ハワイビジネスコンサルティング ハワイのコンサルティング会社。ハワイのビジネスに関するご相談はお気軽に
ハワイへの事業進出サポート ハワイのコンサルティング会社。ハワイのビジネスに関するご相談はお気軽に



サービスと料金

お客様事例

セミナー情報

MKUについて

お問い合わせ

新サービス
無料カウンセリング
 -あなたの人生の悩みをお聞きします-




ハワイビジネスブログ
 - お知らせ
 - ハワイでのビジネス
 - ハワイでビジネス


内田のハワイ日記
 - お知らせ
 - よもやま話
 - ハワイのビジネス
 - ハワイの生活
 - ハワイへ移住
 - 人間関係論
 - 日米比較論
 - 私の人生車線変更
 - 道徳




HOME



« 2005年08月 | メイン | 2005年10月 »

2005年09月30日

1:99 の法則

世の中に、20:80の法則があるのをご存知と思う。

そう、ビジネスで20%の事柄が、80%の意味や結果をもたらす

80%のビジネス、売上は、上位 20%の顧客で成り立つ・・・などなど


日本でも、アメリカでもよくこの法則を使って

物事を分析、理解する。



最近 新しい法則を見つけた・・・・

1:99 の法則・・・・

内田流 法則



ビジネスを通して、結局一番基本になるのが人間関係・・・


売主と 買手の関係・・・




そんな人間と人間、 両者の関係に


この 法則が当てはまる・・・



1:99  

とにかく


みんな 1 しかしないで 99 を得たがる・・・


1 を使って 99 のリターン を期待する・・・・



そうすると、ほとんど100人中 99人は 1 しか得られない・・・

99の<努力>で、1のリターンしか残らない・・・・・


反対に、


相手に99の貢献、謙譲をしようと努力している人は

<1>番 の理解、評価を 得る・・・


しかし、この1番の理解が  

結果100に到達する決め手となる・・・




この法則を理解し、実行している人は


100人のうち 1人だけ   


残りの 99人は、皆 この逆をやっている



自分の事ばかり 考えている人が 99人。

顧客の事、相手の事、会社の事、部下の事を 

真剣に 考えて

日々行動している人は、100人の内 1人しかいない・・・





皆、会社が悪いと思っている・・・


皆、上司が悪いと思っている・・・

皆、部下が悪いと思っている・・・

皆、仕組みや制度が悪いと思っている・・・



皆、自分だけは 悪くないと思っている・・・



実は自分が 一番悪い・・・

そんなこと 微塵も思っていない・・・


ビジネスで、成功している人は


極端に言えば この 100人の内の 一人だと思う・・・



今の世の中、 豊かな社会、国に住む人ほど


実は、この 99人の思考ばかり・・・・



可愛そうに、本当に<無駄>な努力ばかりして・・

ちょっとした、考え方の軸の位置で 劇的に人生や


仕事の結果が変わるのに・・・


1:99の法則・・・

この法則で成功する基本は、

何でも 「他人と逆をやる」 と良い場合が多い・・・・


逆転の発想?


うーん、 近いけど ちょっと違うなー




損して 元取れ?

うーん、 まー   普通そういう意味に取ってしまうかも



でも、全然違う・・・

全て、いつも自分が相手に何をしてあげられるか?

自分が どれだけ 貢献できるか?


そういう<思考の軸>で仕事をする・・


そういう事のできる 人の割合が  100人いて一人


そんな感じですかね?

そういう 努力は 1 で  99を 凌駕する・・・・


失礼しました。

投稿者 : 13:04 | トラックバック

2005年09月29日

所詮ビジネス

ハワイで、色々と仕事をしてきた。


関連会社の役員をしていたので、やはりビジネス経営


運営、問題処理が多かった。




色々と体験した・・・・



一番大変だったのは、2001年の 9月 米国同時多発テロの直後・・・・

ホノルルのサントリーレストランの経営を担当していた時期だった・・


まさか・・・・ という言葉は こういう時の為にある。


信じられない・・・ という言葉も、こういう時の為にある。


まず、冷静に すべき事を考えた・・・



まず、今後予想される事態を、考えられる範囲で


全て考えた・・・・



ワイキキの カラカウア通りに 人がいなくなった

初めて見る光景・・・・・・・


不気味なくらい、静か・・・・

代わりに 銃を持った重装備の米軍兵士が 


街のあちらこちらを闊歩している・・・

まるで 戒厳令の下のよう・・・



どうするか・・・



今後の経営

雇用

営業方針

対策

そして、キャッシュフロー 




冷静になって考えれば考えるほど

事態は、悪い方向へ行く・・・

心理的にも追い込まれ、 実際 売上も急減した。

そして

何よりも、従業員全体に不安が広がっているのがわかる・・・




その時 はっと思った・・・

何をそんなに うろたえて 考え込んでいるのか・・・と



所詮 ビジネスではないか・・・


<誰か>から そんな言葉が届いたように思った。



NYでは多くの方が亡くなっている・・・

家族を亡くした方が大勢いる・・


救助活動中 自らの命を落とした、消防員、警察官がいる



我々は誰も怪我もしていなければ、亡くなった人間など


もちろんいない

皆、意気消沈しているだけ・・・




大丈夫、  何とかなる・・・


幹部従業員の給料減額を・・という本社とのやり取りもあった。

しかし、キャッシュフロー上 可能な限り 給料はそのままで


時間給社員を削減して凌いでいくことにした・・・・・・


その時に 思った・・・


ビジネスとは何か?




売上を伸ばして、利益を大きくして、雇用を増やして・・・

上場していれば、株価を上げて・・・・



それで?


その先  どうする?


つまり、ビジネスは所詮 資本主義のゲームではないだろうか?

所詮、市場での資金、商品、サービスのやり取りである・・・


とても大切だけれど、この世で 人間として


必ずしも 一番 重要 な事ではない・・・


そんな風に思えるようになった・・・

やけくそ、 投げやり、 刹那的 ・・・・


そういうのとは違う、


謙虚な<あきらめ> と 大きな <気づき> を得た・・・


修羅場 と言うほどではないが、この時の経験が今でも活きている・・・


それ以来、常に最悪を想定して、最善を尽くし、あとは


結果を受け入れるようにしている・・・・



そして、困った時には、「 所詮 」 ビジネスなんだから・・ と思う様にしている。

投稿者 : 02:46 | トラックバック

2005年09月28日

真の豊かさ

私が お世話になっているマッサージの先生。


彼は、ほぼ毎日患者さんの来訪を受け、大忙し・・


当日、前日ではなかなか予約が取れない・・・




患者の身体を一通りチェックすると、すぐ分かる・・・


どこが悪いか、どこが こっているかって


私は、もう2年近く通っているので、 すぐ分かる


頭の後ろと、首を触っただけで、


あー 内田さん 今日は右の肩だねって・・・


はい! って 言って 「まな板の上のコイ」になる・・・


痛い・・  何しろ 痛 い・・・

そこだけは止めて欲しい という部分を ガンガンもまれる


以前、「もう二度とこんな痛いところには来ない」と思い


他の治療院に行ったことがある・・・

でも、結局 ここに戻ってくる・・・




痛いけど治るのと、気持ちよくても治らない・・・


という 差 が分かったから



一人身の彼が、今こういう事をしている・・・

アパートを近く引っ越すのだそうだ。


もっと、小さいところへ・・・




えっ? 大きいところでなくって?


