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2005年09月30日
1:99 の法則
世の中に、20:80の法則があるのをご存知と思う。
そう、ビジネスで20%の事柄が、80%の意味や結果をもたらす
80%のビジネス、売上は、上位 20%の顧客で成り立つ・・・などなど
日本でも、アメリカでもよくこの法則を使って
物事を分析、理解する。
・
・
最近 新しい法則を見つけた・・・・
1:99 の法則・・・・
内田流 法則
・
・
ビジネスを通して、結局一番基本になるのが人間関係・・・
売主と 買手の関係・・・
・
・
そんな人間と人間、 両者の関係に
この 法則が当てはまる・・・
・
・
1:99
とにかく
みんな 1 しかしないで 99 を得たがる・・・
1 を使って 99 のリターン を期待する・・・・
・
・
そうすると、ほとんど100人中 99人は 1 しか得られない・・・
99の<努力>で、1のリターンしか残らない・・・・・
・
・
反対に、
相手に99の貢献、謙譲をしようと努力している人は
<1>番 の理解、評価を 得る・・・
しかし、この1番の理解が
結果100に到達する決め手となる・・・
・
・
この法則を理解し、実行している人は
100人のうち 1人だけ
残りの 99人は、皆 この逆をやっている
・
・
自分の事ばかり 考えている人が 99人。
顧客の事、相手の事、会社の事、部下の事を
真剣に 考えて
日々行動している人は、100人の内 1人しかいない・・・
・
・
・
皆、会社が悪いと思っている・・・
皆、上司が悪いと思っている・・・
皆、部下が悪いと思っている・・・
皆、仕組みや制度が悪いと思っている・・・
・
・
皆、自分だけは 悪くないと思っている・・・
・
・
実は自分が 一番悪い・・・
そんなこと 微塵も思っていない・・・
・
・
ビジネスで、成功している人は
極端に言えば この 100人の内の 一人だと思う・・・
・
・
今の世の中、 豊かな社会、国に住む人ほど
実は、この 99人の思考ばかり・・・・
・
・
可愛そうに、本当に<無駄>な努力ばかりして・・
ちょっとした、考え方の軸の位置で 劇的に人生や
仕事の結果が変わるのに・・・
1:99の法則・・・
この法則で成功する基本は、
何でも 「他人と逆をやる」 と良い場合が多い・・・・
逆転の発想?
うーん、 近いけど ちょっと違うなー
・
・
損して 元取れ?
うーん、 まー 普通そういう意味に取ってしまうかも
・
・
でも、全然違う・・・
・
・
全て、いつも自分が相手に何をしてあげられるか?
自分が どれだけ 貢献できるか?
そういう<思考の軸>で仕事をする・・
そういう事のできる 人の割合が 100人いて一人
そんな感じですかね?
そういう 努力は 1 で 99を 凌駕する・・・・
失礼しました。
2005年09月29日
所詮ビジネス
ハワイで、色々と仕事をしてきた。
関連会社の役員をしていたので、やはりビジネス経営
運営、問題処理が多かった。
・
・
色々と体験した・・・・
・
・
一番大変だったのは、2001年の 9月 米国同時多発テロの直後・・・・
ホノルルのサントリーレストランの経営を担当していた時期だった・・
まさか・・・・ という言葉は こういう時の為にある。
信じられない・・・ という言葉も、こういう時の為にある。
・
・
まず、冷静に すべき事を考えた・・・
・
・
まず、今後予想される事態を、考えられる範囲で
全て考えた・・・・
・
・
ワイキキの カラカウア通りに 人がいなくなった
初めて見る光景・・・・・・・
不気味なくらい、静か・・・・
代わりに 銃を持った重装備の米軍兵士が
街のあちらこちらを闊歩している・・・
まるで 戒厳令の下のよう・・・
・
・
どうするか・・・
・
・
今後の経営
雇用
営業方針
対策
そして、キャッシュフロー
・
・
冷静になって考えれば考えるほど
事態は、悪い方向へ行く・・・
心理的にも追い込まれ、 実際 売上も急減した。
そして
何よりも、従業員全体に不安が広がっているのがわかる・・・
・
・
その時 はっと思った・・・
何をそんなに うろたえて 考え込んでいるのか・・・と
・
・
所詮 ビジネスではないか・・・
<誰か>から そんな言葉が届いたように思った。
・
・
NYでは多くの方が亡くなっている・・・
家族を亡くした方が大勢いる・・
救助活動中 自らの命を落とした、消防員、警察官がいる
・
・
我々は誰も怪我もしていなければ、亡くなった人間など
もちろんいない
皆、意気消沈しているだけ・・・
・
・
大丈夫、 何とかなる・・・
幹部従業員の給料減額を・・という本社とのやり取りもあった。
しかし、キャッシュフロー上 可能な限り 給料はそのままで
時間給社員を削減して凌いでいくことにした・・・・・・
・
・
その時に 思った・・・
ビジネスとは何か?
・
・
売上を伸ばして、利益を大きくして、雇用を増やして・・・
上場していれば、株価を上げて・・・・
・
・
それで?
その先 どうする?
つまり、ビジネスは所詮 資本主義のゲームではないだろうか?
所詮、市場での資金、商品、サービスのやり取りである・・・
・
・
とても大切だけれど、この世で 人間として
必ずしも 一番 重要 な事ではない・・・
そんな風に思えるようになった・・・
やけくそ、 投げやり、 刹那的 ・・・・
そういうのとは違う、
謙虚な<あきらめ> と 大きな <気づき> を得た・・・
・
・
修羅場 と言うほどではないが、この時の経験が今でも活きている・・・
・
・
それ以来、常に最悪を想定して、最善を尽くし、あとは
結果を受け入れるようにしている・・・・
・
・
そして、困った時には、「 所詮 」 ビジネスなんだから・・ と思う様にしている。
2005年09月28日
真の豊かさ
私が お世話になっているマッサージの先生。
彼は、ほぼ毎日患者さんの来訪を受け、大忙し・・
当日、前日ではなかなか予約が取れない・・・
・
・
患者の身体を一通りチェックすると、すぐ分かる・・・
どこが悪いか、どこが こっているかって
私は、もう2年近く通っているので、 すぐ分かる
頭の後ろと、首を触っただけで、
あー 内田さん 今日は右の肩だねって・・・
はい! って 言って 「まな板の上のコイ」になる・・・
・
・
痛い・・ 何しろ 痛 い・・・
そこだけは止めて欲しい という部分を ガンガンもまれる
以前、「もう二度とこんな痛いところには来ない」と思い
他の治療院に行ったことがある・・・
でも、結局 ここに戻ってくる・・・
・
・
痛いけど治るのと、気持ちよくても治らない・・・
という 差 が分かったから
・
・
一人身の彼が、今こういう事をしている・・・
アパートを近く引っ越すのだそうだ。
もっと、小さいところへ・・・
・
・
えっ? 大きいところでなくって?
