2006年12月20日
お見通し
昨日 サントリーのオーナー ご一族の方から
本を届けていただいた・・・・
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サントリーの故佐治敬三様の奥様から
驚いた・・・
先日私が佐治会長のお墓参りに行ったのを
誰かからお聞きになったのか？
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でもカードには そんな事は何も書かれていなかった
内田さん お元気？
近況と この本を読んでください・・・・としか
カードには書かれていなかった・・・
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この奥様は
本当に聡明で 万事によく気のつく方である
私は 皇室レベルの気配りをなさる方・・・・と
勝手に佐治夫人のことを評していた
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ロンドンやハワイでお会いする度に
どんなお叱りや注意を受けるか
気になる・・・と言うより
怖かった・・・・
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私のする事が 気が利いていないと
ご指摘を受ける・・・・
こちらは 平民だし 分からない
最初のうちは
緊張で胃が痛くなった ことを覚えている
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でも 若い頃からオジンくさかった私は
ある時期から もう悟った
自分には到底 佐治夫人のように
一流の気遣いや、 配慮は出来ない・・・って
奥様から言われた事を きちんと処理する
ただ 一生懸命やればそれでいいや・・・と
考えられるようになった・・・・
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奥様から見れば
たかが自分が 何か気を利かせても
別にどうと言うこともない
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むしろ 奥様がどう思うかが怖いのは
単に「自分の評価」が気になっている証拠だ・・・と
さすが 内田は そう悟った・・・
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間違っていたり
気の遣い方が足りなければ
もっと良い方法を教えていただけばいい・・・と
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もう 無理だ 自分には
この奥様に 誉められようなんて望む事自体が・・・無理
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そう 考えられるようになってきた・・・
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だって 奥様は全部 ＜お見通し＞・・・だから
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それ以来 自分がある顧客や仕事と向き合うとき
全て ＜お見通し＞だ・・・と
考える癖がついたようだ・・・
何でも
そりゃ もちろん 私欲や 打算で
ある程度は 相手をだましたり
そこそこ カモフラージュすることは可能かも知れない・・・・
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でもね お客様は
結果は 全部お見通しだ・・・と
そういう風に考える・・・・
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仕事やビジネスでも
要領の良い人がいる・・・
世渡り上手で
自分の出世や功績を常に考え
そのために全ての時間と労力を
惜しまない 人がいる・・・・
部下はその為にいる なんて勘違いして・・
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計算ずく ・・・・ 策略
時には
周到なる準備と 配慮・・・・
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でも だ
所詮 それって 最後は
マジに仕事で結果を出そう
と言う気持ちがあるかどうか・・・？
本当に心の底からその人のことを思いながら
一生懸命やっているか
本当に 相手や顧客の「為」を思って考えて
やってるかどうか・・・
そういう姿勢で 全て決まると思う・・・
誰かが 自分の背中を見ている・・・みたいな
そんな感じかな・・・・
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結局は 「全部お見通し」 だと
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よく 会社の為とか 顧客の為・・・てなことを言いながら
全部自分のやりたいようにしようとする人がいる・・・
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結果 自分の面白い方に
プロジェクトの方向を合わせたり
自分自身の評価を上げる為に
仕事をする人が
全くもって多くいらっしゃる・・
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私は 清々と
自分の出来る範囲で あくまでその方の将来を思い
最善を尽くせば それで十分・・・！
そのように悟ってから 自らの顔の表情が
少し穏やかになってきたと思う・・・
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日本人が ＜サムシンググレート＞の存在を知って
自分の 身の丈をわきまえて
裏でごまかしても
たとえうまく繕っても
＜全てはお見通し＞・・・・と考える
そんな 精神が身につくと
その人の日々の動き、 働き、 言動は
見るからに
地にしっかり根付いた重厚なものになる
そんな気がする・・・
投稿者 
: 2006年12月20日 22:25
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