そう、出来るだけ、今持っているものを処分して


スーツケース一個 になるのが目標だそうだ。

どんどん、物を捨てる・・・・

着ているものは、穴が開くまで使って、

そして捨てる・・


物を捨てれば、捨てるほど気持ちが豊かになるんだそうだ・・

マッサージをしながら、そう話をしてくれる・・・

ふーん ・・・ 「聞いた事があるけど やっぱりそうなんですか?」


「イテー !」 っと叫びながら  そう 相槌を打つ・・




彼は、マッサージをしてくれる時、目を瞑り


一生懸命 こり をほぐしてくれる・・・


60分のコースでも、いつも80~90分やってくれる・・




所有している物をどんどん捨て、気持ちが豊かになり、

そして一生懸命 他人のこりや疲れの症状改善に週7日間 

朝から夕方まで働いている・・



だんだん 彼の顔の表情が 何か「悟りの境地」に

近づいている ように感じている・・・


こういう生き方が、真に豊かな生活かも?

投稿者 : 12:42 | トラックバック

月見草

10年ほど前、カウアイ島のプリンスヴィルリゾートに

日本の プロ野球 OBの名球会メンバーが来訪した。

テレビ番組の録画と、総会実施が目的・・・


昔、テレビで見た往年の名選手達が かなりお腹は出ているものの

堂々とした体躯で、ハワイにやってきた・・・




驚いた・・・・


皆 よく食べる・・・

食欲 なんて言う ものではない・・・


よくそんなに 何回もブッフェでお代わりするな と驚く・・・


特に驚いたのが、元 阪急の山田投手・・・・・


あの、細身で 173cmくらいしかない身体で


料理の他に、大き目のおにぎりを、5個 あっと言う間にたいらげる・・




ゴルフ・・・・


皆、物凄く飛ばす・・・・・・・・・


準備運動も、何もしないで いきなり1番ホールから


300ヤード近くのドライバーショットを打つ・・・


元 バッターの人より、ピッチャーの人の方が 

総じてゴルフがうまい・・ 意外だった・・


皆、おじさんだけど 元気満々・・・


王選手にも来ていただいた・・・・

リゾート内の豪邸で、インタビューする企画があり

色々とお話しした・・・




現役の頃、苦労して、練習して、手のひらに出来ていた たくさんの

まめは全て綺麗に治り無くなっているが、記録だけは残っている・・・


人間努力が 大事だと・・・


うーん、なるほど・・・ ご立派




総会の席上、金田会長の巧妙なおしゃべりと和やかな雰囲気・・

いわゆる 宴会状態・・・・

皆、お酒も入って、今日のゴルフコンペの表彰式と続いた・・


最後に、名球会の古参方々の スピーチがあった


野村監督が、マイクを片手に立った・・・



名球会 という組織は何をする為の組織ですか?

ハワイに来て、ゴルフして、遊ぶのが目的ですか?


もっと、少年野球を指導したり、日本のプロ野球界、

日本で 野球というスポーツの裾野をいかに広げるかとか


やるべき事は、もっともっと他にあるのでは・・・・


苦言・・・




そう、会場内が どっと しらけた・・・



野村監督のスピーチが終わると、金ヤン が、


さー、皆 どんどん飲もう!  って


会場を出て部屋に戻る野村監督にご挨拶をした・・

今日のスピーチ、感銘を受けました  って・・・


野村さん  「あ どうも」  


それだけ・・・


何しろ 愛想が無い・・・



24時間 野球のことだけを考えている 人だと思う・・・


頭の先から 足の先まで 野球人間・・・


でも、何故かしら 職人気質で 無骨な魅力を感じた・・・


こういうのが、「プロ」なのか?  と

同年代の、王、長島と比べて 自らを 「月見草」と 名乗る・・

地味で、人に気づかれないように咲いている 月見草・・・

弱いチームを どうやって強くするのかが監督の役目・・・

ビジネスで言えば、赤字の会社を いかに儲かる会社にするかが

社長の役目・・・・


楽天の監督に就任して、来期はどんな野球を見せてくれるのか・・


これからまた 野球と言うスポーツを通して、


どんな人間臭い、 渋いコメントを 聞かせてくれるのか?


楽しみだ・・・


  

投稿者 : 12:00 | トラックバック

2005年09月27日

守護神

あんた、最近ビジネスより宗教的なタイトルが多いねー


すみません・・


ビジネスの事ばかり考えると、結局こういう事に

たどり着くもので・・・



私は、今までの人生で 2回 死にそうになった事がある・・・


えっ !  死にそうに?  マジ?


そう、 2回も・・・


何で?


一度目は、ロンドン勤務時代・・・

深夜 1時頃に自家用車で帰宅する時・・・

左車線から、家のある右側に車を寄せようと、

時速50~60kmから減速した時だった


その右側の歩道を、別の車がもっと早いスピードで抜いて行った・・・


あっ  と思った瞬間は 多分  1秒 あるかないか だったと記憶している・・


スー っと別の車が 歩道側を抜いて行った・・・


後で考えると もし追突されたら 多分・・・・




2回目・・・・・


サントリーの東京勤務時代、当時習志野カントリークラブで

行われるサントリーオープンのプロアマトーナメントの当日・・・

得意先が出場されるので、朝4時に起床、都内のホテルで

5時に待ち合わせの予定だった・・・・

前の晩、その得意先と銀座で1時まで飲んでいた私は

寝坊した・・・


起きたのが 5時・・・・・・

慌てて起きて 、自宅近くでタクシーを拾い

「運転手さん 習志野カントリークラブまで行って・・・・」

「えー  千葉の習志野ですか?」


「そう、早く 早く・・・・・・・」




首都高速で、乗っていたそのタクシーが車線変更を間違え


分離帯に激突した・・・


たぶん、時速60kmは最低出ていたと思う・・・

後部座席で身体がひっくり返るほどの衝撃だったが


学生時代やっていたアメフトの受け身で、奇跡的に軽症で助かった・・

もしあの時、居眠りをしていたら フロントガラスを割って

車外に放り出されていたに違いない・・・・




今になって思っている・・・

守ってくれた守護神がいた   と


多分 と 絶対 とどちらかと言えば

<絶対> と思っている・・・・



大きな事故はそれだけだが、他にも小さな事で

ドキっとし、 ハッとして、  おー 危ねー ・・・

と言う事はしょっちゅうある。


だから こう思っている・・・

自分は守護神に守られている と



ビジネスをしていても、こんな事によく遭遇する・・

イヤー ラッキーでしたよねー


最悪こうなっていたら・・・・


ホント 不幸中の幸いでしたねー   なんて・・・


人は、それぞれに守護神を持っていると思う。


違いは、ただそれに気づいている人と、そうでない人だと思う。

投稿者 : 03:01 | トラックバック

2005年09月26日

生かされて

よく 言葉で 自分は 「生かされている」 と言う。

「生きている」 じゃなくて、・・・生かされている・・・

一生懸命 努力して、人生を切り開いて 生きて行く! とおっしゃる方


これかなりの 自信家だと思う。


私は昨日 ジムでエクササイズをしていて ひらめいた

「生かされる」と言う 本当の意味に・・・たぶん


ジムで?

