2006年06月29日
医療事情
日米で異なる色々な事情の中で
まず<医療>がある・・
日本は最高に進んだ医療技術があり
世界最高の 国民皆保険制度がある
しかし
アメリカでは 世界で最も進んだ医療技術に合わせ
ドクターと患者との 密接な信頼関係
治療の 細やかさがある・・・と実感する
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<病気を治す> のは <患者を治す>と言う考え方
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昨日は 日本のあるご夫妻をハワイの視察ツアーに
ご案内した・・・
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ご夫妻は 富山ご出身で
日本の高度経済成長時代から
毎日 一生懸命に働き 自分の会社を
大きくされた・・
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最近ご主人が 軽い 物忘れの症状が・・・
そして
奥様も 偏頭痛に悩まされていて
日本で何度か診てもらったけど
血圧の薬をもらうだけで 一向に症状が・・・・
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当地の病院訪問をお世話した・・・
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前日の夜
ハワイの日本人内科医と 夕食会をセットし
ざっくばらんに お話した・・・
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楽しく 皆で ボケ度のテスト!
大笑い!
はい 100 から 7 づつ引いていってください・・・
じゃ まず内田さんから!
えっ ! 何で私からなの ?
93 、86、 79、 ・・・
おーっと 危ない・・・
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今のアメリカの大統領は?
その前は そのもう一代前は?
えーと ブッシュのお父さんの前は・・・・??
そうそう レーガン
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日本の総理大臣は?
その前は誰? 森さんの前は?
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違った 3つのものを言いますよ
時計 タバコ なすび・・・
これ 覚えておいてくださいよ・・
そして
色々と 次から次へと質問が来ると
もう忘れる 最初の 3つ・・・
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あのね 先生
そりゃ 私でも無理だわ・・・
内田さんあんたは あと5年は大丈夫・・・
またー ! 5年だけ?
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ま こんな感じ・・・
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当日は
日本からハワイに移民された日系人の為に
1900年に設立された
クアキニ病院へ行き
まず 老人ホームを訪問した・・・
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ここには かつて昭和天皇 皇后両陛下
三笠宮殿下
高円宮 両殿下
今は 黒田清子さん・・・ その時の 紀宮様
たくさんの日本の皇族が
慰問に訪れていらっしゃる・・・
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74歳と 68歳の このご夫妻は
老人ホームの各部屋を訪問しながら
ハワイの日系のお年寄りと
楽しく笑顔での交流
お話が弾む ・・・
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ホームにいる この12月で
100歳になられるおばあちゃんの前では
このご夫妻も まだまだ 「 若夫婦 」! だ・・・
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ご夫妻は クアキニ病院にある
昨夜会った先生のクリニックを
訪問してみると言うお気持ちを固めた・・・
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不安が無いと言えば嘘になるだろう
でも
先生がとてもいい人だし
お話が楽しいから・・・
それに内田さんに 案内紹介されるなら安心・・
それが理由で、決心してくださったのだと思う・・・
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もちろん 日本の医療保険は適応されないが
初診料は お一人 $150 程・・・
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薬は 医師の処方箋で当地で ある程度購入し
日本へ持ち帰りができる・・
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お二人に 感想をお聞きすると
「 病院の先生と こんなにうちとけた話が出来て
診察していただいたのは 生まれて初めてです。・・・」 と
個室での診察時間は ご夫妻で約30分・・・
あれ?
診察室の中から 笑い声が聞こえる・・・
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医師との問診でも リラックスされ
それだけでも 将来に症状改善への期待が
増していらっしゃるようだ・・・
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米国では色々な医療 疾病に関する
研究が進んでいて
開発された薬はどれも 驚くほどよく効く・・・
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日本では ご承知の通り
厚生労働省が 世界の新薬をなかなか認可しない
何年もしてからでないと 認可されない・・・とか
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効果があればあるほど 国内の薬品会社保護の為
余計認可しないのでは?
なんて言う人もいる・・・そうだ
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ちなみに 米国では 医師は処方箋を書いても
薬局や 薬品会社からの報酬は全く無い・・
医薬分業どころか、
完全な医薬別業である・・・
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最近 日本で「若年性アルツハイマー」を取り上げた
渡辺 謙 主演の映画
「明日の記憶」 が話題を呼んでいる・・
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これだけの ストレス社会
これだけの 情報氾濫の時代
これほど物質的に豊かでも
生きることに
心や精神 が痛めつけられる時代
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健康な人でも
アルツハイマーなどの 脳障害
うつ病などの 精神障害を
患ってもちっともおかしくない・・なんて容易に思ってしまう・・・
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特に お年寄りの場合 症状が進むと
同居のご家族にとっても、深刻な事態である・・・
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たとえば 米国では
こういった症状の進行を大幅に遅らせたり
あるいは
患者さんによっては
劇的に症状を改善させることがある新薬が
少なくとも 3種類 医師の処方箋で
一般に入手することができる・・・
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日本だけの 医療にとらわれず
ハワイ旅行も 兼ねて
この素晴らしい ハワイの気候の中で
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米国の進んだ 医療 医薬を試し
そして
残りの人生の「健康寿命」を伸ばしていただければ・・・
同時に
配偶者や同居のご家族も
普段の生活 安らぎと心の健康を
取り戻してくだされば
これに まさる喜びはない・・
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私は今後 ハワイで
この分野のコンサルタント業務、
医療ツアーを 日本の方々に
広くご案内してゆこうと思っている・・・
投稿者 : 2006年06月29日 09:41
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コメント
内田さん、今回はとても素敵なツアーをありがとうございました。「高齢者が安心して楽しめるロングスティ」をキーワードに企画をお願いした段階から、私の両親の、事細かなバックーボーン(仕事や社会的立場はもちろん、交友関係や、生い立ちや、考え方などある程度プライベートな部分も含め)細かくご相談に乗っていただき、私の両親のことを第一に考えてくださり、細かな配慮がところどころに見られる企画となりました。そのおかげで「今まで旅行は数々したけど、ある意味こんなに楽しく有意義なものはなかった。」と、もとても喜び心から感謝しておりました。また、「内田さんに、くれぐれもよろしく。」とことづかっていますのでこの場を借りてお礼させていただきます。
また今後、今回の経験からこの分野(特に医療現場とのセッション)の企画はとても重要な意味を持ってくると感じました。北陸には本当にたくさんのニーズがあると思います。機会があるごとにご紹介をしていきたいと思います。
更なる飛躍をお祈りしております。
投稿者 タイゾー : 2006年07月02日 12:57