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2010年06月23日

通訳

日頃 お受けする仕事の中で、結構多いのが


通訳・・

通訳のご依頼内容は、ビジネスの交渉はもちろん

会議での通訳

それに 米国での医療・検査・診察時


中には 占いの時の通訳をやってもらいますか?

なんて言うお問い合わせもある・・



通訳に大事な要素は

語学的に言えば 単語をいかに多く知っているか・・・だが

それだけではありませんね・・・・



実際に頼んで役に立つ通訳は


両国の文化や考え方


制度や風習などの違いを良く知っている事・・



そして 両方の顧客の心理や思い入れ


加えて 不安感やこだわりを 


よく「読める」人が良いですね・・



要は 思いやりと親切心のある通訳かしらね・・




この親切心のない通訳に頼んだ日には

目も当てられないほど その場が白ける




自分も 通訳の立場を肝に銘じながらも

出来るだけ 双方の考えや気持ちを

最大限に察知するように 心がける・・



普通  通訳の人は

英語で話している A さんの言っている事を


日本語しか分からない B さんに伝えれば


それで役目を果たしていると思うものだ・・・




ところが これ 英語を日本語に訳すのは

当然であり基本的なことなんだけれど


自分は   日本語しか分からない Bさんに


Aさんの言った英語の意味を日本語に訳しながら  同時に


英語でしゃべった Aさんの最も言いたい

キーになる部分や単語を 一度英語で発音してから

日本語に通訳するようにしている・・・





そうすると


Aさん   「あ~  ウチダはちゃんと その大事な部分を
しっかり訳しているな~・・・」って 自分を信じてくれる

相手の言葉が分からない同士 双方に安心してもらうのに

この手法をいつも使う・・



反対に 日本語しか出来ない方の

一番伝えたい部分も その日本語を一度発音し


その内容を英訳するようにしている・・・





双方に 「本当に俺の言っている事、ちゃんと訳してくれてんのかい?」

そんな 不安感や猜疑心を持たれないように


特に気を使うわけです・・  これ大事ね・・



そうすることで 双方の会話に


大きな誤解や ズレが出ていないことを

Aさん Bさんの両方に理解してもらうのが 私のやり方です・・・はい



通訳は  TOEICの最高点 と 英検一級でなければいけない


と言う法則はないと思う・・・

それより どれだけ 言語の違う両方の国と


国民性を理解し、必要な補足説明もしながら 

いかに双方が理解し満足できる会話をお手伝いするか?


どうしても分からない言葉があれば 


電子辞書を持参すれば用が足りる場合もある



通訳に大切なのは その場の空気を読みながら


顧客同士の気持ちを理解しようとする 気配りじゃないか

そんな風に思う


投稿者 : 19:59 | トラックバック

2010年02月27日

セミナー

一昨日は 日本から来られた

ビジネスオーナーの方  そしてその奥様方

計6名の方々に ビジネスセミナーを実施した



しかし 人数も この位がちょうど良い

お互い 会話もできるから・・・

ビジネスオーナーでも 3人の方のうち


お二人は 家業を継いでいる二代目経営者だ



セミナー なんだけれども


お配りした資料に  数字もデーターも


表もグラフも何もない・・・


ただ  日米の労働価値観や法律・制度


そして国民性の違い 文化の違いについて・・をテーマにした



セミナー らしくないけれど


皆さんに 日本のどこが欧米の社会と違うか

どちらの文化にも 良いところと  変なところがある

だから両方の文化を知っている方が 良いのでは・・・と




日本もアメリカも 今の経済的苦境に一つ共通点がある

市場が大きく伸びない中 

これまでのビジネスモデルが もう通用しない


いわゆる 閉塞感と言う状態かな・・・


これから先 自分の会社を

どう経営していったら良いのか・・・・と悩んでいる

皆 同じだと思う・・・


アメリカでも 会社も個人も ある種の「行き止まり感」が漂っているし

だから  従来の市場が縮小しているなら


新しい市場を創造しないといけない


従業員のモラル 意識が変わって来ているなら


人事給与体系を 根本から変えないといけない



二代目経営者は  大変だ


これまでの会社の歴史や信用  商売の基本が


もう既に整った状態で経営を引き継げる分  

従来の取引先の目や これまでのしがらみも

たくさんあるし・・



業績がよければ  親のおかげ・・・


悪くなれば 自分の責任・・・って言われるし



でも 思う・・・

もし現状を変えたいなら 自分が変わるしかない・・・って



会社は やはり社長が どう思うか?

何をしたいか?   そして


どの方向に進みたいか・・・で決まりますものね

社長自身が ありとあらゆる試行錯誤で


「これしかない!」 と言うものをつかむのが最も重要では・・・・と



ハワイにいると、本当に多くの 会社経営者


オーナー経営者    投資家の方々にお目にかかる


そして たくさんお話しを聞く機会が多いので


耳が肥える・・・・



成功されている 経営者は

こんな共通点があります・・・・



墜落された 経営者は 不思議とこんな

同じ投資や行動をされていました・・・・って



何故だろう?


後で結果を見て 評論するのは簡単だけれど

でも 学ぶ事はできますものね・・・

社長の仕事は  従業員に対してだけでなく


それこそ自分を 叱咤激励し


新しい発想を心がけ


考え方や心身を治めることなんじゃないかな・・・・と

そう思う



そんな事柄を中心に  日本と 欧米社会の違い

あるいは 日本は将来 こうなって行くと思います・・

そんな内容についてお話しした・・





経営者である ご主人達もさることながら


同席された奥様方も 興味を示してくださった


ハレクラニ・ホテルのカフェ 海を見ながらのセミナー「会場」で


多分 皆さん 


内容の意外さに 何かヒントのようなものを


つかんでいただけたのではないか・・・・

そう 願っております・・・・



投稿者 : 03:48 | トラックバック

2010年01月17日

利益

今日は ソニーオープンの最終日に


観戦に行って来た・・・


アーニー・エルスのスイング見て


うっとりする・・・


何で あんなシルキースイングで

あんなにボールが飛ぶの?


世界の一流プレーヤー・・・・



天性?


努力?

運?





何でも極めている人たちは


オーラが違いますね・・・




今夜は ハワイで長く政府関係の人と

ハワイの産業発展の為に働き

色々と 投資家を探している


コンサルタントの人と夕食ミーティングをした・・





彼は1970年代から日本へ行き

ハワイの農産物の日本への輸出を


増やす為に働いた人・・・・

彼の英語が とにかく聞きづらい



初めは わかった振りして聞いていたけれど

これじゃいけない・・・と


何度も 分からない言い回し  

聞き取れない単語を


質問しながら・・・


観光産業しかないハワイ州の将来に


州に 日本からどんどん


R&Dの投資を招きたい・・・・・と


ウチダサン  力を貸してくれないか・・・・と


そう言われて 彼に質問した訳ですよ・・・


投資家の リターンは何ですか?・・・・って



そうしたら 黙っちゃう・・・


う~~~ん  って


何もリターンのないものに


投資する人は 昨今あまり多くないものね・・・


投資してくれる 日本企業とか 個人がいたら


ハワイ州 として

特別税制とか 土地の無償提供

あるいは


当初の何年間は こう言う州からの

特別補助金や供与を 用意します・・・・って

何かインセンティブでもつけてくれないと

紹介って言っても そんなお人好し


なかなか いませんよね・・・・





いくら日本が 世界一

ODAに熱心な国の一つと言っても




要は 利益の考え方だな・・・・と


誰でも 皆自分の利益が先だから・・



宇宙の理論から言うと

そう言う 願いは


中々 実現しないし もし仮に


そんな 縁組があっても

長続きしないわね・・




食事が終わって、別れ際に彼に言った


州政府として 米国の他州のように


どんどん魅力ある 「特別待遇」を


考えてください・・・





投資は欲しいけれど

税金は米国一高い


環境規制はめちゃくちゃうるさい・・・


雇用契約は 労働者ばかりに有利



これじゃ  そんなありがたい(美味しい)投資家は

出てきませんよ・・・って




ハワイ州は 政府のお役人も観光業も

世界の人が 憧れる


青い空 蒼い海に 


ちょっと 胡坐をかき過ぎですね




ちょっと 今日は ぼやき・・・・か?



投稿者 : 20:46 | トラックバック

2009年12月25日

農業

昨日の 日本からの問い合わせは

農業ビジネスだった・・・



ハワイに技術輸出したい・・・・と

ある方法で


トマトが 年間20毛作可能だと・・・


え?  二毛作じゃなくて 二十毛作ですか?





野菜に果物   何でもござれ・・・

天候に左右されず 歩留まりほぼ100%・・・

へ~!本当ですか?     って


ハワイの食料自給率 驚くほど低い

品目によって 10~30% と言われている




もし 米国本土からの船便コンテナーが

何かの理由で 長期間ストップしたら 

何日食料が持つか・・・・




何日だと思います?





たったの10日間・・・・


食料がないと これダイエットに良いなんて


言ってられない・・・



乾物 缶詰などは別として

野菜 果物 肉類など


生鮮食料品は 普段気がつかないけれど

州民の生命線・・・


ユニクロのジーパンが880円で

どこかのスーパーが 680円なんて


言っている場合じゃないわ・・・




これからは  化石燃料 資源だけでなく


水と食料の争奪戦で 


戦争が起きる可能性がある・・・って




そんな事が言われて 久しいけれど


(最近この言い回しが 多い)


本当に食料自給率を上げるビジネスは

世の為 人の為で 良いことですね・・・・・



電話で 30分くらい内容をお聞きし


大いに 興味を持った



この技術は 既に 日本で静岡県が

初の地方自治体として採用した・・とか




完全無農薬で、大量生産が可能


まして人件費が 最小で済み

ローカルの市場に どんどん供給できる

そんな夢のようなお話し








さてどう進出のお手伝いをさせていただこうか・・・



楽しみだ・・・





今日25日 米国はクリスマスデーでお休み・・・




キリスト教徒の人以外も お休み・・・


ハワイのサンタ.jpg

ハワイのサンタクロースは裸足です。

サンタルイ.jpg


メリークリスマス!

投稿者 : 10:35 | トラックバック

2009年06月10日

顧客志向

先日 ワイキキで用事があり

ちょうど昼になったので あるレストランに入った



11:30頃だったから  店内は


まだ空いていて 奥のほうの席に

案内される



あら?

店に 入って 誰でも目に付くカウンターに

お弁当が 山積みされている


価格も 一個 $5~$8くらい・・・・



(税込み) と書いてある





自分は席に ついて

メニューから注文した



時間が 12時を過ぎた頃


ドドー っと 人が入ってきて

レジの前で 列を作っている



皆 お弁当を買う人だ・・・・・・・・


何でもないことだけれど


とても良いアイデアだな・・・って



ハワイのレストランで食事をすると

Tipを払わなくてはならず


これが 今の不況と収入減に

大きな 負担になっていることに


レストランの経営者は意外と気づいていない

気づいていても


いつもと経営スタイルを変えない


簡単に 弁当・・・・・・・・と言っても

これ 作る側からしたら 結構手間のかかる仕事だし



揚げ物 煮物  そして焼き物・・・・


どれだって 弁当箱に入っている物は


小さくて 簡単に作れそうに見えるけど

仕込みや手間は お料理一品物を 

作って出すのと そう大差はないから・・・




キッチンの人間が


冗談じゃないっすよ !弁当なんて

いつもより早く 出勤しないと


11:30までに 出来っこないですから・・・・・・・・と なる



でも 売れていた


確か 少なくとも 40個くらいの山積みが

1時前には  ほとんど売り切れ・・



ワイキキは 事務所で働いている人が多いし

皆 毎日・・・・となれば 1ドル  2ドルを


倹約しようと 思う物だ




だから 弁当を・・・・・・・・・


そんなことしたら 店内で食べるお客さんが

皆 弁当買って行くじゃないですか・・・・・って

大概 普通の経営者や キッチンのスタッフは考え

ホールのスタッフも Tipが減るし・・・・って心配する

でも 12時過ぎには 店内の席も 一杯だった

弁当を買うお客


テーブルで 食べたいお客・・・・・・・・



たった一軒の お店の中にも

色々と工夫すれば 


まだまだビジネスチャンスは

あるものですね・・・・・・・・・・




ま 簡単に言えば 「顧客志向」・・・・ね



「自分志向」でいるうちは お客さんは増えるどころか

減る場合が多いし

もし自分がお客だったら・・・って考えれば

あれやこれや 良案が出てくるものですね・・・




顧客志向を心がけていると


自分にプラスな結果が戻ってくるから面白い




投稿者 : 03:02 | トラックバック

2009年04月30日

非常出口

建物には 大体 非常口が用意されている・・・


火災や 災害の時の為に


通常の玄関とは違う 避難用のドアーがあって

そこから外へ出て 人間の命や大事な財産を守る


アメリカ大統領の専用機


エアーフォース 1には

大統領用の 緊急脱出カプセルが

搭載されているって本当ですか?


常に 他国との戦争を想定し

今でも テロとの戦い

イラク アフガニスタンでの戦争中のアメリカは

特に「危機管理」能力が

国家として 生き残る為の


遺伝子のように存在している国だ





一方 日本は平和ボケのせいか


この「危機管理」に対し


今ひとつ 鈍感なところがある と

言われている・・・




ビジネスにも これやはり

「危機管理」が必要で


ありとあらゆる 非常時に

どう対応するかで

損害や 経営資本への影響を

最小限に抑える事が可能・・




ビジネスを始める人には


この最悪の状況    危機的な状況に


どう対応するか・・・を 


一緒に考えるようにしている




時に 撤退をお勧めする場合もあるし

これは 止めておいた方が無難ですよ・・・って



最初でも 途中でも


パラシュート利用 や 出撃中止を進言する




ま そういう助言を 聞いてくれる人と


そうでない経営者がいるけれど・・・・

驚くほどに  日本の投資家のほとんどの方が

上手く行く(成功して利益が出る)事しか 考えていないし


万が一の場合に対する  対処方法が

行き当たりバッタリ的なのに驚く・・・


そりゃ 人知の及ぶ範囲は 知れてはいるものの


やはり 経営者だったら

当たって砕けろ!  だけではちょっと危ない訳で



死ぬまで やるっきゃない! ・・・・・・・と言う


突撃型では これ


従業員(兵隊)がたまらない訳で・・・・・・・




だから 最悪   万が一

経営が行き詰まった時に  緊急非難が出来るよう


シュミレーションしておかないといけないと思う




そうね  ビジネスには

「出口」が大切だ・・・・・・・・・


ビジネスを 始める時が「入り口」とすれば

最後の出口を いつ どう  どこに 出るように


設計 計画するか・・・・・・・


そして 万が一の場合


経営中にどうしても駄目な場合の「非常出口」も


最初から設計図面に入れておかないと


これ 危ない・・・・・・・・・・


最悪 命に関わるから・・・・

そうね 大切なのは やっぱり


<常に 最悪を想定し、 最善を尽くす・・・>ですかね


何でも 基本は同じだわ・・・



投稿者 : 09:21 | トラックバック

2009年04月20日

水と食料

人間 まず酸素がないと生きていけないけれど


それを除けば、水と食料だ・・・




水と食料がなければ

社長でも、博士でも、ミリオネラーでも、ビリオネラーでも

イチローでも、オバマ大統領でも 誰でも

生きていけない・・・・・・・・・



車や物が 売れない・・・・って

世の中 経済恐慌で大変だ



でも 車やハンドバック

それに 靴が何足も無くても

生きていけますよ・・・




この時代に  無駄遣いを控えなさい

それをリセッションの時に 気がつくべきです・・・



ウエイン・コデイロ牧師も言っている


世界は 今の不況が一段落し


景気が戻った後


水と食料で 戦争が起きる可能性が出あるとか・・・・


そんな仮説が 結構 目や耳に入ってくる


え?   もし戦争が起きるとしたら石油じゃないの?  


そう 思うけれど


実は  次の 世界規模の「取り合い合戦」は


水と食料だそうだ


今 ハワイ島から


深海の水が 輸出されている


水深200mの深海から汲み上げられた 


汚染されていない ミネラル豊富な綺麗な天然水が

とても人気だとか・・・・・



産業と言えるものが ほとんど無いハワイでは

輸出実績で 州政府から

表彰を受けているほどのプロジェクトだ





ハワイの深層水・・・・なんて

やはりイメージが良い


同じハワイ島で

あわび や ヒラメの 養殖も盛ん





ホノルルのレストランや  米国本土

それに日本にもシッピングされている・・




BRICsなどの発展途上国が急速に 

経済発展を遂げたこの10年ほどで

世界の 牛肉 や シーフードが


どんどん供給不足になっている



世界的な すしブームや  


脂肪分の多い肉類を避け、魚を食べる習慣





どんどん 魚貝類も乱獲が進み

このまま捕り続けると もう需要に供給が

追いつかなくなるそうだ


そういえば 近海ものの 本マグロ・・・・なんて

もう一般庶民の口には入らないし


世界的に マグロもどんどん品不足に・・・・・





先日は ハワイ島で

マグロの養殖プロジェクトを進めている

事業創業者の方とお会いした




「オーシャン・スフィアー」 と言う

直径 54mの球状の 網を海中に浮かべ

その球状の檻の中で


マグロを養殖する・・・・・・・・・・・・・・



 


通常マグロは 流通するサイズ 


50kg以上になるには


18ヶ月くらいの生育期間が必要で

餌の量も  まぐろの身の重さの


15倍から20倍の餌が必要




通常は 時速160kmの速さで


一生 海中を泳ぎまくっているそうな・・・・




これを 未だに原始的な手法で

マグロ漁船が 沖合いに漁に出て捕獲している




このまま乱獲が 続くと

「まぐろ」は もう我々の食卓の上からは


姿を消す・・・


残された道は  養殖しかない


それも 生簀(いけす)ではなく


沖合いの海中で効率よく 環境を汚さず

出来るだけ 自然に育てようと言うプラン


会社の名前は  「ハワイ・オシアニック・テクノロジー」と言う


http://www.hioceanictech.com/

既に このオーシャン・スフィアーも含めて


いくつかの技術を特許出願中で

年内に 沖合いの海のリース使用権なども含め


この計画に ハワイ州からの認可も降りる予定だそうだ


そうね  そう言えば

ハワイのまぐろ (アヒ)も 


ここ何年で

随分と 卸 小売価格が高くなっているし


2倍以上になったかしら



もしかしたら これからの食糧難

特に 境界線があって 無いような 

海洋での 魚介類の取り合いの時代に

とても将来性のある面白いプロジェクトかも




2006年から研究が始まったこの会社では


もう既に アメリカのエンジェル投資家達が


投資を開始しているそうだ・・・・



ミリオンダラー単位で 投資した人の中には


チョコレートやお菓子で有名な  

米国の Mar's の創業者一族も 含まれている


エンジェル投資家達は  通常

5年で 投資した額の10倍のリターン(株価)を


期待するのが アメリカでは通常だ


さてさて マグロも養殖の時代ですか・・・






食料自給率が 40%程の日本・・・・

いくら貿易黒字があっても

他国が食料を売ってくれなくなったら


輸入量が減って 国民のお腹が減るに違いない・・・・・

自分も含め、飢えた経験のない世代が

うっかり のんびり していると

いつの間にか 大変な事に・・・・・・・なんて



創業者から 日本での

共同事業に興味のある会社  

投資家を探す仕事を

手伝ってくれないか との依頼を受けた





自分は お寿司も好きだし?? 

ハワイと日本の食卓を結ぶ?


とても将来が有望なプロジェクトなので


一つ協力してみようか・・・と 思っている


投稿者 : 21:28 | トラックバック

2009年04月17日

故障

先日 自宅の米国製の洗濯機が 


動かなくなった

ドラムの水を排水しない・・・・ あらー




購入して もう5-6年経過しているから


まー 仕方が無い




毎日使う 洗濯機が壊れると

すごく不便だ



月曜日に


修理の業者に電話をする

サービスの人間が 一人休暇中で

一番早くて 木曜日だ・・・・と



あはは ・・・・・・・・ハワイらしい

でも 仕方が無いから


木曜日のアポイントで 予約した

当日 朝 9時半までに

訪問するのが何時頃になるか


修理に行く人間から 直接電話させるから・・・って



運良く  ちゃんと木曜日の午後一番で


来てくれた・・・・・・・・・・




修理に 一時間弱かかったかな・・・・・・・・・



おー   直った・・・・・・・・・・・


はい  請求書です・・・・・と出された金額が

$122.50 



交換した 部品代は たったの$30くらい・・・・


あとは レイバー(労賃)だ・・・・・・・・


欧米では 機械   家庭用電化製品が

よく壊れる・・・・・・・・・


欧米には「機械は 壊れるものだ・・・・・・」と言う


価値観が 根底にある



日本では  余程旧式で 古い物でなければ


機械は壊れないのが良い事で 


壊れないように設計・製造する文化がある



アメリカでは 機械は壊れるものだから


サービスの補償・保険を 別に売る・・・・・・・・

このWarranty を買うと 


3年間修理代がかからないよ・・・って


日本の電化製品の販売店でも 

最近これが増えてきているようだけど



アメリカでは機械が故障しても誰も文句言わない

自分で修理できる人は 自分で直す



私みたいに 何も直せない


手先が不器用でメカに弱い人間は


修理代が 高くつく



ハワイで 飲食店や サービス店舗を開く人には


当地での機械・設備の選択に


こうアドバイスする




とにかく メンテナンスが楽な機種

サービス網が行き届いているメーカー


 


そして 部品が常時ハワイに在庫されている機種を


選んでくださいね・・・・・・・・・・・って

製氷機や冷凍庫 あるいはエアコンは


猛暑日に 壊れるものだ・・・・・


そうそう


POSレジは、金曜日の夕方 5時過ぎ

お客が列をなして 忙しくなり始め

メンテナンス会社の営業時間が終わった後に

ガチャッ ?    って 動かなくなる・・・・・・・・・・


ホント  そうっすよね・・・



どう言う訳だか知らないけれど

機械は その機能を最も必要とする時

それも 週末やクリスマスの時を選ぶように


止る・・・・・・・・・・・


全くもう  よりによって 何でこんな時に~・・・・・って

日本みたいに メンテナンス会社の

緊急時サービス に電話して

夜中でも 日曜日でも


「こらー お前のとこの機械 壊れたぞ
すぐ 飛んできて 直せ!~ 」  って怒鳴ると

サービス担当者が 


「ご迷惑をおかけし、申し訳ございません!」と


平身低頭 すぐ すっ飛んできてくれる商習慣は

ハワイには ない・・・・・・・・・

電話口で 怒って 


「すぐ担当者を寄こさないと違うメーカーに変更しちゃうぞ!」  

なーんて言ったら

ハワイでは


「どうぞ・・」 みたいな対応されちゃうし




壊れない機械をどうしたら造れるか・・・・・・
壊れる機械は 不良品である・・・・と言う日本の製造哲学に対し


機械は人間同様 壊れる(病気になる)ものだ・・・・・・と言うアメリカ




これだけ 安売り競争   低価格志向の市場では


コストも削るだけ 削ってるから


機械は 1-2年で壊れるのが

当たり前なんですかね





世界のGMが もういよいよ破産法申請 秒読みだ



どうして 月まで宇宙船を飛ばせる国が


故障しない 自動車を造れないのかしら



自分も GMの車を何台か乗ったけれど


もう二度と 乗りたくない・・・・・・・・・と思っている


一度は高速道路から 降りて減速した時に

急にエンジンが止って 死にそうになったし


これがディラーの修理部門に持っていっても

理由が分らなくて 修理不能・・・・と言う


オマケ付き



申し訳ないけれど


もう二度と買わない・・・・・・・・・・


アメリカ人でも 同じような事を言う人が多いんだから

私だけじゃないはずだ そう言う経験をしている人は




でもアメリカでは

機械が故障するのは 仕方が無いことだから

我々 消費者の方が 賢く対応したり

メーカーや機種を注意して選定するしか なさそうだ・・・・・・・・・


これもいわゆる

郷に入って 郷に従え・・・・・ですかね



投稿者 : 12:11 | トラックバック

2009年04月12日

いっしょ

「おかあさんといっしょ」    NHKでしたっけ


そんなテレビ番組があったように覚えているけれど


今でも やってますかね・・・


今日お受けした ご相談は

ハワイであるビジネスを始めたい・・と


計画している人から


「10万ドルづつ出資して、いっしょにやらないか?」と

誘われているけれど


どんな風に 話しを進めたら良いか・・・? との内容



よく ハワイでも日本でも


起業したり 事業を展開する時に

共同で出資したり、 一緒にプロジェクトをやろう  

と言うケースがある


一人で  あるいは  自分の会社だけでは

ややリスクが大きいし

資金も 全額自己資金だと ちょっと・・・・って



そうすると 誰かに 


「 いっしょに やらない?」 ・・・   

と言う発想となる・・・


二人だけでなく  三人で・・・・なんてこともある

三人寄れば文殊の智恵 とも言うし


一人で 全部計画するより

色々と アイデアも出てくるから・・・・・・・・・・・と


ま 確かに そうだ・・・・・・・・



この ビジネスを誰かと共同で

「一緒にやる」・・・と言う発想は


よーーく 慎重に考えた方が良い



確かにリスクは 減るように思うけれど


意外と 計画を進めて行くうちに

共同経営者や 出資者から

不協和音・・・・・・意見の不一致が

出て来るものだ・・・・・


誰かと いっしょに やりたい・・・と言うのは

つまり 「不安感を減らす」 と言う心理が


動機になっていることが 多いからね


誰かと一緒に事業を始めるなら


相手が 自分が持っていない

「技術」 とか 「人脈」を持っている場合

あるいは   双方特別な

補完関係にある場合かしら




ただ 何となく  

自分一人じゃ無理かもしれないから


誰か いないですかね? いっしょにやる人・・・・・・・・


これ大体 上手く行かない



もし 共同出資でやる場合

次のポイントは 最初に必ず

話し合って 合意して   


文書で残した方が安心だ・・・・・・・・



1.出資比率

2.法人の役員

3.利益配分


4.損が出た場合の補填比率


5.共同経営の形態
  株式で持ち合うのか それとも 
  機材の購入・使用権利などの分担か?



これ以外にも ありとあらゆる状況や問題に

どう 双方 あるいは 共同経営者が合議するかを


決めておく・・






あの人 昔から良く知っているし

あの人 お金持ちだし

あの人 あまり細かい事言わないで 
いつもニコニコしているし



あるいは


彼は 僕の飲み友達だから・・・・なーんて理由で


共同経営なんか してはいけない



もし 共同で何かを始めるなら

二度 や 三度    経営方針やお金の事で


本気で大口論や気まずい思いくらい

したことのある相手・・・・



それを 乗り越えて   

やっぱりあの人は 自分に必要な人だ・・・・とか

自分に無い能力や長所を持っている、


この事業に欠かせないパートナーだ・・・・・・・・・・って

思えたら これ本物じゃないかしら



どこかに 「あの いっしょに ご飯食べに行かない?」 的な感覚で


いっしょに ビジネス  共同経営しない方が良い


今日 ご相談を受け こんなお話しをした方は


月曜日に その相手と会って 話し合うそうだ・・・・・



その人が言っていた


あ~そうか  「損した時 どうするか?」  なんて


考えても いませんでした・・・

そうですね   よく腹を割って細かい事


相手と話し合います・・・って




もし 「まあまあ そんな堅い話しはよそうよ・・・・!」 なんて


話し合いを避けるような相手なら

パートナーシップは組まない方が 無難でございます・・・・・・・・



投稿者 : 03:56 | トラックバック

2009年02月07日

交渉  その2

アンタのブログは 休止していると


何日間も更新がなく


更新し始めると 毎日続くね・・・!と


言われる・・・


確かに その通り


その気にならないと


ブログも更新出来ないもので




さて 今日は 昨日に続いて

「交渉」について


それも 契約当事者 両方の間に入り

代理交渉する コツ・・・・・・・・について

あれや これや


アメリカだけではなく どの国でも同じだが

交渉には 忍耐と思いやり


それに 双方の 「譲歩」が 必須だ




この交渉を

第三者が 間に入ってする場合


この交渉代理人は 絶対に

双方にフェアーでないと いけない


双方の権利と 利益を 契約書に


可能な限り 平等に取り入れ


双方 「利を得て」 ある部分で 「痛み分け」


のような要素が入らないと 機能しない




片方ばかりに  有利な「権利」ばかりを入れようとすると


契約なんて成立しないから・・・


米国が 永年  


パレスチナ と イスラエルの和平交渉を

代理交渉し やっているが

一度も 成功しない・・・・・・・


そりゃ そうだ・・

米国は イスラエルと「親友」だし

イスラエルを めちゃ 「えこひいき」しているから



和平なんか成立  継続するわけが無い

まー 双方 それぞれ「血」や「国民性」が

強過ぎることも 理由だけれど・・





交渉を 代理で出来るのは

双方の 利益や損を 


客観的に判断できる人



ボクシングで言えば

両選手の出身国 以外

関係の薄い 第三国のレフェリーでないと


<えこひいき> になって 

試合終了後   判定にもブーイングだ



ビジネス交渉を 第三者に依頼するには

それ相応の覚悟が必要

その交渉  契約内容が不満で

あるいは  後で騙された! なんて言う人は

第三者に頼まない方が良い

両者  自分達でやる・・・・




「交渉」は それを担当する人も 


他人に任せる当事者も 

何とか 自分に100%有利に・・・・・・とか

取れるだけ 取るように・・・・・・・・なんて考えて

ちゃんとした 覚悟がないと 

中々 上手く成立もしないし、締結後も機能しない・・・・・・・・


契約の 「交渉」は  条件だけでなく

当事者の心構えも 大きく関係する


とても難しい「やり取り」だと思う・・・・


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2009年02月06日

交渉  その1

日本人として生まれ 米国に住んで 仕事をし

最も苦労する ビジネス習慣の違いの一つに


「交渉」 がある・・・・・・・・・


英語で言う    Negotiation  




アメリカでは  何でも  通常

この「交渉」が 当たり前で


契約書でも   賃貸条件でも

また  労使間の雇用条件でも何でも


交渉する


日本は どちらかと言うと


あまり この交渉に時間をかけたり


弁護士などの専門家を 雇う事は少なかった


それでも 最近は


双方の都合や法的権利 それに

利益を守るために   十分時間をかけて


内容を交渉をすることが

当たり前になって来ている・・・・




プロ野球の選手が   エージェント (代理人)を


立てて 球団と年俸や契約内容を交渉するようになってきたし


アメリカでは 元々  プロスポーツの選手達は

このプロのエージェントに交渉を依頼し   

少しでも有利な条件を引き出す


エージェントは プロ選手と契約し

その勝ち取った 契約や


保証された年俸総額などから

何%  と言う コミッションを得る・・・


この 選手とエージェントの間にも


また 別の交渉がある訳だ・・・・・・・・・



「交渉」 と言うと   我々日本人には


お互い 腹の探り合い・・・・・・のような

お互い 本音を隠して 
時に強引に押したり 引いたり・・・・・・・・・なんて




だから 「折衝」 なんて言葉を使うこともある

「折衝」の方が 何となく  

サウンドが 清い ような感じ・・・・・・・・・・・・?


アメリカでは 一般の契約書は 交渉が基本

相手から 提示された 契約条件を

そのまま サインすることは 皆無・・・・・・


ところが 日本人は  よく

サインしちゃう・・・・・・・・・・・・

はい  サインですね   えー どこですか?

あー!    ここと   ここですね


はいはい ・・・・・・・・・・・なんて




相手の弁護士が 作成した契約書は


100% 相手に有利に出来ている




だから こちらも弁護士や専門家を必ず雇って

契約書ドラフトを 精査する


ここに 時間とエネルギー   フィーをケチっては

後で  何倍も  いや  何十倍もの金額

膨大な 時間を損することになるから・・・・・・・・・

賃貸契約などでは

下手をすると 実質 追い出される事になる・・・・・・・・

確かに交渉は 難しいけれど


相手からの 条件をそのまま 飲むのは

プロ とは言えない・・・



交渉には  コツがある・・・・・・・・・・



この コツが分かっていない人が交渉すると

失敗する・・・・・・・・


相手が 「そんな事言うなら もう結構です」 ってなるから



交渉とは 相手が 

その交渉の席について 初めて始まるもの・・・・・



自分の 利益だけ  50 で十分なところ


どうせ 相手も このくらい押してくるから と言って


ダメもとで 100くらい言ってみるか!

なーんて やっていると


子供の喧嘩になる・・・・・・・・・


相手は  プイ  っと怒って


席を 立ってしまうから


交渉には 次の要素が不可欠だと思う



1. 自分と同じく 相手の利益を 考える


2・ 正直に約束(期日 叉は ルール)を守る


3・ 腹をくくり 最低ここまで と言う 
   「覚悟」 を決めておく




そして 最後に

4. 感謝と見極め・・・・・・・・かしら

交渉していると 相手の会社や人間が見えてくる


もし 相手の言ってくる 内容が


ものすごく理不尽であったり   無礼な場合


交渉は止めた方が   得策だ・・・・・・・・・





相手が 


* 人間的におかしいケース

* 詐欺・・・・・ おー!    
  それが わかってりゃ最初から交渉なんかしないか・・・

 


* 法律や約束を守らない会社

そして  

* テロリスト・・・・・・・・・・・



ビジネスの世界では、取り引き・契約が当たり前だが

中には交渉すらしては いけない相手もいる





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2008年11月06日

おむすび

先日 ハワイに進出を考えている

日本で おむすびのチェーン店を成功 拡大されている


経営者とお会いした・・・



昔 日本の大手商社で


石油を輸入する仕事をしていて

サウジアラビアにも駐在されていた


仕事を通じて


日本の資源と食糧の自給率の低さは


将来必ず 日本の国力 外交  生き残りに


大きな障害となると痛感した・・・と


天然資源は どうしようもないとしても

日本の食料自給率を 高めることが


これからの 自分の天命だ・・・・


そう思いを決めて

日本で 唯一100%自給され


むしろ作り過ぎで  


減反しているお米の消費量を

増やすビジネスを・・・・・と考えられたのが

きっかけだとか・・




志が 素晴らしい




このチェーン店は

米、塩、 おむすびの具にする食材に


徹底的に こだわり

無農薬、添加物を加えていない最高の食材を 


ほぼ100%に近い形で使用している


一個あたり使用する お米の量も

他の市販の おむすびが100gほど

このお店では 150gも使っている


この量がおむすびを 一番美味しく握る

適量なのだそうだ



同社の従業員には

実際に農家で 田植えや収穫の実習があるとか



農家の方々が いかに丹精込めて


お米を作っているかを 体感した社員は


それまで 当たり前に 食べたり

仕事で握っていた お米に愛着が沸き

現場でも 一生懸命 


一粒一粒のお米を大事に


一生懸命「にぎる」そうだ・・・


内田さん! これからは 
やはり農業の時代ですよ・・・tって



えっ ?  ・・・・・・・・・・あらー 僕も前からそう思っていました・・・・

心の中で つぶやく

おむすび・・・・・・・ これ


日本最高の食文化の一つだ



歴史上 もっとも長く続いている

「ヒット・アイテム」かもしれない


ハワイにも ある


スパムむすび・・・・・・

スパム ・・・ って 名前が良くないけれど

ハワイへ観光に来た人は 

一度は食べた事があるはず



昔 母親が握ってくれた おむすび の味は

今でも 忘れない



おにぎり ・・・・

母親が その手で懸命に握ってくれた おにぎり



おむすびは  日本のおふくろの味の原点


同じ ご飯でも おむすびにすると

なんであんなに美味しくなるのか・・・・・?



そのチェーン店の社長が言った


内田さん おむすびは

心をむすぶんです・・・・と

だから むすぶ人の気持ちが大事



なるほど  勉強になります!


投稿者 : 09:54 | トラックバック

2008年09月26日

好景気

今の時代に ハワイで活況を呈している


産業がいくつかある・・・・・



知りたい?




このハワイ州で 今の不景気な中 順調に


売上げを伸ばしている業種は

建設業と農業・・・・・


ま それは 全社ではないけれど

基本的に 追い風の業界・・・・




Public Storage も 好調だが

やはり最近の 節約志向

家計の見直しで どこも売上げが減少気味とか




建設業・・・・・・・・



2-3年前のような 異常な活況ではないけれど

依然として  新築  改装、 そして


増改築などのニーズが多い



見積もりも 「やりたくない仕事」には

思い切り 高値で提出する・・・



それでも 顧客から仕事を依頼される とか


一頃の 日本のバブル景気時代を思い出す




建設業は 資材や人件費の高騰で


単価  施工費用  労賃は うなぎのぼり



それでも 富裕層も多く住むハワイでは

他に頼むところも無いし


仕方なく  発注する・・・




納期?


そりゃ 一応あるけれど 前にも書いたとおり

守らないから ハワイに 工事の納期は事実上 無い・・・・



好調な 建設業者に 日本の優秀 高性能な

建設機械を 売り込んだらどうでしょう?



生産性が低くて  やたら高いハワイの人件費を

削減するメリットのある機械で それも


Made in Japan なら


一台 何十万ドルでも輸入したい会社もあるかも



もう一方 好景気なのは農業・・・・・・・・・ 




ハワイ州の 食料自給率・・・・・

20%だそうだ・・・・・・・・


80%は 米本土か外国からの 輸入に頼っている

この自給率 日本より低い・・・・・・・・・・

かなり ヤバイ!




もし 輸送の船や飛行機が止まると


ハワイ州は 一週間分ほどしか


生鮮食料品の在庫は無く


地元の生産量も もちろん


日々の州民の消費量に

遠く及ばない・・・


これからは 農業ですよね・・・・やはり


ハワイで 有名な ワイマナロにある


自然農場 「ナロ・ファーム」も


その生産量を 2倍にするそうだ・・・


地元で出来る 野菜や果物は

より新鮮で 日持ちもするし

今の 輸送コスト高で本土から来る物に比べれば

より新鮮で 美味しく 結果安く食べられると・・・・



やっぱり  フランスを見習わないといけない


国を挙げて   州を挙げて


食料自給率を高めないといけない・・・・・




ハワイ州では今 そんな風に政策を検討し始めた

ハワイに 日本の農業技術を導入し

美味しい野菜を たくさん造ると

きっと 良いビジネスになるかも知れない・・・・


これだけ 温暖で 毎日陽が燦々と照る土地柄だ


面白い事業になるかも知れない・・

人間 最後は 食料と水だし・・・・・・・・・・




ドル紙幣や金の延べ棒は


ドレッシングかけても 食べられないけれど


野菜は ありがたいものね・・・・・・


時代が音を立てて 変わっているように思う・・・・



投稿者 : 05:06 | トラックバック

2008年09月07日

コップの水

ハワイの景況感も かなり悪化している

ガソリン高も 最近の原油価格の下げが

中々 ガソリンスタンドの価格に影響しない

上がる時は 順調に上がったけれど

未だに ガロン$ 4 以上で高止まりだ


観光業も大打撃を受けている

日本からの観光客は 昨年比二桁減が続き


好調だった米本土からの観光客数も

前年を下回り始めている





不況 と言う 言葉は

ハワイの青い海や空に 全く合わない言葉だけれど


景気が冷え込んでいる様相は


街のところどころに 散見されるようになってきた


自宅の近くにある 「Gold Gym」 も


8月末で 閉店・・・・・・・・


近くの駐車場スペースだった ブロックに

新しく300戸以上のコンドミニアムが出来た影響で


既存のメンバーの数が減ったのが


大きな理由だけれど


ハワイのロコ達が毎月の支出を 


見直しているのも要因の一つ



私も 7-8年来 このGymのメンバーだったが


この5月から 別のジムのメンバーシップに変えたので

影響は受けなかった


しかし これから 数ヶ月

ハワイでは 閉業する小売店 飲食店も増えると思う


日本からの観光客数も

97年頃の 年間200万人と言う数から


ここ2-3年で 100万人までに減ると


言われている・・・・




一頃の 半分だ・・・・・・・・・・


そうね コップに水が半分入っていて

それを見て どう感じるか? で

その人の 生き方や物事の感じ方が分る・・・・って


よく言われる 例えだ


最近 小林正観にハマっている


「そわか」 もそうだけど


今の時代に 学ぶことがとても多い著書がたくさん・・・


コップに入っている 半分の水を見て


小林正観さんは 三通りの見方がある と言っている


あれ?    二通りじゃないの?