また、大げさな・・・



いつも通っているジムのメンバーに 双子の男性がいる・・・

多分 一卵性双生児 だと思う・・・


「そっくり」 という言葉は まさにこの二人の為にあるような・・・・


二人で、マシーンや ウエイトをしている姿は 鏡みたい・・

着ている Tシャツが違うだけで どっちが どっちだか わからなくなる


顔だけでなく、身長、筋肉のつき方、7:3に分けたヘアースタイル、歩き方


全部  一緒・・・  う り ふ た つ




思い出した・・・

米国で ある双子の兄弟が両親の離婚で 小さい時に生き別れになった。


その兄弟が数十年ぶりに ある事がきっかけで 再会できたそうだ。

二人とも、もう中年・・・


その間 全く音信不通であった二人は 再会を大いに喜んだ。

そして再会した日の晩 二人はそれぞれが歩んだ人生が

どんなものだったか ゆっくり報告し合った・・・・・




二人は、腰が抜けるほど そして言葉が出なくなるほど驚いた。


二人とも ほぼ 同年齢に ガソリンスタンドに勤め、


そしてほぼ同時期に 「スポーツジム」を立ち上げ、経営者となり、


それから、ほぼ同年齢で 結婚していたそうだ・・・



全く音信不通であった二人は


違う場所で ほぼ同じ人生を歩んでいた


そして、再会した時も 同じようなヘアースタイルと身体つき・・・



米国の不思議現象で、披露されたストーリーである。

昨日、ジムで たまたま その双子の兄弟を見て思い出した・・・


人間が 「生かされている」 と言うのは 多分本当じゃないか・・・と。

人生 目標を持って、そして強く想い、努力すれば 夢はかなう・・


これは、確かに当っている と思う・・

その通りだと 思う・・

しかし、強く想う「目標」とか「夢」は 実はその人自身が発見するのではなく

<誰か>が その人に  必要な時、そして 求められた時に

「想い」 や 「ひらめき」、そして「きっかけ」 を通して

与えるのではないか?


そう、人間が自分自身で 人生を切り開いていく・・・のではなく 


その人の 「出番」や「打順」が 回ってくるような・・・


人間 時には、びっくりするような出来事に遭遇する

そう、  まさか! と言うような・・・


人はそれを 偶然 とか 思いもかけない出来事・・・と言うけれど




人間皆 一人ずつ その役割や生きる意味は きっと生まれた時から


すでに


その人毎に 体内の遺伝子に組み込まれている・・・のでは?



牧師をしている友人が こんな事を言っていた

「私は自分の全てを 神様に委ねているのでいつも心が平安です」・・と



なるほどー。


生かされている・・・ と言う意味が 少し分かってきたような気がする


全ての出会い、困難、発見、日々の出来事、そして単調と思う毎日にも


実は これ意味があるんじゃないかなー  と 

抵抗無く、すんなりと理解できた・・・・



昨日 ジムでかいた汗は ひときわ 爽快だった・・・

 

投稿者 : 02:26 | トラックバック

2005年09月23日

国民年金

日本の国民年金の徴収不能額が 10兆円を超えたそうだ。

支給額で換算すると、5年分とか・・


前から思っていた。


どうして払わない人が多いのか?


年金加入は国民の義務だけど、税金のように強制徴収されない・・・


だから、払わない、払えない、払いたくない・・・


制度上 そりゃ そうなると思う・・・



私は、現在日本の国民年金 掛け金を支払っている・・・・


払う時に、将来自分がもらえるかどうか なんてあまり考えていない・・

たぶん、もらえないと思う・・・

だって、年金制度自体が破綻しているかもしれないと思うから・・・

でも、両親も世話になった制度・・


お返しのつもりで払っている・・



あらー、 内田さん ご立派ねー



本来、そういう制度でしょう・・

自分がいくらもらえるかではなくて、今のシニアーの方々の

永年の働き、貢献に感謝して 若い層が、現役が皆で

支えるべき国の制度なんでしょう・・・


何で、払わないの?


何ですぐ、自分が何歳から  いくらもらえるかって 計算すんの?

何で、自分が何歳まで生きないと 掛け金と支給額で

損するとか得するって 計算すんの?

義務なんだから、払わなきゃ・・・

引き換えに、色々と国から、権利もらってんだから

両親や、おじいちゃん、おばあちゃん達のがんばりで 

日本はここまで豊かになったんだから・・・

世界でも稀な、平和で 最高の物質文明を味わってんだから・・


やっぱり 払わなきゃ・・

投稿者 : 15:54 | コメント (1) | トラックバック

2005年09月20日

私の履歴書

ご存知の方が多いと思う。


日経新聞の 「私の履歴書」と言う連載



政財界、そして各分野で何かを極めた

大物、経営者、その道のプロ、

学者そして政治家などが、一ヶ月の連載で

自分の生涯の思い出、経験を綴る・・



毎月、執筆をする方が誰かを調べ、

初めの2-3回を読む・・


そして、決める・・・・



月末まで全て 読むか、読まないか・・・


早い場合は、初日の 執筆文章を読んで、

判断することも多い。

読まない・・ と決める場合・・



やたらと、「肩書き」と「自慢話」の多い人の履歴書・・




そりゃ、ひどい時は自分の両親や、その実家の自慢話、

家系、肩書きから始まり 全ての文章、お話に「肩書き」が

必ずといっていいほど 記されているケースもある。


今まで、一番不愉快で軽蔑した人・・・・

誰 と言うと、語弊があるので、書かない・・けど

大まかに言って、一流名門企業のサラリーマン経営者、

政治家にそのタイプが多い・・・



永い事、その地位にしがみついていた方々は、

特に毒気が強い・・・

自己陶酔型・・・・・ 



そう 「肩書き」 と 「出世」の話ばかり・・・




・・・・ 当時 常務取締役 ~本部長だった私が、○○株式会社の

専務取締役をされていた△△氏 (△△氏は その後、社長、会長、

そして名誉会長まで歴任された・・)と、××大学の当時総長で、後に

勲一等旭日大綬章 を受章された◇◇名誉教授と4人で、軽井沢で

ゴルフをした時のことである・・・・・・・・



何やねん  それ!   