そう、出来るだけ、今持っているものを処分して
スーツケース一個 になるのが目標だそうだ。
どんどん、物を捨てる・・・・
着ているものは、穴が開くまで使って、
そして捨てる・・
物を捨てれば、捨てるほど気持ちが豊かになるんだそうだ・・
マッサージをしながら、そう話をしてくれる・・・
ふーん ・・・ 「聞いた事があるけど やっぱりそうなんですか?」
「イテー !」 っと叫びながら そう 相槌を打つ・・
・
・
彼は、マッサージをしてくれる時、目を瞑り
一生懸命 こり をほぐしてくれる・・・
60分のコースでも、いつも80~90分やってくれる・・
・
・
所有している物をどんどん捨て、気持ちが豊かになり、
そして一生懸命 他人のこりや疲れの症状改善に週7日間
朝から夕方まで働いている・・
・
・
だんだん 彼の顔の表情が 何か「悟りの境地」に
近づいている ように感じている・・・
こういう生き方が、真に豊かな生活かも?
月見草
10年ほど前、カウアイ島のプリンスヴィルリゾートに
日本の プロ野球 OBの名球会メンバーが来訪した。
テレビ番組の録画と、総会実施が目的・・・
・
・
昔、テレビで見た往年の名選手達が かなりお腹は出ているものの
堂々とした体躯で、ハワイにやってきた・・・
・
・
驚いた・・・・
皆 よく食べる・・・
食欲 なんて言う ものではない・・・
よくそんなに 何回もブッフェでお代わりするな と驚く・・・
特に驚いたのが、元 阪急の山田投手・・・・・
あの、細身で 173cmくらいしかない身体で
料理の他に、大き目のおにぎりを、5個 あっと言う間にたいらげる・・
・
・
ゴルフ・・・・
皆、物凄く飛ばす・・・・・・・・・
準備運動も、何もしないで いきなり1番ホールから
300ヤード近くのドライバーショットを打つ・・・
元 バッターの人より、ピッチャーの人の方が
総じてゴルフがうまい・・ 意外だった・・
皆、おじさんだけど 元気満々・・・
王選手にも来ていただいた・・・・
リゾート内の豪邸で、インタビューする企画があり
色々とお話しした・・・
・
・
現役の頃、苦労して、練習して、手のひらに出来ていた たくさんの
まめは全て綺麗に治り無くなっているが、記録だけは残っている・・・
人間努力が 大事だと・・・
うーん、なるほど・・・ ご立派
・
・
総会の席上、金田会長の巧妙なおしゃべりと和やかな雰囲気・・
いわゆる 宴会状態・・・・
皆、お酒も入って、今日のゴルフコンペの表彰式と続いた・・
最後に、名球会の古参方々の スピーチがあった
野村監督が、マイクを片手に立った・・・
・
・
名球会 という組織は何をする為の組織ですか?
ハワイに来て、ゴルフして、遊ぶのが目的ですか?
もっと、少年野球を指導したり、日本のプロ野球界、
日本で 野球というスポーツの裾野をいかに広げるかとか
やるべき事は、もっともっと他にあるのでは・・・・
苦言・・・
・
・
そう、会場内が どっと しらけた・・・
・
・
野村監督のスピーチが終わると、金ヤン が、
さー、皆 どんどん飲もう! って
会場を出て部屋に戻る野村監督にご挨拶をした・・
今日のスピーチ、感銘を受けました って・・・
野村さん 「あ どうも」
それだけ・・・
何しろ 愛想が無い・・・
・
・
24時間 野球のことだけを考えている 人だと思う・・・
頭の先から 足の先まで 野球人間・・・
でも、何故かしら 職人気質で 無骨な魅力を感じた・・・
こういうのが、「プロ」なのか? と
同年代の、王、長島と比べて 自らを 「月見草」と 名乗る・・
地味で、人に気づかれないように咲いている 月見草・・・
弱いチームを どうやって強くするのかが監督の役目・・・
ビジネスで言えば、赤字の会社を いかに儲かる会社にするかが
社長の役目・・・・
楽天の監督に就任して、来期はどんな野球を見せてくれるのか・・
これからまた 野球と言うスポーツを通して、
どんな人間臭い、 渋いコメントを 聞かせてくれるのか?
楽しみだ・・・
2005年09月27日
守護神
あんた、最近ビジネスより宗教的なタイトルが多いねー
すみません・・
ビジネスの事ばかり考えると、結局こういう事に
たどり着くもので・・・
・
・
私は、今までの人生で 2回 死にそうになった事がある・・・
えっ ! 死にそうに? マジ?
そう、 2回も・・・
何で?
・
・
一度目は、ロンドン勤務時代・・・
深夜 1時頃に自家用車で帰宅する時・・・
左車線から、家のある右側に車を寄せようと、
時速50~60kmから減速した時だった
その右側の歩道を、別の車がもっと早いスピードで抜いて行った・・・
あっ と思った瞬間は 多分 1秒 あるかないか だったと記憶している・・
スー っと別の車が 歩道側を抜いて行った・・・
後で考えると もし追突されたら 多分・・・・
・
・
・
2回目・・・・・
サントリーの東京勤務時代、当時習志野カントリークラブで
行われるサントリーオープンのプロアマトーナメントの当日・・・
得意先が出場されるので、朝4時に起床、都内のホテルで
5時に待ち合わせの予定だった・・・・
前の晩、その得意先と銀座で1時まで飲んでいた私は
寝坊した・・・
起きたのが 5時・・・・・・
慌てて起きて 、自宅近くでタクシーを拾い
「運転手さん 習志野カントリークラブまで行って・・・・」
「えー 千葉の習志野ですか?」
「そう、早く 早く・・・・・・・」
・
・
・
首都高速で、乗っていたそのタクシーが車線変更を間違え
分離帯に激突した・・・
たぶん、時速60kmは最低出ていたと思う・・・
後部座席で身体がひっくり返るほどの衝撃だったが
学生時代やっていたアメフトの受け身で、奇跡的に軽症で助かった・・
もしあの時、居眠りをしていたら フロントガラスを割って
車外に放り出されていたに違いない・・・・
・
・
・
今になって思っている・・・
守ってくれた守護神がいた と
多分 と 絶対 とどちらかと言えば
<絶対> と思っている・・・・
・
・
大きな事故はそれだけだが、他にも小さな事で
ドキっとし、 ハッとして、 おー 危ねー ・・・
と言う事はしょっちゅうある。
だから こう思っている・・・
自分は守護神に守られている と
・
・
ビジネスをしていても、こんな事によく遭遇する・・
イヤー ラッキーでしたよねー
最悪こうなっていたら・・・・
ホント 不幸中の幸いでしたねー なんて・・・
人は、それぞれに守護神を持っていると思う。
・
・
違いは、ただそれに気づいている人と、そうでない人だと思う。
2005年09月26日
生かされて
よく 言葉で 自分は 「生かされている」 と言う。
「生きている」 じゃなくて、・・・生かされている・・・
一生懸命 努力して、人生を切り開いて 生きて行く! とおっしゃる方
これかなりの 自信家だと思う。
私は昨日 ジムでエクササイズをしていて ひらめいた
「生かされる」と言う 本当の意味に・・・たぶん
・
・
ジムで?