1) コップに 半分しか 水が無い

2) コップに まだ半分 水がある



もう一つは

3)コップに 半分も水があって ありがたい・・・・・・・・だとか




そうか


我々 とかく感謝しないよね 確かに・・・・・・・


何でも 当たり前だと思うし


前は このくらいあったのに それがもう


こんだけしか残ってねえ・・・・・・・って


それだけでなくて


半分もある・・・・・・・・・だけでも まだ不十分か


あー ありがたいな~ ・・・・・・・・・ね





私みたいに 腰が痛い とか


あそこが 痛い・・・・と


身体の痛む部分ばかりに意識を取られ

全くもう!  と文句を言っている人間は

ダメなのだそうだ・・・

腰は痛いけれど 自分の身体の他には痛いところや


不自由な所は ほとんど無い・・・・ あー ありがたい・・・



こういう風に考えないと


腰痛も 治らないのだとか・・・・・・




新鮮だった・・・・ そういう考え方


日本人観光客が ピーク時の半分になって・・・・・・・・もうダメだ~

ではなくて

100万人以上もの観光客がハワイに来てくれる

これ凄いことだし 大変ありがたいことだ・・・と思いましょう



物事 何でも 「見方しだい」です


感謝するところから ヒントが生まれるかもね



ハワイ観光局が最近の日本からの観光客数減に


これからは中国、韓国からの観光客市場を

大々的に拡大する 予算を組むとか・・・・・・・・


減速する日本の経済力や、訪問客数の折れ線グラフだけで

そう 分析するのは よく分かる・・・・・・・・・


でも

毎年100万人以上 ハワイに来てくれている


日本人観光客市場に対しどうしたらハワイの観光業を

より魅力的にすることが出来るか


小林正観さんに ちょっと 相談してみると良いかもしれない・・・


投稿者 : 01:46 | トラックバック

2008年05月19日

倉庫

今 ハワイで最も成長している産業が


倉庫業・・・・


街のあちこちに 新築のビルが建ち

低層の建物で 何のビルだろう

外観が結構お洒落で


イベント・ホールか何かが建設されているのか・・・と思う

ところが それが Public Storage であることに気づく

あらー  ここもだ・・・って


ここ数年の 不動産ブームで

一層その数が増えたように思う・・・・・


人間の 所有欲が

豊かになればなるほど 強くなっている証拠


現代人の何でも かんでも 

貯めこもうとする習性を物語っている・・・・と

コデイロ牧師が言っていた



所有欲の膨張が

心の貧しさと   ギスギスした社会の


根幹になっている・・・って


全部自分で 独り占めしないで

Pass it on しなさい・・・って


確かに 貯めようとするね・・・・

お金だけでなく

物でも 洋服でも ゴルフボールでも

たくさんあって 保管する場所が狭くなっても


捨てない・・・・・・・・・



捨てるどころか  また買う・・・・・・


セールだったから・・って



30%引きで  


一枚買うと もう一枚が無料だったから・・・・とか

家にいくつもあるものでも


買うし

加えて もらったり  景品で当たったり



我が家も 出来るだけ


使わない物はバザー とか  


Goodwill に寄付しているけれど


それでも気づくと また物が増えている



Public Storageを借りるほど 重症では無いけれど


油断していると すぐ物品が家中に増加する



洋服ダンスの中には

あと10年分くらいの 衣料があるし

ゴルフボールだって・・・・・・・・・





所有欲をコントロールしないと


益々 貧しい心と 管理費用や


片付けの手間がかかる・・




何か 狂っていないかしら・・・

今の人間社会は・・・・

投稿者 : 21:43 | トラックバック

2008年05月11日

SQF

アメリカで 商業物件や住宅を下見すると

広さの単位が 日本と違うので


皆 困惑する・・・



アメリカでは、通常建物の面積はSQFで計算する


「スクウエアー フィート」






ちょうど 30cmの タイルを想像して欲しい

そのタイルが 何枚敷かれているか・・と

考えればいい・・


1,000 SQF は約 90平方メートル・・・・

だから 坪数で言うと

27坪とちょっと・・・・



この尺度で 物件の広さを考えて チェックする


もっと大きい 土地の面積は

SQFではなく エーカーでも計算する


1エーカーは 約1,226坪・・・・・・・・・

5エーカーの 土地は 約6,130坪になる訳だ



坪数と単位が違い 慣れるまで大変だけれど

坪数に換算しても

日本とそのまま 何でも比べない方が良い

事業の内容によっては


日本と規制や許容される 席数などが違ったり

トイレの設置が必要な場合

こちらの法律で かなりの面積を取られるから





消防法もかなり厳しい・・・・



ハワイは 冬に暖房や火を


多用する土地柄ではないので

本土と比べて 火災は圧倒的に少ないが


消防法の規制は 決して甘くない




それに身障者向けに 「差別無く」


施設のレイアウト  図面を引かないとならないので


日本に比べて   設計図を引く人には


足かせ手かせが多い・・


広さに慣れる のも大事


しかし  天井の高さなど

部屋の容積も日本と違うので

よく調べた方がいい・・・



今 ハワイの内装工事費の相場は


SQF 当たり  $300~場合よっては $400かかる

ワイキキに出来た 有名なレストランは


SQF   $600以上だ・・・・・・・



SQF 当たり$300   これを坪単価に換算すると


坪 $11,000 = 坪115万円になる




皆さん えーっ! と驚くが


規制と建築業の人手不足

それに原油高で 資材や輸送費の高騰が


追い討ちをかけ

この工事単価は 当面

上がることはあっても、 下がることは無いのが現状



所 変われば・・・・・・・・だ

建築コストもさることながら

その工事期間のルーズさ    


あってないようなものの、納期引渡し日の為に


慎重な 事業・資金計画を立てて欲しい


日本では そんなことありえない!  と

皆さん ショックを受けられるが

ハワイは 外国 ・・・   アメリカ合衆国なので





投稿者 : 08:28 | トラックバック

2008年04月13日

クレジット・クランチ

アメリカでも 日本でも


10年以上前から 単なる損益計算書で


その企業の業績を 診断する手法から


キャッシュフロー がどうか・・・で

判断する時代になった・・・





ま 昔から


「勘定合って 銭足らず・・・」とも言っていたけれど

企業は 売上高  帳簿上の損益だけでなく


どれだけ日々の経営で

実質のキャッシュフローに、


余裕と増減が見られるか で

その好不調 、将来性を 診断する・・・・・



ここ何年かで個人で起業した人達に

アドバイスした・・・・


これからは 去年より一層気をつけるように

昨年暮れから 急速に拡大した


アメリカの サブプライム問題で


世界同時に 金融・信用収縮が始まっているから




ローンが払えなくなった 人や不動産関連 金融機関


だけの問題ではなく


大企業だって 業績が急速に冷え込み始めている


あの世界のジェネラル・エレクトリックでさえ 

利益の半分を稼いでいた ファイナンス部門の不調で


全社的に 減益基調に入ったんだから・・・

中小の企業も その影響を受ける・・・どころか  


ある日突然 竜巻に襲われるように 

日々の収支に

ネガティブに影響し始めている


それも あっと言う間に・・・・


米国では 個人も 企業も


どんどん借金をして 物を買う


レバレッジの原理だ・・・なんて言って


借りれるだけ資金を借り

不動産や車、 ぜいたく品を買ったり


投資する・・・


次から次に買って 所有し・・・・・・


家を担保に入れて お金をどんどん借りる


借金の 厄介な所は


返済しないといけないことだ・・・

これまで 信じられなかったような

信用収縮が これから我々のすぐ周辺でも 

起きるようになる


やっぱりね・・・道理で派手にしていたと思っていた


なんて 日頃 目一杯借金をしていた 


放漫経営の会社や個人・・・・だけでは無い



まさか・・・・あの仕事熱心な○○さんが! なんて


嘘でしょう? あそこが不渡りを出したって! って

あそこの社長 
真面目で手堅いので有名なのに?って



急速に キャッシュ・フローが悪化するからだ・・


急変する個人や企業が 増えてくる



世の中 性善説と性悪説があるけれど


これからは  不本意ながら 

性悪説で考えることも必須だ・・・・



これまで一生懸命 仕事や経営していた所も


この未払い  焦げ付き債権の影響を受け始め


いつもの あの支払入金


何年もの間


毎月 この日になると 必ず払ってくれていた


個人や企業が払ってくれなくなったりすることで

将棋倒しのように 連鎖するね・・・・・・




いや本当は   その人たちだって

払う物は 払いたいんだけれど


払えなくなる・・・・・・・・・ これが恐い




彼らだって当てにしていた 


得意先からの支払が

急に 滞るようになるからね・・・



こんな はずじゃなかった・・・と



いやー 済みません


ウチも困っているんですよ・・・・



経営者や 経理・財務責任者は

これからは 一層キャッシュフローに

気を配った方が 安全だ・・・・・・


簡単に言えば


自分や自社で 費用や原材料費を


出来るだけ 立て替えないことだね・・・・



代金を 受け取ってから仕事をする・・・・・・

代金やフィーは 全部は無理でも  

最低 材料代、 人件費コストの分だけは

前払いで もらっておく・・・・ 

いつもと 同じ様に

はい 毎度ありがとうございます!
かしこまりました!なんて

のんびり構えていると

これまで 一年で稼いだ利益分も

一回の取りっぱぐれで


全て吹き飛んでしまう・・・・・・・・




信用収縮とは 野火のように広がる


まー ウチは大丈夫だ・・・・って


対岸の火事のように思って

高見の見物をしていると

火の粉が 自分の母屋まで飛んできます




個人も 起業した自営経営者でも


取り引き相手がお役所とか 大企業などでない場合


売掛金の支払い条件は 

毎回 きちんと事前交渉した方が無難だ


これまで長いお付き合い


取り引き友好関係が 何年もずーーっと 

どうだった なんて関係なく


「まさか」に 備えないと



私の ある知人は個人で


日本で小さな会社を経営している


彼女が雇用していたある社員が


昨年暮れに 退職した・・・・・・・・・



年明けに その前社員が在職中

その会社の経理で 不正を働き

何百万円かの 会社の資金を


着服したことが判明した・・・・・・・・


まー いつの時代にも


不正 詐欺 泥棒はいるけれど

その日頃 真面目な勤務振りだった社員は


自分の父親の会社が 昨年後半倒産して

出来た借金で、一家離散の目に合っていたそうだ・・・・



仕方が無く


やむにやまれず・・・・・・・って



その後


失踪し自殺を考えていた その元社員を

やっと見つけた その経営者も困っている

まさか あの社員が・・・・・・って


その社員の家庭環境など考えると

民事訴訟にも出来ない・・・・って



今 その経営者は

ハワイにある 重要な取引先に


昨年からの $19,000 の債務支払いが数ヶ月滞り

倒産の危機を迎えている・・・・・・・・・・


これまで そんな事は一度もなかった・・・

まさか あの人が・・・・・・

いや あの会社だけは絶対に大丈夫・・・と


信じていたけれど なんて


余程の 取り引き相手を除いて

取引条件を 慎重に見直す方が安全だ・・・


自分の会社の 売り掛け金回収

キャッシュ・フローに一層目を配り  


<万が一>   と   <念の為>で

これから 当分我々の周辺にも飛び火してくるであろう


クレジット・クランチに自己防衛

細心の注意を払いましょう・・・・



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2008年02月24日

リスクを冒す

リスクを冒(おか)して 何かをする

この「おかす」 と言う漢字は 冒険の 冒すだ・・


ハワイで 事業を始める


ハワイに 投資をする

どれも リスクがある



危険度の高い 低いの違いはあるが


リスクの無い 投資や事業は


あり得ない・・・・・・・・・・



今朝のコデイロ牧師のお話しは

リスク について


人間 いつもと同じ生活


いつもと 同じ仕事


そして

いつもと変わらぬ 人生で


リスクを回避してばかりいると


それこそが 非常に高い「リスク」になる・・・・と



私は ハワイへの事業投資のご相談を受け

まず 最初に それに関わる「リスク」について


ご説明し 投資家の方と 一緒に考えるようにしている



とかく 「ハワイで ○○がしたい・・ 絶対に成功する!」と

勢いや情熱を持っている方に 最初にこれらのリスクの話しをすると

大体 皆 暗い顔をされる・・・・・・・・

えー! そんな事があるんですか?

アレー  それじゃ こうなってしまうじゃないですか・・・!


うそ!  そんなこと日本では考えられない・・・・って

せっかくの やる気に 水を差すようで気がひけるが


とにかく ありとあらゆる リスクについて 分析する




ほとんど投資家の方が

この初期の リスク分析で

最初のトーンが 大きく下がる


大きく 下がる場合・・・・ これ大成功

この場合やめた方が無難だ



最良なのは  最初に考えた計画より 


リスクを少なくスタートし

その結果で 第二のステップに

移行するかどうかを判断するケース



これなら リスクは0ではないが


かなり現実的な計画になる


ハワイに 私の扱っている商品の
ショップを開くのが夢なんです・・・

絶対に ハワイの人にも買ってもらえる自信があります。
どこか 良い店舗物件はありませんか?


こんな ご相談には

まず 同類の商品を扱うショップを探し
そこに 日本的に言う 「坪借り」でその商品を
売ってもらうよう、交渉してみては如何ですか?

と進言する・・・



売れた商品の金額 数量に応じて

ショップオーナーに 出来高家賃を払うもよし


月にいくらの 家賃を決めて払いながら


店舗の一部分を借りても良いかもしれない



これで半年やってみる

日本のオーナーの思ったとおり売れたり


予想以上売れれば


ハワイに会社を設立し どこか独自の店舗を探す


同じビジネス計画でも

売れるかどうかも まだ分らない内に 


5年の店舗リース契約を締結し

上手く行かず途中でリース解約に多額の違約金などを

払うリスクに比べれば


当初の事業 投資リスクは 


比べ物にならぬほど小さくなる・・・


天変地異  不可抗力は


人間の予測できないところだが


通常のビジネス・リスクは 出来るだけ予想し


ありとあらゆる 角度から

分析した方がいい


この リスクを冒す を

むやみやたら  とか


一か八か のような根性論とか熱意とかで

乗り越えようとしない事が経営者として大事・・・



これとは ちょっと異なる


リスクに対する考え方がある


事業や 人生で


ある投資案件  リスクに挑戦するかどうか


決めかねた時は こう考えてみるといい



まず この案件にチャレンジした時のリスク

そして


しなかった場合のリスク

これを それぞれ紙に列挙してみる


自分の 頭の中や感情を整理してみる

とても有効だ・・・・・・



前者のリスクが  後者のリスクを下回った場合

リスクを 冒してでもやってみる・・・




下回っているのに やらないと

後で 絶対に後悔するリスクが残る・・・




リスクは 0 にするものでは無くて


「測り・比較する」ものじゃないかしら・・・・


そして リスクを取れる


あるいは もし最悪の場合でも

将来の より大きな人生の最終目的に

それら全ての経験が役に立つだろう・・・と


判断すれば

行くしかない・・


よく考える事だね・・・・要は


冷静に考えないで 始めると

何故うまく行ったかも 分らないし


何が欠けていて、失敗したかも分らないまま


資金繰りとトラブルに多くの時間とエネルギーを


費やすように なってしまうから



ハワイに来る 投資家の人たちの成功組みは 


このリスクを 整理して見分ける眼が

通常の人に比べて 鋭いのに気づく




ビジネスや投資だけではない


人生にも 十分なリスク分析と

挑戦してみる場合のリスク    
何もしなかった場合のリスク


この両方を比較することを 習慣づけると

貴重な出会い 想像もしなかった気づき  

そして自分自身の大きな成長を得られる


と 内田は思う




では これからゴールド・ジムへ行ってきます・・・


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2008年02月20日

通過点と最終ゴール

今日は 日本の四国からの投資家の方とお会いし

ハワイの市場調査をご案内

色々と不動産物件の紹介や


ハワイ州のビジネス事情 家賃 賃金相場などを

ご説明した・・・


ハワイ進出の 色々なご相談を受けていて


ちょっと 気になることがある



例えば ハワイにレストランを開店したい

と言う 目標  夢を持って来られる


投資家の方の  ほとんどが


自然と 無意識に


店を オープンする事が

最終目的になってしまっていることだ



本来の目標は


レストランを開店することではなくて


レストランを開業して 「経営・運営」することのはず


それが あまりに膨大で大変な準備を

言葉や 法律の違う市場で進めていくうちに

「ハワイに 店を開ける」 こと自体が目標になってしまう


そんな方が多いのに気が付く


本来 店を「開店」すること自体は 

目標への 通過点 と考えないと


エネルギー配分を間違える


体力 エネルギーだけでなく

資金も 開店だけをターゲットにして

全てを つぎ込むと


開店後当初  売上げが


安定してくるまでの 期間


運転資金がマイナスになった場合 


それこそ 大変なことになる・・



最近 人生設計・目標を 紙に書いて


強く願うと叶う・・・とか 色々と本に書いてあるが


くれぐれも  これらの<目標>と

そこへの <ステップ・通過点>を混同しない方がいい




1億円の借金をして 事業を始めて


借金の返済を 目標にがんばる

一見 正しいこの経営姿勢も


借金返済が 最終目標にならぬよう



住宅ローンをして

ローンの返済が 人生の最終目標にならぬよう

借金したら さっさと返し

その次  その先にある 

本来の人生の目標を


常に意識し 思い願う方が

結果 通過点も楽に 通り過ぎることが


出来るかも知れない



借金を全額 0 にするなんて


単なる通過点   中期的目標だ・・・ってね


本来の 最終目標は


少しでも 大きく高く  持ちたいものだ

人間のエネルギーや 仕事にかける情熱も


マラソンや ボクシングの スタミナ配分に似ている・・・・・




競馬で言えば


本来 レースを勝ち抜くのには

最終ゴールへの 直線コースに入る前に

大事な スピード、スタミナ配分と

馬の走力を フルに加速させる

注意深い コーナリングが必須だ・・・



  

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2007年11月28日

人・物・金

ビジネスの重要な3要素

人 物 金・・・・・・・



日本からの投資家の方と会い

色々な問い合わせ ご相談を受け

最近 特に感じるのが


日本人の 「人」 と言う資産に対する 考え方

物や金・・・・


つまり商品とか物件・・・・

買収価格とか必要経費・・・・


これに対する 理解力と重要度の認識は


あまり心配ない・・・・



しかし 99%の問い合わせに


この 人 の部分の考察 事前準備・計画が


あまりに稚拙で 浅いのに驚く



事業は人なり・・・・・・・・

と言う格言は 経営者皆聞いたことがあるはずだが


これを 「仕事をするには人間雇って 働かせれば」


という意味に、


誤解しているのではないか・・・と勘ぐってしまう



事業は 誰が担当するかで決まる・・・・


その「担当責任者」の


才能・経験・熱意・責任感・努力で


成否が決まる・・・・と言う意味だと 私は考える




そして その「人」も オーナーや会社の


大きなバックアップ、理解、援助などを受け

何よりも 経営者側からの暖かい励ましと


時に 厳しい叱咤を受け

言葉を変えれば 「目をかけられて」

良い仕事を継続して行ける・・・・



いわゆる 人間として「人財」として扱われ

皆のいない影で努力している部分も

しっかり評価してもらい

その人が 持つ能力以上の結果を出せるよう

オーナーや経営者が

日々真剣に 気を配ってあげる事が重要である



戦争での 日米の兵隊に対する

重要性の認識の違いにも現れるけど


第二次大戦での日本海軍は 大切なのは飛行機で

パイロットは「使い捨て」だった・・・・


優秀なゼロ戦があれば

戦争に勝てる・・・・と大本営は考え

いくつもの空中戦や爆撃作戦を

経験した 有能なパイロットを


守る・・・ と言うより  死ぬのは当然と

次から次へと 「無駄遣い」してゆく


最後は 特攻作戦で


国がパイロットに死ね・・・と



日本という国は 


人に対する扱いやその育て方が

非常に後進国である・・・・・



物件が良くても


資金が十分でも

しっかりとした適任者が 


プロジェクトを担当しなければ

その計画は 必ず失敗する




これが 海外事業の場合

結果はもっと 露骨に出る


イヤー 内田さん そう分かったようなことを言うけど
そんな有能な人材がいないんですよ・・・


そう? それなら社外からヘッドハンティングで
見つけてくればいい・・・

その道で 海外で経営マネージメントの経験がある
有能な人材を 相場の年棒で採用して担当させる・・


間違っても 入社何年で よく頑張っている

よい社員・・・・ そうねアイツに行かせよう・・・なんて


簡単に人選してはダメだ・・・

そして

有能な適任者を指名し、担当させたとしても


オーナーや経営者  直属の上司自らが


いつも熱い気持ちで現場を見守り

常日頃から 細かいところに気をかけ

その人の 努力や払っている犠牲に


感謝やねぎらいの言葉


そして時には些少なりとも報奨を

用意するくらいの心がけをして行かないと


中々 プロジェクトも進行しないと思う



戦後の日本のように、

すき焼きをたらふく食べれれば

死ぬほど働いてもいい・・なんて日本人はもういない



残念ながら日本は 


「人」を大事にしない国だ

政治家 も 経営者も

この部分で 共通している人が多い


何故か・・・


日本人は 地位・肩書の高い低いに

人格の高い低いが 比例してるかのような

錯覚を持っている文化がある



地位・役職 が高い人は 


それが低い人に命令だけすれば良い・・ と


勘違いしている価値観が根底にあるからだ・・


上官から 特攻で死ね・・・と言われれば

理由が曖昧(あいまい)でも  


絶対に死なないといけない



上司や経営者は 現場の責任者に


何を やってんだ!


早く結果を出せ・・・・いつまで 待たせれば気が済む?


本当に血のにじむような 努力をしているのか?

真面目に やれ!って


地位が上の人間は 下にそんな風に怒って


発言しても 良いと  

大きな「勘違い」をしている傾向がある

辞めたらどんどん別の社員を雇う


金さえ出せば 代わりはいくらでもいる・・・・って


有能な人を 選び


その人が 持てる力をフルに発揮し


少しでも 結果が出るよう

辛抱と惜しみない支援を用意するのが


事業を成功させるコツだと思う・・・・

人間は所詮 感情で動く動物で


肩書や収入も大事だけれど

自分の努力が正当に認められなけりゃ


やる気は 一気にしぼむ・・


現場の士気は 落ちる一方だ



間違わない方がいい

事業は人なり・・・と言う本来の意味を


立派な仏壇だけ 見つけて 買ってきて


仏を入れずに

仏壇に 毎日拝みもしなければ


100万円した 仏壇も

ただの 「箱」 だ・・・・・・



日本が 今後世界で列強の一国として


存在感を 増すか

はたまた 


ただの老人国家で終わるかは


いかに 国民 一人一人 を大事に 


それぞれの 向上心 や やる気を


どう鼓舞してゆくかにかかっている


会社だって 国と同じ・・・・・・

優秀な人が どんどん色々な経験を積み


どれだけトップに信頼・尊重され

現場でどれだけ懸命に努力し


仕事に熱意を持って臨めるかで

事業成否の大勢が決まる


投稿者 : 04:46 | トラックバック

2007年11月14日

聞いてもらう

昨日は あるプロジェクトで働いている


アメリカ人マネージャーと話をした・・



色々な事があって


ちょっと自信喪失になっていて

精神的に疲れていて


どうしたら良いか分からなくて


いても立ってもいられずに・・・・・・・・




そんな彼の悩みを、一時間ほど聞いた


本当に よくやっているよ


そこまで出来る人は中々いない


君の こう言うところ  あんなやり方は
とても立派なことだ・・・・と励ます


あまり自分を卑下しないで
今の苦労を自分の将来の為に活かす様
反対に このプロジェクトを役立てる・・くらいに
思ってやったらどうだい?・・・・って


彼の顔が、すっかり笑顔になる

人間


どうしたら良いか分からない時


手詰まり感みたいなものを感じる時がある・・・




人間 いくつになっても


他人に聞いて欲しいものだ・・・

実はですね、こんなことがありまして・・・って



人間 どんなに職位が高くなっても

悩んで どうしたら良いか分からず

自分の無力を痛感し

何とも やるせない気持ちになる時がある



真面目な人に限って そうなることが多い



本当なら誰かに話し 


そうかぁ ・・・って聞いてもらうだけでも
どれだけその気持ちが癒されるか・・・・




映画 「Saving private Ryan」

トム・ハンクス演じる  ミラー大尉が


部下の兵隊の、見ていないところで

隠れて泣くシーンがある・・・


本当に 分かる

立場上 他人に言えない


自分の困ったり 意気消沈した姿は

間違っても 部下に見せられないし・・・・



人間の苦しみの中で

他人に言えぬ悩みや辛さほど

キツいものは無いものね


でも 苦しい時は

誰かに 聞いてもらう

そして


たとえ 誉めてもらえなくても


せめて


そうか 大変だね・・・って


言ってもらうだけでも 気分が違うものだ・・・



何でも かんでもストレスや不満を 

ぶちまけている子供大人も困るけど


真面目に仕事に取り組む性格で


職位上 その組織の最高責任者の立場で


多くの問題や 皆の不満のはけ口となって

日々の責任を果たさなければならない役目は

やはり大変だ・・・・・・・・

でもそんな時・・・・


いちいち全部他人に聞いてもらうのも良いけど

あまりしょっちゅうだと 

相手に迷惑になるから

一人で スタバにでも行って


<誰か>に 自分の愚痴を聞いてもらうと良い


こんなことがあって・・・・

自分がいくら努力しても報われなくて・・・って

報われるどころか 皆からこんなことまで


言われているんです・・・と



そんな風に <誰か>に全部

打ち明ける・・・・・・・・心の中で



<誰か>なら いつでも聞いてくださる


24時間 OKだ・・・・


カウンセリング料金もかからない・・・・・

そうか そんなに苦しかったのか・・・ 


それでどうした?って




内田さん <誰か>に聞いてもらうだけじゃ

答えが出ないでしょう・・・って?




とんでもない・・


答は必ず 届くものだ


その時すぐに・・では無いけれど


必ずいつか 解決の為のヒントとか

思わぬ「気づき」や「出会い」が与えられる・・・・



嘘だと思うなら


一度 試してみるといい


投稿者 : 05:27 | トラックバック

2007年08月09日

それぞれ

昨日は ハレクラニホテルのボウルルームで


あるプロジェクトの事業説明会を催した


MKUがハワイ側で昨年から担当している事業で

かなり大きな計画・・

期待以上の 成果があり

参加者からも 熱心に多くの質問が出た




当日の説明会は 午後1時から4時頃までだったが

この日の準備には とても多くの時間を要し


そして

多くの方の協力があった



説明会の担当者はもとより


ホテルの会場関係者

ビデオ撮影を担当してくれた方々


同時通訳の機材を用意してくれた業者の方


通訳の方

マスコミの方々

我々以外に 多くの人たちが

それぞれに 良い仕事をしてくれて

成功裏に終わって 安心した・・



今更 思う

本当に 何でもたくさんの人が

それぞれの職務を 真面目にきちんとこなし


それぞれに 責任を果たしてくれて

物事が 前へ進む



仕事とか事業は

本当に 人だ・・・



周囲の人が 協力してくれないと

何も 出来ない



事業は 人なり


改めて そう思った




経営者とか 事業を担当する人は

実は 人を担当している ・・ のかも知れない


それぞれの 人に職務 責任を果たしてもらう

そして


皆 満足感と 達成感を味わえる

その為の 舞台裏をお膳立てするのが


いわゆる 事業主 経営者である・・・と


このプロジェクトは いよいよ


この秋から本格的にスタートする 


日本市場へインターネット、携帯を使った

新しい 物販業のビジネスモデル


さて どうなるか


スタートしてからも

やはり 多くの人の活躍と熱意で


事業が発展し  


結果が出てくるように・・・ と願い



そして


それぞれ 協力してくださる人達が

良い仕事をしてくれるよう

一つ一つ 大事にその過程を


サポートしてゆきたい

投稿者 : 02:08 | トラックバック

2007年07月25日

思いやり

ビジネスで最も重要なものは・・・


資本 商品 マーケティング・・・・


その前に まず

思いやり である


昨今 この思いやりのない経営者や管理職が多くなった


昔からか?

せっかく ここ1~2週間  

バイオリズムが好調だったのに

無神経な連中に がっくりさせられている・・・

ま 自分にとっては 何か大きな損害や難題が


及んでいる訳ではないけど

そもそも 仕事の基本が出来ていない人が

世の中で マネージャー とか 社長として

働くから 部下や取引業者が困る


困って 私にこぼす・・・・・



あの人 まだ返事がない


この前のメールした 問い合わせに


社長から無しのつぶてなんです・・・って


CCで メールを受けた私は 

当然もう済んでいるとばかり思っていたら

一週間 放ったらかし・・・・



要は 思いやりがないのね・・・

そういう人に限って 自分の上司から言われると

すぐやる・・・


おー もうやったの? みたいに


でも 部下とか仕入れ業者なんかには


返信もしない・・・・

試しに あのー 美味しいお酒が手に入ったので
プレゼントしたいんですけど・・・時間有りますか?


なんて メール出してみると


1時間もしないで 返信が来る

「あー 今日の午後時間あるよ」 って



無礼千万  人間のくずである・・・


おー 怒ってる今日は・・

怒ると言うよりも 情け無いわ・・

思いやりのない人が 何をやってもダメ


成功もしないし 人もついて来ない・・・




残したメッセージや 送信したメールに

答えない  返事を出さない


そのままにしておくと


その人は どうなるか・・・


可愛そうだけど

世の中から 取り残される


何でも出来るだけ すぐ返信して


支払いもしてあげて

問い合わせに 可能な限り答えて

そして

最後に付け加える・・


ご苦労様でした・・・


お世話になりました・・・・って

今後とも よろしく・・・・と



思いやりのない人間が 組織の上に立つと


その組織は 徐々に壊死していくね・・・


他人事だけど


昨晩はちょっと やけ酒だった・・・・

  

投稿者 : 03:31 | トラックバック

2007年07月06日

創業5周年

7月4日は 米国独立記念日


その翌日5日は MKUの創立記念日だった


早いもので 独立して5年が過ぎた・・・




何か 一つの区切りのような

マラソンで言うと 5km地点通過! みたいな



たくさんの方にお世話になって


声をかけていただき 今ではウエブサイトから


日々 色々なお問い合わせをいただくようになった


初めての方と


それも日本の方と ネットのおかげで

メールで連絡をいただける・・・

本当に 便利な時代だ




5年前 散々周囲の人から言われた



内田さん 会社辞めて何の仕事するの?って

コンサルタント?

お金になるの?

日本の人 情報に手数料払ってくれる?



コンサルタント って言ったって
所詮お手伝いみたいなもんだからね・・って



中には 

そんな仕事してたって 金持ちにはならない・・・まで

よくまー 色々と「言ってくれる」ものだ・・・




コンサルタント とは辞書に

企業経営などについて相談を受け、診断・助言・指導
を行うことを職業としている専門家・・・とある



文面を見ると 難しいけど

誰でも コンサルタントを出来る要素があると思う

ある分野で 他人よりも経験や人脈を持ち


そして

日々の苦労や 規制などに取り組んでいる・・・



そんな人は その日々の仕事や苦労が


コンサル業として成り立つかどうか


一度考えてみると良いかもしれない



我々日本人は 子供の頃から

謙遜 と 謙虚さを 尊しと教えられてきている

だから とかく


自分を低く評価しがちだ・・




アメリカ人の履歴書を見て驚く


こんにちわ   ありがとう・・・が言えるだけで

日本語がしゃべれる・・・・って書いてある




本当に このくらいの図々しさを


日本人が学んでもいいのかな・・・なんて




私も 色々と言われたけど

将来ハワイで 必ず 信用のある


ビジネスコンサルタントになってみせる・・・




ハワイ関連のビジネスを考えたら

まず 内田に相談しろ!って言われるように・・・

今までの経験と人脈を活かし

ご相談のあった顧客に 

「内田さんに相談して本当に良かった」と

言っていただくように がんばろう・・・と


5周年を迎えて決意も新たにそう思う・・・・


最近ある 投資家の方に

計画されていたハワイの企業買収の話しを


色々な理由で断念されるよう 進言した・・


そうしたら


こんな返信がきた




おっしゃる通りです・・・
内田さんと知り合えて 本当に良かった・・・って



この投資家の

亡くなった ご主人様もきっと

喜んでくださっていると思う



コンサル業は その顧客の将来と資金計画を

家族同様に一緒に真剣に考えるべきだ・・・・

だから 本当に時々 夜も寝られないほど

悩む事がある・・


そこまで考えなくとも・・・なんて思うけど

ついつい どうしたら一番良いか・・・

しっかり 感情移入して考えるから

夢まで見る・・・・本当に



場合によっては 諦めてもらったり 

もっとリスクの少ない他の方法をお勧めするのも 

自分のコンサルタント業の信条だと


確信している・・

さて 次は6周年に向け

良い仕事していけるよう 祈りながら精進しよう・・


投稿者 : 10:43 | トラックバック

2007年06月27日

DVD

別に心霊者に言われたから・・ではない


昨日 自分のDVD収録の打ち合わせをした


現在

自分がこれまで 16年ハワイで経験し


調べて そして ご相談に乗ってきた


ハワイの ビジネス事情について

DVDを収録し 販売しようと計画している



当初は とにかくお問い合わせの多い

「ハワイで飲食業を始めたい人に」 と言う内容と


「ハワイのビジネス事情」 について



色々と構想を練っている


昨日は このDVDで

私と対談形式で お相手役をお願いする


元アナウンサーの方と


ビデオ収録を 担当してくださる


WEBサイト制作会社の方との打ち合わせだった・・・・




中身は いつも自分がやっている事だけど

何しろ DVD収録なんて初めてである


さて どんな結果になるか



今回DVDの内容は


いわゆる ノウハウ編ではありながら


細かな 手続き 申請書類 用語の説明・・・などは

考えていない・・



日本にいる方が


ハワイで 何かビジネスをしたい・・・


そう考えたら 必ず一度これを観て

考え そして 知ってもらいたいこと・・・・

そういう内容になる・・・・



99%の方が 見落としていること


99%の投資家が 出来ていない心構え


そして日本と違う


米国の商習慣 あるいは 

ハワイのビジネス環境の特殊性を

お話し する・・・



このDVDを観てくれて

絶対に 損はない・・・・

だって 日本の常識 VS ハワイの常識

そのギャップを熟知しないで ビジネスを始めると


後々 多くの無駄な時間や費用がかかるし

何はさておき  疲れる・・・


そう 投資家が 疲れちゃう・・・


何だこれ?   こんなはずじゃなかった・・・と




でも こう言うハワイのビジネス事情や商習慣を

よく事前に熟知し 計画に折り込み済みで

投資 ビジネス進出をすれば


後で 予定・時間軸のズレや 


投資予算と資金のズレが


かなり少なくなる・・・・・


えー まさか!

あるいは


そんなぁ !・・・ 日本では考えられない!


などと言う <びっくり> を少なくするのが目的




とにかく ハワイのユニーク性と


アメリカと日本の価値観や法律

そして 常識の違いを

出来るだけ わかり易く収録しようか・・・と



さて どんな物が出来上がるだろうか・・・



時流に乗って これからは

私の持っている 情報や顧客へのアドバイスを


どんどんデジタル化し

わざわざハワイで顧客にお目にかからなくとも


色々なことを 知っていただく流れを

作って行きたい・・・・


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2007年06月19日

下請け

日本人は 顧客と業者

発注依頼主と受注先・・・

あるいは 発注企業とその下請け業者


と言うように立場を位置づけて


理解するのに慣れている・・・



基本的に これらは

仕事を発注する側と 請ける側


イコール

代金を支払う側と 貰う側・・・と言う


関係だと思う・・・


日本では 仕事をいただいたり、

商品を購入してもらい


代金をいただく方は 顧客に対して


腰を低くして お礼を言う・・・



いつも ありがとうございます・・・


毎度お世話になります・・・・


今後とも 引き続き 
ごひいきにお願いします・・・って



最近では 下請けいじめなんて


前よりはずいぶん少なくなってきたとは思うけど

基本的に 日本の商いの文化には


お金を払う側は 貰う側より 偉い・・・と言う

不文律が根底にあるような気がする


もちろん それは当たっている部分もある


私だって コンサルタント料を払ってくれる顧客には 


丁寧に接する・・・



昔 サントリーで鍛えられた


お客様本位・・・・

顧客志向・・・・


顧客の利益を まず考える・・・


ありがとうございます・・・の精神


この精神は そんじょそこらの

弁護士や会計士の先生方

それに

業者の方々には 絶対に負けない位の

自信がある・・



それどころか


おそらく当の顧客以上に 


顧客の利益やリスク、それに将来の人生を


私の方がより深く考え 良いアイデアを模索する・・・ 



ある時には

夜中も眠りながら より良い解決案を


瞑想し 探しているくらい・・・とまで 


自負している



顧客が驚く・・・


イヤー 内田さんに言われて 
初めて気がつきました・・・とか

私の資金や 計画の進め方を
そこまで親身に考えてくれる人は 
中々いない・・・・


そう顧客から言われたのは今まで


二度や 三度では無い・・




ところが 親切なMKUの内田さんも


これが一旦 顧客の自分に対する態度が

下請けに物を頼む・・・とか 


仕事を<やらせる>ような言動になると


一変する・・・




もう すごく機嫌が悪くなる・・

おー!


コンサルタント料を 何万ドルも

払ってくれている相手でも 


すぐ態度が変わる・・・




あのね・・ ウチはアンタの下請けじゃないよ・・・って




いつでも親切で 腰の低い私の言動に慣れて


間違える人が多い・・・




あー ハワイのMKUは


ウチの下請けだって・・


可哀想に 相手にその態度が出た途端

内田の熱意と顧客志向の精神は 


一気に冷める・・・・




その顧客には 「あー 可哀想に・・・」   


と思うけど


途端に 「やる気指数」 が


がーーーーーっと 下がる



時には コンサル契約を中途解約するお願いをする・・・


自慢になるけど


これまで こちらから契約を解約したいと言って

その解約の要望を受けてもらった経験は

一度も無い・・



皆 ハッと気づいてくれて


絶対に今後も続けてください・・・って言ってくれる



その後は 私にもすっかり気を使ってくれる


対等に丁寧に 業務を依頼してくださる・・・


MKUの本来の顧客サービス精神を

理解 実感してくれた・・


そう 信じたい・・・



いくらコンサル料を払っていても


顧客が

私の<コンサルサービス提供に フィーを支払うのだ・・>と言う


対等な関係を 一度理解してくれると


内田は 途端にまたやる気を出す・・




一体 この顧客の為には・・・


このプロジェクトには・・・ 

今一番 何を進言、調整、調査、交渉して

どうして差し上げるべきか?  と




顧客は そんな私の精神を遅かれ早かれ


実感してくれる日が来る



今までの 5年間で


MKUの焦げ付き債権、未集金コンサル手数料は 


ゼロ・・・




皆さん きっと MKUはちと高いなー ・・・とは

心の中では思っているかも知れないが

私の提供する 総合的なサービスに満足してくれなければ

契約も先方から解約され、

請求書だって、無視されるだろう・・・



自分が いくら仕事を発注していても

お願いする取引先には


丁重に かつその会社や相手の

手間と仕事 そして時間なども十分考慮し

お願いする仕方や言動にも 

注意した方がいい・




ハワイにいる人や会社に

仕事を依頼するときは


日本式の 下請けに対する

背中をのけぞらせるような 威張った考え方は


「一切」捨てた方が無難だ


その方が 結果


良いサポートや 心のこもったサービスを


相手から提供してもらえるから・・


 

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2007年06月05日

組合

あるプロジェクトで セミナー会場を探していて

今 ワイキキにあるシェラトン・ワイキキホテルと


交渉している・・



セミナー会場として使用する ホテルのミーティングルーム

70人ほど収容できる部屋を3時間ほど予約し

部屋の使用料金は およそ$1,200くらい



色々と細かく書かれた 予約の為の申込書を読んで

驚いた・・・・




総額に ハワイ州のGE TAX 4.712%が課される他

5%のUnion Service charge が加算される・・・だって




何 ?

自分の目を疑った・・・



労働組合のサービス料とは 何だ?って



シェラトン・ワイキキを中心とする


ワイキキの主要ホテルの従業員は


労働組合を結成している・・・



永年 民主党の地盤であった ハワイ州は

医療保険、最低賃金、各種の補償保険制度など

隅々まで 働く側に有利に出来ている




バンケットルームを使うのに

労働組合費とは 恐れ入った・・・・・・・

これに食事などを頼むと


Tipはもちろん 別にチャージする

たしか組合員費というのは、


労働者が自ら稼いだものから


その運営資金やストライキなどの 


会社との闘争資金をプールし 活動するのが


これまで世界の共通原理じゃなかったかしら・・・


それが

組合の費用を 客に負担させんの?


何か間違っていない?  と




週休二日・・・

誰でも 当たり前になったこの制度


自分が昔 会社勤めを始めた頃はまだ


一般的ではなく


土曜日は 半日(ハンドン)だった・・



でも この土曜日に半日出勤すると


平日出来なかった 伝票の整理や

販売日誌を書くなど

結構 庶務の仕事などが はかどったのを覚えている



業務が終わり

昼から 先輩とか同僚と昼食に出る


そこで 普段とは違う ゆっくりした午餐の時間を

ちょっと贅沢な スエヒロ・レストランの

ステーキランチメニューで楽しんだものだ


休みは 多いほうが嬉しいけど


ゆとり や 何でも働く側に有利な

労働法とか保険制度は


だんだん その国や州、


それに会社の競争力を

中長期的に 失わせることが多い

米国の自動車業界  航空会社がその良い例だ



一般従業員の 430倍の年棒をCEOが取る米国では

少しは 働く側にその利益配分が行って当然だが

どうも このホテルの組合 という存在は

? である



ある担当しているプロジェクトでも


管理責任者のやる気のなさや

休みたい症候群で困っているケースがある



休みたいのは誰でも一緒


でも


忙しい時は 週6日でも7日でも


あるいは 残業もいとわないのが

昔の管理職だったけど

どうやら今は 違うようだ・・


週 90時間も働いていた

昔の自分の時代と比べると

ずいぶん違った価値観、 良い時代である


アメリカは 何でもレイバーが高い


ちょっと機械の修理とか頼むと

一時間平気で$65 ~ $80をチャージしてくる



それも 前と次のアポイントへの移動の時間まで

何かダブってない? って


1時間作業しなくても しっかりと2時間分チャージしてくる

その支払いを拒否したり 文句を言うと


もう次の修理には来てくれない・・・



有能な技師やブルーワーカーの少ない


ハワイ州では 質の低い仕事でも


料金は 一流である



今までの先進国は 同様に

労働賃金の高騰で 競争力をどんどん失っている



働く人  雇う人  お客さん


それぞれに 皆自分中心だから


本当に バランスが取れない



ハワイでビジネスをする場合

いかに 雇用する人が少なくて済む業種か


あるいは 従業員に働けば働くほど

仕事をこなせば こなすほど

たっぷり歩合給の出せる業種が有望である


ホテル、レストランなどのサービス業を中心とした


既存の「労働集約型」ビジネスは 

先進国でやるものではない




低賃金の労働力が有り余っている


発展途上国なら まだ利益も出る

でも

アメリカやフランス、英国はもちろん

そして日本でも

ハワイで働く日本人にも


そんな 「あまり働きたくないけど 給与はたっぷり欲しい」精神が


充満し始めているような・・



これは 世界の価格競争力を失って行くのが常

最終的に仕事にも ありつけなくなり 

結局貧乏なまま・・・

歴史が証明している



反対に 考えて

経営者 投資家が いかに賢くこの時代の

感性を理解して 効率よく

顧客サービス 販売が出来る仕組み

ビジネスモデルを作るかが 勝負だと思う・・


今日は ちっとも面白くない内容で失礼!


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2007年05月18日

投資会社

昨日は 午後から

ある日本のアパレル会社を経営されている


社長とお会いする機会を得た・・・


場所は いつものスタバ・・・



先日電話をいただき


ハワイに設立する 自らの投資会社の件で

ご相談を受けた・・・




お話しをするに連れ

当地の色々な方に 共通の知り合いが多く


会社設立を 私が次に4時からアポイントのあった

弁護士が担当した・・・と聞き


お互い 驚いて笑ってしまう・・・




日本でいくつか投資、経営されていた数社を

全て清算し 自らのホールディング会社のみ

に集約されたとか・・・



今後は 一年のうち 半分くらいは


ハワイで 新規の投資物件を探す計画・・・




顧問アドバイザリー契約を結んで欲しい・・との

ご依頼をいただいた・・・




200億円の売上げを あげたこともある会社を経営し 


合わせて不動産ビジネスも成功させ

40年間にわたり 色々と日本でご苦労、 経験を


積まれてきた経営者としては 


珍しいほど謙虚なお人柄・・・



だいたい 事業に成功した人は


頑固な経営哲学と自己流を貫かれる

自信家が多いが

彼は 本当に他人のアドバイスや意見に


耳を傾ける 珍しいタイプの経営者だ・・




一つの 自慢や虚栄心も無く


何も分からないハワイでは色々と


専門家の意見を大事に


自ら 楽しみながら投資会社を運営


そして

実際の投資物件を絞ってゆきたい・・・と




さすが アパレル関係に長くおられた方らしく


おしゃれで 着こなしの良い紳士だった・・



新しく 私が顧問として契約し 


この方の投資会社が

少しでも 良い投資物件を選べるよう

色々とお手伝いできたら嬉しい・・・




一緒に 仕事がしたいな・・・と


心からそう思える 立派な方だった


出会い に感謝・・・


帰りには


どうか この方に喜んでもらえる仕事が

出来ますように・・・・



そう 心の中で 祈った



 


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2007年04月08日

石の上にも

古いことわざで 石の上にも三年 とある

本当に そうだな・・・と感じることが多かった


人生の色々な節目で


色々な変革期でも


三年もするとある程度形になってきたり


あるいは収まる所に収まってくる・・・



前回の 「我慢」 のエントリーと似ているけど


何でも 辛抱我慢していると 最初は冷たかった石も

自分の座っているところが


だんだん暖かくなってくる・・・と



ハワイには 別にDCCAや


州法で決められた法律ではないけど




ハワイ大学の論文発表に出たわけではないけど


一つの 法則がある・・・


ビジネスを始めて   


あるいは 個人で自営の仕事を始め

二年経過すると だんだん仕事が上向いてくる

そういう特性がハワイにある・・・・と 内田は思っている



ハワイに10数年住み、仕事をし


多くのビジネス経営者 あるいは

投資家の人たちの経験や苦労や喜びを見て


そういう 法則を勝手に信じている


自分の場合?