そやから ゴルフして どないしたんや!    


はよ <要点>  書かんかいな !





一ヶ月の履歴書の連載が待ち遠しくて仕方が無かった方々が

何人かいる・・・




もちろん、自分が勤務していた 

サントリーの 元会長 佐治敬三氏



ハワイでも 実際その お人柄に接する事が多かったし、

自分の会社のオーナーだから当然・・



でも、それだけではない・・・

とても、人間味溢れるストーリー・・・


本当に、自らの若い頃からの失敗談、困ったこと、

いかに自分が ダメ人間だったかなど・・



謙遜で、そんなことまで書かなくとも・・


と社員として戸惑うことも・・

 


でも、これが何とも言えないほど、人間臭くて良かった・・


行間 に、お人柄がにじみ出ていた・・

ビジネス以外、ことの他 多趣味で、文化とか理学とか

探究心 旺盛な方であった・・・

会議では 「何でや?」 と言うのが口癖・・


いつも、この「何でや?」攻撃にサントリーの役員方は

困り果てたそうだ。
 


文章の校正、最終 「許可」 は 奥様がなさっていたと確信している。

それはそれは、聡明で、良く気がつき、佐治会長をあらゆる面で支えられた

奥様である・・・・


いわゆる 真に一流な日本人女性、御奥様・・・

社交界での華麗な立ち居振る舞いも、別荘で

お孫さんたちに ソーメンをゆでるのも

何でも こなされる・・・

手を見れば 自分で何でもやっている方 というのが

すぐ分かる・・・・




佐治会長のバランス感覚は、きっとあの奥様の上手な舵取りと

助言のおかげだと、一社員であった自分は面白く読ませていただいた。



ハワイでお会いした時、正直に感想を言わせていただいた・・

「会長! 本当に面白かったです。」

「そうか!」 って喜んでおられた・・・



同じく企業経営者である、武田薬品工業の 武田國男氏・・

この履歴書も、その月は 日経新聞が届くのが待ち遠しいくらい

面白かった・・・


病弱で、学校の成績が悪く、父親に お前はデキは悪いから・・と

いつも言われ続けていた ダメ三男坊が、あの優良企業武田薬品を

この15年~20年で名実共に世界的な超優良な製薬会社に成長させた・・・



文章の面白さ、いつも「自分のボケ」を入れたストーリーは

読む人の興味と笑いを誘い、

飾り気の無い 正直 な お人柄を感じさせる・・・



任期最後に、自分の後継者を選ぶに当り、何を重視したかを

書かれていた・・・



「私利私欲の無い人」 がキーワードだったそうだ・・・


経営の第一線を退き、会長に就任された直後の

淋しさ、執着心、物足りなさなどの気持ちも 

正直に吐露されている・・・



佐治さんも、武田さんも オーナー経営者・・

オーナーとしての天真爛漫な、自由闊達な部分が

お人柄に出ている事は間違いない・・

武田國男さんご夫妻の 結婚式のお仲人さんが 

佐治敬三ご夫妻だったと知ったのは、

武田氏の履歴書の連載でだった。



帝国ホテルの 村上信夫 元総料理長


この方の履歴書も これが日本の 「昭和史」

と思うほど迫力があった・・


戦後日本が、やっと世界と肩を並べる事が出来るように

なった経緯が、「料理」と言う世界を通して上手に披露

されていた・・・


怒って 味付けをすると塩辛くなる・・


味付けは、


穏やかに 自分の感情が落ち着いている時に・・・

なるほど・・ 




今月は、某ビールメーカーの元社長・・・

これは、申し訳ないが、面白くない・・


「ラガーは生である・・・」と言って


世の中の消費者の理解、ニーズに逆らい、

マーケティングに失敗し競合他社に、

シェアーNo1の座を譲った時の経営責任者の一人である・・



最初2-3回読んで、あー 面白くないな ・・・と思い


もう読むのを止めた・・・・




自分が 大学4年生の 10月1日 最初に会社訪問したのが

この「ビール会社」であった・・・




日本に、これからもっともっと 型破りで<変人>と言われる

魅力ある経営者、そして人間味 溢れるリーダーが日本の

各分野に生まれると面白い。


私の 「肩 書 き」 書 でなく、


若い人が励まされ、

希望を持てるようになる、真の「履歴書」、「体験書」を

面白く 語れる人達が多く出てくると 

日本はきっと 変わると思う。



70歳過ぎのお年寄りばかりでなく、


若い人でも「極めている人」

そして、何かを「成し遂げた人達」に

どんどん登場してもらいたい・・




年功序列とか、肩書き主義なんか 忘れれば
 


日本は もっと、もっと元気になると思う・・・

投稿者 : 21:31 | トラックバック

誕生日

今日 9月20日は 今は亡き 母の誕生日・・・


存命であれば、94歳・・・・・・


亡くなって、もう 22年が過ぎた・・・・・・・




明治生まれの 女性にしては長身・・・


164cm あった。


草月流のお花のお師匠さんをしていた。


生け花をしている時は、本当に 「幸せそう」 であった。


ハイカラで 進歩的な女性だった。


これからは女もどんどん勉強して、社会で活躍しないと・・・

昔の常識にばかりしがみついてないで、もっと自由に・・・



ジュリー こと沢田研二 の大ファンだった・・・

ジュリーがテレビに登場するとかぶりついて 観ていた。


プロレスを 見るのが好きだった・・・

ボクシングの 試合も・・・ 

テレビにかぶりついて 中継を観ていた

私に良く言っていた・・・

「男が幸せになりたかったら 奥さん 大事にしなさいよ!」って

「これから日本は女性の時代になるわよ!」って・・・


中学生の頃、夜9時過ぎに塾から帰り

腹ペコだった私が 食事をしていると 


横に座りながら そう話していた。

「ひとが食ってる時、何 見てんだよ!」

「あんたが モリモリ食べている姿を見るのが楽しいのよ」 と・・・


「うるさいな!」 と、生意気な態度で応えながら

今でも、しっかりそのやり取りが脳裏に焼きついている・・・



今 思っている

「 ホント やっぱりお袋の言っていた 通りだ」 って・・・



ロンドンに赴任し 10日後の9月28日に亡くなった・・・


ずっと、闘病中だったので 覚悟は出来ていたが

国際電話で知らせを受けた時は、やはり淋しかった・・・・

金沢で 44歳という高齢で私を生んでくれ、

私が、病死した長男の生まれ変わりという事もあり 

大事に育ててくれ、おもちゃはあまり何度ねだっても中々

買ってくれなかったが、勉強に関する参考書、塾の費用、

そして教材などは <一発回答 >で 許可が出た・・・

「 いいわよ いくらするの? 」って。




日本の古い男尊女卑の社会で、充分に力を発揮しないで、

女性として 存分に楽しまないで

一生を終えてしまったような気がする・・・




ロンドンへ出発する前日、病院に母を見舞った・・・


その日の母は 久しぶりに気分も良かったようで

とても元気そうであった・・・・・・・


「じゃー、明日行くからな。 オフクロも退院して ロンドンに来いよ!」


普段と変わらぬ口調で、いや・・

むしろ普段より 少し ぶっきらぼうに 言った・・

私がそう言うと 最後 母は、タオルを取って 

