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2006年01月11日
イスラム教
今の この時代 ユダヤ教も そうだけど・・
イスラム教を知らないと
世界情勢についてのどんな議論も
空回りではないだろうか?
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一昨年の1月、東南アジアを旅行したとき
ブルネイ王国を訪問してみた・・
高校生の頃に
小国ながら世界で最も豊かな石油王国・・
そんな見出しの記事で この国のことを知った・・
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シンガポールから 飛行機で移動・・・
ブルネイの航空会社 ロイヤルブルネイ航空だった・・・
早速 機内のトイレで驚かされた
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金ピカ・・ そう トイレの内装が金ピカ・・・
落ち着いて 出来ないくらい・・・
あれ? 無い!
どこを探しても 便座が無い・・・
あー これ ただの化粧室か・・・ と
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その個室から出て フライトアテンダントに
トイレはどこか聞こうと思ったら、座る台座の
蓋が開くようになっていて その下にあった・・・
んだよー もう
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ブルネイの空港に着く
暑い 30℃は軽く超える気温と
ものすごい湿度・・・
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ホテルは空港から30分ほど車で行った
エンパイヤー ホテル
名前がすごい・・・
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このホテルは、 サルタン国王一家の所有だそうだ・・
もう 凄いなんてもんじゃない・・・
何でも 米国スタイルのサービスではあるが
ところどころに イスラムの文化が表れている・・
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ご承知の通り
敬虔なイスラムの この王国では
お酒は 禁止・・・
ホテルの中のレストランも
街中でも 一切お酒は販売されていない・・・
外国から 一定の量だけ個人持込は出来るが
普通の市民生活の中では一切 お酒が無い・・・
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おい ホントかよ・・・
もう たまんないなー と最初は思った・・
しかし、夕食時 レストランで周りに誰も
お酒を飲んでいる人がいないと
自分も 平気だった・・・
何とも味気ない食事ではあるが
2日目くらいから慣れた
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一日観光に出かける・・
ガイドは とても英語がうまい・・・
王様の宮殿を見に行った
部屋の数が、千数百室 とか・・・
何 それ!
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第一夫人 と 第二夫人 がいるそうだ
何 それ!
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この国では 国民一人当たり
2台の車を所有しているそうだ
ははー またー 二人に 1台の間違いでしょ!
えっ 本当に 一人 2台?
そんなに?
だって車が故障したら困るでしょう だって・・・
何 それ!
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国民一人一人に 国王から家を建てる土地が与えられるそうだ
何なの それ!
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ガイドに聞いてみた
何で お酒 飲まないの?
酒を飲むと 酔うから・・・だって
え? だってそりゃ その為に・・・・
酔うと 本来の自分で無くなる
そんな悪いものは 飲まない・・ と
あー どうも すみません・・・
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国王は ロールスロイス 150台と
ジャンボジェット 2機を 所有しているのだそうだ
自分で 操縦するのだとか・・・
ブーン っていって 外国からの賓客を乗せ
国を案内して見せるとか・・・
結構 低空飛行で 荒い操縦だそうだ・・・
何 それ!
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でも この 現 サルタン国王は
とても国民の信任の厚い 立派な国王
なのだそうだ・・・
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ホテルの従業員も、 街の人たちも
皆 真面目そう・・・
女性は 例の ヴェールを着て
やや伏し目がちに 歩いている・・
写真を撮ろうとすると 嫌がれられる・・・
手でさえぎられた・・・
後で知ったのだが、イスラム教の女性の写真を
撮るのは失礼な事なのだそうだ・・・
すみませんでした・・・・
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街に コーランの 音が流れる
敬虔なイスラム教徒は
一日 5回お祈りの時間があるそうだ・・・
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何か とても厳粛な雰囲気
街の中の モスクにも行ってみた・・
やはり 厳粛な雰囲気・・
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イスラムの国では
自分を 「律する」 と言う生き方を感じる・・
断食の習慣 ラマダーンもその一つだろう・・
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そんなイスラム文化に ほんの少し触れただけでも
あんな テロを起こすような人たちの宗教ではない
絶対に違う・・・という感じがした・・
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イスラム原理主義の 過激派だけだろう
「聖戦」 だなんて言って 機関銃を持つのは
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何か 自分の暮らしている欧米スタイルや
物質的に豊かな、経済優先の日本の文化が
少し汚れて、不謹慎なものに見えてしまった・・
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たった数日でも 異なった宗教国家、
王国を見るのは 何とも新鮮だった・・
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今年も もう一つ イスラムの国を
訪問してみようと計画している
投稿者 : 2006年01月11日 06:31
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