やはり 独立して二年を過ぎた辺りから


だんだん 色々な方からの紹介が増えてきた



ハワイは 人口129万人の州だ・・

その内 オアフ島は90万人足らずの

アメリカでは比較的小さな地域・・・



それなのに


宣伝とか PRをしても


すぐに 花咲くわけでは無い


二年かかる・・・

手ごたえを感じ始めるのに

言っておくけど二年すると

<大成功する> と言う意味ではない

手ごたえ  評判を 感じ始めてくるのに・・・


二年かかる・・・と言う意味



だから 初めて商売を始めた人には

この法則を話すようにしている・・ 


口コミ あるいは 皆から認知されるのに


その 宣伝量だけでなく

二年間一生懸命 良い仕事をしていると・・・

実際の顧客がその体験を通して

口コミに つながって行く・・・と


不振が続き 


「もうダメかな・・・」なんて 弱気になり

「やっぱり 辞めようか」 と言う考えが


脳裏に過ぎる頃・・・

二年経って 身も心も疲れてきた頃・・


「あのー すみませんけど・・・」って

お問い合わせがポツリ ポツリ増え始める



だから この二年間「辛抱できるかどうか」


その二年間 「手を抜かずに」やれるかどうか・・・


この 大変な二年間


ひたすら 黙々と良い品質 商品サービスを

提供し続けることが出来るかどうか・・で 


その後が決まる・・



でも 大概


この二年の間に 

方針を変えたり


商品の質を 落としてしまう人 会社がほとんど

だって売上げも、利益も上がらないから

コストを下げたりする・・・



そうすると 二年経っても ダメ・・・

ハワイの人は 品質より量だよね・・とか


どうせ サービスなんて分かっていないよ・・なんて

勝手に商品やサービスの質量を下げると

どんどん 閉業への道をまっしぐらである・・


二年経たずに ブレークするケース?


そういうケースも もちろんある・・・


あっと言う間に  有名になり繁盛するケース



ただ 始めてから二年過ぎるまで

日々 その商品やサービスを

手を抜かず良いレベルで 


日々保てるかどうかが大事だと思う・・

英語で言う Consistency かな・・・



いい気になって 大幅値上げしたり


高慢な接客やサービス低下とならぬよう・・・

これが 問われるようだ・・




だから 

何かを始める場合


たとえ二年間 泣かずと飛ばずでも・・


*耐えられる事業運転資金を用意する


*継続する


*ひたすら仕事や商品の質を売れるように進歩 向上させる

*ハワイの特性を理解し、徹底した顧客志向で行く


*地元客、常連を大事にする

そんな ことが重要なようだ・・・



何事も 一朝一夕には行かないし

例え すぐにブレークしても


二年間 その繁忙を 


笑顔で懸命に維持してゆくことが

その後 隆盛を

続けられるかどうかの決め手・・・



別にハワイに 限らず

商売とかビジネスは


基本的に そんなものなのかも知れないけれど・・

ハワイには 大都市とは違う

とてもユニークな土地柄がある・・

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2007年02月23日

手入れ

Win Win のコラムにコメントくださった


プルメリアさん 初めまして

そうですか・・・・大変でしたね・・・


でもそんな経営者の下で働かなくても


きっとまた良い出会いがあると信じたいです・・



さて 今日のコラムは「手入れ」について

物は 何でも大事によく手入れして

使わなくてはいけない・・



昔 綺麗好きの父親によく言われた


「お前は だらしない!」って


グローブや スパイクも綺麗に大事に

手入れをしなさいって・・・


しなかった  本当にだらしなかった・・・

今でこそ ゴルフシューズや クラブを磨くけど


物の手入れを きちんとしなければ


やはり 何をやっても中途半端で終わると思う・・・



しかし 今日のテーマの「手入れ」は


実は<移民局の手入れ>について・・・



とうとう やられた

ワイキキのあのナイトクラブが


移民局の手入れを受け 閉店した・・


バレなければ良いと 思っていたのだろう


でも やっぱりバレてしまった・・・


そりゃ あんなにたくさん日本人の若い女の子が

ハワイで労働許可証を持って働いている訳がない


皆 知っている・・・

なかば 公然と不法労働させていたような・・・


現金でお給料払って


働かせているって・・・


移民局の手入れは

まず タレこみ情報から調査準備が始まる


複数の証言を元に


念入りに 事前調査   現場での

覆面捜査・・・




そして 手入れの日時を決めて


乗り込む作戦を これまた念入りに立てる・・



建物の 全部の入り口 出口  


ビルの裏表すべてに

捜査官が 待機し


一斉に 乗り込む・・・


そして 捕まる

不法労働していた人間と

経営者が逮捕され

基本的に 店は営業停止

ほとんど皆本国へ強制送還される・・・


通常 その人達は何年間か米国移民局の

ブラックリストの名前を登録される・・・




おー  恐ろしい・・・



しかし


もし そのタレこみのあった会社の

その当人の違法労働行為が

間違った嫌疑であった場合・・・


つまり  「濡れ衣」だった場合



移民局には 


その嫌疑が晴れた人に

その通報 タレこみが 誰からのものだったかを


情報開示する義務が生じる


そう その不正確なタレこみを

誰がしたのか  何ヶ月して分かるわけだ・・




おー 恐ろしい・・・



法律を犯していなければ


何も問題ないが


不法移民や テロの脅威に 

頭を痛めている米国では

今後 色々とこのような移民局の手入れが


続くはずだ・・・



ハワイで ビザ無しに

ちょっとキャッシュでアルバイト・・・なんて

くれぐれも したり 

雇ったりしない方がいい・・・



それ以来 


ホノルル空港の 入国審査が


これまで以上に


一人で ハワイに旅行に来る若い日本人女性


留学で ハワイに入国する女性に対し

過去に無いほど 別室での


厳しい審査を実施しているそうだ・・・・


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2007年02月21日

Win Win

英語でビジネスの交渉時によく言う

Win Win situationという言葉


意味は ご承知の通り


ビジネスで誰もが プラスになる


皆の商売や ビジネスの成功にプラスとなる


そういう状態を Win Win と言う・・


これだけ 競争の時代


これだけ 弱者切捨ての時代

これほど 格差の時代になると

とかく 勝ち組と 負け組み・・・なんて


すぐ分かったように、偉そうに決める人が多い・・・



勝ったり負けたり 競ったり

勝てば 嬉しくて

ストックオプションもらって 億万長者になり


負けると 悔しい思いをして


解雇されて 自己破産する・・・



反対にもう そういうの 古いんじゃない?・・・




野球とか  オリンピックとか

スポーツの世界は 勝ち負けが目的だけど

ビジネスの世界や仕事では


出来れば Win Winを目指したいものだ



勝とう とするのではなくて

皆が うまく行くように


皆の仕事や商売に、プラスになるように

いつもいつも 考える


船井幸雄さんだって 言ってた

これからの資本主義が生き残る道は 


「競争」から「共生」への転換だって・・・




シェアー 何%だけでなくて


市場全体を 皆で大きくするよう

新しい市場作りを 考えるとか・・・

豊かさの定義を 変えるとか・・・



会社の利益の為だけでなく 

社員にも良いように考える


自社だけでなく

取り引き先や 購買先にも


プラスになり、より大きなビジネスになるよう

工夫する・・・



利益だって同じ


自分の分だけ増やそうとするだけでなく

相手先のそれも増えるように

試行錯誤する・・



自分の会社だけ Win Winになるように考えろ!

それが お前の仕事だ!って


頭の先から 爪の先まで そう考える社長


そして

儲けた人や お金持ちになった人だけを

「勝ち組」 なんて言って評価する世間の風潮・・・



淋しいね・・・



増えてるんじゃない?最近


そういうの・・・


本当の理想は やっぱりこの英語で言う


Win Winなんじゃないかな・・・と思う・・



これでなくて

相手が 負けるようにばっかり仕事していると


やはり 長く続かない・・・


商売お互い様だし・・・



取引して お互いの会社で


社員に給料払わないといけないし



下請けに対して


あるいは購買する立場にいて

いつも取引相手をいじめたり

自社の利ばかり考えていると

少し時間が経つと  結局それほど

自社の功績には貢献しないものだ・・



人生でも


お付き合いでも

他人や他の会社と関わる場合


この Win Winをいつも 


頭に入れて考える癖をつけると良いと思う・・・


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2007年02月03日

悪たれ

そりゃ 私だって


いつも信頼ばかりいただくわけでは無い・・


時々は 人から 「悪たれ」をつかれる事もある



別に 立派な人間でも無いし


完璧な人間でも無いので


「悪たれ」をつかれるのは仕方が無いが


相手が酔っていたり


感情的に子供みたいにカッカしている場合

これは 許せない・・


私のせいに する

別に 内田さんでなくてもいい


誰か他の人間のせいにして  腹を立てる・・・


たまたま 私に甘えて抗議する


そんなことが 昔からよくあったし

今でも 時々ある・・




それが 朝一番のメールだったり


夕食をとっている時だったりすると

こちらも 頭に来る・・・



そういう人は 

周囲からはあまり好かれていないね やっぱ


でも 私には評価されていた・・・

その人の一番の理解者である私に


言い易いので 文句を言ってくる・・




子供みたいである・・



どういう風に 懲らしめてやろうか・・・と考える

けど・・・




一応 反省も してみる・・




自分の 至らないところ・・・

自分が 勝手に決めていなかったか?・・・とか


誉めすぎて 甘やかしてなかったか? ・・・とか


そりゃ少しは こちらにも落ち度がある場合も・・・


あることはあるけど


普通 「悪たれ」を ついてくる人間は

「バランス感覚の無い人」 である・・・



どんなに 自分が正しいと思っていても


第三者に 暴言や語気の強い抗議


酔った勢いで夜中に電話してきたり 

文句のメールを送ってくるなんざ

アンタ 普通


正常な大人のやる事ではない・・・



それぞれ 対処した・・・


一人   もうアドバイスしてあげない・・


可哀想に・・・・ 


あんなに色々と相談に乗ってあげて


その人と家族の今後の人生に


大事な協力と調整をしてあげたけど・・・

もう    して あ・げ・な・い!




もう一人 

直接じっくり話したら

謝ってきた・・・


あのメールを送った時 実は飲んでいました・・・
酔ってあんなメール出してごめんなさい・・・って


特に文中にあった  3文字が引っかかったので

この部分だけ 


私の人権に関わることなので、勝手に誤解している
差別用語的表現について説明し、理解を求めた・・・



そうでしたか すみませんでした・・・
その日は朝からイライラした事が重なったもので

急に しおらしい態度である・・・

何だ コイツ! みたいな・・



そう言う彼にも 

今後一切 

サポートしない事に決めた・・・


内田さん 結構キツイんですね・・・

そう  だって 


他人に悪たれつく人は

それ相応の代償を払って当然


大の 大人が

自分が正しくて 
周囲が皆 バカだ!・・・と考えている場合

これ しっかり反省していただかないと


世の中の為にならない・・・


うん その理論賛成!

自分が 痛い思いをして

気づくまで修練するのが


一番効果的でご本人の為にも良い・・・



内田さんって意地悪ですね?


いやとんでもない 


優し過ぎるくらい・・・


でも<仏の顔も三度まで>なのよね・・・

普通の人は 私みたいに

三度も我慢しない


とっくに そういう連中とは


絶交している・・・


そんな恵まれた関係に感謝するどころか


反対に 


自分の数少ない大事な理解者に対して


「悪たれ」をついてしまうと

このマイナスは大きい・・・ 

人生でとても大事なものを 失う・・

こういうことを繰り返していると

人生の後半は 悲惨だ・・・



うーーん     そうかもね・・・



可愛そうな お二人さん

それぞれ 今後

一人で、あるいは子供みたいな夫婦で


どんどんストレス感じて


希望が叶わない現実を 

一層 周囲のせいにしながら


世の中の「感謝」の流れに逆らって


誰からも理解してもらえず


苦労ばかりの人生を


送ってください!


こりゃ コテンパですね・・・




あら!・・ 

今日は私がブログで


「悪たれ」をついているか?・・・


投稿者 : 09:01 | トラックバック

2007年02月02日

向き不向き

ハワイは やはり観光が主体の州である


観光業に 直接 間接的に従事している人は

労働人口の3割以上になる




観光業は やはりお客様あっての産業だ


ホテル


レストラン

ツアー会社


お土産屋さん


ウエディング業界・・・・



昨年のハワイ州への観光客数は


740万人ほど・・


そのうち 日本人観光客が約150万人である・・



サービス業に従事する人に


最近 多い


他人に喜んでもらう事があまり好きでない人が




自分が 喜ぶ方が好き


お客さんより 自分が優先


お客さんの為に 骨を折るなんていう事は損だ
と 思いながらサービス業に働いている・・


こういう人が 結構多い・・・


生活の為に 仕方が無いから


サービス業にでも 就くか・・・って

全くTip が少なくて嫌になる・・・と ボヤく・・・


本当にもう・・・って




いいよな 家族でハワイ旅行なんてして


楽しそうに 食事して・・・

夫婦で高級ホテルに泊まって ゴルフなんか出来て・・・


日曜日も何時間も働かなければならない自分と比較し


うらやましがる・・・・



こんな安給料で・・・って

ハワイに住める「ありがたさ」なんかは 忘れて

自分の境遇に 愚痴が止らない・・・




こういう人は 是非このサービス業ではなくて


別の業種に転職すべきだと思う・・


人間誰にでも <向き不向き> がある・・・


他人に 喜んでもらうことで


自分が ウキウキ して

心から 嬉しく

笑顔が出る人 


そんな性格の人以外は


従事しない方がいい・・・



自分に向かない職種でも


20年 30年勤めているからって言って


自分はこの道のプロだ ・・・と

勘違いしている人が多い



サービス業の<プロ>の条件は


働いている年数ではない

どれだけ お客さんを喜ばせ


お客さんのその笑顔を見て 


益々自分が頑張れる人


お客さんに もっと喜んでもらうために

色々と工夫して 勉強して 知識を増やしながら


日々心から喜んで 奉仕できる人だ・・



不思議と そういう人ほど いただくTipも多い・・


不思議と 日々ハツラツとしている

驚くほど 笑顔が素晴らしく
何より幸せそうだ・・・


仕事を選ぶときは


お給料やベネフィットだけではなくて


自分の<向き不向き>をよく考えて

決めると良いと思う・・・

投稿者 : 00:52 | トラックバック

2007年01月27日

責任

「維持」にコメントくださったChiaさん

お久しぶりです・・・


そうですね。 

何かを「もっと」こうしよう・・・とするには


まず 今の状態を維持できて初めて実現するんですね。

物も大事に出来ない人は、

新しく何を手に入れても同じ・・

すぐ 使い古して 無駄にして・・



維持できない人は あんまり本来の進歩がないのかも・


「平等」 のコラムにコメントくださった Shuさん

初めまして・・・


ブログ読んでくださってありがとうございます。

気候の良いハワイで働けるのって 恵まれていますけど

苦労も多い 土地柄ですよね・・



でも どうか感謝を忘れず 


お仕事がんばってください・・




さて 今日は「責任」について


責任 と言う日本語は

英語で普通、Duty とか Responsibilityと訳す

でも 今日の「責任」と言うテーマは

ちと 違う・・・




Liability について

Product Liability   賠償責任 とか言う あれ




今私はあるワイキキの商業不動産の

売買を取り次いでいる・・・




売り手から届いた資料を見ていると

ある事に気がついた・・



この物件は その広さとテナントの軒数から言って

法的に駐車場を○台分 確保しなくてはならない・・・




うん?

・・・・・あそこ そんなに駐車場あったかな?・・・・・

そう 思って聞いてみた・・・



こんな返事が帰ってきた

まー そんなこと大して心配ありません・・って
弁護士に問い合わせたら、間違ってもホノルル市
当局に確認などしないよう きつく言われています・・って



はー 「やぶ蛇」にならないように・・・

あー 「寝た子を起こさない」ように・・・って

そう言う意味だな・・・



物件や 会社を取引する場合


実際に 売買の検討に入ると

普通買い手が Due dilligence と言う

その会社やビジネスの内部監査をする・・・



その時に 一番気をつけなくてはならない問題

隠れた 賠償責任問題
隠れた 違法問題が無いか どうか・・・

英語で Hidden Liability と言う・・



売り手は 出来るだけ

ややこしい 心配や問題は


表に出さず  何とか売ろうとするけど

買う方は マジに 色々と調べる・・・




駐車場は 心配ない・・・って


とんでもない 


今は そうでも 名義変更時に


市当局から 改めて

「あのー お宅ね・・駐車場のスペース違法だよ・・」

なんて 寝た子を起こす事になりかねないから・・


これ 問題である・・・


違法責任問題になる・・・




日本人は 平気で法律を犯す

バレなければ平気・・・と言う民族だから

ここ数年 日本でもしきりに


コンプライアンス なんて騒いでいるけど

これ 当たり前 と言えば 当たり前・・・


藪の中に 蛇がいるなら


退治した方がいい・・・




マングースを何匹か放って

蛇を全部 食べさせるとか・・・


寝た子は 必ず起きる・・・

起きて 大声で泣きまくる・・・


だから起きたら ご機嫌を損ねないように


すぐ飲ませてあげる為に

ミルクを温めておいた方がいい・・・



こういう 隠れた心配事や 賠償責任などを

しっかり認識して 

そうなっても大丈夫なように


いや


出来ればそうならないように 手を打つ




違法なら 完全合法的にしてしまえばいい・・


これで 毎晩


蛇に噛まれる心配無しに 

安心して寝られる・・・



賠償 違法責任問題 は

自分で 認識し 備えて 対処し 
早めに片付けておくと安心だ・・・




会社やビジネスを買収する場合

とかく たくさん隠れている 「蛇」を


しっかり見つけて 退治してからにしてください・・



今日のコラムは 

久しぶりに ビジネスブログっぽい?・・・


投稿者 : 04:25 | トラックバック

2007年01月19日

賞味期限

ハワイに 日系の会員制スーパーがある

ここは ハワイの日系人のお年寄りや


私のような ローカルジャパニーズには

無くてはならない店である

日本の 色々な食品 雑貨類が売られており

あー  不二家のペコちゃんがある!


などと 嬉しくなっていた・・・



昔 サントリーの駐在時代に


ハワイ州にビールを輸入していた頃


担当していた酒類卸問屋を通じてこの店のことを知った


ここは 日本と ロスに店があり

ハワイと合わせて 三ヶ国貿易のような


商品のやり取りをしている・・・


日本で 大量に仕入れた製品を


コンテナーの船積みで 西海岸に・・・


そして日本→ハワイより格段に安い船賃の

米国内航路で ロス → ハワイに転送する・・・




取って返して  米国から日本へ


商品を シップすることもある


当時 日本のウイスキー 「山崎」が


高額の日本国酒税を 免税で米国に輸出され


日本よりかなり安い価格で販売されていた頃


このスーパーは 日本に 「山崎」を

逆輸入し 日本国内小売価格より


安く売っていて驚いた・・・


日本で まだ酒ディスカウントストアーが

一般的でなかった頃の話だ




イヤー 発想が豊かだな!~ っと驚いた



日本で 売れ残り


安く叩き売りされる商品は実は山ほどある


例えばお中元、お歳暮の箱詰めのような


季節商品・・・・

時期を越えて大量に売れ残れば 製造業者は


とにかくいくらでもいいから売りたがる



特に 食品は賞味期限があるから


日にちが 過ぎれば過ぎるほど


卸価格の交渉主導権は 


仕入れ購入側に 移行する・・・


お願いですから 買ってください・・・

そんな 流通の商売原理を 


上手に利用しているストアーである



要は バッタ屋商法・・・・



ドンキホーテとか


100ショップの ダイソー と同じだ



売れ残った商品を そのまま倉庫に眠らせておいたり


<夢の島>に廃棄したりするのは

本当に 無駄な事・・・



食品には 賞味期限があるけど


ここのストアーには 


包装紙の賞味期限の書いてある部分の上に


米国FDAで義務付けられている Nutrition Factsの

シールが べたっと 貼ってある・・・・

あれ? なんて


でも 大して気にしない


だってお煎餅とか 乾物なんか

全然平気・・・・


もちろん 鮮度は落ちているから

味は やや劣ることもあるけど


海外に住む日本人には こういう商品が

手軽に購入できること自体が ありがたい・・・



賞味期限


いつから 出来た言葉だろうか


戦後の日本とか 


モンゴルのストリートチルドレンには

信じられない 価値観である・・・



賞味期限は   品質管理と共に


まず

製造業 販売業の 倫理の問題だと思う



品質の劣化した 商品を出荷すれば

消費者の安全に影響が出たり

会社やブランドの評判 信用に

傷がつくから・・






アメリカでも 最近 


賞味期限の表示のある食品が増えてきた


Good until 08-2007 とか  

Sell by 21・07・2007なんて書いてある


でも大半のアメリカの消費者は 


日本人のように神経過敏ではない

アメリカは だいたい大雑把だから・・・



しかし


バッタ屋商法も  

商品の不動在庫


製品上 何も欠陥の無い


ただ売れ残って山積みになったものを


綺麗に 一掃販売してくれる業者があれば


この不動在庫を どう処分したら良いか 


と悩む経営幹部にとっては

まさに地獄で仏  救いの神様?かも・・・・

それに 世の中の為と言うものだ・・


でも 食品 それも乳製品のような物は


くれぐれも流通業者の方々に 


倫理  管理を徹底して欲しいと思う



でも  そうは言いながら・・・・


期限切れの 翌日の製品を使用した・・・と言ってたけど

うーん 難しいねこれ・・


工場の冷蔵庫に入っている製品の


期限切れ 前日と翌日の 2日間で

どのくらい 劣化が違うんだろう・・・


それに期限も大事なんだけど

食品の味や品質変化には 

製造してから経過した日数だけでなく


工場から出荷された後


どこに どう保管されていたか?


この<保管状況>が品質の劣化スピードに

大きく影響すると言う現実が


意外と論議されていない・・・



ま とにかく


人間も 同じかも知れませんね・・・


賞味期限切れにならぬうちに


色々と チャレンジしていかないと・・・


廃棄されたり 叩き売りされてしまう・・・  


おー!



賞味期限が過ぎても


生きている間の 生き方(保管)しだいでは

いつまでも <美味しい> 深い味が出せるかも


せいぜい <品質劣化>しないよう


日々精進するとしましょう

投稿者 : 06:54 | トラックバック

2006年12月30日

商業ビル

ワイキキの真ん中にある3階建ての商業ビルが


今 売りに出ている・・・


$12ミリオン(約14億円)くらいのAsking Priceだが

もちろん 交渉の余地有り・・・




家賃収入で 年の利回りは5.7%ほどある

私も物件を見に行ってきた・・・


カラカウア通りから ちょっと山側に入るが


DFSのすぐ真正面・・・・


これほど良いロケーションは無い・・



ビル経営されている方は

失礼ながら それほど不動産開発などの

専門家ではないので


ビルそのものの 魅力や話題性が


ほとんど知られていない


まさに この物件を購入し、投資ビザも取れて

かつ ビルの活性化にPRを講じ 


あるいは


キー テナントを招致して人のアクセスを

もっともっと増やせば 当然家賃収入も

中期的に 上げられる


すぐにそう思った・・・



10億円の お金をUSドルに換えて

ハワイの銀行に定期預金すれば

今の金利で 4.5%ほどは稼げるかも


しかし

それでは 投資ビザは下りないし


ハワイの不動産市場は 今

これまで2-3年の相場の急騰に 


急ブレーキがかかってきている

商業不動産のプロは 今しきりに


次に不動産物件を仕入れるのに


そのタイミングを待ちながら


キャッシュの調達に余念ない時期だ




ワイキキ地区は 主要な再開発が終わる2007年後半から

トランプインターナショナルホテル&タワーが完成する 

2008年にかけて

大きく 不動産相場が上昇するはずである



多くの従業員を雇用し、労務問題に頭を痛め

かつ毎月利益を出せるかどうか分からないビジネスを


ハワイでやるよりは この物件はまさに 


堅実な投資、 ハワイに住むビザ取得にも


一石二鳥と言える・・

投稿者 : 09:44 | トラックバック

2006年12月17日

2.1%

この数字 何だと思われるだろう・・

歴史的な数字・・・

あるいは 超 低水準



実はこれ、

ハワイの最近の失業率である


2.1%はハワイ州の過去の歴史から見ても

最も低い水準・・・・



ちなみに 現在の全米平均失業率は 4.4%・・・


それに比べてハワイの失業率が いかに低いかが


分かる・・・




「完全雇用状態」 と言っても良い・・・




じゃーハワイは景気が良くていいじゃないか・・・と

誰でも思う・・・


確かに ローカルの人たちの

消費者マインドは それほど悪くない


ガソリン代も ここのところ落ち着いているし

ハワイでは 一人 二つ仕事を持って


働く人も多いので 収入は増えているはずである


確かに ショッピングセンターは混雑しているし


車も ここ数年の低金利時代に

毎年 6万~7万台近い新車登録数を記録した為

どこの駐車場も いつも混雑している




州の人口 130万人弱に対して

車の台数が 110万台以上ある・・・




レンタカーや 商業トラックも含んでの数字だが

州民大人一人当たり一台 車を所有するようになった


とも 言える数字だ・・・


ところが 雇用する側から見ると

人手不足 賃金雇用条件の上昇で

人件費が増えて 収益を圧迫する



今 ハワイの建設業は昔の日本のバブル時代に似ている

工事費の見積もりが 3-4年前の 2~3倍である・・・


この価格なら 工事を引き受けてもいいよ・・・

工事会社 施工会社から出てくる見積もりは

そんな小さな金額の工事に わざわざ人手は割けないね・・・・

明らかにそういう 数字である・・・・





アメリカでの経済や景気のバロメーターは


輸出金額でも

平均ボーナス金額でもなく

この失業率 が一つのバロメーター・・・




アメリカでは 「仕事にありつけるかどうか」が

いわゆる 景気が良い 悪いの判断になる




米国の 労働VISA(査証)取得の話になると


どの日本人投資家も


ちょっと勘違いしている部分がある



投資家や 駐在員に発行される 非移民系の労働VISAは

米国に住んで仕事をしたい人に与えられる・・・のではなくて


米国にとって その投資や企業進出が

どれだけ 米国経済に寄与し、


「雇用創出」に 役立つか・・・・が


米国国土安全保障省管轄の移民局が

その査証を 発行するかどうかを 判断するポイント



間違っても アメリカが大好きです

ハワイに住んで 仕事して サーフィンしたいし・・・


なんて言ったら 即 却下だ・・・



そう その投資家の為ではない


アメリカの為に その査証発行が

利益があるかどうか・・・で判断される




皆 <労働VISA>  <労働許可証>とか言うものだから

アメリカに住みたい人が 申請すればもらえると思っている



アメリカは ただでさえ


世界各国からの 密入国者  不法移民の急増に

頭を悩ませて 国をあげて対策を講じている

その問題に加えて、今はテロとの戦争下



自国の国益を 「常に」最優先するアメリカは

米国市民に対する 

雇用創出  雇用確保  雇用推進を


常に 経済の国家戦略としている・・・




今 ハワイの新聞は 


多くのページ数に渡り

沢山の 求人情報が掲載されている・・・

投稿者 : 10:16 | トラックバック

2006年11月11日

職場規定

昨日はある日本資本の


ハワイ法人責任者から


ご相談を受けた・・・・



場所はいつもの ハレクラニホテルの

House without a key である 

当社の 顧客との屋外ミーティングスペースだ・・・・??



現在そのハワイ法人には 


彼女の下に従業員が5名いる・・・

たった5名と言っても つい昨年までは 

マネージャー 一人だった会社だが


最近本業が 急に忙しくなり

人手が足りなくて

ここ数ヶ月で ハワイ在住の日本人を


5名採用した会社である・・・



今時 珍しい急成長振りだが

職場で いくつかの問題が出始めている・・・と


どう 問題に対処すればいいか・・・・



まだ深刻な問題 とか 訴訟トラブルではないが

職場での 倫理 規定の不備に加え


各社員の仕事の生産性と給与額に


不釣合が生じ始めている・・・と



そのマネージャーは 


忙しくなる仕事のボリュームに加え


職場で生まれてきている

スタッフ間の「仲良しこよし」、「馴れ合い」主義に


ストレスと警戒感を感じはじめて


やや精神的に疲れている・・・・


そんなお話だった



本当は一昨日お会いする約束だったが


私の都合で 昨日に変更していただいた・・・


その会社の社員の仕事内容

そのマネージャーの持たれている


特定な従業員に対する不信感

そして

今までの 経過をお聞きし


アドバイスをした・・・・


まず

事務所の中の  レイアウトを変更した方が良い


えっ?   レイアウトですか?

そうです 今の事務所はただの作業場です・・・




たとえ 貸しビルの中の小さな事務所スペースでも

そこは  会社です・・・・と


どんなに少ない人数でも  

会社ですから

それなりに 組織や各スタッフの

担当業務に合った レイアウトが必要ですよ・・・って

はーん そうですか・・・・



次に 


従業員規定も無く


雇用契約から何から何まで


全て これまで


各社員と「口約束」でしてきた状況を

全部お互い書面で作成し 残す事



採用した社員の個人ファイルを作ること

加えて

来年1月から 各社員向けに


人事考課のシステムを取り入れるよう

アドバイスした・・・・



日本人は とかく

お互い 口約束が多い・・・

入社の時に  


「この人 日本人だし 良い人そうだから・・」なんて 


給与額とその人とだけの特別な採用条件を


いとも簡単に口頭で約束してしまう



これが後で もめる要因になる



面接の際は 履歴書見て

こう思ったんですけど

採用してみると 実は


全然期待はずれだったんです・・・・


なんてことは ちっとも珍しいことではない


ハワイで米国市民権やグリーンカードを持って

合法的に働ける日本人は

そう多くはないので


ついつい ・・・お互い日本人同士だし・・・なんて

信用し 「そうですね そうしましょう」って合意してしまう・・ 


労使双方が お互い


「こうして くれるだろう・・」と<勝手に>期待してしまう訳だ

そういうケースがものすごく多い・・・



職場での問題は こういうお互いの思惑違い

仕事や職務分掌に対する認識、理解のズレから

生まれる・・・




労務問題は 頭が痛い・・・

このマネージャーも 


膨大な仕事に加えて


労務管理業務も担当しながら


日本にいる社長以外、

誰にも相談できないで


精神的に参り始めていたそうだ・・・


皆誰でも そうですよ・・・


どこの会社の管理職も一緒です・・・って



職場の人間関係は 残念ながら

あくまで仕事上での人間関係・・・・と割り切って 


考えた方がいい・・・


そうアドバイスした


「お友達」 とか言う概念は

捨てた方がいいですよ・・と




そんな同じ日本人同士で ずいぶん冷たいんですね・・・って

言われるかも知れないけど

職場での労使関係や人間関係は 


日頃の私的な友人関係と

一線を画した方が 無難である・・・

だって ここはアメリカなんだから・・・・

ほー ・・・・



どうしてか

お互い 「労使関係」 になった途端

全ての問題を 100%同じに

共有できなくなるから・・・



そして 労使で言えば 法律は雇用者側に不利に

出来ている・・・・


あー メキシコが 羨ましい!!




そりゃー 会社の売上げ伸ばして


もっと 待遇改善を会社に申し入れよう・・・

これは 管理職も 社員も同じであるはずだけど

仕事のボリューム、 担当職務内容

与えられる責任と権限は

必ずしも 労使双方で


全て役割分担と 補完の関係に


満足がいかなくなるのが当然・・・



昨日のご相談の結果  


是非 本格的にコンサルテーションを


お願いしたいとご依頼を受けた・・・・



来週から この方と


会社の職場規定の充実と

各社員の労務問題の解決方法


そして今後の人事管理に関する

具体的な書類整備などの

コンサルテーションに入る・・・


大変ですね・・・でも それが管理職の仕事ですよ


大丈夫 今のうちにしっかり職場の規定

人事制度の基礎を作っておけば 後が楽ですから・・


まだまだ こんなの問題の内に入りません



私がそう言うと そのマネージャーの表情が

安心して 急にハツラツとしてきた・・・・

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2006年11月08日

足を運ぶ

最近 電話 ファックスに加えて、Eメールが一般的で


とても便利な時代になった・・・




サントリー勤務時代 ハワイから一度

日本に転勤で帰国したのが95年だった・・・

ワイン事業部に転勤となって  企画グループに配属・・・

そして ちょうどその時

全社で PCが導入され

社内での通信にEメールが導入されることになった


あまりそういうの 好きではなかった

コンピューターなんか 気嫌いしていたから




それが運悪く・・・   いや これが結果運良く

事業部に Eメールを導入する体制作りの

担当窓口となってしまった・・・




おい おい 俺がコンピューターか?

何  イーメールって?



そんな感じで セミナー


会議に出席する




戸惑いながらも 

事業部のメンバーより先に勉強すると 


自然と事業部のメンバーに教えたり

指示したりする立場になった・・・




その時 こんなものが


こんなに世界各国で


こんなに沢山の人に


こんなに便利に当たり前に

使われる時代が来るなんて


想像もつかなかった・・・・



便利な時代だ

電話でも 用が足りるし

ファックスも 助かる

Eメールなら 瞬時に的確に

相手にかなりの情報を伝達できるし 


受信もできる



しかし コンサルタントをしていて

この文明の利器をフルに活用しながらも

絶対の心情としている事がある・・・ 



必ず 現場に足を運ぶ・・・




一度 必ず自分でその会社や業者を訪問する


絶対に 電話とメール「だけ」で済まさない

ま そりゃ大した事じゃなければ別だが


トラブルや 難しい問題の場合

必ず 先方まで出向くようにしている・・・




あちらさんも 忙しい・・・

「 何! わざわざ 来たの・・・」 なんて顔される




でも 構わない

相手の事業所まで行って


話を聞いてくる

それも 笑顔で・・・


この 「笑顔で訪問する」のが大事



最初は怪訝そうな顔している相手も


私の笑顔を見て


「おー? まー 座んなさい」って 言ってくれる

日本のように お茶なんか出してくれないけど

そのトラブルやこちらの用件に


集中して対応してくれるものだ・・




一昨日から ある日本の大手精密機器メーカーから

ハワイでの展示会で使用する 器具 機材の


通関が出来なくて困っている・・・との


SOS が入った・・・


私のウエブサイト見て お問い合わせをくださった・・・


以前にも通訳のお問い合わせをいただいた方からだった




来週のホノルルでの展示会に 


この機材が絶対に必要なのに

通関できないんです・・・・と


何とかなりませんか?って・・・



内田救急隊の 出動である・・



空港近くにある フォアーディング会社を訪問する

「この書類があればOKだよ、 もうファックスしておいたから」


・・・・そんな訳ないんじゃん・・・・と思いながら

その担当者が 今朝ファックスした・・と言う

書類を持って 通関業者の事務所へ行く・・


何も行かなくたって電話したら?   って言われたけど

サンキュー でも自分で行ってくる・・・と


やっぱり 不安は的中・・・

そもそも まずその書類のファックスは 


通関業者の担当者には届いていなかった




車で移動した私より ファックスのほうが早いはずが

ファックスを送った側はもう これで 安心・・・と


思っていたようだけど


私の不安が的中・・・未着だった

ハワイでは こんなことは日常茶飯事だ・・・




ファックスが届いていなかっただけでなく

私が代理で 届けたその書類では

通関できないよ・・・って


ほらねっ !   だろー!


また当たった  私の予感が・・・




通関業者の事務所の一番奥にある


社長室に通された・・・




日系人の 79歳になるその社長は

大学教授のようなコワイ顔して

書類の山を 一つ一つ整理して


ダメだよ これじゃ 通関できない・・・って

あんた 誰?って


ほら!  やっぱり




何が不備で 何が絶対に必要なのか

その社長から 細かく聞く・・・




謙虚に 相手のお叱りを聞きながら聞く・・・

何も 私の間違いじゃないけど拝聴する 

そして 


「そうですかー ごめんなさいね・・・」って



No No, It's not your fault! ってその社長は言ってくれるけど


謝っちゃう・・・・ 

すみませんでした。  すぐ日本に連絡します・・・って


謝らせたら 内田の右に出る者はいない! ?




その社長 すっかり機嫌を直して

丁寧に 一つ一つ教えてくれた



ボクは日系三世・・・
両親は福岡と 熊本の出身でね・・・なんて言いながら


へー そうですか
私の田舎は 山口です・・

なーんて

すっかり お友達になってしまう・・・・



日本のシッパーとの連絡で 昨夜遅く


一通りの書類が Eメールで届いた・・・

これで また今朝もその通関業者に足を運んでくる


メールの転送と 電話だけでなく・・・


そして もしうまく通関が出来たら

荷物の搬入先に 実際に荷物が届いたかどうか

これも電話でなくて 自分でその会社の倉庫まで

行って確認してくるつもりだ・・・


文明の利器は もちろん便利だけど

あくまで 自分の足で 現場に行って

実際に自分の目で見て 確認して来た方がいい・・・




仕事に だめを押す だけでなく


どんな面倒くさい事でも・・


いや  

面倒くさい事やトラブルほど 


現場に足を運んだ方がいい・・・



先方まで 足を運ぶと

色々な発見や 思わぬ出会いとかの


追加のご褒美もあるものだ・・・ 


依頼人、顧客にコンサルタント料の請求書を作成するのは

依頼事項を 確実にこなし、 自分の目で実際に


結果を確認してきた その後である・・・


投稿者 : 06:16 | トラックバック

2006年10月26日

面接

コンサルタントをしている レストランで


全従業員と 数日にわたり面接を実施した・・・


時々 時間を見つけて 同じテーマについて


従業員と 個別に一人一人話すようにしている



毎日 楽しくやっているかい?


何か 問題はないかい?


最近 君の受け持つテーブルからのコメント
本当に良くなったね・・・とか




皆 ちょっと緊張しているけど


とても嬉しそうだ・・・


「はい 楽しく仕事をしています。」


皆 そう言ってくれる・・・

従業員が永く勤めてくれることは

店にとっても 常連客にとっても

ありがたいことである・・・




レストランは ミュージカルと一緒だと思う・・


役者が 生き生きと演技をし


観客を喜ばせて 毎日会場が満席になる



観客が そのミュージカルの前売り券を買ってくれる限り


興行は続く・・・・




役者が 気合の入った演技をしていないと


空席が目立ち始める



だから 役者の人生や 役者の笑顔を


いつも 気にする・・・



レストランのコンサルタントは


原価と メニュー そして従業員規定だけではない


まさに 役者の精神衛生 職場の人間関係を


いつも 良い状態に維持するのが 実は基本・・



ほとんど ここに目を向けないで


メニューや販売促進 広告ばかりに


意識が行きがちだ・・




面接をする際 気をつける

皆の プライバシーにはあまり立ち入らない




何かあればすぐマネージャーや我々経営陣に


相談しなさい・・・と




皆の屈託のない 笑顔と感謝の言葉を受けて


不思議と 私自身全く疲れを感じない・・・



私も 昔 嬉しかった 


上司から 個別に呼ばれて


「おい どうだ 内田 最近?」 って聞かれると




上司が自分のことを


気にかけてくれている ことが嬉しかった


自分も 嬉しかったことは


出来るだけ 他人にもしてあげたいと思う・・



聞いてあげるだけでも いい


そうか なるほど・・・って


そして すぐ対処できる事はしてあげる



ダメもとで言った提案を 

会社がすぐ取り入れる・・・


そうすると その従業員のやる気は


何倍にもなるものだ・・・


投稿者 : 06:16 | トラックバック

2006年10月22日

取り越し苦労

ビジネスをしていて

ビジネスのアドバイスをしていて思う・・・


取り越し苦労・・・・



昔から管理マネージメントの仕事をしていると


「念の為」  「万が一」 そして

「最悪を想定する」 と言う 癖が身についてしまう




最悪を想定して 最善を尽くす

これ 管理職に必須の心構えではないだろうか・・・




物事を 想定し


ちょっとでも 不安や問題があれば


それが小さいうちに 対処しておく




そうタバコの火のような・・


火事にならぬよう 気をつける


ちょっとした事でも 大火事になるかも知れないし

ちょっとしたトラブルが 


しっかり対処しないと

大きな問題に発展することがあるから



ビジネスをして 経営者として


または 管理マネージャーとして働いている方は


出来れば 笑顔と余裕で


「取り越し苦労」の連続・・・・・ 

が望ましい と思う




心配し過ぎ・・・


大げさ・・・

そんなにネガティブなことばかり 考えなくても・・・



知らない人は そう言うけれど


私の経験から言わせてもらうと


どんなに人間が予想していても


それ以外に予想もつかない事が

起きるものである

まさに この前の地震みたいに・・・



人間の予測出来る事なんて 所詮知れてはいるが


最悪を想定し そうなったらどうするか・・・


こういう準備 シュミレーション


そして 万が一を想定して早め早めに対処する 

そんな仕事の進め方を

可能な範囲で心がけると良いと思う


そして最悪の事態が起きたら 

深呼吸をし 腹をくくって


まず 何をすべきか・・・

これを日頃考え 頭の中で<ドリル>しておくだけでも

いざと言うときに 落ち着いて行動できる



そしてそのようなトラブルが


実際は起きずに

「取り越し苦労」で終わるのが


望ましい経営ではないだろうか?




内田さん そんなこと言ってたら


身体が持ちませんよ・・・



その通り


経営 管理マネージメントの仕事は

経験と知力に加え 

まさに 体力 精神力の勝負だと思う・・・・


投稿者 : 07:28 | トラックバック

2006年10月05日

通訳

昨日は ある顧客の依頼で


終日セミナーの通訳をお引き受けした・・



セミナーの内容は パーマネントメイキャップの技術指導


最初は知らなかった


パーマネントメイキャップ・・・ 何それ?




アイブロウ  口紅 など


刺青(いれずみ)の技法を 化粧方法に導入したもの

そりゃ 女性なら知っていると思うが


私は知らない・・


はー そういうのが流行してるんですか?


全く オジサン である・・



だから前日に事前ミーティングをお願いした


セミナーの中身と


どういう参加者か?


あるいは 商品の仕入れに関して


交渉して欲しいこと・・


何でもいいので当日注意すべきポイントを

お互いで確認する



よくぶっつけ本番で こういう通訳をする人がいるが


初めての方や 内容には

こういう事前ミーティングが必須・・・・



一行は8名・・・


先生は全米パーマネントメイキャップ協会の理事長さん・・

元々は 麻酔科の女医である・・



朝の10時から 夕方の5時まで


みっちり アイブロウやリップのメイキャップを習う・・




各参加者は 日本でサロンを経営されている方々


そりゃー 熱心だった・・・


ガンガン質問が飛び交う・・・



先生の答えに


また質問が飛び交う




皆 通訳の私に


これ聞いてください!


あれは何でしょうか?


じゃ それは こういう意味ですか?・・・と


機関銃のごとく・・・・




多勢に 無勢・・・


しかし 一人一人の質問と


それに対する先生の答えを


出来るだけ細かく 通訳した・・・




美容関係の 製品に含まれる成分・・・


麻酔関係の特別用語


これらの英語などには 往生したが


何とか 先生や皆の協力で難を逃れた・・



日本で パーマネントリップの処置をすると


15~20万円とか・・・


へー そんなにするんですか?



