2007年06月29日
愛情表現
昨日のボクシングは 徹底的に腹筋と足腰の
トレーニングをする・・・
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他の連中が お休みだったり
遅く来るから アレンに付きっ切りで
しごかれた・・・
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大学時代 アメラグのプレトレ、夏合宿で
立てなくなるほど しごかれた日を思い出した
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アレンは 人に教えるのが上手だ
誉めて 目をかけて そして
時々 叱咤してくれる・・・
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私の やる気を引き出してくれるし
一生懸命 私の一挙手一投足を
気にかけてくれる・・・と言う
一種の愛情表現を感じる・・・・
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私の父親は 山口県萩市の出身
若い頃から 東京へ出たけど
両親は 山口の人だった・・・
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その頃の日本の田舎には
一種独特の 愛情表現があった・・
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今は知らないけど
良い意味でも 悪い意味でも
親兄弟 子供に干渉する・・・・
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何している?
大丈夫か?
何処へ行くんだ?・・・って
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私の父は
口を開けば そう私に言ってきた
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・
今日は 何処へ行くんだ?
新宿だよ・・
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誰と行くんだ?
○○ と △△だよ・・・
ふーーん
・
何をしに行くんだ?
買い物・・・
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ふーーん 何を買う?
シャツ と 靴を見る・・・
そうか・・
・
・
で 何時頃帰る?
わかんないよ 夕方から
飲みに行くかも知れないし・・・
どこで?
だから 新宿だよ・・・
・
で 誰と行くんだ?
だから ○○ と △△だって・・・
うん・・・ そうか
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・
じゃ 何時頃帰るんだ?
だから 分かんない ってば・・・
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・
どこへ 行くって?
新宿だって 何回言えば分かるんだよ・・・
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いつも こんな感じだった
父親は 真面目で心配性で
いつも そう何度も 同じ事を聞いてくる
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本当に 面倒くさくて
その頃は うるさくて うるさくて
ホトホト 困ったのを覚えている
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でも あれは ウチの父親特有の
愛情表現だったのでは・・・ と思う・・・
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気にかけている・・
心配している・・・
何時に帰宅するか 待っている
あまり 遅くなるなよ・・・って
わざと 干渉する・・・・みたいな
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うるさくて 面倒くさくて
その頃は 嫌に思った会話が
今では 懐かしい・・・
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その夜遅く 終電で
午前1時頃自宅に帰る・・・
そーっと玄関のドアーを開けると
父親が 寝室から出てきて
何だ ずいぶん 遅いじゃないか・・・・って
あー ・・・・・・・・・・・じゃ おやすみ!
そう 愛想なく 自分の部屋に入る
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心配して声をかける
余計な事まで聞く
それも 何度も同じ事を
繰り返し聞く・・
夜は心配して
自分の帰宅を待っていてくれる
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聞かれる方 待たれる身としては
外で 悪い事なんか出来なかった
だって
そこまで オヤジが自分のことを
心配しているから
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その頃 放任主義なんて言う言葉が
流行していたけど・・・・
普通 親は放任なんかしてくれなかった・・・
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むしろ
子供心に 親の愛情を感じたものだ・・・
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私の父は 長男を10歳で病気で亡くしているし
その生まれかわりに 事故が無い様に
無事に 新宿から帰ってくるように
心配する と言う
父 独特の愛情表現だった・・・・と
今では 思い起こす
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やはり 親子や友人でも
目をかけたり かけられたり・・・・と言う
愛情は、かけがいの無いくらい
尊いことだと思う・・・
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アレンに 帰り際に聞かれた
マサル ・・・ 来週火曜日 また来るか?って
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あー もちろん 来るよ・・・
OK Have a nice weekend !・・・ って
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この歳になっても 自分を待っていてくれたり
心配したり目をかけてくれる人がいるのは
ありがたいものだ・・・・
投稿者 : 2007年06月29日 06:42
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