ベッドのむこうを向いて 汗を拭いていたように覚えている・・

返事は聞こえなかった。




それから次に母に対面したのは 10日後

棺の中に入れられた姿と だった・・・


お疲れ様・・ ゆっくり安らかにね・・


産んでくれて ありがとう・・・・


一緒に ロンドンへ行こうか? ・・

そんな風に 心の中でつぶやいたのを覚えている・・・

投稿者 : 06:33 | トラックバック

2005年09月18日

罰が当る

ハワイに休暇に来て、心底楽しんでいる方が

時々、こんな言葉を口にするのを聞く・・・



「 こんなに幸せだと ばちが当るのではないかと 」




本当に 良くその気持ちが分かる・・・

身体の真髄まで日本人である自分には、この気持ちが

痛いほど 分かる・・・


幸福になれない日本と言う社会

幸福と言う言葉の定義が難しいが とにかく

ほとんどの日本人は小さい時から、



そんな事をすると・・・


ばち が当るよ!

恥 をかくよ!

怒られる よ!  

と周囲から いつも注意され、脅かされ続けて 育つ・・・


だから真面目に勉強したり、働いたり、

本当はやりたいことは 我慢して

やりたくないことを 一生懸命 やる




好き勝手ばかりして、苦労して いないと・・・・  


ばち が当るから・・


実際


のんびり休んだり、遊んだり、楽しんで好きな事をしていると

周囲から、集中砲火を浴びる・・・



ハチの巣になるほど、


嫉妬とか、イジメの マシンガン攻撃を受ける・・

あるいは、脳天気な奴だ・・

一つ思い知らせてやれとばかり地雷を仕掛けられるような 

陰湿な 「イジメ」 に遭う 


楽しんだ後に、怪我なんかすると

「あー ! やっぱり ばち が当ったー 」と 叫ぶ・・・

たまたま それが本当に偶然だとしても

「あー  やっぱり 楽しむんじゃなかったー」って




最近 自分はだいぶ図々しく 強くなってきた・・

これらの教えや日本古来の倫理観に  


果敢に対抗しようと思う。




好きに楽しんで 何が悪い !


幸せになることに なんか文句 あっか !  って

もう とても たくましい・・・・・

Picture 370.JPG

< 買い物も 楽しむ >



日本人は無宗教な人が多い、と書いたが

日本ほど、他の宗教ではかなわないくらい

古来の 克己心、自己犠牲、苦労を美化して、


「楽しむ、味わう 余裕を 罪 と見なす」といった


社会的な倫理観、宗教心が浸透している国は無い。

この倫理、常識から逸脱したり、周囲への気遣いを怠り


風潮に逆らうと ものすごく「怖い」仕打ちを受ける・・

という具合に 小さい時から 教え込まれている・・・


仏教でも、 「地獄に落ちるぞ・・・」 って

死んだ後のことなんか知らない人が そう脅す。




高級外車に乗って、殺生を禁じているくせして松坂牛など

美食の限りを尽くし、大酒飲んで、お妾さん囲って、お布施で

豪遊している お坊さんが・・・

そう言って 檀家 を脅す・・・・・


幸せになりたかったら、もっとお布施しなさい! って

地獄に行きたくなかったら、

もっともっと 休まず、楽しまず 働きなさい! って


人生は 苦の連続なんだよ !って・・・



不幸なことである。


とても残念だと思う。



幸せを感じたら、こう考えるようにしたら どうだろう・・


「あーきっと ここまでがんばってきたから、ご褒美が出た」 と。




次回も ご褒美がいただけるよう またがんばろうと・・

そう思うと 幸せを ビクビクせずに心底感じ、感謝して

享受することができる・・・

 

投稿者 : 12:52 | トラックバック

2005年09月17日

公約

私の趣味の一つ・・・


私の永年の、習慣・・・

そして、いつも中々うまく行かない試み・・・




減量


ここ25年間くらいの間で、

何千回使ってきただろう?


「明日から 減量!」・・・・・  このフレーズ

今日からでなくて、明日から・・・・

自分に甘い・・・・・・・





今日から にしなくて、明日からに 延ばす・・・・・・

非常に、自己管理が出来てない・・・・・・・


美味しいものを見ると、ついつい・・・・・

良いワインを見ると、ついつい・・・・・・・・



幻の酒、焼酎、そして シャトー○○なんて聞くと

ま、明日からでいいや・・・・ となる。

十数年前 腎臓結石を患い、七転八倒の苦しみを経験した。  


その時減量を決心し、徹底的にカロリー計算しながら5kgほど


やせた事がある・・・・・・・


毎日 空腹・・・・・・・・




焼肉や、ラーメンの 夢を見る・・・・・・・


これ 本当に、見る・・・・・・  


ジュー という音と共に 焼肉焼いている ところを

胡椒をたっぷりかけて、しなちくとチャーシュー大盛りで

しょう油ラーメンを食べている ところを見る

ひどいと、

ケンタッキーフライドチキンを お腹一杯

食べている ところを


ビールを ピッチャーで 3杯くらい飲んでいるところを・・・見る





でも 痛い思いをしたものだから・・

マジで 減量に取り組んだ・・・


<誰か>から、お灸を据えられたもんだから 

ものすごく 一生懸命に・・・




最初の、2週間 これ 地獄・・・・・・・


でも その内、だんだん 楽になってくる・・・・・・

空腹に 慣れてくる・・・・・・・・

ズボンも 楽になってくる・・・・・・

KFCの横を車で通っても、気にならなくなる・・・



久しぶりに会った方に 言われる  

「内田さん 少し やせましたね!」




だがこれが いけない・・・・・・・・

え そうですか!  って


その後すぐ 

ステーキとかフレンチフライ なんかをオーダーしそうになる




危ないのなんのって・・・・・・

他人の言動に 影響されやすい私は 


褒められらすぐ調子に乗るもんだから 非常に危ない・・・・・・





アメリカの エリートビジネスマンがよく言うそうだ・・


「自分の 体重を 管理できないで、部下や

担当プロジェクトを管理できるわけが無い!」と。



別に 自分はNYのエリートじゃないから・・・ ま いいか


と、これが 危ない・・・


リスクマネージメント なんて偉そうに シリーズで書いていても

すぐ、自分に 都合よく考える・・





同じエレベーターに、白人とハワイアンみたいな男性

数人と 乗り合わせる・・・・


自分は、栄養が足りないのか?と 思ってしまうくらい


皆、デカイ・・・・

Picture 373.JPG



ま いいか・・・

すぐその夜 焼肉トラジに予約を入れようとする・・


このように すごく意志が 弱い・・・・・・





ジムにも行っているから・・・と すぐ調子に乗る


特に今は 病気なんかしていないし、


血液検査の数値も何も問題なく、大丈夫だから・・・


すぐ・・・・



今日から、11パウンド 5kgを目標に 減量を開始した


もう ブログで 宣言してしまう・・・


目標達成期限は 9月30日までに・・・



絶対に 達成する・・・・

その為に 必要な手を 全て打つ・・・

瞑想して・・・


それに もうこうやってサイトで 「公約」 してしまったから!

