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2007年11月06日
請求書
一週間ほど前 ある請求書が自宅に届いた
クアキニ・メディカルセンターから・・・・
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あー 来た来た・・・ 意外と早かったな・・って
盲腸で入院した時の医療費の請求書だった・・
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封を開ける・・・・
うーん 15,000ドル位かな・・・・・??と予想する
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はずれ!
病院から 私の加入する保険会社への
請求が19,000ドル・・・・・ 約220万円かな
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うーん はずれたか・・・・
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集中治療室とその後二人部屋に五日間入院・・・
ま これくらいが相場か・・・って
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しかしこの19,000ドルは いわゆる
病院の請求する治療費の定価だ・・・・
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これが実際 保険会社との間に交わされている
特別レートに修正される
病院から保険会社には 実際
約10,000ドルしか請求されない
保険会社専用のディスカウント・レート・・・
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この金額の約1割が 病気をした個人の負担額・・・
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だから 1,000ドルの支払で済んだ・・・
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ちなみに今回のケースで
医療保険に入っていないと
支払額は 19,000ドルである・・・
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いや その前に
もし保険が無かったら
病院が受け入れてくれたかどうか
それが心配だ・・・・・・
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病院だって 取りっぱぐれは嫌だから・・・
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アメリカに住んで 仕事をするには
医療保険が不可欠だ・・・
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ハワイは ほとんど病気もしないし
まー 怪我と言っても大した重症を追うことなんか
滅多にないからまだマシであるけど・・・
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しかし
米国に住んでいると おちおち病気にもなれない
そう言う人が多いのは あながちジョークではない
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アメリカの人口 約3億人のうち
約5~6千万人が医療保険に未加入とか・・・
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保険が無くて 病院に行けずに
その結果 亡くなる人もいる訳だ
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生きるも 死ぬも 金次第か・・・・
何だか世界で一番豊かな国に
住んでいるような気がしない・・・
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でもこれが現実・・・
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そうしたら 三日ほど前に また別の請求書が届く
担当してくれた外科医の診察料だった・・・
診察の為に
病室に来てくれ診てくれた毎に
120ドルくらいがチャージされている
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保険でかなりがカバーされてはいるが
合計 私の負担が112ドル・・・・
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やれやれ
アメリカで病気をすると高くつく・・
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ブルネイ王国みたいに
国民の医療費は タダ・・・なんて訳には行かないにしろ
この医療保険や 医療費自己負担額そのものの高さ
何とかならないだろうか・・・・
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点滴と医療器械の使用コストだけではなくて
医者の損害賠償保険の掛け金も大きい・・
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医者一人につき 患者への賠償保険の掛け金が
年間10万ドルだとか・・
へー!
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豊かな国の隠れたコスト増の原因
それが 訴訟社会にある・・・と
皆 知っている・・
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投稿者 : 2007年11月06日 22:19
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コメント
星砂と青空さん
そうですか。心配ですね。
本当にアメリカでは医療保険が命綱ですね。
しかし、健康のありがたさを思い知らされます。
どうぞくれぐれもお身体 気をつけてください!
投稿者 内田 : 2007年11月11日 17:17
私も8月に胸痛のため、キャッスルメディカルセンターに2晩入院しました。退院の時、請求見積り額が11,000ドル余り(実際の請求額は13,130ドルでした)で、その10パーセント分の支払いを請求され、びっくりしました。(退院時に500ドル払いました。)その後保険会社の交渉で7,500ドル近くが減額され、保険会社が5,100ドル余り払ってくれ、私の残りの支払いは、100ドルぐらいで済んだのですが、あちこちの医者や医療機関から次々と請求書が届き、「いつになったら、完全に支払いが終わるんだろう?」という感じです。最近レイオフされ、保険がなくなった矢先、また胸痛に見舞われ、不安な日々です。今仕事をもらっているテンプの会社からの医療保険に入ろうと思っていますが、"Pre-existing condition"で、胸痛の治療に保険が効かないかもしれないので、これもよく調べないといけません。アメリカで生活していると、医療費のことを考えるだけで、病気になりそうな気がします。ふう~っ!!(ため息)
投稿者 星砂と青空 : 2007年11月11日 07:06