いを はせる 」 こと・・・
・
・
そう 「思う」 だけでいい
・
・
別に花を買ったり
国旗を掲げなくてもいい
・
・
仕事が 忙しかったら
ちょっとした休憩時間や、
お昼を食べる時間に
そんな亡くなった人たちのことを
「思い」 「霊を慰める」 気持ちを
持つだけで 十分・・・
・
・
戦争で命を落とされた方々は
どれだけ 苦しかったか・・・
どんなに 無念だったか・・・
家族や 愛する人に対して
どんな思いをはせて死んでいったのか・・・
・
・
そんな事を 「思ってみる」 だけでいい
アメリカはおよそ10年に一度は
大きな戦争をしている
イラク戦争での死者の数は
既に2400人を超えている
・
・
自分には関係ない
自分の 知ったこっちゃ無い・・・
と つい考えがちだが
こういう 戦没者に祈る日が
年に 一度くらいあっていい
・
・
どんなに仕事で忙しくても
毎日バタバタ あー もう勘弁してくれよー
と 不平不満を言いながらでも
そして
どんなに平和ボケしていても
こういう精神だけは 生きている人間の
最低限の 「マナー」 であり
元気に生かされている我々皆の
「義務」である・・・・
・
・
思って差し上げるだけでも
亡くなった方々の魂は 現役の我々に
きっと こう言ってくださる
「 思ってくれて ありがとう・・・・」 って
・
・
心から戦争の無い平和な世の中を祈念して
そして 命をいただいていること に感謝して
良い一週間を・・・
2006年05月28日
軸
よく 私のブログを読んでくださっている何人かの方から
こんなことを言われる・・・
「 まるで 自分の事を言われているようです・・」と
・
・
そうか やっぱり 同じ事を 感じ 悩み
そして 何とか答えを見つけたい・・
そう願っている人が多いんだと
・
・
でも それはそうだろうな・・・
私自身に そういうところがあって
いつも反省したり
気がついたテーマについて
あれこれ書いているんだから
これ賛同してくれる人も多い訳だ・・・と
・
・
人生 日々これ
<発見> <気づき>の連続である
・
・
さて 今日のテーマは「軸」について
仕事をしていて いつも意識しているのが
事業の基本方針や考え方の 「軸」について・・・
・
・
この「軸」が ずれると
とかく場当たり的な判断 結果となり
何ヶ月 何年 かすると
何本もの問題の糸が もつれて
ほどけなくなる・・・
・
・
昔 サントリー 勤務時代
先輩から
最初に「基本コンセプト」 をしっかり決めな アカン!
そう よく言われた
これが無いと 何をやっても
風任せの 「凧揚げ」と一緒や ! って
その内 糸の切れた凧に なってしまうで・・・
・
・
え? コンセント っすか?
アホッ ! そりゃ 壁についているやつ や!
コ ン セ プ ト やっ !
は スンマセン!
(サントリー社内では大阪弁での会話が多い?)
・
・
後で 辞書を引いて見た・・・・
はー なるほど・・・
「基本コンセプト」 かー
カッコエエ なー ・・・・・ と思った?
・
・
ハワイに進出してきたあとに
ビジネスがうまく行かない・・・
そう言うケースの ほとんどに
この 「軸」 がずれている方が多い
中には もともと 「軸」 なんか無い!
と言うケースもある・・
・
・
なぜ ハワイなのか?
どうしてこのビジネスを始めたのか?
あるいは
なぜ この物件を選んだのか?
そんな 経営判断や
日常の決定の中に
この 「軸」 が無いと
結果は ものすごく ツギハギだらけで
「いびつ」 な 形になる
・
・
売り上げは伸びないし 利益だって同じ
その前に色々な 手続きや契約事項に
不手際が出てくる・・・
・
・
経営者本人は これらの問題を解決するのが
仕事だと 勘違いして
日々 しかめっ面をして忙しく取り組む・・・・
・
・
そういう時に
この経営や判断の「軸」があると
ものすごく 楽である・・・
何でもだいたいすぐ 決められる・・・
・
・
人間に 背骨があるように
経営にも 背骨が あってしかるべき・・
背骨が曲がると これ大変な事になる
・
・
最近の起業ブームの中で
経営者に成り立ての人に
この 「軸」 が無い方が多い
起業ブーム に流されて・・・ みたいな
起業して
自分の会社を設立して 名刺 作って
後で 適当に「軸」を決める・・・ みたいな
おー キツイ !
・
・
政治家にも 多いよね・・・このタイプ
当選するためには 軸を変えちゃう
落選したら ただの人以下だから・・・?
・
・
小沢一郎みたいな 軸の振れない政治理念 と
小泉首相みたいな <永田町>で言う 変人スタイル
そして
安倍官房長官みたいなルックスが
ミックスした政治家がいればいいけどな・・・・なんて
・
・
・
国の 外交とか行政
そして
テレビや雑誌で稼ぐ評論家も・・・・
軸が無くて
その時代の 「風潮」に
流されるケースが多い
・
・
そういう 会社や国
そして
一人の人間に 共通しているのは
出たとこ勝負・・・
「人生色々 方針コロコロ 」 ・・・・
・
・
日々の 諸問題に振り回され
結果 「つじつま」が 合わなくなる・・・
最終的に 誰からも 認められない・・・
・
・
軸が 決まっている人は
姿勢や 決断が振れない・・・
・
・
じゃー 内田さん あんたの軸は?
ほーら そう来ると思った・・・
・
・
私の 場合
社会人になって 一貫していることが
一つだけある・・・
ほー 何 それ?
・
・
「顧客志向」 ・・・
ふーーん
・
・
どんな仕事でも徹底した 「顧客志向」で
やってきたし
これからもたぶん この「軸」は変えない
だって<内田流>だから 絶対に変えない
・
・
そして かなり欲張りだけど
最近
この 「顧客志向」の 他に
もう一本の 支え棒的 「軸」を 建設中
・
・
へー 何 それ?
・
・
「働く人志向」・・・
???
・
・
時には 「顧客志向」 と 相反する事も出るけど
この 「働く人志向」 を取り入れると
人間として何かの仕事をする時に
理想に近くなると 思っている・・・
・
・
起業された方から受けるご相談にも
働くその起業家ご自身やご家族を志向した
仕事の進め方 生き方を 取り入れるよう
アドバイスする
そして アドバイスしながら
同時に 自分にも言い聞かせている
・
・
なぜ 働くのか
何の為に? なんて
さも 分かったように考え方を 説く・・・
でも 賛同し 納得してくれる方が多いですよ
・
・
くれぐれも もちろん 分かっている
<誰か>には かなわない・・・・
最終審判は <誰か> から下るのは
十分 承知してはいるが
人間として 可能な限り
自分スタイルの「軸」を確立して
仕事をすることが重要だ・・・と
そしてもっと大事なことは
これを ちょこちょこ 変えないこと・・・
・
・
「変えない」事は
頑固とか強情ではなくて
自分の 背骨と同じ
一生変えられない・・と考え
時々 やせ我慢しながら
取り組む・・・・
・
・
だから 最初に この「軸」について
将来に続く 社是のようなものを 造り決めるには
かなり 「考える時間」 が必須となるはずだ
・
・
だから 会社を辞めて 自分で起業される方に
よくこうアドバイスする・・・
一年 くらい ゆっくりして
一人でじっくり この「軸」について
考えてみたら如何ですか?・・・と
2006年05月27日
天職
今朝も 5時から起きて 仕事・・
それから アラモアナ方面へ散歩に行ってきた
・
・
土曜日の 朝だから スタバに
コデロ牧師は・・・・? と
探してみたが 今日はいらっしゃらなかった・・・
・
・
さて 今日は ちょっと真面目に
「天職」 について
よく 「天職」にめぐり合う・・・ とか言う あれ
・
・
英語辞典では Vocation と 書かれている
・
・
「天職」 とは 何だろう?
普通 一般的には
人それぞれに違う 与えられた才能や 特技があって・・・
そんな 天から与えられた能力を活かして
一生懸命 生き生きと 働く・・・
そんな仕事のことを
その人の「天職」と呼ぶ・・・
ま そんな感じだろうか・・・
・
・
誰でも 自分の天職にめぐり合い
その職に就いて 収入を得て
生計を立てられるなら
とても好ましいことだ・・・
・
・
しかし ある本に
天職とは 「仕事」とか「技能・才能」ではなく
その人の 「役割」 である・・・と 書かれていた
・
・
英語で 天職のことを 別に mission とも言う
・
・
単に仕事をこなす「能力」と言う見方ではなくて
この世に 生まれて 生きてゆく上での
「役割」 「使命」なんだと・・・
・
・
じゃー 自分の場合 その役割は何か?
そう 考えると いまだに
しっかりとしたものを発見出来ているとは
実感できないが・・
・
・
肩書きや権力が あれば 役割があるのか?
と言うと
何となく しっくりこない
・
・
本当の天職は 職種とか 役職
あるいは 「持っている特技」 とは
少し違うような気がする
これは 単なる 「担当業務」 と同じ
・
・
天職とは その仕事や 才能を通して
何かの 役に立つ 「役割」であると
・
・
だから イチローにとって <野球>は
才能を活かした 「仕事・職業」であるが
「天職」ではない・・・?
・
・
その生き方や 一流の野球人生から
多くの子供や
自信を無くしかけている人達が
何かを感じ 気づき
そして 奮い立つように・・・・
多くの人が「夢」を持てるよう 勇気付けることが
イチローの 真の天職 「役割」 なのかもしれない・・・
・
・
野球そのもので 大記録を作ることや
マリナーズを 優勝させることが
「天職」ではない・・・と
・
・
そう考えると
人間誰にでも
少なからず 「天職」 が
与えられているように思う・・・
・
・
自分の天職 (役割) は何か?
・
・
そう 考えながら 日々働くと
別に
一流で
時代の最先端の仕事とか
高収入 とか
立派な会社の 社長さんでなくても いい
・
・
人生の目的を考えるときに
自分の役割 と言う視点で考えると
色々と見えてくるものがあるのかな・・・なんて
・
・
もし
「どうか自分の 天職とめぐり合えますように」・・・・
と 願い 考えている人がいたら
どんな「仕事」 とか 「ビジネス」にめぐり合うか
ではなくて
どんな 「役割」 と出会えるか?
・
・
そんな発想で考えてみると
人生観 や 職業観に
ちょっと違うものが見えてくると思う・・・
投稿者 : 09:01 | コメント (2) | トラックバック
2006年05月25日
恐れ
「早起き」のコラムにコメントをくださった nizzy+さん
初めまして・・・
コデロ牧師とそんなに親しいとは・・・
素晴らしい牧師さんですし、あの先生のお説教や
メッセージに 感動される貴方も
きっと素晴らしい方だと想像しています。
・
・
さてさて いつも通り
テーマが サーフィンのように コロコロ 変わる・・・
・
・
ボクシングのコーチをしているある人から
こんなことを教えてもらった
・
・
人間は 毎日Fear と相対して生きている・・・と
・
・
なるほど 人間は 大人になるにつれ
知識や経験 そして競合が増えるにつれ
「恐れ」 が 増えてくる・・・と
・
・
たまたま 護身術を習っているときに
話してくれた・・・
突然誰かに 襲われたとき
相手の弱点や 隙を突く・・・・
自分の護身術を
しっかり身につけておけば
この「恐れ」とは 無縁である・・・と
・
・
落ち着いて 相手の出方を見て
余裕で 相手の急所や隙を
瞬時に突くことができる・・・
おー 怖い!