投稿者 : 08:28 | トラックバック

2005年09月16日

異文化のカクテル

東京浦安にディズニーランドが開設されたのが、1983年。

私は、当時ロンドンに勤務中だったので行く事が出来なかった。

ロンドンの新聞で、TDLは開園初年度の目標 来場者数を

1,000万人としている・・


と言う記事を読んだ。


「はっはー !   たかが遊園地に 1,000万人だって・・・」

遊園地と言えば、豊島園 と 読売ランド くらいしか知らなかった


私には、「何を言ってんの?」という数字だったのを覚えている。


当時の評論、見通しの多くも、この目標数を

半分 「夢」 の数字だ と書いていた。




結果は皆さんご承知の通り、開園10ヶ月で 

入場者数は目標の 1,000万人を超えた。



驚いた・・・


たかが 遊園地 一箇所に 


東京の人口とほとんど同じ 入場者数。

現在、東京ディズニーランドは、開園以来の累計入場者数が

3億人を超え、アジア近隣からの観光客数も入れてだが

年間1,700万人以上が 訪れるそうだ・・・




夢、アイデア、遊び心、そして 空想の世界・・・

こういう ソフトの開発、考案は アメリカ人に担当させると

とてつもなく、面白いアイデアを持ってくることがある・・・


ラスベガス・・・

ギャンブルだけでなく、あのユニークなホテル群、ショー、

天井が青空のように塗られたショッピングアーケード・・・・・・・

年間のラスベガスへの観光客数は、3,000万人を超える。




こういう ユニークな発想、スケールの大きさ、

人真似しない新しいアイデアは、アメリカ人の方が得意・・・



一方、ハード・・・・

これらの遊園地を造る、ショッピングアーケードを建設する


こういう 建設作業は日本人が大得意・・


設計図面どおり、納期引き渡し日どおり、そして


コンセントも タイルも 真っ直ぐ 


きちーーんと  貼り付ける・・・・

隅々まで、綺麗にペンキを塗り、 

窓枠もしっかり 隙間とかズレなんか 「全く」 無い・・・




ハワイや米国に進出を考える 企業、ビジネスオーナー

のほとんどが、とかく幹部を皆日本人で固める傾向がある・・・


傾向と言うよりも、ほとんどが 皆日本人・・


日本語で、心地よく 一緒に 悩んで、愚痴って、

皆同じ発想で 仕事をしがち・・・


幹部に アメリカ人を登用する会社はあまりない・・

せっかく、ハワイでビジネスをやるんだったら


日本人だけで 集まって 凝り固まらず・・・


どんどん 当地の優秀で専門性と経験のある人を


幹部に起用し、権限委譲して仕事をさせてみると面白い。



日本人では気がつかない、想像もしない、米国スタイル、

変わった面白いアイデア、合理的な手法を

提案してくることがあるから・・・

最終決定は、資本を出している日本人責任者がすればいい。

別に何も 危ない事は無い・・・


言葉、文化、風習の違いを 面倒くさがらず、

避けて通らず、勇気を出して こういうアメリカ人達の

能力、発想、アイデアを取り入れてみるといい・・・



海外に出て行くのなら、日本の 「島国根性」 を捨てる

今までと違う、「手法」を取り入れるような 


そんな、広い心を持って欲しい・・・





私も、日頃 当地の専門家、そしてデザイナーや

マーケティング会社の方とお付合いするようにしている・・


真面目で、センスの良い、優秀な人と出会うことが度々ある。

その度に とても勉強になり、良い刺激となる。


「なるほどねー。 そう言えば そんな考え方もあるなー 」 と。


トヨタ自動車や日産自動車は、何年か前から


車のデザイン考案部隊をフランス等 欧州に置いている。


性能は日本製、デザインは欧州のセンスを取り入れる・・


そうすると


世界中で良く売れる 新車が 誕生する・・・・




どんどん ボーダレスに 知恵と能力、

それぞれの特技をブレンドする・・

そんな 発想が面白い・・・・・

投稿者 : 09:25 | トラックバック

2005年09月13日

ガソリン代

驚くほど、上がっている・・・


そう、急上昇という感じがぴったり。




英語で、Sky Rocket Highと言う・・・

ガソリン代・・・ 

これまで米国での生活で、「安くて助かるなー」

と、思っていたガソリン代が


すごい勢いで 値上がりしている。


ここ最近2週間ほどでレギュラーガソリン、1ガロン 


およそ $3,30~$3.60に跳ね上がった・・・


1 リットル当り およそ 90円~100円。

日本から比べると、まだ2-3割ほど安いか・・・・





しかし、今まで米国人が経験した事のない 高い価格・・・

最近 心なしか朝夕の道路の混雑度が、改善しているように思う。

気のせいか?


皆、車の燃費を気にして ラッシュアワーを避けているような・・・


気のせいか?

運転が、ゆっくり 穏やかに なってきているような・・・



他人事ではない・・・

私も、出来るだけ車で移動する時は、ラッシュアワーを

避けて、時間とガソリン代を節約している。


自慢ではないが、これは 昔から・・・・・・・・


今後も出来る限り、続けたい。




ハワイ州では、ガソリン価格のCAP制が適用され


ある程度の卸価格に暴騰すると、自動的に


上限価格がセットされ、それ以上の値上がりが


制限される法律が 適用される事になった・・・・



しかし

誰でも車で移動し、州への物流、州内での物流のほとんどが

船と自動車輸送に頼るハワイ州にとって、もうすぐ全ての商品の

価格が上がり始め、インフレ傾向にシフトする・・・・ という事は、


容易に予想がつく・・




グリーンスパンFRB議長は、今の米国経済はオイル価格の上昇を


うまく取り込み、インフレの危険性を抑制、克服しながら


成長できている・・  と言っていた。


この分析、見通しが 今後も正しい事を祈る・・・・




ここ1-2年、ハワイの住宅建設コストの高騰が激しくなっている

従来 スクエアーフィート当り、$120~$150くらいが相場だった

施工費が、最近$250~$350・・・

中には、$400になるような見積もりが出てきている・・・・

えっ?


