2006年01月10日
Mustn't か Can
日米を行ったり来たりして、
色々な人と会っていて、
同じ事でも色々な言い方、考え方の違いを
たくさん感じてきた・・
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最初に アメリカに来て
日本と違う 表現方法について気がついた
それは
あることを 「規制する」 時の告知方法の違い・・
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例えば
ある部屋に立ち入りが制限されているとする
日本では、夕方 6時から 翌日の昼12時まで
「入室を禁ず」 と書かれている事が多い・・
一方これがアメリカでは
昼の12時から夕方6時までは「自由に入室できます・・」
と書かれている場合が多い・・
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これ 本当は 同じ意味・・・
でも どうだろう
読んだときに 受ける感じが
ぜーんぜん 違う・・・
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日本人は Must not を使うのが好き・・
アメリカ人は、どちらかというと Canを使おうとする
そんな違いを感じる・・
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これ 何でもない事のようだが
実は とても人間に与える印象が違うと思う・・
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ダイエットしている人に
一日 1900カロリー以上 絶対に摂取してはいけません!
と言うのと
一日 1900カロリーまでなら何でも食べていいですよ・・
と言うのでは
ひねくれている私なんか、精神的に受ける印象が
大いに違ってくる気がする・・
同じ事なのに・・・
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何でも 日本人 は規制するのが好き・・
ほらほら そこー! 駄目だって! すぐ怒る・・
アメリカでは、 皆
自由にさせたり、させてもらうのが好き・・
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日本の社会に閉塞感があるのは
この風潮が基本にある・・・と
内田は偉そうに 分析している・・・
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人間 そりゃ誰だって
「してもいいよ」 と言われた方が気分がいい
そう言われると、その通りしてみようかと考える・・
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反対に 「しては いけない !」 と言われると
私なんかは 「なら 内緒でやってやろうじゃないの」
なんていう気になってしまう・・
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子供に対しても
相手に対しても
お客様に対しても
部下に対しても
出来るだけ 英語で言えば Can を使う言い方を
心がけると 思わぬ発見がある・・
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相手が こちらの言った事を守ってくれる
素直に 言う通りにしてくれたりする・・・
「はい 分かりました。ありがとうございます」 なんて・・
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日本人の 思考に Must not の代わりに
Can の思考が大きくなると
日本という国はものすごく成長力のある国家になると思う・・
もともと勤勉で、優秀な民族だから・・
やる気が出ると これ かなりすごい・・
投稿者 : 2006年01月10日 13:39
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