・
・
しかし このコーチは その後 また話しを続けた
人間 誰でも 色々な恐れと戦っている
「病気」 「死」 「貧困」 「事故」 「災い」・・・
そして 時には外的からの 「攻撃」
・
・
だから 落ち着いて
それらの「恐れ」に対する
対処の仕方
防御の仕方を
学んでおけば 恐れを小さくできるだろ?って
・
・
はいっ その通り・・・です!
・
・
俺が こうやってマサルの胸倉を掴んだら どうする?
うーーーん
こう ! かい?
Baka! 違う!
おー !
・
・
日本語で 「バカ」は 無いんじゃないの・・・・
・
・
そうじゃなくて <これ>だけでいいんだよ!って
はー なるほっどー ・・・確かにそうだ
・
・
人間 誰でも
この「恐れ」 や 「トラブル」をよく研究し
対応方法を 学び 身につけている人は 頼もしい・・・
へー あの人 落ち着いていて カッコイイなー !
みたいな・・・
・
・
咄嗟の 出来事に
身体の 重心や姿勢
そして 思考 判断力が瞬時に反応し
事なきを得る・・・
・
・
「恐れ」 を 怖がって避けるのではなく
日頃 よく 学んで 研究しておくと
「恐れ」 が 「恐れ」 でなくなるよ! ・・・・ と
・
・
この人は ハワイ州公認の
ボクシング 護身術の 師範ライセンス保持者
だから なおさら説得力がある・・・
FBI新人エージェントに対する
護身術指導も頼まれているとか・・・
・
・
ビジネス経営でも 日々色々な 問題が起き
ドタバタ することがある・・・
だから
最悪の状況を よく想定して
その最悪にどう対処するかは
常に 考えておくべきだと思う・・・
・
・
最悪を 想定して 全力を尽くす・・・
これは 皆よく言うこと・・・
最悪を 想定して
落ち着いて 自分の身体のバランスを崩さず
襲ってくるものを できれば撃退し
可能な限り 被害を最小限に 抑える・・・
そうすれば 人生の日々の 「恐れ」 も
最小限にすることが可能だ
・
・
コーチの顔は いつもに無いくらい
メチャクチャ マジで
「分かったか?」
「Make sense だろ?」と
「本当に分かったのか?」・・・・
そう 何度も 念を押された・・・
投稿者 : 22:22 | コメント (1) | トラックバック
ティッシュ
日本で ティッシュが値上げされるとか・・・
石油の値段が上がっているのが理由で
身近な 誰でも毎日使っている
あるいは 駅前や地下道で配られている
広告ティッシュのコストが 値上げになる・・・
・
・
日本に帰国すると
あのティッシュ配りがまだ存在して
続いているのに驚く・・・
・
・
クリネックスティッシュ・・・
私が子供の頃から 日本で
当たり前のように 使われるようになった
最初は あー 何て肌触りがいいんだろう
母親の 化粧鏡の前にあったティッシュを
そっと1枚取って
それまでとは違う 紙の柔らかさを
感じ 使わせてもらったのを覚えている・・・
・
・
25%の値上げ・・・
不思議と このティッシュの値上げのニュースを見て
「あー 良かったな」 と思った・・
・
・
だって これで
少し皆 ティッシュを大事に使うようになるだろうから・・・
・
・
日本の 物の豊かさは
本当に アメリカの物質文明の後を
急速に 追いかけているようだ・・
・
・
その中でも
「紙」の消費量がすごい
ナプキン
ティッシュ
お手拭き
・
・
もう なんでもかんでも
紙で 拭いて どんどん捨てる・・
・
・
ハンカチを使えばいいのに・・・・
ハンカチを洗うのが 面倒くさいのかなー
紙を 消費する・・・
みんな綺麗なハンカチを何枚も持っているくせに
・
・
文明社会の 豊かさを測るのに
この「紙の消費量」が とても重要だ・・
・
・
紙の 消費量は
そのまま資源の消費に直結しているのに
そんなこと考えもしない・・・
・
・
良かった・・・
これで ハンカチを使う人も増えるかも・・
・
・
日米の生活を見ていて
使い捨ての文化が
ありとあらゆる 部分に取り入れられている
・
・
Disposal なんて言うと
<清潔>で <豊か>で
そして <最先端>みたいな・・・
そんな 印象すら感じられるように
どんどん消費する・・・
・
・
特に ここ10年 のデフレで
何でも物の値段が安くなったから
余計 この消費癖が
ひどくなっているように思っていた・・
・
・
物を大事にする
そんな 当たり前な精神を見直せる
ありがたい 「値上げ」だと感じた
・
・
紙を大事に使う人は
反対に 豊かになってゆくと思う
だって そういう生き方が
日々の仕事や生活の 全てに通じるから・・
2006年05月24日
口コミ
ハワイは この口コミが すごい
地元の情報はとても早く 伝わる・・・
・
・
良い情報は ゆっくりだけれども
悪い情報は アッと言う 間に 広がる・・・
・
・
口コミの 文化は
ハワイと言う土地柄が
適当な広さ 大きさだから可能なのだと思う
・
・
どこに どんな店がオープンした・・・
どこの レストランは 早く行くと
超お得なメニューがある・・・
・
・
あそこの会社は もう撤退するらしい
閉店セールが あるんだって・・・
・
・
あの店の経営者が最近変わって
ものすごく 良くなった ・・・ 悪くなった・・・
・
・
まー 100%正確な情報では無いことも多いが
ハワイの地元の人たちは この口コミを
ものすごく信頼する・・・
広告宣伝以上に重要な
自分の意思決定 判断の基準にしている・・・
・
・
ハワイで 開業する人が
地元の新聞や邦字新聞 などに
開業情報を宣伝することが多い・・・
・
・
新しく ○○がオープン!
○月△日 から 開店記念セール!
・
・
これも もちろん地元の人に宣伝する
有効な手段であるが
私は むしろこの宣伝をしないよう
顧客に勧めている・・・
・
・
その通り
その一般的な宣伝をするより
ハワイは 口コミが より効果的だから
開業して まだオペレーションが
軌道に乗っていないうちに 宣伝すると
返って逆効果・・・・
・
・
それよりも そーーっと ソフトオープンして
一人一人のお客様に
丁寧にサービスする
「おまけ」を付けたり・・・・
出た!
・
・
1ヶ月も それを続けていれば
あれよあれよ と言う間に
広がる・・・・
「 ちょっと 知ってる? あそこにねー ・・・」
・
・
街の 宣伝カーみたいな おばさん達が
得意げに 宣伝してくれる・・・
地元の人は
新聞広告や宣伝をしていない
そういう店の方が
余計 気になり
「 ほんじゃ 行ってみようじゃないの・・・」ってなる
・
・
口コミの 文化は
面倒くさいこともあるけど
上手に使えば これかなり効果的
・
・
もっとも 日々 真面目に経営し
お客を喜ばせて
初めてプラスの効果になる訳だが・・・
・
・
日本の投資家は
「立地」 「不動産物件」を
まず 商売の成功の基本と考えるが
ハワイの場合 は必ずしもそうとは限らない
もちろん駐車場が無いと
これ致命的な場合が多いが
それでも、良いサービスや商品には
人は 不便なところへでも出かける
・
・
そして 小さな商業モールの小規模店舗の方が
家賃が安くて 小売価格も安く
消費者には 有利だ・・と
しっかり考える文化もあるし・・
・
・
内装も 豪華にする必要は無い
豪華にすると これ返って逆効果・・・
あらまー こんなに贅沢して・・・
きっと高いよ この店は・・なんて
・
・
ハワイの消費者は とても現実的で
それなりに
本当の お買い得商品
サービスの バリューを見逃さない・・・・
2006年05月23日
返品
道徳のコラムを昨日書けなくて
今日 になってしまった・・・
・
・
さて、 道徳にふさわしい? タイトル
「返品」 えっ?
・
・
最近 また「受け」を狙っているところが良くないが・・
・
・
アメリカでは 「返品」が 基本的に自由にできる
もちろん例外もあるが
ほとんどのスーパーや 専門店で
買った商品の返品を受け付けてくれる
・
・
日本でも お中元 お歳暮の 返品
商品券への交換など
どこのデパートでも受け付けているが
昔は 駄目だった・・・
・
・
この「返品」という 商習慣を
初めて 大々的に 始めたのが
ウォルマート である・・
・
・
世界一の 小売スーパーチェーン
世界一の ディスカウントストアー
ウォルマート
グループ全体の年商は 30兆円 を超える・・・・
・
・
返品を 笑顔で受ける
どんな理由でも すべて受ける
例え レシートが無くても 受ける・・・
・
・
最初従業員は どうしても
返品しにくるお客に気持ちよく応対しなかった・・・
いや できなかった・・・そうだ
・
・
そこで 社内で再度徹底的に 返品には
喜んで 何も理由を 聞かず 笑顔で対応しようと決め
社員も それを実行したのだそうだ
・
・
返品率はなんと 10%・・・
10人に一人の客が 買った商品を
返品に来る・・
・
・
しかし 驚くことに
その返品をしに来たお客の90%が
その返品額の3倍の額の商品をウォルマートで
買って帰るのだとか・・・
・
・
そして 全てのお客が 平均一人当たり
17人の友人 知人に
そのウォルマートのサービスの
話をしたそうだ・・・
・
・
返品サービスを 徹底して
同社の売り上げは、その前より30%も
伸びたそうである・・・
・
・
一度使って 気に入らなくなった
ウエディングドレス・・
・
・
磨り減った 車のタイヤ・・
こういう 悪質なお客の返品も受け
その商品はウォルマート本社内に
面白おかしく 展示されている・・・とか
・
・
それ以来 全米どのスーパーでも
どの専門店でも 返品を受けざるをえなくなったのは
言うもでもない・・・
・
・
聖書に
右の 頬を打たれたら
左の 頬も出しなさい
という言葉がある・・・・
・
・
そう これまでの顧客サービスをした結果が
世界一のスーパーマーケットチェーンを築き上げた訳だ
・
・
これを
<馬鹿らしい> と思うか
それとも
こういう精神を 普段の仕事や生き方に
取り入れられるかどうかで
ビジネスの将来の盛衰が 決まる
・
・
将来の人生が変わる・・・
2006年05月21日
サプライズ
よく英語で Suprise suprise ! と言う
・
・
本人に 内緒で 色々と準備して
当日 びっくりさせること・・・
・
・
誕生日とか 結婚式にやることが多い・・
・
・
昨日は マウイ島でそれをやってきた・・・
・
・
私の昔の上司で 30年来兄弟付き合いを
させていただいている方の結婚式が
マウイ島の ワイレアであった・・・
・
・
新郎は 一昨年奥様を亡くされ
今回が 再婚・・・
新婦は 初婚であるが
とてもお似合いなカップルだった・・
・
・
新婦側は ご両親と 弟さんご家族が参列
一方先輩の新郎側は
ご子息が仕事でどうしても
ハワイに来れず 参列者ゼロ と聞いたら
これ やはり行くしかない・・・
「枯れ木も 山の賑わい・・」 とも言うし
親族の代理として? 駆けつけよう・・・と
・
・
黒田さん!