2倍 ?


そう・・・  驚くほどの 急上昇・・

一頃の 日本のバブル経済の頃・・

建設会社が施主から、「接待されていた」 時代のような 流れ



コンドミニアムの建設が続いているのと、

最近の不動産ブームで買い替え組みが購入した

中古物件の家やコンドをリフォームする需要が

大幅に増えているのが主因・・・




信じられないほどの値上がり・・・・・・


そういう 一言に尽きる・・・


最近のガソリン価格の急上昇・・・・

2年ほど前の 2倍になったガソリン価格の上昇は


これから一気にハワイのあらゆる物価を押し上げる方向に・・・

便乗値上げも加えれば、今年のクリスマス商戦までには

全ての商品の値段が高くなると覚悟すべきだと思う・・・


米国発の世界石油ショック とならぬよう・・・


ハイパー インフレには ならないとは思うが

家庭でも、個人でも、そして企業、スモールビジネスでも

今までの常識をくつがえす位の、節約、経費の見直し


そして自分でいずれ、必ず消費するもので、

保存出来るものは買いだめしておく方が良いかも・・

そして、何よりも意識を変えることが必要になると思う・・・

本当にこれ 必要かな?って・・・


もう全ての家計、費用、経費を見直すくらいに・・・




最初はゆっくり・・・


気がつくと あっという間に押し寄せる津波のような


「インフレ経済」 に 念のため 生活の知恵と工夫を使い

「備える」 時が来た・・・

そう思った方が 安心かも知れない・・

いつもながらの  大げさ   評論家・・・・・? 

投稿者 : 10:12 | トラックバック

2005年09月12日

信仰心

玉置 弘ではないけれど、一週間のご無沙汰です。



小泉自民 圧勝! 凄いですね。




でも、亀井さんも当選。


塀の向こうに入った 宗男さんも、みそぎ号泣当選。

日本の国政・・ 驚くばかり・・


でも投票率の高さは 嬉しくなった 日本人もまだ諦めていないか・・と

本当にこれが日本の行政改革につながることを祈り・・・



さて、今日 ハワイは月曜日・・・


月曜日?

そう、   じゃあ?  あれ?

そう、道徳・・・・・・・

また?




今日は、信仰心 のお話し


日本人は、宗教の話をすると 変な顔をする・・・


相手が無宗教です・・  なんて言うと 変に安心する・・・


しかし


米国で、無宗教です・・・  と言うと、 変な顔をされる


警戒される・・・・ え?  警戒?


履歴書や、申込書などの、「宗教」 の欄を 空欄にして出すと


戻ってくる・・・


あのー   ここ 抜けてますよ!  って・・・




外国でビジネスをする日本人が、語学と同じく学んだ方が良い事・・

宗教・・




米国で部下の人に 忙しいから 日曜日に出勤しろ!って言うのは、


管理職としてあまりいただけない。



ご存知の通り、

キリスト教など、多くの宗教には 一週間に1日 安息日がある。


キリスト教の場合、日曜日が この安息日・・・・


イギリスなんかは、日曜日に商店を開けると 罰金を取られる・・

えっ? 罰金?

そう、だから罰金払って 商売する

罰金以上に 儲かれば 費用対効果・・・?

基本的にキリスト教主体の国では、

日曜日には家族で教会に行く・・・

と言うか、日曜日は 教会に行く為にある・・ と言ってもいいから。





キリスト教でも、イスラム教でも、仏教でも 何でも良い・・


海外で、ビジネスをする場合、この宗教について、そして

その信仰の元の部分について、理解していないとちょっともめる・・・


人間関係が こじれる・・・事がある



私?


私は、実はどの宗教にも属しておらず、教会やお寺にはほとんど

定期的に通っていない・・・


時々 気が向くと行く・・ そんな程度。


何だ・・・

すみません。





履歴書や、申込書に宗教の記入が必要な場合、


一応 「仏教」 と書くようにしている・・・・

でも、キリスト教にも興味がある・・・

そう、どんな料理でも食べる、お盆もクリスマスも、何でも

受け入れて、商戦や楽しみに利用する日本人と同じ・・


お正月には神社にお参りに行って お葬式は仏式だけど


ハワイの教会で結婚式をする・・・ そうそう あれと同じ・・・

でも、信仰心だけは 厚い・・・つもり


これだけは 自負している・・

宗教と、信仰心は 少し違うと思う・・・

宗教に熱心でも、ちっとも立派でない人を今まで

たくさん見て来た・・・・





祈っているその時は、立派なんだけど 一度教会やお寺を  

出ると、人間が変わる人を たくさん見て来た・・

お寺や、教会に行っていれば 幸せになれると <信じて>

いる人を多く見て来た・・・




自分は、ビジネスコンサルタントをしていて、

ビジネスに成功する人には、何かこの信仰心が

強い人が多いと思っている。


別に、京セラの 稲盛さんほど 立派でなくても・・・・

何かの教えを信じて、それを普段の仕事に「実際に」取り入れて

仕事をしている人が 結構うまく行っている・・

数字で 何% とは証明できないけど、そういう信仰心が強く、

いつもその軸がずれない人は成功が永く続いている・・・





海外で仕事をしようとする場合、宗教とか、信仰心を 

あまり 軽く考えない方が良い。

変な偏見で 見ない方が良い。


宗教と言うと、「オウム真理教」 を思い出す人・・・

あれは、宗教では無く、 「カルト」 教団・・・


米国にもある・・

これは 危険・・・


気をつけたほうが良い・・ 財産 家族 全て持っていかれる・・



キリスト教も、仏教も、そしてイスラム教も


「人を殺してはいけない」 と説いている・・・


毎週日曜日に教会へ行っている人が、戦争で相手を殺せと 


命令する・・




「聖戦」 と言ってテロや、殺戮を 煽る指導者がいる・・・



こういう人達は、宗教の教えを捻じ曲げて うまく利用しているだけ・・


どの 神様達も 怒っている・・・

「お前達なー  私の名を借りて・・ 人殺しするな!


