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2005年07月04日
寄付社会
米国は寄付社会である。
誰でも、お金を寄付したり、チャリティーに協力したり、
そしてお金の無い人は、
労働や時間でそれぞれ寄付活動をする・・・
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最初の頃は、「わずわらしい 偽善的行為」
ではないか?と思っていた・・・
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しかし、最近 痛感している。
これ マジ の社会特性である・・・・・と
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本当に、皆 こういう寄付活動を細かに実行している・・・
日本でも最近ボランティア活動が盛んになっているが、
ボランティア活動は、所詮は自分の為なので、
これとはちょっと違う、
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社会活動、慈善団体に、自分のお財布から身銭を切る・・
こういう当地の文化には、結構 「根性」 が入っている・・・
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税制が整備されているのも大きな理由の一つではあるが、
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戦争で、相手を平気で何万人も殺す民族が、
この寄付活動になると、俄然 燃えるように反応し、
運動する・・・
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そして小切手を切る・・・
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95年の阪神淡路大震災の直後、
ハワイの日系人協会の方々が
被災地への、支援、寄付をどうするか
ホノルル日本領事館に相談に行った・・
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相談を受けた日本領事館の職員が、
ちょうど昼休み時間になったので
窓口のカーテンを閉めた・・・
当地の大ひんしゅくを買ったのは有名な話し・・・・・・・
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寄付、支援・・・・・・・・・
神社やお寺への寄付・・・・そんな日本の文化風習と、
米国社会の慈善精神は基本的に大きく違う・・・・・
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講談社+α新書の、滝川義人著
「ユダヤの格言 99」を読んでいたら
こんな話しが紹介されていた・・・・・・
ユダヤ人社会では、寄付、献金(喜捨)を
非常に重要な行為として
皆が日頃実行するそうだ・・・・
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「蓄財は、盗みより悪し」 という格言もあるそうな・・・・
おー! 日本人には耳が痛い・・・
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「献金行為は、正義の行為」 ・・・・・・・・・・
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よく米国では、収入の10分の1を
寄付するのが望ましいと言われる・・
えー そんなに!
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アメリカのブッシュ大統領も、個人所得の公開で、
自ら個人として献金した団体と、その寄付金額まで、
全ての小切手をウエブサイトで紹介している・・・・・・・
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100ドル、200ドル、1,000ドルあるいは
1ドルの金額の 寄付小切手も多くある・・・
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米国人は、何でも行政に任せると無駄遣いが多くなり、
結果 自分達の支払う税金が、
寄付金以上の額になるという悪循環を
知っているのではないだろうか?
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税制や 弱者救済の宗教感に加えて
そんな風にも思う。
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こんなところにも、いわゆる 「民主主義」 の基本精神を感じる・・・・・・
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ユダヤの人も、収入の10分の1を 「喜捨」 しなさい
と説いている・・・・
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でも、くれぐれも <2割> を超えないように・・・
とも言っているそうだ。
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へー 何で?
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2割以上を喜拾すると、
自分が喜拾を受ける立場になってしまうから
だとか・・・
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皆さん、そんな 社会 をどう思われますか?
投稿者 : 2005年07月04日 08:13
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