新婦 本当に素敵でしたよ・・・
・
・
前日の夕方の便で マウイ島へ飛び
同じワイレアにある
ダイヤモンドリゾートに 1泊した・・・
ここのリゾートは 日本資本
大きな お風呂があり
打たせ湯やサウナなども ある・・・
ちょっとした 1泊温泉旅行気分・・・
・
・
早朝 鳥の声で起こされた
ホノルルでは あまり見かけない 赤い鳥など・・
・
・
同じハワイでも 違うなー ・・・・
朝のコーヒーを飲みながら
マウイ島から 見える
ラナイ島 そして
モロキニ島や モロカイ島の
雄大な景色をしばらく 眺める・・・
・
・
9時過ぎに現地に着き、チャペルまで下見に・・
ちょうど準備に来た担当の
ウエディングコーディネーターに
事の成り行きを話すと
「えー! そうなんですかー ・・・」って
自分のことのように喜んでくれ
「サプライズ サプライズ」に
大いに 協力してくれた
・
・
これから新郎新婦をお迎えに
お部屋まで行きますので
内田さんはチャペル内で 隠れていてください・・・っと
「 はいっ! 」
こういう時は
プロの言う通りにした方がいい・・
・
・
10時の 式が始まる15分前
二人がチャペルに 現れる・・・
・
・
「○○ さん! おめでとうございまーす!」
・
・
新郎
「アレー! うっそー! 何! ウッチャン来てくれたの!」って
新婦も
「えー! わざわざ ホノルルから来てくださったんですか?」って
とても驚いて 喜んでくれた・・
・
・
作戦大成功・・・
・
・
私は ハワイの結婚式には何度も参列しているが
昨日の 挙式は一段と感動的だった・・・
だって牧師が 泣いて説教するのを初めて見たし・・・
・
・
「お二人の人柄に <真の感謝>を感じます・・」 って
泣いて そんな話をしてくれる
日系ハーフの牧師を見て
・・・・あー この人本当の善人だな・・・ なんて思った
・
・
私も最近 泣くことなんてなかったが
昨日は 久しぶりに
感動して 泣いてしまった・・・
・
・
本当に良かった ・・
おめでとうございます・・・って
・
・
お二人の年齢差 が 20歳・・・
しきりにそれを気にする 新郎に
「先輩 年齢のこと気にしすぎですよ・・・・・
アメリカなんて そんな年齢差の夫婦なんかいくらでもいます・・」
そう 説教?した・・・
・
・
「うん そうだな もう言うのやめる・・」って
・
・
これまでのお二人の生き方や人柄が
挙式の 感動を
本物で重厚なものにしたような気がする・・
・
・
挙式が 終わり
昼食会にも飛び入り参加させていただき
楽しい時間をご一緒させていただいた・・
・
・
終了後 幸せのおすそ分けを頂戴し
午後の飛行機で ホノルルへ
・
・
明日の夜は ホノルルに移動されてくるお二人と
お祝いの宴を ご一緒する・・・
・
・
本当に 良かった
自分のことのように そう安心した
・・・・末永く お幸せに・・・・
これが今の私の気持ちに
ピッタリの 祈りの言葉だ・・・・
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2006年05月19日
道具
「主よ、わたしをあなたの平和の道具としてお使いください。」
アッシジの聖フランチェスコの祈りの言葉です。
・
・
アッシジに生まれたフランチェスコは、謙遜と福住、
愛と清貧の戒律によって修道生活の理想を実現しました。
アッシジへ行った時、大きな
しかしどこか淋しい感じのする
教会を前にして、聖フランチェスコの
この祈の言葉がふっと浮かんできました。
何時覚えたか全く記憶になかったのに。
もしかしたら、あれは出家して間もなかったわたしに、
聖フランチェスコが彼岸、いえ天国から
お祝いに贈ってくれた祈の言葉だったのかもしれません。
小鳥の言葉がわかったらしい 聖フランチェスコは、
異国の尼僧の胸の中の言葉も読み取れたのではないでしょうか。
・
・
・
瀬戸内寂聴さんの言葉である・・・・・・・・・
・
・
寂聴さんが 出家したのが 51歳の時
その頃の 時代は
人生 50年 と言われていた・・・
・
・
今 東光さんに相談し
出家の手ほどきを受けたとか・・・
・
・
自分を 何かの道具に使ってください・・・
そう <誰か>にお願いする
自分を 「捧げる」 わけだ
英語で Dedicationと言う言葉がある
「 献身 」
・
・
自分を 何かの役に立つ道具として
捧げる・・・
人生の最後に 何かの役にたって
死にたい・・・
・
・
寂聴さんも
この言葉に きっと 出家の意味を
悟られて 自身を納得させられたに違いない
・
・
瀬戸内寂聴さんは
ハワイに 時々来られる
私も 二度 講演会に出席し
法話をお聞きする機会があった・・・
・
・
とにかく 話が うまい・・・
会場は 爆笑の連続
寂聴さんの 講演会には
若手の落語家が
多くの人の心をつかむ話のコツを勉強するため
最前列に陣取るのだそうだ・・・
・
・
自らを この世の中に役に立つ
道具として どうぞ お使いください・・
・
・
自分も そんな思いを最近強く持つようになっている
人生の後半 最後には
何かの 為に
誰かの 為に
自分を 少しでも役立てられたら 本望だ・・・
・
・
ちょうど 私も この夏で
寂聴さんが出家された時と 同じ歳になる・・・
・
・
2006年05月18日
おまけ
昔 私の子供時代には
グリコのおまけ・・・ が非常に重要な関心事だった
キャラメルのことは もう知っている
どんな味で 何個入っていて
どんな色で・・・ 全部・・
しかし
「おまけ」には 毎回違う期待と喜び
そして感動や落胆があった・・
今回は 一体何が入っているのだろう?
・
・
人形か? 自動車のおもちゃか?
それとも ヘリコプターか? ・・・・と
・
・
家の近くにあった おもちゃ屋さんは
いつも何かを買うと
花火とか おもちゃの小物など
必ず 「おまけ」を付けてくれた
子供心に これが嬉しくてたまらなかった・・・
・・・・・ やったー!・・・・・・
・
・
ハワイの アロハ豆腐の工場では
小売直売もしている・・・
毎朝 出来立てのお豆腐を買いに来る人が
たくさん・・・
我が家も この工場に
出来たての豆腐を買いに
週一回ほど出かける・・
・
・
ほぼ毎回
揚げ とか
ダメージ豆腐 (ちょっと機械の袋詰めを失敗したもの) を
「おまけ」で くれる・・・
・
・
「おまけ」 とは
「お負け」 と書くそうだ・・・
・
・
そう
売る側が 買い手に負けること・・・
お客さんに 負ける と言う意味だ・・・
・
・
100円でキャラメルを買ったら
それだけでなくて 「おまけ」が付く
しかし キャラメルと比べて
「おまけ」の価値はかなり
重要だった・・
これが理由で 買ってしまうほど・・・
・
・
豆腐も 出来立て と言うことだけでなく
豆腐を買いに来てくれる人への
朝のご挨拶代わりに
色々と 「おまけ」 が付く
・
・
私なんか ものすごーーーーーく
得した気分になるから不思議だ
えー いいの?こんなに・・・
申し訳ないなー なんて
・
・
おまけ は 「値引き」 という意味もある・・
日本でも米国でも 値引きをする店が多い
アラモアナSCの Macy's なんかは
毎日 特売セールをしている
毎週末や 連休には
特別値引きセールをしている
だから 何がどのくらい 安いのか
もう 訳がわからないくらい・・
でも 通常のセール価格から
もう 15% 引き なんて書いてあると
えっ 何? ホント? なんて・・・・・
つい 意識を取られる・・
・
・
商売をしていて
あるいは
人とお付き合いしていて
この 「おまけ」 を付けようとする精神が
ある店や人間も いれば
絶対に そんな気持ちは微塵も無い店
あるいは 人間もいる・・・
・
・
要は 負けず 嫌いなんだろう・・・
負ける と 失ったり 自分が損したりすると
考えているんだと思う・・・
・
・
ハワイでも これだけ多くの観光客が来て
観光業で成り立っている 土地柄なのに
この 「おまけ」 を付けてあげる精神が少ない・・
・
・
まー 「おまけ」を 付ける振りをして
それも しっかり原価に入れる・・・
そんな商法もあるけど・・・
これは 言ってみれば「詐欺」と一緒
・
・
できれば お客さんや 友人に
ちょっと 驚かれて
少しだけでいいから
「 あらー ありがとう!」 なんて
言われる 「おまけ」 をあげるといい
・
・
「お負け」 の精神のある人や会社は
とても 良い波動を感じる
ありがとう また来てくださいね・・・というような
・
・
おまけを あげることなんて
思いもしない
いや
精神的に そんなものあげられない人も多い
・
・
そういう人は
それなり だと 思う・・・・
2006年05月17日
インフレ
ハワイだけではないが
全米でインフレの影が忍び寄っている・・・
特に 何でも米国本土から
船で物が運ばれてくるハワイ州は
物の値段が確実に、そしてここ最近
ジリジリと 上がり始めている・・・
・
・
米本土からの物流コンテナーを運ぶ
Matson がこの4月に18%の運賃値上げをしたが
6月4日 新たに 21%以上の値上げすることを発表した。
・
・
そう 今年の3月まで100ドルだった運賃が
6月から 144ドルになる計算だ・・・
一昨年まで ハワイは デフレまでは行かないとも
「ディスインフレ」 であると言われ
金利も大幅に下がって
今までの不動産ブームを支えてきた・・
・
・
その不動産ブームも今年前半から
様変わり・・・
住宅の 販売価格も下がり始め
売り手市場から 買い手市場に
ゆっくりと潮の流れが変わり始めている
・
・
ハワイのガソリン価格は
ここ2ヶ月で、30%ほど急上昇
さすがに 昨年の後半の経験があるので
消費者は 以前ほどの動揺はないものの
あちらこちらで 車社会のコストを見直す動きが出ており、
バスに乗る乗客数が8%も増えているとか・・・
・
・
スーパーの棚の値段には まだそれほど
大きな 衝撃的値付けは見られないが
明らかに 色々な物価が上昇している
・
・
家賃
食品
飲料
レストランのメニュー価格
・
・
日常生活用品で
それも 値段の安いものほど
気が付かないようにだが 少しずつ
上昇してきている・・
・
・
この夏に 今のガソリン価格が続いていれば
おそらく ありとあらゆる物の値段が
5-10%程 上がるのではないか・・・
・
・
便乗値上げも入れれば
今まで 1ドルのものが 1ドル18セントになっても
誰も文句は言わない・・・
アメリカ人は 消費する・・・
・
・
しかし知らぬうちに 可処分所得が
減って行き、 クレジットカードの金利も
カードを金利の低い 他社のものに
変えられれば良いが、
そのままだと、所有するカード金利も
上がってくる・・
下がるときは遅いが 上がるときは
メチャ 速い・・・・・・
・
・
米国の雇用関係には 日本のように
定期昇給 と言う文化があまり無い
昇給があるのは ラッキーな方だ・・
自分のお給料を 上げるためには
転職するか、 今のポジションより上に
昇格しないと ほとんど収入は変わらない
・
・
米国では その人にお給料が支払われる・・
と言う感覚よりも
そのポジションに 妥当な金額が支払われる・・・
と言う考え方が主流だから・・
・
・
ハワイにはたくさんの億万長者がいる・・・
ハワイ州人口の 12.5%が
ミリオネラー だ・・・
えっ ? ホント? と思う人が多いだろうが
ここ3-4年でこれほど上昇した不動産価格で
全米でも トップ10に入るほどの
人口当たりの 総資産 ミリオネラー比率・・
・
・
今年後半の原油価格次第では
ハワイ州は
インフレと
不動産相場の下落から来る逆回転
そしてドル安が加わり
一気に景気が冷え込むかも・・・
・
・
今日は
経済先行き悲観論者!
「高橋乗宣」 なみ・・・・・
・
・
でも 不安に負けず?