思わず オジサン的に驚いてしまう・・


美容に関する市場 購買力

そして 消費者の興味は並大抵なものではない



皆さん 日本へ帰ると経営者だ・・・


伸びている産業の中で競争も激しくなり

必死に勉強している姿も なるほど理解できる・・



初めてお会いする方々とも


終日ご一緒すると 終盤には


いわゆる連帯感のようなものが生まれてくる・・



先生も 助手も


Hey マサル!  ちょっとこっち来て・・


そこらでの一つ一つの会話に引っ張りだこだ・・




私の通訳の仕方に関する信条・・・


双方の言っていることを

私が まず理解して 話す事・・・



何 それ?


と思われる方もいると思うが


この「理解」が 非常に重要・・



ただ訳して「言えば」良いというものではない・・



場合によっては ある質問に対して

その人に私から質問をする・・・


こちらが意味を分かるまで聞きなおす・・・


え? ○○って何ですか? って




同時通訳の場合はそうは行かないが


ビジネス通訳は これが重要だと思う・・




「自分が理解するまで」 訳さない・・・・




ちょっと頼りない通訳のように思われるかもしれないが

本当に良い通訳をしようと思うと

自分の理解が無いまま 訳さないほうがいい・・

そう


知ったかぶりは禁物・・・・



合計10名の中で 孤軍奮闘・・


やや疲れたが とても楽しかった・・・




通常 通訳は大きなセミナーや


参加者が多人数の場合

複数の通訳を置くのが 通例だ・・・



一人の通訳の 集中力の持続は


それほど永くは続かないから・・



だから 同時通訳の場合など


15分~30分単位で 次々に通訳が交代する




脳を 休ませるために・・


そのくらい 二つの言語での思考を繰り返すと

余程のプロで無い限り

言語の変換に対する集中力が欠如するほど


脳が疲労する・・・


昨日は休み時間は ゼロ・・


ランチの時間も 食べながら通訳した


久しぶりに 脳が疲れた?が


帰りに皆さんにとても喜んでいただき


来年2月に 再度あるセミナーにも


是非通訳をして欲しいとの 

依頼をいただいた・・




別に 私は通訳が本業ではないが


きっと 私の 

自分が理解してから 分かりやすく説明する


「意訳」の手法を気に入っていただいたのだと思う・・・




通常の人は 英語と日本語がバイリンガルであれば


通訳が出来る・・と思っているが


ビジネス関係の場合


英語力は あるにこしたことは無いが

一番大事なのことは


実際のビジネス経験と

日米の商習慣や法律などの基本的な違いを

知っている事ではないかと思う・・・




そういう意味では


通訳は 本当に難しい仕事だ・・


よく 「はいはい いいですよ 私通訳してあげます・・」


と言う人がいるが 

通訳業務を簡単に考えている 

自称通訳の人に頼むのは


ショッピング 観光時の通訳以外 よく注意した方がいい




明日は 疲れた脳をすっきりさせに


朝からボクシングに行って汗を流す・・



午後からまた みっちりミーティング


夜には日本の顧問先からの

電話相談の予約が入っている



さも 忙しそうである・・・

明日も

仕事と 時間に負けないようにがんばろう・・・・・


投稿者 : 01:45 | トラックバック

2006年10月03日

勉強会

今日は コンサルタントをしている


あるレストランの調理士さんたち 6名と

勉強会を開いた・・・


最近 こういうミーティングを


月に一度くらい 開いている


勉強のテーマは 皆のリクエストを聞いて決める


今月は 経営の数字に関して教えて欲しい・・との

ご希望・・・




リクエストにお答えして


会社の損益計算書の読み方


数字の意味などを説明した・・・



昨夜簡単な資料を作りながら


どうかな・・・? と心配した

彼ら居眠りするんじゃないのかな? なんて




調理士の子達に 損益計算書の話なんて


面白くなんじゃないかな・・ と思った


しかし予想に反し 皆

砂に水がしみ込むように 聞いてくれた 



「とても面白かったです」

「すごく為になりました・・・」って言ってくれた



落語と一緒


客に居眠りされたら 


こちらの話が面白くない証拠


出来るだけ 皆の日常生活と照らし合わせ


経営の損益計算書を 皆の「家計簿」に置き換えて話す・・



ただキッチンでの仕事だけでなく


経営に関する 知識も持って働くと

仕事に対する取り組みや 成果が違うよ・・

将来経営する側になったら これが役に立つんじゃない・・と



中には こういう数字は初めて見た  と言う人もいる


それはそうだろう・・


経営者は なかなか数字のことなんか 


細かく教えてくれないから




でもコストの削減とか 

日々の経費を節約しろ とか

売上げを伸ばせと 言われても

売上げを伸ばすとどう原価や経費

そして最終利益が変わってゆくかを

知っているのと 知らないのでは


あるいは 知ろうともしないのでは


月とスッポンの違いだ・・・


次回は 減価償却について教えて欲しい

との ご要望・・

これからもこういう時間を出来るだけ取って欲しい・・と言われる




勉強会の後半は 

顧客満足度を上げるには


どうすれば良いと思うか・・・について


皆でディスカッション・・


皆 なかなか照れて発言しないし

最初の人の意見に 

ついつい後の人の答えも続いてしまう・・




日本人は 恥をかいてはいけない・・と


小さいときから教え込まれているから


変な事や みっともない発言 質問は出来ない・・・と


ちょっと ビビることが多い・・・



本当に意識の高い 素直な良い人ばかり


嬉しくなる


勉強なんて 大嫌いだった自分が


後輩に 今こんな事を教えている・・・


何とも 不思議なものだ・・・


最後の顧客満足度向上についての討論で


皆で出し合った 意見


どうすれば寿司バーでの


顧客満足度を上げられるか?




おもてなしの心だと思います・・

うんうん・・


清潔な店 親切な応対だと思います・・・


そうだよな 確かに・・

お客様の好みを知る事だと思います・・


その通り!


料理だけでなくサービスが大事です・・・

当然そうだよね!

お客様に合わせる と言う精神が重要です・・・


そう 本当にその通り・・

お客様との会話ではないでしょうか?・・・

そうだよね 日米両語で出来るようにしないといけないね・・・




何とも頼もしい 意見が次々と出る・・・


皆の素直な人柄が まぶしいくらい嬉しい



そうだね


全部必要だよね・・




じゃー 僕は


お客の立場から言っても良い?


寿司バーで一番お客様が嬉しいのは

シェフから誉められる事だと思うよ・・・と


・・・・・・・・・・・・・?



「そうです さすがお客様よくご存知ですね・・・」


「そうなんです おっしゃる通りです・・」 とかね


お客様の寿司に関する知ったかぶりや知識を

バカにしたり、負かしてはダメだよ


お客様の言うことを 「なるほど そうですか・・・」って


<聞き上手>も ご馳走の内だから・・・


接客をする時には 

まずお客様の素敵なポイントを探して

それを 誉める ことから 始めてごらん・・・

そうするとカウンター越しに

お互い呼吸が合って

食事の雰囲気が盛り上がるよ・・・って




全員が それを聞いて

一生懸命 メモを取ってくれた




近い将来予定している寿司カウンターの改装を終えて


この子達の運営する寿司バーは


きっとハワイナンバー1 になるような予感がする


それじゃ 仕込みの時間もあるし


今日はここまで!・・と

居眠りが出ないうちに1時間半で切り上げた



スピーチとスカート・・ 
そして講義は短い方が良い???



では お後がよろしいようで・・・

投稿者 : 18:32 | トラックバック

2006年09月26日

ワイケレSC

日曜日は午後ゴルフをして


その後 久しぶりにワイケレSCに行ってみた・・・



何ヶ月ぶりだろう・・・


仕事上 こういう日本人観光客のよく行くSCは


時々 行くようにしている・・・



最近 ハワイの大型SCは たまに行くと


この前まであった店が 無くなり


同じスペースに 違う店が出ていることが多いから・・・




ハワイのSCは 最近テナントと契約する際


色々と 厳しい条件を入れているところが多い・・



要は 売れない店は契約期間中でも


出て行かなくてはならない・・・とか


大幅な商品入れ替えで

売上げを伸ばさないと

SC側から 厳しい条件を突きつけられる・・・



ハワイ最大の アラモアナSCも


そのテナント入居条件が厳しいので有名




ほとんどのテナントとの契約に


SC側が 店舗スペースの移動の権利を持つ

??? 何それ?



各スペースのテナントを

SC側の都合で 他のスペースに移すと言う意味・・・

だから 小さなテナントは よく引越しをしている・・




SC経営側は 商品力がありSC全体に集客能力を


増してくれるテナントに もっと好条件を提示し


売上げの冴えない 店を隅っこに追いやる・・



当然と言えば 当然だが


非情と言えば こんなに非情なことは無い



そう セブンイレブンの 棚割り


扱い商品の見直しに似ている・・



お客にとっては 魅力的なブランドや


流行の店が どんどん入るのは


確かに SCに行ってみようと思わせる・・・




ワイケレSCもだいぶ新しい店が入っていた


おー こんな店あったかな? なんて


あれ? ここ昔 違う店じゃなかったかな? と



ワイケレSCが出来た頃


ここは アウトレット と言う言葉で有名になった・・・



英語の「Outlet」 とは


日本語で 出口とか 電気のコンセントの部分を意味する


ワイケレのアウトレットとは

工場 製造元の直売店と言う意味だ・・・



確かに 安い・・・


でも よーく見ると


確かに安いけど 

本来 昔のアウトレットにあった


高級ブランドの 「少々難有り」的


お買い得品はすっかり少なくなった


本来 ワイケレSCでは


ブランド物 Tシャツの

ちょっとした傷や製造上の汚れが付いた


正式に出荷できない はねられた物が

市価の半値以下売られていたので


お客の大きな支持を受けたのが

このアウトレット商法の流行の理由だったのに




最近は すっかりアウトレット用に


安いコストで作っている 商品を陳列しているから


あまり魅力が無い・・・

そう言えば 昔のように日本人観光客が

たくさん 闊歩していないように感じる

日本人観光客も ちゃーんと 見ている・・


やっぱり・・・



普段は 夜9時まで営業しているSCが


昨日は日曜日だったので 6時で全店閉店・・・




6時過ぎに 帰ろうとすると


ちょうど タクシーを降りてきた日本人観光客3人が

「 えー! ウッソー 閉まってんの?」 と


がっかりしていた・・・


そう ハワイの人はあまり働かない・・・


日曜日は 休みか普段よりも早く閉める店がほとんど



観光客で 成り立っている土地柄のくせに


日曜日だと 従業員は さっさと早く家路につく・・・


投稿者 : 04:31 | トラックバック

2006年09月07日

新規顧客と

今日は久しぶりにワイキキにある


ハレクラニホテルへ出かけた・・


新しい顧客とのビジネスミーティング




場所は 自分の大好きな


MKUの会議・談笑スペースである?


House without a key




ここは ホテルのプールサイドにあって


海に面して ダイヤモンドヘッドも見えて

とても癒される場所だ・・・


これまで多くのお客さんや友人達と


お茶を飲んだり 夕方にカクテルを飲んだりしている・・

ハレクラニ2.JPG


今日のお客様とは 新しいハワイ商品のネットビジネス


構築の為の可能性を探るもので


まだ 将来結果はどうなるか定かではないが


今後 前向きに調査検討する事を

お引き受けする方向で合意した・・・




明日は この方と ウエブサイト制作等に

力を貸してくれる当地の会社を一緒に

訪問する事になっている・・・



この方と私は同年代・・・

彼は技術者・・・


私はお酒のセールス上がりの お調子者・・・

全くタイプが違うが 妙に経営などに関する


考え方や人生観がピッタリと合う・・・



苦労をされてきているだけあって


欲よりも 物事に対する達観した考え方


楽しみながら 可能性を探しましょう・・と言う


気負いの無い人柄に


人間として 経営者としての器の大きさを 感じる・・・




実は前回 このご相談の中身を聞いて


調べれば調べるほど


自分で 果たして役に立つかどうか


あるいは 的確なコンサルテーションをして


この方に喜んでいただけるかどうか

十分自信があるわけでは無かった

しかし色々と話をしているうちに

一つやってみようか と言う気になった・・



でも話の中身もさることながら

窓の無い散らかった 息苦しい狭い会議室で


もし この方とのミーティングをしたら 

こうは行かなかったかも知れない・・・



人間 何でも簡単に決めてしまう人もいるが


どうも 私は 「石橋をたたいても渡らない」 ところがある



・・・・・・・慎重なのは良いが、少しは勇気を出してやってみたら
ダメでも 調査検討しているうちに何かもっと大きなチャンスや
アイデアにめぐり合うかも知れないだろう・・・・


横に座っているもう一人の自分が


そうつぶやいている・・・


私は 非常に欲張りだ・・・

仕事をしていて顧客に 喜んでもらえない事は


どんなに多額のコンサルタント料をオファーされても


あまりやる気がしない・・



カッコつけんなよ! と言われそうだけど


断ってしまう・・・・

顧客と会って見て その方の物事の考え方や生き方

そして計画の内容や 動機を聞いて

どうせ やってもダメだし、

この人とはうまく相性が合わない

そういう風に感じた場合


仕事をお断りするようにしている・・・




ハレクラニホテルのこの場所で 人と会うと

そんな自分の 価値観レーダーやアンテナ

そして その顧客との「相性探知機能」が 

非常に性能を発揮してくれる




だから 大事な人と会う時とか 


初めて会う方とは


出来るだけこの House without a key


待ち合わせるようにしている・・・



今回の顧客とは ひょっとすると


永い付き合いになるかも知れない・・・

そんな予感がした・・


ハレクラニ1.JPG

投稿者 : 17:58 | トラックバック

2006年08月09日

新規ご相談

先日ある方から ビジネスのご相談を受けた


この方は 情報起業家向けにネットで

決済機能付き商材販売サイトを立ち上げ


大成功をされている・・・



ただ コツコツとアクセス数を増やすという

やり方ではなく

ネットマーケティングのプロと組み

アクセス数 販売額を 一気に

5倍 10倍 20倍に増やされて

たったこの一年で あっという間に 年収億の生活を


手に入れられた・・・

今年12月の売り上げは 現在の2倍以上の

月額10億円になると予測されている・・・



その機能 ノウハウを使って 

ハワイ版を構築したい とのお話だった・・



よくそのビジネスの仕組みをお聞きし


そして なぜそれだけビジネスが急成長したのか


その根拠をお聞きすると 

なるほどなー ・・・・ と思った




世の中 インターネットの時代になって


誰でも ネット環境で 情報収集だけでなく


買い物、 申し込み、 決済、 勉強、 セミナー


ありとあらゆる 「日常生活」を送るようになり 

eBay  ヤフー  楽天市場・・・


ネットを介在して 人と人の商売が行われている・・と言うは


聞いた事は何度もあるし 


自分でもネットでの商品購入など


実際に何度も経験はあるが 


初めてそれを

ビジネスモデルとして自分がどう組み立てるかを

実感する事ができた・・


それも ハワイを商材にして・・・



昔から そこらのおじさんが よく言っていた

「 ほんと 最近世の中変わっただなー 」って


あれと 同じ気持ちを味わった・・・・・




アメリカでも クリスマス商戦に


ネット利用が 年々急増している・・



わざわざ 寒い中 混んでいる街中まで出て


長いレジの列に長時間並んで

買い物なんかしなくても

ネットで購入・・ 商品はその日から数日で自宅に届く



つい数年前まで 一桁の%だったネット購入率も


今では かなり高くなって 益々一般的になってきている・・




情報セミナー なんて言っても


今までは 参加チケット買って 

その日時に 雨の中 傘差してセミナー会場に行って

講師の話を聞いて・・・なんてやってたけど

今ではセミナー内容を ネットで購入して


ダウンロードして個人で自宅で好きに勉強する・・・




理論では そういう商法が可能だと言う事が

理解できてはいたけど

その便利さをまだ本当に<実感>できていなかった・・・

しかし


今回 このお客様からの説明、 依頼内容をお聞きし 


私がざっと将来計画をお話しすると あっという間に


ビジネスモデルと 計画の進め方が出来上がった・・・



ネット販売の世界の

すさまじい成功ノウハウを聞いて


私のハワイでの経験 ネットワークを使い


かなり面白い形になるだろう と直感し


お手伝いしようと 心に決めた




ちょうど 私くらいの年代が 


アナログ時代とデジタル時代の

境の年代だと思う・・・




ここで 一生アナログ人間で終わるか

はたまた


実際にネットビジネスの感覚を磨いて 


デジタル思考も 取り込むか

自分が今その分水路に来ているような気がするから・・



そしてもう一つ お引き受けしようと心に決めた理由があった

この方とは実は二年近く前にハワイでお会いしている

その方は 今のビジネスとは違う内容で


ハワイ進出ビジネスプランを持っておられたが


いかに その計画が現実的ではなく 難しいか・・・


私が無料でご相談に乗ったことがあった



私は もうすっかり忘れていたが

その時のことをこのお客様はしっかり覚えていてくださり

「是非 内田さんと組んで」 と言ってくださったからだ・・・




おー  いつでも誰にでも 誠心誠意対応を!・・・・ なんて


人生 


いつ どこで 誰と 何で つながるか分からない から・・



まー それにしても 

いつも 思う

自分自身や 日常の自分の生活環境を支配している

<固定観念>を いかにぶち破るか・・・

新しいことや 知らないことへの取り組みは


最初はちょっと根性がいるけれど


これを やらなくなったら おしまいだ・・と



テーマは 

時代の変化に対応し

自分の持っている価値観や

過去の経験や常識にとらわれず

いかに それをもっと進化させて 

大きくするか・・




何でも 「結局は自分しだいだな・・・」と 痛感する


  


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2006年07月29日

時差

ハワイでビジネスをしたい・・・


そして日本と行ったり来たりしたいんです・・

コンサルタントをしていて よくこういう将来の夢を


お聞きする事が多い・・・




日本と ハワイの時差は 19時間

実際には 曜日は無視して 5時間と計算する人が多い・・




この時差について ちょっと考えておく必要がある


日本とハワイは 同じ北半球で季節の逆転は無く

ハワイの気候が温暖で良い事などから

それほど気にしなくても良いが

よく ハワイに進出した後は 

西海岸やニューヨークに進出してみたい・・と

計画されている方がいる・・


しかしそういう生活を仕事として続けていると

実は 人間の身体に 「時差」が

意外と大きな負担になってくる・・・



昔 駐英大使をしていた方からも聞いた

長く外務省に勤務していたその方は

イヤー 歳を取るごとに時差が身体に響く・・・・と


時差は 寿命を縮めるのだそうだ



1日当たり 1時間づつ時差を調整するのが理想だとか


もちろん ゆっくり昼寝の出来る


<休暇>の場合はそれほど心配がない・・


しかし これが業務出張の場合


体内時計と 会議や業務の時間が合わなくなると

頭も身体も 驚くほどリズムを失う・・・



ルノーの カルロス・ゴーン氏が

GM と ルノー社 / 日産との提携話で


提携後は GMの取締役に就任しないとの

考えを公表した・・・




最初に GMの経営にゴーン氏が関わるかも

と聞いたとき


正直これは絶対に無理だと思った・・・


だって


フランス 日本、そしてデトロイト・・


これだけの時差のある場所での役員会に


どうやって移動して 仕事をするの・・・と




この3箇所を 仕事で移動しながら


重要な経営判断をして行くのは


いくらプライベートジェットでも

私に言わせれば 自殺行為・・




若いうちは 時差も気にせず

仕事やビジネスに駆け回れるだろうが


彼くらいの年齢から そしてその職責を考えれば

「不可能」と言った方が 正しい・・




業績不振の 日産やルノー社内から

既存の業務に 加えて

世界第一位の 自動車メーカーのリストラを

「兼務」するのは 無理だ・・と

事実上の反対の声があったとか・・・  




世界を 股にかけて・・・・


日本と ○○ そして△△を行ったり来たりしながら・・・


まして 数日で 8時間 あるいは

合計13時間の時差を伴なう海外出張は 


知らない人が聞いたら

「カッコイイ」と思うかもしれないが・・・・



自らが現場や投資先を担当する

時差のある出張や移動を前提にした 

国際ビジネス投資は 

慎重に考えた方が 身の為だ?!・・



海外旅行の楽しさと ビジネスの海外進出を

くれぐれも混同しない方が いい・・・


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2006年07月21日

成幸

うん? 何て読むの?

なりゆき?

何? 人の名前?




いや 読み方は 「せいこう」


意味は 仕事や人生がうまく行って幸せになること・・・


えっ?


じゃー <成功>じゃないの?



そう 辞書に載っている漢字は 「成功」

でも 実は本当の意味は

「幸福に 成る」 ということを本当の成功として

「 成幸 」なんだそうだ・・



犬飼ターボ 著


成功者がくれた運命の鍵 「CHANCE」  
<飛鳥新社>

を読んで 知った言葉・・・



誰でもビジネスを成功させたいと


そればかりに気をとられている人が多い


ビジネスの相談をしていると

当然の事ながら ビジネス「だけ」の話になる人がほとんど


そういう人と話をしていても あまりワクワクしない・・

ビジネスの成功  いわゆる金儲けで成功したい・・・


というだけの人とビジネスの話をしていても


何か 大きな忘れ物をしている・・そんな感じかな




そういう人って 寄付活動なんかしたこと無い人が多い・・

赤い羽根運動に 100円も寄付しない・・?

ちょっと言い過ぎか・・・



ビジネスで成功したいのか? それとも人生で成功したいのか?


この本にかかれている 一文を読んで

本当に これだっ! ・・と思った




人生で成功・・・


そんなこと言ったって、内田さん

とりあえず 金 収入ですから・・

そうだよね・・・




だけど ビジネスを成功させ

大金をつかめば人生全てうまく行くと


大きく勘違いしているんじゃない?



じゃー 家族は?


やり甲斐とか社会貢献とかは?

自分の健康と自由な時間は?




金があれば何でも出来る・・と言ったホリエモンのことを

皆悪く言うけど 心の底で同じ「欲」を持っている人が多い



自分の成功した人生のイメージを決めて・・・


その為に 自分の器を大きくして

それからビジネスをしないと

結局 失敗する



これを

ビジネスを成功させて 

大金をつかむ・・


高級車に乗って、豪華な家に住んで・・・

自分が社会的に認められる・・

イコール 

世の中で立派な成功者になれた・・・って 

勘違いしている人が驚くほど多い・・



野球の厳しい練習を毎日して

身体と精神  技術を鍛えて

ルールやフェアープレーの精神を覚えて 


実際 ボールを打てるようになってから

試合に出ないと  三球三振する・・・・



これと全く同じ理論


ビジネスを始めて 結果を出すのに

自分自身の精神や人間力を鍛えたり 

至らないところを反省し 矯正したり

人から学ぶ姿勢を持たないまま

試合に出ると  三振する・・・




今 どんな境遇にあろうとも


今 悩んでいることがあっても


今 もう後が無い・・と思うほど追い詰められていても

全ては 人生の筋書きが 「順調に」 進んでいるのだそうだ



その筋書き通りに

今を懸命に生きて 試行錯誤をしているうちに

人は 必ず

一生のうち 会うべき人には必ず会える


それも 


一瞬に早すぎず 一瞬も遅すぎない時に・・・



幸せな人生と成るように・・・そういう考え方で

具体的な目標を持って 仕事をしてゆくと

人生に 「成幸」して

その後 初めて

真の豊かさと出会えるのだと思う・・・


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2006年07月20日

舞台裏

英語で Behind the scene とか 
Behind the screen という言葉がある


舞台裏・・・と言う意味

仕事やビジネス、 スポーツでも 何でも


<表舞台>と<舞台裏>がある・・・




顧客に直接相対している担当者

観客や多くの聴衆の前で演技や仕事をする人

それと ちがって表には出ないけど

裏でがんばっている人がいる


どんな事でも ちょっと気をつけてみると

舞台裏でとてもいい仕事をしている人がいるものだ・・




PGAゴルフのトーナメントでは 


各大会のボランティアーの活躍は見逃せない・・・・




大会の四日間はもちろん、その一週間


あるいはその何週間も前から、大会の終了後まで

準備や後片付けに 汗を流している人がいる



プロは皆に一流の技を見せ 

賞金をもらう為に仕事をする


ボランティアーはもちろん無報酬・・・


大会優勝者のインタビューでは


必ず一言 このボランティアーの人達に

感謝の言葉を付け加えるのがマナー・・




私も いつもこの舞台裏で仕事をしている人を


忘れないように心がけている



有能なマネージャーや弁護士には 有能な秘書がいる・・

優秀な会社には、有能な庶務 経理、総務のチームがある・・

一流のレストランには 皆勤賞の皿洗いの人がいる・・・

5つ星のホテルには、

24時間で交代のセキュリティーや、

ゴミ箱や灰皿を真面目に清掃してくれるJanitor (雑役夫)がいる

サッカーでシュートを決めて得点を入れたヒーローには

必ず アシストする選手がいる・・

そして毎日練習の時には、レギュラーの世話役をして


試合ではベンチに入れないで応援席にいる選手も・・・・



Behind the scene ・・・華やかな舞台とは違って

目立たないところで 一生懸命 黙目と 仕事をしている人に

少しでも 気配りの挨拶が出来るといい・・・





舞台裏のそんな人達に感謝の言葉をかけた時

彼らのハッとしたような 笑顔が大好きだ

 

投稿者 : 09:52 | トラックバック

2006年07月05日

約束

コメントくださった nizzy+さん

貴女のお父様は 正しい!


杉本さん


そう 北朝鮮のミサイル発射 


米国の独立記念日と


ディスカバリーの打ち上げに 対する


ハッタリですかね?

ハワイも テポドンの射程距離内だし・・・

一日も早い 体制崩壊を祈って・・・



タイゾーさん  コメントありがとう・・・


その後ハワイの合宿生活いかがですか?

ブログに写真が加わりそうですね・・・


楽しみです。。



昨夕は久しぶりに アロハタワーまで


散歩に出かけた

アロハタワー.JPG

本当に 大したタワーではないが


どういう訳か味がある・・・




人が集まる場所は色々とあるが


このアロハタワーには 


何故か郷愁のようなものを感じるのは


私だけだろうか・・・



さて 今日のテーマは 「約束」について




人間は 誰でも約束をする・・・


昔 私が子供の頃は

「指きりげんまん」 が約束の重要な誓いの儀式だった・・



この 「指きりげんまん」 をしたら最後


約束は絶対に守らないといけなかった

だって もし嘘ついて約束を破ると

「針を千本も飲まされる」ことになるから・・


幼心にそんなことされたら 

死んでしまうとマジに思った・・・




ビジネスでも 約束を交わす


この場合は 契約とか 覚書・・

文章に 残す・・・


後で


言った言わない・・ にならないように

指切りげんまん の代わりに 契約をする・・




英国では Gentlemen's Agreement と言う言葉がある


これは 契約書は交わさず


言葉で約束をする・・・


日本語で言う 紳士協定である・・・


「 この約束を守らなかったら 自分は紳士じゃない 
と言ったことと同じだよ! 分かった? 」

「 もちろん・・だって俺 紳士だから・・」




英国では


これが 双方にとって一番効果がある 

「約束を破る」 ことへの抑止力となった



今ではどうか分からないが


昔は 契約書を交わさないで仕事をする人が 

信用のある人物・・  と言われる文化があった


残念ながら 現代ではなかなか難しい・・

約束を守らない人が多いものね・・・




「 えっ ? そんなこと約束したっけ?」

「 言いましたよ 確かに!」


「 覚えていないなー  
ま とにかく 今は状況が変わってそれは出来ないよ!」

そんなやり取りが 多い・・



米国は 残念ながら何でも契約である・・・




訴訟社会でもあるし


色々な人種が混じっている社会だし

とにかく 契約書を交わすのが基本・・

基本的に相手を信用しない・・・?



結婚するときだって 契約を交わす

<誓いの言葉>とは別に 

契約書を交わすカップルが多い



離婚するときには、お互いの財産の分け方は~ なんて・・


寂しいけど 過去の数え切れないほどの

結婚 → 離婚 → 訴訟  と言う文化が


根本にある国だから

こういう社会になってゆく




私も コンサルタントをしていて


可能な限り 顧客と覚書を交わすようにしている

初めて知り合ったその時はいい・・

お互い 「 やー どうも!」って・・


「 いいですよ。 それも これも そうしましょう!」 なんて




「 まあ まあ 固いこと言わないで今夜は飲みましょうよ!」 なんて

焼き鳥食べながらビール飲んで 

色々と 口約束する・・・



もちろん もめる・・


「 えっ ?  これ してくれるって言ったじゃないの・・」


「 そんなこと言ってませんよ・・」

「 だって あの焼き鳥やで・・  
まったくもー  この嘘つき!」 ・・・って




私は その時に双方の了解した内容を

どんなに 簡単でもいいから


覚書にして双方でサインするようにしている・・




これで ほとんどは問題ない・・・

そして 必ずその覚書に付け加えること

「 双方 1ヶ月の事前通告で 契約を解除できる・・」 と




相手にも 自分にも


取引内容、サービス に満足いかない場合は

いつでも 契約を解約できる・・・

そういう権利を お互いで保有する・・・



双方に

契約解除を申し入れる「自由」と

約束を守ると言う「義務」を確認しながら


仕事をする・・・



言葉ではなく、文章で残すことが 

揉め事を少なくするコツだ・・・


サンセット.JPG


ホノルル港から見るサンセットも また格別・・


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2006年06月22日

宝の山

ハワイは今朝久しぶりに 雨が降った・・・

ここの所 暑い日が続いているから

草花には とてもありがたいお湿りだ・・


さて今日はたまには ビジネスブログの精神を思い出して・・・


日本のお客様と色々と話をし

ご相談を受けていて 

自分が よく使う言葉の中に

「 宝の山 」 がある・・・




別にハワイだけでなく

今の時代 日米  先進諸国では


ビジネスで成功する・・ということはそう簡単ではない



戦後の 焼け野原の日本だったり

発展途上国の中で 経済発展のめざましい国ならともかく


普通 そんな簡単に  起業 → 成功 → 大金持ち


なんていう ストーリーはこれ稀である・・・




でも 極力使うようにしている・・・


これも あれも こう考えれば

ハワイと日本でのビジネスは 

「宝の山」ですよ・・・



我々の足元には ダイヤモンドだらけです・・

ただ それに気がつかない

それが見えないだけです・・・って




そうすると 相手の方の表情が変わる


うーーん   って やる気の波動が

おでこや 眼の辺りから 発せられるようになる・・・


これで私の 50%の 仕事は完了・・・?

えっ ?  「子供だまし」みたい・・・



そう言われれば そう・・

適当で 無責任な発言かもしれない



でも 今の日本社会や 日本人に


国民病のようにはびこっているのが

この 「ネガティブ・ウイルス」



イヤー これも あれも もう過当競争だし・・

あそこなんか あんなに景気が良かったのに
倒産したし・・・


あの経営者  事業に失敗して夜逃げして・・



ビジネスを考えるとき

マーケティングを考えるとき

こういう 話は しない方がいい・・・



これもさー あれもさー みんな商売のネタになるね

そうそう   こうしたり  あーしたら
たくさんの人が興味を持ってくれるよ・・きっと

そういう風に考えれば これ
「宝の山」ですよね・・・って




こういう風に何人かで話していると

本当に 嘘のようにアイデアが


どんどん生まれてくる・・・



宝やダイヤモンドを 

探そうとしないで


いかに 「そんなもの落ちている訳がない!」 か


でも 「何か いい金儲けは無いか・・・?」と

渋い顔で 話し合っている人が多すぎる



加えて 「失敗したらどうしよう・・・」

などと 心配ばかり

失敗は どうリスクヘッジするかを考えておけば


後は 実行あるのみ




チャレンジ精神を持とうとしないで

実行しないんだったら 

最初から起業とか新規事業などに

着手しない方がいい・・



一度 こういう


「心がワクワクする思考」・・を持つ

癖をつけてみたらどうだろう・・

思わぬ アイデアや勇気が沸いて来る


試行錯誤 失敗 やり直し

不安や挫折感などを通じて


当初は想像もつかなかった

思わぬ <宝>の発見があるものだ



実は   ここだけの話だが・・・




あまり他人に言わないで欲しいけど・・・




私は 知っている・・



<誰か>は こんな いたずら を通じて


我々にもうダメだー なんて思わせ 

鍛えてくださることがよくある・・・ らしい  

どうも・・・ 


それが証拠に・・・・


本人がもう ダメか と思った時

そっと その宝物をその人の目の前に

差し出してくれる・・・・


そして もっと面白いことは

時として その <宝もの>が

新規上場とか 大儲けとか 大きな別荘・・ではなくて

それ以上に意味があり  価値のある 


値千金の人生の 「気づき」 だったりする場合がある・・・


私も 密かに 祈っている

・・・・ いつかきっと見つけてみせる、この
値千金の 自分の <宝の山> を・・・って

皆さんも 

それぞれの<宝の山>を発見されることを祈念して・・・


投稿者 : 07:27 | トラックバック

2006年05月24日

口コミ

ハワイは この口コミが すごい

地元の情報はとても早く 伝わる・・・



良い情報は ゆっくりだけれども


悪い情報は アッと言う 間に 広がる・・・


口コミの 文化は


ハワイと言う土地柄が 


適当な広さ 大きさだから可能なのだと思う




どこに どんな店がオープンした・・・


どこの レストランは 早く行くと


超お得なメニューがある・・・




あそこの会社は もう撤退するらしい


閉店セールが あるんだって・・・



あの店の経営者が最近変わって


ものすごく 良くなった ・・・ 悪くなった・・・




まー 100%正確な情報では無いことも多いが


ハワイの地元の人たちは この口コミを


ものすごく信頼する・・・

広告宣伝以上に重要な  


自分の意思決定  判断の基準にしている・・・



ハワイで 開業する人が


地元の新聞や邦字新聞 などに 


開業情報を宣伝することが多い・・・



新しく ○○がオープン!


○月△日 から 開店記念セール!




これも もちろん地元の人に宣伝する


有効な手段であるが


私は むしろこの宣伝をしないよう


顧客に勧めている・・・



その通り


その一般的な宣伝をするより


ハワイは 口コミが より効果的だから

開業して まだオペレーションが


軌道に乗っていないうちに 宣伝すると


返って逆効果・・・・


それよりも そーーっと ソフトオープンして


一人一人のお客様に 


丁寧にサービスする


「おまけ」を付けたり・・・・


出た!



1ヶ月も それを続けていれば


あれよあれよ と言う間に


広がる・・・・

「 ちょっと 知ってる? あそこにねー ・・・」




街の 宣伝カーみたいな おばさん達が

得意げに 宣伝してくれる・・・

地元の人は 

新聞広告や宣伝をしていない

そういう店の方が

余計 気になり


「 ほんじゃ 行ってみようじゃないの・・・」ってなる



口コミの 文化は 


面倒くさいこともあるけど


上手に使えば これかなり効果的




もっとも 日々 真面目に経営し


お客を喜ばせて 


初めてプラスの効果になる訳だが・・・




日本の投資家は 


「立地」  「不動産物件」を

まず 商売の成功の基本と考えるが

ハワイの場合 は必ずしもそうとは限らない


もちろん駐車場が無いと

これ致命的な場合が多いが


それでも、良いサービスや商品には

人は 不便なところへでも出かける



そして 小さな商業モールの小規模店舗の方が


家賃が安くて 小売価格も安く 

消費者には 有利だ・・と

しっかり考える文化もあるし・・



内装も 豪華にする必要は無い


豪華にすると これ返って逆効果・・・


あらまー こんなに贅沢して・・・

きっと高いよ この店は・・なんて




ハワイの消費者は とても現実的で

それなりに 

本当の お買い得商品


サービスの バリューを見逃さない・・・・


投稿者 : 11:23 | トラックバック

2006年05月18日

おまけ

昔 私の子供時代には

グリコのおまけ・・・ が非常に重要な関心事だった


キャラメルのことは もう知っている


どんな味で 何個入っていて


どんな色で・・・ 全部・・

しかし

「おまけ」には 毎回違う期待と喜び

そして感動や落胆があった・・


今回は 一体何が入っているのだろう?




人形か? 自動車のおもちゃか?


それとも ヘリコプターか? ・・・・と




家の近くにあった おもちゃ屋さんは


いつも何かを買うと


花火とか おもちゃの小物など


必ず 「おまけ」を付けてくれた


子供心に これが嬉しくてたまらなかった・・・

・・・・・ やったー!・・・・・・



ハワイの アロハ豆腐の工場では


小売直売もしている・・・


毎朝 出来立てのお豆腐を買いに来る人が


たくさん・・・

我が家も この工場に


出来たての豆腐を買いに


週一回ほど出かける・・



ほぼ毎回 


揚げ とか 


ダメージ豆腐 (ちょっと機械の袋詰めを失敗したもの) を


「おまけ」で くれる・・・



「おまけ」  とは


「お負け」 と書くそうだ・・・



そう  


売る側が 買い手に負けること・・・

お客さんに 負ける と言う意味だ・・・


100円でキャラメルを買ったら


それだけでなくて 「おまけ」が付く


しかし キャラメルと比べて 


「おまけ」の価値はかなり 


重要だった・・

これが理由で 買ってしまうほど・・・



豆腐も 出来立て と言うことだけでなく


豆腐を買いに来てくれる人への


朝のご挨拶代わりに  


色々と 「おまけ」 が付く



私なんか ものすごーーーーーく 


得した気分になるから不思議だ


えー   いいの?こんなに・・・


 申し訳ないなー なんて




おまけ は 「値引き」 という意味もある・・

日本でも米国でも 値引きをする店が多い


アラモアナSCの Macy's なんかは


毎日 特売セールをしている

毎週末や 連休には


特別値引きセールをしている

だから 何がどのくらい 安いのか


もう 訳がわからないくらい・・

でも 通常のセール価格から


もう 15% 引き なんて書いてあると

えっ 何?    ホント? なんて・・・・・

つい 意識を取られる・・



商売をしていて


あるいは


人とお付き合いしていて


この 「おまけ」 を付けようとする精神が


ある店や人間も いれば
 


絶対に そんな気持ちは微塵も無い店


あるいは 人間もいる・・・




要は 負けず 嫌いなんだろう・・・


負ける と 失ったり 自分が損したりすると


考えているんだと思う・・・




ハワイでも これだけ多くの観光客が来て


観光業で成り立っている 土地柄なのに


この 「おまけ」 を付けてあげる精神が少ない・・



まー 「おまけ」を 付ける振りをして


それも しっかり原価に入れる・・・


そんな商法もあるけど・・・


これは 言ってみれば「詐欺」と一緒


できれば お客さんや 友人に


ちょっと 驚かれて


少しだけでいいから 


「 あらー ありがとう!」 なんて


言われる 「おまけ」 をあげるといい



「お負け」 の精神のある人や会社は


とても 良い波動を感じる


ありがとう また来てくださいね・・・というような



おまけを あげることなんて


思いもしない


いや 

精神的に そんなものあげられない人も多い




そういう人は

 
それなり だと 思う・・・・


投稿者 : 10:11 | トラックバック

2006年05月07日

普通

今日は 気持ちの良い貿易風の吹く日曜日

少しシャワーがあるけど、気持ちの良いお湿りだ・・・

ハワイの風に 本当に感謝したくなる・・・

エアコンでも 作り出せない 


こんなに 気持ちの良い風は・・・・



さて

ハワイでビジネスをしていて

あるいは 仕事をしていて

一番 ありがたいものがある・・・


「普通」


おっと - !



頼んだ事や 約束した事が

その通りに 運ぶ・・・


これ 普通のことだけど


ハワイでは 非常に貴重なことで


感謝をしなければいけない・・・


とにかく 普通に やってくれたら


心から あー 今日はいいことがあるかもナー


なんて 思うくらい・・・



頼んだ事は そのまま忘れられる


約束は 一応その場の社交辞令・・・


そう?


ま そこまではひどくないが


ハワイで 普通に 予定通り


約束した事が運んだら 


「ラッキー」と


思わなくてはならない・・・



これ あくまで


日本と比べてではあるが

ヨーロッパ


中南米よりは 


ハワイのほうが <まだ>マシである・・・


海外で 何かのビジネス

仕事に関わる場合


この 「いい加減さ」に 驚かないように

よく 自分を訓練する必要がある・・


でないと  胃潰瘍に なるから・・


「普通」 が素晴らしい・・


だから 反対に言えば


普通に仕事をすると


「 おー あの人は すごく出来る!」と 言われる??

「ちょっと 気を利かせたら おー エクセレント!」


なんて言われちゃう・・・


だから 楽とは言わないが


ここ ハワイでも 


日本以外の国々にある


時間や約束を守らない習慣や


いい加減な見積もり


適当で 間違った情報が


当たり前・・・・


これをストレスに感じ、


許せないほど腹が立つ人は、


絶対に海外でビジネスなんか


考えない方がいい・・・


ストレスで 血圧が上がるから・・・



観光業で成り立っているハワイ・・・


その代表格のホテル業界なんかも

その いい加減さの 象徴・・・



荷物は 間違える


チェックインしたら 部屋が掃除していない


渡されたキーで、ドアーが開かない


予約日が 間違っている


夜中に 非常サイレンがなって起こされる

ベッドメイクした後に、シャンプーが入っていない


チェックアウトに 30分以上待たされる・・・


こんなことは 皆さん何かしらご経験済みのはず・・




そして 謝らない・・・


オー   ヤー?


ミス アンダースタンド や! って・・・

??



先日  日本滞在中に驚いた


用事があって杉並区役所に行った時だった


何しろ サービスがすごい!