また、大げさな・・・
・
・
いつも通っているジムのメンバーに 双子の男性がいる・・・
多分 一卵性双生児 だと思う・・・
「そっくり」 という言葉は まさにこの二人の為にあるような・・・・
二人で、マシーンや ウエイトをしている姿は 鏡みたい・・
着ている Tシャツが違うだけで どっちが どっちだか わからなくなる
顔だけでなく、身長、筋肉のつき方、7:3に分けたヘアースタイル、歩き方
全部 一緒・・・ う り ふ た つ
・
・
・
思い出した・・・
米国で ある双子の兄弟が両親の離婚で 小さい時に生き別れになった。
その兄弟が数十年ぶりに ある事がきっかけで 再会できたそうだ。
二人とも、もう中年・・・
その間 全く音信不通であった二人は 再会を大いに喜んだ。
そして再会した日の晩 二人はそれぞれが歩んだ人生が
どんなものだったか ゆっくり報告し合った・・・・・
・
・
・
二人は、腰が抜けるほど そして言葉が出なくなるほど驚いた。
二人とも ほぼ 同年齢に ガソリンスタンドに勤め、
そしてほぼ同時期に 「スポーツジム」を立ち上げ、経営者となり、
それから、ほぼ同年齢で 結婚していたそうだ・・・
・
・
全く音信不通であった二人は
違う場所で ほぼ同じ人生を歩んでいた
そして、再会した時も 同じようなヘアースタイルと身体つき・・・
・
・
米国の不思議現象で、披露されたストーリーである。
昨日、ジムで たまたま その双子の兄弟を見て思い出した・・・
・
・
人間が 「生かされている」 と言うのは 多分本当じゃないか・・・と。
人生 目標を持って、そして強く想い、努力すれば 夢はかなう・・
これは、確かに当っている と思う・・
その通りだと 思う・・
しかし、強く想う「目標」とか「夢」は 実はその人自身が発見するのではなく
<誰か>が その人に 必要な時、そして 求められた時に
「想い」 や 「ひらめき」、そして「きっかけ」 を通して
与えるのではないか?
そう、人間が自分自身で 人生を切り開いていく・・・のではなく
その人の 「出番」や「打順」が 回ってくるような・・・
人間 時には、びっくりするような出来事に遭遇する
そう、 まさか! と言うような・・・
人はそれを 偶然 とか 思いもかけない出来事・・・と言うけれど
・
・
人間皆 一人ずつ その役割や生きる意味は きっと生まれた時から
すでに
その人毎に 体内の遺伝子に組み込まれている・・・のでは?
・
・
牧師をしている友人が こんな事を言っていた
「私は自分の全てを 神様に委ねているのでいつも心が平安です」・・と
・
・
なるほどー。
生かされている・・・ と言う意味が 少し分かってきたような気がする
全ての出会い、困難、発見、日々の出来事、そして単調と思う毎日にも
実は これ意味があるんじゃないかなー と
抵抗無く、すんなりと理解できた・・・・
・
・
昨日 ジムでかいた汗は ひときわ 爽快だった・・・
2005年09月23日
国民年金
日本の国民年金の徴収不能額が 10兆円を超えたそうだ。
支給額で換算すると、5年分とか・・
前から思っていた。
どうして払わない人が多いのか?
年金加入は国民の義務だけど、税金のように強制徴収されない・・・
だから、払わない、払えない、払いたくない・・・
制度上 そりゃ そうなると思う・・・
・
・
私は、現在日本の国民年金 掛け金を支払っている・・・・
払う時に、将来自分がもらえるかどうか なんてあまり考えていない・・
たぶん、もらえないと思う・・・
だって、年金制度自体が破綻しているかもしれないと思うから・・・
でも、両親も世話になった制度・・
お返しのつもりで払っている・・
・
・
あらー、 内田さん ご立派ねー
・
・
本来、そういう制度でしょう・・
自分がいくらもらえるかではなくて、今のシニアーの方々の
永年の働き、貢献に感謝して 若い層が、現役が皆で
支えるべき国の制度なんでしょう・・・
何で、払わないの?
何ですぐ、自分が何歳から いくらもらえるかって 計算すんの?
何で、自分が何歳まで生きないと 掛け金と支給額で
損するとか得するって 計算すんの?
義務なんだから、払わなきゃ・・・
引き換えに、色々と国から、権利もらってんだから
両親や、おじいちゃん、おばあちゃん達のがんばりで
日本はここまで豊かになったんだから・・・
世界でも稀な、平和で 最高の物質文明を味わってんだから・・
やっぱり 払わなきゃ・・
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2005年09月20日
私の履歴書
ご存知の方が多いと思う。
日経新聞の 「私の履歴書」と言う連載
・
・
政財界、そして各分野で何かを極めた
大物、経営者、その道のプロ、
学者そして政治家などが、一ヶ月の連載で
自分の生涯の思い出、経験を綴る・・
・
・
毎月、執筆をする方が誰かを調べ、
初めの2-3回を読む・・
そして、決める・・・・
・
・
月末まで全て 読むか、読まないか・・・
・
・
早い場合は、初日の 執筆文章を読んで、
判断することも多い。
読まない・・ と決める場合・・
・
・
やたらと、「肩書き」と「自慢話」の多い人の履歴書・・
・
・
そりゃ、ひどい時は自分の両親や、その実家の自慢話、
家系、肩書きから始まり 全ての文章、お話に「肩書き」が
必ずといっていいほど 記されているケースもある。
・
・
今まで、一番不愉快で軽蔑した人・・・・
誰 と言うと、語弊があるので、書かない・・けど
大まかに言って、一流名門企業のサラリーマン経営者、
政治家にそのタイプが多い・・・
・
・
永い事、その地位にしがみついていた方々は、
特に毒気が強い・・・
自己陶酔型・・・・・
・
・
そう 「肩書き」 と 「出世」の話ばかり・・・
・
・
・
・・・・ 当時 常務取締役 ~本部長だった私が、○○株式会社の
専務取締役をされていた△△氏 (△△氏は その後、社長、会長、
そして名誉会長まで歴任された・・)と、××大学の当時総長で、後に
勲一等旭日大綬章 を受章された◇◇名誉教授と4人で、軽井沢で
ゴルフをした時のことである・・・・・・・・
・
・
何やねん それ!
・
・
そやから ゴルフして どないしたんや!
はよ <要点> 書かんかいな !