少しは ラテン系の人たちを見習い
楽しく 暮らして行きましょう・・・・
・
・
命は 取られないんだから・・・・
2006年05月16日
飛ぶ鳥
ちょっと遅れたけど
また 道徳だ・・・
昔の人がよく言う諺に
「飛ぶ鳥 後を濁さず」 と言う言葉がある
最後に 周囲の人に迷惑をかけないように・・・って
・
・
普通 色々な人を見ていて
やはりこれが出来ている人と
そうでない人がいる・・・・
・
・
人間だいたい <自分中心>だから
仕方が無いといえば 仕方が無いが
最後に きちんとして 次の行動をとる人は
やはり
次の職場でも いい結果を残す・・・
・
・
先日 ある人から
今の会社を辞めて
もっと給料のいい所に
転職したいんですけど・・・
どうしたらいいでしょうか?
と相談を受けた・・・
・
・
うーーん そうだね
辞めるのは 自由だし
君の権利だから かまわないと思うけど
まず 今の会社に感謝して
それで
最後に どういう<引継ぎ>ができるか・・・だね
そう話した・・・
・
・
私は 今までの勤務先、プロジェクトで
退職していく人を何人も見ていたから
その中でも
最後に きちんとした引継ぎをしている人が
一番 立派だなー・・・
あるいは 後に残り 業務を担当する人が
助かっているなー ・・・と思っていたので
そう アドバイスした・・・
・
・
退職願いを出してから
辞める最後の日まで
例えば 2週間あったとする
普通 この最後の
ちゃんと給与が支給されている
2週間の仕事振りに
その人の 本当の
人間性 や 責任感 そして生き方が出る・・・
そう言っても過言ではない・・
ふーーん なるほどー !
・
・
<初心忘れるべからず>も 立派・・・
<最初が肝心> とも言う
でも
人間 やはり <終わり良ければ全て良し> だ・・・
・
・
人間
会社や組織に 入る時よりも
実は
辞める時の方が難しいと思う
・
・
辞める理由だけでなく
普通 辞めて行った人のことは
皆 あまりよく言わないものだし・・・・
・
・
それに
狭い世の中 どこでまたご縁があるか分からない・・
退職を申し出でて 最後までしっかりと業務をこなし
最後の日に預かった物を きちんと会社に返して・・
「 本当にお世話になりました・・・」 と
皆に挨拶をして 辞める・・・
そう出来るのが理想だと思う・・・
・
・
でも 多くの人は
あまり 感心しない理由で辞めたり
辞めさせられたり している・・・
・
・
人間 働いていて
最も大事なのは
どう いい仕事をするか・・・・
と同時に
どう 辞めるか・・・・・・ だと思う・・
・
・
引き際 ?
うん ・・・・・
有終の美?
そう それかも知れない・・・
・
・
誰でも
最後 どう 「惜しまれて」 辞められるか?
その為に 日頃 頑張るか・・・
懸命に 職務を遂行するか・・・
が 重要だと思う・・・・
・
・
たとえ
別に 今すぐ辞めようと思っていない人でも
将来
今の会社や同僚に
感謝して 感謝されて
その会社や組織を辞められるかを
常日頃 念頭に入れ
想定しながら 働くといい・・
・
・
私の そんな話を聞いて
彼の表情が パッと明るくなった・・・
2006年05月14日
命
今日は 日曜日
母の日である・・・
米国では 母の日はどのレストランも
大変な混雑・・・
予約無しでは 入れないほど
街中の レストランがレイをしたお母さんを囲んで
食事をする家族連れで 賑わう・・・・
朝から 花屋さん レイショップは
行列が出来ている・・・
・
・
今日のホノルルは 早朝から
トライアスロンの大会があって
アラモアナビーチ方面より
自宅近くまで どこもかしこも
道路 ブロック・・・・
・
・
ビーチでの散歩はあきらめて
ジムへ行き 汗を流してきた・・・
帰りの 貿易風は
今日も爽やかで、乾燥していて
本当に気持ちがいい・・・
・
・
帰宅してから 仕事・・・
えっ? 日曜日に?
そう 昨日も書いたけど
私は
他人が休んでいるときに 仕事をし
他人が働いている時間に
自由に過ごすことが多い・・・
その方が どこも空いているから・・・・
・
・
経理を済ませ、
日本の顧客との
電話相談 コンサルタント・・・・
・
・
この方はハワイの商品の
日本フランチャイジー 第一号として
最近ビジネス起業された・・・
・
・
ハワイでビジネスをするのもいいが
ハワイの商品やブランドを
購買力のある日本市場で販売し
ビジネスを成功させて
将来ハワイに 移住する・・・・・
その方が現実的かもしれない・・・
・
・
仕事を ある程度片付け
明日 月曜日の 予定と準備を済ませ
時間があったので
その後
ある所へ行ってきた・・・
・
・
Humane Society
ここ最近 ずーーーっと悩んでいる
・
・
犬を 飼おうか どうしようか・・・と
・
・
もともと 犬好きなので
将来 旅行も行かなくなり
毎日家にいる年代になったら
必ず飼おうと 決めているが
・
・
最近 だんだん 我慢が出来なくなってきている・・・
・
・
我が家のコンドミニアムは
ペット OK ・・・・
だから 余計 諦めがつかない・・・
最近TVをつけると どの番組にも
犬が出ている・・・・
宣伝・・・ ペットを連れてのバケーションの様子・・・
画面に可愛い犬が 出る度に
うーん どうしようか・・・と
・
・
ペットショップも 3軒ほど行き
色々と 下見をしている・・・・
私は ビーグルを探している・・・
頭が良くて しつけが楽だとか・・・
中型犬だから コンドでも飼えるし・・・
吠えて 同じ階のご近所に迷惑をかけぬよう
トレーニングして・・・・ なんて
・
・
・
Humane Society には
街で捨てられていた 犬や猫
そして 自宅で育てられなくなった動物が
連れてこられて
新しい ご主人様との出会いを待つ・・・
・
・
前から気になっていたが
いよいよ行ってきた
・
・
最近 行きたい所には
出来るだけ <さっさと>行くようにしているので・・・
かわいい 犬 たちが訪問者の接見を受ける・・・
・
・
昔の境遇により
かなり 恐怖心や
愛情不足、人間不信になっている犬は
多くのボランティアーが来て
人間からの 愛情治療をたっぷり受ける・・・
吠えるだけで 感情の高ぶっている犬は
来訪者との接見は出来ず、
裏の施設で
専門トレイーナーの教育を受けている
ここは 訪問者立ち入り禁止・・・・
・
・
人間を 噛む恐れのある犬は
処分されるらしい・・・
・
・
この子は 大丈夫
既に 養子縁組が決まっている
I'm Adopted! と書かれた カードが柵に・・・・
おめでとう! 良かったね・・・って
心なしか 表情も明るかった・・・
・
・
広い敷地内に
たくさんの ボランティアー
職員が働いている・・・
日曜日だから 来訪者も後を絶たない・・・
・
・
あー アメリカってすごいなー
と思った・・・
・
・
日本は チワワ の価格が
暴落してるとか・・・???
犬も 消費者金融のCMやスキャンダルに
振り回され
人間の 好き嫌い
わがままや流行に
振り回されている・・・
かわいそうだ
・
・
飼い主に捨てられた 犬が
野良犬になるケースが増えているとか・・・
うーん そうか・・・・・
・
・
どうしようかなー
飼おうか 飼うまいか・・・
・
・
毎日 朝と夜に散歩に連れてゆき
月2-3回 シャンプーしてあげて
しつけと トレーニングをして
病気になったら 獣医に連れて行き
そして
可愛い だけでなく
その犬の「一生の面倒」を見てあげられるか・・・・
・
・
ちょっと まだ自信がない・・・
昔 犬を亡くしている <トラウマ> も
まだ捨てきれないでいるし・・・
犬を 飼うというよりも
一つの <命> を預かると言う責任だから
これ ちょっと 衝動買い的行いは
いけないし・・・なんて
・
・
今日は この辺で帰ろう!
帰り際に インフォメーションデスクに立ち寄り
10ドルを 寄付してきた
施設の維持 ドッグフードの費用の一部にと・・・
・
・
昨日の朝 道路で拾ったお金に 少し足して
動物の命の お世話に
少しでも 役立ててもらう事にした・・・・
2006年05月13日
早起き
コメントをくださった yukinoさん
職場で読んでくれてるの?
怒られないように気をつけてくださいね・・・
ご友人にも 紹介くださると嬉しいです。
・
・
chiaさんも
たくさん 良いコメントをありがとうございました。
やはり 色々と感じた事を書き込んでくださると
励みになるなー
うーん 深く納得! とか言われると
人間誰でも嬉しいものですね
あー こういう風に考えている人は自分だけでは
ないんだ・・・と思えて・・
・
・
今日も 早起きだった・・・
私は いつも だいたい5時頃に起きて
日米のニュースに目を通して
仕事を始める・・・
・
・
朝9時 ~ 夕方5時までだけでなく
普通 人が 働いていない時間帯に忙しい
だから コンドミニアムのメンテナンスの連中は
昼間に ジムへ行ったりサウナに行っている私を見て
たぶん 私は 働いていないで
毎日 余裕で遊んでいると
思っているようだ・・・
・
・
でも 気にしない・・・
あんた達の 休んでいる時間に
こっちは 働いているんだから・・・って
・
・
人それぞれ 色々と違うんだよって・・・
・
・
Takaさん これでいいですか?
・
・
・
・
さて・・・
昔から 「早起きは三文の徳」・・・と言う
この 「徳」を 「得」 と勘違いしている人が
多いのではないだろうか?
正式には 損得の 得ではなく
「三文の徳」と 言う・・・
・
・
今朝は6時前から散歩に出かけた
やはり 三文の徳に出会えた・・・
本当に 昔の人は 正しい事を言う
・
・
まず 1文の 徳・・・
ハワイの早朝の 冷気は 格別である・・・
これ 住んでいると 当たり前と思って
とかく忘れがちに なる・・・
・
・
つくづく 感謝の心が沸いてくる・・・
あー 俺はハワイに住んでいるんだー って
これを当たり前と思ったらいけないなー なんて・・・
・
・
2番目の 徳・・・
道路で 硬貨を8枚 拾った・・・
えっ ?
8枚も?
そう・・・・
・
・
ちょうど Ward Avenue と Ala Moana Blvd の交差点・・・
Cute Webの事務所のすぐ近く・・・!?
信号待ちをしていたら 見つけた
あれ !? って
・
・
一枚 二枚・・・
あらまー !
25セント 硬貨が 8枚もある・・・
・
・
ん ?
よく見ると 25セント硬貨とちょっと違う・・・
あれー ?
少し 重い・・・
おいおい ・・・ 25セントじゃないよ これ・・・
おー 1ドル硬貨だ・・
・
・
こんな経験は 初めて
だいたい 米国では
1ドルコインは
あまり流通していないし・・・
てっきり 25セントだと思った
・
・
へー 早起きするとこんなご褒美があるんだ・・・なんて
これは どちらかと言うと「得」の方だ・・・
・
・
そして いつものスタバに行った・・・
もう7時前だから 開店している
さっき拾ったお金で?
コーヒーを買って
席に着くと
なんと!
あの人が 座っていた・・・・
・
・
えっ ! 誰 ?