日本で宿泊した ホテルよりも


また


どこのレストランよりも


サービスがいい・・




だからハワイより 


比べ物にならないくらい


行き届いたサービス・・・



ロビーで 女性担当者が迎えてくれて

「おはようございます!本日はどんなご用で?」って


寄って来てくれて・・・

あのー 国民年金の・・・

笑顔で 「 年金ですね。 2階の5番 窓口にどうぞ!」 なんて


日本の銀行や 


羽田のJALのカウンター


そして泊まったホテルのフロントより


数段 気持ちの良いテキパキした対応・・・


根性が入っていた



後で 聞いてなるほどと思った・・・


杉並区役所は 東京都の中で


サービスの5つ星なんだそうだ・・・




役所に サービスの格付けがあるなんて


知らなかったなー ・・・




ハワイには そんな行き届いたサービスはない


何故か 


そりゃ そういう意識とか 人事効果基準がないから


昔あったそういう アロハスピリットは 


今 働いている人には あまりない・・・・



面倒くさいじゃん って


日本人は チップ払わないしー ・・・ って




「普通」の サービス・ホスピタリティー精神が


ハワイに戻ると もっと観光客が増えると


思うんだけど・・・




私も 仕事をしていて


顧客の期待に「普通」より上のレベルに 


到達し 応えられるよう


自分なりに意識し、


努力するようにしている

 

投稿者 : 13:22 | トラックバック

2006年04月12日

水は高い所から

よく皆さんも聞いた事があるだろう

水は高い所から、低い所に流れる・・・

という言葉・・



これ 当たり前と言えば

それまでだが

実は 奥の深い言葉である・・・



地球の重力と

いつでも周りの形状に合わせて

形を変える液体である 水は

高い所から 低い所に

それは見事に流れてゆく


あっと言う間に


ビジネスでもこういう原理が

当てはまることが多い



物を 売るときとか

お客さんを増やしたいとき とか

何かを 向上させたいとき


この 水が流れる原理が

結局一番の 解決案になることが多い


昔から 無駄を美徳とする日本人は

水を 低い所から 高い所へ

一生懸命運ぶのを

「仕事」と勘違いしている人が多い・・・



そりゃ 高地に住んでいて

下の川から 水を汲んで持ってくるのが仕事なら

水を低い所から、高い所に持ってくることが

仕事になる


でも 商売とか、

顧客の流れとか、

お金の流れは

こういう 自然の原理に沿っている事が

多々ある・・・



それを 無理やりに

下から 上へ運ぼうとするとか

逆流するように 一生懸命苦労するから

毎日 ヘトヘトに なる・・・



こういうのを 「消耗戦」 と言う


儲ける為・・ と錯覚して

「消耗戦」に 人件費と時間を費やす

結果は ほとんど 水が残らない・・・




しかし この意味を短絡的に理解して


売れないなら 価格を下げればいい

長いデフレの時代に 多くの経営者は

この方法で 行った・・・

おー やっぱり安くすると 売れるわ! なんて


でも しばらくすると気がつく・・・

売上げは上がったけど全然利益が出ない・・・って



そうすると 

品質を下げて

もっと経費を削って

人件費を削って

そして競合店がもっと安売りすると

それに 対抗したりして・・・

そして多くの経営者は社員を消耗戦に

動員した・・・



そして最後は 倒産する・・

これが デフレ経済の怖さ・・


正しい 水の自然な流れを作る

これが 経営者の本来の仕事だと思う・・・

何をやっても

何回やっても

駄目な場合

何か基本的なことが間違っている・・・はず



そういう風に 一度冷静に考えてみる



こんなに 何度もバケツで水を運んでも

ちっとも残らない

バケツの底に穴が開いていないか

バケツのサイズに問題がないか

それとも従業員がバケツで水を運んでいる振りをして

サボっていないか・・・


はたまた これ 

基本的に、意味が無いんじゃないの?

何かおかしいんじゃないの? って

考えてみる・・


抵抗 という言葉もある・・・

「空気抵抗」・・・・

進もうとする方向から逆に風が吹いてくる

そう アゲンストの風の場合

ボールは飛ばない・・


だから 向きを変えたり

クラブの番手を変えたり

スイングやボールの球筋を変える



しかし経営の場合

出来れば逆風には逆らわないほうがいい

追い風を利用して皆の喜ぶ方

お客さんの 好む方に

発想を 変えてみる・・・



そうすると

水が流れ始める

今までの苦労が嘘のように

水が チョロチョロ ・・・ ザー ・・・

ドー! っと流れ始める


そうしたら 横で見ているだけでいい・・・

おー ずいぶん勢いよく流れて 溜まってるねー ・・・って



売れない物を売ってくるのが、

本当に有能な営業マンだ!

そんな時代も長くあった

根性論  克己心・・・

B-29を 竹やりで 落とそうとする民族だから


でも

売れないには 何か理由があるはずだ・・・

反対に売れるのにも 何か理由があるはず・・・

消費者は 経営者が考えているほど

馬鹿じゃない・・・



我慢や努力は必要だけど

その売れない理由をよく考えて

結果を出す為に 

無駄の無い仕事をする

そういう心がけ一つで

ガラリと見えるものが

変わってくると思う・・・


<人生の消耗戦>に巻き込まれないように

世の中の流れに 逆らわないように・・・



<こだわり>と <頑固さ>は違う

<伝統>と <変えない> も ちと違う

<継続は力なり>なんて言うのと
<ここまで来て、今更やめられるか!> も結構 違う


売れないなら 売れるように

変更すればいい

高い所から 低い所へ

水が勢いよく 流れ出すように・・・

 

投稿者 : 11:11 | トラックバック

2006年04月07日

ハワイで飲食店

ハワイでビジネスを と考えておられる方で

一番多いご相談はレストランを開店したい

という内容・・・


ハワイでレストランを経営して

ハワイで暮らしたい・・・

そんなにぼろ儲けが出来ないのは

知っている

でも 取り合えず 

レストランでも・・・




ほとんどの方に 共通していること

「いい物件は ありませんかねー?」・・・

必ず 不動産物件から探す・・・


あのー  ・・・・

ハワイで US法人は設立されたんですか?


いえ あっ 会社作ったほうがいいですか・・ やっぱ?

えっ?・・・・・・・


あのー 出店する地域はどの辺りで?

あっ ワイキキがいいんじゃないんっすかね・・

えっ? ・・・ ワイキキは家賃が高いですけど・・・


あっ そうですか! じゃー もっと違う所でもいいっす・・

・・・・・・・・・・・・・・・



あのー 店を管理する責任者はお決まりですか?

いえ。  ハワイで採用します・・・

誰か いい人いませんかね?


えっ?  


あのー  日本から誰か担当の方とか

こちらで働きますか?


はい 私が社長で、あと料理人を一人

日本で見つけて・・・


あ そうですか

じゃー 労働ビザは?


ビザって 取るの難しいんですか?


はー ?

・・・・・ あのー  <ビザカード>じゃないんですから・・・・


あの ビザをお考えなら投資金額はどのくらいを?

えーっと 出来るだけ安くしたいんでー


まっ   800万とか 1000万円くらいで・・・

えっ? 


まー ラーメン屋みたいので いいんですよー

駄目っすかね?


いやー そのー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あのー 飲食業経営のご経験は?

あー ありません これが初めてです

当たって砕けろ! 気合だー!ですよ 


はっ はっ はー ・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



あのー 失礼ですけど

その開業投資資金の他に 

余裕資金とか

黒字になるまでの 追加可能な資金は

どのくらいお持ちですか?

えー っと   ありません・・・


ハワイの銀行で借りられます?


えっ ?



あのー

もう一度 お考えになった方が

いいんじゃないでしょうか?


え?  でも とにかくいい物件さえあれば・・・

何とかなりませんかね?・・・

私も含めて家内も子供3人も皆
ハワイが大好きなもんで・・・


えっ ? お子さん3人 いらっしゃるんですか?

そうなんですよ・・・ で 4人目が今お腹の中にいて・・・

4人目はハワイで 産みたいもんで・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



申し訳ありませんけど  

何とかは ・・・ ならないと思います・・・・


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2006年03月01日

人件費

ハワイ州の最低賃金が 今年から上がった

それまでの $6.25 から $6.75に・・・


ハワイ州は 人件費がかなり経営の重しになる・・

それはどこも同じであるが

経営者側として見た「人件費」で一番負担の大きいのが

医療保険である・・・


ハワイ州の経営者は 州の法律で 

週に20時間以上 連続して定期的に働く従業員には

法律の規定以上の 医療保険を付与しなくてはならない・・・


この保険負担が 結構高く

経営の重石になっている・・・



40年間 民主党の地盤であったハワイ州は 

どちらかと言えば

雇用者側より 従業員側に 理解のある州・・・


リンダ リングル州知事は 共和党ではあるが

再選されたりするには 州民の反発は 危険・・


もちろん 従業員が幸せにならなければ

経営も長続きしないが

企業経営の 足かせ手かせに なる制度は

思わぬ 州経済の不人気につながり

州外から、 あるいは海外からの投資が減速するから・・


人件費

経営側で仕事を すると良く使う この言葉・・

でも 働いている側から言うと

お給料 と ベネフィット・・・


同じ経費でも 

全然 言い方と 多い少ないの判断が

違ってくる・・・


私は昔 ロンドンにあったレストランサントリーの経営を

担当し、訳も分からぬ中 「経営」の真似事をしていた・・

日本の本社からは 「もっと人件費を下げろ!」と

いつも電話とFAXで言われる・・・

従業員からは 「もっと給料上げろ!」と言われる・・・


本社からは 人を削れ! と言われる

しかし

従業員からは もっと従業員を増やせと言われる・・


私は いわゆる 「板ばさみ」・・・

困った

真面目に取り組む性格だから 本当に困った・・・


夜中まで 支配人室で

従業員の 苦情を聞く・・・


こんな 安給料では困る

もっと 賃上げしてください・・・


円高で イギリスのパウンドで契約している給料の

円建て換算が下がる・・・

為替損を補償しろ・・・と


本社とも色々と相談したり

胃が痛い日々だった・・・



そのうちに こんなことを思うようになった・・


例えば人件費 と 電気代 は違う経費ではないか・・と


電気代は 1円でも倹約、少なくした方が立派・・

水道代 や 営業経費も無駄遣いせず

しっかり管理するのが重要・・・


でも 人件費は 少し違う・・

総人件費は 実は額が多い方がいいのではないだろうか・・と


もちろん 無駄は一切 ご法度・・・

でも 従業員に払われる お給料は少しでも

高く、 多い方が理想ではないか? と


つまり 額で考えるだけでなく

率で考える・・・

下げるのは 人件費「総額」ではなくて

売上げに対する、人件費「比率」・・・

これを いかに適正水準に落とすか・・・


自分だって 所詮経営の仕事はしていても

お給料を貰っていた・・

お給料は 1万円でも高い方が良いに決まっている

それが 経営側につくと

途端に 「人件費を いかに下げるか・・?」

なーんてやる・・


人件費は どうしたら1円でも多く配分できるか

そして それをいかに適正な比率で抑えられるよう

分母を増やすか と言う発想も必要・・


そう考えると 見方や 考え方・・・

そして 皆に払うお給料の額を考える時の

気持ちに変化が出る・・


給与 ベネフィットなど 待遇を良くすると

スタッフが喜ぶ 幸せになってよく働く・・・

( フツー そうであるはず・・・!)


求人が楽になる・・ 求人広告費が少なくてすむ

皆の勤続年数が長くなり 日頃のオペレーションが安定する

労使間に 絆が 生まれる・・・

売上げ が上がってくる・・・



経営者として 今まで成功し

かつ その成功が長続きしている企業は

総じて 人件費=待遇が 他社よりも高いケースが多い


一概に 高給料=優良企業にはならないが

日々 ちょっとした 業務改善、 費用管理に

高待遇での従業員の意識の高さが功を奏すことも多い・・・


いやー 内田さん

高待遇は かえって従業員が働かなくなるよ・・

危機感が無くなって・・・


確かに そうかも知れない・・

良くすれば あれも これもと きりが無いし

待遇を良くすれば

いつの間にか それが当たり前になってしまうし・・・



トヨタの 賃上げ交渉が 日本全体の

注視を浴びている・・・

トヨタは ボーナスは 満額回答でも

賃上げには 慎重だ


どんな 結果になるのだろう?

興味がある・・


これまで 色々な経営者とお会いしてきた

もちろん 時代の流れ その産業自体の盛衰

そして 業績が 多分に関係しているものの 

そういう人件費と言う 部分から目をそむけないで

しっかり 配分を考える経営者は 総じて

成功されていると思う・・・



人件費を 普通の光熱費と一緒に考えない方がいい

少なくとも

人件費は 会社の 「ともし火」を

明るく、絶やさず そして 生き生きと 活性化させる

主役達の魂に 貴重な「燃料」でもあるから・・・

 


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2006年02月20日

通訳/翻訳

私のウエブサイトを通して入って来る お問い合わせに

通訳をお願いしたい・・と言う内容が結構多くある。

ハワイでの商談の際に 通訳をお願いしたい・・と


私は 現在 4名の通訳/翻訳専門家と契約している

一人は、 翻訳が本業で、法廷裁判の通訳もこなせる日本人男性

一人は、IT関係に詳しい日本人女性

一人は、米国人でありながら 日本語が堪能で
かつ 法律、科学、契約、セミナー、物理関係などの
専門分野をこなせる人


そして
もう一人は、 通常の日常会話から 普通のミーティングなどを
こなせる日本人女性である・・


簡単に 通訳と言っても その役割と能力の差は

かなり大きい・・


依頼主が ただ 「通訳」 と言っても

私はまず どんな関係の通訳ですか?とたずねる


えっ ? いえ その 商談なんです

はい 何の商談ですか?

えーっと 日本の商品をハワイに輸出する交渉です・・


あ そうですか。 で どういう商品ですか?


えー その食品です・・・

そうですか それは どういう食品で ハワイのどの業者に交渉し

そして それは 価格交渉ですか それとも・・・


かなり多くの私の質問内容に 

電話口で 相手の方が

ずいぶん 色々なことを聞くなー という

少し 面倒くさそうになっている雰囲気を感じる


で いつでしょうか? その交渉の日時は?

あ 来週の水曜日の午後です・・・

え 来週の水曜日?



はい  駄目ですか?


いえ そのー 通常 通訳を依頼するには

かなり 余裕を持ってスケジュールを押さえないと

難しいことがあるもので・・・


その通り、通訳の人は かなり先まで予定が
入っているケースが多い・・・


それにただ 「通訳」と 簡単に考えない方がいい

観光とか、ショッピングであれば 片言英語で良いが

ビジネスの場合の通訳は、きちんとした人を選ぶ必要がある


それも 「ビジネスの交渉」 となると

通訳の 技量、能力、経験、知識で

とんでも無い結果になるからだ・・・


まず その分野に明るい経験者を選ぶこと

そして、当日の交渉同席の前日あるいは数日前に

その通訳と事前打ち合わせをしたいものだ・・


本当に 優秀な通訳のプロは

この事前ミーティング を必ず要求してくる

もちろん 有料・・・・

しかし、 この「予習」が より良い通訳の基本だから

プロ意識が高く、そして真面目な人ほど

事前に その企業や商品、

そして日本側交渉担当者と会って打ち合わせ

当日の交渉の持って行き方を知りたがる・・


これが当然であり、

「 あー はい はい、 いいですよ その日 空いていますから・・」

「1時間  あー 50ドルでやりますよ!」 


なーんて言う 自称「通訳」には気をつけたほうがいい


私も 自分の英語力だけでなく、その業界や

その分野の日米の用語の違い、税制、商慣習の違いを

知っている分野は お引き受けするようにしている・・


通訳は、英語力だけではない・・

日米の 商習慣や、両国の消費者動向など

あらゆる点で 自らが経験したり、知識のある人を探し

依頼すべきである・・

通常 通訳の料金は 1時間当たり 100~200ドル位が相場である・・・

翻訳はそのページ当たりいくらの料金か、

英単語1語当たり、いくらという計算方法になる場合がほとんど・・



その通り

日本のビジネス習慣での発言を そのまま直訳したり、

あるいは、その専門の知識がない人が訳すと

とんでも無い 交渉になってしまう・・・



日経新聞 「私の履歴書」は今月

ゴルフの帝王 ジャック ニクラウスである・・

ゴルフは天才でも 文章はあまりうまくないなー ・・・・なんて


そして 翻訳している日本人は たぶん

ゴルフをしない人か

米国でのゴルフを知らない人である 

と推測している・・


もし 英語とゴルフ両方に詳しい人なら

<デビュー以来、身体を伸ばしたスイングが繰り出す

高く、長いボールが私の最大の武器・・・> 

なんて訳すわけが無い


英語で言う Long Ball は、長いボールではなく

<飛距離のあるボール>と言う意味だから・・・

He hits very long ball !

彼は ものすごく飛ばすんだよねー! ・・・である


通訳と翻訳は、本当に専門的で、難しい仕事・・

そして

その 「適任者を選ぶ」 作業はもっと難しい・・・

  

投稿者 : 00:40 | トラックバック

2006年01月31日

便利屋

ハワイに 「便利屋」 と言う会社がある

日本人の経営で

何でも かんでもお手伝い、引き受けます・・・という


引越し、 修理、 庭の手入れ、 

ペンキ塗り、 掃除、 粗大ごみの処理・・・


凄い 盛況・・・


毎日 あらゆる仕事の問い合わせ

依頼が入ってくる・・


お年寄りや お金持ちの多く住むハワイで

一番不足しているもの

それが、こういうちょっとしたサービスを

気軽に 頼めて やってくれる

ハンディーマン のような人・・・


マウイ島は 今 完全雇用状態に近いそうだ


一人の人が 2つの仕事持っているのもザラ・・

昼は ホテルで働いて、夜はレストランでとか・・・


しかし 大変なことになっている

家賃の高騰・・・

ガソリン価格の高騰・・・

ありとあらゆる物価が ホノルルより高い

マウイ島は、今 かなりの人が

生活が出来なくなって 米国本土へ

移っている・・・


稼いでも 稼いでも 生活費が足りない・・

マウイ島には 住みたいのだけれども

Pay check to Pay check 状態で貯金も出来ない


貯金どころか 生活が出来ないと言って

ラスベガスに移住してしまう・・・


さて  

そこで 先の先を読む内田は考えた


これからのハワイは


高いハワイの住宅に住めるお金持ちが増えて

ハンディーマンのように、そしてサービス業の下働きで

働く人が 激減する時代になる・・・のではと


つまり・・・

そう 需要と供給の原理から言って

サービスを受けるのに 信じられないほど

高い料金を請求される・・・・


それでも 仕方が無いから 払ってやってもらう




1時間 60ドルの作業労賃で なんて言っていたものが

150ドル とか 200ドルになる・・・


実際に 大繁忙時代にある建設業は

スクエアーフィート当たりの工事費が

3年前の 2~3倍に跳ね上がっている・・・


だから?


そうね だから こういう便利屋的商売は

ハワイで今後 最も繁盛する業態かも・・


何でもやってあげる・・・


お年寄りや、そういう下働きはしない!

と言うお金持ちは やってくる人に

言われるとおりの金額を払う・・

最近はそのくらいが相場だから と言って



えー そんな?!  

そんなに高いこと言うなら

隣の州から人を呼んで・・・・なんてハワイでは言えないし

仕方が無いから・・・払う


ハワイにも そういう貧富の2極化が

だんだん 生じ始めている・・・

でも 同じ2極化でも大きく違うのは


ピラミッド型と反対に 「独楽」のような形の 

上が大きくて下が小さい

という 異常な2極化だ・・・



これを 

あー 困ったもんだのー   と嘆くか


ビジネスチャンスととらえるか?


久しぶりに ハワイのビジネス市場の変化

について・・・

ビジネスブログ っぽく・・・

投稿者 : 09:13 | トラックバック

2006年01月12日

順序

昨日は 日本のある企業を退職し

起業を考えている方からのご相談を受けた・・

場所は ハレクラニホテルの House without a key

この方は、日本のある製薬会社に33年間勤務

昨年の10月に早期退職されたそうだ・・・

色々と お話を聞く・・・

 
ホントに 色々と 話されていた・・・


あのー こういう商品がありまして・・・

それから この医療サービスの特許を・・・

で これとは他に、このチェーン店の社長と
 
最近 知り合いまして・・・


実はハワイに 親戚がいるものですから・・・

家内にもハワイに友人がおりまして・・

彼らもハワイに会社を持っていて・・・

家内が副社長ですから・・・・



30分ほど 話を聞いたが・・


さっぱり分からない・・・


何をしたいのか 分からない・・・


ハワイに親戚や友人がいるのは分かるが

ハワイで 私に何を相談をしたいのか

分からない・・・

最初は主に日本でビジネスをしようと思っているのに

どうしてハワイに会社を設立して、日本支社を登記したのか

分からない・・・


昔 流行った ハワイで会社設立ですか それ?


あのー・・・・ 日本でも今 1円で会社設立 出来ますよ・・・

あー そうなんですか・・・



いや  「そうなんですか」   じゃなくて・・・



結局 話を聞いていて

一つだけ 分かったことがあった・・・



ご本人が 

いつから どこで 何を始めたいのか

それがまだ全然分かっていない と言う事が・・・


あのー 失礼ですが・・・・


もう少し 順序だててお考えになったら

いかがですか?


どうしても いつも説教調になってしまう・・・


だって 貴方のお話と進め方は


1、2、3、4、5、6、 とビジネス起業の

順序があるとすれば・・・

3、5、2、7 ・・・のような状態ですよ



比喩が上手い   私は・・・


ご本人 

確かに そうですね・・・ と気づく・・


どうしたら良いですかね?


いや だから・・


1 からお始めになったら如何ですか?

3 からではなく・・・・


1 にじっくり時間をかけてみてはどうですか?



いやー なるほどホントに その通りですね・・・


ありがとうございます・・・


大変参考になりました・・・・


私のコンサルタント料金体系を聞いて

たぶん内田さんのお仕事にはならないと思いますが

その節は、よろしくご相談させてください・・・と

一目散に帰っていった・・・




うーん 心配だなー


あーいう 人・・・


私自身の事は 棚に上げて そう思った・・・



きっと あの人みたいに

順序を考えないで

焦って 目の前の事 

人にアドバイスされた事

たまたま話しが出たビジネスの事・・


そして 

自分が好きで、老後にもってこいの

気候のいい南国リゾート 

そして親戚もいるハワイに

出来れば何かのきっかけを持ちたい・・



そうやって「漠然」とハワイを選ぶ人が・・・・


偉そうなことを言ったかなー ・・・

でも ご本人 

はっ!と 何かに気づいたみたいだし

まー 少しは お役に立てたか・・・・


宇宙銀行 口座開設の為の 「積み立て」になったと思い

帰ることにしよう・・・



そう考えて 自分で一人 残ってから

コーヒー代を払って席を立った・・・・


そう   「物事には順序がある」  ・・・


自分も子供の頃 よく親からそう言って

説教された事があった・・・

投稿者 : 09:53 | トラックバック

2005年12月16日

催促

今日は ハワイでビジネスをする上で

一つの 日本と違う 習慣について あれこれと・・


ハワイは 何でも 遅 い・・

そう 「ハワイタイム」 と言う 日本や世界一般で共通する

時間帯と 別の時間の流れが存在する・・


日本の一日は ハワイの一週間・・・


日本の一週間は ハワイの一ヶ月・・・ 

ま そのくらいに 考えておいてちょうど良い・・


私なんか すぐイライラ する・・・

何で すぐ出来ないの!


どうして すぐやらないの!


Oh OK なんて言ってて すぐ忘れる・・・


もう 慣れたきたけど 最初のうちは 本当に腹が立った・・


何で 今週中にやらないで 来週に延ばすの?

今 やればいいじゃない!  なんて・・・


もう 慣れたけど・・・・



ハワイでは ご存知の方も多いと思うが

この 時間の価値観で、休暇やプライベートは 

全ての 仕事より 優先される・・・・

と言う 文化があることを知っていた方が良い・・



ハワイのビジネス習慣、常識の中で 

日本人が一番嫌われる こと・・・

それは 「催促」 ・・・



催促すると エラい 嫌な顔される・・・


催促すると  コイツ 辛抱の無い奴だなと思われる・・・


この人 私の仕事が遅いとばかり、「催促」 したよ・・ なんて

もう 嫌い!  って・・・




これまで 何度嫌な経験をしてきただろう・・・


自分なんか 約束した事は 必ず手帳に書いて

完了すると そのメモに × をつけて 終了・・ 

あー すっきり気持ちいい・・・



できるだけ 早く済ませる・・・


そう 仕事はさっさと 済ませるのがいい・・・




こちらの 人・・・


何を そんなに急いでるの!  って・・

急いでいるんじゃなくて  これが普通なの!・・って

言いたくなる・・・



催促することは 米国ハワイでは その相手に非常に「失礼」

になる 習慣である・・ ら し い ・・・どうも

催促する時は この催促がハワイでいかに

人間関係を 悪くするリスクがあるかを

承知しておいた方が良いだろう・・


へー  じゃー 内田さんは 催促しないの?



いや  バンバン する・・・


えっ ?

それじゃ 相手から嫌がられない?

そう、 嫌がられてもいいので 催促する・・・



先へ先へ 連絡 確認  そして 納期を約束させる・・

もう これで 守らなかったら お前 嘘つきだぞ!とばかり

相手を 追い詰める・・・・・


おー 



これくらいで ちょうど日本の 一番遅い進み方くらい・・・


でも 気をつけないといけない


あまりやり過ぎると 本当に怒ってやめられちゃうから・・


本当に 依頼を断られる・・・



でも そのぎりぎりの ラインまで バンバン せかす・・・


特に 私の日本人顧客の為には、私が代理でバンバン催促する・・


これも 私に支払われるコンサルタント料の一部だから・・・



相手が もう この仕事は早く終わらせたい・・勘弁してくれ

と 思うくらいまで 押す・・・


少し 強引じゃないの?

そう、   だって 仕事なんだから・・・


その代わり 完了、納品がされたら 

支払いも早くしてあげる・・・ すぐ小切手を送る・・・・

これは 喜ばれる・・ とても


Oh, That was qiuck ! って



日本は さっさと仕事しないと催促するのが当たり前・・・

ハワイは ゆっくり催促しないのが当たり前・・・



でも

ハワイに住んで仕事をしていると 危ない・・

反対に 自分も 「催促されない」 文化に だんだん慣れてきて

どうせ ゆっくりやればいいやー なんて つい思ってしまう・・・


これは いけない事だと くれぐれも自重している・・



そりゃ 催促されると だれだってカチンと来る・・・


今 やってるよ!って

あるいは、 今こっちから電話しようと思ったところなのに って


しかし、 ハワイでは何でも いい加減な事が多い


時間、約束、期日、 そして 仕事の出来映え・・・・



だから 


ハワイでは、 いかに催促しないで済むか 知恵を働かせる

ハワイでは、 いかに間違いなく納期に間に合わせるか 知恵を絞る

ハワイでは、 いかに目的を果たすために上手に業者を使うか 工夫する




そして

それでも どうしてもダメな場合    催促したらいい・・・


仕事を済ませて、結果を出すのがマネージメントの責任、

問われる能力だから・・

投稿者 : 09:43 | トラックバック

2005年11月17日

肩書き

人はどうして、この肩書きに固執するのだろう・・


分からない・・・


見栄、権力、世間体、

もちろん より大きな決定権を持てる・・・


そんなところか?


私は、どうもこの肩書きに興味がない・・・


ま、もちろん あー そういうポジションの人なのか

という 「目安」にはするけど

それで、ぺこぺこ するのが嫌だ・・・



もう 懲り懲り と言ったほうがいいかな・・


昔のサラリーマン時代に イヤと言うほど

この肩書きに 振り回されたから・・・



肩書き社会  これが基本にあるから

皆 肩書きに執着するのだろう・・・


私なんか どうせ 肩に書いてあるだけのものさ・・


なんて 思ってしまう・・・




真のリーダーシップ とか

そのポジションに求められた専門知識

あるいは、優れた専門技術を持ち、人を監督できる・・・

そんな人は、あー 立派な仕事をしているなー  と思う

肩書きを聞いて なるほど と思う・・



米国では、 「マネージャー」 と言う職位は

非常に重要で、誰でも簡単にはなれない・・・


日本の会社みたいに


ま 入社何年で そこそこ 欠勤も 規則違反もなく


そろそろ 課長さんにしてあげてもいいんじゃない?

なんて言う考え方はない・・



ハワイでも あの人はもう入社20年だし

いい人だから マネージャーに なんてことは


まず ない・・


あくまで 学歴や専門知識、経験と実績の能力主義・・・


私の「肩書き」に対する、理解しがたい「矛盾とか嫌悪感」は

自分の中で 日米の「肩書き」に対する考え方の

両方を知ってしまった事で、変に頭が混乱していることが

元にあるのだろう。



日本人は、「会社ごっこ」 しているように 肩書きを決めることさえある・・

取締役と、常務と 専務・・・・

これ 何が違うの?




米国の企業で Vice President と言うと

副社長 ではなく日本で言う いわゆる 「課長」 クラスを指す・・・

その上が President  Chairman になる・・・ 


日本みたいに 

係長 課長 次長 部長 理事 常任理事 取締役 
常務 専務 副社長 社長 会長 名誉会長 
相談役 名誉相談役 顧問 常勤顧問・・・・  (あー 疲れた)


なんて いっぱい 無 い

せいぜい 通常のVice President の上位に Senior VP か Executive VPがあるくらい

そして会社法も違うが 米国では


会社の 取締役 と 役職管理職は必ずしもイコールではない


日本の肩書き社会を見ていると 滑稽でさえある


もう 肩書きが 人生の 全てみたいな・・

もう肩書きが付くと お祝いの宴会開いて

おめでとう! 乾杯! なんて

本人も 涙流して うっとり新しい名刺をながめる




この為に 一生懸命残業してきたんだよなー オレ・・・なんて




そんな人が多い・・



米国で 色々なビジネスマンを見ていて


<マネージャー>とタイトルが付くと


やはり 話していて 仕事の出来が違う・・


あー なるほど 「 この人に話すと 事が進むわ 」なんて思う・・・




日本の社会では 残業代節約の為に この肩書きを

乱発する企業も少なくない・・


なんですか それは! とあきれてしまう・・


まあまあ そう 怒らないで・・・



ハワイでも、日本人は組織の中で  いとも簡単に

「えーと ほんじゃ あんた明日からマネージャーね!」 

なんて決めちゃう・・・




えーと「 彼が マネージャーだと君は 
ジェネラル マネージャーだな・・  そんでいい?」   なんて



<鬼ごっこ> して遊んでいるんじゃないんだから・・・


<おままごと> の役を決めてるんじゃないんだし・・

米国で <マネージャー>と言う職に就く、あるいは

人を配置する という事は 物凄く意味がある。




その人が本当に管理能力に優れた、そのポジションを

こなせるだけの経験と知識がある と世間から

見られていると言う 大変意味ある ことなんだ・・・


と承知しておいた方がいい



間違っても 野球のポジションや、

演劇部の「役」を決めるようなノリ で

決めない方がいい・・



それにしても、日本の肩書き社会・・・

自分には どうも理解できない・・・


 

投稿者 : 05:27 | トラックバック

2005年11月10日

フライトインフォメーション

ハワイでは、ラジオの日本語放送で毎朝

フライトインフォーメーションというコーナーがある・・・


毎朝 日本から到着する 飛行機便のご案内。


各便の 到着時刻 と 到着旅客総数が放送される・・

お客さんを空港に迎えに行く時なんかは、とても便利・・


あれ JL74便は ずいぶん到着が早くなってる・・


もう起きて 準備しないと・・・ なんて




到着便数 と 旅客総数・・・


「本日は 全部で 18便 4,569人の方が
ホノルル空港に到着されます・・
観光業の皆さん、今日も一日がんばりましょう!」って



この人数には ハワイ在住の人が帰ってくる数字も

入っているが、だいたいこの数字でハワイの日本人観光市場の

繁忙が分かる・・・


そう、だいたい この数字に 

ビジネスや売り上げのトレンドが合ってくる・・


だから ハワイで長く 観光業、小売業、飲食業を

営んでいる人は、この数字を聞いて

あー 今日は暇だー !


たったの、3,120人 だってよー  ・・・・

て 文句を言う・・・



商売上がったりだよなー  全く もう ! って・・・


One to one Marketing ・・・・


そう、日本語では <顧客マーケティング> と言う・・




100人の観光客が 一回来ると 来店数 100人


50人が 2回ずつ来ても 来店数 100人

でも

10人の 観光客が 2回来て、 30人が 3回ずつ来ると

110人 になる・・・・・・




つまり これだけ 競争の時代


これだけ消費者の選択の幅や、店の多い時代


<顧客のリピーティング> が 重要ですよ  って言う理論・・


今ではどこでもやってる ユナイテッドエアラインが元祖の

マイレージプログラム・・・


これも その理論・・・・


いかに UA に対する顧客の忠誠心を高めるか

一人のビジネスマンが いかに何度も UA を利用するか・・



そう ラーメン屋でも よくやる


ラーメン 食べるとスタンプ押して

10杯で 一杯 無料サービス  とか・・・




ハワイでビジネスをしている人たちは

気をつけないと、日本の観光地で「一見さん」ばかりを相手に

土産物を売っている 売店のおじさんと 一緒になる・・・



どうも 最近 観光客が少なくて 困っちまうなー って 


今日なんか 3,000人 切ってるってよー 


ホント 参っちまうなー   って ・・・・



暇な時は もっとサービスを工夫して、 対応して

同じお客様に滞在中 何回か来店してもらおう、

と言う意識がない・・


次回のハワイ旅行の時にも また来てもらおう って言う

考え方が 少ない・・・

文句 タラタラ 言う・・・


売り上げの不調の理由を 

全部この 到着旅客総数 のせいにする・・・




ハワイに 到着する日本人観光客の 半分以上が

リピーターだって事なんか   


知ってても ビジネスに何かを本気で 

新しく 取り入れよう なんて考えがない・・・

到着旅客総数一人 = 売り上げ およそいくら なんて

売り上げトレンドの予測計算式作ったりして ・・・・




到着旅客総数を気にするのではなくて

観光業に関連するビジネスオーナーや責任者が

到着旅客の 「顧客満足度」 を気にする・・

ハワイが そんな観光市場になると


自然と 「到着旅客総数」も 増える と思う・・・
 


ハワイが、昔の 「熱海の温泉場」 みたいに

ならないことを祈って・・・

本来の <アロハスピリット> が戻ってくる事を祈って・・・

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2005年11月07日

サービス競争

ハワイもお年寄りが多い・・

リタイヤーして、米本土から移ってきた人たち


日系人の2世たちも、もうシニアーとなっている・・・


ここ数年前から、ハワイの小売業に

ちょっとした変化が現れた・・・


サービス・・




それまでの小売業は、ウォールマートに刺激され

とにかく安さを競い合う 市場だった・・・


消費者も、1ドルでも、50セントでも 安い方へ 安い方へ

なだれのごとく 移動する・・・




特に 同じ商品は 価格が決め手 

と言っても過言ではなかった。


全米規模のチェーンスーパーは どこの店も
 
ほとんど同じ 大手ブランドの製品 品揃えばかり・・


中には、そのスーパーのプライベートブランドなどがあるが


ほとんどは、い っ し ょ・・・

だから、消費者も、何でもかんでも 安い方へ流れていた


ところが、ハワイのスーパー  Safeway でちょっとした変化が


Picture 441.JPG


店員が お客に話しかける


「お探しの物は ありましたか?」って

「お車まで、荷物を運びましょうか?」って

レジでクレジットカードを見て 「ありがとうございました。 Mr. Uchida」って・・

Picture 443.JPG


最初は 何だ?   と違和感があったが・・


これが爆発的な 消費者の支持を得た。


同スーパーの売り上げが急上昇したそうだ


特に シニアー層・・・


これは言うまでもない。



でも、私も いつの間にか Safeway で買うように

なっていた・・・


不思議と 値段が気にならなくった・・・


気にならない・・ と言うか そんな2倍も 3倍も違う訳ないし


どうせ買うなら Safeway で・・・ そんな感じかな。


このアイデアは、同スーパーチェーンハワイ地区マネージャーの

発案だったそうだ・・・


最初は 従業員から 不満タラタラ・・・

そう、何でも新しい事をやる時は 「抵抗勢力」 が出る・・



車まで荷物を運んであげると Tip をくれる客がいる・・


しかし、この従業員達は 一切 Tip を受け取らない・・


実のところ、Tip を受け取ると 所得税の申告が大変になる・・


と言うのが 本当の理由だが


これが 受けた・・・

メチャメチャ 評判となった・・


日本に行って、ドラッグストアー とか 大手のスーパーに行くと

私なんか、目が回って 何がどこにあるか分からない・・・


行く度に <新製品> が出てるし・・


もう これとあれの 何がどう違うのか?分からない。



「いらっしゃいませー !!」 


「どうぞ ご覧くださいまっせー!」 と店内で叫びながら

商品を補充している子に 


「あのー ・・ すみません・・ 」って 話しかけると・・


・・・ おー このおじさん 話しかけてくるぜ・・・ みたいな顔される。


・・・・ あ いいです  自分で探しますから・・  なんて



これから日本の小売業も、値段だけでなく

サービスが 競争のポイントになるのでは?


「お探しの物は ありましたか?」 なんて

言ってくれたら、


「 あのー これこれは どこにありますか? 」


「はい  こちらへ どうぞ」 なんて

「あとは この商品も最近新発売されまして ○○効果があります」 なんて・・・


「あー それじゃ それをもらいます・・・」 なんて・・・


まー 他より9円か10円高くても・・・?



ホテル業や、観光業はどんどんサービス競争をしているが

これだけ品数、種類の多い小売業も、

そろそろ 考えたほうがいい・・


リッツカールトン 日本支社長の 高野 登さんの書いた

リッツカールトンの大切にする  「サービスを越える瞬間」  
<かんき出版> を読んだ


ホスピタリティーの原点について面白く語っている・・

サービスは感動なんだそうだ・・・



ホテルでの滞在中だけでなく、人は 時として

この 「感動」に 定価以上のお金を払うことだってある・・・


特に こんな 世知辛い ギスギスした世の中では・・


特に 「若い者の邪魔にならぬように」 なんて遠慮がちに

生活されているお年寄り なんかには・・



サービスとは   要は  「思いやり」  だと 思う


こんなサービス競争がどんどん広がると 毎日の生活にも 

ちょっとした 潤いや気づき が増える・・

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2005年10月31日

守秘義務

ちょっと 固いお話し・・・・・・

ハワイでビジネスをする場合、よく聞く言葉の中に


Confidential と言う単語がある。



そう、秘密・・・・・・・・・  内緒の・・・  社外秘の・・・

なんて 意味




ハワイの 人はおしゃべりな人が多い・・・

これ、ホントに 多い

狭い 村社会みたいなところがあるから・・・



楽しい話とか、 たわいない おしゃべりはまだいいが

企業や、どんなに小さくてもビジネスをしている組織に

勤務したり、取引して知り得た情報、その会社の内部事情を

べらべら 得意になって

あのねー     知ってる  知ってる?


教えて あげよ っかー ?

なんて やってはだめ・・



ビジネスをする場合、採用時に こういうポイントを


しっかり覚書で 約束を交わす事がある・・・



勤務を通じて 知り得た内部情報、数字、あるいは

顧客リスト、顧客情報などを他言、持ち出してはいけません・・・


そういうことに同意します・・・ 


はい・・  サイン・・


はい 採用・・・



相手が人間だし、 その本人の常識にもよる・・・

確かにどこまで効力があるか 疑問ではあるが

こう言う 約束はしっかり交わしておくのが基本・・・



日本でも、色々と この情報管理、個人情報の漏洩防止

などと、急速に 「守秘」についての 法律が整備され

企業や、国民の意識が高くなってきた・・・




例えば、その会社の持っている 名簿リストなどを

持ち出したり、他人に供与しては違反・・・

これは 当たり前・・・



あそこの 会社は こういう物をこの値段で仕入れて

あーんなに 高く売っているんだよー ・・・



これは、危ない・・・   グレー エリア・・・




あそこのマネージャーはね、離婚協議中なの・・・


知らなかったでしょー 奥さんと 別居中なんだって・・・ 


なんて

うーん   聞いてこんなに面白い 噂話し はないが

これも  倫理的に、個人のプライバシーに関する


グレーエリア・・・・


今ね あそこの会社が売りにでてて、売り上げがいくらで


収支は こーんなに赤字なんだってー

うちの会社が、買収するらしくってさー 


そんで 資料 見ちゃったのよー  ・・


これ コピー ・・

これ 完全に ダメ・・・


通常 こういう企業のM&Aには、守秘義務


の契約を交わしてから、買収する意思のある相手に


会社資料を渡す・・

これを そのまま 誰でも見れるように置いておいて

秘密が外部に出たら ダメ   契約違反・・・


最悪 売却しようとしている相手の会社から訴えられる・・・


こういうのと違い

自分が勤務する会社の行為が、明らかに違法であれば

別に、警察とか、州政府などに届ければいい


ただし、 まず社内でそれを しっかり主張してから・・

そして 

自分が 解雇されるなど <それが理由で>不当な処遇を受けてから


この方が 効果がある・・・



そんなんじゃ 言えないじゃないですか・・・


そう  とっても勇気がいる・・・



私も、コンサルティングの仕事をしていて

一番、肝に銘じているのが  

この 「守秘義務」 ・・・




何気なく、ふっと しゃべりそうになる・・・

あのですねー  あそこの会社は・・・ なんて

危ない 危ない・・・




守秘義務を遵守することは その会社やビジネスオーナー、


社内の人の人権を守るだけではない・・


結果


「自分自身の信用」を 高めることになる


はー  なるほど・・・



採用面接時に、現在 あるいは以前の 勤務先の内部事情を

聞かれたりした場合、 


申し訳ありません。 


守秘義務がありますのでお答えできません・・ 


と 答える・・・




もし 面接している人が 常識人で あるなら

おっ! 口が固い・・・   この人 採用しよう ! 


なんて 感じるはず・・・



このような 契約、 約束を

Confidential Agreement と言う・・・

常日頃 こういう 倫理観を忘れないようにしたい

投稿者 : 07:42 | トラックバック

2005年10月27日

脅し

米上院の超党派の議員 21人は26日、
日本が今年末までに米国産牛肉の輸入を
再開しなければ、日本製品に総額31.4億ドル
(約3600億円)の報復関税を課すよう米政府に
求める制裁法案を、議会に提出したと発表した。
関税の額は、日本の輸入禁止で米国の肉牛業界
が被った損害に相当するとしている

(10/27朝日新聞 記事より)


イヤー  怖い・・・・




もう、ここまで来ると 脅し、 暴力団、


ギャング と同じ・・・




一年前 輸入再開を約束した 日本の

ぐずぐずした対応に イラつくのは分かる・・・



日本が外圧でしか 変わらないから

ということも分かる・・


でも いくらなんでも  高圧的じゃない?



しかし、 これまで牛肉輸入再開についての

日米交渉の経緯を見ていても、何か今一つ  

ストン と来ない・・・



ま 牛肉を 年間 114万トンも輸出していた 

一番のお得意先  日本様 が BSE騒ぎで

輸入禁止にしたから米国では  大騒ぎ・・・




テキサス州 地盤のブッシュ大統領も


国内向けに  Mr. Koizumi is a nice man !


なんて 言ってられない・・・



日本の 遅い対応が 時間稼ぎと思われても

仕方が 無いが 日本の国民にしてみれば

たまったもんじゃない・・




それに

もう少し お得意先に 「礼儀」 ってもんがあんだろうに・・・



私?


私は、ハワイで 何の不安もなく アメリカの牛肉を食べている・・

でも、日本の消費者は 最悪でも、 せめて

しっかり <USビーフ> と店頭で表示して 選択できるよう

して 欲しいだろう・・・



米国で さばかれる牛の数は


一日  10万頭 ・・・


えっ !   10万 ?


そう     毎日・・・



米国人は、日本人の 4倍 牛肉を食べる・・・


そう、 ビーフが大好き・・・


ご承知の通り


ハワイでステーキハウスなんかへ行くと


16ozのステーキなんかがある・・・

おー  デカイ !

450グラム ・・・


アメリカ人は  それを 食べる 

ホントに  全部 食べちゃう・・・




ポテト とかも 一緒に  


全部   たいらげる・・・・




日本人にとっては 驚く事だが


反対に見れば


日本人の マグロ と 海老の消費量を見れば


食文化、胃袋の国民性の違い と分かる・・・





しかし、米国上院議員の先生方の 強引さを

ハワイに住みながら 再認識・・・




自由  と 平等・・・  

そして 人権 なんて 世界に向けて

発言 しているけど




これじゃ 


ジキル と ハイド みたい・・・




しかし 確かに ハワイの市場を見ていると


本当に 年々 色々な商品が日本から輸入されている・・・


それは 驚くほど・・・・

米国が自由貿易の国である・・  と言うことは


ワイキキの ABCストアーだけ見ていても 


確かに 実感する・・・




食品でも、酒類でも、もちろん自動車でも


米国では いわゆる <世界市場は限りなく一つ> を 


実感するのも事実・・・

各国の商品の <市場> として広く開放されているのは事実。


日本国内の 牛肉産業も 複雑だしねー

恐ろしいほど、 日本の肉牛業界は 

異常な流通と、 政治力があるし・・


BSEを心配するのも分かるけど、その他に


○○国産の 鶏肉  とか


△△国産の 野菜  とか


もっともっと恐ろしい物も どんどん

日本に入っているし・・・



そろそろ 「本当に消費者のことを心配した」


行政管理をやったら どう?