・
・
・
一ヶ月の履歴書の連載が待ち遠しくて仕方が無かった方々が
何人かいる・・・
・
・
もちろん、自分が勤務していた
サントリーの 元会長 佐治敬三氏
・
・
ハワイでも 実際その お人柄に接する事が多かったし、
自分の会社のオーナーだから当然・・
・
・
でも、それだけではない・・・
とても、人間味溢れるストーリー・・・
本当に、自らの若い頃からの失敗談、困ったこと、
いかに自分が ダメ人間だったかなど・・
・
・
謙遜で、そんなことまで書かなくとも・・
と社員として戸惑うことも・・
でも、これが何とも言えないほど、人間臭くて良かった・・
行間 に、お人柄がにじみ出ていた・・
ビジネス以外、ことの他 多趣味で、文化とか理学とか
探究心 旺盛な方であった・・・
会議では 「何でや?」 と言うのが口癖・・
いつも、この「何でや?」攻撃にサントリーの役員方は
困り果てたそうだ。
・
・
文章の校正、最終 「許可」 は 奥様がなさっていたと確信している。
それはそれは、聡明で、良く気がつき、佐治会長をあらゆる面で支えられた
奥様である・・・・
いわゆる 真に一流な日本人女性、御奥様・・・
社交界での華麗な立ち居振る舞いも、別荘で
お孫さんたちに ソーメンをゆでるのも
何でも こなされる・・・
手を見れば 自分で何でもやっている方 というのが
すぐ分かる・・・・
・
・
佐治会長のバランス感覚は、きっとあの奥様の上手な舵取りと
助言のおかげだと、一社員であった自分は面白く読ませていただいた。
・
・
ハワイでお会いした時、正直に感想を言わせていただいた・・
「会長! 本当に面白かったです。」
「そうか!」 って喜んでおられた・・・
・
・
同じく企業経営者である、武田薬品工業の 武田國男氏・・
この履歴書も、その月は 日経新聞が届くのが待ち遠しいくらい
面白かった・・・
・
・
病弱で、学校の成績が悪く、父親に お前はデキは悪いから・・と
いつも言われ続けていた ダメ三男坊が、あの優良企業武田薬品を
この15年~20年で名実共に世界的な超優良な製薬会社に成長させた・・・
・
・
文章の面白さ、いつも「自分のボケ」を入れたストーリーは
読む人の興味と笑いを誘い、
飾り気の無い 正直 な お人柄を感じさせる・・・
・
・
任期最後に、自分の後継者を選ぶに当り、何を重視したかを
書かれていた・・・
・
・
「私利私欲の無い人」 がキーワードだったそうだ・・・
・
・
経営の第一線を退き、会長に就任された直後の
淋しさ、執着心、物足りなさなどの気持ちも
正直に吐露されている・・・
・
・
佐治さんも、武田さんも オーナー経営者・・
オーナーとしての天真爛漫な、自由闊達な部分が
お人柄に出ている事は間違いない・・
武田國男さんご夫妻の 結婚式のお仲人さんが
佐治敬三ご夫妻だったと知ったのは、
武田氏の履歴書の連載でだった。
・
・
帝国ホテルの 村上信夫 元総料理長
この方の履歴書も これが日本の 「昭和史」
と思うほど迫力があった・・
戦後日本が、やっと世界と肩を並べる事が出来るように
なった経緯が、「料理」と言う世界を通して上手に披露
されていた・・・
・
・
怒って 味付けをすると塩辛くなる・・
味付けは、
穏やかに 自分の感情が落ち着いている時に・・・
なるほど・・
・
・
・
今月は、某ビールメーカーの元社長・・・
これは、申し訳ないが、面白くない・・
「ラガーは生である・・・」と言って
世の中の消費者の理解、ニーズに逆らい、
マーケティングに失敗し競合他社に、
シェアーNo1の座を譲った時の経営責任者の一人である・・
・
・
最初2-3回読んで、あー 面白くないな ・・・と思い
もう読むのを止めた・・・・
・
・
自分が 大学4年生の 10月1日 最初に会社訪問したのが
この「ビール会社」であった・・・
・
・
日本に、これからもっともっと 型破りで<変人>と言われる
魅力ある経営者、そして人間味 溢れるリーダーが日本の
各分野に生まれると面白い。
・
・
私の 「肩 書 き」 書 でなく、
若い人が励まされ、
希望を持てるようになる、真の「履歴書」、「体験書」を
面白く 語れる人達が多く出てくると
日本はきっと 変わると思う。
・
・
70歳過ぎのお年寄りばかりでなく、
若い人でも「極めている人」
そして、何かを「成し遂げた人達」に
どんどん登場してもらいたい・・
・
・
年功序列とか、肩書き主義なんか 忘れれば
日本は もっと、もっと元気になると思う・・・
誕生日
今日 9月20日は 今は亡き 母の誕生日・・・
存命であれば、94歳・・・・・・
亡くなって、もう 22年が過ぎた・・・・・・・
・
・
・
明治生まれの 女性にしては長身・・・
164cm あった。
・
・
草月流のお花のお師匠さんをしていた。
生け花をしている時は、本当に 「幸せそう」 であった。
ハイカラで 進歩的な女性だった。
これからは女もどんどん勉強して、社会で活躍しないと・・・
昔の常識にばかりしがみついてないで、もっと自由に・・・
・
・
ジュリー こと沢田研二 の大ファンだった・・・
ジュリーがテレビに登場するとかぶりついて 観ていた。
プロレスを 見るのが好きだった・・・
ボクシングの 試合も・・・
テレビにかぶりついて 中継を観ていた
私に良く言っていた・・・
「男が幸せになりたかったら 奥さん 大事にしなさいよ!」って
「これから日本は女性の時代になるわよ!」って・・・
中学生の頃、夜9時過ぎに塾から帰り
腹ペコだった私が 食事をしていると
横に座りながら そう話していた。
「ひとが食ってる時、何 見てんだよ!」
「あんたが モリモリ食べている姿を見るのが楽しいのよ」 と・・・
「うるさいな!」 と、生意気な態度で応えながら
今でも、しっかりそのやり取りが脳裏に焼きついている・・・
・
・
今 思っている
「 ホント やっぱりお袋の言っていた 通りだ」 って・・・
・
・
ロンドンに赴任し 10日後の9月28日に亡くなった・・・
ずっと、闘病中だったので 覚悟は出来ていたが
国際電話で知らせを受けた時は、やはり淋しかった・・・・
金沢で 44歳という高齢で私を生んでくれ、
私が、病死した長男の生まれ変わりという事もあり
大事に育ててくれ、おもちゃはあまり何度ねだっても中々
買ってくれなかったが、勉強に関する参考書、塾の費用、
そして教材などは <一発回答 >で 許可が出た・・・
「 いいわよ いくらするの? 」って。
・
・
日本の古い男尊女卑の社会で、充分に力を発揮しないで、
女性として 存分に楽しまないで
一生を終えてしまったような気がする・・・
・
・
ロンドンへ出発する前日、病院に母を見舞った・・・
その日の母は 久しぶりに気分も良かったようで
とても元気そうであった・・・・・・・
・
・
「じゃー、明日行くからな。 オフクロも退院して ロンドンに来いよ!」
普段と変わらぬ口調で、いや・・
むしろ普段より 少し ぶっきらぼうに 言った・・
私がそう言うと 最後 母は、タオルを取って
ベッドのむこうを向いて 汗を拭いていたように覚えている・・
返事は聞こえなかった。
・
・
それから次に母に対面したのは 10日後
棺の中に入れられた姿と だった・・・
お疲れ様・・ ゆっくり安らかにね・・
産んでくれて ありがとう・・・・
一緒に ロンドンへ行こうか? ・・
そんな風に 心の中でつぶやいたのを覚えている・・・
2005年09月18日
罰が当る
ハワイに休暇に来て、心底楽しんでいる方が
時々、こんな言葉を口にするのを聞く・・・
・
・
「 こんなに幸せだと ばちが当るのではないかと 」
・
・
・
本当に 良くその気持ちが分かる・・・
身体の真髄まで日本人である自分には、この気持ちが
痛いほど 分かる・・・
幸福になれない日本と言う社会
幸福と言う言葉の定義が難しいが とにかく
ほとんどの日本人は小さい時から、
・
・
そんな事をすると・・・
ばち が当るよ!