おー 間違いない・・・
短パン Tシャツ ゴムぞうり だけど
絶対に あの人だ・・・・
・
・
ハワイで一番有名な牧師さん
ウエイン コデロ ・・・
・
・
そう 正真正銘のコデロさんが
スタバの隅っこの席に座って・・・
コーヒーを飲んでいた・・・
・
・
前にも ブログに書いたけど
彼の教会は ハワイで一番多くの信者を抱える
私も以前 日曜礼拝に出てみた・・・
・
・
すごい・・・
あんなに 話の上手な牧師さんは
今まで見たことがない・・・
・
・
とても ハンサムで
優しい 笑顔
そして
とても分かりやすい英語・・・・
・
・
私はそれ以来 大ファンである
彼の説教はハワイの地元テレビでも
よく放映されている
・
・
話し方や 仕草が
クリントン前大統領に似ている・・・
・
・
どうしようかな・・・・・
・
・
でも勇気を出して 挨拶に行った
帽子を脱いで・・・・
「あのー おはようございます!」って
・
・
コデロ牧師
口に含んだペイストリーを
モグモグ食べながら
立ち上がって 笑顔で
そして
優しい握手で
挨拶を返してくれた・・・
・
・
・
・
「いつも お話聴いています・・・」って
彼は
「初めまして・・・ おー サンキュー」って・・・
テーブルの上には
とても使い古した
そして 赤ボールペンで
色々な書き込みがしてある
「聖書」が置いてあった・・・
・
・
本当に 何年も何年も使っているような
ボロボロな聖書だった・・
・
・
イヤー 感動した・・・
・・・・コデロ牧師に 直接会って挨拶できた・・・
握手してもらって・・・
今日 3番目の 「徳」 だ・・・・
・
・
それから コーヒーを飲んで
自宅に帰った・・・
・
・
路上の ところどころに
昨日の金曜日の夜に
飲み散らかしたと思われる
ビールの空き瓶が 落ちている
・
・
何本か拾って
ゴミ箱に入れて・・・・・・
・
・
あー やっぱり
「早起きは 三文の徳」 だなー
そんな風に 思った・・・・
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2006年05月12日
帳尻
ビジネスをすると、帳簿をつける。
収支を記録し、最後の残高のところを
「帳尻」と言う・・・
・
・
「帳尻」 は 英語で BALANCE と言い
帳尻を合わせる・・・とは
英語で Balance the books と言う
・
・
でも帳尻は 何も
ビジネスの収支だけではないと
私は 信じている・・
・
・
人生にも <帳尻>がある・・・・
・
・
生きている 何十年のうちに
色々ある・・・
・
・
運のいい時や ついていない時も・・・
絶好調の時も、 絶不調の時も・・・
まあまあ の時もあれば
ずーーーと 変わらず一緒の 日々もある・・・
・
・
そして
人間が 生きていって
成功する人 失敗する人
出世する人 一生ヒラ社員の人・・・
これも色々と差がある・・・
・
・
そう
帳尻が大幅に黒字な人
そこそこ の人
利益も出てなければ 損もない・・・
あるいは 赤字の人・・・
中には家族まで巻き込んで
再起不能なぐらいの 借金を作る人・・・
・
・
お金や財産 と言うものだけではなく
時間とか 健康とか やりがい・・・・
<人生の総合的な帳尻> もあるのでは・・・
・
・
<人生の黒字経営> をしている人・・・
・
・
こういう人は
日頃の仕事や 物事の考え方が健全だ・・・
・
・
誠実で、 約束を守り、
苦しいときでも
人が見ていないところで
最善を尽くす・・・
「ありがとうございます」 とか 「おかげさまで」
と言う言葉を使う回数が多い・・・・
普段は倹約家だけど
お世話になった人には
きちんとお礼をする
・
・
時には・・・・ いやほとんどの場合
自分が犠牲になる事もいとわない・・・
・
・
自分より 他人の事を考え
そして
自分より 相手を優先する・・・
必ず二人で座るときは、景色の良い方に
相手を座らせる・・・・・
・
・
周囲からは アイツは真面目で要領が悪い・・と
笑われたり
ひどい場合
アイツ 何か企んでるんじゃない?
そうじゃ 無ければ
ただの 馬鹿な <お人よし> しかないぜ!
みたいに言われて
・
・
でも沢山の人から
最後には好かれて・・・・
信頼される・・・・
あの人なら 絶対だね! なんて・・・・
・
・
こういう人が
ビジネスで成功すれば 億万長者・・・・
そして
ビジネスで 駄目でも
多くの人から慕われ
最後に <信頼や友情> と言う
大きな 益を残す・・・・
中には
「歴史に名を残す」・・・・
そんな 帳尻を 残す・・・・
はー ん
・
・
だから人生 結局
誰でも
それぞれに帳尻が合うように
出来ているんじゃないかなと思う・・・・
・
・
今は 大赤字でも
お客様のことを考えて
いい仕事を していれば
いつか必ず報われる・・・
・
・
うまいこと言って
他人や 銀行をだまして
ズルをしてうまく利益を出して
銀座のクラブで飲んでたり 名声を得ても
最後の最後には もっと大事なもので損を出す・・・・・
そうすると結局 人生の帳尻が合ってしまう・・・みたいな
・
・
成功する人と 成功出来ない人の違い・・・
人生の帳尻が
大幅な 黒字になる人と
赤字になる人
その唯一の違いは
結局 日頃の
生き方
考え方
感謝の量
そして
不器用なくらいの誠実さ・・・・
ではないかな と思う・・・
・
・
自分の 生き方や人生の
総合帳簿残高を
大幅な<黒字>に出来る人は
たとえば
商売をやっても 成功するし・・・
その逆は
言うまでもない・・・・
2006年05月08日
ゴミ拾い
5月5日記の「意地悪」の コラムに
コメントくださった
東京の yukinoさん・・・・
ご愛読、そしてとても良いコメントありがとうございました。
そうですか、お金より、自分を大事にする生き方・・
いいですね・・・
本来の 優しい自分を保っていると、
違うことで豊かになってゆきますよ・・・・必ず
そして運勢や収入も
自然と それなりに上がってゆく・・
本来は そういう生き方が
理想ではないでしょうか?
・
・
今朝はアラモアナビーチまで散歩に行ってきた。
涼しい気持ちの良い風が たまらない・・・
ビーチは片道で 1kmある・・・
往路は 裸足で波打ち際を
海の水を蹴りながら歩く・・・
これ 結構 キツイ・・
・
・
復路は 砂浜を やや小走り程度に・・・
やはり裸足で
砂で 足の裏が刺激され
最高に気持ちがいい
・
・
そして ついでに
海の中や砂浜に 落ちている
ゴミを拾いながら歩く・・・
・
・
特に ビニール袋や お菓子の袋が
海に浮いていると 心配だ・・・
亀が クラゲ と間違えて
食べてしまい 窒息死するから・・・
・
・
本来は長生きの亀に
人間として大変ご迷惑をかけるので
極力 拾って
ゴミ箱に入れるようにしている・・・
・
・
そう 今日は道徳だから
ゴミ拾いについて・・
・
・
ゴミは 道路や浜辺に捨ててはいけない・・・
はいっ !
そして
落ちている ゴミがあったら
拾ってゴミ箱に入れるといい・・・
えっ? は はいっ !
・
・
世の中
自分で ゴミを 捨てなくても
落ちているゴミを拾う人は 少ない・・・
ふーーん ・・
・
・
乞食みたいで みっともない・・・?
汚いから・・・?
清掃員の人の仕事だから・・・?
・
・
中南米では
マネージャーは 絶対にゴミを拾わない
「 おい そこにゴミが落ちている 」と
従業員にそう言って 拾わせるのが
管理職の仕事・・
・
・
間違って 自分でゴミを拾うと
「おー あのマネージャー ゴミを拾うのも仕事だ」と
マジに 従業員から思われるから・・・
・
・
日本なんか 上司が率先して ゴミを拾ったり
片付けたりするけど
同じことを 外国でするときは
よくその国の常識を確かめてからにした方がいい・・・
・
・
私?
私は 拾う・・・・
別に 「ゴミ拾い」と 思われてもいいので
出来るだけ拾うようにしている・・・
・
・
ゴミを 平気で捨てる人・・・
・
ゴミを 拾って片付ける人・・・
これ 絶対に
<誰か>が見ている
・
・
そう 宇宙銀行口座開設の審査基準でもある・・
私はそう信じて ゴミを拾うようにしている・・・
ゴミ拾いのおじさんと思われたって
ぜーんぜん 構わないし・・・
・
・
ビーチでも 拾う・・・
両手に 一杯になる程度だけど
拾って ゴミ箱に捨てるようにしている・・・
・
・
数年前 ある朝早起きをして
ビーチに散歩に出かけるとき
エレベーターで たまたま
新聞配達のおばさんと 同乗した・・・
・
・
お互い <おはよう!>って
・
・
「こんなに朝早く どこへ行くの?」
おばさんに そう聞かれたから
「あー ビーチにゴミ拾いに行くんだよ」って
ビーチに散歩に行く・・・と言う答えでは
これ やや 芸が無いので
半分ジョークを交えたつもりで
そう答えた
・
・
その新聞配達の おばさん
急に マジな顔になって
私に
「 ○○○○ ○○○ 」と言った
(答えは 文末に・・・・)
・
・
私は 驚いた
えっ?
そんな・・・・・ って
咄嗟に
こちらから返事が出来なかった・・・
・
・
それ以来
・
・
ゴミ拾いを
意識して
喜んで
かなり
得意げに
するようになった・・・
・
・
きっと
<誰か>も
ゴミを拾っている私を見て
「うん なかなか よろしい!」
って言ってくれているに違いないし・・・
・
・
・
<答え>
Thank you for serving the community
アメリカは、 すごい国だ・・・・
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2006年05月07日
普通
今日は 気持ちの良い貿易風の吹く日曜日
少しシャワーがあるけど、気持ちの良いお湿りだ・・・
ハワイの風に 本当に感謝したくなる・・・
エアコンでも 作り出せない
こんなに 気持ちの良い風は・・・・
・
・
さて
ハワイでビジネスをしていて
あるいは 仕事をしていて
一番 ありがたいものがある・・・
・
・
「普通」
おっと - !
・
・
頼んだ事や 約束した事が
その通りに 運ぶ・・・
これ 普通のことだけど
ハワイでは 非常に貴重なことで
感謝をしなければいけない・・・
とにかく 普通に やってくれたら
心から あー 今日はいいことがあるかもナー
なんて 思うくらい・・・
・
・
頼んだ事は そのまま忘れられる
約束は 一応その場の社交辞令・・・
そう?
・
・
ま そこまではひどくないが
ハワイで 普通に 予定通り
約束した事が運んだら
「ラッキー」と
思わなくてはならない・・・
・
・
これ あくまで
日本と比べてではあるが
ヨーロッパ
中南米よりは
ハワイのほうが <まだ>マシである・・・
・
・
海外で 何かのビジネス
仕事に関わる場合
この 「いい加減さ」に 驚かないように
よく 自分を訓練する必要がある・・
でないと 胃潰瘍に なるから・・
・
・
「普通」 が素晴らしい・・
だから 反対に言えば
普通に仕事をすると
「 おー あの人は すごく出来る!」と 言われる??
「ちょっと 気を利かせたら おー エクセレント!」
なんて言われちゃう・・・
・
・
だから 楽とは言わないが
ここ ハワイでも
日本以外の国々にある
時間や約束を守らない習慣や
いい加減な見積もり
適当で 間違った情報が
当たり前・・・・
・
・
これをストレスに感じ、
許せないほど腹が立つ人は、
絶対に海外でビジネスなんか
考えない方がいい・・・
ストレスで 血圧が上がるから・・・
・
・
観光業で成り立っているハワイ・・・
その代表格のホテル業界なんかも
その いい加減さの 象徴・・・
・
・
荷物は 間違える
チェックインしたら 部屋が掃除していない
渡されたキーで、ドアーが開かない
予約日が 間違っている
夜中に 非常サイレンがなって起こされる
ベッドメイクした後に、シャンプーが入っていない
チェックアウトに 30分以上待たされる・・・
こんなことは 皆さん何かしらご経験済みのはず・・
・
・
そして 謝らない・・・
オー ヤー?