いい加減にしろ !」 って・・




日本は世界でも、珍しく国民の大多数が無宗教だけど、

大多数が苦しい時は神様、仏様にお祈りをする・・・と言う

日本のニュースが当地の新聞記事に紹介されていた・・



この記事を読んで 何か、とても恥ずかしい思いがした。


この記事を読んだ米国人が、そういう日本人の平均像に対して 

どういう印象を持つか 手に取るように分かるから・・・・




 
 
どの宗教を・・ 


という悟りや、決心はまだ無いが


信仰心だけは忘れずに仕事がしたい・・・

苦しい時だけではなく・・・


普段 <誰か>に 褒めてもらえる様な考え方で


判断をしながら・・・・・

投稿者 : 06:42 | トラックバック

2005年09月02日

暴動

米国南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」・・・


その被害の映像、ニュースが入ってくる度に

被害のすさまじさ、そして悲惨さが伝わってくる・・・


何とか、して欲しい・・


もうここまで来ると、神に祈るのみか・・・



私は、1992年9月に ハリケーン 「イニキ」 がハワイ諸島を襲った当時


ホノルルに住んでいた。

そしてカウアイ島のリゾートの仕事もしていたのでその時のことを

思い出す・・・




当時、朝の予報では ハリケーンはオアフ島を直撃する進路を取っていたが

午後になって急に進路が変わり、カウアイ島の南部から上陸、そのまま北上し

ノースショアーを抜けるまで、ご丁寧に 島全体をなめ尽くして行った。




自然災害としては、自分も4歳の頃 名古屋で「伊勢湾台風」を


体験しており、改めて自然の猛威を思い知らされた・・・



この時、米国内で 


「ハワイでは、このような時に暴動が起こらず、皆で助け合い

食料を分け合い、病人、年寄りを保護しながら復旧作業が

続けられている・・ 素晴らしく、驚くべき現象だ!」


と全てのニュースソースで


驚嘆の報道がされたのを覚えている・・


1995年1月の 阪神淡路大震災・・・・

当時 米国内でもCNNのニュースで30分毎に 現地の被災状況が

次々と報道された・・・

倒壊したビル、運び出される被災者、救援の様子・・



この時も、日本はこれだけの自然災害で何万人もの

被災者が出て、街中が廃墟と化しても暴動が起きない

不思議な国である・・


住民が、整然と列を守り 食料 水の配給を受けている・・

こういう時にでさえも、秩序が保たれている・・・

そういう報道が米国で多く見聞された・・・



何を 言っているのだろう?

正直、アメリカ人のそして海外メディアの反応、


ニュース報道の意味が分からなかった・・・



今回の 「カトリーナ」 の被災地の面積は英国の国土と同じ広さだとか・・

最も被害の大きい ルイジアナの被災地は、今 戦場と化しているそうだ・・


暴動、略奪、撃ち合い、そして奪い合い・・・



そうか、それで 分かった・・・

普通、アメリカでは こうなるのである・・・

これが 常識 なのだ・・・


日本人や、カウアイ島の人たちが 普通でなかった


ただそれだけであった・・・





ニュースを見ていても、必要なものは まず軍隊だ!




え!  軍隊?


復興の為のスコップを持った自衛隊と違って、銃 を持って・・・

最近イラクから帰還した彼らは、銃の使い方も、人の殺し方も

皆 心得ている・・・ と市長さんからの宣戦布告

災害復興より、まず 治安維持だ!

救援物資をもらうにも、まず銃で撃たれないよう身を守る・・・

何と言う 悲しい事か・・・




そういう、ニュースを聞き


そして人種、貧富の差で 救援活動に実際 差が出ている・・

というニュースを見て


悲しくなる・・・  


実はこれが、アメリカという国の真の部分なのではないのか? と





ブッシュ大統領が被災地を視察して

「メキシコ湾岸全体が、想像もできないような
最悪の兵器 によって消されたようだ」

と言った・・・・



私もカウアイ島のハリケーン被害の後、現地を訪れ実際の現場を

目の当たりにして

戦争で 爆撃機 部隊 に空爆されたら 


町はきっとこのような廃墟になるのでは?と 

ショックで息が詰まりそうなったのを覚えている。




世界で正義をかかげ、大義名分をでっち上げ 


戦争を仕掛けて多くの民間人、お互いの国の兵士の命を


犠牲にしている米国に


<誰か> からの天罰が下ったのではないか?

そんな風に 思うのは私だけだろうか?


自分なりに、災害復旧のために出来る事を考えたい・・・

被災された方々の一日も早い復興を心から祈りながら・・

投稿者 : 18:34 | コメント (2) | トラックバック

2005年09月01日

おっしゃる通り

ハワイで商売をしている人達を見ていて

一番 残念なことは、変なプロ意識が高過ぎること




米国内でも、そして世界のレベルと比較して 大した商品 サービスでも

無い割には、変にプライドが高いところがある・・・


プライドには、2種類ある・・・



良いプライド・・・

私は、こういう製品を 永く そして親子3代に渡り作ってきた・・

このサービスには、これだけの手間とコストがかかるけど 絶対にウチの

経営哲学として今後も手を抜かない・・・・・

こういう類のプライドは、とても素敵だと思う・・・




一方 変なプライド・・・


あんな店は、ただの流行だよ・・

あんな奴のうまく行っているのは、運がいいだけ・・・

世の中、これしか 無い !  これが最高!・・・ 

最近売上が落ちているのは、客が 分かっていないだけ!

昔は、一日最高 ○○○ ドル売り上げた事もあるんだ!ま、今は観光業がね・・・

うーん ・・・・・・・・




自分が仕事をしていて、人とお付き合いしていて、


できるだけ使うようにしているフレーズがある・・・

「そう、 おっしゃる通りです」・・・・

「Yes, you are absolutely right !」




この言葉が、スラっと出ないとすれば、自分に変なプライドがある証拠・・

自分に自信が無い人ほど、このフレーズは言えない・・・・と思う。


相手の言っている事、持った感想、


こうしたらどうですか? という提案・・


あんたのところは、ここがダメだよな! というお叱り・・・

こういうコメントを受け入れ反省するのは 結構 勇気と根性がいる・・

すぐ、 

「いやー それは これと この問題があって出来ないんですよ!」


とか


「言うだけは、簡単ですよー!」

「分かったように偉そうに! これだから素人は・・・」 って なる・・

でも、この 「おっしゃる通りです」 精神を持つと


状況が、物凄く 好転する事が多い・・・


謙虚に相手のコメントを受け入れたり、反省して 


ホントに おっしゃる通りにしてみると

時には、「おっしゃる通り」以上の結果、発見に恵まれる事もある・・・




自分の変なプライド、間違ったプロ意識、頑固さを出来るだけ忘れ

そして 色々な人のいう事を

「なるほどー おっしゃる通りですね!」 と言って聞き 


実際に本当に 「実行」 してみる・・

お客様の言う事だけでなく、従業員の提案なんかを


「 いや ホント その通りだね!」と言って 取り入れてみる・・

すごく、変わる・・  自分がいかに気が付いていなかったが 


「判明」 する


驚くほどに・・・




こんなビジネスオーナーや、責任者には、とても将来性を感じる・・

「イヤー いくつになっても、開業して何年たっても 勉強です」・・・


こんな考え方、商売の姿勢には 物凄い成長性を感じる・・・


そして この 「おっしゃる通り」 の もう一つの効用・・・



そのおっしゃった方やお客様、従業員が 応援してくれる・・・


おー  意外と素直じゃん! って言って・・・・・



なるほど・・・   おっしゃる通り かもしれませんね! 

ハイ

投稿者 : 06:32

 
 
© 2006 MKU Corporation All rights reserved.