それにしても、 輸出入貿易・・・・


日米両国の、貿易市場に対する、 


そして 


「外国産」 というものを 受け入れる 度量に 


国民性の違い、閉鎖性に差があるのかな 


とも感じる・・・


 

投稿者 : 00:50 | トラックバック

2005年10月25日

ハワイの景気

最近 ハワイは観光業が絶好調・・・


ウエディングのシーズンという事もあり、


ホテルが取れない・・・

リムジンが足りない・・・

タクシー 呼んでもなかなか来ない・・・


観光市場は、今 とても忙しい・・・




しかし、地元の人たち

そう カマアイナ・・・




倹約モード・・・・・・




消費に 今ひとつ元気がない・・




先日 ハワイの地元の人がよく行く


レストランの様子を聞いた・・・・・



先々週 は   散々な閑古鳥・・・・

先週くらいから 客足が戻ってきた  そうだ



何故か?




ガソリン代・・・・・・



10月初め ハワイのガソリン代がこれまでの


最高値になった・・・・


ガロンあたり $3.59 なんて・・・

リットル と 円 に 直すと


1 リットル 100円くらいになる・・・


今までハワイの人が体験した事の無い 高値・・


何でも  車社会の ハワイでは

このガソリン代の高騰が


消費者心理に 冷水をかける・・・


日本人が想像できないほど 皆 恐怖感を感じている・・・

特定の地域や不便な路線しかない市バス以外  


日本みたいに、

電車や、地下鉄なんて整備されていないハワイでは


皆 移動ができない・・・


生活できなくなる・・・  と言う具合に 

異常な不安感を 煽る訳だ・・・




市バス のあるオアフ島は  まだ まし・・

隣島 なんかは 

車以外は 自転車か モペット(ミニバイク)


くらいしか 移動手段が無い・・・




先週から、今週にかけて ようやく


ガソリン代の キャップ制度が効いて


値段が 下がってきた・・・




たった一回の満タンに、2-3ドルしか 違わない


でも、もの凄く 皆 気にする・・・・

1セントでも 安いガソリンスタンドに 皆殺到して

給油している・・・・



そう、 今年のクリスマス商戦・・・


どの 小売業も


かつてない 大安売りを 計画しているそうだ・・・



ガソリン代の 高騰は 

米国ハワイで 

どれほど 消費者マインドに悪影響を及ぼすか

皆 痛いほど分かっているから・・・




それにしても、ガソリン満タンで $5-$10高い 安い

なんて言っているより、 

クレジットカードの金利の方が もっと高いんですよ・・

って 言いたくなる・・・




しかし、経済は 心理学だと思う・・・・


貯蓄なんかしない 米国民にとって


日々の生活に直結する ガソリン代急騰は


消費者心理に 異常な急ブレーキをかける・・・・



今   ガソリン代の価格が


ハワイの景気を 大きく 左右し始めている・・・

投稿者 : 06:52 | トラックバック

2005年10月20日

道徳

あれ?  道徳は月曜日じゃないの?



はい  でも 10月10日が祝日だったから・・・

補習・・・・・

えっ !



今の 日本人に一番 欠けているもの・・・

道徳心・・・・・・




生き方とか、仕事に 道徳心が薄れている・・


そしてビジネスで責任を持つ世代にも 特に

倫理観とか道徳心が 欠けている・・・



そんなの 皆分かってるよ・・・



分かってない ・・・



日本人の 「赤信号 皆で渡れば怖くない」 的 群集心理


罪悪感を  <罪悪 ÷ やっている人の数  = ・・・> 


みたいに計算して 安心している・・・



安心しているどころか、  やらないと 損をする・・


みたいに 競争して・・・



マーケティング と 詐欺商法を 混同している輩が多い・・




政治家 官僚の不正    これは昔から・・・


でも、これからの時代 法律を犯すと 痛い目に遭う・・



このくらいなら  どの政治家でも、誰でも 


どこの 省庁 でも している・・


なーんて 裏金なんか作っていると 

命取り になる・・



米国で 上院 下院の政治家のことを


別名  Law Maker  と呼ぶ


そう、法律を決め 作る人・・・

だから 日本の衆院 参院の議員さん達も Law Maker



Law Maker が法律犯したら これシャレにならない


コンプライアンス・・・


企業も最近 違法、不正行為を自らの管理 監督機能で

防ぐ努力を強めている・・・

「法律遵守」が 大事だよって ・・・・


「社内/倫理委員会」 設立なんて 言って・・・・

要は 大切なのは 大人の道徳心だ


正直者が 損しない社会を作ればいい・・


でも 日本は、外国から見ていて  


その正しい方向への 潮流 激変が感じられる・・



日本人は 頭がよく、基本的に本当に真面目な国民・・


皆が正しいことをするのを、競うようになると 


あっという間にそういう倫理観を 尊重する社会が


出来上がると思う・・・

「皆で 渡ろう 青信号 」・・・って


赤信号で 渡った奴を見つけようものなら


おーい そこー ! 今 渡ったろう ! なんて 


もう、皆で村八分、 つるし上げ、 ふくろ叩き! なんて


おー  怖い!


かなり 激しくなるかも・・・



そう   思い   願いたい・・・




我が家に 最近 いやらしい 動画をクリックするように と 

エッチなメールが 毎日何本も届くようになった・・・


本当に、情けない・・・

送信している人は 儲かる商法だと・・


一生懸命 「仕事」 をしているのだろう・・


刑務所以外に 「道徳/倫理 教育収容所」でも作って 

こういう輩は 懲役3年くらい 食らってもらいたい・・・




以前にも書いたが、ハワイで意外と平気で違法行為をして

ビジネスをしている日本人が多い・・・



例えば、日本の美容院の本店から 日本人社員を

ハワイの支店に「出張」させ、来店客に実際にサービスさせたり・・・


給与は日本で払っているからいいの  なんて言って

これ、完全に 移民法違反  ハワイ州の美容ライセンス

も持っていないから、これも違法・・・



いやー  内田さん そんな 固いこと言って・・

バレなきゃ  平気 っすよ・・・


そう、 バレなければ 



学生ビザでハワイにいる日本人を従業員に雇い 


現金で 給与を渡す・・・・・・・


恐ろしい    これ 移民法違反・・・


労働法違反・・・




内田さんって   真面目なんだから!

大丈夫ですよ   バレ なきゃ !


そう バレ なければ・・・




やはり こういうのも 日本人特有の


道徳心 倫理観の欠如ですかね・・・・

もちろん 他の国出身の人でも そういう違法行為が 

恐れ入るくらい多いけど ・・・


しかし


本来の日本人の 道徳心は どこへ行ってしまったのでしょう?



最近 ブログの内容が 怒ってる?


あまりエキサイトすると 血圧が上がるから・・・



次回は、ハワイの写真でも入れて 


心温まる ストーリーでも ・・・

投稿者 : 00:25 | トラックバック

2005年10月18日

給与体系

たまには ビジネスブログらしく・・・


今日は給与体系について・・・



日米で もっとも違う雇用体系の一つに


賃金 報酬 に対する考え方がある。




日本もここ10年


各企業が 年功序列賃金、年令が基準であった給与体系を

「能力主義」 に転換しようと 一生懸命になっている姿が 

涙ぐましい・・・




終身雇用、年令給、勤続年数、家族手当、役職手当・・・ 

それを 毎年のベア、定期昇給方式で と言う内容で

数十年も 「労働組合」相手にやってきた国だから


無理もない・・



最近 やっと若いIT長者や 新しいビジネスモデルで

成功した若い世代が 数億、数十億円と稼ぐ時代に

なったので、やっとこういった<年令>の要素にあった

大きな意識の弊害に風穴が開きつつある・・


しかし、基本的に日本は

同期と比べて 年収で○○○万円 差がつく・・・とか

入社何年で、 年収 △△△万円の人が出る・・・とか

得意になって言う 企業が多い・・・


ぜ ー ん ぜ ん 分かっていない・・・




いまだ 考え方の 元の部分 に

年令・・・若い人は 年取っている人より少ない給与


勤続・・・やっぱり 入社○年 先輩と 後輩は差がつくべき


肩書・・・課長はいくらで 部長は・・支店長と一緒で 
       まー だいたいこんなもんで・・


という要素ばかり・・・



同業他社とも大いに 比べる・・・・


やっと 電機 も 自動車 も、横並びが無くなった・・・ 

会社ごと業績が違うと<給与>が違うって 事を受け入れた・・・

業界、世間相場の・・・なんて


30年 遅 い !



古い価値観で人生賭けて 人事部長まで

登りつめた人が、

一生懸命 会議室で新しい体系パズルを考える・・

なんたって 困っちゃったなー・・  


これじゃ 整合性がなー ・・・ なんて




私は、昔サントリーに勤務していた頃から


何故、

全国広域に店舗を持つ大手得意先 東京仕入れ本部を担当する

サントリーの営業課長と、本部方針を受け現場でそれを実行するだけの

地方支店の課長が 同じ給料なのか理解できなかった・・・・



例えば 地方支店の課長の方が 勤続が10年上だと


その人の方が、その大手得意先仕入れ本部担当で


全国2500店の店舗の扱い品目を交渉する東京の営業課長より

年功的 基本給で総年収が高いことも良くあったから・・・


今では だいぶ変わっては 来ているものの

まだ、日本の企業は こういう年令とか 勤続年数を

考慮に入れた人事施策を捨てきれないでいる・・・




だから、 簡単・・・

全部の 部署の <役職> に 


それぞれ<業務分掌>と<年俸>を決めればいい・・・



そう、誰が入社何年で 評価が A だから 


基本給いくらで・・  なんてしないで・・・

東京支店長は、支店の売上規模から言って

基本年俸 3,000万円+年度支店事業利益の3%がボーナス・・

おー 業績次第では 1億円も可能・・・


ただ 激務、ストレス、土日なし・・・




○○支店長は、基本年俸が900万円+ボーナス


年令はある基準以上は関係なくて 


全部公募 志願制・・・




人事部は、その応募者の今までの社歴、成績、適正を

判断するだけ・・・

その役職に就いた本人には、

2~3年間のチャレンジ期間が与えられる

それ以降は、一年毎の 契約更改・・・


ダメなら 別の応募者と 即 交代・・・・・



年令は、<全く> 関係ない  という発想 

これは 必ずしも 正しくないと思う・・・



プロスポーツと違い、ビジネスはやはり

本人の経験と人脈、そしてポジションによっては

その人の 「人事管理能力」 が多分に問われるから・・・

だから公募試験で 人事部や直轄の事業部責任者が

面接して 判断すればいい・・・


ポジションによっては年令とか リーダーシップ等が重要だから・・・



全部 そのポジション毎に「仕事/責任内容」と「報酬」


を公開し ある一定の応募条件を付けて 公募する・・・

職務のハードさなどで人気が無くて、応募者数が少ない場合・・・


年俸、勤務条件を上げる  


1,000万円でなくて

1,200万円+ここの職位はボーナスが

成績に準じて 他部署より配分率が高い・・・とか




そうすると 手をあげる人が出てくる・・



反対に メチャメチャ 人気のポジション が出てくる・・・

年俸は 800万円だけだけど 研究費は使い放題・・・ 
R&Dの年度予算申請、決済権限もあり・・なんて

自分の研究が特許取ったり、凄い発明したら 
特別報奨金制度 あり なんて・・・


そうすると・・・


わー  っと  応募者が殺到する・・・・


この部署は年間通してあまり忙しくなく、

毎日ほぼ <定時> に帰れる・・・  そんなポジションもあるかも


社内ネット掲示板  <公募>
・・○○営業倉庫 管理事務長職・・

年収は700万円  + 賞与は 年間 一般社員平均と同率・・
空気の良い○○県にある 営業倉庫の管理事務長職 社宅あり 
只今 公募中! 
締め切りは今月20まで !    なんて・・


ドー  っと応募者が殺到する・・・・

だって 定年まであと5年だし 子供は独立したし・・

趣味のゴルフに 最適の土地だし!  なんて・・・


それにだよ ○○県は 魚が安くて 旨いからな!なんて・・・
そういう価値観の管理職が、どんどん応募してくる・・



一方

条件上げても 誰も 応募してこない ポジション




そんな 職位や 部署は 廃止するか、


アウトソーシングすればいい・・・



社員 <その人> に 給与をいくら払おうとするから 


顔が見え過ぎて 勤続何年とか言う要素がチラチラして


パズルが解けない・・・


「業績考課」だなんて言って 無理矢理に 

ボーナスに差をつけて 


イヤー 能力第一主義だ  我が社は !


時流に乗ってる だなー ・・・  そう思わんかね!

なんて言って  従業員の不公平感を煽って

メチャクチャ 現場のやる気を無くしている事に

人事部や社長は 気 が つ か な い・・・・・



レストランの皿洗い・・・・


普通のウエイターが 時給 $6.25で


時給$7.50で求人しても なかなか皿洗いの

応募者が集まらない・・・どうしよう?



答えは簡単・・・

時給 $9.00 オファー すればいい


あるいは 7-8月は繁忙期だから 時給 $10 ・・

え?    


それだと ウエイターが文句を言わない?




言ってきたら  こう言い返せばいい・・・




腰が痛くなって、手が荒れる 皿洗い の仕事を


君がやれば 喜んで 時給 $9 、 $10 払うよ 


やってくれる?  って・・・



賃金と言うものは 本来そういう労働の需給関係で

そして どれだけの責任と、何をやるのか、

そして その責務を充分こなして <遂行>できるのか? で


決まるものだと思う・・




米国では 人を雇うとき、基本的にこういう賃金体系、

年令だけでなく、その人の経歴、その仕事、職位に

給与の額が連動している・・という 考え方が


元にある という事を、よく理解する必要がある・・・



あー 久々に   真面目な 内容・・・

投稿者 : 05:49

2005年10月03日

ADA

ハワイでビジネスをとお考えの皆さん。

このADAというものは何かご存知ですか?

DNAではありません。



答えは、

American Disability Actと言う法律。


今のブッシュ大統領の、お父さん時代に成立された法律です。

すなわち、身障者に差別は一切ダメよ  という法律・・・

全ての人が出入りする建物、施設を身障者が不自由なく

アクセスできるように設計、施工しなさい・・・




既に建設された建物も、全て可能な限りその制度に適した

施設に「改造」しなさい・・・という法案です。



すごい国です。


米国で、一番してはいけないこと


それは

差別・・・・・・・・




人種、肌の色、国籍、性別、年齢などなど

人を何かの基準で、差別したら 違法です。

だから、健常者も、身障者も 差別しては 

イ ケ マ セ ン !

玄関も、階段も、トイレも、そしてホテルのバスルームシャワーも

信じられないけど、全ての建造物です・・・


そう、全て・・・・・・・・




これが、ハワイの観光業に与えた影響は計り知れない

コスト高・・・


そう、今まで建設されたホテルや建物は、


ほとんど全てが違法建築になってしまう・・




それを猶予期間までに、合法的な施設に「改装」しなくては

ならなくなりました。


物凄い、コスト高・・・・・・


今まで3つあったトイレの 個室 が1つに・・・



ハワイで新たにビジネスを始め、そして新店舗を

設計する場合、このADAの法律を理解していないと


後で大変な事になります。




何が大変なの?

これを 専門に訴える 車椅子の人たちがいる・・・

えっ ?

そういう人をたきつける 悪徳弁護士がいるから・・


ウソ !




イヤだねー・・・


そう、イヤですね


でも、これが実態・・・



自由と平等の精神を守る法律制定が


悪徳弁護士を儲けさせる・・・・


車椅子に乗った、強請りたかりが横行する・・・



そう、これが事実です。


でも

そんなー  ・・・と思わず


ここは賢く対処する・・・

店舗設計をする時は、このADA専門のコンサルタント

に図面をチェックさせると安心です。

例え、日本でいつも頼んでいる設計デザイナーがいても

当地の専門家に必ずリビューさせてください・・・


もともと、日本の設計者の描いた図面はハワイでは


正式に受理されませんから・・・・

えっ  ホント?

これ 意外と知らない人が多い・・・

ハワイ州を日本の領土と勘違いしているから・・・



面倒くさいねー

そうですね、

確かに今は そう感じると思います。

でも・・・


日本も、近い将来 米国と同様に

そういう差別禁止的法案、制度が

どんどん適用されますよ・・

きっと・・



だから、学んでおくと 将来便利かも・・・



PL法、男女雇用均等法、会計法、そしてありとあらゆる


新しい法規制や、既存の法規制を緩和する時に 


米国の既存の制度をモデルとしているケースがとても多い・・




日本は、そんな国です・・・

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2005年09月30日

1:99 の法則

世の中に、20:80の法則があるのをご存知と思う。

そう、ビジネスで20%の事柄が、80%の意味や結果をもたらす

80%のビジネス、売上は、上位 20%の顧客で成り立つ・・・などなど


日本でも、アメリカでもよくこの法則を使って

物事を分析、理解する。



最近 新しい法則を見つけた・・・・

1:99 の法則・・・・

内田流 法則



ビジネスを通して、結局一番基本になるのが人間関係・・・


売主と 買手の関係・・・




そんな人間と人間、 両者の関係に


この 法則が当てはまる・・・



1:99  

とにかく


みんな 1 しかしないで 99 を得たがる・・・


1 を使って 99 のリターン を期待する・・・・



そうすると、ほとんど100人中 99人は 1 しか得られない・・・

99の<努力>で、1のリターンしか残らない・・・・・


反対に、


相手に99の貢献、謙譲をしようと努力している人は

<1>番 の理解、評価を 得る・・・


しかし、この1番の理解が  

結果100に到達する決め手となる・・・




この法則を理解し、実行している人は


100人のうち 1人だけ   


残りの 99人は、皆 この逆をやっている



自分の事ばかり 考えている人が 99人。

顧客の事、相手の事、会社の事、部下の事を 

真剣に 考えて

日々行動している人は、100人の内 1人しかいない・・・





皆、会社が悪いと思っている・・・


皆、上司が悪いと思っている・・・

皆、部下が悪いと思っている・・・

皆、仕組みや制度が悪いと思っている・・・



皆、自分だけは 悪くないと思っている・・・



実は自分が 一番悪い・・・

そんなこと 微塵も思っていない・・・


ビジネスで、成功している人は


極端に言えば この 100人の内の 一人だと思う・・・



今の世の中、 豊かな社会、国に住む人ほど


実は、この 99人の思考ばかり・・・・



可愛そうに、本当に<無駄>な努力ばかりして・・

ちょっとした、考え方の軸の位置で 劇的に人生や


仕事の結果が変わるのに・・・


1:99の法則・・・

この法則で成功する基本は、

何でも 「他人と逆をやる」 と良い場合が多い・・・・


逆転の発想?


うーん、 近いけど ちょっと違うなー




損して 元取れ?

うーん、 まー   普通そういう意味に取ってしまうかも



でも、全然違う・・・

全て、いつも自分が相手に何をしてあげられるか?

自分が どれだけ 貢献できるか?


そういう<思考の軸>で仕事をする・・


そういう事のできる 人の割合が  100人いて一人


そんな感じですかね?

そういう 努力は 1 で  99を 凌駕する・・・・


失礼しました。

投稿者 : 13:04 | トラックバック

2005年09月29日

所詮ビジネス

ハワイで、色々と仕事をしてきた。


関連会社の役員をしていたので、やはりビジネス経営


運営、問題処理が多かった。




色々と体験した・・・・



一番大変だったのは、2001年の 9月 米国同時多発テロの直後・・・・

ホノルルのサントリーレストランの経営を担当していた時期だった・・


まさか・・・・ という言葉は こういう時の為にある。


信じられない・・・ という言葉も、こういう時の為にある。


まず、冷静に すべき事を考えた・・・



まず、今後予想される事態を、考えられる範囲で


全て考えた・・・・



ワイキキの カラカウア通りに 人がいなくなった

初めて見る光景・・・・・・・


不気味なくらい、静か・・・・

代わりに 銃を持った重装備の米軍兵士が 


街のあちらこちらを闊歩している・・・

まるで 戒厳令の下のよう・・・



どうするか・・・



今後の経営

雇用

営業方針

対策

そして、キャッシュフロー 




冷静になって考えれば考えるほど

事態は、悪い方向へ行く・・・

心理的にも追い込まれ、 実際 売上も急減した。

そして

何よりも、従業員全体に不安が広がっているのがわかる・・・




その時 はっと思った・・・

何をそんなに うろたえて 考え込んでいるのか・・・と



所詮 ビジネスではないか・・・


<誰か>から そんな言葉が届いたように思った。



NYでは多くの方が亡くなっている・・・

家族を亡くした方が大勢いる・・


救助活動中 自らの命を落とした、消防員、警察官がいる



我々は誰も怪我もしていなければ、亡くなった人間など


もちろんいない

皆、意気消沈しているだけ・・・




大丈夫、  何とかなる・・・


幹部従業員の給料減額を・・という本社とのやり取りもあった。

しかし、キャッシュフロー上 可能な限り 給料はそのままで


時間給社員を削減して凌いでいくことにした・・・・・・


その時に 思った・・・


ビジネスとは何か?




売上を伸ばして、利益を大きくして、雇用を増やして・・・

上場していれば、株価を上げて・・・・



それで?


その先  どうする?


つまり、ビジネスは所詮 資本主義のゲームではないだろうか?

所詮、市場での資金、商品、サービスのやり取りである・・・


とても大切だけれど、この世で 人間として


必ずしも 一番 重要 な事ではない・・・


そんな風に思えるようになった・・・

やけくそ、 投げやり、 刹那的 ・・・・


そういうのとは違う、


謙虚な<あきらめ> と 大きな <気づき> を得た・・・


修羅場 と言うほどではないが、この時の経験が今でも活きている・・・


それ以来、常に最悪を想定して、最善を尽くし、あとは


結果を受け入れるようにしている・・・・



そして、困った時には、「 所詮 」 ビジネスなんだから・・ と思う様にしている。

投稿者 : 02:46 | トラックバック

2005年09月16日

異文化のカクテル

東京浦安にディズニーランドが開設されたのが、1983年。

私は、当時ロンドンに勤務中だったので行く事が出来なかった。

ロンドンの新聞で、TDLは開園初年度の目標 来場者数を

1,000万人としている・・


と言う記事を読んだ。


「はっはー !   たかが遊園地に 1,000万人だって・・・」

遊園地と言えば、豊島園 と 読売ランド くらいしか知らなかった


私には、「何を言ってんの?」という数字だったのを覚えている。


当時の評論、見通しの多くも、この目標数を

半分 「夢」 の数字だ と書いていた。




結果は皆さんご承知の通り、開園10ヶ月で 

入場者数は目標の 1,000万人を超えた。



驚いた・・・


たかが 遊園地 一箇所に 


東京の人口とほとんど同じ 入場者数。

現在、東京ディズニーランドは、開園以来の累計入場者数が

3億人を超え、アジア近隣からの観光客数も入れてだが

年間1,700万人以上が 訪れるそうだ・・・




夢、アイデア、遊び心、そして 空想の世界・・・

こういう ソフトの開発、考案は アメリカ人に担当させると

とてつもなく、面白いアイデアを持ってくることがある・・・


ラスベガス・・・

ギャンブルだけでなく、あのユニークなホテル群、ショー、

天井が青空のように塗られたショッピングアーケード・・・・・・・

年間のラスベガスへの観光客数は、3,000万人を超える。




こういう ユニークな発想、スケールの大きさ、

人真似しない新しいアイデアは、アメリカ人の方が得意・・・



一方、ハード・・・・

これらの遊園地を造る、ショッピングアーケードを建設する


こういう 建設作業は日本人が大得意・・


設計図面どおり、納期引き渡し日どおり、そして


コンセントも タイルも 真っ直ぐ 


きちーーんと  貼り付ける・・・・

隅々まで、綺麗にペンキを塗り、 

窓枠もしっかり 隙間とかズレなんか 「全く」 無い・・・




ハワイや米国に進出を考える 企業、ビジネスオーナー

のほとんどが、とかく幹部を皆日本人で固める傾向がある・・・


傾向と言うよりも、ほとんどが 皆日本人・・


日本語で、心地よく 一緒に 悩んで、愚痴って、

皆同じ発想で 仕事をしがち・・・


幹部に アメリカ人を登用する会社はあまりない・・

せっかく、ハワイでビジネスをやるんだったら


日本人だけで 集まって 凝り固まらず・・・


どんどん 当地の優秀で専門性と経験のある人を


幹部に起用し、権限委譲して仕事をさせてみると面白い。



日本人では気がつかない、想像もしない、米国スタイル、

変わった面白いアイデア、合理的な手法を

提案してくることがあるから・・・

最終決定は、資本を出している日本人責任者がすればいい。

別に何も 危ない事は無い・・・


言葉、文化、風習の違いを 面倒くさがらず、

避けて通らず、勇気を出して こういうアメリカ人達の

能力、発想、アイデアを取り入れてみるといい・・・



海外に出て行くのなら、日本の 「島国根性」 を捨てる

今までと違う、「手法」を取り入れるような 


そんな、広い心を持って欲しい・・・





私も、日頃 当地の専門家、そしてデザイナーや

マーケティング会社の方とお付合いするようにしている・・


真面目で、センスの良い、優秀な人と出会うことが度々ある。

その度に とても勉強になり、良い刺激となる。


「なるほどねー。 そう言えば そんな考え方もあるなー 」 と。


トヨタ自動車や日産自動車は、何年か前から


車のデザイン考案部隊をフランス等 欧州に置いている。


性能は日本製、デザインは欧州のセンスを取り入れる・・


そうすると


世界中で良く売れる 新車が 誕生する・・・・




どんどん ボーダレスに 知恵と能力、

それぞれの特技をブレンドする・・

そんな 発想が面白い・・・・・

投稿者 : 09:25 | トラックバック

2005年09月12日

信仰心

玉置 弘ではないけれど、一週間のご無沙汰です。



小泉自民 圧勝! 凄いですね。




でも、亀井さんも当選。


塀の向こうに入った 宗男さんも、みそぎ号泣当選。

日本の国政・・ 驚くばかり・・


でも投票率の高さは 嬉しくなった 日本人もまだ諦めていないか・・と

本当にこれが日本の行政改革につながることを祈り・・・



さて、今日 ハワイは月曜日・・・


月曜日?

そう、   じゃあ?  あれ?

そう、道徳・・・・・・・

また?




今日は、信仰心 のお話し


日本人は、宗教の話をすると 変な顔をする・・・


相手が無宗教です・・  なんて言うと 変に安心する・・・


しかし


米国で、無宗教です・・・  と言うと、 変な顔をされる


警戒される・・・・ え?  警戒?


履歴書や、申込書などの、「宗教」 の欄を 空欄にして出すと


戻ってくる・・・


あのー   ここ 抜けてますよ!  って・・・




外国でビジネスをする日本人が、語学と同じく学んだ方が良い事・・

宗教・・




米国で部下の人に 忙しいから 日曜日に出勤しろ!って言うのは、


管理職としてあまりいただけない。



ご存知の通り、

キリスト教など、多くの宗教には 一週間に1日 安息日がある。


キリスト教の場合、日曜日が この安息日・・・・


イギリスなんかは、日曜日に商店を開けると 罰金を取られる・・

えっ? 罰金?

そう、だから罰金払って 商売する

罰金以上に 儲かれば 費用対効果・・・?

基本的にキリスト教主体の国では、

日曜日には家族で教会に行く・・・

と言うか、日曜日は 教会に行く為にある・・ と言ってもいいから。





キリスト教でも、イスラム教でも、仏教でも 何でも良い・・


海外で、ビジネスをする場合、この宗教について、そして

その信仰の元の部分について、理解していないとちょっともめる・・・


人間関係が こじれる・・・事がある



私?


私は、実はどの宗教にも属しておらず、教会やお寺にはほとんど

定期的に通っていない・・・


時々 気が向くと行く・・ そんな程度。


何だ・・・

すみません。





履歴書や、申込書に宗教の記入が必要な場合、


一応 「仏教」 と書くようにしている・・・・

でも、キリスト教にも興味がある・・・

そう、どんな料理でも食べる、お盆もクリスマスも、何でも

受け入れて、商戦や楽しみに利用する日本人と同じ・・


お正月には神社にお参りに行って お葬式は仏式だけど


ハワイの教会で結婚式をする・・・ そうそう あれと同じ・・・

でも、信仰心だけは 厚い・・・つもり


これだけは 自負している・・

宗教と、信仰心は 少し違うと思う・・・

宗教に熱心でも、ちっとも立派でない人を今まで

たくさん見て来た・・・・





祈っているその時は、立派なんだけど 一度教会やお寺を  

出ると、人間が変わる人を たくさん見て来た・・

お寺や、教会に行っていれば 幸せになれると <信じて>

いる人を多く見て来た・・・




自分は、ビジネスコンサルタントをしていて、

ビジネスに成功する人には、何かこの信仰心が

強い人が多いと思っている。


別に、京セラの 稲盛さんほど 立派でなくても・・・・

何かの教えを信じて、それを普段の仕事に「実際に」取り入れて

仕事をしている人が 結構うまく行っている・・

数字で 何% とは証明できないけど、そういう信仰心が強く、

いつもその軸がずれない人は成功が永く続いている・・・





海外で仕事をしようとする場合、宗教とか、信仰心を 

あまり 軽く考えない方が良い。

変な偏見で 見ない方が良い。


宗教と言うと、「オウム真理教」 を思い出す人・・・

あれは、宗教では無く、 「カルト」 教団・・・


米国にもある・・

これは 危険・・・


気をつけたほうが良い・・ 財産 家族 全て持っていかれる・・



キリスト教も、仏教も、そしてイスラム教も


「人を殺してはいけない」 と説いている・・・


毎週日曜日に教会へ行っている人が、戦争で相手を殺せと 


命令する・・




「聖戦」 と言ってテロや、殺戮を 煽る指導者がいる・・・



こういう人達は、宗教の教えを捻じ曲げて うまく利用しているだけ・・


どの 神様達も 怒っている・・・

「お前達なー  私の名を借りて・・ 人殺しするな!


いい加減にしろ !」 って・・




日本は世界でも、珍しく国民の大多数が無宗教だけど、

大多数が苦しい時は神様、仏様にお祈りをする・・・と言う

日本のニュースが当地の新聞記事に紹介されていた・・



この記事を読んで 何か、とても恥ずかしい思いがした。


この記事を読んだ米国人が、そういう日本人の平均像に対して 

どういう印象を持つか 手に取るように分かるから・・・・




 
 
どの宗教を・・ 


という悟りや、決心はまだ無いが


信仰心だけは忘れずに仕事がしたい・・・

苦しい時だけではなく・・・


普段 <誰か>に 褒めてもらえる様な考え方で


判断をしながら・・・・・

投稿者 : 06:42 | トラックバック

2005年09月01日

おっしゃる通り

ハワイで商売をしている人達を見ていて

一番 残念なことは、変なプロ意識が高過ぎること




米国内でも、そして世界のレベルと比較して 大した商品 サービスでも

無い割には、変にプライドが高いところがある・・・


プライドには、2種類ある・・・



良いプライド・・・

私は、こういう製品を 永く そして親子3代に渡り作ってきた・・

このサービスには、これだけの手間とコストがかかるけど 絶対にウチの

経営哲学として今後も手を抜かない・・・・・

こういう類のプライドは、とても素敵だと思う・・・




一方 変なプライド・・・


あんな店は、ただの流行だよ・・

あんな奴のうまく行っているのは、運がいいだけ・・・

世の中、これしか 無い !  これが最高!・・・ 

最近売上が落ちているのは、客が 分かっていないだけ!

昔は、一日最高 ○○○ ドル売り上げた事もあるんだ!ま、今は観光業がね・・・

うーん ・・・・・・・・




自分が仕事をしていて、人とお付き合いしていて、


できるだけ使うようにしているフレーズがある・・・

「そう、 おっしゃる通りです」・・・・

「Yes, you are absolutely right !」




この言葉が、スラっと出ないとすれば、自分に変なプライドがある証拠・・

自分に自信が無い人ほど、このフレーズは言えない・・・・と思う。


相手の言っている事、持った感想、


こうしたらどうですか? という提案・・


あんたのところは、ここがダメだよな! というお叱り・・・

こういうコメントを受け入れ反省するのは 結構 勇気と根性がいる・・

すぐ、 

「いやー それは これと この問題があって出来ないんですよ!」


とか


「言うだけは、簡単ですよー!」

「分かったように偉そうに! これだから素人は・・・」 って なる・・

でも、この 「おっしゃる通りです」 精神を持つと


状況が、物凄く 好転する事が多い・・・


謙虚に相手のコメントを受け入れたり、反省して 


ホントに おっしゃる通りにしてみると

時には、「おっしゃる通り」以上の結果、発見に恵まれる事もある・・・




自分の変なプライド、間違ったプロ意識、頑固さを出来るだけ忘れ

そして 色々な人のいう事を

「なるほどー おっしゃる通りですね!」 と言って聞き 


実際に本当に 「実行」 してみる・・

お客様の言う事だけでなく、従業員の提案なんかを


「 いや ホント その通りだね!」と言って 取り入れてみる・・

すごく、変わる・・  自分がいかに気が付いていなかったが 


「判明」 する


驚くほどに・・・




こんなビジネスオーナーや、責任者には、とても将来性を感じる・・

「イヤー いくつになっても、開業して何年たっても 勉強です」・・・


こんな考え方、商売の姿勢には 物凄い成長性を感じる・・・


そして この 「おっしゃる通り」 の もう一つの効用・・・



そのおっしゃった方やお客様、従業員が 応援してくれる・・・


おー  意外と素直じゃん! って言って・・・・・



なるほど・・・   おっしゃる通り かもしれませんね! 

ハイ

投稿者 : 06:32

2005年08月20日

決断

ハワイ進出を考えている方には、最初に必ず必要な

プロセスがあるように思う。

それは


ハワイ進出を考えた時から、その計画を本当に実行するか?

または今すぐでなく もう少し時間をかけるか?


あるいは諦めるか?


この 「決断を下す」 こと。

実はこの「決断を下す」という行為は人間誰でも毎日大小いくつも

実行している。


今日のランチは、おそばにしようか、それともハンバーガーにしようか?


ここは、5番アイアンでいくか、それとも6番で届くか?




あの人と結婚しようか、それともこの人の方が・・・?

人間誰でも、子供の頃から日々大小いくつもの「決断」を

しながら今があるように思う。


ちょっと大げさか・・・・・


人間、決断を下す時は、基本的には慎重に、しっかり考えて

良く調べて、そして時には人からのアドバイス、情報を得て

からした方が良い。


おそばにするか、バーガーか・・・・  


やっぱりハンバーガーにしておくんだった! 失敗したー !

ま、これくらいなら後で後悔しても知れてる・・・



でも、巨額な投資金額と、海外での事業という

大変な事柄である「ハワイ進出」を、意外とあっさり

単純に、そしてあまり細かい事を調べないで決める方が多い。



ハワイが好きだから・・とか、

知っている人がいるから・・とかの理由で、


すぐに決めてしまう人が驚くほど多い。


細かい事をあまり心配しないから、意外と決断が早いのかも・・・

しかし、人間誰でも、昼食のメニューを決断をする時以外?


重要で、大きな資金を投資する事業計画を決断する時は


あまり、簡単にしない方が良い・・・



ハワイが好きだから、ハワイで飲食店を経営するんだ!

これが俺の夢だ!

夢実現が、人生の生きる意味だ!

こういう情熱、衝動買い的、盲目的決断をされる方が

とても多い・・・

まるで大恋愛で、好きだから・・・という理由だけで結婚

してしまうような・・・・

愛があれば・・・   そう それはもちろんだけど・・・・・


これは誤解があるといけないので、もう書くのはやめて・・・



ハワイに進出を考えている方で、まず私のようなコンサルタントに

相談に来られる方は、基本的に慎重な方だと思う。

弁護士は、最初に相談に行き、アドバイスをもらう費用の方が

困った問題が出てから世話になる費用より格段に安くすむ・・・・

でも、日本の投資家は「問題が起きて」、困ってから


弁護士の所に行く人が多い・・・


虫歯が痛くなってから治療に行くと、

定期検診より 結果 痛くて 費用も高くつく・・

例えが 今 一つか?



まず決定する前に、色々と調べてから・・・と。


普通考えて、こんな当たり前の、「ボタンを一番上からかけ始める」投資家が

驚くほど少ない・・・・


中には一番下か、4番目のボタンからかけ始める方がいる。

そうすると、後で困る・・・  当然。


そして後で、やり直し、終戦処理の費用や、時間、


それに大きなエネルギーを浪費する事になる。




昔、サントリーウイスキーの宣伝コピーに、こんなのがあった。

「悪魔のように繊細に、天使のように大胆に!」




大きな決断は、十分時間をかけ繊細に調べ、

決断したら、大胆に実行すると良いと思う。


この最初の調査に、費用や時間を「予算化」するのも良い。


はーん・・・・


くれぐれも、最初に大胆に決めて、後で細かくあれこれと

困らならないように・・・・・


いつもながらの 説教調。


Picture 356.JPG

<ホノルル空港で・・・ 別に 決断を下している 訳では・・・>

投稿者 : 09:37 | トラックバック

2005年07月31日

掃除

商売の盛衰は、<掃除>で決まる!


何 いきなり?

昔あった みのもんた の「愛の貧乏脱出大作戦」 という

テレビ番組をご存知の方なら賛成されると思う。

借金だらけで、お客が入らず、つぶれそうな飲食店を

立て直す・・という番組。


私もある人に紹介され、ビデオで何度か見て、すっかりファンになった。

どの店も、いい加減な料理と、サービス・・・

全く 工夫の無い、おそらく 「ひどい味」 で 

当然 毎日閑古鳥・・・・・


何軒もの店のオーナーが、料理の味追求の為にその道の有名店、

料理のプロの元へ修行に出る・・・・・・


何度か、感動の涙を流してしまった・・・・・・・・・


「店の建て直し」の時、必ず共通している 基本




店を 綺麗 にすること・・・・・・・・・


ペンキを塗り替えたり、看板、内装を綺麗にする・・・・・・・


そう・・・・


でもそれだけでなく、ほとんどダメな経営者がまず学ぶ事は

店の掃除・・・・・・・


儲かっていない店、つぶれそうな店は、共通して 「汚い」・・・

汚れていると言うか、油とか、ホコリが堆積している・・・・

飲食業だけでない。

商売の盛衰に一番の基本・・・・  


掃除・・・・・・・・

店を綺麗に掃除をすると、お客が来る・・・・・・・・  絶対・・・・


これは、風水学でも基本的に言われている事・・・・・・・

どんなに、玄関だけ綺麗で、洒落た看板だけ付けても

店内が汚いと、客足も落ちる・・・・・・


ハワイでビジネスをしている経営者に、この精神を理解している人が

意外に少ない・・・・・・・

玄関は、綺麗にするけど  デスクの内側、客から見えない部分は


そのまま、何年も掃除しない・・・・・・・

そう開店以来・・・・・・・  していない。

意外とお客のいる所から見えている汚い部分が多い・・・


経営者や従業員は、そんなこと 露も知らず・・・・・・・・・・・・


そんな事自体 考えてもいないから・・・・・・

せいぜい掃除しても、いつも働いているところからしかチェックしないから、


お客からは 「丸 見 え」・・・・


まして お客から見えない 裏の部分は 掃除しない・・・・・・


どうせ見えないんだから 「いいじゃん」 という感じで・・・・


綺麗に、清潔に掃除をしていると、家運も上がる・・

商売運も上がる・・・・・・

本当に 自分で汗を流して実際掃除をしてみると、


これが分かる・・・・・・・・・・


掃除を習慣にして、何週間かすると・・・

客が増える・・・・・・・


少しずつだけど、増える・・・・・・


これを分からない人は、商売の不振を景気のせいにだけしがち。


掃除の重要性をしっかり理解してから、商売を考えたほうがいいと思う・・・


看板 内外装、パッケージとかは、人間で言えば お化粧の部分

事務所、店内、自宅、倉庫、車 の掃除 と 手入れ・・・・・・・・・・・


お客から見えない部分 ほど 綺麗に掃除すると効果的・・・・・・・


そう、食器も 表を 1回洗ったら、裏は 3回洗えって


昔の料理人さんは言ってた。

馬鹿みたいだと思う人がいるけど、これ ホント・・・・


結構、お客様と <誰か>は それを見ている。

Picture 335.JPG

投稿者 : 04:17 | トラックバック

2005年07月26日

原価

基本はビジネスブログなので、商売の話が続きます。

ご了承を。

さて、ビジネスの中で物を販売する業態には必ず


原価 というものがある。


色々な商売の形態を見ていて、余程の例外を除き、

この原価と言うものは、販売価格のおよそ25~30%というのが

一つの目安ではないだろうか?

いや、商売の種類によって、そしてブランド力の違いによって

色々と上下はある・・・


卸業、小売業となればいわゆる仕入れ原価はもっと高い。

しかし、一般的に言って製造業やレストランなどで

80%の原価、10%の原価というのは極 まれであると

言えると思う。


誰でも、商売をする人は、この原価率を計算する。


そう、一生懸命計算する・・・


出来るだけ、儲けようと ひっちゃ気になって 計算する・・・


あれも、これもと原価に入れて、出来るだけ儲けようとして

販売価格を設定する。


最近思う・・・・

この原価って、誰が払ってるのか?  と。

確かに原価の支払いは、営業している人が小切手を切って

払っているけど、


実際には誰が払ってるの?  って。

そう、どう考えても


その商品、サービスを買っている 当の顧客。


販売している人、会社は、その顧客のお金を一時

預かって、あるいは立て替えて代理で仕入れ業者に

払っているだけではないだろうか?


そう思うと、

原価とは、お客様の支払っているお金だと言える。

リーゾナブルプライス・・・


最近日本でもよく使われるようになった言葉・・・


良心的価格・・・とでも訳せるのか?

この、「良心的」という意味はとても深いと思う。


お客様のお金をお預かりし、原価を代理で払って、それを満足行く商品、

サービスに「変換する」のがビジネスの意味ではないだろうか?