ミス アンダースタンド や! って・・・
??
・
・
先日 日本滞在中に驚いた
用事があって杉並区役所に行った時だった
何しろ サービスがすごい!
・
・
日本で宿泊した ホテルよりも
また
どこのレストランよりも
サービスがいい・・
・
・
だからハワイより
比べ物にならないくらい
行き届いたサービス・・・
・
・
ロビーで 女性担当者が迎えてくれて
「おはようございます!本日はどんなご用で?」って
寄って来てくれて・・・
あのー 国民年金の・・・
笑顔で 「 年金ですね。 2階の5番 窓口にどうぞ!」 なんて
日本の銀行や
羽田のJALのカウンター
そして泊まったホテルのフロントより
数段 気持ちの良いテキパキした対応・・・
根性が入っていた
・
・
後で 聞いてなるほどと思った・・・
杉並区役所は 東京都の中で
サービスの5つ星なんだそうだ・・・
・
・
役所に サービスの格付けがあるなんて
知らなかったなー ・・・
・
・
ハワイには そんな行き届いたサービスはない
何故か
そりゃ そういう意識とか 人事効果基準がないから
昔あったそういう アロハスピリットは
今 働いている人には あまりない・・・・
・
・
面倒くさいじゃん って
日本人は チップ払わないしー ・・・ って
・
・
「普通」の サービス・ホスピタリティー精神が
ハワイに戻ると もっと観光客が増えると
思うんだけど・・・
・
・
私も 仕事をしていて
顧客の期待に「普通」より上のレベルに
到達し 応えられるよう
自分なりに意識し、
努力するようにしている
2006年05月06日
冠婚葬祭
日本と 欧米の違い
色々とあるけど
その中でも一番驚く事・・
冠婚葬祭・・・
・
・
冠婚葬祭そのものは
各国それぞれに事情や
文化、形式の違いがある
それは 当然分かる・・・・
・
・
でも 一番違うこと・・・
相場・・・・
えっ ?
相場って?
・
・
包む 金額!
あー そう っかー !
・
・
何で日本は あんなに大金を包むのか?
結婚式の招待状が来たら
参萬円 五萬円
夫婦だと
七萬円 壱拾萬円・・・・・・!?
ヒエ ー !
・
・
葬式の連絡が来る度に
一人 五千円 壱萬円・・・・・
おいおい・・・
・
・
だって そりゃ知らされたら
知らん顔 出来ないし
だいち 手ぶらで お通夜に行けないだろうが!・・・
はー ・・・・・
・
・
勤め先で 社員が40~50人いる同じ部署の
誰々さんの お父さんが亡くなった・・・・
誰々さんの おばあさんが・・・・
ものすごく寒くなった日とか
猛暑の季節になると回ってくる
「集金」 の回覧板が・・・・
「訃報・・・・ ○月 △日 ~ 様ご逝去」 って
皆
その人のお父さんや おばあさんに
一度も会ったことも無いのに
払う・・・・
いや 徴収される・・・・
だって 払わないと
何言われるか分からないから・・・・
・
・
アメリカでは?
そう色々とあるけど
お金を包むと言う習慣は
本来あまり一般的ではない・・・
・
・
招待されたら
プレゼントとかお花を持参して
挙式セレモニーに出席し
そして披露宴でご馳走になり一緒に祝う・・・
・
・
もちろん現金やギフト券を包む場合もあるが
「相場」は 招待客一人当たり
50ドルから100ドルで十分
それよりも お祝いのカードが重要・・
<心からのメッセージ>を 包む・・・
・
・
葬式
やはり あまりお金は包まない
その代わり当日の葬儀に参列することが
その家族に 弔意を示す一番の マナー
残された家族や、友人を心から慰める
そしてカードにお悔やみの一言を書いて
遺族に渡す
お花を持ってゆく・・・・
それくらい
・
・
ハワイの日系人社会では
日本式にお金を包む人もいるが
相場は ごく小額・・・・
20ドルくらいで十分
そう いわゆるお線香代・・・・
・
・
遺族も 集まったそういうお金を
亡くなった本人が 闘病した 病気撲滅の為
基金に全額寄付したりする・・・
・
・
日本でも 最近お香典で集まったお金を
癌撲滅基金とか 特定の研究機関に
寄付するケースも増えてきている・・・
これはとてもいいなー なんて・・・・
・
・
昔の日本は 貧しかった
そういう 祝儀不祝儀を
親戚 縁者 そして近所に住む人たちが
皆でお金を出し合い、
炊き出しをして 互助する習慣があった
それが 現代では「包む」と言う習慣で
続いている・・・
・
・
・
しかし これだけ時代が変わってきて
この習慣が
実は日本人の生活を
かなり苦しめているケースがよくある
・
・
だって 内田さん
それは日本の良い風習ですよ・・・
皆で 喜び や 悲しみを分かち合って・・・
・
・
確かに そうかも知れない・・
しかし
私のよく知っている人で
この 「冠婚葬祭貧乏」の人を良く知っている・・・
見栄もあるし・・・・
・
・
お金の代わりに
自筆の お悔やみ
あるいは
心からのお祝いの
メッセージカードでは
駄目なのかしら?
・
・
高額な医療手術を受ける子供に
皆で 基金集めをする・・・
これには
やはり「包む」 支援が大事
それで一人の子供の命が
助かるかもしれない
こういう時は 可能な限り
「額」を 奮発する・・・
そういう文化なら とても素敵だ・・・
・
・
虚礼廃止 とも言うし・・・
日本が もう少し
金額ではなくて
どう 本来の<気持ち>を 「包む」かが
評価される社会になればいいな・・・ なんて
・
・
老婆心ながら 思ってしまう・・・
2006年05月05日
意地悪
人間 色々な人がいる
親切な人
いつも笑顔で 「 はい いいですよ」って言ってくれる人
おおらかで 「 あー 気にしないで」 なんて言ってくれる人・・・
・
・
そうかと思うと
意地悪な人・・・
何でも
「 駄目だよ それは出来ないね!」 と言う
いつも顔が 怒っている・・・
「 まったく もう !」 が口癖・・・
他人から何かを頼まれても
「してあげない」 ・・・・
・・・・・誰が やってやるもんか!・・・と
・
・
三つ子の魂 百までも・・・
小さいときに 周囲から
愛情をたっぷり受けて育った人は
比較的 相手に親切で
思いやりのある大人になることが多い・・・
・
・
その 反対の場合
あまり 相手に親切ではない
・
・
ひどい場合 犯罪を犯す
他人を殺す
「憎悪」と言う遺伝子が 年齢を増すごとに
そして過労が手伝って
ますます体内で繁殖してゆくような・・・
おー ! 恐ろしい !~
・
・
あるいは
本来は とても親切な人なのに
意地悪に なってゆくケースも多い・・・
本当は 心が優しくて
おだやかな人なのに・・・・
・
・
こういうケースのほとんどは
<心身> の疲労
<過労> が原因である場合が多い・・・
・
・
身体や心が 疲れてくると
人間 意地悪になってくる・・・
確かに・・・
・
・
他人に 親切にしてあげる心や
感謝の気持ちが
持てなくなってくる・・・・
・
・
先日もTakaさん に言ったけど
こういう 心身の疲れは 実はとても
よくない・・・・
危険である
・
・
スポーツで 身体が疲労するのは
健全なことだけど
仕事や 人間関係
そして 過度な労働時間が
長期間 続くと
人間 「意地悪」 になる・・・
・
・
笑顔も 無くなり
グチっぽく そして
ついつい カリカリ してしまう
・
・
それじゃ どうしたらいいか
これ 簡単
心身の疲れを取ってあげればいい・・・
・
・
だって 忙しくて・・・
休むと怒られるし・・・
そんな 余裕なんかありませんよ・・・
・
・
そう?
そういう 場合
自分の心身の疲れを
取ってくれることができる
唯一の人がいる・・・・
その人に頼めばいい・・・
・
・
・
・
誰? それ
・
・
あんた 自身・・・
えっ ?
・
・
ほとんどの人が
自分で 自分のことを追い詰めているのに
気がつかない・・・
・
・
じゃー 手を抜けって言う事?
そう それでもいい・・
あるいは やり方を変える・・・
優先順位を 決めて選別する・・・
・
・
いやー そうじゃなくてね 内田さん・・
生活費がね・・・
あ そう? 足りない?
それなら乗っている車を売って
モペットか自転車に換えればいい・・・
えー?
・
・
住んでいる所を
もっと家賃の安い所に・・・
そんでもって スタバで
コーヒーフラプチーノ じゃなくて
普通のコーヒーにすればいい・・・
・
・
えー ! それって キツくないっすか?・・・
それくらいの贅沢も駄目?
だって お金が無いなら
無いなりの生活に変えればいいだけ・・・
・
・
収入に見合った生活をしていないから
余計お金が足りなくて 心身症になる
全部自分のせいなんだから・・・・
・
・
・
・
そして最も大事なこと・・・・
他人から どう思われるか
ではなくて
自分がどう思うか・・・で
判断してみる・・・・
・
・
うーーーーーーーーーん
でも 他人の目って言うものもあるし
何 言われるか分からないし・・・・
・
・
あのね
見栄を張るのは
張れるようになってから にしなきゃ・・・
そういう他人の目なんか 気にしない
気にしてる場合じゃない・・・・
・
・
<心身症>になるくらい働いている
人のほとんどは
北朝鮮の<強制収容所>に入れられていない限り
実は<自分のせい>だ と言うことを
理解していないんだな・・・これが
・
・
・
仕方が無い
誰かに こき使われて
働かされていると
被害妄想になりながら・・・・・・・・
・
・
会社や 上司が悪い・・と思い
不景気のリストラのせいだ・・・と グチりながら
自分が「意地悪」になるまで 働いている・・・
・
・
働く事で 幸せになる
楽しく 働く
充実感を味わう・・・
・
・
なーーんてことを 言うと
そんなの 「理想論」 だー
甘いこと言ってるんじゃないよー ・・・・と
一蹴される文化が 日本にはある
・
・
日本人の職業観には
この
自己犠牲 → 過労 → 意地悪 →
お互い プレッシャーをかけ合って → 心身症・・
そんな悪循環が根底にある・・・
・
・
そして それを改善するどころか
むしろ 受け入れているようなところさえある
<我慢比べ大会> するみたいに
残業して会社から 帰らない
いや
帰<れ>ない・・・
・
・
帰ればいいのに・・・・
・
・
是非 自分で 自分を
大切にケアーしてあげて欲しい
本当に 自分のことを
親身 になって考え
状況を 改善してくれる人は
親や自分を愛してくれる人ではない
お医者さんでもない・・・・
・
・
自分自身である
・
・
そして
・
・
・
・
そして? 何?
・
・
自分に 優しくしてあげると
だんだん他人に 優しくできる人間に
戻る事ができる・・・
・
・
そう
心の優しい 本来の自分を
取り戻すことができる・・・・
・
・
では 良い週末を・・・
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2006年05月04日
怖いもの
すごい 今日は 既に 3本目のブログだ・・・
書かない時は 一週間書かないけど
気分が乗ると 大量生産する・・・
・
・
さて 人間誰でも
怖いものがあるのが普通だ・・・
ヘビ・・・
まんじゅう・・・?