恥 をかくよ!
怒られる よ!
と周囲から いつも注意され、脅かされ続けて 育つ・・・
だから真面目に勉強したり、働いたり、
本当はやりたいことは 我慢して
やりたくないことを 一生懸命 やる
・
・
・
好き勝手ばかりして、苦労して いないと・・・・
ばち が当るから・・
・
・
実際
のんびり休んだり、遊んだり、楽しんで好きな事をしていると
周囲から、集中砲火を浴びる・・・
・
・
・
ハチの巣になるほど、
嫉妬とか、イジメの マシンガン攻撃を受ける・・
あるいは、脳天気な奴だ・・
一つ思い知らせてやれとばかり地雷を仕掛けられるような
陰湿な 「イジメ」 に遭う
・
・
楽しんだ後に、怪我なんかすると
「あー ! やっぱり ばち が当ったー 」と 叫ぶ・・・
たまたま それが本当に偶然だとしても
「あー やっぱり 楽しむんじゃなかったー」って
・
・
最近 自分はだいぶ図々しく 強くなってきた・・
これらの教えや日本古来の倫理観に
果敢に対抗しようと思う。
・
・
・
好きに楽しんで 何が悪い !
幸せになることに なんか文句 あっか ! って
もう とても たくましい・・・・・
< 買い物も 楽しむ >
・
・
・
日本人は無宗教な人が多い、と書いたが
日本ほど、他の宗教ではかなわないくらい
古来の 克己心、自己犠牲、苦労を美化して、
「楽しむ、味わう 余裕を 罪 と見なす」といった
社会的な倫理観、宗教心が浸透している国は無い。
この倫理、常識から逸脱したり、周囲への気遣いを怠り
風潮に逆らうと ものすごく「怖い」仕打ちを受ける・・
という具合に 小さい時から 教え込まれている・・・
仏教でも、 「地獄に落ちるぞ・・・」 って
死んだ後のことなんか知らない人が そう脅す。
・
・
・
高級外車に乗って、殺生を禁じているくせして松坂牛など
美食の限りを尽くし、大酒飲んで、お妾さん囲って、お布施で
豪遊している お坊さんが・・・
そう言って 檀家 を脅す・・・・・
幸せになりたかったら、もっとお布施しなさい! って
地獄に行きたくなかったら、
もっともっと 休まず、楽しまず 働きなさい! って
人生は 苦の連続なんだよ !って・・・
・
・
・
不幸なことである。
とても残念だと思う。
・
・
・
幸せを感じたら、こう考えるようにしたら どうだろう・・
「あーきっと ここまでがんばってきたから、ご褒美が出た」 と。
・
・
・
次回も ご褒美がいただけるよう またがんばろうと・・
そう思うと 幸せを ビクビクせずに心底感じ、感謝して
享受することができる・・・
2005年09月17日
公約
私の趣味の一つ・・・
私の永年の、習慣・・・
そして、いつも中々うまく行かない試み・・・
・
・
・
減量
・
・
ここ25年間くらいの間で、
何千回使ってきただろう?
「明日から 減量!」・・・・・ このフレーズ
今日からでなくて、明日から・・・・
自分に甘い・・・・・・・
・
・
・
今日から にしなくて、明日からに 延ばす・・・・・・
非常に、自己管理が出来てない・・・・・・・
美味しいものを見ると、ついつい・・・・・
良いワインを見ると、ついつい・・・・・・・・
・
・
幻の酒、焼酎、そして シャトー○○なんて聞くと
ま、明日からでいいや・・・・ となる。
十数年前 腎臓結石を患い、七転八倒の苦しみを経験した。
その時減量を決心し、徹底的にカロリー計算しながら5kgほど
やせた事がある・・・・・・・
毎日 空腹・・・・・・・・
・
・
焼肉や、ラーメンの 夢を見る・・・・・・・
これ 本当に、見る・・・・・・
ジュー という音と共に 焼肉焼いている ところを
胡椒をたっぷりかけて、しなちくとチャーシュー大盛りで
しょう油ラーメンを食べている ところを見る
ひどいと、
ケンタッキーフライドチキンを お腹一杯
食べている ところを
ビールを ピッチャーで 3杯くらい飲んでいるところを・・・見る
・
・
・
でも 痛い思いをしたものだから・・
マジで 減量に取り組んだ・・・
<誰か>から、お灸を据えられたもんだから
ものすごく 一生懸命に・・・
・
・
最初の、2週間 これ 地獄・・・・・・・
でも その内、だんだん 楽になってくる・・・・・・
空腹に 慣れてくる・・・・・・・・
ズボンも 楽になってくる・・・・・・
KFCの横を車で通っても、気にならなくなる・・・
・
・
久しぶりに会った方に 言われる
「内田さん 少し やせましたね!」
・
・
だがこれが いけない・・・・・・・・
え そうですか! って
その後すぐ
ステーキとかフレンチフライ なんかをオーダーしそうになる
・
・
危ないのなんのって・・・・・・
他人の言動に 影響されやすい私は
褒められらすぐ調子に乗るもんだから 非常に危ない・・・・・・
・
・
・
・
アメリカの エリートビジネスマンがよく言うそうだ・・
「自分の 体重を 管理できないで、部下や
担当プロジェクトを管理できるわけが無い!」と。
・
・
別に 自分はNYのエリートじゃないから・・・ ま いいか
と、これが 危ない・・・
リスクマネージメント なんて偉そうに シリーズで書いていても
すぐ、自分に 都合よく考える・・
・
・
・
同じエレベーターに、白人とハワイアンみたいな男性
数人と 乗り合わせる・・・・
自分は、栄養が足りないのか?と 思ってしまうくらい
皆、デカイ・・・・
・
・
ま いいか・・・
すぐその夜 焼肉トラジに予約を入れようとする・・
このように すごく意志が 弱い・・・・・・
・
・
・
ジムにも行っているから・・・と すぐ調子に乗る
特に今は 病気なんかしていないし、
血液検査の数値も何も問題なく、大丈夫だから・・・
と
すぐ・・・・
・
・
・
今日から、11パウンド 5kgを目標に 減量を開始した
もう ブログで 宣言してしまう・・・
目標達成期限は 9月30日までに・・・
・
・
絶対に 達成する・・・・
その為に 必要な手を 全て打つ・・・
瞑想して・・・
それに もうこうやってサイトで 「公約」 してしまったから!
