2006年08月15日
人選
今年 サッカーや野球のワールドカップで
盛んに 誰が監督で そしてどの選手を日本代表に
選ぶか・・・・
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試合の結果の前に
代表選手の 人選についてのニュースが
何度も マスコミを にぎわしたことがあった・・・
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何人もいる 優秀な選手の中から
ある一定の人数を選ぶ
あるポジションに 誰かを選ぶ・・・
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今は 徹底的にその選手ごとにデータを取り
監督が 自分の最終判断で決める・・・
選ばれたら断る選手は 稀である
だって 日本代表って名誉な事だから・・・
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最近は 若くて 有能で 強い選手を選び
一人一人の トッププレーヤーを集めて
最高の働きをさせて チームを勝たせようとする
当然と言えば 当然・・・・
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今から29年前の8月
ミュンヘンオリンピック が開催された・・・
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当時の 大きな話題になり
私も 自分で高校時代その
国際中継をテレビで見て 感動した
男子バレーボール・・・
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準決勝での ブルガリア との試合
優勝候補だった日本は
大方の予想に反し 大苦戦・・・
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セットカウント 0-2 と絶体絶命のピンチを迎える
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そこで 松平監督は
若手の有能な選手をベンチにさげ
南 中村 などの古参選手と交代させた
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結果は 皆さんのご記憶の通り
あ ゴメン
知らない年代の人もいるか・・・
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奇跡的な 逆転3セット連取で
準決勝を勝ち進んだ・・・
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そして 決勝で東ドイツを破り
見事 金メダル
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選手交代時に思った
最初 なんでこんな年寄り選手を出すのか?って
あー ベンチでずっと応援していた古参選手にも
オリンピックで最後の1セットを 味合わせてやろう・・と
そんな 松平監督の温情かな・・・
あー もうダメだ! ・・・・ なんて
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人選をする時には
チームに 無くてはならない要素を加味するのだろう
パワー、 スピード、 頭脳プレー、 そして花のあるプレーヤー
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勝つために どのチームも その監督の戦い方に
人選の 基準が決まってくる・・
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最近 何でも
能力主義・・・
若手起用・・・
過去の実績・・・とか
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この選び方の方が公平だ とか言って
ありとあらゆるデータを基にした考課で
選手や幹部を選ぶけど
この時代に ふとミュンヘンオリンピックの
男子バレーボール 古参選手の活躍を思い出した・・
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温故知新 とも言う
昔の先輩や 過去の経験に多くを学ぶ
そして
逆境には 若手より意外と古参兵の方が
対応がうまい事だってある
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チームを 作るとき
まー あくまで選ぶのに苦労するほど
人材がたくさんいるのが大前提だけど・・・・
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ちょっと年配だし
若手ほどのスピードは無いけれど
いぶし銀のようなプレー、
粘り強くいい仕事をする人を
決して忘れたくない・・
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こういう人材を もう古い・・・とか言って
切り捨てるのは
進化でも 進歩でもないと思うから・・・
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気迫とか、しぶとさ とか
いざと言う時
古参兵の活躍は頼りになるものだ・・・
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今日は道徳的な結論では ないけれど・・
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人を選ぶ時は
こんな要素を絶対に忘れない方が良いと思う・・・
投稿者 : 2006年08月15日 05:23
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