死・・・・
嫁さん・・・?
私は 牛乳~!
・
・
反対に 「怖いものなし」 と言う人もいる
乗りに 乗って
やることなすこと 全て上手く 行き
事業の成功から 絶対的権力を得て
多くの人を従え
全てが 自分の言うとおりになる・・・
どんどんお金も稼いで
世の中 怖いもの無し・・・ というような
・
・
そういう 状態の人がいる・・・
・
・
日本人によくいるタイプ・・・
お金を持っていると 怖いものなし・・・
そう 考えて 24時間
お金稼ぎのことだけを考えている
他人を評価するのも お金が基本・・・・
・
・
どれだけ 金持ちか
自分より どうか・・・
それで 自然に相手に対する
態度が変わる・・・
・
・
ある牧師さんと話したとき
こんな話になった・・・
・
・
人間は 怖いものが一つくらい無いと
駄目になってしまう・・・と
・
・
何でも 完璧に
人に比べて 驚くほどの力を発揮する人が
すごいかと言うと それは違うそうだ
賢い者は 必ず最後に 自分には絶対かなわない
「何かの」 存在に 常に意識が行っている・・・
その <サムシンググレート>から
必ず 最終審判が下る と信じ
その覚悟が出来ている・・・のだと
・
・
どういう審判が下るか 怖いから
いつも 調子に乗った 傲慢な態度は出来ない・・・
・
・
信仰心 とか 宗教と言うと
日本人は すぐに 色眼鏡で見る
すぐ ○○○真理教みたいに・・・
偏見で見る・・・
・
・
欧米で 日本人のように
<威張る>人が少ないのは
おそらく この信仰心のせいではないか・・・
・
・
<誰か> の存在を信じ、
それを基本に生きるか
<資産残高> を 基本に生きるかの
違いのようだ・・・
・
・
5月の連休となると
日本からの航空運賃がぐっと高くなる・・・・
普段の2倍近くするのではないだろうか・・・
・
・
この時期にハワイに来る日本人は
比較的 富裕層・・・
・
・
しかし 残念ながら そういう客層に
共通している事が多い・・・
・
・
もちろん 全員とは言わないが
どこでも
無言で 笑顔も無く
一番値段の高い店で食事をし
ブランドショップで 高級品を買ってゆく
・
・
そして
最も 恥ずかしい
その人達の共通点
・
・
サービスをしてくれた人や
周囲の人に まともに
「ありがとう」の一言 が言えない・・・
きっと
平均よりお金を持っているから
「怖いもの無し」なのだろう・・・
・
・
実は これが
世界で一番 ひんしゅく を買う
習慣だということに
微塵も気づかず
ただ これ見よがしに
アメックス ブラックカードを取り出し
黙々と 大金を使ってゆく・・・・・
・
・
どうだ すごいだろう
お前ら こんなカード持ってねえだろう! って
・
・
こういう人は
本当に<怖いもの>の存在に
気づいていないんだろうなと思う・・・
Apple
英語で Appel
<りんご>の こと
・
・
ハワイでも 最近日本の<富士リンゴ>が手に入る
一個 3ドル位する高級品だけど・・
ハワイの人も パパイヤ だけでなく
リンゴもだいぶ 食べるようだ・・・
・
・
さて
英語で Apple to Apple という言い方がある
物事を 比較するときに
比べる もの同士が
同じ 尺度や 内容である・・・という意味
・
・
つまり
昨年の6月~12月の売上と
今年の1月~4月の売上を比べる
これは通常
Apple to Appleではない
昨年の 1~4月 と
今年の 1~4月 の売上を比べる
これを Apple to Apple と言う・・・
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<比べる 意味がある・・ 対象となる>
そんなことを この表現で言い表す・・・
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Apple to Apple
これ 別に
数字とか単位でなくてもいい思う・・
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人間同士でも 当てはまる・・
人と人を比べるとき・・
普通 同じ人間という種類だから
皆 Apple to Apple だと思ってしまう事が多い・・
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あー 僕もあの人みたいになりたいなー
これは 別にかまわないが
あー 何でアイツが あんなにもらって
俺が これだけしかもらえないんだ・・・
とか
あー 何でアイツが ロールスロイスで
俺が 中古の ○○なんだよー! って・・・
すぐ 比較する人が 多い
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比較して その差に
腹を立てている・・・
比較して
ねたむ・・・・
比較して
投げやりになってふてくされる・・・
そして
やる気を無くしている・・・・
・
・
そういう人がたくさんいる・・・
でもこれ必ずしも Apple to Appleでは無い事が多い
そういうあこがれる人と自分が
同じ年数
努力や 心がけ
そして 勉強や仕事
あるいは <ある特別な分野に>
子供のとき、若い頃から
一生懸命 注力して 時間を費やしているかどうか・・・
・
・
基礎的な能力や体力の差は如何ともしがたいが
その人と <同じ> 努力や切磋琢磨をしてきたかどうかは
全然考えたり 比べたりしないで
ただ その人と自分の
乗っている車の車種を比べて
嫉妬する・・
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何で アイツだけが・・・ って
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・
比べる前に
その人が子供の頃からどんな人生を送り
どんな苦労や 勉強 生き方 を
してきたかをよく 聞いた方がいい・・・
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それで
自分に何が足りないのか
今から 自分で出来る事は何か・・・
その目標まで あと何年で
それに向けてどういう進路を歩むべきか・・
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・
どんなことがあってもくじけないか・・
その人みたいに 入院するくらい
病気になるくらい 仕事や勉強
厳しい難関に 立ち向かえる自信があるか・・
他人より 苦労を惜しまないか・・・・
成功しているその人から
そういうことをよく聞かせてもらって
それを自分に 当てはめる・・・
・
・
その人と同じ苦労
それを通して経験や実績を残し
自分が 同じくらいやってみた後
比べるといい・・・・
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・
それで 初めて
Apple to Apple の比較となる・・・・・・・
あこがれ 初恋
皆さんの 初恋の人はどんな人だっただろう・・・
私の場合
それは 幼稚園の時の先生・・・
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・
ま ずいぶん マセてるのねー
そう マセていた・・・・
幼稚園の名前は 「めぐみ幼稚園」
その先生の名前・・・・
忘れた・・・・・
???
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・
とても きちんとした あの当時確か
スーツ姿が よく似合った先生だった・・・
・
・
どんな女の人だったか
顔はしっかり覚えている・・・
あー こんな 女性がいるんだ・・・
と
普段は 川で おたまじゃくしを
釣って 遊んでいた 男の子が
胸をときめかした・・・・
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・
それから 小学校の同級生
彼女はバレエを習っていた・・・
決して美人タイプではないけど
何故か 清楚なイメージがあった
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・
次に 恋したのが
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・
あんた 小さい時から・・・・
内田さんって 女好き?
いやー こういうことを正直に言わない人が
多いだけじゃない? ・・・・
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・
その次は?
そう 同じクラスの可愛い子・・・
A子チャンに
その次は
B子チャン・・・・・
・
・
どうでもいいけど
何人もの女の子に あこがれていた
・
・
そうこうしている内に 中学生となり
男の先輩にもあこがれるようになった・・・
これは 決まっている
スポーツが出来て スタイルが良くて
学校の成績がいい・・・
野球部や バレー部の時の先輩・・・
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・
ソックスが白で
アメリカ製のバスケットシューズを履いている・・・・・・
これ 当たり前・・・
・
・
シャツが ボタンダウンである・・・
ヘアースタイルが カッコイイ
おー ズボンの後ろのポケットに
くし を 入れている・・・・
・
・
当時 まだ 整髪料なんて珍しかった時代に
高級品の資生堂 MG5 や
ブラバスなんかをつけている先輩は
そりゃー もう
男子生徒 皆の憧れの的 だった・・・・
・
・
カッコイイ なー と思う
運動部の先輩を見て
彼らの一挙手一投足を見ていた・・
あー 俺もあんな風になりたいなー ・・って
・
・
自分は これまでそんな風に
いつも 誰かに
あこがれて 生きてきたような気がする
・
・
しかし
最近 あこがれるような人がいない・・
特に 男性
あー こういう男になりたいなー
あの人みたいな人生を送りたいなー・・・
そんな風にあこがれる 先輩/対象が無くなった・・・
・
・
どうしよう・・・
考えた・・
何でも すぐ考える・・・私は
・
・
それじゃー
自分自身が そのあこがれる人になれば
いいじゃないか と・・・・
・
・
仕事でも 人生でも
何でも かんでも
他人や先輩の真似をしないで・・・
自分が理想とする
<自分>を 作ればいいだろう! ・・・って
そう 思うようになった・・・
・
・
少し生意気かも知れないけど・・・
最近強く そう思うようになっている・・・
2006年05月03日
戸籍謄本 その3
玄関の外で ご一行をお迎えする・・・
おー 浩ノ宮殿下だ!
本物だ・・・?
・
・
いらっしゃいませ・・・
殿下にそう言って 一礼した・・
「あ どうも」 殿下も きちんと
挨拶をしてくださった
・
・
当日は、駐英大使夫妻と 侍従
そして
スコットランドヤード(ロンドン市警)の
専任ガードマン二人が
食事をされる事になっていた・・・
あとは お付きの方々・・・
・
・
殿下は きちんとしたスーツ姿で
笑顔で お越しになった・・・
店内で 「いらっしゃいませ!」 と言う 従業員一人一人に
「あ どうも」と 丁寧に挨拶をしてくださる・・・
・
・
店の常連だった駐英大使は
「 内田君 今回は 殿下がサントリーの鉄板焼きをと
ご所望でね・・・・」 と言ってくれた・・
「はー 左様でございますか・・・それは光栄でございます」と
いつもより 舌をかみそうな敬語で答える・・・
・
・
殿下は にこやかに 店内を珍しそうに見ながら
私の後に付いて 歩いてくださる・・・
鉄板焼きの個室に ご案内・・・
・
・
続いて 殿下ご留学中の専属警護官二人を
その個室がすぐ目の前に見える
一般席に案内した・・・・・
(この二人の警護官は、殿下が留学後帰国された後に
宮内庁から、夫婦で日本に招待されている)
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・
二人とも 笑顔で とてもスマートな紳士・・
あまり警察、警備担当 と言う感じがしない・・・
二人並んで 個室が見える側に座る・・
・
・
殿下は オックスフォード大学の学生寮生活をされていたから
きっと日本食が恋しく思われたのだろう・・
お食事が始まり
戸籍謄本を渡した 例の鉄板焼チーフに
「緊張しないで笑顔で・・・」 と
声をかけた・・・・
・
・
殿下は とてもお酒が強くていらっしゃる・・
食事中は 日本酒をとても喜んで飲まれ
お刺身や 土瓶蒸し、
鉄板焼きステーキやシーフードの食事を堪能された・・・・
・
・
二人の専任ガードマンにも挨拶する
「いつも殿下が お世話になっております・・・」 と??
この二人 食事は普通にするが
一切飲み物を飲まなかった
お酒どころか 水一杯も・・・
・
・
警護の時間中は水分を摂らないそうだ・・・
トイレに行きたくなるから
はー これまた ご立派!
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・
殿下と駐英大使夫妻 そして 侍従 4人での
個室の食事は とても和やかに楽しそうで
笑い声が 絶えなかった・・・
あー 良かった・・・・
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・
そう思った瞬間
鉄板焼きダイニングルーム一般席で
ガシャーーーーン ! という音が!
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・
ギリシャ人のウエイターが緊張の為
あの重い益子焼のお皿を 5枚ほど
床に落として割った音だった・・・・・
あっ !!