2005年09月16日
異文化のカクテル
東京浦安にディズニーランドが開設されたのが、1983年。
私は、当時ロンドンに勤務中だったので行く事が出来なかった。
ロンドンの新聞で、TDLは開園初年度の目標 来場者数を
1,000万人としている・・
と言う記事を読んだ。
「はっはー ! たかが遊園地に 1,000万人だって・・・」
遊園地と言えば、豊島園 と 読売ランド くらいしか知らなかった
私には、「何を言ってんの?」という数字だったのを覚えている。
当時の評論、見通しの多くも、この目標数を
半分 「夢」 の数字だ と書いていた。
・
・
結果は皆さんご承知の通り、開園10ヶ月で
入場者数は目標の 1,000万人を超えた。
・
・
驚いた・・・
たかが 遊園地 一箇所に
東京の人口とほとんど同じ 入場者数。
現在、東京ディズニーランドは、開園以来の累計入場者数が
3億人を超え、アジア近隣からの観光客数も入れてだが
年間1,700万人以上が 訪れるそうだ・・・
・
・
・
夢、アイデア、遊び心、そして 空想の世界・・・
こういう ソフトの開発、考案は アメリカ人に担当させると
とてつもなく、面白いアイデアを持ってくることがある・・・
ラスベガス・・・
ギャンブルだけでなく、あのユニークなホテル群、ショー、
天井が青空のように塗られたショッピングアーケード・・・・・・・
年間のラスベガスへの観光客数は、3,000万人を超える。
・
・
こういう ユニークな発想、スケールの大きさ、
人真似しない新しいアイデアは、アメリカ人の方が得意・・・
・
・
一方、ハード・・・・
これらの遊園地を造る、ショッピングアーケードを建設する
こういう 建設作業は日本人が大得意・・
設計図面どおり、納期引き渡し日どおり、そして
コンセントも タイルも 真っ直ぐ
きちーーんと 貼り付ける・・・・
隅々まで、綺麗にペンキを塗り、
窓枠もしっかり 隙間とかズレなんか 「全く」 無い・・・
・
・
・
ハワイや米国に進出を考える 企業、ビジネスオーナー
のほとんどが、とかく幹部を皆日本人で固める傾向がある・・・
傾向と言うよりも、ほとんどが 皆日本人・・
日本語で、心地よく 一緒に 悩んで、愚痴って、
皆同じ発想で 仕事をしがち・・・
幹部に アメリカ人を登用する会社はあまりない・・
せっかく、ハワイでビジネスをやるんだったら
日本人だけで 集まって 凝り固まらず・・・
どんどん 当地の優秀で専門性と経験のある人を
幹部に起用し、権限委譲して仕事をさせてみると面白い。
・
・
・
日本人では気がつかない、想像もしない、米国スタイル、
変わった面白いアイデア、合理的な手法を
提案してくることがあるから・・・
最終決定は、資本を出している日本人責任者がすればいい。
別に何も 危ない事は無い・・・
言葉、文化、風習の違いを 面倒くさがらず、
避けて通らず、勇気を出して こういうアメリカ人達の
能力、発想、アイデアを取り入れてみるといい・・・
・
・
・
海外に出て行くのなら、日本の 「島国根性」 を捨てる
今までと違う、「手法」を取り入れるような
そんな、広い心を持って欲しい・・・
・
・
・
私も、日頃 当地の専門家、そしてデザイナーや
マーケティング会社の方とお付合いするようにしている・・
真面目で、センスの良い、優秀な人と出会うことが度々ある。
その度に とても勉強になり、良い刺激となる。
「なるほどねー。 そう言えば そんな考え方もあるなー 」 と。
トヨタ自動車や日産自動車は、何年か前から
車のデザイン考案部隊をフランス等 欧州に置いている。
性能は日本製、デザインは欧州のセンスを取り入れる・・
そうすると
世界中で良く売れる 新車が 誕生する・・・・
・
・
どんどん ボーダレスに 知恵と能力、
それぞれの特技をブレンドする・・
そんな 発想が面白い・・・・・
2005年09月13日
ガソリン代
驚くほど、上がっている・・・
そう、急上昇という感じがぴったり。
・
・
・
英語で、Sky Rocket Highと言う・・・
ガソリン代・・・
これまで米国での生活で、「安くて助かるなー」
と、思っていたガソリン代が
すごい勢いで 値上がりしている。
ここ最近2週間ほどでレギュラーガソリン、1ガロン
およそ $3,30~$3.60に跳ね上がった・・・
1 リットル当り およそ 90円~100円。
日本から比べると、まだ2-3割ほど安いか・・・・
・
・
・
しかし、今まで米国人が経験した事のない 高い価格・・・
最近 心なしか朝夕の道路の混雑度が、改善しているように思う。
気のせいか?
皆、車の燃費を気にして ラッシュアワーを避けているような・・・
気のせいか?
運転が、ゆっくり 穏やかに なってきているような・・・
・
・
・
他人事ではない・・・
私も、出来るだけ車で移動する時は、ラッシュアワーを
避けて、時間とガソリン代を節約している。
自慢ではないが、これは 昔から・・・・・・・・
今後も出来る限り、続けたい。
・
・
・
ハワイ州では、ガソリン価格のCAP制が適用され
ある程度の卸価格に暴騰すると、自動的に
上限価格がセットされ、それ以上の値上がりが
制限される法律が 適用される事になった・・・・
・
・
しかし
誰でも車で移動し、州への物流、州内での物流のほとんどが
船と自動車輸送に頼るハワイ州にとって、もうすぐ全ての商品の
価格が上がり始め、インフレ傾向にシフトする・・・・ という事は、
容易に予想がつく・・
・
・
・
グリーンスパンFRB議長は、今の米国経済はオイル価格の上昇を
うまく取り込み、インフレの危険性を抑制、克服しながら
成長できている・・ と言っていた。
この分析、見通しが 今後も正しい事を祈る・・・・
・
・
・
ここ1-2年、ハワイの住宅建設コストの高騰が激しくなっている
従来 スクエアーフィート当り、$120~$150くらいが相場だった
施工費が、最近$250~$350・・・
中には、$400になるような見積もりが出てきている・・・・
えっ?
2倍 ?
