2006年09月15日
船を焼く
別に 放火するわけではない
船を焼く と言うのは
自分の 退路を断つと言う意味・・
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太平洋の孤島に船でたどり着く
この先 どうなるか
食料はあるのか
住んでいけるのかどうか分からない
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そういう状態に自分が置かれた場合
船を焼くかどうか
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そんな 焼くわけが無いでしょう・・・
帰れなくなっちゃうじゃないの・・・危ない
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そうその通り
普通の人は 船を焼かない
でも
起業したいとか
このまま一生サラリーマンで終わりたくない
あるいは
出来れば このビジネスに後半の人生を賭けてみたい・・・
そんな風に思っている人には
まず この自分の船を焼くのが最も大事だと思う・・・
へー?・・・・・・・・
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帰れなくすると
もう ここで何とかしなければ死んでしまうかも・・
と言う
火事場の馬鹿力が沸いてくるから
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何としてもやり遂げないと・・・と
藁(わら)をもつかんで 這い上がろうとするから
自分が潜在的に持っている パワーが出る
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通常 人は
この脱出用の船をたくさん用意しようとする
貯金・・
生命保険・・・
入院保険・・・
それに 養老年金・・・
色々と 万が一 とか 将来の老後に備える
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備えあれば憂いなし だけど
備えすぎると 成功もない・・・
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何 ? 内田さん あんたいつも
「リスク管理が大事」 なーんて言ってるじゃないの!
はい・・・
リスクは管理して、最悪を想定して事に当たる・・・
これ 大事・・
でも <やる気>に加えて
<やらないともう後が無い> と言うパワーは
<備え>とか <保険>と比較するレベルのものではない
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もう 後が無い・・
これで成功しなければ 明日から一文無しだ
人間そういう状況に追い込まれた時に出る
あの 馬鹿力が必要だと感じる・・
窮鼠 猫を噛む みたいな・・・
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これでダメなら またサラリーマンに戻ればいいや
とか
これで失敗しても 親の財産があるしー
そのような「安心感」が、実は何も成功しない
病巣となる・・・・
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よく事業に成功して
どんどんビジネスがうまく行って
大きな利益を上げている企業のトップが
いきなり! 大きな賭けに出ることが多々ある
莫大な借金をして
この新規事業が失敗したら
今の会社の隆盛、屋台骨は 吹っ飛ぶくらいの
大きなリスクを取るケースがある・・
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知らない人は
何 馬鹿げた事を
気でも狂ったの?
今のままで 十二分に利益が出てるのに
自殺行為だ!って
知らないから そう言う・・
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今 逆境にあっても
順風満帆の状況にあっても
本当に もう後が無い
断崖絶壁まで行った時のように
自分の船を焼いて 事に当たれるかどうか
これが成功 と 失敗の分かれ道だと思う・・・
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えっ 私?
そう 企業としてブランド力 や 信用のある
給与待遇面で日本でもトップクラスの
サントリーと言う会社を辞めて
安定を捨てた・・・
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だから もう戻るところは無い・・
サントリーの名刺とか 肩書きとかも何も無い
信用も、実績も 全部自分しだい・・
もう自分に、どこかへ戻る救助船とかボートは無いし
後が無い・・・・
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だからこれ
成功するように他人に頼らずやるしかない・・・・
投稿者 : 2006年09月15日 13:19
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