私が駆けつけると
二人の警護官が咄嗟に 腰のベルトの拳銃に手を当て
立ち上がった!
・
・
ノー ノー ノー ~!
そのギリシャ人のウエイターは、両手を高く上げて
叫んでいる・・・
・
・
失礼しました・・・・
私が謝り、そして個室にも謝りに行った
「お騒がせして申し訳ございませんでした・・・」 と
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・
さて ご一行のお席が終わるまでに
日系婦人会の方々にお帰りいただかないといけない
だって 殿下の来店は<極秘>なんだから・・・
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・
店内にいらっしゃる殿下を
日本人のご婦人方に見られると 困るから・・・
・
・
しかし心配していたよりうまく、婦人会の面々は
3時頃に 皆お帰りになった・・・・
あー 良かった
これで殿下との 鉢合わせは 無い・・・
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・
殿下のお食事もそろそろ終了・・・・
警護やお付きの面々が
「内田さん もう車を回してもいいですか?」 と
「 はい お願いします・・」
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・
食事が終わって 大使夫妻と殿下ご一行は
とても満足そうに個室を出ていらした・・・・
・
・
「 ご馳走様でした。とても美味しかったです・・」
そう 殿下は私に 直接言ってくださった・・・
かなり お飲みになっているはずだが
全く 姿勢も崩れず、紳士然 とされていた
・
・
「はい ありがとうございました。
またよろしくお願いします・・・・」
なんだか 訳の分からない平民の挨拶をして
お見送りをする・・・
殿下を先導して 店内の廊下を歩いていたその時
あれー ?
帰ったはずの日系婦人会のお客さんが二人
地下の化粧室から 上がってきて
ばったり・・・ してしまった!
・
・
その 日本企業の駐在員の奥さん二人は・・・
<鳩が豆鉄砲を食らった>状態・・・
殿下が目の前を通り過ぎるのを見て
あわてて 我々に道を譲り 深々と 頭を下げて
お見送りをしてくれた・・・
・
・
「殿下 また是非いらしてくださいませ・・・」
そして玄関に 用意してあった
サントリーのメロンリキュール 「ミドリ」を一本献上し?
「これ よろしければ学生寮で 召し上がってください・・」 と
スタッフ皆で 挨拶した・・・
・
・
殿下は
「あー そうですか。ありがとうございます」
そう言って とても喜んでくださった・・・
私が殿下に差し出した品は
さっと 横から侍従が受け取る
殿下は 直接受け取らない・・・
あっ これは失礼しました! と
一つ勉強になった・・・?
・
・
車に乗り込んだ ご一行を無事
お見送りし店内に戻る・・・
・
・
驚いた婦人会の二人から
「あのー 今のは 浩ノ宮殿下ですよね?」
と聞かれた・・・
「 はい・・・」
その二人は脱兎のごとく帰っていった…
・
・
その 特報ニュースが
口コミで その一両日中に
ロンドン中の 日本人に
あっという間に広がったのは
言うまでも 無い・・・
・
・
別にウチが宣伝したわけじゃないからいいや・・ と
・
・
お見送りを終えて 店内に戻った私は
上着を脱いで 驚いた
着ていたシャツが 汗でびっしょり・・・
ドッと疲れが出て 座り込んでしまう…
・
・
それにしても 殿下のお人柄は素晴らしかった
あれなら世界中どこでも そして
どの国の王室とお付き合いされても通用するな・・なんて
日本人として そう 嬉しく 誇りに思ったのを覚えている・・・
・
・
アメリカ人が 日本や英国に嫉妬することがある
それは ロイヤルファミリーの 存在
米国には 王族、皇族がいないので
とても あこがれるそうだ・・・
・
・
海外にいて 日本の<天皇制国家> とか
<国籍> <戸籍制度>とかいうものを実感し
日本という国を
全く違う角度で見れたような気がする・・・
2006年05月02日
戸籍謄本 その2
「何でしょう お願いと言うのは・・」
急に 頭が冴え始めた・・・
浩ノ宮殿下がいらっしゃると聞いたら
途端に 集中力が増した・・・
・
・
「 あのー 内田さん・・・」
「 はいっ!」
とお互い 前に身体をのり出す・・・
「 殿下が来店されるということは極秘にお願いしたい・・」
「 極 秘 ? はい承知しました」
・
・
「それからね、この殿下の来店は一切店の宣伝に使わないように・・」
「 宣伝? はい 使いません」
「 当日以降もご本社以外、一切口外しないでいただきたい・・」
「 口外? あー それは 絶対に致しません・・・」
・
・
「それからね・・・」
・・・ずいぶんある お願いが・・・
「 当日ですけど 誰が鉄板焼きを焼いてくださいます?」
「 はー? 誰? あー それは鉄板焼チーフに担当させます」
「 チーフね?」
「はい チーフ・・・・」
「あのー内田さん・・
そのチーフの方の 謄本を入手してくださいませんか?」
・
・
「 はー? トウホン ですか?」
「そう 戸籍謄本・・・」
何で 戸籍謄本なの?
そう思ったが、一等書記官の顔を見ていると
決して冗談ではなく マジであった・・・
・
・
「コセキトウホンって あの 戸籍謄本ですか?」
「はい そうです・・」
・
・
はっとして
ちょうど 本人のビザ申請書類のファイルが
2階の事務所にあるのを思い出した・・・
・
・
「あのー 少しお待ちいただけますか?」
そう言って 私は事務所に保管している
日本からの派遣従業員の人事ファイルを確認した・・・
・
・
あった!
そのチーフの労働許可証を取得する為に
昔 揃えた各申請書類のファイルに戸籍謄本があった・・・
・
・
急いで 1部 コピーをして
階下に降り、一等書記官に
あのー 少し取得日が古いのですが
これでよろしいでしょうか?と
手渡す・・・
・
・
一等書記官は そのコピーをじっくり見て
顔の表情が少し緩んだ・・・
「 はい これで結構です。 さすがサントリーさん!」
と 誉めてくれた・・・
「あー はい・・・」
何で戸籍謄本が必要なのかは
よく分からなかったけど
一等書記官の表情を見て、
こちらも安堵した・・・
・
・
それから 内田さん!
・・・・・・ まだ あんのかよ! ・・・・
「 はいっ !」
「 当日は必ず このチーフシェフが担当するようにお願いします」
「 はいっ ! かしこまりました!」
体育会出身の私は こういう時の応対が素晴らしい・・
完璧である・・・
・
・
一等書記官 それはそれは安心した表情で
店の外に待たせてあった
外交官ナンバーの日本大使館の車に乗り込んだ
・
・
お見送りを済ませ店内に戻った私は
何で戸籍謄本なんだよ・・・・・・ と思った
・
・
しばらく考えて分かった
そうか!
殿下の 1m 面前で、刃物を持つからだ・・
日本に照会して 調べるんだ!
彼の 氏 素性、 犯罪経歴などを ・・・
おー !
特高警察みたいだ・・・なんて
驚き、 感心し、そしてちょっと背筋が寒くなった・・
・
・
それから二週間ほどした土曜日昼の12:30が
浩ノ宮殿下ご来店の時間だった
・
・
当時 殿下がオックスフォード大学に
留学されていた事は
もちろん知ってはいたが
驚いた・・・・
まさか この店に殿下ご自身が来られるなんて
まさか 私が殿下をお迎えするなんて・・・
・
・
当日はロンドンでは珍しい 青空の好天で
私も朝から 緊張して
一番上等のスーツを着て出勤した・・・
・
・
従業員には 前の日の夜に発表し
丁度 昼12時から日系企業の婦人会30名の
団体予約も入っているし
他のお客様にも くれぐれも気を配るよう・・
騒いだり、動揺せぬよう・・・
駐英大使ご夫妻と浩ノ宮殿下に失礼の無い様に・・と告げた
・
・
皆 普段 掃除しない所まで綺麗にしている・・
そのくらい 毎日やれよ! と思うほど・・
心配していた 日系婦人会の奥様方は
皆開店12時より前から 全員集合し
一般席に案内が完了していた・・・
・
・
いよいよ 12:15分になる・・・
自ら 玄関から 鉄板焼きの個室、
そして 男性化粧室の中の中?まで
入念にチェックしながら
全て最終確認を済ませる・・・
・
・
あと 15分で
日本国の 皇太子とご挨拶をする・・
おー こりゃ日本の親父に知らせなきゃ・・・
・
・
店の周辺は ロンドン中心地
バッキンガム宮殿、セントジェームス宮殿の隣接するエリア・・・
週末には平日と打って変わって
車の通りが少なくなる・・・・
セントジェームス通り・・
日本で言うと
ちょうど皇居近くの<日比谷通り>くらいの感じかもしれない・・
・
・
正午12:30 ピッタリ!
外交官ナンバーの 黒塗りの車が
合計5台 店の前に次々に停まった・・・・・・
・
・
・・・・次号に続く・・・・
2006年05月01日
戸籍謄本
今日はホノルルにある 日本総領事館に行ってきた
パスポートの更新手続きのために・・・
・
・
ホノルルの総領事館は ヌアヌ と言うエリアにある
ちょうど 日系クアキニ病院のすぐ近く・・・
駐車場に車を停め
警備ゲートを通って 館内に入る・・・
・
・
おー ここは 日本国領土だ・・
ちょっと 治外法権を感じる・・・
・
・
手続きを済ませ感じた・・・
日本って すごいなーって
戸籍謄本
住民票
本当にこれだけ国民一人一人の
氏素性
住んでいる所
家族構成
何でも 登録されていて
・
・
本当に 国民一人一人に
管理が行き届いている国だ?!・・・と
感心して、 少し怖くなるような気がする・・・
・
・
領事館の中庭で
あー ここは 日本だなー
あー 横田めぐみ さんは
生きて帰ってきてくれるかなー とか
・
・
国 と 国の
治外法権を 少し意識した・・・
・
・
海外に 住んでいて
日本の 「戸籍」 制度ほど
すごいものはないと思う・・・
・
・
だって その家族や
それぞれの 人の人生を 記録したものだし・・
変更の度に 手続きして
国が しっかり 一人一人
「管理」できる・・・
・
・
この 当たり前のような
しかし
世界では 稀な制度を見て
また 世界の中の 違いに気が付かされた・・・
・
・
あれは またロンドンでの勤務時代
すぐ ロンドンの話になる・・・
ある日 駐英日本大使館の一等書記官から
私宛に電話があった・・・
・
・
あのー マネージャーの内田さんですか?
はい
今日の午後ちょっとお邪魔してもよろしいですか?
はい 何のご用件でしょう?
それは お会いしたときに・・・
・
・
その一等書記官は 190cm近くある
長身のメガネをかけた外交官だった・・
・
・
内田さん
はい
この ○月 △日に
鉄板焼きの個室に駐英大使の予約が入っていますね?
はい 確かに ございます・・・
一等書記官
周囲を見渡して 小声で・・・
「 実はですね・・・・」
また 周囲を見渡して
「 大使のお客様は・・・」
また キョロキョロして
「 でんかなんです・・・」
「はー ?」
「いや 殿下 なんですよ・・・」
「 は? 伝家?」
・
・
もともと 寝不足の私は
でんか・・・ の意味が分からず
ボケてしまった・・・
・
・
「 違います 殿下! 浩ノ宮殿下です!」
「えっ? ひ ひ ひ 浩 の?」
「しー ! 声が大きい」
「 あー はい・・・」
そういう私に
その一等書記官は こう依頼してきた
あのー 内田マネージャー
お願いがあります・・・・・
「 は はいっ !」
・
・
次回に続く!