そう・・・ 驚くほどの 急上昇・・
一頃の 日本のバブル経済の頃・・
建設会社が施主から、「接待されていた」 時代のような 流れ
・
・
コンドミニアムの建設が続いているのと、
最近の不動産ブームで買い替え組みが購入した
中古物件の家やコンドをリフォームする需要が
大幅に増えているのが主因・・・
・
・
信じられないほどの値上がり・・・・・・
そういう 一言に尽きる・・・
最近のガソリン価格の急上昇・・・・
2年ほど前の 2倍になったガソリン価格の上昇は
これから一気にハワイのあらゆる物価を押し上げる方向に・・・
便乗値上げも加えれば、今年のクリスマス商戦までには
全ての商品の値段が高くなると覚悟すべきだと思う・・・
・
・
米国発の世界石油ショック とならぬよう・・・
ハイパー インフレには ならないとは思うが
家庭でも、個人でも、そして企業、スモールビジネスでも
今までの常識をくつがえす位の、節約、経費の見直し
そして自分でいずれ、必ず消費するもので、
保存出来るものは買いだめしておく方が良いかも・・
そして、何よりも意識を変えることが必要になると思う・・・
本当にこれ 必要かな?って・・・
もう全ての家計、費用、経費を見直すくらいに・・・
・
・
・
最初はゆっくり・・・
気がつくと あっという間に押し寄せる津波のような
「インフレ経済」 に 念のため 生活の知恵と工夫を使い
「備える」 時が来た・・・
そう思った方が 安心かも知れない・・
いつもながらの 大げさ 評論家・・・・・?
2005年09月12日
信仰心
玉置 弘ではないけれど、一週間のご無沙汰です。
・
・
小泉自民 圧勝! 凄いですね。
・
・
・
でも、亀井さんも当選。
塀の向こうに入った 宗男さんも、みそぎ号泣当選。
日本の国政・・ 驚くばかり・・
でも投票率の高さは 嬉しくなった 日本人もまだ諦めていないか・・と
本当にこれが日本の行政改革につながることを祈り・・・
・
・
・
さて、今日 ハワイは月曜日・・・
月曜日?
そう、 じゃあ? あれ?
そう、道徳・・・・・・・
また?
・
・
・
今日は、信仰心 のお話し
日本人は、宗教の話をすると 変な顔をする・・・
相手が無宗教です・・ なんて言うと 変に安心する・・・
しかし
米国で、無宗教です・・・ と言うと、 変な顔をされる
警戒される・・・・ え? 警戒?
履歴書や、申込書などの、「宗教」 の欄を 空欄にして出すと
戻ってくる・・・
あのー ここ 抜けてますよ! って・・・
・
・
・
外国でビジネスをする日本人が、語学と同じく学んだ方が良い事・・
宗教・・
・
・
・
米国で部下の人に 忙しいから 日曜日に出勤しろ!って言うのは、
管理職としてあまりいただけない。
・
・
・
ご存知の通り、
キリスト教など、多くの宗教には 一週間に1日 安息日がある。
キリスト教の場合、日曜日が この安息日・・・・
イギリスなんかは、日曜日に商店を開けると 罰金を取られる・・
えっ? 罰金?
そう、だから罰金払って 商売する
罰金以上に 儲かれば 費用対効果・・・?
基本的にキリスト教主体の国では、
日曜日には家族で教会に行く・・・
と言うか、日曜日は 教会に行く為にある・・ と言ってもいいから。
・
・
・
・
キリスト教でも、イスラム教でも、仏教でも 何でも良い・・
海外で、ビジネスをする場合、この宗教について、そして
その信仰の元の部分について、理解していないとちょっともめる・・・
人間関係が こじれる・・・事がある
・
・
・
私?
私は、実はどの宗教にも属しておらず、教会やお寺にはほとんど
定期的に通っていない・・・
時々 気が向くと行く・・ そんな程度。
何だ・・・
すみません。
・
・
・
履歴書や、申込書に宗教の記入が必要な場合、
一応 「仏教」 と書くようにしている・・・・
でも、キリスト教にも興味がある・・・
そう、どんな料理でも食べる、お盆もクリスマスも、何でも
受け入れて、商戦や楽しみに利用する日本人と同じ・・
お正月には神社にお参りに行って お葬式は仏式だけど
ハワイの教会で結婚式をする・・・ そうそう あれと同じ・・・
でも、信仰心だけは 厚い・・・つもり
これだけは 自負している・・
宗教と、信仰心は 少し違うと思う・・・
宗教に熱心でも、ちっとも立派でない人を今まで
たくさん見て来た・・・・
・
・
・
祈っているその時は、立派なんだけど 一度教会やお寺を
出ると、人間が変わる人を たくさん見て来た・・
お寺や、教会に行っていれば 幸せになれると <信じて>
いる人を多く見て来た・・・
・
・
・
自分は、ビジネスコンサルタントをしていて、
ビジネスに成功する人には、何かこの信仰心が
強い人が多いと思っている。
別に、京セラの 稲盛さんほど 立派でなくても・・・・
何かの教えを信じて、それを普段の仕事に「実際に」取り入れて
仕事をしている人が 結構うまく行っている・・
数字で 何% とは証明できないけど、そういう信仰心が強く、
いつもその軸がずれない人は成功が永く続いている・・・
・
・
・
海外で仕事をしようとする場合、宗教とか、信仰心を
あまり 軽く考えない方が良い。
変な偏見で 見ない方が良い。
・
・
宗教と言うと、「オウム真理教」 を思い出す人・・・
あれは、宗教では無く、 「カルト」 教団・・・
米国にもある・・
これは 危険・・・
気をつけたほうが良い・・ 財産 家族 全て持っていかれる・・
・
・
・
キリスト教も、仏教も、そしてイスラム教も
「人を殺してはいけない」 と説いている・・・
毎週日曜日に教会へ行っている人が、戦争で相手を殺せと
命令する・・
・
・
「聖戦」 と言ってテロや、殺戮を 煽る指導者がいる・・・
・
・
・
こういう人達は、宗教の教えを捻じ曲げて うまく利用しているだけ・・
どの 神様達も 怒っている・・・
「お前達なー 私の名を借りて・・ 人殺しするな!