当たり前のこの基本をはずさずに、謙虚に商売を考えたいものである。


今日 も 、とっても偉そう・・・・・・・でした・・・

おやすみなさい。

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2005年07月25日

通貨

中国の人民元が切り上がった。


たったの2%だけど、固定相場制から通貨バスケット制への移行。

歴史的な、変化。




米国の経常赤字は、

例え人民元が通貨バスケット制になっても

変動相場制になっても、あまり減らないとの予測がある。


私もそう思う。


だって、中国からの輸入製品が高くなれば

米国はBRICSの他の国や、他のアジアの国から

製品を輸入するだけだから・・・・



それはさておき・・・

円とドルはどうなるか、これからよく見ておく必要がある。


人民元が強くなると、一般論として言われているのは

日本製品の世界での競争力が増すということ。

つまり、円高になる傾向・・と考えておく必要がある・・・・


しかし 通貨、為替は 市場の思惑や、

通貨取引をして稼いでいる投機マネー、

その業界の人達の市場での「いたずら」で、

大きく変動する場合があるので

予想するのは難しいが、注視していく必要がある。




ハワイに投資を考える場合、

とかくその時の為替レートで総投資額

を円換算して予測する人が多い。

これは、あまりいただけない・・・・・・・・・



要は、円安に振れても、円高に振れても

大丈夫なように

可能な範囲で準備しておくべきである。

昨日の円とドルのレートがおよそ 111.75円・・・・・・・・

この日にハワイへの投資を考え、


何ヶ月かして実際に海外送金をする時、

ドルに替えるレートが違うと、初期の投資金額円予算と

実際の円の投資金額に差が出ることとなる・・・



私が今まで、ハワイに住んでいる 合計14年間に 

1ドルはおよそ80円から135円位まで上下した。

単純に計算して、中心値107.50円・・・・・・

今は、この平均値からいって、やや円安水準。


これは、あくまで単純な平均値の話。



ハワイへ進出することを決めた時から、ある程度の円高水準に

なったら、円資金を少しずつドルに替え送金しておくのも良い方法だ・・・

一度に送金すれば、送金手数料は一回分で済むが、

この為替レートの変動で

色々とあとで「後悔」してしまう事もあるから。



ドル均等法・・のように、例えば、初期投資額の2000万円を

毎月決まった日にドルに換えて、10ヶ月位に分散し

ハワイの銀行にドル送金すると言う手もある・・・


人民元は、これから徐々に切り上がって行くだろう。

韓国の技術躍進なども目を見張るものがあるが、いまだに

日本製品の世界的評価は高い・・・




だから今後は、ある程度「円高」になると予想して、


資金の送金をしばらく見送り、待ってみるのも


一つの手である・・・・・・・





ところが これまでの経験で言うと、


為替は 市場や一般の投資家の思惑と

<逆に>動く事が多かった。




つまり、100円に近づく円高になるぞ・・・

いよいよ100を切る円高が・・・・・

などと連日為替の動向が新聞記事となり

皆が 「確かにそうだなー」と思うと 


その途端に 円安に 振れる・・・・・・・・



だって為替で はっきりとした予測が出来るなら、

皆 大金持ちになっている・・


為替はそれほど、「うなぎ」 を

手でつかもうとするほど難しいもの。


でも、備える事はできる。

日本とハワイでビジネスをまたぐ場合は、

円高に振れても、また円安に振れても、

慌てないように手を打っておくべきだ。




それにしても、

世界各国の空港の両替屋で、街中の銀行で、

日本円がその国の通貨に取り替えてもらえるようになってから、

まだ25年も経っていないのを皆さんご存知だろうか?



米国以外の国へ行く場合は、日本でUSドルに両替し、

それを各国の外為銀行、空港の両替ショップで現地通貨に・・・・と

二度 両替していたのが普通だった時代が永くあった・・



円が、これほど世界のどの国でも通用する

国際通貨になるとは思わなかった・・・・

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2005年07月11日

サービス競争

ハワイの観光業は最近とても忙しい。


どこのホテルも宿泊稼働率が上がり、どのレストランもお客で一杯。


この夏のハワイは、どこもかなりの混雑が予想される。


ハワイは3-4年前から、日本のデフレ経済の影響を受け、

ホテル、レストラン、小売店が今までに無く価格競争、

大安売り、そして 特別無料~ などで競合してきた。
 


2001年の同時多発テロ、そしてイラク開戦、SARS騒ぎ以降

その傾向が一段と激しくなってきた・・・


しかし、ここ最近ちょっとした変化を感じる・・・・・・


サービス。


そう、値段は安いにこした事はないのだが、サービスに対する

消費者、観光客の目が一段と厳しくなっているような・・・


サービスが一流であれば、かなりの高額商品も売れる・・・


サービスが良ければ、何度も通う・・・・・・・・


サービスが悪いと、安くても 2個目のメインディッシュが50%引きでも

「もう二度と」行かない・・・


そんな変化を感じる・・・・・・

価格競争から、サービス競争に・・・・・・

例えば、ホテルでも4ッ星、5ツ星のところに泊まる。

オーシャンビューだけでなく、サービスがよければ、

何度も利用する・・・・・・


日本の温泉も、サービスの良い高額温泉旅館の方から

予約が取れない、とか。


ハワイもその傾向が増してきているように感じる・・・・・・

欧米の一流ホテルのサービスは、とてつもなく行き届いている・・・

その 「サービスを受ける為」 にホテルに泊まる・・・ 

そんな人が増えているのでは?

ハワイでのサービスは、全体的に質が低い・・・・


何故か?


人材・・・・・・・・・ 


教育システム・・・・・


返事一つとっても、欧米の一流サービスマンとは月とスッポン・・・・・・


何か物を頼まれても、Certainly !とか Very well なんていう風に

返事する習慣が無い・・・・・・

そういう風土が無い・・・・・・・


そういう気持ちも無い・・・・・・・・・


せいぜい OK !  Sure !     くらい・・・・・・


You folks doing OK ? てな具合に    

そんな接客で、TIPが欲しいの?

ちょっと 甘いのんとちゃう?


(何故かこういう文章の時には、大阪弁になってしまう・・・)


でもハワイにも、一つ例外的に 物凄いサービスがある・・・・・

何 それ?

知りたい?




ワイキキにある、「京や」レストランの パーキングアテンダント・・・


この子達のサービスには、驚く・・・


と言うか、どうして? と頭を傾げてしまう・・・・


食事が終わって レストランから出てくると、もう自分の車が

用意されている・・・・・


チケット渡してないのに、間違いなく自分の車が、もう用意されている・・・・


聞いてみた。

店内から、連絡しているの?


いいえ!

ほんじゃ 何で?


分かった・・・  






全ての来店客がどういう服装、特徴で、何時頃入って・・とメモを取り・・


そして・・・・・・・・・・・・


窓の隙間から、店内を見張っている・・・・・・・・


えーっ !

その客が席を立ち店から出てきたら、すぐ車を出してくる・・・・・・


恐れ入る・・・・・・・・・・ ホントに 




ハワイの観光業に、京やレストランのパーキングアテンダントのようにサービスに

「こだわり」 とか 「プライド」 を持つプロの人達が増えると

本当に観光客の数が増えると思う・・・・・・・

そういうサービスのプロを厚遇する慣習、人事制度が生まれてくると、


ハワイの観光業は、飛躍的に伸びる・・・  

そんな気がする・・・

あるレストランで、500ドルの食事代の請求書に、500ドルのTIPを

置いていった米国人がいた・・・・・・・


サービスに感銘を受けて・・・・・・・・・

ハワイで 「質の高いサービス」 は、もしかすると一番 喜ばれる


最も必要とされている 「商品」 かも知れない・・・・


ハワイに、話題のカリスマ ベルボーイ、 カリスマ ウエイター、


あるいは、カリスマ リムジンドライバー   

なんかが増えると 楽しい・・・・

私は、くじ引きにはあまり当たらないが、この類の予感は、結構 当たる・・・・

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2005年07月06日

ハワイアンウエディング

ハワイの経済は、大きく言って 4つの柱で成り立っている。


1. 農業

今でも、パイナップル、パパイヤなどの農産物などが大きな

州外からの稼ぎとは知らなかった・・・


2.観光

これは、もちろん・・・・・・・・・・・

年々、この比重が大きくなっている。

それも良く分かる・・・・・

観光業に直接、間接に従事している人はハワイでかなり多い。


3.軍事費

米国 環太平洋司令部のあるハワイには、毎年莫大な

軍事関連の予算がつく・・・・


この連邦、国防予算と、駐留する軍人、家族、関連するビジネスの

人達の落とすお金が非常に大きい・・・・


4.そして 最後に・・・・・・・・連邦政府の補助金


これが情けない・・・・・・・


ハワイは、全米でアラスカ州と並んで毎年連邦政府からの1,2位を争う額の

補助金を得て生活している・・・・・・・・・・・

州内に、基幹産業、工場、研究所などが無いため、

ワシントンからの「仕送り」で生活している・・・・





そんなハワイで、今もっとも元気の良い(競争の激しくなっている)ビジネスが

観光業の核ともなってきている、 


ウエディングビジネス・・・・・・・・


ハワイで、挙式をあげる日本人カップルは1年で、3万組ほどもいるそうだ・・・

Picture 293.JPG

団塊の世代ジュニアーの適齢期・・・・・・・・・・・

そう、それが一番の主役ではあるが、ハワイ挙式の隠れた人気の理由・・・・

それは、参列者の観光旅行・・・・・・・


挙式への参列を理由に、ご両親、兄弟、親戚、友人が

ハワイ旅行を楽しむ・・・・


年々、参列者の数も増えて 益々盛大に・・・

ま、両親がスポンサーだから・・・・

このハワイのウエディング業界は、今大変な競争となっている・・・


ハワイ内での競争に、サービス、価格の要素が一層厳しくなり、

加えてハワイ以外の、海外市場の台頭・・・・・・

そして、ハワイの一番の強敵は、今や日本国内市場・・・・・・


日本のホテルも、減る一方の披露宴需要の市場奪回に必死・・・


そして、新しいアイデアのレストランウエディング、 邸宅ウエディング・・・・・・・・・・

どれも嗜好を凝らし、サービス、価格なども千差万別・・・・・・・・・


ハワイは、呑気なもんだから、あまりこれら大きな競合相手いついての

マーケティング分析も出来ず、相変わらず青い空、蒼い海・・・・

そして お決まりのハワイアンウエディングソングで


売っている・・・・・・・・・

どこのホテルへ出かけても、一日何組ものカップルに出会う・・・・・

あんなに多くて、参列者の人たちや、新郎も 相手を間違えないかしら?

もう、流れ作業・・・・・・・・・・・


どうして、こう日本人は流行に左右されるのかな? と見ていてあらためて思う・・・


でも、こういうビジネスでハワイに落ちるお金でどれだけの人が

仕事をしているのか?

このブームが終わったら・・・・・・・ なんて すぐ心配性の癖が出てしまう。

最近のカップルの特徴・・・・・・・・・・・

全て お嫁さん 主導型・・・・・・・・・・  これ 昔から?


新郎は、「ボク 一生貴方に 付いていきます」  タイプ

挙式本番に、過労で倒れるのはだいたい新郎の方が多い・・・

中には、救急車で病院に運ばれるケースも・・・・・


ハワイで挙式をあげるため、前の日まで日本で徹夜で仕事して・・・


挙式前夜にハワイで 飲み過ぎて・・・・・   

それで 誓いの言葉の後に 泡を吹いて 倒れる・・・・・


でも救急車に一緒に乗って病院まで行く 新婦はあまりいないそうだ・・・


そう、ウエディングドレスの写真を撮らないといけないから・・・


新郎だけ、救急車で運ばれる・・・・・


つい さっき、

「健やかなる時も、病める時も・・・・」って誓ったはずなのに・・・・

新婦の両親も  新婦に・・・


「だから あんな ひ弱なの やめときなさいって言ったでしょう!」って・・・

ま、ともかく・・・・   

人生これからだから・・・・

日本式に  「がんばって! よろしくお願いします」・・・


日本人の ハワイアンウエディング ブーム

いつまで続くのでしょう?

投稿者 : 22:20 | トラックバック

2005年07月03日

米国の単位、尺度

ハワイでビジネスを始める方がまず慣れないといけないこと・・・

それは 単位・・・・・・


例えば、不動産の面積   物件の室内面積など

日本では、「平方メートル」 や 「坪 」を使いますが、


ハワイでは、Square Feet 「スクエアーフィート」  を使います。

もっと大きい 土地などの尺度は、エーカー(約 1,226坪) という単位・・・・・・

この単位の違う国で、物件などを探し、下見すると結構判断に戸惑います。

簡単に言えば、スクエアーフィーとは、その数字に0.09を掛けると

ほぼ同じ 平方メートル になります。


つまり、1,000 スクエアーフィートは、約90平方メートル・・・


約 27 坪  という具合になります。


でも日本と比べ、ハワイの不動産物件は、同じ広さでも

やや広めに感じるものです・・・


え   何で?


それは、一般的に言って、日本より天井が高いから・・・


容積が大きい分、同じ 90 平方メートルでも 少し広く感じるものです




それから、長さを測るとき・・・・・・・


距離を測るときは、「メートル」の代わりに こちらでは「マイル」を使います。


1マイルは、約1.6キロメートル


車の速度を測るときも、ハワイはこのマイルで表示されます。

つまり、50マイルで約80キロです。

ハワイの高速道路の最高速度制限は、50~55マイルが普通。

つまり、時速80~88キロメートルです。


日本のように、時速100キロの所は基本的にありませんので

皆さん気をつけて運転してください。


結構、警察がスピードの取締をしていますよ・・・  

そうなんだ・・・


それから、


これが日々の生活でちょくちょく 変換しなくてはならない単位・・・・

「インチ」 と「 フット」 ・・・


小さい時からメートル法に慣れている我々日本人には

これが、結構日常に不便な単位の違いです。

1インチ ≒ 2.5cm


12インチ ≒ 30cm ≒ 1フット  と覚えてください。

つまり、1 フット ≒  1 足  靴のサイズ30cm・・・・

私は、25.5cmだけどアメリカ人は足が大きい!?


英語で、単数は 「Foot」  複数になると 「Feet」になるので


2 以上は、「フィート」と発音します。

もう、頭痛い?  もうこの辺で 止めますか?


この他にも、「リットル」 の代わりに Ounce 「オンス」  単位の記号は OZ

「グラム」 の代わりにも Pound 「パウンド」  これは単位を lbと記します。

スーパーなんかの食料品でよく使う、パウンド・・・

これは 16 OZが 1 パウンドになります。


1パウンドは、約454 グラム

あー、疲れた・・・・・・


それでは、最後に もう一つだけ ・・・・・・・・・

私の身長178cmは、米国では何と表示するでしょう?


答え・・・・


・・・・ 5フィート 11インチ・・・・・・・・・・ 


もー  わかんねー !


それでは、失礼します。

投稿者 : 10:18 | トラックバック

2005年06月29日

通用しない日本語

イギリスと米国で長く暮していて、


特に日本と米国の関係でビジネスをしている時の会話で


一番困る日本語・・・・・


-----「よろしくお願いします!」-------


これ どうしても訳せない・・・・



だいいち こういう意味の英語が無い・・・・

でも最近日本人としても、

この 「よろしくお願いします」 の持つ

いい加減さを痛感している・・・


何を 「よろしく」 なのか?

何を 「どう」 よろしく なのか?


わかっていたつもりだけど、

言われて良くその真意がわからない時が多い・・・・・・・・・




内田さん  ハワイに私の友人が行くので  

「よろしくお願いします」・・・



だから、何を 「よろしく」 な訳?


何をして欲しいの?



いや、とにかく そのー 「よろしくお願いしますよ」 ・・・・

おい、おい!

そういうの ズルいよ!




日本人の あいまいさ・・・・


あうんの呼吸・・・・


まー、そこを何とか 

依頼した人の気持ちを汲んで、察して・・・・・・・・



そんなん ズ ル イ わー!


何か、私がどんな風に

「よろしくしてくれるか」 を試されているみたい・・・・



人に物事を頼む時は、はっきり言ってください! って

言いたくなる・・・



例えば、それにともなう経費が発生したら、誰が払うの?

あ い ま い!




あらまー、 内田さん お金の事なんか言って・・・・

そりゃそうよ、頼んでるのはあんたなんだから・・・・って。



ハワイに住んでいると何人も人が訪問して来るんだから・・・・・

「よろしく」 する時に経費がかかったら、誰が払うねん ?


この日本語は、米国では訳せないし、意味不明!


それから、もう一つ  困る言葉・・・・




「がんばってください!」



これも自分でもしょっちゅう使うけど、


時々意味がわからない・・・・・・・


だから、「がんばる」って言うのはどういう意味なのか?

Do your best!     それでいいの?

「がんばる」・・・  


という日本語はおそらく 日本で毎日 何十億回も使われている言葉では・・・

相撲取りでも、運動選手なんかでも、


誰でも、インタビューで

二言め にはこの言葉を使う?

はい、 「また 明日からがんばります。」




政治家とか企業の経営者になると

はい、「最善を尽くします」・・・・


そして、日本人は相手にも、何だか訳も分からず 


無責任に なんとなく 「がんばってね!」 と言う・・・・・・・・



英語に直訳すると  Work hard ! になってしまう・・・・




米国では親しい人、友人には よく相手を思いやり反対に


Don't work too hard ! とか言うんだけど・・・ 


だから、こういう場合は 意訳して 

Good luck!とか言うようにしている。


あるいは、スポーツの場合は、


Have a good game ! って・・・・・・・・・

あるいは、もっと思い切り 意訳して Take it easy ! 

なんて・・・・  



これハワイでよく使う・・・

「ま、力を抜いて うまくやれや!」  なんて感じか・・・・


ハワイで、相手に 「Work Hard !」  と言うと、

きっと嫌われる・・・・・・・


何! 他人事だと思って 失礼な! 

子供じゃないんだからね・・・

なんて思われる・・・たぶん。


国際的に通用しない、何だか訳の分からないそして

最近 日本人として自分も

実は、本当の意味をよく理解できていないで


いつも無意識に使っている 日本語が多いような気がする・・・・・

投稿者 : 23:41 | トラックバック

2005年06月24日

ハワイの商習慣

ハワイでビジネスを始めた方が、意外なところでつまづく事がある。


それは、ハワイの商習慣を知らないから・・・


私も何度か失敗した・・・・・・

ハワイの人たちは、合理主義の米国流とはちょっと違って

とても人間関係を重視する。

私は全米の事は知らないが、ハワイ州は他の州と比べ

この人間関係が、ウエットだと思う・・・

意外と 古風である。


価格、儲け幅、条件次第・・・・

そういう要素ももちろんあるが、これまでの取引の歴史、人間関係

、過去にお世話になった・・・などなど


そういうものもしっかり見極めたり、意識する習慣がある。

ハワイでビジネスをする場合、必ず肝に銘じておいた方が良い事がある。

まず、


購入する、仕入れる側だからといって、


「何で時間通り配達しないんだ! お前のところとはもう取引しないぞ


責任者出て来い!」


なんて 偉そうに 怒ってはいけない・・・

そして、 誰にでも親切にしておくこと・・・

何か頼まれたり、相談されたら、面倒くさがらずに

出来る範囲で、応えておく事・・・

不義理を重ねていると、狭い社会なのですぐ悪評がたったり

ブラックリスト情報に載ってしまう・・・・・・・

昔サントリー時代に世話になった酒類卸問屋の社長とは

私がサントリーを辞めた今でも お付き合いしている・・・


サントリーの米国でのビールマーケティング、ブランド戦略で

この問屋さんに多大な無駄と迷惑をかけ、最後は後ろ足で砂を

かけるようなことになったのに、今でも付き合ってくれている・・・

ハワイの人は、結構 義理や人情、そして正直さなんかを

相手の仕事の仕方を通して しっかり見極めている・・・・


ずるい事や、陰で手数料を稼ごうなんて事をしてると、

すぐ嗅ぎつけて、「もうアンタとはこれが最後!」 なんてやられる。

反対に見返りを期待しないで、応援したり、寄付やタイアップ

などに協力すると、これも必ず覚えていてくれて、後で良い

お返しをしてくれる・・・

派手ではないけれど、心が感じられる「何か」を返してくれる。

ハワイは、のんびりとしていて、時間にルーズで、大きな市場ではないが

こういう善意や、正直さ、そしてお互い様の協力支援がとても重要。


都会のような、他人に無関心で自分の利益にならない事は

全てシャットダウン・・・


そういう主義の方は、ハワイではまず成功しない。






サントリーの佐治敬三元会長は、生前ハワイの方々の間でとても人気者だった。


商いの情・・・ 心の商い・・・


そんな事を常におっしゃっていた経営者だった。


会長ご家族がハワイに滞在されていた頃、当時カハラヒルトン、

今のカハラマンダリンホテルで、毎日開かれていた

「ダニー カレキニ ディナーショー」に行かれた際、ホテル側のご好意で

一番 正面中央のテーブル席をご用意いただいた。


会長から、帰り際に 「内田君、ホテルの支配人にお礼状を書いてくれないか・・」

そう言われ、早速お礼状を用意した・・・

翌日、別荘のコンドミニアムにお礼状を持っていくと、佐治会長は

何度も何度もそのお礼状を読み返し、


この単語はこれで良いのか?


等と細かく チェックされた。

あー、 やっとサインしてくれた・・・・・  安堵!


ハワイでは、こういう心遣い、お礼のレターなどがとても評価される・・

というか 常識 ・・・


そんな習慣、「常識」 を佐治会長から教えていただいたような気がする。

ハワイは今でも 商いの心、人間関係のマナー、人情のような

ものが日頃の商習慣に残っている土地柄である。

Picture 265.jpg

投稿者 : 09:19 | トラックバック

2005年06月10日

金曜日

今日は金曜日。

米国では、金曜日の午後に上司の部屋に呼ばれると

皆 ドキっとします。

えっ  なんで?

そう、レイオフ・・・・・   自分が解雇されるのではないか? と・・・


今日付けで貴方を解雇します・・・・

ボスの部屋で、そうやって解雇通知を受け、書類にサインをさせられ、

自分の部屋に戻り、全てを片付けるよう指示されます。


それも、そのボスや担当者が見ている前で・・・・


会社の所有物や、顧客リストなどの情報を持ち出されない為に・・・

通常2週間分の給与の小切手を渡されて、事務所の鍵とか会社の

身分証明書を返して 

はい さようなら・・・

これ 日常茶飯事

ハワイ州では、基本的に雇用関係は、法律上 「At will 」と言って

雇う側も、雇われる側も自分の意思で、いつでも雇用関係を終了できます。

皆さん、人を 「解雇」 したことがありますか?


私は、今までに何人か解雇した経験があります。


米国では当たり前、日本でも最近はよく聞く話・・・


企業が生き残りをかけ人件費削減、勤務評定、職場の人間関係向上など・・・・・

理由は千差万別、色々とあります。

人を解雇する・・・・  こんな嫌な仕事はありません。

人を採用する・・・これを天国とすると   地獄の苦しみ・・・


イヤー、経営を見たり、上級管理職は大変ですなー 内田さん!


あんた、自分で一度やってごらん・・・・


私が人を解雇する際 必ず注意して気に留めておく事が一つあります。


解雇される当人の「家族」のことを一切考えないようにする・・


家族のことを考えると、淡々と解雇通告できなくなるから・・・・・


解雇された人は、今でも私の事を恨んでいるでしょう・・・

今でも会社の事を恨んでいるでしょう・・・


でも・・・・・ これ実は その人の因果応報であるケースが多い。

その本人は、決してそうは思ってないだろうけど・・


もちろん会社の放漫経営、ハラスメント、いじめ・・

その人 以外に責任背景がある場合もある


こういう場合はしっかりクレームして、裁判にしても争えばいい・・・


でも冷静に、そして時間を経てから考えると、ほとんどその通り。  因果応報・・・

その人自身の仕事に対する姿勢が問題であった場合が結構多い・・・

言い分は両方にあるけれど・・・


米国では一般的に企業の業績が悪化すると、すぐ従業員をレイオフします。


株価や、収益を上げる為に、どんどん従業員が解雇される。

その会社の会長や社長は、何ミリオンもの年棒取ったまま・・・


最近の新聞に、GMがまた2万数千人を解雇するという記事が載っていました。


株価も急伸・・・・・・・・

GMは売上低迷だけの理由ではなく、企業年金の負担増なども関係しているのですが・・・


資本主義アメリカがどんどん社会主義的コスト増に悩まされている・・・

米国の大手航空会社と並んで、象徴的なケースです。


人を雇用し、経営を続ける・・・

こういう簡単そうな図式に、最近はとても多くの非情、不合理、

そして矛盾を感じます。


私自身が会社を辞めた理由の一つ・・・・

将来 会社や上司から 解雇通知を受けたくなかったから・・・・・・


人事部に自分の人生を決めて欲しくなかったから・・・・

大きな組織では、ポジションが上がれば上がるほど、

自分の仕事のやり方、方針を諦めなくてはならない場合が多い・・

ホントは偉くなったら、自分の好きに仕事が出来るのかと思ってた。

違う。


経営会議で決まった事を、私情や迷い、そして自分の価値感や

好みを捨て、そのトップからの経営方針を貫く・・・・

正しいとか、もっとこんな風にやりたい・・ とかは言ってられない




自分で、自力で、そして後半の人生は自己責任で生きよう


会社や組織に 奴属せずに・・・


心からそう思ったから・・・


今になってもその時の気持ちを日々再認識しています。

投稿者 : 11:47 | トラックバック

ハワイに一番欠けている物

ハワイはいい所ですねー・・・


皆から言われるけど、ホントにそう思う。


でも、ハワイに13年近くも住んでいると忘れている事がある・・・


それは、デザイン・・・


昔初めてハワイに来た時、それぞれの人が思い思いの

色あざやかな アロハや、ムームーを着ているのに驚いた。

でも もう、驚かない・・・

ハワイは流行追わなくて気が楽だけど・・・

ファッション、飲食、店舗設計、家具インテリア・・・・

自分のこと棚に上げて、とても偉そうに言うけど・・・   

本当にデザインセンスが 無い・・

いつも同じ・・・


私はもう慣れた・・・・  でも最近 これって 慣れたらダメかな? と思う。

昔、ロンドンに住んでいた頃・・・


リージェントストリートや、ジャーミンストリートにある

それぞれのお店の、ショーウインドーを見て驚いた・・・


と言うか、ショーウインドーを見て、しばらく うっとり見とれて立ち止まる。


マネキンが ナイトガウンの下にネクタイしてる・・・・


これ何のお店だと思います?

オーダーメイドのワイシャツの店・・・・


貴族って、寝る前までネクタイ してんのか?


と言いたくなるけど・・・  


本当に そのワイシャツ にうっとりする・・・


スーツの下に 着てないから 余計 へーっと立ち止まる・・


買わなくても、そのショーウインドー内の飾りつけや、デザインを見て 


ホー っと思った。

イタリア、ミラノへ行った時・・・・

こんな 鮮やかな色で、可愛い、綺麗なデザインがあるのか・・・と 

これまた世間知らずの働きバチは、ショーウインドーの前で、

身動きできなくなるほど うっとりした。

ハワイ・・・・


何も刺激や、うっとり するようなデザインがない・・・

青い空、蒼い海、透き通るような 空気・・・  そして貿易風・・・


それに皆が、頼りすぎ・・・


短パン、Tシャツ、ゴムぞうり・・・・・・・・  だからか?

ハワイにもっともっとヨーロッパのデザイナーの文化が入ると最高。

ハワイの人は、そんなのに興味ないし、お金使わないよ・・・


絶対 そんな事はないと思う。

デザインを競う、楽しむ、こだわる・・そういうデザインの提案者や火付け役が

いないから


皆、 忘れて、 ボケているだけ・・・


若い子達なんかは、物凄く Tシャツ にこだわっている・・・・・・

アメリカは、ここ10-20年でどんどん小売、飲食、衣料品業界が合従連衡、

コスト削減、効率重視で大手がどんどん拡大し、各地に出店攻勢をかけている・・

だからアメリカの各都市を見ても、いつも見慣れたブランドのお店ばかり・・

米国では、製造メーカーや卸が、小売業界と取り引きする時に勝手に条件を

変えることが出来ない・・


この店には こういう卸値で、この店のデザインはウチと合わないから

この卸値や条件で・・・・・・  なんてやると 違法。


そう、「差別」 になるから・・・

唯一 合法的に 「差別」、「区別」出来るのが 「ボリュームディスカウント」・・・


そう、たくさん仕入れるところには 大幅な値引きや特別条件が認められる・・


だから、どんどん大量仕入れする大手が 大きくなって、どこへ行っても

同じデザイン、商品ばかりが並ぶ・・・  


そういう流通になってしまっている

ブランドというか、ただの名前・・・・・・・ どこもかしこも・・・・・・


Mac、Taco Bell、KFC,Gap, Banana Republic, Safeway, K-Mart, Wal-Mart・・・・・・・・・・・・・・


どこの街のショッピングモールへ行っても 知っている名前の店ばかり・・・


そのうち、最後は、米国民 皆 Wal-Mart で買い物する時代が来るのか?


と思ってしまうほど・・・


そして置いてある商品も、店舗設計デザインまで 皆同じ・・・・・・・


どこへ行っても同じだから、変に安心はするけど、つまらない・・・・・・

ヨーロッパは、まだ商品、ブランド、デザインに 「のれん」 というか、

オリジナリティー クリエイティビティーという意識が残っている・・・・  


デザイナーに覇気がある。


最近はだいぶ アメリカンナイズされて毒されているけれど・・・・


よく ハワイの人は、美味しいものにも、おしゃれにも、デザインにも


全然興味がない・・と言う人がいる。


これは 大きな間違いだと思う。

ただ、諦めているだけ・・・・・・


ハワイで、デザイン関係 の商売を始めると意外と面白いかも・・・・・・

投稿者 : 06:43 | トラックバック

2005年06月06日

不動産バブル

ハワイは、依然として不動産市場が活況を呈している。


一戸建ての平均取引中間価格が61万ドル・・・

コンドミニアムのそれが、265千ドル・・・・・・・・


いずれも、価格が上昇し、市中の売り物件の在庫が急減しているとか・・・

つまり、売り手市場・・・・・・・・

ここにきていくつかの新しいコンド、ホノルル市内から


車で30分圏内にどんどん建売住宅が建てられているが、

追いつかない。

Picture 202.JPG

つい3-4年ほど前まではハワイの冷え込んだ不動産市場を見て、

IT 長者でホットなサンフランシスコの不動産市場と比べられていたが、

ハワイも、ここ1-2年は少し異常なほどの値上がりをしている。

米国では、売り物件の市中での 「在庫日数」 というのが

まず市場の活況を、判断するのに使われる・・・・・・・・


つまり、売り手が市場に自分の不動産を出す・・・


この物件が売れるまで、何日市場にあるか?

最近では、この日数がどんどん短くなっている。


つまり、すぐ売れる・・・・




売り手の、希望販売価格を  Asking Priceという・・


これに、買い手がオファーを入れる・・・・・・これが Offering Price


最近では、ビット状態が出始めている・・・

つまりAsking Priceより、少し上乗せした額で 

何人かの買い手が Offer を入れる。


競争入札・・・・・・  日本みたいに 談合は ないから・・・


つい 4-5年前までのサンフランシスコ に似てきた・・・・


ハワイの不動産価格は、これからも上昇を続ける・・・

というのが大方の見方・・・・・・・・・・

へー ・・・


例え住宅ローン金利の上昇があっても、

米国では戦後のベイビーブーマーが

ここ1-2年内から 物凄い数で引退し始める・・・


この人たちの中の富裕層は、ハワイに別荘を持つか、

あるいは移り住んで来る・・・


そう 地震の多い カリフォルニア州 からも地震のほとんど無い

ハワイ州に転居したいと考える人が増えるそうだ・・・

金持ちは 地震がキライだから・・・・・・・・・




土地が限られていて、ゾーニングや建設規制の

多いハワイ州は、物件そのものの数がラスベガスのように 

ビッグバン状態では増えない。




「イヤー ほんじゃ 内田さんところのコンドミニアムも

随分値上がりでしょう。 良かったですねー   

う ら や ま し い ッ !」 ・・・・・・・・・

・・・・冗談 じゃない・・・・


これだから、知らない人は 困る・・・・


毎年 急ピッチで Property Tax が高くなり、困っているのに・・・

だいち 今 ここを売ったとしても どこへ行けって言うの・・・




この固定資産税の見直しは、下がる見直しはノロノロだけど、

上がる見直しは何倍も早い・・・・・・・・・

ほんとに こういう時 税金はすぐ上がる・・



よく、住む家を  買った方がいいですかね? 

それとも賃貸の方が?と聞かれる。


不動産屋さんは、今は売り時で、買い時では無いと、言う人が多い・・・

専門家が言うのだから、間違いないだろうけど・・・・・・・・

でも 賃貸している人が、どんどん大家から追い出されている・・・・・


大家から 次回の契約更新時を機に、この 「物件を売る」 ことに

決めたから出てくださいって。




ハワイは 日本のように、「居住権」 なんていうのは無い・・


だから契約更新前にこの通告を受けて、通常45日くらいで

引っ越さないとダメ。


そのまま居座り続けると、警察が来る・・・

そう、ホント に 来る・・・  その期日で 「はい さようなら」


あのー ウチは寝たきりの家族がいるんですが・・・   


何があっても 全然 関係ない・・・    


次に住むところが見つかるまでホテル暮らし・・・



自分の住居としてどこかを買うか、それとも

6ヶ月~12ヶ月の賃貸契約をしながら 

出て行けと言われれば、その都度 引越しして

住居を移り続けるか?




もちろん、その人毎の 不動産に対する資産価値とか所有に

ついての考え方によるが、 以下 私見まで・・・・・


不動産を買うかどうするかには、3つの 重要な要素があると思う。


もし不動産を購入するなら・・・・・・



① 住んで良し、  ② 貸して良し、  そして ③ 売って良し・・・・・・


*自分で住むのが 快適で立地なども便利か? 維持 管理費が適当か?


*すぐ賃貸で 貸せるか? ・・・借り手が 「いくらでも」 いる物件、エリアか?


*そして、売りたい時に価格さえ適当であれば 「すぐ」 売れるかどうか?

つまり市場に出して 何週間かで現金に換わるか?・・・


この3要素をクリアーしていれば、米国では不動産は

優良な「資産」だと思う・・・

それに今のディスインフレの時代から、将来 もし

インフレになったら不動産は、一番の リスクヘッジ・・・・



米国では土地所有権付きの物件の事を Fee Simple という。


購入物件の基本は、この フィーシンプル が

好ましいに決まっている。


しかし、Lease Hold (土地リース) に対し

所有権 とはよく言ったものだ・・


米国で土地を所有している個人なんか 誰もいない・・・


えっ !  ホント?  何で


固定資産税を払うのを辞めた途端、州政府 

に物件を差し押さえられる・・  

これが実態。



Real Estate  そうこの Real はラテン語で 王様 という意味。


だから今の時代で言えば、底地権は 国や州、そして一部の

信託財団の所有物・・・・・・・


だから、突き詰めれば、「固定資産税 支払い義務 所有権」 ・・・


これの方が 正しい。


ハワイ州では、この土地をめぐり 先祖代々からのハワイアンと

州政府、連邦政府がいまだにもめている・・・


そりゃそうだ

ハワイアンの人から見たら 「なんで元々 自分達の先祖の

所有していた土地に税金を払うんだ?」

と思うのだろう・・・・・・



皆さん、不動産を買う時は、不動産屋さん<以外>の

人の意見もよく聞いて 慎重に判断してください。

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2005年05月30日

富裕層ビジネス

今日は米国のメモリアルデー。

戦没者を追悼する儀式が全米で行われる。

戦争で亡くなった方、その遺族、そして先祖を想う・・

そんな日です。

当ブログも、今回のコラムが100回目・・・・・


随分と飽きずに続けているもんだと、自分でも感心している。


今回もいつもながらに、突拍子もない テーマ で失礼・・・


ハワイでは、昔から富裕層を相手にしたビジネスが多くある・・

その最たるものが不動産ビジネス・・・  別荘・・・  豪邸・・・

世界のお金持ちは、やはりハワイに憧れる・・・


だから、皆 手ぐすね引いて待っている・・・・・


そう、獲物を待っている・・・・・・・


私も昔、カウアイ島でリゾート経営の仕事をしていて

この富裕層に、リゾート内の高級不動産物件を売り込む

仕事をしていた・・

その頃 日本はバブルの終焉時期だったが、依然として

多くの大金持ちがハワイに何か良い買い物は無いかなー ・・・・

と探しに来ていた時代・・・

カウアイ島プリンスヴィルの高級コンドミニアム購入を検討に

引退された資産家のご夫妻が何度も現地に来られ、私も

色々とお世話をした事があった。

その時に学んだ事・・・

本当の金持ちは、考えている事が違う。

心配 している事が違う。

ぜんぜん  普通と 違 う。

えっ?  どんな事?

知りたい?


金持ちが 最も心配し、恐れている事・・・

それは、  まず


1.地震・・・・・  何 それ?


とにかく、お金持ちが共通して聞くこと・・・


内田さん・・・ ハワイは 地震がありますか?


昔から 地震、雷、火事、親父 って・・・ それ ちょっと違うか?・・


建物の下敷きになって死ぬのだけは イヤだと・・・


死んでも 死に切れない・・・


・・・そんなら日本にいる方がもっと危ないのに・・・


でも 気持ちは分かる。


2.税務署

これは なるほど よく分かる・・・

とにかく、「税金」を取られる事が 大金持ちにとって


一番 精神衛生上 良くない。


何が何でも、脱税ぎりぎりのところまで苦心して、節税を考える。


節税が彼らの一番エネルギーを注ぐ仕事・・・・・・・・・・ へぇー ・・・


だからこういう高級不動産も、この節税をどうするかの戦略的投資

の為に購入する場合が多い。

そう、自分が住む家は もう何軒も 持ってるから・・・ そりゃ そうだ。


3.治安

そう、彼らは皆、「強盗」 「誘拐」が一番 怖い・・・・


空き巣だったらまだいいけど。

誘拐されると、命が危ないし、身代金 たっぷり払わされるから・・・・・・・・

メキシコの大金持ちの家は、皆共通して窓が無い・・・


そう、もう要塞と一緒。

メキシコの大金持ちなんかは よく誘拐されて、身代金払って

耳を そぎ落とされて戻ってくる・・・ 

よくあることなので、あまりニュースにもならない・・・・・


本当の大金持ちは、ロレックスとか、ロールスロイスなんか

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持たない・・・

欲しいのは、有能な弁護士と、屈強なガードマン達・・・ オー!

普段はひたすら、お金の無い振りをして 貧乏を装い 街を歩く・・・・


犯罪が怖いから・・・・・・・・・・ なるほどねー ・・・


4.価格を値切らない・・

やっぱり お金を持っているからねー。  ・・・・いや それは違う。

値切るなんて 生易しいものではない。

特別の・・金持ちならではの・・そして、特権階級しか知らない


「特典」を要求してくる・・・

こういう条件で買うから、こうして、こうやって、そんでもって こうできない?  


なんて具合に・・・・・


こっちが、交渉されちゃう。

本当に 恐れ入る。




それから、大金持ちに共通している事・・・

・・・ものすごく ケチ・・・  うん うん やっぱり・・

そう 想像を絶するほど ケ チ。


10万ドル、100万ドル単位で物を買ったり、株取引してるくせに、

10ドルのランチ代 払わない・・・・・・払いたくない


こちらが払ってあげると、ものすごく それも本当に、心底・・・


「得したー」って・・


それはそれは嬉しそうな顔になる・・・

それから人相・・・・


巨額な金が 貯まれば貯まるほど、共通して 人相が悪くなる・・・

日本の政治家、地方の県議会議員・・・・・


国民の総意で・・、県民の利益の為に・・・  


なんか言ってる 連中 の顔見てるとよく分かる。


顔に 「公共事業」 って書いてある・・・・ そう あれと同じ

恐ろしいほど 顔に出る・・・


「千と千尋の神隠し」 みたいに。


ここ最近米国でも、日本でも富裕層を相手にしたプライベートバンキング

なんかが大流行・・・

でも、申し訳ないけど。


何で銀行や証券会社が、富裕層相手の専門部隊を増やすか?



カモ ネギ だから・・・  これ 常識。

大金持ちの資産を使って銀行が 儲けたいから・・・・・それだけ。

当行ではお客様の資産を守り、増やす。 そんなお手伝いを心を込めて・・・


なんて言って


本気の対応は 預金を降ろされたら困る本当のトップの預金額上位客だけ・・


あとは、皆  「カモ」

そして、残念なことに・・・・・


担当者のプライベートバンカー達に、あまり億万長者はいない。


FPの人なんかにあまり、資産家はいない・・


億万長者なら、銀行の担当者とか、FPで金融商品の売り込みなんて

仕事は あまりしてないから・・・・

だから、本当の富裕層の気持ちが分からない人たちが、仕事で

お世話をしようとしている・・・・ 


本当の「富裕層」は、考えている事、望んでいる事、

持っている価値観が 普通とは 違う・・・・


それを知らない、「実感」 した事がない人が、その富裕層の資産を

預かる・・・ 


専門家みたいな顔をして・・・

米国やメキシコ、そして世界の富裕層は日本の それとは

一段と 格が違う・・


彼らは、ヒソヒソと彼らだけのネットワークで日々 賢く、

特別な情報を得て、稼ぎ、ひたすら 資産を増やす・・・

話している用語、言語、法律、税制、単位なんかが普通と違う世界で・・・

他人事なのに、何でも良く知っている・・・・・私は

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2005年05月26日

タイムシェアービジネス 後編

今日は 連載の後編

タイムシェアーは 買いか?

世の中には、物を売る人と、買う人がいる・・


でも、物を売る人は、絶対に損をするような売り方はしない・・・・ これ当たり前。

だから、買う人が、その商品を 「これは良かった」 と思えば 買い。


なーんだ、これって 全然最初に思ったのと違うじゃん。

と思うんだったら、やめた方がいい。


タイムシェアーを買う利点。

1.別荘を一軒買うより安く、オーナー気分を味わえる。

2.リゾートタイムシェアーの交換システムを使い、その購入
したホテル以外も、世界の加盟ホテルの使用権と交換できる。

3.将来、転売ができるので「もしかすると」売却益が見込める。
(購入する場合は夫婦名義で・・でないと相続が面倒)

4.今年利用しなかった場合、他のマイレージ、ポイントシステム
を利用したり、家族や友人に利用権を譲ったりできる。

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それでは、販売エージェントが売り込みの時にサラっとしか触れないポイント・・

1.宿泊費はただではない。 一泊いくらか利用料を取られる。  えっ? ホント?

2.管理費がかかる。年間の維持費、固定資産税などをシェアー分負担する。

3.この管理費、宿泊費はほぼ毎年「値上げ」されてゆく。 

4.自分が行きたい期間に、予約が取れない事が多い。


以上の利点や特徴をよく考えて購入するかどうかを判断すると良いと思います。

私?      もちろん

買いません。


だって、旅行する時の醍醐味は、まず どのホテルに泊まるか・・

それに、行きたい時に、ネットで安いレートや、特別パッケージを

探した方が面白い。


不動産は必要であるもの、または家賃などお金を生むもの、それに

すぐに売却できるもの 以外は所有しないことにしているので・・・

ワイキキや、ワイケレSCでよくこのバケーションレンタルの

説明会勧誘の方を通じて下見説明会参加の予約をすると、

当日会場で結構いいお土産がもらえます。

結局2時間くらいかかるけど、時間があれば参加されてみると

面白いですよ。

投稿者 : 14:17 | トラックバック

2005年05月25日

タイムシェアービジネス 前編

今日は少し、ビジネスブログ らしく・・・・・

最近米国のホテル業界は、一つの大競争時代にあります。


それは


タイムシェアー・・・・

ホテルの一部を、キッチン付きのコンドミニアムタイプに建設し

1ユニットずつ一年を52週に分割し、所有権、利用権利を販売する。


価格は2万ドルくらいから、5万ドルを超えるようなものまで様々。


間取り、オーシャンビュー、立地、などなどで値段が違う・・・・・


ちょうど車1台分くらいの金額で、そのタイムシェアーコンドの

1週間の利用権を一生保有できる。


最近はほとんどがフィーシンプル・・つまり土地付き不動産と同じ。


だから将来転売、相続も出来る。


米国のホテル業界は、今、このビジネスで熾烈な争いを繰り広げています。


何故か?

