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2009年05月26日
メモリアルデー
昨日25日は 米国ではメモリアルデー
戦没将兵追悼記念日 全米の祝日だった・・・
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アラモアナ・ビーチパークでは
灯篭流しが 行われた・・・・
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戦争で命を落とした英霊と
海難事故で命を落とされた方々を
慰めるために・・・・
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自分も 父方の叔父が
第二次世界大戦で戦死している
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自分は米国に住んでいるけれど
日本人なので やはり日本の
軍人の方のお話しを・・・・・・・
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第二次大戦時 海軍大将
連合艦隊司令長官だった 山本五十六 元帥は
ハワイの真珠湾攻撃の準備を進め
日米和平交渉が決裂した場合
ヒトカップ湾に集結させておいた連合艦隊を
ハワイに移動させる戦略を取った・・・
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米国との戦争は その軍事力 国力の違いから
完全なる奇襲で 米国の太平洋艦隊を壊滅させ
米国の戦意喪失を誘い
短期決戦・早期和平にのみ
日本の活路がある・・・・と考えていたそうだ
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山本長官は 海軍の指揮官達を前に
こういう話しをした・・・・そうだ
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皆に 言っておく
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我々日本人は 昔から アメリカに関し
こう言う教育を受けてきた
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アメリカ人の物質的に豊かな生活を 贅沢主義
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働く態度は 怠惰で墜落的
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生活を楽しむ姿勢を
快楽主義的と決め付けている
しかし これらは とんでもない間違いである・・・
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もし我が国が 米国と戦争となれば
これまで戦ってきたどの国よりも手強く
最強の敵となることを、肝に銘ぜよ・・・・・・・・・・
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これは 決して油断を戒める為の言葉ではない
自分が この目でしっかりと見てきた 事実である・・・・・・・・・と
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山本長官は大正8年から 三年間
海軍付きで 米国日本大使館勤務となり
ハーバード大学に学んでいる・・
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今から 90年ほど前の アメリカに住み
実際に 学び、体験した日々を通じて
各指揮官に そう訓示したのだろう
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1920年代の アメリカは
モータリゼーションが普及し
世界一豊かな生活を味わっていた時代だそうだ
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アメリカに住んでいて 思う・・・・
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山本長官の言った通りだな・・・と
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アメリカ人は
仕事をしない・・・・・・・働かない・・・と言われるが
意味があり、しっかりとした報酬と
インセンティブが明快に設定されると
馬車馬のように働く・・
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国土が広く ドル紙幣の印刷機を持つ国だから
多くの国から何でも輸入し バンバン消費する
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生活を楽しむ・・・・人生を楽しむ
これこそが 人生の目的 生きる意味だ・・・
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楽しむ事を 罪悪とは思わない国民性
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しかし ラテン系とは やや違い
楽しむ上でも 節度がある方だと思う・・・・
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快楽主義 堕落した国民性? そうね
中にはドラッグをやって フラフラになっている
人間も多いが
通常は 多くが 国威高揚に興味が有り
世界の中で 大国としての存在感を
高めたい・・・・と 考える
愛国心溢れる 国民性を感じる
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山本長官は 真珠湾攻撃が大成功を遂げた後に
実は その攻撃開始前に
日本からの宣戦布告文書が
米国 国務省に届かなかった事実を知らされ
愕然とする・・・・・・・・
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(後にこれが米国の策略だったと 歴史上で明らかになってはいるが)
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当時 その事を知らされた山本長官は
最後に 海軍の参謀達を前に こう言う・・・・・・・・
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「眠れる獅子を 起こしたも同然である・・・・・・・」 と
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アメリカ人の 愛国心に火をつけてしまった・・・と
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アメリカは 人権尊重 民主主義の国だが
かつ 軍国主義の国だ・・・・・・
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建国以来 昔から 一貫して
「富国強兵」策を 国の政策の根幹にしてきている国
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今でも 毎日のように米兵が
イラク・アフガニスタンで戦死している・・・
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アメリカは いつの時代にも
どこかの国を 戦っているように思う・・・・・・・
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そんな戦没者慰霊の日の献花は
全米のあちこちで 行われている・・・・・・・・
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投稿者 : 2009年05月26日 00:35
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