いい加減にしろ !」 って・・
・
・
日本は世界でも、珍しく国民の大多数が無宗教だけど、
大多数が苦しい時は神様、仏様にお祈りをする・・・と言う
日本のニュースが当地の新聞記事に紹介されていた・・
・
・
この記事を読んで 何か、とても恥ずかしい思いがした。
この記事を読んだ米国人が、そういう日本人の平均像に対して
どういう印象を持つか 手に取るように分かるから・・・・
・
・
どの宗教を・・
という悟りや、決心はまだ無いが
信仰心だけは忘れずに仕事がしたい・・・
苦しい時だけではなく・・・
普段 <誰か>に 褒めてもらえる様な考え方で
判断をしながら・・・・・
2005年09月02日
暴動
米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」・・・
その被害の映像、ニュースが入ってくる度に
被害のすさまじさ、そして悲惨さが伝わってくる・・・
何とか、して欲しい・・
もうここまで来ると、神に祈るのみか・・・
・
・
私は、1992年9月に ハリケーン 「イニキ」 がハワイ諸島を襲った当時
ホノルルに住んでいた。
そしてカウアイ島のリゾートの仕事もしていたのでその時のことを
思い出す・・・
・
・
当時、朝の予報では ハリケーンはオアフ島を直撃する進路を取っていたが
午後になって急に進路が変わり、カウアイ島の南部から上陸、そのまま北上し
ノースショアーを抜けるまで、ご丁寧に 島全体をなめ尽くして行った。
・
・
自然災害としては、自分も4歳の頃 名古屋で「伊勢湾台風」を
体験しており、改めて自然の猛威を思い知らされた・・・
・
・
この時、米国内で
「ハワイでは、このような時に暴動が起こらず、皆で助け合い
食料を分け合い、病人、年寄りを保護しながら復旧作業が
続けられている・・ 素晴らしく、驚くべき現象だ!」
と全てのニュースソースで
驚嘆の報道がされたのを覚えている・・
・
・
1995年1月の 阪神淡路大震災・・・・
当時 米国内でもCNNのニュースで30分毎に 現地の被災状況が
次々と報道された・・・
倒壊したビル、運び出される被災者、救援の様子・・
・
・
この時も、日本はこれだけの自然災害で何万人もの
被災者が出て、街中が廃墟と化しても暴動が起きない
不思議な国である・・
住民が、整然と列を守り 食料 水の配給を受けている・・
こういう時にでさえも、秩序が保たれている・・・
そういう報道が米国で多く見聞された・・・
・
・
何を 言っているのだろう?
正直、アメリカ人のそして海外メディアの反応、
ニュース報道の意味が分からなかった・・・
・
・
今回の 「カトリーナ」 の被災地の面積は英国の国土と同じ広さだとか・・
最も被害の大きい ルイジアナの被災地は、今 戦場と化しているそうだ・・
暴動、略奪、撃ち合い、そして奪い合い・・・
・
・
そうか、それで 分かった・・・
普通、アメリカでは こうなるのである・・・
これが 常識 なのだ・・・
・
・
日本人や、カウアイ島の人たちが 普通でなかった
ただそれだけであった・・・
・
・
・
ニュースを見ていても、必要なものは まず軍隊だ!
・
・
・
え! 軍隊?
復興の為のスコップを持った自衛隊と違って、銃 を持って・・・
最近イラクから帰還した彼らは、銃の使い方も、人の殺し方も
皆 心得ている・・・ と市長さんからの宣戦布告
災害復興より、まず 治安維持だ!
救援物資をもらうにも、まず銃で撃たれないよう身を守る・・・
何と言う 悲しい事か・・・
・
・
・
そういう、ニュースを聞き
そして人種、貧富の差で 救援活動に実際 差が出ている・・
というニュースを見て
悲しくなる・・・
実はこれが、アメリカという国の真の部分なのではないのか? と
・
・
・
ブッシュ大統領が被災地を視察して
「メキシコ湾岸全体が、想像もできないような
最悪の兵器 によって消されたようだ」
と言った・・・・
・
・
私もカウアイ島のハリケーン被害の後、現地を訪れ実際の現場を
目の当たりにして
戦争で 爆撃機 部隊 に空爆されたら
町はきっとこのような廃墟になるのでは?と
ショックで息が詰まりそうなったのを覚えている。
・
・
世界で正義をかかげ、大義名分をでっち上げ
戦争を仕掛けて多くの民間人、お互いの国の兵士の命を
犠牲にしている米国に
<誰か> からの天罰が下ったのではないか?
そんな風に 思うのは私だけだろうか?
・
・
自分なりに、災害復旧のために出来る事を考えたい・・・
被災された方々の一日も早い復興を心から祈りながら・・
投稿者 : 18:34 | コメント (2) | トラックバック
2005年09月01日
おっしゃる通り
ハワイで商売をしている人達を見ていて
一番 残念なことは、変なプロ意識が高過ぎること
・
・
米国内でも、そして世界のレベルと比較して 大した商品 サービスでも
無い割には、変にプライドが高いところがある・・・
プライドには、2種類ある・・・
・
・
良いプライド・・・
私は、こういう製品を 永く そして親子3代に渡り作ってきた・・
このサービスには、これだけの手間とコストがかかるけど 絶対にウチの
経営哲学として今後も手を抜かない・・・・・
こういう類のプライドは、とても素敵だと思う・・・
・
・
・
一方 変なプライド・・・
あんな店は、ただの流行だよ・・
あんな奴のうまく行っているのは、運がいいだけ・・・
世の中、これしか 無い ! これが最高!・・・
最近売上が落ちているのは、客が 分かっていないだけ!
昔は、一日最高 ○○○ ドル売り上げた事もあるんだ!ま、今は観光業がね・・・
うーん ・・・・・・・・
・
・
自分が仕事をしていて、人とお付き合いしていて、
できるだけ使うようにしているフレーズがある・・・
「そう、 おっしゃる通りです」・・・・
「Yes, you are absolutely right !」
・
・
この言葉が、スラっと出ないとすれば、自分に変なプライドがある証拠・・
自分に自信が無い人ほど、このフレーズは言えない・・・・と思う。
相手の言っている事、持った感想、
こうしたらどうですか? という提案・・
あんたのところは、ここがダメだよな! というお叱り・・・
こういうコメントを受け入れ反省するのは 結構 勇気と根性がいる・・
すぐ、
「いやー それは これと この問題があって出来ないんですよ!」
とか
「言うだけは、簡単ですよー!」
「分かったように偉そうに! これだから素人は・・・」 って なる・・
でも、この 「おっしゃる通りです」 精神を持つと
状況が、物凄く 好転する事が多い・・・
謙虚に相手のコメントを受け入れたり、反省して
ホントに おっしゃる通りにしてみると
時には、「おっしゃる通り」以上の結果、発見に恵まれる事もある・・・
・
・
自分の変なプライド、間違ったプロ意識、頑固さを出来るだけ忘れ
そして 色々な人のいう事を
「なるほどー おっしゃる通りですね!」 と言って聞き
実際に本当に 「実行」 してみる・・
お客様の言う事だけでなく、従業員の提案なんかを
「 いや ホント その通りだね!」と言って 取り入れてみる・・
すごく、変わる・・ 自分がいかに気が付いていなかったが
「判明」 する
驚くほどに・・・
・
・
こんなビジネスオーナーや、責任者には、とても将来性を感じる・・
「イヤー いくつになっても、開業して何年たっても 勉強です」・・・
こんな考え方、商売の姿勢には 物凄い成長性を感じる・・・
そして この 「おっしゃる通り」 の もう一つの効用・・・
・
・
そのおっしゃった方やお客様、従業員が 応援してくれる・・・
おー 意外と素直じゃん! って言って・・・・・
・
・
なるほど・・・ おっしゃる通り かもしれませんね!
ハイ
投稿者 : 06:32