・・・・・・・儲かるから・・・  これ当たり前。

ホテルを建設投資、経営する側から見ると、建物を建設し、

タイムシェアーで販売すると、あっという間に初期投資額を

回収できる。


例えば・・・・・・

3万ドル×52週×300室=468百万ドル

そう、建物をお客さんに全部建ててもらうようなもの。

経営側にとって、タイムシェアーの利点はこれだけではない。


ホテルの一番の経営上のコストは、もちろん人件費。

これを大幅に削減できる。

何故か?


チェックイン、チェックアウトがほとんど 1週間単位。

2泊3日・・なんていう人はあまりいない・・・

フロントデスクの混雑度がけた違い・・・・

この人員削減だけでも莫大な人件費。

ほとんどのお客が、キッチンで自炊だから、赤字の出やすい

ホテル内のレストランの数を最小に出来る。


F&Bセクションの人員がほとんどいらない・・・


ちなみにホテルで一番多いのが、この飲食関係のスタッフ。


それに、各部屋ハウスキーピングも毎日しなくて良い。

週に1-2度・・・

夕方の ターンダウン サービスも いらない。


そして

このような利点に加え、もう一つ隠された魅力が・・・

このタイムシェアーを売るときには、買う人のほとんどが

ローンを組む。  これ米国の常識・・・

実は、これが メチャ 美味しい・・・・

通常の住宅ローンより、レジャー不動産投資なので

金利が高い。


金利が高い・・・だから金融ローンで2重に儲けることができる。

自動車販売と一緒・・


なるほどねー ・・・


やはり米国の経営者は頭が良い・・・・考案者はゼッタイに ユダヤ系?

昔20年ほど前にも同じタイムシェアーブームがあったが、今の

それはこれからのホテル産業の大改革を予想させるもの。


決して流行ではない。


良く日本の方から、ハワイにあるリゾートホテルのタイムシェアー

を買おうかどうしようか?とご相談を受ける。

次回は、買う方が良いか、やめた方が良いか?

顧客側の視点から見た情報を中心に、後編を・・・・

今回は、連載スタイル・・・・・・・・

投稿者 : 08:19 | トラックバック

2005年05月17日

妬み 嫉み

今日のお客様は、日本でのビジネスで色々とあり、しばらく

ハワイにゆっくり自分を見直す為に来られ滞在されている方でした。


大変なご苦労をされ、やや人間不信にかかられているようで

色々とお話しました。

その中で、とても意気投合したことがいくつかありました。

それは・・・

日本が、いかに 妬み、嫉みの社会か・・ということ。

人が成功すると、寄ってたかって邪魔したり、だまそうと

する人が多い。

米国にも同じことがあるけれど、日本の場合はその陰湿度が けたはずれ・・


私の今までの人生で一番嫌いな人3人の内の一人がこんなことを

本気で言っていました。

「他人の不幸は、蜜の味だ」って。

そういう言葉があるのは知っていたけど、酒を飲みながら

大きな声で言えるその人の顔を、今でも思い出します。


きっと、正直な人なのでしょう。


きっと 私が、エーカッコし の嘘つきなのでしょう・・・?

日本の社会にある、妬みのエネルギーはマスコミを中心に、

組織、人付き合い、そして政治、経済、社会の隅々まで

浸透していると思います。

それからその方が偉いな、と思ったのは、最終的には自分が

一番至らなかった・・・だから自分を見直そうと思う・・と

その為にハワイに来た・・・

滞在一ヶ月が過ぎ、このハワイでどんどん心身が癒されて

いくのがわかります・・・

そういう風に言われていました。


外国に滞在、生活をすると日本の色々な面が見えてきます。

この方が、今までと違う新しい人生や、生きる価値観を

見つけられることを・・・・・・・


お金、ビジネス・・・・・

そういう価値観とは別の 「何か」 に気づかれることを祈って・・・・・・・

投稿者 : 22:18 | トラックバック

2005年05月05日

コンサルタント は カウンセラー

つくづく思います。


コンサルテーションは、カウンセリングだなー って。


何で?


つまり、ビジネスのご相談を受けていて、良い

サポートをしようと思うと、その顧客の色々なことを

知らないと満足してもらえる仕事が出来ない・・ということ。


皆さん、最初はビジネスの話から入りますが、その計画を持つ

までに至った経緯、いわゆる、本当の 「動機」 が隠されている場合が多い。


お互い本心を言える間柄にならないと、とんでも無いアドバイスに

なってしまう。


よく、ハワイ進出のマニュアルを作ったら?  なんて言われるけど

私には全くイメージがわかない。


相談に来られる方が10人いたら、答えが全部違うから。

マニュアルというイメージがわかない・・・

その人にとって、一体何が最終のゴールなのか?


いや・・・・その前に 何故ハワイにビジネスを と考えたのか?

その辺の、本当の、本心、本音、実はですね・・・・ という部分を

出来るだけ聞きだすようにしている。


本当は、移住してハワイで毎日サーフィンやりたい・・・


本音を言えば、まー日本の本業で出ている利益で

ハワイに年4回、出張に来ることが出来ればそれだけで幸せ・・・とか

あるいは、ハワイと関わったビジネスを出来るだけで幸せ・・・

 

中には、今の日本での人生に行き詰まって・・・ もういっそのこと・・・とか

とにかく、その人の動機、目的を割り出す・・・  


刑事みたいに・・・

色々と質問する・・・   でも極力笑顔で・・・  失礼にならないよう・・・


その方が 心を開いてくれるよう。

そうして話しているうちに

ご本人も   

「そうですね・・・・ たぶん それが本当のところだと思います・・・」と、


自分自身の 本心、本当の考えに 気がつく・・   

自供してくれる・・・


これが大事・・・

ほとんどの顧客の場合、 一つの結論、目標、進め方を勝手に 

一つだけのやり方に絞っていたり、焦って考えている ことが多い。

とにかく 総額で どのくらいの投資額になりますかねー?

今回 不動産物件だけは決めて 帰りたいと思っています・・・・・とか

だから

ゆっくり 一緒に考えるよう 説得する。


どうして そういう気持ち になったのか?


そして、本気かどうか?   どのくらい真剣か?


その為の 準備があるのか?

どんなに資金を持っている方でも、無理なケースがある。

お金をたくさん持っていれば、何でも 出来ると言う考え方は

米国、ハワイではちょっと危険・・・・・   


そう、カウンセラーの先生みたいに  偉そうに・・・


諦めた方がいい ケースも多々ある・・・・

現状 逃避型・・・

もうこうなったら いっそのこと・・・  ハワイでも行って 一か八か!

消去法的 アイデア・・・・ アジアやオーストラリアよりハワイの方が・・・

それに意外と厄介なのが日本で かなり成功しておられる 

自信過剰型 オーナー経営者・・・・


かわいそうだけど、諦めるか、あるいは 全く違う方法をお勧めする。

その方の人生が 少しでも良い方向へ行ってもらいたいから。

投稿者 : 09:03 | トラックバック

2005年05月02日

英語

ビジネスのご相談の中で、ご質問の多い点・・・


言葉についてです。

英語はやっぱり必要ですかね?


「アメリカで働こうとしている人が英語出来なくてどうするんですか!」

とは、失礼なので言いません。

英語・・・   言葉・・・・

それは当然必要で、出来ないより、出来たほうが良いに

決まっています。

しかし、参考としていただきたい考え方を以下 順不同に・・・


1.英語がペラペラでも、ビジネスが成功するとは限らない。

2.普通日本人で帰国子女でも無い限り、英語をネイティブに話せる訳がない。

3.英語を語学としてとらえないで、コミニケーションツールとして考える。

4.英語は語学ではなく、どちらかと言うと音楽に近い。

5.英語を話す事と同じくらい、相手の文化、価値観、考え方を学ぶ。

6.言葉だけでなく、マナーや仕草、それに握手の仕方などが重要。

7.言葉は、話すよりヒヤリング。テープレコーダーと同じ。
正確で良く録音された音を、綺麗に再生する。

8.もともと米国に本来の標準的綺麗な英語を話す人口は半分以下。
大統領だって南部なまり・・・

9.陽気な人ほど上達が早い。

10.最後は、言葉の上手下手より、その人の人柄や、仕事への信頼が一番。


よく並べましたねー。

DSC00220.JPG

英語を勉強する、という感覚よりも言葉の違う人たちとどうやって

意思疎通を楽しむか?を考えると上達も早くなります。

ただ気をつけて欲しいポイント。


話す時はしっかり相手の目を見て話す。

握手をする時もしっかりと、相手の目を見て 笑顔で (怖い顔はダメ) 強く握る。

Thank you と Please を ゼッタイ 言うように 心がける。


ビジネスで重要な交渉、話し合いの時は、Yes よりも、No を使わなければ

ならない場面が多い。


No を言うのに早く慣れる・・・・

基本は、相手の事を考えて、話す・・・・


言葉が通じにくいほど、怖いくらい 心が通じてしまいます。


日本で英語の習得を とお考えの方・・・


車、寝室、茶の間のラジオ、音楽、TV・・・

全て英語の番組に合わせ、意味は分からなくても 結構ですから

常時 聴いてください。

とにかく、ずーーっと 聴くことです。

投稿者 : 11:55 | トラックバック

2005年04月20日

今日のお客様

今日お会いしたお客様は、東京でインドからシェフを招聘して本格的、

こだわりのオーガニックカレーショップを3軒所有している方でした・・・

ホノルルに出店を検討されています。

まだ調査の段階ですが、やはり観光客相手にすべきか、

あるいは地元のお客様をターゲットにするか、各方面からの

情報を集め、決めかねておられました。


物件、家賃、市場の規模、そして万が一の観光市場の激変にどう備えるか?・・・


私からは、以下のようなアドバイスをした次第です。

とにかく、そのカレーをハワイで一度作って「試食会」をされてみては如何ですか?


シェフが一緒に来て、食材の仕入れと、ハワイの水で実際に

お店のレシピでカレーを作り、この気候の中で一度経営者も、シェフも

地元の方々と一緒に試食する・・・


そう、お金さえ取らなければ商売ではありませんから、このような試食、

モニター調査に関する 許可証とか 労働ビザは一切不要。


入国の目的も「観光」で全くOKです.

つまり、

物件とか、家賃、労働ビザ、それに会社設立進出方法などはもちろん重要ですが、

一番大切なことはそのカレーの味がハワイで受け入れられるどうか? では・・・


あるいは その店の秘伝の味を、しっかり出せるのか?

それが事業進出に関する判断の最も重要な点ではないでしょうか?・・・と

土地が変われば、水も、食材も、そして気候の違いで同じものでも

異なる味に感じることがあります。


ハワイ、米国では違うのは言葉や、習慣、法律だけではありません。


飲食業での事業進出にはそんなハワイの「食文化」、あるいは「味覚」に関する

基本調査が何よりも重要です。

同じ日本人観光客も、東京で食べて美味しく感じるものが、ハワイでは

ありがた味が違う、あるいは反対に一層美味しく感じる・・・


などという特性があるかもしれませんしね。


この方の夢が叶う事を願って・・・・・         

投稿者 : 03:44 | トラックバック

2005年03月14日

法治国家

米国は法治国家です。


何言ってるんだ、当たり前じゃない。  日本だって法治国家だぞ。


そうです、日本も・・・・・


と言いたいところですが、海外から日本を見ると、そのスタイルは

だいぶ米国と違います。

何が違うか?

それは法律を犯す、という事に対する罪の意識です。


西武の堤前会長が逮捕されました。

上場基準に抵触しない為、株の名義を幹部社員に・・・・


信じられないけれど日本にはこれに基本が

似たものが多く存在するのでは?

政財界の大物が平気で法律を犯す。

特権階級、拝金主義、そしてあの人は大物だから・・・と言って

何となくそれを皆が黙認したり、例外視してしまう、

という風潮があるように思います。



またバレなければ良い。

バレたら、謝罪会見とトップや担当幹部が辞任、退陣すれば

世間から許される・・と言う「腹切り文化」。



ハワイや米国でビジネスをする時、法律や規制を

しっかり遵守するという、当たり前のような事を

日本と同様に簡単に無視したり、日本でもこんな事は

平気で「皆がやっている」という意識で片付けてしまうと、

とても大きなツケを払う事になります。



日本でも最近企業や各機関で「コンプライアンス」

という言葉が流行語のように広がり、

「違法行為がないようにチェックする」仕組みが

どんどん取り入れられてはいますが、

まだまだ政財界のトップや、昔から絶対的権力で

君臨する人たちは、商法等は

自分なりに勝手に捻じ曲げて解釈したり、言わば

無視する土壌があると思います。



米国では弁護士を上手に使い、ビジネスの形態、

取引相手との契約などを合法的に

しっかり交わしておく事が大切です。




そう、米国ももちろん完全ではありませんが、

日本のように「法律を遵守する」者が、

世の中で損をするという事はあまりありません。



「法を守る」という基本的意識、そして「法を犯す」

と言う意味はどんな事か・・

と言う理解に、日米の意識に大きな違いを感じるのです。

投稿者 : 06:43 | トラックバック

2005年03月12日

ハワイの人材市場

ハワイの最近の失業率が発表になりました。 全米平均の5.2%を大きく下回る3%です。

9/11テロ直後に比べると3%ほど改善した事になります。


いわゆる採用求人難と言えるでしょう。


どの新聞の求人欄も1年前と比べ、圧倒的にその中身が増えています。

ハワイにビジネス進出をされた方は、ほとんどの場合当地で従業員を採用する事になります。


よく、「ハワイの人はあまり働かない・・・・・」

とボヤく日本人ビジネスオーナーがいらっしゃいますが、日本と比べて

当地の労働に関する価値観、仕事とプライベートなどの価値観の違い

について思いつくまま書いてみます。

<ハワイの一般的労働価値観>

1.仕事は人生の「一部」の時間を費やし、生活の為に収入を得る事である。

2.残業はあまりしない。 また休みを取らずに働く、という事は異常な事である。

3.会社の為ではなく自分の為に働く。

4.上司は自分と同じ「人間」で、上司は権限や責任が重いだけ。 日本のような権威主義は少ない。

5.死ぬほど働く、という考え方はありえない。

6.待遇もさることながら、楽しく、効率良く稼ぎたい。

7.転職はキャリアアップである。

8.上司やお客様には腰低く謙虚に行儀良く、というだけでなく「フレンドリー」に接しなくてはいけない。

9、自己主張しなくては自分が評価されない。


最近の日本もこの米国スタイルに似た価値観が増えてきているかも?

ホノルルのあるチャイニーズレストランに長嶋茂雄さんの来店された時の

写真と色紙が飾られています。

その色紙には「野球は人生そのものです」と書かれていました。

もちろん、野球というスポーツは人生と言うドラマと良く似ている・・・という意味でしょう。


しかし日本には人生と自分の所属する会社を 運命共同体と考えたり、

職業=人生 と考えがちな風潮があるように思います。


最近の日本での若者のフリーター現象・・・・

国として、ゆゆしき問題だ!

と国会議員の先生方が盛んに言われていますが、ある意味では今の日本の若者が欧米化し、

考え方が人生=仕事・・・とはちょっと違うものになってきているのではないでしょうか?


ハワイで人を雇用するとき、「何でこの人達は一生懸命働かないんだ・・・」と

日本と比較して考えずに、一度こういう米国ハワイの労働に対する文化風習、

考え方を学ぶのも意味ある事ではないでしょうか?


たぶん 日本も今後 どんどんこういう傾向になってゆく・・


という意味では米国の雇用関係を考える事は、日本でのビジネス、

新しい労務管理にも非常に参考となるはずです。

その従業員達の将来に雇用者として何がしてあげられるか?を考え、

職場をキャリアアップの場として労使双方でとらえてゆけば、ハワイの人達も

笑顔でやる気を出して働いてくれるはずです。

しかし、これまでハワイでも、日本人顔負けの笑顔と責任感で、仕事がある事に

感謝しながら、会社やオーナーの為に、自己犠牲にも似た努力で一生懸命働く人を

私は何人も見てきました。


そういう方は、やはりどこでも引っ張りだこ。 


そして不思議とそういう方達はあまり簡単に転職はされないのですが、

色々なところから声がかかり、結果自然とキャリアアップ、収入増を実現されています。

きっと、誰かが見てくれているのですね・・・・・・

投稿者 : 07:55 | トラックバック

2005年03月05日

ハワイの流行

ハワイではどんなビジネスが流行っていますか?

良く聞かれる質問です。


ハワイのビジネスには「時差」があります。

例えば、日本とハワイのビジネス時差・・・

日本でヒットしている商品、サービスが6-12ヶ月、ものによっては

1-2年するとハワイにも一気に広がります。


商品・・・

ABCストアーの棚を見れば一目瞭然。
観光でハワイに来た方は、ABCストアーの冷蔵庫を見ると、

ちょっと日本のコンビニにいる錯覚を覚えませんか?

そうなんです、ABCストアーのバイヤーはいつも日本のヒット商品、

売れ筋を研究調査しています。

日本のダイエーが経営する、ハワイのダイエースーパー。

日系人を中心に多くの消費者で毎日一杯です。

ここの棚や商品構成を見てください。  

あれ?ここは日本か? と思ってしまいます。

特にハワイの人口の25%程を占める日系人の憧れは、「日本製」です。

サービス・・・

日本で個室カラオケが流行る、エステ、マッサージなど癒しのビジネスが街中に、

そして工夫されたメニューや家族で楽しめる豊富なメニューを揃えた居酒屋が

主流になるとそれがハワイに上陸し、ロコの人気になる。

全てでは有りませんが、日本のトレンドがハワイに大きな影響を与えているのは事実です。


ハワイと日本とを結ぶビジネスを考える時、ハワイではMade in Japanがとても品質の高い

良品として信頼を得ており、消費者の人気を得やすい。

また日本では、ハワイから直輸入の~等、「ハワイというイメージ」をしっかり前面に打ち出した

商品やサービスに消費者の注目が集まりやすい。

日本の書店でタイトルに「ハワイの~」と付いている本は、すぐ売上トップ10に入るとか・・・

そうなんです、誰でも「自分の手になかなかはいらない」、「お互いの国の流行が気になる」

というところもビジネスチャンスとなるキーポイントです。

そしてハワイや米国本土から来る観光客の人達がお金を使うもの、お金を払うサービス、

そしてそれらの金額=価値は日本と大きく違います。


最初に時間をかけてハワイでの市場調査をよくされてください、

とお勧めする大きな理由はここです。


ハワイの市場調査はハワイに実際ビジネス進出されない方でも、日本での既存の

ビジネスやマーケティング手法にも大きなヒント、発見があるはずです。


ハワイで一日観光もいいけど、一日市場調査もなかなか面白いですよ。

投稿者 : 09:52 | トラックバック

2005年03月01日

ハワイの観光市場

ハワイの観光市場は01年の9/11同時多発テロ以降、イラク開戦、

SARSと大変な時期を経験しました。

それまで「お客様が来るのが当たり前」と思っていた観光業の人達も、

これまでに無い業績不振を味わい、その落ち込みは極めて深刻でしたが、

03年の後半頃よりだんだんと観光客数も戻ってきて、ついに04年度のハワイの

ホテル産業売上は、これまでの最高を記録するまでに回復しました。


05年1月の観光客数は、04年の1月に比べ約16%アップ。

主な内訳は以下の通りです。

*米本土からの観光客数 356,900人 前年比 110.5%
*日本からの観光客数   131,800人 前年比  119.1%

ハワイには毎年約650万人の観光客が訪れています。

ざっと区別して、500万人が米本土やカナダから・・ そして150万人が日本からです。

日本のビジネスオーナーはとかく、この日本人観光客をターゲットとしてビジネスをと

考えがちですが、日本人以外の観光客のマーケットも見逃せません。

と言うよりもこちらの方が大きいと言えるでしょう。

もし貴方が日本国内で日本を観光で訪れている「外国人観光客に好評」の商品、

サービスを提供されているとすれば、それをハワイで展開してみるのも面白いかもしれません。

ワイキキだけでハワイの市場を判断されず、色々な角度からビジネスチャンスを

検討されてみてください。

ハワイは巨大マーケット・・とは言えませんが、意外と宝の山なのです。

投稿者 : 21:53 | トラックバック

2005年02月22日

ハワイタイムの設計施工

ご存知の方が多いと思いますが、当地では人と会うとき、または会合の開始時間はその約束の時間の
5-10分後または開始時間の30分後ぐらいからバラバラと人が集まってきます。
いわゆるハワイタイム。もう慣れました。
最初は、「何で約束の時間を守らないんだ!」、「人をバカにしている!」などといきり立った事も・・

ラジオの朝9時のニュースも、9:02から始まるし、7時のテレビ番組も7:04になっても始まらないし・・
大した事ではないんだ、と思えるようになってからはだいぶ楽になりました。

ビジネスでもこういう事が沢山起こります。
例えばレストランの内装工事。
ハワイの人に新規レストランが開店予定日通りにオープンした事があるかどうか聞いてみてください。
そう、「○月×日引渡し」という業者の言葉を信じてはいけません。
もちろんケースバイケースですが通常、この○月×日から2~3ヶ月後です。
そう、2~3日ではなく、2~3ヶ月あと・・・・

何で? 良い質問です。

1.ハワイでは基本的にこの引渡し日はあくまで「目処」である。
2.ビルディングデパートメントの審査が厳しく、ひじょーーーーに遅い。
3.現場で働く人の効率がひじょーーーーーに悪い。
4.引渡し日に間に合わせるよう、徹夜で働く・・などという文化は無い!
5.最初に設計/施工業者を、見積もりの「安い方」を選んでしまう。
まー代表的な理由だけでこのくらいですか。

それでは、こういう商習慣にどう対応するか?これも良い質問です。

1.まず徹底的に実績のある良い業者を選ぶ。(むしろ最初の見積もりの一番高いところに発注する。)
2.開業日通知関係の印刷物は実際にオープンしてから発注する。
3.ハワイタイムを受け入れる。郷に入って郷に従え!
4.出来れば店舗物件の大家さんと工事完了、開業してから家賃支払いを、と最初に交渉する。
5.日本の設計デザイナーを使わない。使ってもあくまで当地のデザイナーに仕事をさせる。
6.MKUに相談する!

どうしても皆さん最初に設計施工費の見積もりオファーの安い所に発注してしまうんですよね。
でも考えてみてください。
安い見積もり業者ほど、「これは別・・」、「これは追加料金・・」、「これは含まれていない・・・」です。
まして工期の遅れで、開店が遅れて売上発生が遅れる「損失」を想定していない。
例えば3ヶ月間、月10万ドルの売上が工期の遅れで発生しないのも大きな費用損失です。
特に幹部人件費、基本家賃が発生していればなおさら。ただただ費用のみ・・・・・

そうですね、胃薬飲む前にMKUにご連絡を・・・・・私もやっと胃薬飲まなくなりました。

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2005年02月19日

今日は富山からのお客様でした。

今日お会いしたのは富山県からのお客様です。


雪の富山を出発し、昨日気温27℃の
ハワイに着かれました。

「本当にハワイっていいですね!」とのご感想・・・

実感がこもってたなー。


昨年暮れまで20年近くご両親の会社の役員を

されていましたが、ハワイが好きなのと、どうしても

後半の人生に何か自分のビジネスを確立したいという

夢を実現する為に「船出」を決意されました。



とても人に好かれるタイプの方で、奥様もとても

理解ある理想のカップル。

まずは会社を辞めて、しばらく一年ぐらいゆっくり

される事をお勧めしました。



これまでのサラリーマンの垢を落とし、忙しかった日々から

時間を取って色々と自分を考え見つめる時間

を取っていただくためです。


旅行をして、読書をして、そして孤独になって色々と考える。

よく会社を退職してあせってすぐ何かを始める方がいますが、

あまりお勧めできません。


何故なら、その時点で気づく事柄は所詮それまでの経験を

元にしたアイデア、計画の類だからです。


そして何度もハワイを訪れ、色々な事を体験され、

今までお付き合いしていた仕事関係とはの違う畑の方々と

会うようお勧めしました。



まずはハワイに会社を設立し色々な基礎作り、

調査、人脈作りの2005年とされる事になります。



この方の素晴らしいところは、素直に色々な方の

アドバイスに耳を傾け、それを実践される事です。



起業を目指したり、ハワイにビジネス進出される多くの

方々を見ていて、信念は持ちながらも素直に周囲の方々の

アドバイスに耳を傾けるタイプの方は安心です。



これって結構、ハワイ起業成功に基本的な要因かも?

投稿者 : 20:25 | トラックバック

2004年12月17日

ハワイは好景気

皆さんお久しぶりです。先日ハワイからオーストラリアに旅行へ出かけてきました。
シドニー、エアーズロックそしてメルボルンと、大陸の広さと砂漠を味わいよい刺激となりました。強い豪ドルのせいでしょうか、何でも物価の高いのにびっくり。しかし、エアーズロックでは久しぶりに砂漠の「地平線」を見て、いつも見慣れている「水平線」とくらべその雄大さと、自分の小ささに改めて気づかされた次第です。


さてさて、最近のハワイ事情です…・
全米の景気もだんだんと息切れしているというような新聞記事や、貿易赤字と経常赤字の双子の赤字に悩まされる米国経済と、少し暗いニュースも見られますがハワイ経済はいたって順調。不動産も相変わらず良く動いており、中間価格も上昇しています。金利がここで高くなったといっても、未だにハワイの不動産市場は買い替え、新規購入と活況を呈しています。


ハワイの失業率も3.4%程で、全米の5.2%に比べるとかなり低い水準で推移しており、業種によっては求人難といった様相です。ガソリン価格の高騰は、その後も高止まりの状態ですが、年末の小売商戦は昨年に続き順調でどの小売店もクリスマスショッピングの顧客で大賑わい、ドルが安くなった関係で世界からの観光客の買い物フィーバーはハワイならずとも全米どこも同じ光景のようです。このような最近のハワイでの景気トレンドを見ていると、物販、不動産、建設業、そして当然観光業関係が大忙しで、来年もこのトレンドがしばらく続くと言われています。

日本からのビジネス進出を考えている、個人、法人のお問い合わせも最近急増しており、ハワイにホテルを多く所有する日本の大企業は、その株を手放したり、経営権を手放す流れですが、日本の個人ビジネスオーナー、そして比較的社歴の浅い新興企業が元気にハワイ州への進出を研究、計画されているのが最近の特徴です。

しかし、相変わらず計画の準備が日本国内と同じような順序で、一支店、一店舗を出すというような考え方や計画が目立ちます。国内でどんなに成功されていても、ハワイは米国。違う国でビジネスを始めるという事は創業時に持った緊張感と慎重さ、そしてしっかりした事業計画を作るための初期調査と、資金計画をお勧めします。


今日はハワイにしては珍しい雨降りですが気温は26℃、アラモアナSCは人で溢れています。ハワイに何かのビジネス基盤をとお考えの方や将来ハワイに移住をしたいという夢を持っている投資家の皆さん、いつでもMKUまでご相談下さい。夢実現にまずは計画の設計図の描き方を一緒に考えてゆきたいと思います。  どうかご多幸の新年をお迎えください。

投稿者 : 12:55 | トラックバック

2004年04月10日

ハワイ進出の準備

最近円高と日本経済の先行きの明るさが理由でしょうか、ご相談件数が増えてきました。 これらハワイへのビジネス投資、進出のご相談を受けていて、ほとんどの投資家、ビジネスオーナーの方々に共通している問題があります。


それは、いつも皆さんハワイ州に関する十分な市場調査をされないで色々と事業進出の準備を進めているという事です。中には一度もハワイに来たことの無い方が実際に事業計画を立てていて、初めてのハワイ出張で物件を決めたいという希望を持たれているケースもあります。


私はいつもこれらハワイ進出を考えている方々に、「何度もハワイを訪問され、良く市場を見て回る事」をお勧めしています。 すると必ず毎回来られる度に前回気がつかなかった、そして見えなかったものが見えてきて、かつ新しい人脈も増えて行くものです。またこれら初期の調査費、各専門家への有料相談、試食、会議費、そしてハワイへの出張旅費などの費用は創業コストとして後々経費処理できますので、どんな経費でも全ての領収書を保存されておくようお勧めします。


それから次に重要な事は、ハワイ進出の担当責任者を決めると言う事です。 社長自らがプロジェクトを担当、当地で勤務するのか、それとも幹部の方を派遣するのか? そしてその担当責任者は、この初期調査から参加されるべきです。 何でも「百聞は一見にしかず」英語でも 「 Seeing is believing 」 と言います。またその責任者を決める際、家族構成やご本人の英語力、そして過去の経歴も重要です。 海外勤務は日本での勤務に比べ、楽しい部分も多くある反面、仕事だけでなく生活面でも当初は当たり前の事でもわからない事が多く、慣れるまでかなり神経を使うものです。このような責任者の生活面、家族の私生活面のケアーなどもそのプロジェクトが成功する為に非常に重要で基礎的な注意点です。もちろん「案ずるより生むが易し」ではありますが、日本式「習うより慣れろ」とか「歯を食いしばってがんばれ」などの<根性論><精神論>は海外ではいただけません。


次に必要なのは進出の形態を決めること。日本国内で既にビジネスをされている方でハワイ州が最初の米国進出となる場合、 その会社のUSA法人で登録するか、日本の支店で登記するかなど、各ビジネスオーナーの日本国内の事業規模、経営成績(利益処理)などを考慮し進出方法を決めるべきです。 この点は計画当初に日本と米国双方の会計士に相談しその形態を決める方が良いでしょう。 そして何回もハワイにいらっしゃり、実際に物件候補、各専門業者とのミーティングをされているうちにおおまかな事業初期投資額、現実的な収支計画も作成できる事になります。


このような手順で進出の準備を進めている方は、後々大きなトラブルも無く実際にハワイ進出を果たされており、その後も長い期間事業継続されている確率が格段に高くなるのは言うまでもありません。 どんなに投資資金を潤沢にお持ちの方でも、どうぞしっかり初期調査に時間と費用、そしてエネルギ[を注ぎ、またハワイ出張を何回か楽しまれながら、じっくりと現実的な 「成功する為の」事業計画を立ててください。最初は「慎重かつ繊細に」そして決断したら「大胆かつ迅速に」事を進めるのが海外投資に必要とされる基本姿勢ではないでしょうか?

投稿者 : 12:54 | トラックバック

2004年03月03日

ハワイの保険について

「まさかの時の○○火災!」 日本のどこかの保険会社の宣伝にあったコピーですね。そう、ハワイでビジネスを、そしてハワイで住んで働く事になる方は、ビジネスなどの賠償保険について必ず調べ、出来るだけの多くの保険カバーをかけてください。

米国では個人の人権、権利が大変厳しい法律で保護されています。プライバシー、肖像権、著作権はもとより、人間としての尊厳から実際の損得まで、時には個人の方が大きな組織や企業より守られていると言っても良いでしょう。ですから米国に住むと他の国に住めなくなるという人が多いのではないでしょうか?組織より個が優先されるというのはとても住み心地の良い事だからです。

しかしこれを裏返して見ると、他人の権利や財産に被害をもたらした場合、その行為や過失はしっかり賠償しなくてはなりません。自分も保護されている以上、他人に対しても大きな責任があるという事ですね。ハワイに住むには、このような制度、風習、法律から逃れて例外的に暮らす事は絶対に不可能です。

ビジネスにはビジネス保険、車には自動車保険、そして不動産には火災保険など日本と似通っている保険制度ではありますが、その必要性とかける保険内容は少し違いますので、是非専門の保険エージェントに詳細を相談され、検討される事をお勧めします。ハワイ州の場合これら各種保険をセットで加入すると保険料もかなり割引があり経費的にもかなり安くなります。もちろん日本人の代理店の方が加入契約の詳細説明、実際に事故が起きた時の連絡、処理など言葉の問題や慣習の違いの説明などの面においても安心です。

住む家やコンドミニアムも同様、隣人や階下の住人に損害を与えてしまった場合など、これらの保険に入っていて助けられている人が多いのが現状です。友人を自宅に招いて、その人が転んでケガをした場合など、ホームインシュアランスに加入していれば安心。親しくても転ぶと何があるかはわかりませんよ!皆さん。

米国では何でも「何か」が起きると必ず補償、賠償責任問題がついて回ります。最近日本の社会もだんだん米国に似通ってきていますが・・・。

とにかく備えあれば憂い無しです、必ずプロの方と相談してビジネス、日常生活の為の保険はしっかり加入しておいてください。そして Peace of mind (安心)を確実にしてから思い切りビジネス活動を、そしてハワイ生活を楽しんでください。私もゴルフでティーショットがよく曲がるので、賠償保険に入って思い切りスイングしています。フォアー!

投稿者 : 12:53

2003年12月05日

ハワイ進出計画には「人生の設計図」が重要

早いもので2003年も残り一ヶ月足らずとなりました。Time goes so quickly ! 当地ハワイも盛夏モードから最近やっと朝夕の風が涼しくなって来ました。


最近多くの方からハワイへの進出計画のご相談を受けます。30代のサラリーマンの方、ビジネスオーナーの方、急成長中の会社などなど。どなたも「ハワイが好き」、「ハワイにあこがれる」、「日本を脱出したい」、「日本で儲けているからハワイにも支店を」というような理由でハワイ進出を計画されているようです。
しかしほとんどの方がハワイを外国と理解していながらも日本と同じように考えているように思います。中にはハワイにまだ一度も来た事が無いのに、ハワイで店を開く事、会社を設立しようと具体的に考え、調査検討されている方もいらっしゃいます。そしてご相談を受けていて共通して感じる事は、全てのケースに計画現実性を考える前に、その方の「人生設計」が計画立案、実行面で重要な要素になっているという事です。 「夢」だけでなく「今後の人生」。これがとても重要なテーマのような気がしています。


私は初回の相談で必ず「どうしてこの計画を立てられたのですか?」とお聞きします。 皆さん、色々な理由をおっしゃいます。でも突き詰めてみると最終的には「将来ハワイに住みたい」、「ハワイといつも関わっていたい」、「ハワイが好きだから」という理由です。そんな時、私も同じ夢を実現した一人として皆さんにアドバイスをしています。「何かを得るためには何かを捨てる必要がある」、「価値観の優先順位は?お金?時間?それともやりがい?」、「自分の持っている成功のイメージは?」そして「慎重に且つ大胆に」などとちょっと偉そうです。


ハワイでビジネスをお考えになる方は、今後のご自分の「人生計画」を最初に良く見つめて整理してみることをお勧めします。 マラソンで例えれば、「どのゴールへ向けて走り出すのか?」という事ですかね。 そして「何故走るのか?」、「ご家族は心から応援してくれているか?」、「経営面で信頼するコーチがいるか?」、「万が一、途中で棄権しそうになったらどうやって気力を持続するのか?」 当地で不動産物件を探したり、家賃や人件費を計算したり、会社を設立して銀行口座を開ける事などをなさる前に、是非これらの問いかけをご自分自身にされてみてください。 これがはっきりとしていないとほとんどの場合、計画は中途半端で挫折してしまいます。 私はコンサルタントとして仕事をしていて、いつもこの事を痛感しています。 『ご自分との会話』の為に話し相手が必要な場合はいつでもご連絡ください。私でよろしければ喜んでお手伝い致します。


世の中何でも成功している方や一流の方は、「ただ漠然とがんばる」のではなく、皆さん自分を良く見つめ、しっかりした目標を持っていらっしゃいます。 どうか皆さん、ただの「あこがれ」や「チャレンジ」という気持ちだけでなく、ご自分の心の底にある g潜在意識” をあぶり出し、“しっかりとした人生の設計図” を画いてから夢実現に向けスタートなさってください。

投稿者 : 12:52

2003年10月12日

ハワイでレストランを開きたい

お問い合わせの中で一番多い案件の一つに「ハワイで飲食店を開業したい」というご相談があります。ラーメンを始めとするヌードルショップ、焼肉、和食など業態は様々ですが、皆さん共通して「ハワイには特に美味しいレストランが無い」、「ハワイは多くの日本人観光客が来るのでビジネスチャンスが大きい」という理由から進出を計画されるようです。


ハワイに開業して、将来ハワイに永住したいとお考えのビジネスオーナーの方も沢山おり、現にこのような夢を実現されている方も何人もいらっしゃいます。 このような計画をお持ちのほとんどの方がまず最初に当地で良い「店舗物件」が無いかと不動産を探されます。家賃はこれぐらいで、場所は1階路面店でどこか人通りの多い所があれば・・・等など。ハワイ州は当然日本国ではなく、米国であるにもかかわらず、驚く事にこれを「国内の出店」と同様に考えている方々大勢いらっしゃるのです。 しかし私はこういうケースに以下のようなアドバイスをさせていただいています。


1) 不動産物件を探す前に、当地への進出方法を決め、まずUSA法人を設立する。

2) 設立したその法人の銀行口座を開設する。

3) 当地の会計士事務所を決め、国内の会計士と米国進出にともなう税務について相談する。

4) 当地で計画推進の代理人または顧問的に仕事をしてくれる人を探す。


もちろん物件が決まらなければ具体的な事業収支計画を作れないので、物件の選定は大変重要な事ですが、不動産の契約も基本的には米国で登記された会社でないと申込、契約も出来ませんし、初期の調査、準備にも色々とドルで創業経費が発生します。そして日本国内で売上がある場合、当地への進出方法など日本国内と米国の会計士事務所と良く相談し、税務、費用の発生、そして将来の連結決算をどのようにし、又いかに無駄な税金や税務申告を省くかなど、これらの方向性を明確にさせる必要があります。


ハワイ州進出計画が既に決定されているのであれば、最初に上記のようないわゆる「開設準備室」的機能を立ち上げましょう。 それから以降、就労ビザ、人材の採用、取引業者の選定、そして設計、施工業者の選定、調査などを行いながら、平行して物件を探すようにしてゆくと、より一層具体的に当地の規制や商習慣などが分かり、結果的に現実的な物件が探せる事にもなります。物件も日本人観光客を対象にするのか、それとも地元の消費者を対象にするのかで地域も変わり、家賃相場やリース契約の条件も大きく異なってきます。 ハワイはとてもユニークな市場で、こと飲食業は日本と異なる嗜好、価格、ボリューム、サービススタイル等があり、これらを良く時間と経費をかけて調べる事が大変重要です。


資金を十分に持っている方、国内で成功されている外食企業ほど、これらの初期調査を人任せにされたり短期間で済ませ、後から事後処理をして行くケースが多々見られます。後々に無駄な投資、費用発生を押さえる為にも、どうかこのような「最初の準備、調査に時間と費用を惜しまず」進められますように。何事も最初が肝心です! 

投稿者 : 12:51

2003年02月10日

弁護士とのお付き合い

日本では弁護士と言うと「堅い」「こわい」「先生」そして「裁判」などの非日常の「いかつい」イメージを浮かべる方が多いのではないでしょうか?日本人の多くの方々はいわゆる「弁護士アレルギー」を持っているようです。 しかし英国に5年、米国ハワイ州で約10年間、住んで仕事をした経験から言いますと、欧米で安心してそして快適に住んで仕事をするにはこの弁護士とのお付き合いが最も重要なキーポイントの一つだと思います。


アメリカでは「石を投げれば弁護士に当たる」と言われるほど弁護士の数が多く、これは何でも法律で物事を進め、交渉し、契約するというお国柄を反映しています。後々に訴訟問題になったり、罰則金を払ったりする事無しに、そして自らも約束不履行の被害に遭った時の為などに、日頃細かい事でも弁護士に確認、アドバイスを依頼することが肝要です。ご承知のとおり、弁護士費用はとても高く、ほとんどの場合弁護士のその仕事にかかった一時間当たり150ドル~250ドル位チャージされるのが普通です。事が高額でかつ社会的に大きな訴訟、企業提携、買収などになったりすると一時間当たり500ドル以上かかる弁護士さんの登場です。しかし考えようによっては、後で多額の訴訟による賠償金、罰金、和解金などを支払うより、初めに例えば数千ドルの弁護士料がかかったとしても合法的な手続きや、プロジェクト進行をする方が安心です。


日本の風習で弁護士は「先生」と呼ばれる人種。私見ではありますが政治家と並び権威主義の代表職種の一つに思います。 しかし、米国やハワイ州では弁護士を先生と呼ぶような特別権威主義、慣習はありません。弁護士は総じて皆フレンドリーで真面目に依頼人の要求に応えてくれます。弁護士の絶対数が多く競争の激しい米国では、良い弁護士になるには顧客の信用と人気を得る事が重要だからです。「ハワイでビジネスを」とお考えの方はまずこの「弁護士アレルギー」を捨てる事が重要です。

投稿者 : 08:43

2002年12月17日

ハワイの政権 民主党から共和党へ

ニュースでご覧になった方も多いと思いますが、ハワイ州では今回の知事選挙の結果、40年振りに民主党から共和党に政権が移りました。 現職の女性副知事のメージー・ヒロノ氏を大差でリンダ・リングル共和党女性候補が破ったのです。ハワイに初の女性知事が誕生した事も重なり、全米でも注目の選挙結果として報道されました。
リンダ・リングル新知事は以前マウイ島の郡長として手腕を発揮、島の経済の発展に寄与した実績があり、長期に景気低迷にあえぐハワイ州では今回永年民主党を支持していた選挙民の多くが実績のある共和党候補のリングル氏に票を投じたと言われています。


軍事、財政、社会保障制度、環境エネルギー問題などに大きな政策の違いがある両党ですが、一般的にわかりやすく言うと、企業、経営者、投資家側の共和党、そして教員組合、労働組合等労働者やマイノリティー人種側の民主党と考えればわかりやすいと思います。どちらも一長一短、完全な政党ではないと思いますが、ことハワイ州にとって、永年日本からの投資企業に身を置いて働いてきた私にとっては、今回の選挙結果をとても喜んでいます。


ハワイは長い間、青い海、青い空、常夏のリゾートとして州外、海外からの投資には色々な「制約」「課徴金的税金」を課してきました。もちろんこの世界有数の美しい環境を汚染するような産業の招致は絶対に許せませんが、建設、開発など新しい産業を州として優遇しながら、新規投資を受け入れないと雇用も景気回復も実現しません。 ハワイ州はアラスカ州とならんで全米で最も多くの連邦政府補助金をもらっている州なのです。言い替えれば、日本の地方交付金を最も多くもらって 何の産業招致、村興しをしないでいる県や市町村と同じです。投資家や大手企業は採算が合わなければハワイに進出してきてもすぐ撤退してしまいます。様々な税金や法規制を課せられ、事業に関わる様々な認可取得に時間がかかり、そして「企業は地元経済、従業員の幸福、発展の為にその意味がある」という州政府の姿勢では、せっかくハワイ進出に興味を持っている資本家もハワイに魅力を感じなくなってしまいます。そういう意味で、今回の経済運営に実績のある共和党女性知事がハワイに生まれた事に私は期待を持っています。 環境汚染やハワイの歴史を壊す事は絶対に許されない事ですが、全米で企業誘致や新興産業の発展に成功しているネバダ州、カリフォルニア州、テキサス州などに学んで、ハワイ州を旅行先としても投資先としても魅力ある州にしてもらいたいものです。
がんばれ!リンダ・リングル新知事!

投稿者 : 12:36

 
 
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